[0738] 世界を破滅させる恋の情熱

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0738   2000/11/11.Sat発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17074部
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 <1960年代末の雰囲気は僕にそれを読ませなかった>

■デジクリトーク
 世界を破滅させる恋の情熱
 十河 進

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 タイムトンネルシリーズVol.12
 『写真家・操上和美』

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 11月関西電塾「デジカメ画像に印刷適性を与える」

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 11月中部電塾「PhotoshopとCMS」

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 第4回電塾大勉強会



■デジクリトーク
世界を破滅させる恋の情熱

十河 進
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●福永武彦のストーリーテリング

世の中には硬派の文学と軟派の文学という区分けが存在する。今では文庫本も
見あたらなくなっているが、福永武彦などはまさに軟派の文学と思われている
作家だろう。最近は息子の池澤さん(確か息子だったはず)の方が有名作家に
なってしまった。

女性読者の多い作家は、とかく軟派だと思われてしまう。中村真一郎と共に堀
辰雄の系譜に属し、恋愛小説ばかりを書いたと思われている福永武彦は、その
作品を読んでもいない文学青年たちから「武彦ちゃん」などと侮蔑を込めた言
い方をされていた時期がある。

実は、僕がそうだった。僕は福永武彦を読んだこともないのに、友人の侮蔑的
な「武彦ちゃん」という呼び方を鵜呑みにして、ハナから読む気をなくしてい
た。女子学生受けのする恋愛小説ばかりを書く、軟派な政治意識のない少女趣
味の小説家だと、僕は思っていた。

60年代末から70年代初期にかけては、政治的意識のない文学作品は否定される
運命にあった。当時、読まれていたのは吉本隆明であり、高橋和巳であった。
大江健三郎であり、逆説的な意味で三島由紀夫であった。

しかし、僕は純文学書き下ろし作品として出版された「海市」と同じ頃に出た
「風のかたみ」が気になっていた。特に「風のかたみ」は読みたくて仕方がな
かったのだが、友人の目を意識して読まずにいた。10代後半の少年にとっては、
何を読むかより、人からどう思われるかの方が重要だったのだ。

だから、福永武彦を読んだのはずいぶん遅く、30を過ぎてからだった。だが、
そのことは結果的に良かったと思う。最初に読んだのは「海市」だが、40歳の
画家を主人公にした恋愛小説は、若い頃に読むとそのコアの部分にある人生の
苦さが読みとれなかったことだろう。

「海市」は仕掛けの多い小説である。加田伶太郎の筆名で推理小説を書いてい
る福永武彦は、純文学においても様々な意匠を凝らし、複雑な構成と謎を秘め
た物語を展開し、前へ前へとページをめくらずにはおれないストーリーテラー
ぶりを発揮する。

「海市」の謎は、人間心理の謎である。全体は何部かに分かれているのだが、
それぞれ主要人物の一人称で語られる構成になっていて、様々な人物に視点が
変わる。主人公の画家も、ある章ではヒロインの内面を通して描写されるので
ある。

福永武彦は章ごとに語り手を変えることをよく行うが、これは、登場人物それ
ぞれの内面を描きたいからだろう。ある情景がAから語られた場合と、Bから語
られた場合、まるで違う意味を持つ。登場人物同士は相手の内面はわからない。
だが、読者に彼らの心理のすれ違いは提示される。

「海市」に感心した僕は、次々に福永作品を読破した。その中でも感動したの
は「忘却の河」であり「死の島」だった。文庫本で上下2巻ある「死の島」だが、
僕は読み始めたらやめられなくなった。あんな風に読んだのはスティーブン・
キングの「ファイアスターター」の他にない。

「死の島」はメインのイメージは原爆で死の世界になったヒロシマであるが、
ベックリンの絵「死の島」も重要なイメージを担う。棺を載せた船が暗い島へ
着くシーンを描いたベックリンの絵を見ておくと、イメージが広がるだろう。

