[0517] パソコンを免許制にしよう?

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0517   2000/01/28.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14871部
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 <プレゼントからプレゼンに>

■デジクリトーク
 パソコンを免許制にしよう?
 須貝 弦

■デジクリトーク
 イラストレーターになるまで、イラストレーターになってから
 目黒詔子

■「ip2000」プロジェクト奮闘記  00010(1/28)
 誘惑セッテイング
 川井拓也

■セミナー案内
 Fireworks 3 とDreamweaver 3 を使った
 Web サイトデザインおよび Web サイト構築テクニック



■デジクリトーク
パソコンを免許制にしよう?

須貝 弦
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パソコンは難しいとよく言われるが、何が難しいのだろうか。インターネット
の設定だろうか。それとも、アプリケーションの使い方だろうか。私が思うに
はデータ作成、つまりはドキュメントの作成が難しいのではないかと思う。

「ドキュメントを作る」といっても、いろいろある。ワープロのデータ、デジ
カメのデータ、それらを組み合わせたチラシのデータ、表計算のデータ――と
さまざまなモノが考えられる。これらのドキュメントを効率良く作成し、運用
していくというのは1日にして成せるようなことではない。

しかし、これができない人は「パソコン弱者」のレッテルを貼られてしまうこ
とになる。「ドキュメントを作る」なんて、デジクリの読者なら当たり前の行
為かもしれないが、その「当たり前」と思われていることができないで、苦労
している人がたくさんいるのである。

フツーの会社にいると、まわりにひとりくらいはパソコンに弱い人がいるもの
だ。電源を入れたりとか文字を入力したりとかは、今やほとんどの人ができる
し、まったくの素人でもわりとはやく覚えることができる。しかし、そこから
先がたいへんだ。「見積もり書を作る」とか「プレゼン資料を作る」といった
実践的なドキュメント作成の段階には、なかなかたどりつけないのである。

私が DTP をやっている印刷会社に勤めているときでさえそうだった。パソコ
ンができない人=オジサンとは限らない。大学生のバイトや新入社員なんかも
その範疇に入る。これらの人には当然誰かが教えるのだが、頭ごなしに結論だ
けを教えようとしても、まったく成果はあがらない。注意しなければいけない
のは「自分の常識=みんなの常識」とは限らないということだ。

「たとえば」の話だが、ファイルをダブルクリックで開くことはできても、ア
プリケーションメニューから「開く...」コマンドで書類を選択するというこ
とができない人が、現実に存在する。ワープロを使っていて、半角カタカナと
全角カタカナの違いを意識できない人がいる。そういう人がメールを使うと、
結構面倒なハナシになる。そんな話は、いくらでもあるのだ。

そういった人たちには、手取り足取り教えてあげるしかない。その人が売り上
げ予測のデータをエクセルでいちから作るようになるにはかなりの時間がかか
るかもしれないが、そこは辛抱強くやるしかない。直接教えてあげられる・教
えてもらえる、だけでもヨシとするべきだ。

まわりにパソコンユーザーがいない人、老後の趣味にとパソコンを買ってしま
った人は、さぁたいへん。まわりに聞ける人がいない以上、あちこちのメーカ
ーのサポートに電話をかけまくることになる。

たとえば、デジカメのデータを使って顔写真入りの名刺を作るとする。でも、
コンパクトフラッシュの中の画像データをパソコンで読む方法がわからない。
まずパソコンメーカーに電話。「デジカメのメーカーに聞いてくれ」と言われ
てデジカメのメーカーに電話をし、データは無事開ける。そしてデジカメメー
カーのサポートに「おたくのデジカメで撮った写真で名刺は作れるの?」と聞
けば「それはソフトウエアメーカーに…」と言われ――となる。ユーザーは操
作方法を聞くのが目的ではない。本当に聞きたいのは「顔写真の入った名刺の
作り方」なのだ!

