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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0602 2000/05/17.Wed発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 16239部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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<ファイルサイズが小さいって自慢すると恥ずかしいぞ>
■デジクリトーク
MKチャット対談
フレームレートというのは大切なんだぞ!!
笠居トシヒロ&まつむらまきお
■新製品ニュース
インクナブラ、3DCGの素材集「3DCGデジタル文様」シリーズを新発売
■イベント案内
DTV MANIAX「VJディスカバリー」
~デジタル映像編集の可能性~
■新刊案内
DTPWORLD5/6月号、『DTPファーストブック』
■デジクリトーク
「ip2000」プロジェクトに期待する
柴田忠男
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0602 2000/05/17.Wed発行
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「ip2000」プロジェクトに期待する
柴田忠男
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MKチャット対談
フレームレートというのは大切なんだぞ!!
笠居トシヒロ&まつむらまきお
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かさい: どもども~~、まいどです~~
まきお: いや~、えらいめにあった~
かさい: なんやあ? のっけからどないしたん?
まきお: いやね、とある商用サイトに以前 Flashムービーを提供してたんだけ
どさ、そこのサイトが最近リニューアルしてね
かさい: ほう、そらええこっちゃがな。なんで「エライ目」なん?
まきお: それがさぁ、わしのムービーの表示サイズとフレームレート、何の事
前連絡もなく、勝手に変更して公開されてん
かさい: あらま、そら「エライ目」やな(^^; フレームレートと表示サイズが
変わってしもたら、ムービーそのものの印象まで変わってしまうがな
まきお: そうなんよ。同じサイトで、以前も同じめにあっててね、そんとき、
メチャクチャ怒って怒鳴りつけたんやけど、また同じことやられて、
もう、怒る気力もないよ、あたしゃ
かさい: なんでそんなことになるわけ?事前にそういうの打合せするでしょ?
まきお: まぁ、連絡がなかったのは単純なミスらしいんやけど、あ、説明せん
とあかんな
かさい: そやね、ちゃんと説明して(^^;)
まきお: もともとそのサイトにはいろんな作家の Flashムービーがあるのね。
で、それの制作を請け負うのにフォーマットが決まってるの
かさい: せやろ、普通そうやんね。
まきお: サイズとか、フレームレートとかね。最初の一悶着ってのが、そのフ
レームレートについての仕様が連絡されてなくて、こっちは8fpsでつ
くってたのを12fpsで公開されちまってね(笑)
かさい: 生ファイル渡したん?
まきお: それそれ。ぼくは普通、生ファイルは渡さないのよ
かさい: そやね、あんまやらんよね、まつむらさんは
まきお: うん。フォントとかの問題もあるしね。でもそこはGeneraterを使う
のにどうしても、とかいって、flaファイル納品なのよ
かさい: はあ、なるほど。
まきお: でまぁ、そこのシステムがどうなってるのかまではわからんからさ、
一応信用して渡したのね、flaファイルを。
かさい: ふーん、そしたら勝手にレート変えられちゃったと…
まきお: ついでに、ムービー内のフォントも変えられて公開されてね。ここま
では去年の年末の話なんだけどさ
かさい: フォント… アニメの場合はどうかしらんけど、デザインものやった
ら、ぜんぜん違うもんになりかねんな
まきお: アニメの場合もいっしょじゃっ(笑)!
かさい: (笑)そやろな
まきお: 当時それをやった担当者の肩書きが「デザイナー」やねんで。笑うわ
デザイナーがフォントに無頓着で商売成り立つんかーっ。似たような
フォントに置き換えられたのならまだわかるけど、全然違うフォント
でレイアウトもむちゃくちゃになっとってん。ぜーはー
かさい: まあまあ、押さえて押さえて(^^; で、またおんなじ事になっちゃっ
たと
まきお: んで、今回、そのシステムが変わるとかでね、ムービーの仕様が変わ
ったらしいのよ、うちには連絡なかったけど。で、仕様が変わるのは
まぁ。いいと思うよね? よくある話でさ
かさい: まあ、よくあるよね。 ちゃんと連絡してくれればね(^^;)
まきお: ところがさ、そこは今まで公開してた全ての作品のレートを、12から
10に変更してるらしいのよ。
かさい: 10???! 全部?
まきお: そう。Generaterにのせるから、全部
かさい: 作者全員了解済みなの?
まきお: うちには来てなかったけど(しつこい(笑))、そういう通達がまわ
ったらしいよ
かさい: んで、みんなオーケーしたわけだ…
まきお: 修正するのは修正してください、とかいうことだったみたいだけど、
どこをどうすれば、既存ムービーのフレームレートを変更してもいい
って考えが出てくるのか、それが理解に苦しむのよ
かさい: あのさあ、レート変わっちゃったら、アニメ自体の流れも調整しない
とダメじゃん。全体の尺も変わっちゃうわけでしょ?
まきお: そう。カットとかじゃなくて、動きが変わっちゃうのよ。スローにな
るわけ。トゥイーンだけなら、フレームの調整でなんとでもなるけど
コマアニメで動画描いてると、根本から成立しなくなるよね
かさい: まあ、もちろん Flashの場合はマシンのスペックで再生が遅れたりは
するけど…
まきお: そうそう、マシンスペックなんだけどさ、そこのある担当者もそう言
うのよ。でもね、シロートならともかく、プロならそういったマシン
スペックの差も考えて、動画を作るのね。大多数のマシンで正常に再
生できるようにさ
かさい: まあそうだよね、だいたい遅いマシンに合わせて作るからね
まきお: それがフレームレート変えられたら、大多数のマシンでおかしくなっ
ちゃうわけよ。これは「世の中には遅いマシンもある」とは全然意味
が違うのがわかってないんだよなぁ
かさい: Flashのムービーやったら12fpsがデフォルトやけど、わしらそのまん
まで作ることってまずないね
まきお: ないよね、普通。普通は考えないのか(^_^;)?