僕は長く雑誌「文芸」に連載されていた時に、一、二度細切れで読んだことは
あった。しかし、単行本は高くて手を出せず、文庫になって初めて買ったのだ
が、出てすぐに読まなかったことを後悔した。出版された年に日本文学大賞を
受賞し、戦後の代表的な小説のひとつになった。

「死の島」も福永武彦らしい複雑な仕掛けと構成になっている。これを書くと
未読の人の楽しみを奪うかもしれないが、複数の結末が用意されているのだ。
長い長い小説の最後に新たな驚きがあり、感動が甦る仕掛けである。

●王朝ロマンの神髄のような物語

「風のかたみ」が出版された頃に朝日新聞の書評欄に載った文章を未だに憶え
ている。僕は、それを読んで「風のかたみ」を読みたくなったのだが、前述の
ように1960年代末の雰囲気は僕にそれを読ませなかった。

王朝ロマンを現代に甦らせたという評判で、そんな軟弱な本を読みたいなどと
言ったら、プチブル的だと批判されただろう。吉本隆明の「共同幻想論」なら
小脇に抱えて歩けたが、「風のかたみ」では友人たちの軽蔑の的になる。当時
の高校生の頭なんて、そんなものである。

結局、「風のかたみ」も30代半ばに読んだ。これも、10代に読まなくてよかっ
たかもしれない。若い頃に読んだとしたら、この王朝ロマンの基調に流れてい
る福永武彦の恋愛哲学については読み取れなかっただろう。

「風のかたみ」では恋愛心理の複雑さと、恋愛という精神の高揚状態(一種の
物狂い状態)が引き起こす人間悲劇が考察される。ストーリーそのものは「今
昔物語」などをベースにした、波瀾万丈かつ不可思議なロマンである。福永武
彦は「今昔物語」の現代語訳も手がけており、そのことから発想したのではな
いだろうか。

時代設定は平安時代後期。信濃の武士・大伴次郎親信は、京に向かう途中、陰
陽師と笛師に出会い不思議な一夜を過ごす。笛師が忘れた横笛を届けた次郎は、
笛師の娘・楓に想いを寄せられる。楓は、命を懸けて次郎を慕う。

次郎は亡くなった叔母のつてを頼って身を寄せた中納言の家で、その娘・萩姫
に恋をする。萩姫は次郎の従姉妹に当たるのだが、幼い頃から次郎は遠い都の
姫に憧れていたのである。

萩姫は後宮への入内が決まっているのだが、ある夜、色好みで有名な安麻呂に
忍ばれ一夜を共にし、心を奪われてしまう。また、盗賊・不動丸も萩姫に恋慕
し、姫を奪い去ろうとする。

まるでフランス古典悲劇のような構造である。ラシーヌの「アンドロマク」や
「フェードル」では、AはBを恋し、BはCを恋し、CはDを恋し、DはAを恋すると
いった運命の悲劇がカタストロフィ(破局)を生み出すのだ。

ラシーヌ悲劇では「恋に呪われた女」たちが登場する。「恋に呪われた女」の
妄執が周囲の人間たちを巻き込み、破局へ向かうのだ。彼女たちの恋の情熱は
世界(舞台上の完結した世界ではあるが)を破滅させるのである。

フランス古典悲劇の元ネタはギリシャ悲劇に遡るから、何千年も前から人間は
恋愛の情熱によって破滅し、悲劇を繰り返してきたのかもしれない。「風のか
たみ」でも、次郎の恋の情熱はやがて姫をさらうという行為に発展し、登場人
物たちは破局へと走り出す。

だが、「綾なす恋は、いずれもみのることなく、秋風吹きすさぶ野の果てに消
えていく……」という報われぬ恋のロマンが女性たちの心を掻き立てるのだろ
うか。「風のかたみ」を生涯で最高の小説にあげる女性がいる。また、「風の
かたみ」(1996/98分)は女性プロデューサー(岡本喜八監督夫人の岡本みね
子)、女性監督(高山由紀子)によって映画化された。