ちょっと変わって、「ドキュメントを効率良く作成し、運用する」という観点
から言うと、中途半端にいろいろと覚えた人も厄介な存在となる。いい例が、
Illustrator にハマッた人だ。なんでも Illustrator で作ろうとする。極端な
話、掃除当番表のようなものまで作ってしまうのだ。

まわりの人間が全員 Illustrator 使いならいいが、フツーの職場ならエクセ
ルでパパッと作るだろうし、そのほうが作り替えるのがカンタンなのは言うま
でもない。

ページ物のドキュメントを、QuarkXPress や PageMaker があるのにも関わら
ず Illustrator で作るというのも、よく聞く。私は10代のときに、どうでも
いいワープロ文書を Illustrator で作っていて「ムダ」と言われたことがあ
る(しかし、QuarkXPress をワープロのかわりに使っていたこともある)。

しかし、よく考えてみれば「昔はみんな素人だった」のだ。私だって、コンパ
クトフラッシュとスマートメディアの違いがわからないような人間だった。そ
れが今のレベルにまでなるのに費やした時間、労力、費用――。思い返してみ
れば、バイクの免許の方がよっぽど簡単だった。車の免許は持っていないが、
たぶん車の安全運転よりパソコンを使った正しいドキュメント作成の方が、よ
っぽど難しいハズだ。

それならばいっそのこと、パソコンを免許制にしてしまえばいいんだ! と思
ってしまったのは、たぶん私だけだろう。

【すがい・げん】gsugai@hh.iij4u.or.jp

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■デジクリトーク
イラストレーターになるまで、イラストレーターになってから

目黒詔子
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こんにちは。ディジタルイメージ会員の目黒詔子と申します。マックを使った
イラストで仕事をいただいたりしていますが、元はぶなんな OL でした。

これからデビューしたい読者の方を想定して、体験したことなどを書きます。
そのため、デビューについては少し長く触れます(宣伝も入っています)。

まず最初に、「私はイラストレーターになる!」という信念があったかという
と・・・お恥ずかしいことですが、あまりなかったかも知れません。絵は好き
でした。

つまり、ほとんど何もない状態でした。そこから絵を描き、仕事するうちに教
えていただいたり、気付いて行ったりしたことを書かせていただきます。

はじめて持ち込みをした直接のきっかけは、怒りだったような記憶があります。
「パソコンの絵」と言えばアニメ塗りが、その頃(今も?)の一般的なイメー
ジでした。雑誌に CG が紹介されると、「映画で使われている何かスゴイ特殊
効果」か「アニメっぽい絵柄」・・・。「CG って、それしかないの?」

実際には私の絵はコミックスの影響もあり、大きく見ればアニメ絵と重なる部
分もあります。ただ、「アニメ塗りとは違う」と思うことで、自分を励まして
いました。

ともかく普通の OL だった人が、「CG にはもっと多彩な表現がある筈!」な
どという立派な(?)精神で、持ち込みをはじめました。

ですが実際は、理想や「絵が好きで」というきれいな気持ちだけではなく、同
僚が辞めていく仕事の先行きに不安があり、スキルアップできる仕事をしたか
ったことや、目立ちたいという不純な気持ち・・・もあったのです。

そんな頼りない状態で、編集の方に作品を見てもらいました。最初の編集部で
は、すぐにお仕事はありませんでした。そのかわり、他の部署の編集の方が、
他社でイラストレーターを探していることが判りました。パソコン上で見る小
説で、読者の数は限られていましたが、その挿絵を描くことに。・・・地味な
お仕事です。

けれども、その小説には、女の子の心の襞が生き生きと可笑しく、時には美し
く表現されていました。生っ粋の文学少女だったとはお世辞にも言えない私に、
この作品は、小説と触れあって挿絵をつけて行く楽しさを教えてくれました。

ライターの方も、男性が多いゲーム業界の中、女性の視点でしっかりとした小
説を書かれていて、単行本を何冊も出されている実力派。

でき上った挿絵は、どうやら作家さん・読者の方にもご好評になったようです。

その後、最初の出版社から、文庫の装丁のお仕事をいただくことができました。
自分が何になって行くかは知らず、夢中で目の前に来る仕事をする日々・・・。

最初はプロダクションや編集部が珍しく、プロの編集の方、漫画家の方とお話
しをするだけで、ミーハーな私は有頂天でした。

つまり、絵を描いて仕事(雑誌でも書籍でも)を作るということ(自主性)が、
抜けていたのです。一緒にお仕事する方々と、何かを作っていくことが仕事な
のに。

でも、一緒にお仕事させていただいた方々が、真剣に何かを作ろうとしていて、
お話した一言一言が、何かを作るための言葉、私を成長させてくれる言葉だと
いうのも、だんだん分って行きました。さりげなく昔の作品を見せて、上手く
なって来た過程を示してくれたり、いいファッション雑誌を教えて下さったり。

新人だったこともあります。ただ、一点一点のお仕事に集中し、仕事に関連し
て知らなかった世界を調べ、自分の中に構築して行くことは、楽しく、呆れる
ほどやっており、それは幸いしていたようです。

