[0580] 自分にピッタリと合う画材

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0580   2000/04/13.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 15916部
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 <CGも粘土と同じ。丸めて、切って、伸ばし>

■デジクリトーク
 自分にピッタリと合う画材
 小川アリカ

■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0057(4/13)
 二つめのスカパ番組枠決定!
 ------世界一周出航(5/22)まで残り39日-------
 ------南十字星出航(8/31)まで残り139日------
 川井拓也

■デジクリトーク
 上田萬画大学2000 春休み萬画セミナー レポート(その2)
 斉藤加代美
 
■イベント案内
 竹尾創業100周年記念 TAKEO PAPER SHOW 2000「考える紙」

■公開レビュー案内
 「日本語文書の組版指定交換形式」JIS素案 第2次公開レビュー 実施中

■展覧会案内
 「オフラインもも展」も4月20日~22日に開催! 
 すべての参加作品をデジタルアートの祭典で展示 



■デジクリトーク
自分にピッタリと合う画材

小川アリカ
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イラストレーターになった時、最初に師匠がおっしゃった言葉が「この仕事を
長く続けていくつもりなら、まず自分にあった画材を捜しなさい。紙の凹凸感
だけでも気持ちの和む物とそうでない物があるはず。そんな自分にピッタリと
合う画材を見つけることができれば、仕事も楽しくなる」と。

こうして5年間余り多くの画材に触れ、ようやく粘土に出会い10年程「立体イ
ラスト」を手掛けてきました(面白いことにこの10年の間に粘土もバージョン
アップしてきてるのです)。

そして近年、あるCG作家の方に「そろそろコンピュ-タもしないと、数年で仕
事がなくなるよ」と、アドバイスをいただき、「う~ん、カメラもビデオも触
ったことのない超アナログな私にCGが、扱えますか?」と訪ねると、「CGも粘
土と同じ。丸めて、切って、伸ばして」と、いとも簡単におっしゃった、この
言葉に力を得て、新しい画材に手を触れてみることにしました。

もちろん、スイッチを入れると映るテレビのようなモノだと思っていた私は、
ハード面では散々な目にあいましたが、ソフトの方にはすぐにのめりこんでし
まい、あれ程ためらっていたにも関わらず、今はもう夢中で触ってます。

そのためらいの原因となったのは、画材への執着心。カンバスの香りや、筆の
かすれによるあたたかみなどから得ることのできる安心感や心地よさは、もう
コンピュータからは得ることはないだろうと思っていた寂しさ・・・は、CGを
始めたとたんに何処かへ飛んでいってしまいました!
 
不思議なことに、3Dソフトの球を変型して何かの形に作り変えるのは、掌で丸
めた粘土を指先で引き延ばす感覚と似てますし、景観ソフトBryce4の、クリッ
クする度に変化する海や空の色は、カラーインクが紙の上でにじみ、ゆっくり
と他の色と交わるのを見ている時のような心地よさを、味わわせてくれます。

CGにはそれなりの香りがあると分かった私は、またしばらくの間この画材で仕
事を楽しむことができそうです。

【おがわ・ありか】arika@skyblue.ocn.ne.jp 
1962年神戸生まれ。82年神戸山手女子短期大学芸術学部デザイン科卒業。同年
イラストレーター集団(株)スプーン入社。91年退社。アリカイラストレーシ
ョン設立。92年立体イラストレーションアワードニューヨークにて銀賞、銅賞
受賞。  
http://www2.ocn.ne.jp/~arika/

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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0057(4/13)
二つめのスカパ番組枠決定!
------世界一周出航(5/22)まで残り39日-------
------南十字星出航(8/31)まで残り139日------

川井拓也
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今日は、あと5分で書かないと締め切りに間に合わないので手短になります。