かさい: どうかな? あんまり考えてないような気もする(^^;)
まきお: フィルムだと 24fps決め打ちなんだよね
で、セルアニメの場合は 2コマづつとか 3コマづつとか同じ絵を撮っ
て、動画数を調整するねん。それぞれ、いわば12fps、 8fpsにしてる
わけよね、動きと作業量の兼ね合いでさ
かさい: そうだね、理屈としてはそうなるよね。これはフィルムのレートが決
まってるから、そうせざるを得ないわけよね
まきお: ところが、それを Flashでやると、サイズは無駄に増えるわ、トゥイ
ーンはうまくできないわで、大変なんだよね。だからわたしらの場合
は事前に目的にあわせて慎重にフレームレートを検討するのだが
かさい: Flashの場合は そういう無駄が出ないようにレートが可変になってる
って事ね
まきお: 途中で変えられないのが難点なのだけどね
かさい: MKエンジン(注1)がある(笑)
まきお: そう。実はぼくの、MKエンジンを入れて調整してたんだけど、それが
移植時にはずれてて、逆に速度が速くなっててん(笑)
かさい: なんじゃそら(^^;) じゃあ60fpsで動いてたんか?
まきお: いや、仕様が12だったでしょ。それを半分に落として6にしてたの
それが今回10で動いて(ややこしー(笑))結果早回し
かさい: ホンマややこしい(笑) で、結局どないしたん?
まきお: 手ぇ切った。全ての作品を引き揚げた
かさい: (⌒▽⌒; そなんか、ついにキレたわけね
まきお: だってさ、あまりにもシロートじゃん。そんなところに作品預けて、
ズタボロで公開されてさ、評価が落ちるの、わしやもん
かさい: そっかー、イラストやアニメは宣伝にもなるけど、評価を落とす材料
にもなりやすいもんな
まきお: そうよぉ。だって見てる人は、作者の責任だと思うわけでしょう?
かさい: だよねえ
まきお: だから作家はさぁ、自分の作ったモノに責任をとるのと同時に、必死
で守らなくちゃいけないんだ
かさい: まつむらさんはその辺キビシイよね、自分にも他人にも(^^;)
まきお: わははは。いや、このことをね、ここでやってるのもさ、グチを言っ
てるんじゃなくて、勝手に変えられても「そんなもんかなー」って思
ってるかもしれない、キャリアの短い作家にアジテーションしてるの
よ。そうしないとさぁ、こういうおかしなプロダクションとかが増え
るし、作家の地位も下がる一方だからね
かさい: なるほどね
まきお: デザインでもさ、勝手に変えられるって問題でしょう? 変えた結果、
あきらかによくなってれば別だけど(笑)
かさい: うーん、良くなってたら怒るよりも情けなくて泣いちゃうかも(^^;
でさ、さっきの話に戻っちゃうけど、製作時にフレームレートを気に
しないって話ね
まきお: うん
かさい: 多分だけど、かなりのパーセンテージで 12fpsのまま制作してると思
うのよ。12っていう数字がけっこう広い幅でのムービーをカバーして
るとは思うんだけど、それについて何にも考えないのはちょっとマズ
イと思うな
まきお: そうそう。新しい仕様が10ってさ、もうあたしゃあきれたよ。いかに
も動画のことわかってない人間が決めた数値でしょう?
かさい: 10ってのはまた中途半端なレートだよねえ
まきお: 12だとさ、6、4、3、2がとれるんだよね。動画を分割するときに
でも10だと5と2しかとれない。半分か1/5しか選択肢がないのな(笑)
かさい: 2か5でしか割り切れないんじゃ、コマアニメ作るとき秒数計算がやり
にくくてしゃーない
まきお: ほんとは8あたりが一番いいんだけどねぇ、Webには
かさい: 8はけっこうよく使うね、僕も
まきお: 一回転するのに1秒かけて、45度づつだからね。描きやすい
かさい: 歩きのコマ割りもやりやすいよね
まきお: そうそう。つまりね、10って数字を出してきたってことだけで、いか
にアニメを時間で考えてないかという無知をさらけだしてんのね。
と、おもわず語気が荒くなってしまった(笑)
かさい: (笑)まあ、プロテクでまつむらさんも書いてたけど、レートを気に
しないって事の裏側にはムービーを時間で考えてない、って事実があ
るんだと思うよ。だから、やたら冗長なオープニングアニメとか作っ
ちゃう
まきお: そういえば書いたな...あいつら読んでないな(笑)
かさい: その割に、やれファイルサイズは何KBまででないとダメだとか、そう
いうとこはやかましい
まきお: そう! そこもファイルサイズ制限ってのが仕様に書いてあってさぁ、
いまだにファイルサイズ信仰ってのがあるのを見ると今まで自分が本
に書いてきたことが無駄だったのかと思って脱力するよ(笑)
かさい: プログレッシブ・ダウンロード(注2)は何のためにあるのか 考えて
ないんだよね。見る側の快適さとファイルのサイズは比例しないって
あちこちで何度も言ってるのになぁ
まきお: おーい、聞いてるか、某MMのデモンストレーター(笑)ファイルサイ
ズが小さいって自慢すると恥ずかしいぞ
かさい: おいおい(^^;)
まきお: で、そこのプロダクションにも再三いろいろ言ってきたんだけど、結
局話を全部聞き流してたってのがわかったんで、手を切ったのだ
かさい: そかー、まあクリエイターの要望が全て通るわけじゃないにしても、
改変されて黙ってたんではマズイもんな
まきお: ぼくは別にごねてるわけでも、非常識な要求してるわけでもないと思
ってるんだけど、どう(^_^;)? 最低限でしょ?
