[0817] サヨナラだけが人生か

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0817    2001/03/09.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17700部
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 <花ニ嵐ノタトエモアルゾ>

■デジクリトーク
 サヨナラだけが人生か
 十河 進

■デジクリトーク
 自分勝手じゃない自由
 MIDORI(在ローマ)

■イベント案内
 MREC 2000 グランプリ受賞作「Contact Water」を体験



■デジクリトーク
サヨナラだけが人生か

十河 進
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●花は散り人には別れがやってくる

「サヨナラダケガ人生ダ」という言葉を最初に覚えたのはいつだっただろう。
何だか、人生の真実を衝いている気がして印象に残ったものだった。まだ子供
だった僕は、そんな言葉を吐いてみたいと憧れたのかもしれない。

高校2年の時だったと思う。早熟な友人が「『サヨナラダケガ人生ダ』って言
ったのは、映画監督の川島雄三だろう」と教えてくれた。僕は、その時には川
島雄三が何者だか知らなかったし、映画も見たことはなかった。

物知りの彼の言葉を僕は信用し、ずっと川島雄三監督のオリジナルのフレーズ
だと思っていた。上京した年に銀座並木座で彼の代表作「幕末太陽傳」(1957
/110分)を見て、いかにもそういうことを言いそうな監督だと思った。

しかし、同じ頃、吉田喜重監督の岡田茉莉子映画出演100本記念作品「秋津温
泉」(1962/112分)を見ていると、主人公の長門裕之が「花ニ嵐ノタトエモ
アルゾ、サヨナラダケガ人生ダ」と言うシーンが出てきた。

その時、僕はもしかしたら太宰治が言った言葉なのだろうか、と一瞬考えた。
長門裕之が演じた終戦直後の無頼な文学青年が吐いた言葉だからだが、いかに
もアフォリズム好きの太宰が言いそうな言葉だった。

僕は「サヨナラダケガ人生ダ」というフレーズしか知らなかったのだが、その
前に「花ニ嵐ノタトエモアルゾ」というフレーズが付くと、またニュアンスが
違って、なかなかいいな、と思った。

この場合の花は、やはり桜だろう。満開の桜に春の嵐、というイメージだ。花
はいつか散り、人にはいつか別れがやってくる。花は散るから美しい。人は別
れがあるから、いつまでも相手の面影が心に残るのだ。

やはり同じ頃、僕は浅川マキの「夜が明けたら」が一曲目に入っているアルバ
ムを愛聴していたのだが、その中のひとつに寺山修司が作詞した曲があり「サ
ヨナラだけの人生も~」という一節が出てきた。天才歌人だった寺山修司は、
誰かの言葉を本歌取りしているのだと僕は思ったが、それでも最初は誰が言っ
た言葉かはわからなかった。

それから長い年月が過ぎて、向井敏さんの「文章読本」を読んでいたら、唐の
詩人干武陵の「勧酒」を井伏鱒二が訳したものの一節だと判明した。僕は井伏
鱒二は高校生の時に出た「黒い雨」を読みかけで投げ出して以来、一度も読ん
だことがない。

川島雄三監督は井伏鱒二原作の「貸間あり」(1959/112分)という映画の中
で、有名になったこのフレーズを使っている。

コノ盃ヲウケテクレ  ドウゾナミナミ注ガシテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ  サヨナラダケガ人生ダ

川島雄三監督は20歳で小児麻痺に罹り、ずっと身体が不自由だった。さらに筋
萎縮症に冒され縮んでいく自らの身体を酷使して名作を作り、40代半ばで死ん
だ。日本軽佻派を名乗り、小津安二郎監督の「東京物語」(1953/136分)や
黒澤明監督の「七人の侍」(1954/207分)と並んで日本映画の名作と言われ
る「幕末太陽傳」を遺した。

