[0846] ピアニストを撃つな

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0846    2001/04/20.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17877部
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 <仕方なく、「お父さんのためのピアノ入門」という本を買い込んだ>

■デジクリトーク
 ピアニストを撃つな
 十河 進

■デジクリトーク インターネットの紆余曲折(5)
 寒い国からやってきたインド人(2)
 8月サンタ



■デジクリトーク
ピアニストを撃つな

十河 進
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●場末のカフェのピアノ弾き

「ピアニストを撃て」(1960)という映画が気になっていた。昔のことだから、
一度見逃した映画はなかなか見られないし、地方都市にはマイナーなフランス
映画はあまり回ってこなかった。

ヌーベルヴァーグの旗手と言われたフランソワ・トリュフォーの映画も映画雑
誌などで騒がれていた割りには、僕が育った地方都市ではまったく公開されな
かったのではないだろうか。まして、シャルル・アズナブール主演作では客も
こないと判断されたに違いない。

アズナブールはシャンソン歌手としては有名だが、当時、人気のあったアラン
・ドロンやジャン・ポール・ベルモンドとは比較にならない。そのうえ、モノ
クロームの映画である。

ミステリ好きのトリュフォーが「大人は判ってくれない」(1959)と「突然炎
のごとく」(1961)の間に作った長編2作目の作品が「ピアニストを撃て」で
ある。ふたつの名作の誉れ高い作品に挟まれ「ピアニストを撃て」は、名画座
でもあまり上映されてこなかった。

僕が「ピアニストを撃て」を見たいと思ったのは単純な理由だ。ミステリ雑誌
で読んだ誰かのエッセイにその映画のタイトルが出てきて印象に残ったからで
ある。つまり、タイトルが気に入ったからなのだ。

結局、見たかったその映画を見たのは数十年も後のこと。ジャズ・ピアニスト
でエッセイストでもある山下洋輔は「ピアニストを撃て」をもじって「ピアニ
ストを笑え!」というタイトルの本を出しているが、僕は映画より先にそちら
を手にすることになった。

「ピアニストを撃て」は、元は有名だったが落ちぶれて場末のカフェのピアノ
弾きになっている男が主人公の映画である。彼はピアノ・トリオ編成で客たち
の喧噪の中、夜毎ピアノを弾いている。

僕は冒頭のシーンを見て、当時のフランスのジャズ・クラブの雰囲気を想像し
た。1950年代後半から60年代前半にかけて、フランスではジャズが盛んになる。
映画にも頻繁に使われシネ・ジャズとかフレンチ・ジャズとか言われている。

ジャズを使って有名なフランス映画としては「大運河/SAIT-ON-JAMAIS」(19
56/97分)「死刑台のエレベーター/ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD(1957/92分)
「危険な関係/LES LIAISONS DANGEREUSES」(1959/106分)「彼奴を殺せ!!
〈きゃつをけせ〉/UN TEMOIN DANS LA VILLE」(1959/91分)「殺られる
〈やられる〉/DES FEMMES DISPARAISSENT」(1959/88分)などがある。

「大運河」の音楽はMJQ(モダン・ジャズ・クァルテット)である。「死刑台
のエレベーター」はマイルス・デイビスが映像を見ながら即興でトランペット
を吹いたという伝説を遺した映画だ。「危険な関係」と「殺られる」はアート
・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの音楽がヒットした。

その当時、パリのジャズクラブで伝説になったライブもある。たとえば、1959
年の4月24日と25日にクラブ・サンジェルマンで録音されたヴァルネ・ウィラ
ンのアルバム「BARNEY」は伝説の名盤だ。ピアニストはデューク・ジョーダン。
「危険な関係のテーマ」として有名になった「NO PROBLEM」の作曲者である。

そのアルバムの1曲目は「ベサメ・ムーチョ」だが、客のざわめきを背景にし
て印象的なデューク・ジョーダンのピアノのイントロでスタートする。見事な
ピアノ・プレイだ。

●もしもピアノが弾けたなら

ピアノが弾けたらどんなにいいだろうと思っていたことがある。いや、今もそ
う思っている。大して好きな歌ではないが西田敏行の「もしもピアノが弾けた
なら」には共感する部分がある。

