[0948] 詩を書く青年

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0948    2001/10/09.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19574部
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 <私にも思春期というものがあった>

■デジクリトーク
 詩を書く青年
 モモヨ(リザード)

■デジクリトーク SIPSのゆくえ 連載第4回
 やってもやってもやっても
 -プログラミングのスキル-
 uz

■イベント案内
 IT連続講座「花のドット・コム」

■イベント案内
 ヨーロッパ・メディアアート・フェスティヴァル「メディアと身体性」

■イベント案内
 RESFEST at Tokyo Designers Block

■イベント案内
 tokyo designers block2000

■シンポジウム案内
 CG-ARTS協会主催「最新CGシアター&IT教育シンポジウム」

■展覧会案内
 ドイツの最も美しい本展2000

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 秋の夜長はコレにはまる! ガイドおすすめ本・CD・ビデオ・ゲーム



■デジクリトーク
詩を書く青年

モモヨ(リザード)
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前回、小学校時代の私と詩の関わりについて書いた。実は、詩を書く少年が、
いかにして、詩を書く青年になっていくのだが、今回は、このあたりを書いて
みたい。

1953年生まれの私が、本当に詩を意識し始めたのは60年代後半のことである。

今の少年少女がどのようにして、詩の暗き森に迷い込むのか、私は知らないが、
私の場合、自分が志向したとは、けして思えない。なるべくしてなった、そん
な気がする。

恥ずかしながら、私にも思春期というものがあった。

その入り口に差し掛かった頃、私は悲惨なまでのロマン願望を抱えていた。い
わば、センチメンタルな少女のように、恋を恋するような切望、願望を抱えて
いたのである。

このような傾向は少年誌より少女漫画において顕著なわけだが、実際に、非生
産的な、あるいは非現実的な恋情に身を焦がすのに少年少女の別などあるわけ
がない。少年におけるロマンチシズムは、その拙劣さ、稚拙さにおいて、ある
いは、はるかに少女のそれを凌駕していなくもない、と思う。

島崎藤村に『初恋』という詩がある。いまとなっては気恥ずかしいだけのこの
作品に臆面もなく共感できた少年は、多分、私一人ではないだろう。

現実面には何ら影響を及ぼさなかった青い夢想とはいえ、センチメンタルでロ
マンチックな傾向はほとんど病気というものだった。これは、ほぼすべての人
がたどる道であろう。この年頃の少年少女は、多分、心奥において、ほぼ全て
の人が詩人なのだろうと思われる。

……花になく鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか歌
を詠まざりける。力をもいれずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれ
と思わせ、男女の仲をも和らげ、たけき武士の心をも慰むるは歌なり……

というのは、有名な古今和歌集の序文(仮名序)冒頭の一説である。

簡単に言ってしまえば

「鶯や蛙だって歌うのだから、生き物、みな歌わないはずがないではないか。
実際に力を使わなくても天地を動かすこともでき、また、鬼神を感動させるこ
ともできる。男女を仲むつまじくさせ、荒ぶる武者の心情をも平らげる、それ
が歌だ」

というようなことだろう。さかりがついた猫も歌人も似たようなもの、とまで
は、さすがに書いてないが内容はそんな感じだ。

私は百人一首すら満足に覚えられない和歌音痴なので万葉集もろくに読めない。
古今は万葉ぶりの歌集ということだが、私に共感できるはずもないが、しかし、
この古今集の仮名序、真名序は、繰り返し読んだ。人にもよく薦める。なにし
ろ、日本の詩歌論の源流になっているとすらいえる名文である。

この論から私たちの詩は発生している。その由緒ある詩歌論によれば、動物の
咆哮と詩歌は似たようなもの、そう考えてもあながち間違いではなく、また、
アイラブユーを繰り返すばかりの、朴訥なラブレターもまた詩なのであろう。