川島雄三監督については弟子の藤本義一が小説の形で書いた「生きいそぎの記」
に、その風貌や生き様が活写されているが、常に自分の死を意識していたのだ
ろうことは想像に難くない。自虐的でもあったようだ。そんな彼は、自分に言
い聞かせるように「花ニ嵐ノタトエモアルゾ サヨナラダケガ人生ダ」とつぶ
やいていたのだろうか。

●サヨナラとカタカナで書くのも嫌いではない

「さよなら」という言葉は好きだ。オフコースが歌っても、都はるみが歌って
も、「さよなら」という言葉は心に沁みる。

「さよなら」に関しては、様々な作家が工夫を凝らして名セリフを考えている。
有名なのは、レイモンド・チャンドラーが書いたフィリップ・マーロウの「さ
よならをいうのは、わずかのあいだ死ぬことだ」というフレーズだろうか。

僕はこれをチャンドラーのオリジナルだと思っていたのだが、イラストレータ
ーでエッセイストで映画監督の和田誠さんによれば、元ネタがあるという。も
っとも、マーロウもこの決めゼリフの前に「フランスのことわざだ」と断って
はいるが……。

この場合の「さよなら」は、おそらく「もう二度と会えない人」を送る「さよ
なら」だろう。明日また会える人とサヨナラするのに、わずかの間でも死んで
いたら命がいくつあっても足りない。

ちなみに僕は「さようなら」と表記するより「さよなら」と書く方が好きだ。
それにサヨナラとカタカナで書くのも嫌いではない。日本語には「あばよ」と
か「さらば」とか「またな」など、別れの言葉はいろいろあるが、やはり「さ
よなら」に留めを刺す。

中原中也の詩にも「さよなら、さよなら」のリフレインが印象的な「別離」と
いう作品がある。「さよなら」を繰り返すことで、詩の主調低音が響いてくる
ような感じになる。ジャズで言えば、ウォーキングベースのように常に響いて
いる音である。こんな具合だ。

  さよなら、さよなら!
    あなたはそんなにパラソルを振る
    僕にはあんまり眩しいのです
    あなたはそんなにパラソルを振る

「さよなら」は言い方のニュアンスで、いろいろ伝わる部分が変わるのだろう
が、やはり「もう二度と会えない人」との別れの「さよなら」には、深い想い
を伝える響きがある。

僕は、幸いなことに今まで大切な人とのサヨナラをしてこなかったような気が
する。カミサンとは16の時に出会い途中いろいろあったけれど、サヨナラをせ
ずに30年以上一緒にいるし、まだ近い家族を亡くしたことはないので最後のサ
ヨナラをしたことはない。

会わなくなった友だちはいるが、月日が経つうちにいつの間にか疎遠になって
しまった感じだから、サヨナラをした覚えがない。今までで一番辛いサヨナラ
は、一緒に仕事をしたことのあるKさんの事故死だった。

●出会いと別れの繰り返し

最近、「サヨナラダケガ人生」なのだろうか、と思うことがある。サヨナラの
前には出会いがある。出会いこそが人生なのではあるまいか──歳をとったせ
いか、どうもそんな風に思えるようになってきた。

不思議なもので、若い頃には「サヨナラダケガ人生ダ」というフレーズが心に
残ったのに、この歳になると逆に「いろんな出会いが人生だ」と思えてくる。
人や物や体験など、まだ新しい何かと出会えるだろうかと考えている。

出会いは不思議だ。僕は、今まで仕事上の転換が何度かあった。8ミリ映画雑
誌からカメラ雑誌に異動した時、カメラ雑誌からビデオ雑誌に異動した時、ビ
デオ雑誌から広告専門誌に移り、さらにDTP制作でデジタルグラフィックスの
雑誌を立ち上げた時など、それまで培ってきた知識や人脈がいきなり役立たな
くなる事態に陥ることが多かった。

そんな時には、必ず新しい出会いがあった。だから未だに僕は保っている。DG
(デジタルグラフィ)という季刊誌を立ち上げることになった時にも不思議な
出会いがあった。1997年の夏のことである。

