[0732] 悪に徹した人間の魅力

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0732   2000/11/04.Sat発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17015部
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 <情けないというより滑稽>

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 悪に徹した人間の魅力
 十河 進

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■デジクリトーク
悪に徹した人間の魅力

十河 進
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●「ガラスの仮面」は名作である

「ガラスの仮面」という長大な少女漫画がある。1970年代前半から連載が始ま
り、一体いつ終わるのかと言われている漫画だ。作者の美内すずえによれば
「最後のコマはビジュアルとして完成している」ということだが、僕はどうや
って終わらせるのか本当に楽しみにしている。

「ガラスの仮面」は天才的な演劇少女・北島マヤと演劇エリートながら努力の
人である姫川亜弓のライバル物語が一本の柱になっているのだが、そのふたり
が競演する「ふたりの王女」という劇中劇がある。

あるヨーロッパの国を舞台にした中世の物語で、暗い牢の中で世を憎んで育っ
た姉の王女と天真爛漫に恵まれて育った妹の王女が登場する。姫川亜弓が演じ
る姉の王女は陰謀に陥れられた母の死の後に10年以上牢獄に閉じこめられ、世
を呪い人を恨んで育つ。

北島マヤが演じる腹違いの妹の王女は、父にも愛され周囲の誰からも好かれ幸
せに育ち、誠実で人を疑うことを知らない、すべての人を愛している人間であ
る。妹と姉は善と悪の象徴のようでもある。

やがて姉の王女は裏切りと謀略の世界に身を投じ、自ら悪の権化となり権謀術
数を駆使して権力の座をつかんでいく。その言葉は嘘で飾られ、懐には常に相
手を刺す刃を隠している。慕ってきた者を売り渡し、相手の信頼につけ込んで
寝首を掻く。

誠実で天使のような妹の王女も姉の罠に陥ち、その地位を捨てて国外へ逃げな
ければならなくなる。今は女王となった姉は誰も信じられない孤独の闇の中で、
「地獄の中で生きてみせる……血にまみれても生き抜いてみせる」とつぶやく
のである。

この「ふたりの王女」の役作りから本番にかけての数冊を読むだけでも「ガラ
スの仮面」は名作だと改めて思う。特に「ふたりの王女」のストーリーには感
心する。人間に対する洞察が深いのだ。古典悲劇として充分に劇場にかけられ
るクオリティがある。

姫川亜弓演じるところの王女オリゲルドの造形が特に素晴らしい。悪の権化に
なりながら、なりきれない弱さを感じさせ、それでも実の父や夫を殺し、権力
を守り続けて生きていく覚悟がいい。実に魅力あふれる人間像である。

●アル・パチーノ初監督作品の志

「ゴッドファーザー」シリーズでマイケル・コルレオーネとして権力者の孤独
を演じたアル・パチーノは名優と言われながら、なかなかアカデミー主演男優
賞を獲れなかったが、「セント・オブ・ウーマン──夢の香り」(1992)でよ
うやく獲得し、それがきっかけになったのか、初めての監督作品である「リチ
ャードを探して」(1996)を作った。

リチャードとはリチャード三世のことで、シェークスピアの「リチャード三世」
を演じることになったアル・パチーノが役作りのための調査や演出家たちとデ
ィスカッションをするシーンなどと実際の「リチャード三世」のシーンが劇中
劇として交錯する映画である。

マフィアのボスとして君臨するために、裏切った実の兄さえ殺したマイケル・
コルレオーネを演じたパチーノは、初めての監督作に「リチャード三世」を選
んだ。それも、リチャードの内面を探りつつ役作りをするという映画である。
ここには、マイケル・コルレオーネを演じた自分を改めて捉え直そうという志
向があったのではないだろうか。

王位を望んだ男、リチャード三世。そのためには実の兄さえ謀略で陥れ獄死さ
せる。最後には戦いの最中に「馬をくれ、馬を! 我が王国をくれてやる」と、
あれほど望んだ王国を馬一頭と取り替えようとしながら死んでいく。