かさい: だねえ、僕は賛同するけどね。ただ、それが大切なことなんだって認
識がまだまだ低いって事はあるんだろうね
まきお: まぁ、この話にはいろんな要因がからみあいすぎててややこしいんだ
けど、要はフレームレートってのはアニメの命なんだから疎かにする
なよ、と言いたい
かさい: なんかさ、この話読んでおもいっきり頷いてくれそうなのって、数人
しか思い浮かばないんだけど(^^;) A.e.Suckさんとか…
まきお: わはははは。他の大多数はまたうるさいじじーが吠えてると思うのか
なぁ
かさい: どうなんだろうねえ(^^;)
注1)MKエンジン
Flashのフレームレートや時間軸の進行方向を、ムービー中で自在にコン
トロールするためのアクション・ムービークリップ・マツカサ版。
Flash3J Professional Technique 参照
注2)プログレッシブ・ダウンロード
ファイルをダウンロードしながら、ムービーやサウンドを再生したり画
像を表示したりするための技術。疑似ストリーミングとも言う。
【笠居 トシヒロ/グラフィックデザイナー】
最近わりとヒマにしていたが、月末辺りから忙しくなってきそうである。いっ
ぱい買い物してしまったので、またしっかり稼がなくては(笑) 急ぎのお仕
事のご依頼は、今のうちですぜ>クライアントの皆様(^^;)
<http://www.mad-c.com/>
【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
G4に買い換えたのだが、付属のキーボードがとにかく使いにくくてしょうがな
い。よくみたら、JISキーボードってASCIIキーボードよりも横1キー多いのな
(笑)。おかげでリターンが遠くて小指がつりそうである。あと、ホームポジ
ションを表すポッチリがなぜに人差し指? ショートカットをひたすら間違え
て効率悪い。はやくまともなASCIIキーボードに買い換えねば。
<http://www.asahi-net.or.jp/~GU5M-MTMR/>
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■新製品ニュース
インクナブラ、3DCGの素材集「3DCGデジタル文様」シリーズを新発売
http://www.incunabula.co.jp/
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インクナブラでは、3DCGの素材集「3DCGデジタル文様」シリーズを新たに発売
する。「3DCGデジタル文様」シリーズは、Bryceでレンダリングされたビット
マップ画像を収めたもので、6,000×4,000ピクセルの画像からなる。今回は一
挙に6タイトルをリリースする。
曲線をモチーフにした「曲線」さまざまな形状の線を交差させた「直線」メタ
リックな質感を演出した「メタル」バリエーション豊かな文様「不定型」放射
状に広がるイメージの「放射」水面や水滴など水をテーマにした「水」の6タ
イトル。
すべてバックグラウンドの素材として、さまざまな用途に柔軟に使用できるよ
うな構成で作成されていて、6,000×4,000ピクセルの大きなサイズで提供する。
また画像素材は変換時の色の変化を極力解消するため、高品位なインキ・色分
解設定で分解されたCMYKモードの画像を収めた。
素材はMacintosh/Windowsのハイブリッドで、画像データは両方のプラットフ
ォームで仕様可能。インクナブラのWebサイト及び、ミスミのMulti-Bitsで申
込める。「3DCGデジタル文様」シリーズは全て標準小売価格が15,000円。
連絡先 有限会社インクナブラ 〒540-0025 大阪市中央区徳井町2-2-11
LM東本町第3-405 TEL 06-6966-4468 FAX 06-6966-4469
mailto:incun@incunabula.co.jp
インクナブラ素材集のご案内
http://www.incunabula.co.jp/
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■イベント案内
DTV MANIAX「VJディスカバリー」
~デジタル映像編集の可能性~
http://www.dhw.co.jp/
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<主催者情報>
話題の映像クリエイター支援団体R.G.Bが、最新の映像表現であるVJ(Visual
Jockey)を通してデジタル映像表現の可能性をお見せします。更に当日は DJ
を交えたVJプレイも披露。裏話も交え、クラブイベントでは伝えられない 側
面もお届けします。これからVJを目指す方は必見!ぜひご来場ください。
●講演 サワミヤ・ケン氏(R.G.B代表)
映像クリエイターの発掘と地位向上を目的に活動している団体R.G.B代表。最
近では VJ関連にがっちりと取り組んでおり、イベント、ソフトの企画、素材
集のプロデュース等、多岐にわたって活動中。
TomoGrapher(VJ ユニット)
1999年結成。元&現役サラリーマンを中心とした映像集団。コンセプトは、
「誠意がモットーのサラリーマンVJ」。 興奮だけでなく笑いをも味わってい
ただきたく。 お笑いネタから、CG、デザインネタまで幅広く取り揃えており
ます。「TomoGrapher」とは「映像立体裁断」の意。
主催:デジタルハリウッド
企画:R.G.B
機材協力:Roland V-5
協力:シリコンスタジオ(株) / (株)IMAGICA / JUN.E(DJ)
日時:5月28日(日)14:00~15:30
会場:デジタルハリウッド東京校(御茶ノ水)
東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg.