シナリオを読んだ岩下志麻が出演を希望したということだが、さすがに姫の役
には無理があり、原作では男である陰陽師を女に変えて演じた。次郎は坂上忍
だが、線が細すぎた印象がある。萩姫は高橋かおり。ひと目ですべての男たち
が恋する設定なのだが、説得力はなかった。

「風のかたみ」は僕も好きな小説だし、ベストワンのひとつとしてあげるのは
やぶさかではないが、単なる悲恋小説ではなく「人は他人の心を知ることはで
きない」という福永武彦のテーマの深化の方を感じてしまう。

●愛と孤独をテーマにし続けた福永武彦

大林宣彦監督の作品を僕は嫌いではないのだが、その少女趣味を積極的に好き
と言うのも躊躇する。僕が手放しで誉めるのは「転校生」(1982/113分)だ
けだ。「転校生」は、文字通り男っぽい(男と内面が入れ替わった)少女(小
林聡美)が活躍してくれるからである。

しかし、大林宣彦の良質なセンチメンタリズム・少女趣味は、福永武彦の硬質
なリリシズムと案外、相性がいいかもしれないと思ったのは、「廃市」(1984
/105分)を映画化すると聞いた時だった。

結局、封切りで見逃してしまい現在に至るまで「廃市」は未見なのだが、原作
は福永武彦の代表的な中編小説である。火事でほとんど町が焼けてしまったこ
とを知った「僕」は、昔、その町の旧家に滞在したことを思い出す。旧家の美
しい娘・安子、そしてその姉・郁代……。

こう書くだけで、何となく雰囲気はわかるだろうし、物語の展開も読めてきそ
うではないか。それに「主人公の一人称の回想」という仕掛けは、ノスタルジ
ィという甘い感傷を呼び覚ます。映画では安子を小林聡美が演じ、正当派美少
女を好演したということだ。

しかし、福永武彦の小説は甘いわけではない。硬質なリリシズムと僕は書いた
が、フランス文学者だけあって人間の心理についての徹底的な探求者だった。
その多くの小説は人と人の心理のすれ違いを描くものであったし、彼が貫いた
テーマは「愛と孤独」であった。

つまり、人は人を愛しても結局のところ孤独なのだ、という認識だ。言葉を交
わし合っても「人は人が何を考えているのか、思っているのか、わかりはしな
い」のだという苦い認識……。

恋人たちが語り合っていたとしても、彼(あるいは彼女)が口にする言葉が、
その時に彼(あるいは彼女)が思っていることだとは限らない。いや、人間は
心とは裏腹の言葉を口にしていることの方が多いだろう。

そんなことは珍しくもない。自分の言動を振り返ればわかる。あなたも誰かと
愛し合ったことがあるなら、恋の情熱に囚われている時でさえ、「好きだ」と
告白する言葉の裏で、全く別のことを思っていた覚えはないか。もちろん相手
を裏切っている、ということではない。

たとえば「好きだ」と言葉に出した瞬間に、「本当に自分はこの人を好きなの
か」と自問していたかもしれない。「言っちゃった」と後悔していたかもしれ
ない。「拒否されたら……」と懼れていたかもしれない。あるいは「明日、あ
の仕事、片づけなきゃ」と考えていたかもしれない。

人が心で思っていることは、わかりはしない。どんなに愛し合っている者同士
であっても、だ。あるいは深く理解し合っている者同士であっても……。

●愛は「愛される」見返りを望むものなのか

……人が生きる本質的な基盤として孤独があり、愛とは運命によってその孤独
が試みられることに対する人間の反抗に他ならない……
─────福永武彦のエッセイ「愛の試み」より

愛について、こんなシニカルな認識を持っていた福永武彦が書いた「風のかた
み」は、ロマンチックなだけの甘い恋愛小説ではない。「風のかたみ」の中で
考察される様々な恋はすれ違い、すべて実らない。己の中の愛に気付いた時に
は、相手はもういない。不毛の愛である。いや、愛が不毛なのかもしれない。