それは、まるで「ゴッドファーザーPART3」(1990)のラストで、死んでいく
最愛の娘を抱きかかえ号泣したマイケル・コルレオーネである。あの時、マイ
ケルは娘の命が甦るのなら、永年かけて血塗られた手で築いたコルレオーネ・
ファミリーのすべてを差し出しただろう。

そう考えると、アル・パチーノが「リチャードを探して」という映画を監督し
た理由が想像できる。

この映画を見るまで僕はシェークスピアの「リチャード三世」は読んだことが
なかったし、舞台を見たこともなかった。僕は、さっそく白水社版のシェーク
スピア全集「リチャード三世」(小田島雄志・訳)を買ってきて読んだ。

最初に気付いたのはジョン・スタインベックの「我らが不満の冬」という本の
タイトルは「リチャード三世」の幕開きのセリフから引用されていたのだとい
うことだった。

幕開きのセリフは「我らが不満の冬もようやく去り、ヨーク家の太陽エドワー
ドによって栄光の夏がきた」というものだ。時は薔薇戦争の頃である。

●殺した相手の亡霊に悩まされる情けなさ

「リチャードを探して」でアル・パチーノが演じた悪の権化「リチャード三世」
は、一度も後悔せず良心の呵責も感じない。兄を陥れて殺し、幼い甥の王子た
ちを殺し、女を我がものにして王位につく。確信犯である。その潔さが実に魅
力的だった。

権力の妄執に囚われた男の悲劇としては「マクベス」が有名で、こちらは本で
も読んだし舞台も見たし、黒澤明が日本の戦国時代を背景に翻案した「蜘蛛巣
城」(1957)も見たし、ロマン・ポランスキーの「マクベス」(1971)も見た。

マクベスは妻にそそのかされ王を殺すのだが、やがて亡霊に悩まされるように
なる気の弱さに僕は落胆した。良心の呵責に耐えられないのなら、妻の挑発な
どに乗って王や友を殺さねばよかったのだ。

情けない奴、というのがマクベスに対する印象だ。特に黒澤版「蜘蛛巣城」の
三船俊郎の亡霊におののく姿は、情けないというより滑稽だった。黒澤明流の
大げさな演出の失敗だと思う。見ていて馬鹿馬鹿しくなる。

しかし、なぜ、僕はそのように感じるだろうか。それは僕が信念を持ち、覚悟
を決めた人間に魅力を感じるからだと思う。悪を自覚し、悪に徹した人間は魅
力的なのだ。つまり覚悟を決めた人間は、どんな場合でも魅力的なのである。

己の罪が露見した時に卑怯未練な言い訳をしたり、良心に目覚めて呵責を感じ
たり、己の後ろめたさの具現のような亡霊におののいたりするくらいなら初め
からやめておけ、そういうのはとてもみっともないし、情けない、と思うのだ。

王女オリゲルドのように「地獄の中で生きてみせる……血にまみれても生き抜
いてみせる」と、権力者の孤独と地獄を自覚しながら、それを自ら望んだ結果
として、さらに怨霊や亡霊が出ても自らの悪行の結果として受け入れる姿勢は
潔いと僕は思う。

どんなことになっても自らの行為の結果であるなら引き受ける、そんな覚悟も
なく実の父や夫は殺せない。悪行の報い、を受け入れる覚悟のないまま、悪行
を積んではいけない。卑怯未練な振る舞いをするくらいなら、権力など望むべ
きではないのだ。

その点、リチャード三世は悪を自覚した確信犯だ。劇が始まって、いきなり観
客はリチャードの独白を聞かされる。「おれは悪党となって、この世の中のむ
なしい楽しみを憎んでやる」と、彼は自ら醜い身体と醜い心を観客にさらして、
悪党となることを宣言する。

●リチャード三世は本当に悪の権化なのか

リチャード三世はシェークスピアの戯曲によって悪の権化のようなイメージが
浸透してしまったようだ。実際のイギリス史においても、幼い甥の王子ふたり
をロンドン塔で殺したとして歴史上の悪役を引き受けてきたらしい。