定員:150名(要予約/無料)
申込:お電話かE-mailにて受付しております。
電話:03-5281-9221 mailto:tokyo@dhw.co.jp
※タイトルに「DC0005」と記載して下さい。
※住所・氏名・年齢・職業・電話番号・E-mailアドレスを
明記して下さい。後日参加証をお送りいたします。
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■新刊案内
DTPWORLD5/6月号、『DTPファーストブック』
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デジクリ読者の皆さんこんにちは。DTPWORLD編集部の小木昌樹です。今日は先
週土曜日に発売となったDTPWORLD5/6月号と、4月26日発売の別冊『DTPファー
ストブック』をご紹介させていただきます。
DTPWORLD5/6月号の第1特集は「チラシ&パッケージデザインのオキテ」。DTP
ユーザーの仕事として最も多いのではないかと思われるチラシのデザイン。今
回は素人のデザインをプロが直しながら、大事なポイントや必ず押さえておき
たいオヤクソクをやさしく解説しています。パッケージデザインのオヤクソク
も必見です。
第2特集は「インクジェットプリンタ徹底活用術」。写真と見間違えるほど高
画質に、そして低価格になったインクジェットプリンタ。フォトクオリティを
楽しんだり、カラーカンプを作成したりとその使い方は千差万別です。今回は
アソビからシゴトまで幅広く使えるインクジェットプリンタの活用法をご紹介
しました。
特別企画は「DTP&DESIGN BOOKSスペシャルレビュー」。DTP、デザイン、グラ
フィックに欠かせない書籍やムックなど、参考図書147冊を一気に紹介いたし
ます。
また今回より誌上デザインコンテスト「デザイングランプリ2000」が始まりま
した。第1回の課題はエイボン化粧品のカタログです。誌上では入選者8名の
方の作品を掲載しました。第2回の課題も掲載していますので、皆さん奮って
ご応募ください。
続いて別冊『DTPファーストブック』を担当の田村よりご案内させていただき
ます。
はじめよっ!! パソコンで本づくり
『DTPファーストブック』
定価1,980円
みなさんこんにちは。『DTPWORLD』の別冊として発売中の『DTPファーストブ
ック』をご紹介させて下さいませ。
DTPってなに? DTPになんとなく興味はあるけど今いちピンとこない、ちょっ
と知ってるけどなかなか上達しない……。そんなアナタのために作ったのが、
この『DTPファーストブック』です。DTPソフトの使いこなし術はもちろん、知
っておきたい本づくりと印刷の基礎知識も、初心者向けだからと妥協すること
なく、力一杯紹介しています。ですからプロの方も読み応え十分、一緒に働く
後輩への参考書としてもオススメできる一冊です。
また、必要な事柄はイラストをたっぷり使用して解説しています。見るだけで
大切なことがスッと頭に入ってくる、そんな本を目指しました。絵本としても
楽しめますよ!? 一見、育児書のような赤い表紙を書店で見かけたら(公園で
一人遊びしているお子様が表紙です)、ぜひ手にとってください。そのままレ
ジへ直行していただければ、これに過ぎるヨロコビはありません。
(田村浩 DTPWORLD編集部)
スタッフ募集のお知らせ
『DTPWORLD』『CGWORLD』を発行する(株)ワークスコーポレーションでは、
業務拡張のため有能な人材を募集しています。募集職種は編集、進行管理、ア
ートディレクター、アルバイトなどなど。詳細は弊社WEBサイトをご覧下さい。
http://www.wgn.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリトーク
「ip2000」プロジェクトに期待する
柴田忠男
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川井拓也さんの連載がスタートしたのは今年の1月17日である。わたしは川井
さんと面識がない。いまだに会ったこともないし、電話で話したこともない。
昨年、太陽企画DigitalPLANETの柳瀬三郎ディレクターのワークショップ開
催をデジクリで告知したとき、資料を送ってくれたのが川井さんだった。柳瀬
さんは、わたしが「コマフォト」にいた頃のしりあいである。
今年になって、川井さんから「ip2000」というプロジェクトについて毎日連
載させて欲しいと申し出があった。ipとは「インスパイア」と「インスピレー
ション」の意味であるという。インスパイアというのがみょうに気に入った。
感激させるとか鼓舞するという意味のほかに、霊感を受けた、その筋の意向を
受けた、偏向的な、という意味もある。好きだなあ、こういうの。
「現在賛同者ゼロのこのプロジェクトが奇跡的に成功する、もしくは失敗する
までをこの日刊デジクリで発信したいと思う」というのも好きだなあ。もちろ
ん1月17日現在、川井さんは成功させるという確信でスタートしている。
正直言うと、わたしは成功の確率はそうとう低いと思っていた。こういうふう
にじたばたしたが、結局失敗しちゃった、という話でもいいし、万が一うまく
いったら、成功を支えたメディアとして、誇らしいことだと思っていた。
どっちに転んでもおもしろいことになりそうだったから、ふたつ返事でオーケ
ーを出したのだった。わたしはいつでも思いつきのヒトで、軽率に行動して恥
をかいてきたが、ぴたっとはまるとどんどん展開できる。ただのおちょうし者
だが。
それにしても、川井さんはなんという行動的な男だろうか。ほとんど人間とは
思えない強行スケジュールを楽々と(でもないか)こなしてきた。何回絶望し
たことだろう。たぶん、ふつうの人の一生分の絶望じゃきかないと思う。もち
ろん、希望も歓喜もたくさんあったことだろう。「人生はジェットコースター」
と言っている頃はきつかったろうなあ。とくに自分が社員である会社のプロジ
ェクトにしてしまうところなどは劇的で、社長とのやりとりなんかスリリング
であった。
出航してからどんなおもしろいことが起こるのか、おおいに楽しみである。と
くに、予期せぬトラブルの話、予想通りの苦難、期待しております。それらを
どう乗り越えたかって話がいちばん面白いのです。
▼本日は原稿が間に合わなかったようだ、、、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(5/17)
・昨日は市役所に6回目の陳情に行った。GWを除いて毎週火曜日の定番だ。こ
れほどマメに陳情に現れる自治会は珍しいといわれている。業者の説明会があ
ると直後に内容を報告し、行政指導をお願いするのである。業者の報告よりも
いつも先んじているから、行政対策はこっちが勝っている。だから工事は2週
間くらい遅れさせている。文書類はわたしが一手に引き受けているのだが、も
のすごく時間を食う。そこで5月は完全に休業にした。毎日やることは、犬の
散歩とマンション対策と(南北2件あり)デジクリと昼寝である。これでいい
のかな~。まあ、仕方ないでしょう。仲間の会議が一番疲れるわい。(柴田)
・一度行ったことのある先。念のためターゲットのついている地図をプリント
アウトしていた。地下鉄の出口が30ほどあるので、どの出口が近いかと、駅に
ある案内図と手元の地図を見比べていた。「どちらにいらっしゃるの」と、上
品そうなおばあさんに声をかけられた。「ここなんです」と地図を見せた。笑
顔で、「ああ、このあたりなら」「ここが○○だから」「近くまで一緒に行き
ましょう」と矢継ぎ早におっしゃるので、だいたいわかります、といいそびれ
てしまった。もっと彼女と話したくなったのだ。東京、横浜への一人旅の帰り
で、85才というのに元気。背筋もしゃんとしている。ヨガをしているそうだ。
小さい私の声も聞き取れている。「あの辻を曲がれば目的地ですよ。」親切で、
言葉遣いが丁寧、嫌味がなく元気。なんか涙が出そうになった。(hammer.mule)
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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行 デジタルクリエイターズ
<http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
森川眞行
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担当:濱村和恵
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Copyright(C), 1998-2000 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
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笠居トシヒロ&まつむらまきお
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かさい: どもども~~、まいどです~~
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どさ、そこのサイトが最近リニューアルしてね
かさい: ほう、そらええこっちゃがな。なんで「エライ目」なん?