楓は愛する次郎のために命を落とし、愛する姫に拒絶された次郎は生きる屍と
なって自らを滅ぼす。安麻呂は、姫を愛していたことを自覚しつつ恋を諦めた
己の決断を悔いる。終章、萩姫は次郎が死んだ後に初めて自分が望んでいたの
は次郎の懸命で一途な愛だったと気付いて出家する。

女性読者は萩姫に自分を仮託して「風のかたみ」を読む。おそらく、次郎を一
途に慕いながら一度も振り向かれず、身代わりのように死んでいく哀れな楓の
身に自らをなぞらえる女性読者はいないだろう。

彼女たちは、萩姫のように次郎の永遠の愛を我が身に受けたいのだ。いや、そ
うあることを夢見ている。次郎のように男から愛されることを彼女たちは夢に
見ながら「風のかたみ」を愛読する。

男の読者は次郎の立場に身を置いて読むだろう。そして、男の読者の多くは萩
姫より楓に理想の女性像を見るに違いない。一途に慕い「せめて一度だけ抱い
て欲しい」と迫り、それを拒否されても自らの命をかけて男を牢獄から救おう
とする自己犠牲の女である。

意地の悪い言い方をすると、女性読者も男性読者も自分の都合の良いように感
情移入して読んでいる。男は女から一途に都合良く愛されることを望み、女も
男からすべてをかけて愛されることを望む。

自分が愛した相手からは、愛されることを望むのが人間の常だ。だから、相手
に愛されていることを確認した時の喜びは何物にも代え難い。また、人は愛し
ていない相手から愛を告白されても喜ぶ。

叶わぬ相手を自己犠牲も厭わずに愛することは、誰も望まない。愛することは、
相手からも愛してくれるという見返りを求める。その見返りがなかった時、人
は失恋という心の痛みを感じる。次郎のように生きる望みをなくし抜け殻にな
る。だが、それは結局、ひとりの人間の心の中の勝手な想いにすぎない。

見返りを求める恋は、結局、自己愛である。自分が愛されたいという自己愛の
発露だ。彼らは「愛する人から愛される自分」を求めているにすぎない。「愛
している人から愛される幸福感」を「愛する自分」に与えたいのである。皮肉
な言い方をすれば「私が愛する素晴らしい人が愛してくれた私」に、互いに自
己陶酔している状態が恋愛なのかもしれない。

愛も結局はエゴの発露である──「風のかたみ」のロマンチックな意匠の下に
は、そんなリアリスティックな認識が存在する。少なくとも僕は、そう読みと
っている。

しかし、男女の愛に限らず、親子の愛も、友情としての愛も、本当の愛は見返
りを求めないものだ、と僕は思う。私はあの人を愛している──その自分の気
持ち以外に何を求める必要があるというのか。

もっとも、昔、ある人に言われたことがある。「ソゴーさんは、ないもの憧れ、
ですね」と。

ちなみに、福永武彦は「モスラ」(1961・101分)の原作者のひとり(他は中
村真一郎/堀田善衛)でもあった。「モスラ」が他の東宝怪獣映画と一線を画
してロマンの輝きを放ち、その一方で人間社会に対するシニカルな視点を感じ
させたのは、もしかしたら福永武彦の存在があったからかもしれない。


【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。流れ編集者、あるいは編集流れ者。神経性だと思うのだけど、こ
のところ胃腸がチクチクと痛む。十二指腸潰瘍の前歴がある。おまけに定期検
診で肺に影が見つかり再検査になった。梶井基次郎は真冬に京の三条大橋の欄
干に立ち「結核になれ」と裸の胸を叩いたそうだが、胸の病はロマンチックな
イメージがある。胃腸の病気には滑稽さしかない。癌は死病なのに誰もロマン
を感じない。スーザン・ソンタグが「隠喩としての病」で、柄谷行人が「病と
いう意味」で、そんなことを考察している。難しくて、よくわからなかったけ
れど。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。