昨日ミュージックフリークTVと打合せをして、DAPでお世話になったディレク
ターから「クリエーターズTV True Colors」の1分から3分の枠をもらえまし
た。これは「洋上デジタルプロダクションip2000奮闘記」というような形にな
り、ピースボートの上でノンリニア編集機やパソコンでどんなことをやってい
るかのレポートになります。またプロジェクトのCM枠もキープ。30秒のCMを作
り、www.ip2000.netの告知とピースボートを使用していることを強調できそう
です。これによりスカパ150万世帯の人間が見られる媒体に露出することがで
きます。このチャンネルは無料チャンネルなので、他の雑誌等で告知すればか
なりの人が「視聴可能」となります。

Pet TVとも打合せ。今後の関係の第一歩という感じでした。環境保護や動物愛
護の観点があるので、NGOの活動とうまく一致する側面もあるなというのが感
想でした。

夜はTOMATOのパーティに。ジョンやマイケル、スティーブと話しました。ユニ
ークなアイデアだからメールでアイデアを送るよとのうれしいマイケルの言葉
も。ジョンはオーストラリアの仕事が一段落したら一週間くらい乗れないこと
もないなと、どこまで本気にしていいのかという反応でした。ピースボートス
タッフもそのパーティに呼んで紹介。他のアーティストの人ともいろいろ話を
して、改めて「アーティスト」をこのプロジェクトにいかに巻き込むのが大切
かが重要だなと思いました。

今日はこれからビデオサロン編集部で連載枠の打合せ。その後、ピースボート
サイドと乗船枠と媒体の報告、次に講談社のWEB現代編集部に行き、連載枠を
もらえるかの打診l、さらに第一興商スタービューへのアリネガ風景映像の提
供の可能性打合せ、夜は関係スタッフとの打合せと怒涛の一日です。

プロジェクトwebページ
http://www.taiyonet.or.jp/kawai/ip2000/
プロジェクト会議室
http://www67.tcup.com/6708/ip2000.html

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■デジクリトーク
上田萬画大学2000 春休み萬画セミナー レポート(その2)
                  
斉藤加代美  上田市マルチメディア情報センター 管理課                
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初めまして皆さん! 今回、私のスキル不足をフォローし続けてくれている事
業課の斎藤さん(通年で55%は2人チームで仕事しているので、かなりの確率
で夫婦と間違えられますが・・残念ながら夫ではない (^^;)縁の下の力持ち)
とプロジェクトを組み、この萬画大学を担当した私、斉藤が、マンガ担当の様
子を紹介させていただきます。

萬画大学の概要は、前者で説明した通りなので、今回3日間講師を務めてくれ
た漫画家の先生をご紹介しましょう。
  
「私は常に思いついたときに書き留めておくの。今は10年前に考えていたスト
ーリーを書き下ろしているのよ。テスト用紙の裏の絵なんて最高よ。なんでも
取っておいてね。....ほら、あの壁にロシア人の顔が見えた」っと木目の壁を
見つめてホワイトボードにささっと人物を描き上げていく、猫柄のスカーフを
ふわっとまとい、猫のバレッタで髪をまとめた、猫大好きの漫画家中山星香先
生。【私にはどうやっても見えないロシア人だったが、子供たちには見えた子
もいたらしい・・・】

「ストーリーが思いつかないときはとりあえず思いついたこと、今見えるもの
を書き出してごらん」と目をきょろきょろさせながら文字を30個ほど書き出し、
『少年』『道』『花』『髪の毛』の文字を選び「少年が道を歩いていると花に
髪の毛がひっかかっていた」(やっぱりホラーだった)と煮詰まったときのス
トーリー作りの裏話やら、刀の持ち方などの描写を指導する、トレードマーク
の忍者姿の漫画家日野日出志先生。
 
このお二人の漫画家の先生の指導の下、マンガ担当の子供たち(小学校高学年
から高校生)の20名が3日間、マンガの基本から応用(スクリーントーンの貼
り方など)、ストーリー作りまでを学ぶマンガの講義が開催された。今年はマ
ンガ担当希望は58名と過去最高となり、抽選の結果選ばれた20名のラッキーな
子供たちが参加した。
 