まきお: それがさぁ、わしのムービーの表示サイズとフレームレート、何の事
前連絡もなく、勝手に変更して公開されてん
かさい: あらま、そら「エライ目」やな(^^; フレームレートと表示サイズが
変わってしもたら、ムービーそのものの印象まで変わってしまうがな
まきお: そうなんよ。同じサイトで、以前も同じめにあっててね、そんとき、
メチャクチャ怒って怒鳴りつけたんやけど、また同じことやられて、
もう、怒る気力もないよ、あたしゃ
かさい: なんでそんなことになるわけ?事前にそういうの打合せするでしょ?
まきお: まぁ、連絡がなかったのは単純なミスらしいんやけど、あ、説明せん
とあかんな
かさい: そやね、ちゃんと説明して(^^;)
まきお: もともとそのサイトにはいろんな作家の Flashムービーがあるのね。
で、それの制作を請け負うのにフォーマットが決まってるの
かさい: せやろ、普通そうやんね。
まきお: サイズとか、フレームレートとかね。最初の一悶着ってのが、そのフ
レームレートについての仕様が連絡されてなくて、こっちは8fpsでつ
くってたのを12fpsで公開されちまってね(笑)
かさい: 生ファイル渡したん?
まきお: それそれ。ぼくは普通、生ファイルは渡さないのよ
かさい: そやね、あんまやらんよね、まつむらさんは
まきお: うん。フォントとかの問題もあるしね。でもそこはGeneraterを使う
のにどうしても、とかいって、flaファイル納品なのよ
かさい: はあ、なるほど。
まきお: でまぁ、そこのシステムがどうなってるのかまではわからんからさ、
一応信用して渡したのね、flaファイルを。
かさい: ふーん、そしたら勝手にレート変えられちゃったと…
まきお: ついでに、ムービー内のフォントも変えられて公開されてね。ここま
では去年の年末の話なんだけどさ
かさい: フォント… アニメの場合はどうかしらんけど、デザインものやった
ら、ぜんぜん違うもんになりかねんな
まきお: アニメの場合もいっしょじゃっ(笑)!
かさい: (笑)そやろな
まきお: 当時それをやった担当者の肩書きが「デザイナー」やねんで。笑うわ
デザイナーがフォントに無頓着で商売成り立つんかーっ。似たような
フォントに置き換えられたのならまだわかるけど、全然違うフォント
でレイアウトもむちゃくちゃになっとってん。ぜーはー
かさい: まあまあ、押さえて押さえて(^^; で、またおんなじ事になっちゃっ
たと
まきお: んで、今回、そのシステムが変わるとかでね、ムービーの仕様が変わ
ったらしいのよ、うちには連絡なかったけど。で、仕様が変わるのは
まぁ。いいと思うよね? よくある話でさ
かさい: まあ、よくあるよね。 ちゃんと連絡してくれればね(^^;)
まきお: ところがさ、そこは今まで公開してた全ての作品のレートを、12から
10に変更してるらしいのよ。
かさい: 10???! 全部?
まきお: そう。Generaterにのせるから、全部
かさい: 作者全員了解済みなの?
まきお: うちには来てなかったけど(しつこい(笑))、そういう通達がまわ
ったらしいよ
かさい: んで、みんなオーケーしたわけだ…
まきお: 修正するのは修正してください、とかいうことだったみたいだけど、
どこをどうすれば、既存ムービーのフレームレートを変更してもいい
って考えが出てくるのか、それが理解に苦しむのよ
かさい: あのさあ、レート変わっちゃったら、アニメ自体の流れも調整しない
とダメじゃん。全体の尺も変わっちゃうわけでしょ?
まきお: そう。カットとかじゃなくて、動きが変わっちゃうのよ。スローにな
るわけ。トゥイーンだけなら、フレームの調整でなんとでもなるけど
コマアニメで動画描いてると、根本から成立しなくなるよね
かさい: まあ、もちろん Flashの場合はマシンのスペックで再生が遅れたりは
するけど…
まきお: そうそう、マシンスペックなんだけどさ、そこのある担当者もそう言
うのよ。でもね、シロートならともかく、プロならそういったマシン
スペックの差も考えて、動画を作るのね。大多数のマシンで正常に再
生できるようにさ
かさい: まあそうだよね、だいたい遅いマシンに合わせて作るからね
まきお: それがフレームレート変えられたら、大多数のマシンでおかしくなっ
ちゃうわけよ。これは「世の中には遅いマシンもある」とは全然意味
が違うのがわかってないんだよなぁ
かさい: Flashのムービーやったら12fpsがデフォルトやけど、わしらそのまん
まで作ることってまずないね
まきお: ないよね、普通。普通は考えないのか(^_^;)?