http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

福永武彦研究
http://www.tky.3web.ne.jp/~toyokura/

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■展覧会案内
タイムトンネルシリーズVol.12
『写真家・操上和美』
http://www.recruit.co.jp/GG/2000/g8-0011.html
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「タイムトンネルシリーズ」は、第一線で活躍するクリエイターの若き日にス
ポットを当てる展覧会である。今回の操上和美氏は、広告写真家として活動す
ると同時に、フィルムディレクターとして多くのコマーシャルフィルムを手掛
けるなど、常に広告界のトップを走り続けている。

ガーディアン・ガーデンでは、会期を2回に分け、第1部は東京綜合写真専門学
校在学中の習作(1960年)に始まり、広告界へのデビュー作品「VAN」広告写
真(1971年)、初めての個展「SKY CAMEL」出品作品(1975年)ほか、コマー
シャルフィルム作品も含め、70年代の作品を中心に展示する(第2部は80年代
を展示予定)。

クリエイションギャラリーG8では、「人間の顔は絶景である」と考えるポート
レート作品をまとめて紹介。雑誌『SWITCH』掲載作品(90年代)を中心に、オ
リジナルプリント約150点を展示する。

●第1部 
会期  10月30日(月)~11月24日(金)11時~19時(水曜日は20時半まで)
    土日祝休館 入場無料
第1会場 ガーディアン・ガーデン
東京都中央区銀座7-3-5 リクルートG7ビル・B1F 03-5568-8818
第2会場 クリエイションギャラリーG8
東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F 03-3575-6918
 
●第2部 
日時 2001年1月15日(月)~2月8日(木)11:00~19:00 
会場 ガーディアン・ガーデン
 
主催 ガーディアン・ガーデン クリエイションギャラリーG8 

トークショウ
<第120回クリエイティブサロン> *入場無料、要予約(TEL.03-3575-6918)
日時 2000年11月15日(水)19時~20時半
会場 クリエイションギャラリーG8 
ゲスト 新井敏記(『SWITCH』編集長)、葛西薫(アートディレクター)、
    操上和美

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■セミナー案内
11月関西電塾「デジカメ画像に印刷適性を与える」
http://www.denjuku.gr.jp/
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<主催者情報>

カメラマンがCMYK変換しなくてはならない。このおかしな状況を良しとするわ
けではありませんが、私たちがその知識を持つことは決して無駄なことではあ
りません。理論武装することにより、初めて印刷関係の方々と対等にお話でき
るようになるのです。そうなって初めてお互いの要求を理解し、より良い商品
(印刷物)を提供できるようになるでしょう。RGB画像にいかに印刷適性を与
えるのか、CMYKデータの持つ意味とはどのようなものかを検証してみましょう。

講師予定 小山ジュニア・阿部充夫・鹿野宏
日時 11月25日(土)1:30PM~5:30PM 受付12:30~
会費 5000円
場所 東大阪市中新開2-8-8 スタジオ2055
連絡先 東大阪市中新開2-8-8 スタジオ2055内 関西電塾事務局 担当:村田
TEL:0729(63)2055 E-MAIL:kansai_info@denjuku.gr.jp

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■セミナー案内
11月中部電塾「PhotoshopとCMS」
http://www.denjuku.gr.jp/
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第1部 阿部充夫 Photoshop講座
第2部 富川丈司 どこまで理解できるか?CMSの真髄、
日時 11月18日(土)11:00 AM~5:00PM  受付10:30~
会費 20000円
場所 スタジオ バク 名古屋市新栄1-47-27 TEL.052-241-1613