ジョセフィン・ティが書いたミステリの古典「時の娘」では、リチャード三世
は本当に王位継承者である甥たちを殺したのか、怪我をして病院のベッドから
出られないスコットランド・ヤードの警部がその謎を推理していく。

今では品切れになっているかもしれないが、ハヤカワ・ミステリ文庫の「時の
娘」の表紙はリチャード三世の肖像画が使われている。主人公の警部が「本当
にこれが悪の権化と言われた王か」と疑問を抱くきっかけになる肖像画である。

確かに、その肖像画では思索的で深い内面をうかがわせる表情をした端正な顔
のリチャードが描かれている。主人公の警部は「これは殺人者の顔ではない」
と確信し、そこから過去の文献を探り始める。

「時の娘」は安楽椅子探偵のパターンを使用し、歴史上の事件を文献だけで推
理していくという新しいミステリ・モデルを創り出した。現実には何の犯罪も
起こらない、実に健全な気持ちのよいミステリである。

イギリス史には全く詳しくないし、リチャード三世の頃の長年にわたる薔薇戦
争も複雑に入り込みすぎていてよくわからないのだが、「時の娘」を読めば作
者の推理には納得させられる。それが、どこまで学問的な裏付けがあるのはわ
からないが、トマス・モアの文献なども実証的に否定されている。

ちなみに小説の巻頭には「真理は時の娘──古いことわざ」という言葉が掲げ
られているが、「真理は時が生み出すもの」ということなのだろうか。「時の
娘」は、リチャード三世に対するイメージを変えてしまうパワーを持っている。
もしかしたらイギリスでも同じなのだろうか。

ひとつの小説が、それまで行き渡っていたある人物のイメージを変えてしまう
ことはあり得る。

たとえば司馬遼太郎の「燃えよ剣」が出るまでは、土方歳三は新撰組のダーク
サイドを受け持つ歴史上の悪役だった。土方歳三のイメージは隊士を厳しく断
罪する陰険で邪悪な蛇のような性格の策士だったが、「燃えよ剣」によって組
織論を持った信念の男、滅びゆくものに殉じ自己の美意識を守った男というイ
メージに変わった。

司馬遼太郎は、土方が粛正した多くの同志、切腹させた隊士たちについては、
土方なりの信念と組織論に基づいて行われたことだという視点を据えた。した
がって、彼の殺人は信念と美意識に基づく覚悟ある行為として捉えられ、その
覚悟のために五稜郭までいって戦死する一貫性に、土方の生き方の美しさを読
者は感じるのである。

粛正という名の殺人、陰謀などの悪行も、信念や覚悟の元に行われたものなら、
後世から評価されることもあり得るらしい。

もっとも、現実にこんな人物たちとはお近づきになりたくはないけれど……。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。流れ編集者、または編集流れ者。メガネを替えた。小さなレンズ
にしたら家族からは「鶴瓶」と言われる。会社の竹中君は「ドン・ガバチョ」
だと言う。昔、黒縁メガネをかけた時には「ミッキー安川」だと言われた。同
じ頃に「長塚京平」と言われ、柴田さんには「伊東四朗」だと言われ、ある人
には「宇野首相」と言われた。宇野はカンベンしてほしいなあ。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

「ガラスの仮面」オフィシャルページ
http://www.hakusensha.co.jp/garakame/index.html

淀川長治の銀幕旅行「リチャードを探して」
http://www.sankei.co.jp/databox/paper/9802/11/mov/yodogawa/961119ydg.html

探偵用安楽椅子専門店「粋龍堂(すいろんどう)」
http://member.nifty.ne.jp/fujiyan/suirondow.htm

歴史ミステリ「安楽椅子探偵」
http://www.asahi-net.or.jp/%7EDS3S-OOMR/mystery/history-2.htm

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●オルトアール 総合雑談中心が面白い

「オルトアール 総合雑談中心」というサイトがある。
http://www.alt-r.com/

そのスジでは有名なライターたちがメーリングリスト形式でいろいろと「雑談」
をかまし、それをそのままコンテンツとしてしまうというのが、とりあえずの
特徴だ。また、連載のコラムもけっこう充実している。なかでも、このサイト
の管理者がページビューの移り変わりに一喜一憂する「遥かなる1000万PV」は、
オンラインパブリシングの片隅で仕事をする私にとって、涙無しでは読むこと
ができない。