かさい: どうかな? あんまり考えてないような気もする(^^;)
まきお: フィルムだと 24fps決め打ちなんだよね
で、セルアニメの場合は 2コマづつとか 3コマづつとか同じ絵を撮っ
て、動画数を調整するねん。それぞれ、いわば12fps、 8fpsにしてる
わけよね、動きと作業量の兼ね合いでさ
かさい: そうだね、理屈としてはそうなるよね。これはフィルムのレートが決
まってるから、そうせざるを得ないわけよね
まきお: ところが、それを Flashでやると、サイズは無駄に増えるわ、トゥイ
ーンはうまくできないわで、大変なんだよね。だからわたしらの場合
は事前に目的にあわせて慎重にフレームレートを検討するのだが
かさい: Flashの場合は そういう無駄が出ないようにレートが可変になってる
って事ね
まきお: 途中で変えられないのが難点なのだけどね
かさい: MKエンジン(注1)がある(笑)
まきお: そう。実はぼくの、MKエンジンを入れて調整してたんだけど、それが
移植時にはずれてて、逆に速度が速くなっててん(笑)
かさい: なんじゃそら(^^;) じゃあ60fpsで動いてたんか?
まきお: いや、仕様が12だったでしょ。それを半分に落として6にしてたの
それが今回10で動いて(ややこしー(笑))結果早回し
かさい: ホンマややこしい(笑) で、結局どないしたん?
まきお: 手ぇ切った。全ての作品を引き揚げた
かさい: (⌒▽⌒; そなんか、ついにキレたわけね
まきお: だってさ、あまりにもシロートじゃん。そんなところに作品預けて、
ズタボロで公開されてさ、評価が落ちるの、わしやもん
かさい: そっかー、イラストやアニメは宣伝にもなるけど、評価を落とす材料
にもなりやすいもんな
まきお: そうよぉ。だって見てる人は、作者の責任だと思うわけでしょう?
かさい: だよねえ
まきお: だから作家はさぁ、自分の作ったモノに責任をとるのと同時に、必死
で守らなくちゃいけないんだ
かさい: まつむらさんはその辺キビシイよね、自分にも他人にも(^^;)
まきお: わははは。いや、このことをね、ここでやってるのもさ、グチを言っ
てるんじゃなくて、勝手に変えられても「そんなもんかなー」って思
ってるかもしれない、キャリアの短い作家にアジテーションしてるの
よ。そうしないとさぁ、こういうおかしなプロダクションとかが増え
るし、作家の地位も下がる一方だからね
かさい: なるほどね
まきお: デザインでもさ、勝手に変えられるって問題でしょう? 変えた結果、
あきらかによくなってれば別だけど(笑)
かさい: うーん、良くなってたら怒るよりも情けなくて泣いちゃうかも(^^;
でさ、さっきの話に戻っちゃうけど、製作時にフレームレートを気に
しないって話ね
まきお: うん
かさい: 多分だけど、かなりのパーセンテージで 12fpsのまま制作してると思
うのよ。12っていう数字がけっこう広い幅でのムービーをカバーして
るとは思うんだけど、それについて何にも考えないのはちょっとマズ
イと思うな
まきお: そうそう。新しい仕様が10ってさ、もうあたしゃあきれたよ。いかに
も動画のことわかってない人間が決めた数値でしょう?
かさい: 10ってのはまた中途半端なレートだよねえ
まきお: 12だとさ、6、4、3、2がとれるんだよね。動画を分割するときに
でも10だと5と2しかとれない。半分か1/5しか選択肢がないのな(笑)
かさい: 2か5でしか割り切れないんじゃ、コマアニメ作るとき秒数計算がやり
にくくてしゃーない
まきお: ほんとは8あたりが一番いいんだけどねぇ、Webには
かさい: 8はけっこうよく使うね、僕も
まきお: 一回転するのに1秒かけて、45度づつだからね。描きやすい
かさい: 歩きのコマ割りもやりやすいよね
まきお: そうそう。つまりね、10って数字を出してきたってことだけで、いか
にアニメを時間で考えてないかという無知をさらけだしてんのね。
と、おもわず語気が荒くなってしまった(笑)
かさい: (笑)まあ、プロテクでまつむらさんも書いてたけど、レートを気に
しないって事の裏側にはムービーを時間で考えてない、って事実があ
るんだと思うよ。だから、やたら冗長なオープニングアニメとか作っ
ちゃう
まきお: そういえば書いたな...あいつら読んでないな(笑)
かさい: その割に、やれファイルサイズは何KBまででないとダメだとか、そう
いうとこはやかましい
まきお: そう! そこもファイルサイズ制限ってのが仕様に書いてあってさぁ、
いまだにファイルサイズ信仰ってのがあるのを見ると今まで自分が本
に書いてきたことが無駄だったのかと思って脱力するよ(笑)
かさい: プログレッシブ・ダウンロード(注2)は何のためにあるのか 考えて
ないんだよね。見る側の快適さとファイルのサイズは比例しないって
あちこちで何度も言ってるのになぁ
まきお: おーい、聞いてるか、某MMのデモンストレーター(笑)ファイルサイ
ズが小さいって自慢すると恥ずかしいぞ
かさい: おいおい(^^;)
まきお: で、そこのプロダクションにも再三いろいろ言ってきたんだけど、結
局話を全部聞き流してたってのがわかったんで、手を切ったのだ
かさい: そかー、まあクリエイターの要望が全て通るわけじゃないにしても、
改変されて黙ってたんではマズイもんな
まきお: ぼくは別にごねてるわけでも、非常識な要求してるわけでもないと思
ってるんだけど、どう(^_^;)? 最低限でしょ?
