[0523] 「ソニースタイル」はひとつの選択肢だ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0523   2000/02/04.Fri発行
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■デジクリトーク
 「ソニースタイル」はひとつの選択肢だ
 須貝 弦
 
■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 00015(2/4)
 レスポンス2
 川井拓也

■コンクール案内
 「OPEL Digital Challenge 2000」開催
 ~グランプリ賞金100万円/各賞受賞者はヨーロッパ・ツアーにご招待~

■展覧会案内
 新人イラストレーターの登竜門「イラストレーション」誌上コンペの年度賞
 イラストレーション2000 ザ・チョイス大賞展

■コンクール案内
 第4回日本デジタルアートコンテスト 
 「ベネッセ賞」新設、子供のためになる作品が授賞対象 締切り2月10日



■デジクリトーク
「ソニースタイル」はひとつの選択肢だ

須貝 弦
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ソニー(の子会社)が自社の家電製品を販売するWeb サイト「ソニースタイル」
を大々的に立ち上げたのをご存じだろうか。それも、多種多様な「ネット専用
モデル」を用意して。ゲートウェイやデルの例があるように、コンピューター
メーカーが通信販売による直販を行うということはあったが、国内の家電メー
カーでは初めてである。

なかでも注目されているのがパソコン、つまり VAIO シリーズの販売だ。「ノ
ンリニア編集」「スマートモバイル」といった目的別のページがあり、さらに
その中で予算に応じていくつかの組み合わせが用意されている。

トップで紹介されているのは、ミニタワーのデスクトップマシンに、Adobe
Dynamic Media Collection(Premiere 5.1 や After Effects 4.0 などがセッ
トにされたものだが、After Effects が旧バージョン。もちろん最新バージョ
ンへの無償バージョンアップの対象だが……)の、「バイオ クリエイティブ
パッケージ」だ。ソフトウェアのほかにも3年間のサポートや1年間のインター
ネットサービスの契約までついてくるという。

価格は決して安くはないが、店頭にはない組み合わせの商品で、独自性を打ち
出している。なぜ安くはないかというと、販売店の反発を抑えるためだ。ソニ
ーの目的は小売店の顧客をすべて奪い取ってしまうことではなく、メーカーと
消費者とがダイレクトに付き合う「パス」を設けることにあるようだ。

また、ネット上で受注したパソコンのセットアップなどを販売店が担当したり、
また販売店側でも独自の商品構成を加えられたりといったフォローも考えられ
ているようだ(現在のところは準備中のようだが)。この点が、最初から販売
店を無視している PC 直販メーカーや、販売店にケンカを売っているアップル
とは違っているところと言える。

確かに、ネットで販売するのなら中間マージンを省いて安くしてほしいという
声も上がるだろうが、それで販売店や既存の系列の流通業者が衰退するような
ことになっては、メーカーからすると失うモノのほうが多いかも知れない。

また、これからパソコンを買おうとしているユーザーや、他のメーカーのハー
ドと併せて検討するユーザーにとって、ショップが果たす役割というのは不変
でもあるだろう。3 年に一度パソコンを買い替えるようなユーザーが、実際に
商品を見ることなく、ネット上で注文できるだろうか。私には、そんな勇気は
ない。

たとえば、ショップにもソニーの Web につながったマシン(販売ツール)が
あって、そこで実際の製品を見ながらショップの店員と商談を進めていく……
というやり方も考えられる。商談がまとまれば、ショップがその場でメーカー
に発注をかけるというやり方も考えられる(それでも実際の商品は流通代理店
経由で出てくるだろうから、物理的なモノの流れは全然変わっていない)。

今回の件は、ソニーが唐突に発表しただけあって、新聞などで大きく騒がれて
いるが(業界通に言わせると、ソニーが喧伝しているということになる)、結
局のところ「買い物のスタイルがひとつ増えた」と考えるのが妥当である。と
くに白もの家電など、すべてがネット販売に移行するのは難しい。

とはいいつつも、ネット販売の流れがある程度できてくれば、ネット銀行によ
る決済のシステムも鍛えられていくし、ネット銀行に参入しようとしているソ
ニーとすれば、お金の流れまで含めてユーザーを囲い込める。ユーザーからす
れば、ある程度囲い込まれることによって、ほどよい安心感を得ることができ
るわけだ(まぁその程度のことだ。これもソニーだからできるっていうコト)。