まず初めは道具の説明。低学年の子供たちは、ペン入れの経験もあまりないよ
うだが、中・高校生ぐらいになると自分の画材道具をしっかりそろえ、道具は
とにかくすごい!プロ顔負け。
 
そして、事前にパソコン担当と打合せをした絵コンテ(なんと!びっくり。こ
の一 番重要な企画、絵コンテをアッという間に30分程で書き上げてしまった
...【これって創りたいものが明確になっているって事! 説明するまでもな
くアニメって何か分かってるじゃん!スバラシイ】)を元にアニメの素材の制
作に入る。

鉛筆を持ったら、「待ってました!」「見て見て先生、私のキャラはこれだぞ
っ!」と自信たっぷりにペンを走らせる子供たち。絵コンテに基づいた作業を
進めている姿は、まるで「アニメ制作ライン」の中で仕事をしているようにも
私の目に映った。

当初の予定では、「3時間でキャラを仕上げるなんてプロでも絶対無理!!」と
いう漫画家の先生の判断だったはずが、「今の子供はなんて手がはやいの?」
と先生が感心するほど、自らの使命感に燃えた子供たちの作業はとにかく早か
った。

そして、シーンごとの必要パーツの絵の作業が2日間かけて行われた。(スキ
ャンできるものからどんどんデータに落としていく・・・それが多い子では25
枚ほどある。2台あるパソコンもフル稼動。【オイオイ! こんなにシンボル
があったら重くなっちゃうよ! これって、「Flash」の仕事じゃなくて、
「Director」や「ペイントマン&コアレタス」の仕事じゃないの! と内心あ
せっているわ・た・し】)
 
2日目の終盤、いよいよ、パソコンに取り込んだ絵に色が塗られ、動く時がき
た。先生に「自分の描いた絵がぐるぐる動く! 楽しいぞ~~」と予告されて
いた通り、低学年の子は声をあげて喜び、大人の仲間入りをしそうな子供たち
は、笑みを浮かべながらもパソコン担当と念入りに打合せを行っていた。この
冷静を装っている最近の子供たちを見て、時代のギャップを感じる。

最終日、パソコン担当に仕上げを任せ、彼らにとったら一番有意義な時間だっ
たに違いない、紙の上での純粋な「マンガの応用」に入る。彼らから先生に質
問の嵐。先生も息つく暇もなく、熱心に答える。特殊なテクニックを伝授して
もらった子供たちは満足そうだ。2日間とにかく作品を仕上げるための作業の
みだったので、子供たちはかなりのストレスがかかっていたのかもしれない・
・・反省する私だった。

「今のこの純粋な絵・心のまま大きくなって欲しい」との先生のアドバイスで
授業は終わった。
 
センターは、「マンガ」を切り口にして、マルチメディアを進めてきた。最近
やっとこのコンセプトのすごさに気がつき始めた私。まさしくマンガには、音
あり、絵あり、ストーリーありとなんでもかんでも詰まっている。これって、
コンテンツの全てかもしれない。

今の時代、3Dのキャラがぐるぐる動くゲームや、見事なクオリティーのアニメ
などが、日常の生活の中に当たり前に入り込んでいる。・・いいえ! 生活そ
のものかもしれない。

この環境で育っていく子供たち・・・これから私には創造できないすごいもの
をを作り上げていってくれることだろう。紙とペン(電源もPCもいらない)を
使って自分の発想を表現しきれる子供たちに、今後期待したい。
  
【さいとう・かよみ】kayo@umic.ueda.nagano.jp
センターの開所当時からのスタッフとして勤務して5年。自分のやりたいと思
うことは120%出きると信じて突き進んでしまう、猪突猛進型人間。(特にイ
ベントに関しては・・)パソコンは、なんでも出来ちゃう魔法のおもちゃ箱。
一人でも多くの人がこの魔法のツール(PC)で、幸せになってくれたらと思
う。センターの主に企画を担当。1歳児のかあちゃん。