かさい: だねえ、僕は賛同するけどね。ただ、それが大切なことなんだって認
識がまだまだ低いって事はあるんだろうね
まきお: まぁ、この話にはいろんな要因がからみあいすぎててややこしいんだ
けど、要はフレームレートってのはアニメの命なんだから疎かにする
なよ、と言いたい
かさい: なんかさ、この話読んでおもいっきり頷いてくれそうなのって、数人
しか思い浮かばないんだけど(^^;) A.e.Suckさんとか…
まきお: わはははは。他の大多数はまたうるさいじじーが吠えてると思うのか
なぁ
かさい: どうなんだろうねえ(^^;)
注1)MKエンジン
Flashのフレームレートや時間軸の進行方向を、ムービー中で自在にコン
トロールするためのアクション・ムービークリップ・マツカサ版。
Flash3J Professional Technique 参照
注2)プログレッシブ・ダウンロード
ファイルをダウンロードしながら、ムービーやサウンドを再生したり画
像を表示したりするための技術。疑似ストリーミングとも言う。
【笠居 トシヒロ/グラフィックデザイナー】
最近わりとヒマにしていたが、月末辺りから忙しくなってきそうである。いっ
ぱい買い物してしまったので、またしっかり稼がなくては(笑) 急ぎのお仕
事のご依頼は、今のうちですぜ>クライアントの皆様(^^;)
<http://www.mad-c.com/>
【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
G4に買い換えたのだが、付属のキーボードがとにかく使いにくくてしょうがな
い。よくみたら、JISキーボードってASCIIキーボードよりも横1キー多いのな
(笑)。おかげでリターンが遠くて小指がつりそうである。あと、ホームポジ
ションを表すポッチリがなぜに人差し指? ショートカットをひたすら間違え
て効率悪い。はやくまともなASCIIキーボードに買い換えねば。
<http://www.asahi-net.or.jp/~GU5M-MTMR/>
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■新製品ニュース
インクナブラ、3DCGの素材集「3DCGデジタル文様」シリーズを新発売
http://www.incunabula.co.jp/
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インクナブラでは、3DCGの素材集「3DCGデジタル文様」シリーズを新たに発売
する。「3DCGデジタル文様」シリーズは、Bryceでレンダリングされたビット
マップ画像を収めたもので、6,000×4,000ピクセルの画像からなる。今回は一
挙に6タイトルをリリースする。
曲線をモチーフにした「曲線」さまざまな形状の線を交差させた「直線」メタ
リックな質感を演出した「メタル」バリエーション豊かな文様「不定型」放射
状に広がるイメージの「放射」水面や水滴など水をテーマにした「水」の6タ
イトル。
すべてバックグラウンドの素材として、さまざまな用途に柔軟に使用できるよ
うな構成で作成されていて、6,000×4,000ピクセルの大きなサイズで提供する。
また画像素材は変換時の色の変化を極力解消するため、高品位なインキ・色分
解設定で分解されたCMYKモードの画像を収めた。
素材はMacintosh/Windowsのハイブリッドで、画像データは両方のプラットフ
ォームで仕様可能。インクナブラのWebサイト及び、ミスミのMulti-Bitsで申
込める。「3DCGデジタル文様」シリーズは全て標準小売価格が15,000円。
連絡先 有限会社インクナブラ 〒540-0025 大阪市中央区徳井町2-2-11
LM東本町第3-405 TEL 06-6966-4468 FAX 06-6966-4469
mailto:incun@incunabula.co.jp
インクナブラ素材集のご案内
http://www.incunabula.co.jp/
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■イベント案内
DTV MANIAX「VJディスカバリー」
~デジタル映像編集の可能性~
http://www.dhw.co.jp/
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<主催者情報>
話題の映像クリエイター支援団体R.G.Bが、最新の映像表現であるVJ(Visual
Jockey)を通してデジタル映像表現の可能性をお見せします。更に当日は DJ
を交えたVJプレイも披露。裏話も交え、クラブイベントでは伝えられない 側
面もお届けします。これからVJを目指す方は必見!ぜひご来場ください。
●講演 サワミヤ・ケン氏(R.G.B代表)
映像クリエイターの発掘と地位向上を目的に活動している団体R.G.B代表。最
近では VJ関連にがっちりと取り組んでおり、イベント、ソフトの企画、素材
集のプロデュース等、多岐にわたって活動中。
TomoGrapher(VJ ユニット)
1999年結成。元&現役サラリーマンを中心とした映像集団。コンセプトは、
「誠意がモットーのサラリーマンVJ」。 興奮だけでなく笑いをも味わってい
ただきたく。 お笑いネタから、CG、デザインネタまで幅広く取り揃えており
ます。「TomoGrapher」とは「映像立体裁断」の意。
主催:デジタルハリウッド
企画:R.G.B
機材協力:Roland V-5
協力:シリコンスタジオ(株) / (株)IMAGICA / JUN.E(DJ)
日時:5月28日(日)14:00~15:30
会場:デジタルハリウッド東京校(御茶ノ水)
東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg.