それまで、2年間で3冊、僕は月刊の広告専門誌の編集部に在籍しながらプロ向
けのデジタルフォトのムックを出していた。2号目からはDTP制作だった。それ
を定期刊行にしてデジタルフォトだけではなく、デジタルグラフィックスへ領
域を広げることになった。

ちょうどその頃、広告制作会社から独立することになったという石川淳哉さん
に紹介された。デジタル部門の立ち上げを手がけた石川さんは、広告グラフィ
ックスのデジタル制作に精通し、自ら立ち上げる会社もddl(デジタル・デザ
イン・ラボラトリー)と名付けていた。

デジタルフォトの世界に関してはかなり詳しくなっていたが、デジタルデザイ
ンやDTPに関してはまだまだ知識や情報に疎かった僕に同情した神様が、石川
さんとの邂逅を仕組んでくれたのだとしか思えなかった(それにしては石川さ
んは天使という風情からは遠いと思うけど……。すいません、石川さん)。

ddlには、DGのデザインとDTP作業も依頼することになり、創刊号では石川さん
に取材や原稿書きまでお願いすることになった。

その後、DGは季刊誌という形態がデジタル世界の変化の速さに対応できず、そ
の要素を月刊誌に戻すことにしてほぼ3年で休刊になったが、石川さんとddlは
発展を遂げ多くのスタッフを抱えて広告グラフィックスからWeb制作まで様々
な仕事をしている。先日も石川さんはJPCのセミナーで講師をやっていた。

そんな石川さんが亡くなったKさんの大学時代の親しい同級生だったと知った
のは、知り合ってからずっと後のことだった。Kさんの葬儀の時にも来てくれ
ていたという。

もしかしたら、僕のデジタルデザインに対する知識や情報のなさに同情したの
は神様ではなく、天国にいるKさんだったのかもしれないと思うことがある。
彼女は音楽家として高名な祖母の名前キクコから二文字をもらったのだろう、
キクノという古風な名前を持っていた。

ありきたりだけど「出会いと別れの繰り返しが人生だ」と言うべきなのかもし
れませんね。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。ロベルト・アンリコ監督が、2月23日にパリの病院で亡くなった。
69歳だった。「冒険者たち」を作った時は、まだ36歳だったのだ。合掌。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

川島雄三傳
http://www.246.ne.jp/~sadanari/kawashima.html

カワシマクラブ
http://www1.raidway.ne.jp/~k-tessen/

digital design laboratory
http://www.ddl.co.jp/

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■デジクリトーク
自分勝手じゃない自由

MIDORI(在ローマ)
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●レンガ造りの部屋でワイン飲みながら聞くジャズってヨーロピアン

そのジャズクラブは国道3号線を北上して、ローマの旧市街からかなり離れた
MORLUPOという小さな中世起源の町にあった。

多くの中世起源の町がそうであるように、そこも小高い丘全体が町になり、ジ
ャズクラブは町の中心の広場を通り過ぎて、丘の斜面の階段を降りた町はずれ
にあった。当時はワインの貯蔵庫だったようだ。

中は木の梁の天井、壁はごつごつの石を積み重ねたもの。床材は新しくしてる
けど、わざとこの古いものを残している。いくつもの小さな部屋に分かれ、一
番大きな部屋には天井までの棚があってワインがゴマンとおいてある。

壁にはありとあらゆる世界中の打楽器が飾ってあった。小さな小さな舞台がこ
の部屋にある。

このジャズクラブでおなかに入れられるものはサラミハム類とワインだけだ。
私と伴侶のブルーノはワインを一本注文する。北イタリアの甘口赤ワインだ。
11.5度とあまりアルコール度が高くないので楽に飲める。

グループはピアノ、ベース、ドラム、ギターのカルテットだ。リーダーのピア
ノはブルーノが通う音楽学校の副責任者。一度聞きにおいでよ、うん、てな感
じで今夜のお出かけとなった。