「自分たちが何かを作っていること」。全体としてどんな物を作りたいか理解
すること。その為に相手の言葉に耳をかたむけ、本文を読み、自分を押し出す。
シンプルですが、大切な実感でした。

一方で、編集の方に何かを指摘をされると、腰の座っていなかった私は悩んで
しまうこともありました。でも、その時には、デッサンをやり直したり、かえ
ってそれまで知らなかった奥深い絵の世界があることが判り、絵に対する情熱
が生まれて行ったようです。

壁に突き当ると、余分な物がそぎ落とされて、地の絵に突然戻ったりします。
そぎ落とされた時出てくる部分が実力で、その部分は普段からの積み重ねが物
を言う気もします。逆に、閉ざされていた気持ちが開けて他の作家さんのすご
さや深さが見えて来て、やがてまた描きたくなりました。

残って行った芯の部分が、少しづつ以前より強く、良い物になっているように
も思えます。また、見てくれる人も感性が優れています。そうやって良くなっ
た絵はアピールする場合もあります。

長くなりました。記事として「何かドラマチックなことを」と考えてみたので
すが、私の知っている漫画家の方々も(少ないですが)、きらめく才能で華々
しくデビュー!・・・と見えても、自発的に仕事を取って行った人が多いです。

しばらく、絵に迷いを持って、ブランクができてしまいました。この文章は、
ブランクがきっかけで、自分にとって、大事だと思うことをまとめようとした
のかも知れません。

今の私のささやかな野望は、子供の頃から密かに惹かれていた世界で、お仕事
をさせていただくこと。それがパブリックな物として楽しんでいただけるのか。

そんな絵が、雲の上の人のように尊敬していた方ばかりのディジタル・イメー
ジ展のアンケートで、驚く程ご好評をいただくことが出来ました。女子高校生
から美大生、会社員、御年配の方までに喜んでいただきました。よろしければ、
HP まで見にいらして下さい。

お仕事も、募集中です。これからも、楽しかったり落ち込んだり、立ち直った
りしながら、だんだん良い絵を描けるようになって行きたいです。

【めぐろ・のりこ】serene@yk.rim.or.jp
装丁イラスト:ロードス島伝説ルールブックシリーズ・GURPS サイオニクス
(角川書店・文庫)妖精メリュジーヌ伝説(社会思想社・文庫)他
バーチャル・ビューティー5(Agost)に掲載予定。
http://www.yk.rim.or.jp/~serene/home/index2.html

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■「ip2000」プロジェクト奮闘記  00010(1/28)
誘惑セッテイング

川井拓也
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さて、世界一周の船にプロダクション機能を載せ、複数のコンテンツを制作し
ていくという骨格が分ってきた「ip2000」プロジェクトですが、それだけでは
まだ企画として甘いですね。なにを? 誰が? どうやって作って行くのか? 
デジクリで発見した「プレゼンテーション競演会 DAP―だっぷ 弾もう」とい
う CG 映像コンテンツのイベントも2 月にあるし、それを皮きりにバリバリプ
レゼンしていって賛同者を増やし、今年の後半を本当に世界を回りながら映像
・音楽コンテンツと WEB コンテンツ制作三昧にしなければ! まずは最初に身
近な人から誘惑です。(ウフッ)

レギュラーで制作してきた、スカイパーフェクTV の「INDIGENOUS」シリーズ
のスタッフは5 人。データ放送部分を除くと3 人です。リールタイムNITRO と
いう WindowsNT のツイン CPU の機材を使用して制作しています。60 分の番
組をこの業務用とはいえ、プレミアで編集するのはかなりきついのですが、コ
ストダウンのためにだんだん回を重ねるごとに編集時間を短縮できております。

最初は1 週間だったのですが、なんと現在は3 日まで短縮! CM も1 週間編
集にかけますが、テレビでこの時間はギネスものでしょう! まあニュースも
のとかには負けますが、CM 制作会社の編集の常識からすると「ギネス」もの
という意味ですね。

そのスタッフで沖縄料理に行くことになりました。小さな新年会を兼ねて、六
本木に繰り出しました。普段は食事すらけちっているチームですから、ほとん
ど清水の舞台から飛降りるような気分。「INDEGENOUS」は、沖縄のバンドであ
る喜納昌吉&チャンプルーズがアメリカをイロコイ連邦に向って旅する「白船」
というツアーを素材として一部使わせてもらっているので、沖縄料理にしよう
ということになったわけです。