・SONYトップページ
http://www.sony.co.jp/
・SONY STYLE
http://www.jp.sonystyle.com/

【すがい・げん】gsugai@hh.iij4u.or.jp
メモリースティック・ウォークマンと VAIO ノートのセットもあるよ。さぁ、
みんなで囲い込まれよう!といいつつポータブル CD プレイヤーは Panasonic
の、間もなく25歳青年男子(やばーっ!)。VAIO ノート欲しいなぁ。
http://www.dgcr.com/mac/

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■連載
「ip2000」プロジェクト奮闘記 00015(2/4)
レスポンス2

川井拓也
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さて、世界一周の船にプロダクション機能を載せ、複数のコンテンツを制作し
ていくという骨格が分ってきた「ip2000」プロジェクトですが、なにを? 誰
が? どうやって作って行くのか? まずは賛同者を集めながら企画を練って
行こうと思いました。
2月にプレゼンツールを作り、披露できるようになったら具体的なスポンサー
を集めて4月に制作準備! 5月に出航だ! 私は布教する代りに「夢」を伝染
させていくことを「布夢活動」と命名することにしました。

布夢をさかんにすると「フムフム」となり「夢」はあらたな「納得」(?)へ
と変化していくのでした。連載も10回を越した先週に、一度「連載を始めたこ
との告知」をメールを100人の方に出してみました。もちろん自分の連載部分
の10回分の文章を添えて・・

今日は後半です。

・システム系の御仕事のお友達(メールで出会った友人)
かなり目が疲れたけど、結局連載読んじゃったよ。
がんばってるねー。
男が夢を語るのは、いつでも良いものだわ。(^o^)

・デザイン系の友達(発想がすごくおもしろい人)
アタクシも少しまえまで購読していました。
それはさておき、
川井さんの悪巧みは面白いです。
実現に向けてガムバッテ下さい。
期待しております。

・某デジタル系ショップの店主(VJ イベントで出会った)
お世話になります。
何やらオモロイ&タフなこと始めましたね!
いつでもこえかけて下さいね!

・Web プロダクションのマネージャーさん
(ちょうどその時期仕事をしていた人)
日刊デジクリの件、メールありがとうございました。
早速、購読申込登録させて頂きました。
日刊ということで、あの激務の中、川井さんのチャレンジには
頭がさがる思いです。
毎日、楽しみにしております。頑張ってください。

・コンポーザーの方
(企画自体を思いついた時に一緒に乗りたいとイメージした人のひとり)
こんばんは。バックナンバーありがとうございました。
ベトナム行きたいですね。とても。
船上で作曲もしてみたいですね。
別に船をテーマにした曲を作るつもりはありませんが。。。
理想論かもしれないけど、限られた機材環境をフルに使って、
活動をしてみたいってのは昔からあります。
(量的にはぼくは他の作曲家よりも少ない方ですが、もっと減らしたい)
本当のノマドになりたいって事ですね。
システムとは、速度や(多い)量、広さを優先した
農耕型だけが唯一ではなく、移動しやすい(少ない)量を
第一とする遊牧型もあって良いと思います。
もちろんモバイルという概念は一般化しつつありますが、
今の所は所詮でかいシステムの一部、あくまで端末ですよね。
最終的にはでかいシステムに吸い取られるための仮のメモリ。
船上という環境が、なにかそういった流れを変えるきっかけに
なるんではないでしょうか?

・若い演出家(仕事をして取材対象に迫るテクに驚いた)
6月からの参加じゃだめっすか?
5月いっぱいまで仕事入ってました。
でも世界、行きたい!

・某代理店の営業の方(仕事をさせていただいた人)
連載メールを拝見しました。
おもしろいですね。
ip2000のお役に立てるかどうかはよく分かりませんが、
是非一度、詳細のお話を聞かせて下さい。

(引用終了)

ということで、その後もいろんなところから反響がありましたが、まだ話し始
めて間もないので「おもしろそうだね」止り。

しかし、上の引用の中のコンポーザーの方のように、これから説明しようとし
ているコンセプトを先に感じてくれた人もいてうれしいかぎりです。これから
このものめずらしいプロジェクトを本当に稼動させるための挑戦が始ります。

と、連載していたらなんと DMP の締めきりが来週に迫っているではないです
か! 大変 オフィシャルの企画書をすぐに作らないと間に合わない! しか
し日々の業務がなぜか激増して、さらに会社の組織すらゆるがす大きな事件が
いくつも勃発!