定員:150名(要予約/無料)
申込:お電話かE-mailにて受付しております。
電話:03-5281-9221 mailto:tokyo@dhw.co.jp
※タイトルに「DC0005」と記載して下さい。
※住所・氏名・年齢・職業・電話番号・E-mailアドレスを
明記して下さい。後日参加証をお送りいたします。
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■新刊案内
DTPWORLD5/6月号、『DTPファーストブック』
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デジクリ読者の皆さんこんにちは。DTPWORLD編集部の小木昌樹です。今日は先
週土曜日に発売となったDTPWORLD5/6月号と、4月26日発売の別冊『DTPファー
ストブック』をご紹介させていただきます。
DTPWORLD5/6月号の第1特集は「チラシ&パッケージデザインのオキテ」。DTP
ユーザーの仕事として最も多いのではないかと思われるチラシのデザイン。今
回は素人のデザインをプロが直しながら、大事なポイントや必ず押さえておき
たいオヤクソクをやさしく解説しています。パッケージデザインのオヤクソク
も必見です。
第2特集は「インクジェットプリンタ徹底活用術」。写真と見間違えるほど高
画質に、そして低価格になったインクジェットプリンタ。フォトクオリティを
楽しんだり、カラーカンプを作成したりとその使い方は千差万別です。今回は
アソビからシゴトまで幅広く使えるインクジェットプリンタの活用法をご紹介
しました。
特別企画は「DTP&DESIGN BOOKSスペシャルレビュー」。DTP、デザイン、グラ
フィックに欠かせない書籍やムックなど、参考図書147冊を一気に紹介いたし
ます。
また今回より誌上デザインコンテスト「デザイングランプリ2000」が始まりま
した。第1回の課題はエイボン化粧品のカタログです。誌上では入選者8名の
方の作品を掲載しました。第2回の課題も掲載していますので、皆さん奮って
ご応募ください。
続いて別冊『DTPファーストブック』を担当の田村よりご案内させていただき
ます。
はじめよっ!! パソコンで本づくり
『DTPファーストブック』
定価1,980円
みなさんこんにちは。『DTPWORLD』の別冊として発売中の『DTPファーストブ
ック』をご紹介させて下さいませ。
DTPってなに? DTPになんとなく興味はあるけど今いちピンとこない、ちょっ
と知ってるけどなかなか上達しない……。そんなアナタのために作ったのが、
この『DTPファーストブック』です。DTPソフトの使いこなし術はもちろん、知
っておきたい本づくりと印刷の基礎知識も、初心者向けだからと妥協すること
なく、力一杯紹介しています。ですからプロの方も読み応え十分、一緒に働く
後輩への参考書としてもオススメできる一冊です。
また、必要な事柄はイラストをたっぷり使用して解説しています。見るだけで
大切なことがスッと頭に入ってくる、そんな本を目指しました。絵本としても
楽しめますよ!? 一見、育児書のような赤い表紙を書店で見かけたら(公園で
一人遊びしているお子様が表紙です)、ぜひ手にとってください。そのままレ
ジへ直行していただければ、これに過ぎるヨロコビはありません。
(田村浩 DTPWORLD編集部)
スタッフ募集のお知らせ
『DTPWORLD』『CGWORLD』を発行する(株)ワークスコーポレーションでは、
業務拡張のため有能な人材を募集しています。募集職種は編集、進行管理、ア
ートディレクター、アルバイトなどなど。詳細は弊社WEBサイトをご覧下さい。
http://www.wgn.co.jp/
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■デジクリトーク
「ip2000」プロジェクトに期待する
柴田忠男
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川井拓也さんの連載がスタートしたのは今年の1月17日である。わたしは川井
さんと面識がない。いまだに会ったこともないし、電話で話したこともない。
昨年、太陽企画DigitalPLANETの柳瀬三郎ディレクターのワークショップ開
催をデジクリで告知したとき、資料を送ってくれたのが川井さんだった。柳瀬
さんは、わたしが「コマフォト」にいた頃のしりあいである。
今年になって、川井さんから「ip2000」というプロジェクトについて毎日連
載させて欲しいと申し出があった。ipとは「インスパイア」と「インスピレー
ション」の意味であるという。インスパイアというのがみょうに気に入った。
感激させるとか鼓舞するという意味のほかに、霊感を受けた、その筋の意向を
受けた、偏向的な、という意味もある。好きだなあ、こういうの。
「現在賛同者ゼロのこのプロジェクトが奇跡的に成功する、もしくは失敗する
までをこの日刊デジクリで発信したいと思う」というのも好きだなあ。もちろ
ん1月17日現在、川井さんは成功させるという確信でスタートしている。
正直言うと、わたしは成功の確率はそうとう低いと思っていた。こういうふう
にじたばたしたが、結局失敗しちゃった、という話でもいいし、万が一うまく
いったら、成功を支えたメディアとして、誇らしいことだと思っていた。
どっちに転んでもおもしろいことになりそうだったから、ふたつ返事でオーケ
ーを出したのだった。わたしはいつでも思いつきのヒトで、軽率に行動して恥
をかいてきたが、ぴたっとはまるとどんどん展開できる。ただのおちょうし者
だが。
それにしても、川井さんはなんという行動的な男だろうか。ほとんど人間とは
思えない強行スケジュールを楽々と(でもないか)こなしてきた。何回絶望し
たことだろう。たぶん、ふつうの人の一生分の絶望じゃきかないと思う。もち
ろん、希望も歓喜もたくさんあったことだろう。「人生はジェットコースター」
と言っている頃はきつかったろうなあ。とくに自分が社員である会社のプロジ
ェクトにしてしまうところなどは劇的で、社長とのやりとりなんかスリリング
であった。
出航してからどんなおもしろいことが起こるのか、おおいに楽しみである。と
くに、予期せぬトラブルの話、予想通りの苦難、期待しております。それらを
どう乗り越えたかって話がいちばん面白いのです。
▼本日は原稿が間に合わなかったようだ、、、
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■編集後記(5/17)
・昨日は市役所に6回目の陳情に行った。GWを除いて毎週火曜日の定番だ。こ
れほどマメに陳情に現れる自治会は珍しいといわれている。業者の説明会があ
ると直後に内容を報告し、行政指導をお願いするのである。業者の報告よりも
いつも先んじているから、行政対策はこっちが勝っている。だから工事は2週
間くらい遅れさせている。文書類はわたしが一手に引き受けているのだが、も
のすごく時間を食う。そこで5月は完全に休業にした。毎日やることは、犬の
散歩とマンション対策と(南北2件あり)デジクリと昼寝である。これでいい
のかな~。まあ、仕方ないでしょう。仲間の会議が一番疲れるわい。(柴田)
・一度行ったことのある先。念のためターゲットのついている地図をプリント
アウトしていた。地下鉄の出口が30ほどあるので、どの出口が近いかと、駅に
ある案内図と手元の地図を見比べていた。「どちらにいらっしゃるの」と、上
品そうなおばあさんに声をかけられた。「ここなんです」と地図を見せた。笑
顔で、「ああ、このあたりなら」「ここが○○だから」「近くまで一緒に行き
ましょう」と矢継ぎ早におっしゃるので、だいたいわかります、といいそびれ
てしまった。もっと彼女と話したくなったのだ。東京、横浜への一人旅の帰り
で、85才というのに元気。背筋もしゃんとしている。ヨガをしているそうだ。
小さい私の声も聞き取れている。「あの辻を曲がれば目的地ですよ。」親切で、
言葉遣いが丁寧、嫌味がなく元気。なんか涙が出そうになった。(hammer.mule)
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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行 デジタルクリエイターズ
<http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
森川眞行
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