カルテットは最近、サックスからギターにメンバーを替えたばかり。石を積み
重ねた壁を背景に、レンガのアーチを装飾にして、皆肩がくっつきそうな配置
で演奏が始まる。この背景はいかにもヨーロピアンジャズだな、と思う。

●そしてそれは起こった…

軽くウォーミングアップの2、3曲が済んでからそれは起こった。食事をしてた
客も終わって気分が聞こうか、という態勢になり、ワインがまわり、空気があ
たたまり、メンバー同士の今日のごきげん度もはかれた頃。

ギタリストは目を閉じ、音の中に入り込んでいた。あたたかく柔らかい音が弦
からどんどん溢れる。ピアニストはリーダーだけど、オレに着いてこいのお山
の大将じゃなかった。

メンバーのそれぞれが全く自由に飛翔していた。全員が自由だけど、互いが互
いの存在を尊重し、音を聞き、気分を聞き、魂を聞いて、それにぴったりあう
自分の音を気分を魂を出した。

自由っていうのは自分勝手にする事じゃないんだ! と突然の啓示。

一人一人の「個」の音も、全体ひっくるめた音もそれぞれに意味を持っていた。
4色の光が混ざりあったり、離れたりして完璧なハーモニーを作っていた。完
璧だけど、それしかない! と言う狭いものではなくて、無限の組み合わせの
中から今はこれが出て来たという、豊かさが後ろにあった。

確かなテクニックに裏付けされた自由さで音階を駆け上がり駆け下りる。4人
が作り出す何色もの音色のダンス。4人は4人とも音色の中。音色三昧。激しく
集中しながらすごくリラックスしてる、お茶の師匠の、ヨガの行者の、禅の坊
さんの境地にいるに違いない。

その境地は聴衆にも影響をおよぼし、私達も激しく集中しながら音を聞き、す
ごくリラックスした。聴衆の境地はカルテットのメンバーに影響をおよぼし、
グループはますます音の世界に集中していった。

曲が終わる度に客席から「柔らかい拍手」が沸いた。お気に入りの山下洋輔の
エッセイの中にドイツのジャズクラブで演奏した時に「柔らかい拍手」が沸い
たとあった。日本で演奏すると、聴衆と対峙する感じになるそうだ。「お前ら
の生きざまをしっかり見届けてやるかんね」と言う感じだそうだ。

その「柔らかい拍手」ってこれだな、と思った。カルテットも聴衆もリラック
スしてるのだ。第一部が終わって休憩にはいる。

●音ヲ楽シム

小学校の時の音楽の先生はちょっと風変わりな先生だった。元はプロのフルー
ト奏者だったそうで、肝臓を壊して舞台に立てなくなったと言っていた。

テレビの教師もの先生のように、子供たちの心にグイグイ入って来た先生だっ
た。まず子供を子供扱いしない。それぞれの人間を前面に出して向かい合って
くれた。

「おまえらなぁ、オレみたいに机に座っちゃだめだぞ。オレは肝臓を壊して長
い事立ってられねぇから特別なんだ」と音楽室の机に片方の尻をのせてしゃべ
った。

子供達相手に政治の話をしたし、思春期になって起こるからだの変化を恥ずか
しがる事はねぇぞ、と何が起こるのか、おもしろく話してくれた。教科書にあ
る音楽をもっと深く理解してくれ、と何を使っても良いからこの主題を表現し
てこいと言う宿題を出したりした。

私達が6年生の時、コーラス部を指揮して東京都の音楽コンクールに出場した。
「雪の降る町を」の練習風景を後に卒業文集でコーラス部に属していたクラス
メートの作文で読んだ。「おまえらなぁ、この人のつもりになって考えてみな。
なんで一人で雪の中歩いてるんだろう? どんな気持ちで歩いてるんだろう?」