僕らの世代には、特に貧乏人だった人間には、ピアノに対する幻想がある。ピ
アノ→広い庭のある広壮な邸宅→出窓の白いレースのカーテン→深窓の令嬢→
薄幸の美少女……というように連想は果てしないのである。事実、僕の周囲で
ピアノが弾ける人間は金持ちの育ちだ。

向井敏さんが「傑作の条件」という本の中でピアニスト中村紘子の「チャイコ
フスキー・コンクール」を傑作と評していたので買って読んだが、確かに傑作
だった。その後、「ピアニストという蛮族がいる」「アルゼンチンまでもぐり
たい」なども続けて読んだ。

ピアノの弾き方をこんなに理論的にイメージ豊かに書いている本を僕は他に知
らない。なぜ、日本のクラシックピアノの教育が駄目だったのかも、論理的に
納得させてくれる。

ホロヴィッツは鍵盤を引っ掻くように弾いたという。日本のピアノ教育は、真
上から指をたたき落とすように弾くことを強いてきたらしい。そのあたりの精
神主義的な日本のピアノ教育の歴史も面白かった。

ピアノを弾くのに大きな手は重要なのだろうと思っていたが、反面、ミスタッ
チしやすくもなる。僕には聞き分けられないが、晩年のホロヴィッツもけっこ
うミスタッチしていたらしい。そう言えば、数年前、亡くなる直前に日本公演
を行ったデューク・ジョーダンもミスタッチが多かった。

実は、数年前、子供たちが使わなくなったクラビノーバ(電子ピアノ)を自室
に運び込み、「ジャズ・ピアノ入門」というビデオと教則本のセットを購入し
た。「ジャズ・ピアノ入門」を一通りマスターすると、バド・パウエル作曲の
人気曲「クレオパトラの夢」が弾けるはずだった。

しかし、まず指が動かない。ドレミファソラシドをどう指で弾けばいいかがわ
からない。仕方なく、「お父さんのためのピアノ入門」という本を買い込んだ。
なぜか当時、お父さんたちはピアノブームだったらしく、本屋にはそんな本が
何種類も平積みになっていた。

中には、シールがついていて、そのシールを鍵盤に貼り、楽譜に掲載されてい
る色分けされたシールの順番に弾いていけば、その曲が弾けるというとんでも
なく親切な本もあった。「5分で弾けるピアノ本」という売り文句だったが、
何だか自尊心に邪魔されて買い損なった。

自尊心がある割りには、ピアノの才能はまるでなかった。指は動かず、結局、
人差し指だけでしか弾けない。右手に集中すれば左手は止まる。ブラッド・メ
ルドーという若手ピアニストは右手と左手で異なるメロディーを弾く。それも
即興である。天才的と言わざるを得ない。

●海の上のピアニスト

音楽やアートの世界には、天才的な人たちがいる。ちょっとした才能などでは
ない。圧倒的で有無を言わせぬ才能を持つ、神に選ばれた人々だ。その代表的
存在はウォルフガング・アマデウス・モーツァルトだろう。彼らの使命は人々
に安らぎを与えることである。

「海の上のピアニスト」(1999)の主人公は大西洋航路の豪華客船の中で拾わ
れ船の中で育つが、ある時、一等船室に上がりフロアに置いてあったピアノに
惹き付けられ、鍵盤に触ると同時に天才的なピアノ・プレイを披露する。

成長するにつれ、彼は見事なピアニストとなり評判を呼び、夜毎、人々を楽し
ませ安らぎを与える。時には傷ついた人々の心を癒す。彼は間違いなく、神に
選ばれた人間のひとりである。

物語は、うらぶれたトランペット吹きが楽器屋にトランペットを売りにくると
ころから始まる。彼は最後にトランペットを吹き、そのメロディに魅せられた
店の主人が一度割れたものを張り合わせたレコードをかける。同じ曲である。