うぐぐぐ、しかしアドレナリンでてきましたよお~!
(続く)

▼あやうく落ちそうだった本日分、でした。

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■コンクール案内
「OPEL Digital Challenge 2000」開催
~グランプリ賞金100万円/各賞受賞者はヨーロッパ・ツアーにご招待~
http://challenge.opel.co.jp/
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<以下は主催者情報>

実施スケジュール

参加登録受付開始 2月15日より開始
・募集要項掲載
・素材ダウンロードページ オープン

作品受付 3月24日(金)~ 2000年4月8日(土)
※Data郵送にて受付(3月中旬本ページにて掲載)

授賞式
6月(予定)の受賞者ツアー期間中にヨーロッパにて実施

発表 6月(予定)インターネットホームページにて

協力
バイオネット(衛星放送スカイパーフェクTV 749 ch)
リアルネットワークス株式会社
日刊デジタルクリエイターズ

主催 
日本ゼネラルモーターズ株式会社
オペルジャパン
お問合せ先:challenge@blitz.opel.co.jp(Eメールのみ受付)

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■展覧会案内
新人イラストレーターの登竜門「イラストレーション」誌上コンペの年度賞
イラストレーション2000 ザ・チョイス大賞展
http://www.genkosha.co.jp/il/il1997.html
http://www.recruit.co.jp/GG/2000/g8-0002.html
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<以下は主催者情報>

これは「イラストレーション」(玄光社発行/隔月刊)が毎号誌上で行ってい
るコンペ「ザ・チョイス」の年度賞の展覧会です。「ザ・チョイス」はプロ・
アマチュアを問わない門戸の広い公募展で、イラストレーターを目指す新人の
登竜門として定評があり、年間約5000名、18000点以上の作品が寄せられます。
この審査は大変ユニークで、毎号第一線で活躍するアーティスト、アートディ
レクターがたった「ひとり」で行い、作品はその名の通り「○○さんのチョイ
ス」として選に入るわけです。そして年度毎に、各号を担当した審査員6名が
集まり、入選作品の中から大賞、優秀賞、入賞を決定します。

これらの作品を紹介するのが「ザ・チョイス大賞展」です。第17回目の今年は、
大賞1名、優秀賞1名、入賞6名が決定いたしました。会場では、入賞・入選者
52名の作品115点を展示いたします。

会期 2月7日(月)~3月3日(金)11時~19時(水曜日は20:30まで)
土・日・祝祭日休館 入場無料
主催 玄光社「イラストレーション」編集部

オープニングパーティー&授賞式 
2月7日(月)19時~ クリエイションギャラリーG8

第111回クリエイティブサロン ゲスト:都築潤 
日時 2月26日(土)14時~16時
会場 リクルートGINZA8ビル 1Fロビー(ギャラリー隣)
入場無料、要予約
予約、問い合わせはギャラリーG8受付(TEL.03-3575-6918)まで

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■公募案内
第4回日本デジタルアートコンテスト 
「ベネッセ賞」新設、子供のためになる作品が授賞対象 締切り2月10日
http://www.agosto.com/artcon/artcon.html
───────────────────────────────────
テーマ:こどもに良いもの
応募条件:未応募のものであれば商業作品も可能
応募分野:イラスト・ファインアート、フォトイメージング、Web/インタラ
クティブ、QuickTime Movie/QuickTime VR、3D/キャラクター部門
(新設)オリジナルまたはロイヤリティフリーのモデリングデータを使用した
人物・ 動植物・ロボットなどのキャラクターデザインなど

募集要項はサイトからPDFをダウンロードしてご覧下さい。

▼これはねらいがはっきりしているから応募しやすのでは? めざせデジクリ!

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■編集後記(2/04)
・新しいビールが出るたびに必ず試しているが、おお、これは、、、と感動す
る物件にあたらない。今日の新聞に出た「サッポログランビア」や「キリンク
リアブルー」なんてのも期待している。昨年からいろいろ飲みくらべて「サン
トリーマグナムドライ」が定番になった。そして時々「よなよなエール」とい
う軽井沢の地ビールを楽しむ。これはぶどうのような香りがする不思議な味覚
である。地ビールコンペで金賞とか。ビールがうまい季節に早くなれ。(柴田)
http://www.rakuten.co.jp/yonayona/

・格闘漫画。どこまで強くなるねん、と突っ込みたくなる漫画は多いけれど、
「グラップラー刃牙」「バキ」は、強烈すぎて作者は大変だろうなぁ、と思っ
てしまう。伝説になるような格闘家を作り出したり、戦い方を考えたり。だい
たいガイアと範馬勇次郎は同程度だったんじゃないのか~! どうやって勇次
郎を倒させるつもりなんだ、作者さん。引用しようと思って探したが、秋田書
店のサイトってないのね。なんかびっくり。        (hammer.mule)
http://www2f.biglobe.ne.jp/~teru/baki/

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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