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■セミナー案内
第4回電塾大勉強会
http://www.denjuku.gr.jp/
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デジタルカメラ学習塾(=電塾)は12月2日に、デジタルフォトセミナー「第4
回デジタルカメラ学習塾大勉強会」を開催する。電塾とは、デジタルフォトの
第一人者・早川廣行氏を中心に全国から集まった参加者で結成されたユーザー
グループ。情報の不足がちなデジタルカメラとデジタルフォトの業務運用技術
を中心に、周辺機器や関連技術の情報交換を行う月例勉強会を開催しており、
「大勉強会」は年間を通して、話題をさらった内容をまとめるイベント。

日時 12月2日(土)
会場 発明会館
東京都港区虎ノ門 2-9-14 TEL.03-3502-5499
営団地下鉄銀座線虎ノ門駅3番出口徒歩5分
受講料 10000円(税込)
09:30 ~    開場/受付
10:00 ~10:15  開会挨拶・スタッフ紹介
10:15 ~11:15 Photoshop6.0 バージョンアップは必要か? 永嶋サトシ
11:25 ~12:25 モニタを信用できないと言って良いのですか? 小山壮二
12:25 ~13:25 昼食休憩
13:25 ~14:25 1年で元をとるデジカメ活用法 望月宏信
14:35 ~15:35 巨大印刷機はプリンタに成れるか? 早川廣行
15:45 ~16:45 D1/S1/D30を総括する 鹿野 宏
16:55 ~17:55 2001年のデジタルカメラを展望する 金田秀樹
17:55 ~18:00 閉会挨拶

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■編集後記(11/11)
・昨日の夕方は「EXIT EXHIBITION 2000 MOVIE5」のオープニングパーティに
行った。岡部タカノブ、喜多見康、Oやすなり、ドルバッキーヨウコ、富岡聡
によるグループ展だ。作品はすべて見応えがあった。大きくプリントされた静
止画は迫力があったし(巨大レンチキュラー3Dなんてのも)、45分にも及ぶム
ービーも楽しめた。これだけの展覧会を企画運営するのは異常なエネルギーを
要するはずだ。リーダーであった喜多見さんにはたしかに狂気が宿っていた時
期があった。仲間割れの危機もあったという。だがみごとに実りのある展覧会
になっている。ここには私たちが10年前にディジタル・イメージを結成した当
時の熱意や狂気と同じものが感じられた。来週土曜日まで。市ヶ谷駅前の山脇
ギャラリー。お奨めします。作家もできるだけ会場にいるそうです。(柴田)
EXIT EXHIBITION 2000 MOVIE5
http://www.info-g.co.jp/ko2/

・日本語ドメイン。欲しかったドメインは既にないことはわかっているのだが、
誰の所有になったかは不明。取得代行業者からは、結果は月曜日以降になると
メールがきた。この代行とは、一括してWorldnic-jpに登録申請をするという
もの。個々にアクセスして取れないよりはと頼んでおいた。Worldnic-jpはい
まだに無いはずのドメインの受付をしているので登録してみる。どうもデータ
がNSI社と連動していないようだ。日本語の他のサイトなんてアクセス集中し
ているだろうからと、NSI社のシステムがこけている時に試してみた
alldomains.comからは、受領されたというメールが届いている。ここでの登録
が順位的に上になったということなんだろうか。Worldnic-jpに登録代行業者
が申請した時間が正式申し込み時間? それともWorldnic-jpのNSI社への登録
完了時間がそれになるの? NSI社のシステムがこけてなければ、自分でNSIに
登録したのにな。/どんなcomドメインが残っているか試してみた。織田裕二
や深津絵里は残っているが、踊る大捜査線はない。ルパン三世やゴジラもない。
松嶋菜々子は「々」が検索対象ではないので結果わからず。阿倍晴明や京極堂
はあるが、陰陽はなし。一文字のものやペットもない。   (hammer.mule)
<http://global.networksolutions.com/purchasing/welcome-j.jhtml> NSI社
<http://www.worldnic-jp.com/> NSI社の正式日本語登録サイト
<http://www.verisign-grs.com/multilingual/customer.html> 認可登録サイト
<http://www.alldomains.com/> 自分で登録してみたサイト

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http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
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        森川眞行 

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