トランペット吹きはレコードを手に入れた経緯を聞き出し、そのレコードがあ
ったという廃船のある場所へ行く。廃船は翌日に爆破される予定だが、トラン
ペット吹きは「まだ、その船の中には彼がいるんだ」と爆破しようとする男た
ちを前に回想を始める。長い長い物語である。

回想という物語の構造が、この映画をより印象的にする。その寓話性さえ自然
に納得させてしまう。一生、船から降りなかった天才的なピアニストの物語で
ある。1900年、20世紀と共に生まれ、船底で油にまみれて育ち、名前も戸籍も
なくこの世に存在しなかった人間である。

音楽というその瞬間にしか存在しないもので彼は人々を幸せにする。評判を聞
いたレコード会社の人間が彼の音楽を録音しようと、一度だけレコーディング
するが、彼はそのマスターレコードをすぐに割ってしまう。

エリック・ドルフィーが言ったように「演奏の終わった音楽は虚空に消え去り
二度と取り戻すことはできない」のである。

ヨーロッパと新大陸の間を数え切れないほど往復しながら、彼は様々な人々を
見る。自由の女神を見て誰かが「アメリカ!」と叫ぶ。移民たちは新大陸に夢
と希望を託しているのだ。多くの人々の人生を彼は目撃する。

彼は恋をする。一度は、その娘のために船を降りようとするが、彼は降りられ
ない。彼の世界は船の上なのだ。陸は彼にとって異世界なのである。彼はピア
ノを弾き続ける。人々のために、何より自分自身のために……。

彼は何かの象徴なのだろうか。彼の人生は実に単純だ。船の中が彼の世界のす
べてで、ピアノを弾くことだけが彼の人生のすべてだ。戦争も彼には陸の世界
の出来事にしかすぎない。彼は多くの人々の人生を目撃するが、自分自身の人
生は船の中の世界に閉じ込めているのだ。

だから、廃船の中に潜んだまま彼は船と共に爆死することを選ぶ。トランペッ
ト吹きの前に姿を現した彼は、自分が船と共に消えることを願っている。彼は
何かの象徴なのだろうか。

もしかしたら彼は音楽そのものの象徴なのかもしれない、と映画を見てから数
カ月経って思ったことがある。あるいは音楽というものが象徴する何か、人々
に安らぎを与え、傷ついた心身を癒してくれる何か、それがなければ世界は存
在しない大切な何か……

静かに音楽を聴いている時、僕はノスタルジーに浸ることもあるし、来し方行
く末をぼんやりと思いめぐらせることもある。時にセンチメンタルになり、時
には明日に向かう気持ちが湧き起こってくる。

精神にも糧は必要なのである。

だからピアニストを撃ってはいけない。時には撃ちたくなる下手なピアニスト
がいるにしても……。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。夜、早めに帰れるようになった途端、呑む約束が続いている。い
くつかの業界の集まりも続いたので少し疲れる。他社の人と呑んでいるといろ
いろ情報が得られるのだが、別にそのために呑んでいるわけではない。基本的
には、音楽や映画や文学や写真やアートや天体の話(?)などをしている。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ヌーヴェル・ヴァーグ
http://www.rakuten.ne.jp/gold/em/index/TOP1.htm

ジャズピアニスト・データベース
http://www.asahi-net.or.jp/~dj4h-nszw/Web/detabase/dbase.html

海の上のピアニスト・オフィシャルページ
http://www.asmik-ace.com/LegendOf1900/index.html

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■デジクリトーク インターネットの紆余曲折(5)
寒い国からやってきたインド人(2)

8月サンタ
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<前回までのあらすじ>
私、8月サンタは1998年4月、日本の紙加工用機械を、アメリカの親父の会社を
通じ、フィンランドの業者に売る、というプロジェクトの手伝いをすることに
なった。契約は済んだのに融資の段階でトラブルが発生し、仕切直しのために
関係者が日本に集まった。現れたフィンランドの発注者、Gはインド出身の誇
り高い男だった・・・。

●寒い国からやってきたインド人(2)

静岡で実際に会ったGという男は、誇り高い「国際的」なセールスマンだった。
メールの調子から覚悟はしていたが、しゃべりだしたら止まらない、アグレッ
シブな男だった。