結果は西六郷小学校に続いて二位だった。「西六郷には勝てねぇなぁ」と残念
そうだった。西六郷と言うのは「西六郷少年少女合唱団」と言うのがあって、
NHKのみんなの歌で歌ってるほどの「プロ」だ。

学校内で先生の評価が上がり、だいぶ勝手を許されるようになったらしい。卒
業してから、「小学校でジャズバンド」とかいって、かの先生がジャズ部を作
って子供達のジャズ演奏を指揮してる姿をテレビで見た。

で、6年生の時、全員にノートを用意させ、音楽理論を教え出した。変ホ長調
なんてのを1ページごとに書いて行った。「これにきれいな挿し絵でもつけて
な、おまえら大人になるまで持っててみな」私は各ページに、図鑑を見ながら
色鉛筆で花の挿し絵をなるべく細密に描いてきれいなノートを作った。

その第1ページに書かせたのが次の言葉だ。
「『音楽』とは音を楽しむことである。」

●飛び入りの演奏も

休憩が終わると、客の一人がスポーツバックからコンガを取り出して舞台に登
った。ちょっとはにかんで若干の緊張が見られた。メンバーと一言二言打ち合
わせをし、音が出始める。

コンガも踊り、見事なクインテットになった。メンバーのリラックスがコンガ
にも移り、まさに「 音 楽 」。音を楽しんでいる。2曲終わると、たまら
ねぇと言う感じに、店のオーナーがジャンベイ(ナイジェリアのタイコ)を持
って舞台に上がった。

客も「お?!」と言う感じに期待し、メンバーもパーカッションに多くの空間
を譲った。ドラムとコンガとジャンベイの音が所狭しと走り回り、ピアノとベ
ースとギターは楽しそうに聞いている。聴衆も高まった。

高まりっぱなしだとくたびれるので、ピアノがなだめに入り、ギターとベース
もそれに続いて、パーカッションをよしよしとなだめて終わった。終わるとま
た柔らかい拍手、で、今夜の演奏も終わった。

ワインの壜も空いて私達は帰路についた。

本編の主人公:カルテット ”LUCA BERNAR ENSEMBLE”
http://digilander.iol.it/lucabernarensemble/

ベーシスト、カルロ作のサイト イタリア語/英語 演奏の一部を聞く事がで
きます。

プロフェッショナルな軽快な演奏を聞いてると、楽器の演奏って楽しそうだし
簡単そうに見えてしまう。幼稚園の頃、ヤマハのオルガン教室に通った(通わ
された)。その後、ヤマハのピアノ教室に通ったが毎日の練習が嫌でやめてし
まった。続けていればプロの演奏家にならないまでも、楽しい音楽生活ができ
たのになぁと思うけど、あきっぽい私のなせる企てではなかった。「続けられ
る、と言うのは才能」と聞いた事がある。さもありなん、と思う。コラム書き
は続けていけるかな?

midoroma@geocities.co.jp
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/5716/

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■イベント案内
MREC 2000 グランプリ受賞作「Contact Water」が体験できる
~ 複合現実空間を利用したエンターテインメントの実体験~
http://www.mr-system.co.jp/MiRai-01/
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<主催者情報>

昨年度実施された第1回複合現実型エンターテインメント・ソフト・コンテス
ト「MREC 2000」の審査結果は、並みいるMMソフト・プロダクションやゲーム
ソフト・クリエーターのアイデアを凌いで,IAMAS(岐阜県立国際情報科学芸
術アカデミー)在学中の村上泰介氏の『Contact Waterがグランプリを獲得し
ました。

このアイデアを、原作者の村上氏とキヤノン(株)3Dシステム開発センターの
コラボレーションにより具現化したMRメディアアートが、来たる3月15、16日
MRプロジェクト研究成果発表会(MiRai-01)にて展示され、参加者が体験でき
ます。この作品は,SIGGRAPH 2001のArt Galleryにも入選し、展示されること
が決っています。