ラブレターを書くのが得意な少年を私たちは詩人とは呼ばない。誰でもが詩人
であるこの時期、あるいはわざわざ詩人という存在を外に立てる必要がないの
かもしれない。

人が詩を書く青年になるかどうか、この分岐点は、この先にある。

冒頭に書いたように私は60年代後半に思春期を迎えた。
思えば、これは、かなり決定的な影響を私に与えたようだ。

例えば、アングラブームがあり、状況劇場があり、天井桟敷があった。また、
漫画、コミックでは、ガロがあり、COMがあった。こういう時代に思春期を迎
えれば、人は暗い詩少年となることを運命づけられるもの、と私には思われる。
しかし、同世代の人間が全てそうではないのだから、時代というのは面白い。
《はっぴーえんど》がデビューする以前の、日本語のロックの可能性がうんぬ
んされている時代のこと。私は、街をうろつき、ひたすら歌の種を拾い集めて
いたのである。

この時代に都市を彷徨した経験は、私に新しいビジョンを与えてくれた。

時に生活と思想の間を揺れ動きながらも、都市生活の底に美を見出していった
ことが、あるいは私に多大な影響を与えてくれているのかもしれない。私の美
意識は、その中で鍛えられたのだと思う。この時代の後、70年代の初頭を私た
ちは形骸化した西海岸ロックの残滓にまみれて過ごすことになるが、私はその
渦に呑み込まれるところがなかった。なにしろ、私が住んでいる東京都荒川区
はカリフォルニアの青い空とは、まさに対極にあるような煤だらけの街だった
のだ。

驚くべきことに、私たちが都市に生まれ、都市に生きているその宿命をさして、
悪と呼ぶ人間がいた。しかし、私はそんな悲惨さに生活が埋もれていないこと
を知っていた。このことから、私自身は、《悪》そのものについて考えるよう
になった。悪と美について自覚的に考えるようになった時、私は、詩を書く青
年になっていたのだった。

そのうちの幾篇かの詩は、書かれねばならなかった。

そして、詩を書くことが、人が詩によってどのような感化を受けるか、詩は他
者の魂にどのような効果をもつか、この問題を自覚的に捕らえることを私に促
したのだ。

《美学》というものの所在を私は疑心暗鬼のなかでしか語れぬが、もし、それ
があるとすれば、この時の私の主たる興味はそれにあった。

私は詩の効用について考えるようになっていた。

モモヨ(リザード) 管原保雄 momoyo@babylonic.com
責任編集 バビロニクス/音楽の未来を考える
http://www.babylonic.com

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■デジクリトーク SIPSのゆくえ 連載第4回
やってもやってもやっても
-プログラミングのスキル-

uz
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SIPSの提供サービスとして、「アーキテクチャー」「デザイン」「システム」
をワンストップで提供いたします、という文句がよく使われる。これはもちろ
ん、Webサイト構築時の3本柱であり、これらのバランスによってWebサイトを
構築した会社の力量が問われる。

3つのいずれに対しても、プログラミングは核を握っている。いまや常識とな
ったインタラクティブなデザイン、情報量に伴ってさまざまな仕掛けが要求さ
れるシステム、検索エンジンの上位にランクされ、かつ軽いページ。プログラ
マーは、そのサイトの価値を決定し、そのSIPSの地位を決める。

プログラミング自体は、レゴと同義*。一般人にも趣味になりえる、楽しいも
のだ。テキストエディタでぱこぱこ打って、初めて“Hello World!”が表示で
きたときの喜びはすばらしい。JavaScriptなど偽者だなどとのたまう輩も、ブ
ラウザオブジェクトの不思議な現象に助けられ、すばやく仕掛けが組み立てら
れるのには少なからず助けられているだろう。CやVBなど使っていた人にとっ
ては、Flashスクリプトやphpが面白いことになっているらしい。

思うにプログラミングは、はまると中毒症状をおこす。カットオーバーが明確
でちょっといじってもダイレクトに結果が出るのという世界は職人ぽく、動い
た時にはスカっと爽快な気分になれる。そうなると、飯も食わずにプログラミ
ングにはまり始める。飯の間も気になる。次々に新しいメソッドを使いたくな
る。リファレンスなんか書きたくなってくる。サイトで実験したくなる。