次の日の朝、約束の8時半きっかりに、今回全員を呼び寄せたS製作所のS社長
がホテルに現れた。もう一人のキー・マンだ。48歳、見かけは、藤田まこと風
だ。S氏については、その会社と製品を語る方が、その人柄が判りやすいと思
う。

●S製作所とその製品について

S製作所の主な製品は、紙製品の加工用機械と、自動車部品の製造用の機械だ。
いわゆる産業用機械のメーカーである。名前を具体的に挙げてしまうとすぐに
判ってしまうのであまり明かせないのだが、誰もが使う紙製品を、原紙から、
切断・折り曲げ・圧着などの加工を施して製品にする、そのための機械を生産
している。

なんとその分野に関して、シェアはほぼ独占状態だ。あなたが間違いなく目に
したことのあるその紙製品は、いろんな企業から様々なブランドで出ているが、
加工にはS製作所の機械を使っているのだ。

たったの30人ほどの会社だが、自動車部門の方も、非常に重要な製品を生産し
ていて、2000年現在の日本の自動車の、シェア一位、二位のメーカーの指定業
者だった。(つまり●●●と●●●です。)S製作所の機械には、同業他社が
真似の出来ない信頼性と耐久性があるため、たいした営業もしないのに、業績
は堅実に上がっていた。私が訪れたときも、10億円かけた新工場が完成したば
かりだった。

だからS社長は、自分を偉そうに見せる必要のない人ではあった。二代目だが、
それなりに大変な苦労をされているようで、口数は少ないが、一度自分で決め
たら、絶対にやりとげる、そんな意志の強さが全てににじみ出てくるタイプの
人だった。

あと、決して揶揄する意味ではないが、大物と呼ばれるタイプの人には、他人
の言葉を、意味がないと判断すれば、鷹揚に無視して進めていく人がいる。
S社長はこれが出来ない人だった。そこにいる全員の、どんな言葉でも、投げ
捨てることができず、きっちり反応してしまう人だった。たぶん、根が恐ろし
く誠実な人なのだと思う。

全員の和やかな朝食後、まずは社長が工場を案内、今回契約することになって
いた機械を見せた。Gが早速いろいろな質問を改めて浴びせたが、社長の回答
は明快すぎるくらい明快だった。ここの会社の製品は、原料を誠実に製品に加
工する、それだけのもので、嘘をつく余地がどこにもない。

スケールによって三千万円~一億円程度のユニットが用意されている。見せて
もらったのは国内に納品前の五千万円のものだったが、ピカピカの工場の中で、
完璧に動作した。海外では同じ機能を持つ機械を70%の価格で入手することが
出来るが、この機械が優れているのは圧倒的な耐久性だ。1970年代に納品した
第一号機から、未だ故障した個体がない、という。

典型的な「ジャパン・クォリティ」だ。例えば今回の輸出先のフィンランドは、
一級の工業国としても知られている。ノキアといえば携帯電話の代名詞だし、
フィンランドの家具はデザイン・耐久性で世界の一流品とされる。

しかし、ヨーロッパで暮らした経験のある人ならご存じと思うが、例えば素晴
らしいデザインの家具やモダンで機能的なキッチンの中で暮らしていても、ス
ープをすくうお玉(レードル?)の先が、ぽろっととれてしまったりする。鍋
の取っ手、水道のカラン。見た目はいいが、長持ちしないものの多いこと!

基本的な工業製品の信頼性は、日本のものが一次元上だ。ドイツ製品などの耐
久性には素晴らしいものがあるが、ほとんどの場合、定期的に適切なメンテナ
ンスを必要とする。それなりに手をかけてやらなくてはならないのだ。一方、
日本の機械の特徴は、余りメンテナンスをしなくても長持ちすることで、それ
は「機械は整備しなくても壊れない」という日本人の良くない常識にすらなっ
ている。