上田萬画大学2000のホームページ
http://www.umic.ueda.nagano.jp/2000manga/

上田市マルチメディア情報センター
http://www.umic.ueda.nagano.jp/

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■イベント案内
竹尾創業100周年記念 TAKEO PAPER SHOW 2000「考える紙」
http://www.takeo.co.jp/
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展覧会「RE DESIGN-日常の21世紀」を中心に、「紙とデザイン-竹尾ファイン
ペーパーの50年」「紙とデジタルプリンター」などの企画で構成される。

会期 4月19日(水)~22日(土)AM11:00-PM8:00
ただし、20日の一般公開はPM6:30で終了。3階ホールを除く1階ショウケース、
ガーデンは、引き続き25日(火)まで展示公開。

会場 スパイラルガーデン&ホール(青山)
東京都港区南青山5-6-23 TEL:03-3498-1171 営団地下鉄/銀座線・半蔵
門線・千代田線表参道駅下車 B1・B3出口より徒歩1分

主催 株式会社竹尾 東京都千代田区神田錦町3-12-6 TEL:03-3292-3611

企画/構成 原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所

巡回展スケジュール

大阪展 5月23日~25日 マイドームおおさか1階展示ホールA
名古屋展 5月30日~6月1日 ナディアパーク国際デザインセンタービル
     3階デザインホール

●1Fスパイラルガーデン
RE DESIGN -日常の21世紀- (4月19日~25日)

この展覧会では、創造的な分野の第一線で活躍されているグラフィックデザイ
ナー、建築家、プロダクトデザイナー、服飾デザイナー、照明デザイナー、フ
ォトグラファー、作家など32名がそれぞれ異なる見慣れた日常の製品(モノ)
のリ・デザインを担当いもらい、制作された作品を展示する。これらの展示作
品は、朝日新聞社より書籍『RE DESIGN 日常の21世紀』として出版される。

参加作家と制作テーマ 佐藤雅彦/出入国スタンプ、隈研吾/ゴキブリホイホ
イ、佐藤卓/シール・ラベル系グッズ、田中一光/ゆうパック、谷口広樹/祝
儀袋・不祝儀袋・ぽち袋、藤井保/絵葉書、大貫卓也/タバコのパッケージ、
赤瀬川原平/名刺、浅葉克己/切手・消印、津村耕佑/おむつ、松本弦人/ボ
ーリングスコア・グラフィックス、祖父江慎/小学一年の国語教科書、永井一
正/年賀状、原田宗典/色の名前、鈴木一誌/原稿用紙、ほか。

●3Fスパイラルホール
紙とデザイン -竹尾ファインペーパーの50年-

竹尾のファインペーパー50銘柄を選定し、それらの紙にまつわる50人の思いを
作品とエッセイで展望するもの。収録される作品の映像は、写真家藤井保の撮
り下ろし。この展示内容も書籍として編集し、記念出版する。

参加作家と紙 杉浦康平/NTラシャ、粟津潔/マーメイド、宇野亜喜良/マイ
カレイド、小西啓介/新局紙、勝井三雄/ダイヤペーク 中垣信夫/きらびき、
平野甲賀/OKミューズカイゼル、平野敬子/アラベール、葛西薫/ロベール、
鈴木成一/里紙、左合ひとみ/クロマティコ、ほか。 

●B1Fレストラン「CAY」/シンポジウム -「紙と21世紀の日常」-
Part 1=4月21日金 PM3:00-5:00
テーマ:デザインの領域、紙の領域
柏木博、竹原あき子、深澤直人