オルトアールの内容的な面白さについては、とりあえず直接サイトを見に行っ
て確かめてほしい。他人の(それもある程度有名なひとたちの)雑談をROMす
るのも、暇つぶしとしてはなかなか楽しいものだ。とくに、メインの存在であ
る「メーリングリスト5人組」は、5人しかいないメーリングリストとしてはか
なり活発なので、毎日チラッと読みに行っても飽きることはないと思う。5人
の話題についていければ、だが。

で、なんとなくこのサイトのコンテンツや構成方法というものに興味を抱いた
私は、こともあろうにこのサイトを運営している「株式会社タフ」という会社
にムリグリにアポを突っ込んで、編集長の船田さんにお会いしてつらつらとお
話を伺ったのだ。

ちなみに船田さんのペンネームは「船田戦闘機」であって、中にはピンと来る
人もいるんじゃないかと思う。もうひとつ付け加えると、オルトアールに出て
くる人たちは、スタパ斉藤/餅月あんこ/川崎和哉――という感じなので、こ
れまたピンと来る人はけっこういるだろう(残念ながらあんこ先生のイラスト
は見られないんだが)。

●いかにして少ないコストで制作するか

私が興味を持っていたのは、儲からないといわれるオンラインパブリシングを
どうやって運営するのかという、たいへん地味なポイントだったのだ。そのあ
たりを船田さんに伺ってみると、「いかにして少ないコストで制作するかとい
うのもポイントです」という返事がかえってきた。

たとえば、ライターにメーリングリスト上で雑談をさせるということは、ライ
ブ感のある面白いコンテンツを提供できると同時に、いちど仕組みさえ作って
しまえば、手数を少なくしてコンテンツが作成できるわけだ。書き込みできる
人が限定されている掲示板が、そのままコンテンツになっていると考えればい
い。そこには、文字数の調整だとか校正だとか、HTML書きだとかいった作業は
発生しないわけだ。

また、メーリングリスト形式ではない、ひとりの人間が書いている連載コラム
も、メーリングリストの内容をそのままWebにアップするのと同じような仕組
みで動いているという。ライターから原稿を受け取って、編集して、HTMLにし
て、FTPにアップして――という作業はしていない。ライターが書いた原稿が
そのままWebにアップできるように、プログラムしてあるのだという。

「編集しなくていいの?」という疑問はあるが、そこは「ライターとの信頼関
係でやっている」とのこと。

この仕組み無しで、今のオルトアールの面白さは実現できないと思う。数人し
かいない編集部、しかもトップの船田さんは、会社のもうひとつの柱であるチ
ャットクライアントの開発などにも忙しい状況で、なるべく多くのコンテンツ
を、そして更新頻度の高いものを――という欲求から、必然としてそういうシ
ステムが生まれたわけだ。

たとえば、何のシステムも無しに「ライターから原稿を受け取って、編集して、
HTMLにして、FTPにアップして」という作業をやっていたら、「毎日数本のペ
ースで、写真付きのコラムを更新していくのは無理かもしれない」。ライター
とか編集者の能力うんぬんの前に、純粋に「そんな作業毎日やってたら時間が
もったいないよ!」ということだ。

それでも、今のコンテンツ量が限界だと船田さんは言う。

●小規模オンラインパブリシングもシステムに支えられる

つらつらと船田氏のお話を伺って思ったのは、「ライターと編集者だけじゃオ
ンライパブリングはできませんな!」ということだった。まぁ、今思えば当然
の話で、Webとメルマガという形態の違いこそあれ、このデジクリだって「ま
ぐまぐ」やら「マッキー」やらのシステムのおかげで配信できるし、バックナ
ンバーだってWeb上から検索できる。これらを全部手作業でやっていたら、濱
村デスクがもたない。オルトアールについて言えば、船田さんが自分でCGIな
どを書ける方だということも、大きく作用しているのは間違い無いだろう。