MiRai-01デモ展示会場では、「Contact Water」以外にも、多数の複合現実感
システムや国際的メディアアーティスト岩井俊雄氏の新作も出展されます。こ
れだけのMR展示はまたとない機会ですので奮ってご参加ください。

MiRai-01 デモ展示に関するインフォメーション
日時:2001年3月15日 12:00-18:00,16日 10:00-17:00
会場:パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)会議センター 3F
  (横浜市西区みなとみらい1-1-1,TEL 045-221-2155(代)

入場無料(事前登録制)
MiRai-01参加申込みのページ
http://mercury.mr-system.co.jp/cgi-bin/MiRai-01/menu3.cgi

主催 MRシステム研究所
後援 キヤノン株式会社、(財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)
協賛 日本バーチャルリアリティ学会 複合現実感研究委員会
>     複合現実型エンターテインメント協議会
>
MiRai-01に関するお問合せ先
〒220-0022 横浜市西区花咲町6丁目145番地 横浜花咲ビル7F
MRシステム研究所 TEL.045-411-8111(代)
e-mail: mirai-01@mr-system.co.jp
http://www.mr-system.co.jp/MiRai-01/
>
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■編集後記(03/09)
・今日は大型ゴミ出しの日だ。ペットボトルを置きにいったら、4月から有料
になる大型テレビが2台捨ててあった。わが町会では、ゴミ当番というオキテ
があって、市の回収車が現れるころに立ち会って、あとの清掃をする。ところ
が、この大型ゴミのときはいつも違反ゴミが問題になる。回収車が持っていっ
てくれない違反ゴミは当番が持ち帰り、次のしかるべきゴミの日に出さなけれ
ばならない。先日、当番だった妻は違反ゴミ(生ゴミ、資源ゴミ)を半泣きで
運んできた。当番日誌には、こういう当番泣かせの違反ゴミにたいする怒りや
恨みがつづられている。まったくマナーの悪い住民には思い知らせてやりたい
が、どこかの都市みたいに見張り当番、ゴミチェックなんてのもばからしい。
去年、大目立ちしてしまった報いで町会の役員にさせられた(泣) (柴田)

・昨日のOHチャット。OLの頃は「女が」「女の子に持たせます」などという言
葉がだ~いっ嫌いだった。男の人なら「●●が持っていきますので」なのにさ。
名刺も作ってくんないし、仕事しているのに、いちいち中断してお茶くみや、
電話番しないといけないし、営業に頼まれて自分の得にならない書類まで作っ
ていたわさ。私はいろんな研修に行かせてもらえて、恵まれていたほうなんだ
けど。でも自分が経営者という立場になることを考えると、育てるために費用
つぎ込んで、結婚や出産でやめられたらやってられへんわな、そりゃどちらか
というと可愛い(!)男の子にお茶はこんでもらったり、受付してもらったほ
うがいいやろな、愛想のない子よりは気のきく子がいいよなぁ、給料払う立場
なのに、嫌いな子と無理して働きたくないよなぁ、などとは思う。可愛い男の
子のいるカフェの方が流行るやん。わははは。不潔な男の子と一緒に仕事した
くないOLの気持ちはわかるしさ。もちろん、一線はひくし(仕事欲しいからっ
て迫られる? ぎゃ~)「男の子が持っていきますから」とは言わないだろう
けど。あと手をつける人の中には、自分を裏切らない人で固めたいっていうの
もあるみたい。何人もの秘書に家まで買ってあげて、なんか戦国武将の戦略っ
て感じ。体はれる人ってのもある意味あっぱれ。絶対でけへんわ。そこまで根
性ない。だけど実力ないのに、そういった手段だけで仕事とられたらかなわん。
頑張れ、実力主義の女性! /でも大賀さんも花山さんも美人なのであ~る。
体でとれまっせ、十分(すんまへん)。美人の方がプライド高くて、はんぱで
ない実力主義派多いんじゃないかなぁ、なんて思うこと多い。(hammer.mule)

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デスク     濱村和恵 
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        森川眞行 

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