Part 2=4月21日金 PM7:00-9:00
テーマ:「リ・デザイン」で何が見えたか
祖父江慎、隈研吾、後藤繁雄

Part 3=4月22日土 PM3:00-5:00
テーマ:紙博士と印刷博士に聞く
原啓志、樋澤明、原研哉

参加無料。各テーマとも、FAXまたはE-mailにて先着順に(定員150名)予約を
受付中。申し込み・問い合わせ先=株式会社竹尾 営業推進部 担当=島田、
吉田 FAX:03-3292-3667 E-mail:info@takeo.co.jp

●1Fショーケース/7 DAYS SHOP "RE DESIGN"(4月19日~25日)
RE DESIGN展で誕生した作品の中から数点を具体的に商品として製作し、展覧
会会期のみ販売する。

●3Fホワイエ/紙とデジタルプリンター
新しいモチベーションに竹尾はどう応えるか。テクノロジーを紙で支える竹尾
ならではのデジタルプリンターとの付き合い方を提案する。

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■公開レビュー案内
「日本語文書の組版指定交換形式」JIS素案 第2次公開レビュー 実施中
http://www.jsa.or.jp/INSTAC/
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<主催者情報>

財団法人日本規格協会(本部:東京都港区)電子文書処理システム標準化調査
研究委員会ワーキンググループ(WG2)では、「日本語文書の組版指定交換形
式」日本工業規格(JIS)素案の第2次公開レビューを、4月1日(土)~4月30
日(日)まで実施します。

第2次公開レビューJIS素案は、1998年12月1日(火)~1999年2月28日(日)ま
で実施した第1次公開レビューJIS素案にお寄せいただいたご意見、及びW3Cの
関連規格との整合性などについて検討を進め、増補・改訂を行ったものです。

この規格は、組版指定付き日本語文書の情報交換を可能とするために、文書中
の諸要素又は指定対象に対して、タグ付け又は特殊記号の組み合わせによって
組版処理の指定を行なう、組版指定交換形式を規定するものです。

これまでWG2で開発を行ってきたJIS X 4051(日本語文書の行組版方法)はさ
まざまなシステムで実装されてきましたが、この規格だけでは現実の問題の解
決という点では十分でなく、特に、電子入稿から出版までの過程を電子的に一
貫して行うことはできません。

この問題を解決するには、JIS X 4051に即し、電子的な入稿を可能にし、著者、
編集者、情報加工会社、印刷会社などの間で、電子的な組版上の指定を交換可
能とする規格の開発が必要となります。

このような観点から、JIS X 4051で規定する日本語文書の行組版方法を完全に
表現可能であるとともに、JIS X 4051で適用範囲外としていた範囲を含めて、
組版指定付き日本語文書の交換形式の標準化を図ることにしたものです。

この規格が普及することにより、電子入稿から出版までの過程を電子的に一貫
して行なうことができるようになり、電子文書の利便性が大きく向上するもの
と思われます。

期間中、公開レビュー資料を印刷物及びインターネト経由のファイルで配布し、
素案に対するコメントを広く募集します。寄せられたコメントは、レビュー終
了後の委員会での審議に反映されます。
■第2次公開レビュー実施概要

●実施期間 2000年4月1日(土)~4月30日(日)
●配布方法 公開レビュー資料は、印刷本文(紙)及びインターネット上の機
械可読本文(ファイル)で配布します。
http://www.jsa.or.jp/INSTAC/

資料の種類 (Acrobat4.0形式 PDFファイル)
規格素案本文(176KB)
別表2及び3(22KB)
附属書1~5(40KB)

●コメント レビューコメントは、住所(自宅又は勤務先)、氏名、勤務先・
所属、TEL・FAX(自宅又は勤務先)、電子メールアドレス、公開レビューを知
り得た媒体名及びコメント内容を明記の上、郵送、FAX、電子メールのいずれ
かで送って下さい。

この素案について電子メールでのコメント送付を希望される場合には、次のア
ドレスにて受け付けています。

芝野耕司(WG2主査)メールアドレス:kumihan@jsa.or.jp

<<お問い合わせ・お申し込みは下記までお願いします。>>

(財)日本規格協会 情報技術標準化研究センター
電子文書処理システム調査研究委員会
WG2事務局 担当:橋本、田中
〒107-0052 東京都港区赤坂4-1-24 TEL:03-3583-8077 FAX:03-3582-0844
E-mail:hashikou@jsa.or.jp