オルトアール編集部がやっているようなことは、大雑把に考えればアプリケー
ションレベルでかなり実現されているところもあるし、Web上にもそういうツ
ールもサービスも無くは無い。でも、Webマガジンに特化したものがあっても
面白いのではないか(あまり根拠は無いが)。個人的には、「まぐまぐ」や
「マッキー」「メルマ!」といったメールマガジン発行サービスに続いて、
「Webマガジン発行サービス」があってもいいと思った。なるべくわかりやす
くて、個人でも気兼ねなく利用できるようなものがあるといいような気が、し
なくもないような。

●ちょうどUSのアドビからいくつか発表があった

いや、実はアドビがオンラインパブリシングのためのネット上でのサービスだ
とか、仕組みだとかを提供するんじゃなかろうかというヨミが業界の中にはあ
った。最近のアドビがe-Paperソリューションの一貫として、PDFベースの電子
書籍の制作から配信の一部までを引き受けるような話が出ていたから、流れと
してはそうなっていくんじゃないかと思って当然だった。
http://www.adobe.co.jp/products/pdfmerchant/main.html
http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200008/20000828glassbook.html

ただ、アドビから出てきた話はちょっと違っていた。ネット上でアプリケーシ
ョンサービスとして用意されるのは、どうやら工程管理ツールになりそうだ。
その他は、制作ツール側でどうにかするらしい。ワンソースマルチユースの極
みみたいなものを目指しているようだ。

http://www.zdnet.co.jp/news/0011/01/adobe.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0011/01/adobe2.html

うーん、わかるんだけど、なんかちょっと私の期待とは違うんだよな。やっぱ
り誰か、Webマガジン版の「まぐまぐ」みたいなの作って提供して下さい。
お願い!

・オルトアール 総合雑談中心
http://www.alt-r.com/

【すがい・げん】gsugai@hh.iij4u.or.jp
その「マッカー」のリニュアルについては11/13あたりをオープン日にしよう
と考えている。独自ドメインも取りました。でもちょっと本業が忙しすぎるの
で、絶対に11/13とは言いません(苦笑)。ちなみに、オルトアールは10月の
合計PV値が138万を超えたそうです。いいな~人気が上昇してて。

マッカーはこちら
http://dgcr.com/mac/

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■編集後記(11/4)
・「ガラスの仮面」は名作である。それは間違いない。十河さんの原稿を読ん
でまた書棚に行きかけたが、それをやったらおしまいよ。いま絶対のばせない
プロジェクトの締切があるのだ(そのうちご披露できるであろう)。読み始め
たら止まらなくなるのは目に見えている。「ヒカルの碁」は「ガラスの仮面」
である。エリート対雑草、しかし雑草には神が宿る。これは無敵のストーリー
構造ではないだろうか。そしてこのマンガは絵がうまい。原作者としてこの漫
画家と組めたのは最高の幸運だと思う。こういった幸せについて雁屋哲は「自
分の原作がすごい漫画になったのが嬉しくて嬉しくて、毎週毎週、興奮興奮又
興奮、それが『男組』を書いている間ずっと続いた。私にとって黄金の日々だ
った」と池上遼一「ジム」で書いている。あ、「男組」を見に、書棚に、行っ
てはイカンのだよ、いまは! 早く終えて読みたい~~!     (柴田)

・「ガラスの仮面」は名作である。賛成だ。作者には完結まで亡くなってもら
っては困る。亜弓さんが好きだ。お芝居が好きで、島田氏に誘われてよく舞台
を見にいく。いつのまにか自分の中で役者の基準ができてしまい、下手な役者
をTVなどで見たらイライラする。特に主役クラスを、知名度だけでつとめてい
る役者の出るドラマを見てしまうと「ガラスの仮面」を読め!、とまで思うこ
とがある(笑)。マヤや亜弓さんの真摯な姿は笑えない。舞台や画面で光らな
くて何が主役なのか。存在感、華や目力のある役者、そして芸達者な脇がいて
こそ。書き出すとキリないわ。お芝居やってみたいよ~。  (hammer.mule)

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http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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