少々値が張るが、メンテナンス・フリー、だから世界のどこでも通用する、と
社長は考えており、S製作所はこの機械をアメリカに5台、韓国に2台、すでに
輸出していたが、アメリカではライバルメーカーの値引き攻勢が激しく、韓国
では購入した会社がいきなり外装を自社のものに変えて、自社製品として市場
に売り出してしまうなど、トラブルが続出してうまく行かなかった。今回は、
舞台を変えてヨーロッパに挑戦するための第一歩だった。

●初めて聞く事実がぞろぞろと・・・

デジクリに載せる原稿としてはかなりの逸脱をしていると思う。もう少しなの
でごめんなさいね。

とりあえず、その後の6日間、通訳として私は地獄を見た。日本では一般的に、
正式に契約するまで長い折衝が行われ、契約後はいかにその内容を誠実に履行
するか、という話になる。

ところが、Gにとって契約はスタートラインだったようだ。この後あまりに錯
綜した事態になったので、そのいちいちは記さない。Gは我々の聞きたいこと
に答える間があればこそ、いきなりその場から世界のあちこちに電話をかけ始
めたのだ。

「機械を買う見込み客がいるんだ」

おいおい、あなたに機械を売るはずではなかったのか? しかし、Gは自分の
コネクションと商売能力を誇示しつつ、いきなり話をややこしくしていった。

まず、我々の全く知らない投資家が現れた。フィンランド北部の都会、ロバニ
エミのJukka氏と、その共同経営者のTomas氏である。Gは彼らと問題のフィン
ランドの銀行とのやりとりのFAXのタバを持っていた。なんだそれは???

・・・とりあえず、この他にいろんな私たちの知らない事実やら書類やら契約
やらが、この後どんどんGの鞄から出てくるのだが、それは次週、全ての背景
にあった本当の話をお伝えすることで理解していただけると思う。

しかし一番の問題は、Gが勝手にヨーロッパの見込み客を日本に呼んでいたこと
だった。Gが平然と言い放ったのだ。

「2日後にイタリアから業者が来るから、皆で接待してくれないか」

Gの手元には彼らの日本での日程とご丁寧にパスポートの顔写真のコピーまで
握られていた。もちろん全員が今初めて聞かされた話だ。準備の暇などなく、
私はいきなりGの通訳をしつつ、イタリアからの客を関西新空港まで、出迎え
に行くことになった。
 (つづく)
【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する32歳
4月24日、英国からの観光誘致ミッション主催のワークショップに参加してき
ます。旅行代理店でもジャーナリストでもない「ウェブサイト主催者」という
立場で殴り込みをかけてきます。(大げさ)現地は口蹄疫で大変なのですが。
santa@londontown.to

ロンドン好きのファンサイト(写真100枚以上追加しました)
http://www.londontown.to/

▼デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」来てね~!
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早く追加記事のせなくちゃ。

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■編集後記(04/20)
・ハニー号がようやくクルマに乗れるようになった。以前はすぐに酔ってしま
って、これじゃ絶対にどこにも連れていけないと思っていたのだが、妻と娘が
ハニー号を強引にクルマに押し込んで、荒川河川敷の公園に連れ出した。最初
はおびえて抵抗していたが、そのうち窓から首を出してご機嫌だったという。
公園ではロープをはずしてもらって疾走し、大喜び。ウンコを2度もしたとか。
以来、週に数回はドーマン犬となる。道満という公園に行くからだ。ドーマン
ケン、いい響きである、式神みたい。時にはばか犬ゴーマン犬だが。(柴田)

・ようやくADSLモデムが届いた。といっても忙しくて開けてもいないんだけど。
今月中には開通するらしい。わくわく。あと「Via Voice」を注文。Palmが欲
しいと思っているのに、先にこっちなのだ。最近、取材をすることが多く、MD
に入れたものを起こす必要がある。起こす時に一番面倒なのが、ちまちました
巻き戻し。なのでこの巻き戻し作業だけでも楽になるなら、と購入を決めた。
効果のほどはどうなのかしら。喉つぶしたりして。     (hammer.mule)
これでうちの父親もパソコン参入か?
http://www-6.ibm.com/jp/voiceland/index.html
http://www-6.ibm.com/jp/voiceland/info/tape_001222.html

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
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        森川眞行 

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