規格素案は、JIS制定の審議に活用し、また素案の内容を変更することなく配
布する限り、複製・再配布・転載は自由です。

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■展覧会案内
「オフラインもも展」も4月20日~22日に開催! 
すべての参加作品をデジタルアートの祭典で展示 
http://www.agosto.com/digart/digart.html
───────────────────────────────────
4月20日~22日の3日間、有楽町・東京国際フォーラムにおいて「Digital Art
2000 Tokyo」が開催される。これは、海外・国内の一流デジタルクリエイター
が一堂に介するはじめてのコンファレンス&展示会である。
http://www.agosto.com/digart/digart.html

このイベントの中で「オフラインもも展」が開催される。これは「もも本」の
版元アゴストが主催するもので、会場内に「もも展」展示スペースが設けられ
る。「オフラインもも展」は、オンラインのもも展と同じくコンクールではな
く、『みなさんの展覧会』である。規定サイズ(A4)にプリントし、パネルに
張った状態で出品すれば、審査なしですべてが展示される。今回は動画、音楽
はなく、静止画のみの展示となる。

応募規定
A4サイズ(縦横自由)にプリントし(どんなプリンタでも可)、7ミリの厚さ
のハレパネに貼る。フレームは不要。裏面に、タイトル、氏名、メールアドレ
ス、ジャンルを書いた紙を貼る。ひとり4点まで出品できる(参加者が多い場
合は展示希望の上位を展示するので、希望順も明記のこと)。公序良俗に反す
ると主催者が判断したものは展示できない。もちろん参加無料。

ジャンルは、人間、美少女、動物、SF、メカ、建築、ファンタジー、クリーチ
ャー、自然、風景、キャラクター、その他。応募作品は原則として返却しない。

締切り:4月14日(金)郵便か宅配便で以下に送る
送り先/問い合わせ先:東京都千代田区六番町1番地 恩田ビル4F 
(株)アゴスト もも展係 電話03-3262-4595

▼これチャンスです。ぜひ参加をおすすめします。
 
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■編集後記(4/13)
・空き地があったらマンションが建つと思え、といわれている。近所に、おお
きなケヤキの木と竹やぶがあって、いずれマンションが建つと噂されていたが
ある日竹やぶがなくなった。今日、ハニー号の散歩のときフトそっち方角を見
たら、見なれたケヤキもなくなっているではないか。もうじきこのへんも環境
は激変する。いまのうちにあちこち写真に撮っておこうと思う。ニコンのクー
ルピックス990はまだ売り出していないのだろうなあ。早く欲しい。(柴田)

・こどもの頃、近所の小学校が廃校となった。しばらくして、そこに図書館が
建つという話があった。引っ越しを考えていたのだが、そのことがあったので
やめた。何年もほったらかしで、校庭が荒れていたのだが、あるとき草が刈ら
れた。いよいよと思っていたら、それからまた何年もほったらかし。工事の車
が入ったのを見て喜んでいたら、そこは老人ホームになるという話であった。
時間が経つとニーズも変わってくるらしい。うちの母は介護福祉士で、今年ケ
アマネージャーも修了した。家族としては、一応、母を見ているし、母の見る
「介護の時間」とかなんとかいうテレビも目の端で見ていた。実技試験の前に
は老人の役をしたりした。大変な仕事だから、私にはできないよなぁ、なんて
思っていた。母には母なりの情熱があるらしくて、上のやりかたが気にくわな
いなんてことも多々ある。老人さんたちを人間として扱わない、そんなところ
もあるらしい。で、なんですか、最近の世の中の「介護関連」の盛り上がりは。
お金絡むとそこまで動きますか、はぁ。          (hammer.mule)


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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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