もともとこの企画は、ディレクターの大房さんという人が「来週からインディ
アンの村を喜納昌吉さんと回るんだけど、ビデオカメラないかな?」というこ
とからうちが TRV900(3CCD) のカメラを貸したのが発端でした。その素材を見
ながら「これどっかで番組にできますよね~」なんていいながらプレゼンした
ら、シリーズとして決定したわけです。プレゼンってしてみるもんです、ハイ。

で、喜納昌吉さんの素材だけだと、インディアンというより喜納さんの番組に
なってしまうので、追加撮影をしようとクロウフェアというインディアンの祭
りに撮影隊を出したわけです。(たった2 人のね)

で、部隊は六本木に戻ります。日頃の感謝もあるし、新年会みたいなものなので、
私は東急ハンズで買物をして3 人のスタッフへのプレゼントを買っておきました。
当然それは日頃の感謝でもあり、これからの私のプロジェクトを話すためのオイル
(?)みたいなものにするためです。珍しい料理を食べながら「タラーン!」と
おもむろにプレゼントの袋を取出します。「なーに川井さん。いきなり」

ちょっと自分で興奮しながら、どういう順番でプレゼントからプレゼンにつな
げようか考えていました。
(続く)

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Web サイトデザインおよび Web サイト構築テクニック
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化を遂げた Fireworks 3 を中心に、多くのグラフィック制作のテクニックを
公開します。同時にリリースされた Dreamweaver との連携によって、より効
果的なWebサイト構築の解説も併せて行ないます。

日時 2月2日(水)
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場所 デジタルハリウッド東京校
   〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg
   電話 03-5281-9221 Fax 03-5281-9229
   JRお茶の水駅・地下鉄お茶の水駅下車
   地図はWebをごらんください
   <http://www.siliconcafe.com/event/2000/dhmap.htm>
料金 一般:5000円
   デジタルハリウッド在校生&卒業生:3000円
   料金は当日支払いです。
   領収書発行希望の方は、当日受付でお申し出ください。

申し込み 完全予約制
     以下の項目を明記してメールあるいは電話で受付します。

 ・氏名(メールの方はよみかなも記入して下さい)
 ・職業
 ・連絡先
 
メールはまで
Subject(メールのタイトル)はデスマッチセミナーとしてお願いします。
お電話のお申し込みはデジタルハリウッド東京校 03-5281-9221まで

※お申し込みをされないで、当日お越しいただく場合、満席の場合は入場でき
ないことがありますので、ご了承下さい。

主催/シリコンカフェウェブデザインスタヂヲ
後援/デジタルハリウッド
   /マクロメディア株式会社
協力/パイナップルカンパニー株式会社

※当日の写真撮影、ビデオ撮影、録音は周囲の御迷惑にならなければ許可します。

講師 森川眞行(もりかわまさゆき)morikawa@siliconcafe.com
シリコンカフェウェブデザインスタヂヲ主宰。グラフィックデザイナー歴20年。
10 年前に Macintosh に遭遇し DTP を開始。元関西 DTP 協会会長。阪神大震
災を境に Web デザイナーに転向。自らの Web サイトコンテンツには1 日20万
ヒットを記録し続ける G-TOOL もある。デザイン活動の傍ら雑誌などに執筆も
行う。主な著書/「FIREWORKS徹底解析」「一撃必殺!FIREWORKS2」(いずれも
オーム社刊)

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■編集後記(1/28)
・「追悼の達人」ふたたび。嵐山さんが実行するまで、追悼文を読み比べると
いう失礼なことをする人がいなかったからわからなかった、いろいろな作家の
性格があらわになっている。作家の日記は作為があるが、追悼文が残って読み
くらべされようとは思いもしないだろう。盲点であり、油断である。この本に
は、文学史上の発見ともいえる意外な事実がぞろぞろと出ている。おもしろい
ったらない。そこでわたしは、買いそろえたものの半分も読んでいない文庫版
「ちくま日本文学全集」50巻の今年前半での読破を誓うのであった。(柴田)

・Music Watch でプレゼントが当たった。よろこんで封を切ったら持っている
ものだった。くじ運の悪い私だが、持っているものが当たるパターンだけは、
やたら多い。電子手帳を買った直後に当選した時は嬉しくて涙が出そうであっ
た。いや、一番嬉しかったのは、おこぼれを受けた弟であろう。あれが私のモ
バイル事始めだったが、数年後にはザウルスが出てしまい、その上その電子手
帳は電池入れ替えに時間がかかったらアドレス帳などのデータが消えてしまう
というシロモノであった。それ以来、二度と使っていない。(hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
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