また、プログラマーが、Webの3本の柱について考えるのは楽しいことだ。まと
め役としてのプレッシャーも、びしっと応えることができるなら応用力の極み。
そういう意味では、SIPSはプログラマーにとってとてもエキサイティングな居
場所であるはず。



しかし、プログラムジャンキーは、小さなSIPSからは生まれ得ない。ましてや
プログラミングもできるようになりたいなーなどという希望でSIPSに行ったら、
来る日も来る日も、すぐ近くに住んでいるのに恋人に会えないごとく、もどか
しい気持ちに悩まされるだけだ。そのうち会えないことで喧嘩になってしまい、
ともすると情熱を失って決別してしまう。そうなると家に近づくのもいやで、
思い出すのもいやになる。

小さいSIPSには、ジャンキーにさせてくれる余裕がない。多少の知識は絶対に
必要なのだが、内側から言わせると「多少のみ必要」と言い替えてももいい。

しかしSIPSとして外に出ると、なにかのプロフェッショナルでないと、クライ
アントに何もいえない場合がある。なにかを継続してやった経験がないと、言
葉を受け止めてもらえないのだ。それはSIPSが企業体として世間に浸透してい
ないことだけが原因ではない。クライアントがSIPSをいまだに「ものを作る会
社」と見ているからに他ならない。

プログラミングにおいて未完成なのに、とりあえず動くならとカットオーバー
してしまったり、外注さんの成果を修正しようと試みてもわからず頭が真っ白
になったり、クライアントからの要求に応えられないことに深い挫折感を感じ
たり。誰だってそんな時、ジャンキーになりたい。しかし、環境はそれを許さ
ない。

ある名の知れたSIPSの会社が、作っている我々とクライアントとの間に入ると
いう事態に直面したことがある。Web構築コンサルティングという名目らしい。
プログラムの細かい話になった。制作している我々には解決できていない問題
があった。間に入った会社には、回答できるプログラマーがいた。

顧客からすれば、表示上のつまらない問題である。そんなつまらない問題に大
枚はたいてコンサルタントを雇わなければならないクライアントは、もう次か
らは大手にしか頼まない、と決意していることだろう。デザインなら、ある程
度は誰しもが感覚的に受け入れたり拒否したりできる。対して我々の浅はかな
プログラムをWeb上に漂わせてしまったことは、罪が重い。その自覚があるか
ら、当人は深く挫折に追い込まれて、もうゼネラリストは目指すものか、とひ
きこもりたくなる。

プログラミングやデザインに挫折した人間の掃き溜めがSIPSだと、言おうとし
てしまう自分が恐い。やってもやってもやっても、プログラムは完成度を増さ
ない。今日も明日もスケジュール調整と文字校正と眠気に阻まれ、アップされ
た補正の不十分な画像にがっくり肩を落として会社を後にする。あまりにも切
ないではないか。



こう考えると、SIPSという業態は、最初からプロフェッショナルの集合体であ
るべきなのだ。ディレクターやプランナーは、現場で何年かジャンキーになっ
て、時代の流れに負けない主張と根っこを獲得した者しか、なるべきではない。
クライアントにも自分にも、それがストレスをためない唯一の方法だ。

だけどもう、小さいながらもSIPSを打ち立ててしまった。そんな小さな場合に
は、特化した強みを打ち出すことが重要と思う。たとえば10人集まった中で、
プログラムを極めた人が一人いたら、プログラムにだけは最高に自信のある
SIPSをふれこもう。何でもやってみたいと思ってSIPSを目指して入社してしま
った若者は、入ったが運のつき、プログラムでいっぱしの人間になることを目
指すのだ。

しかしジャンキーは対外的に機能しなくなる。だからディレクターはやはり下
積み経験済みの人が引き受けるべきなのだろう。ジャンキーもやがては卒業す
る日がくる、その時に次なる目標としてサイトのディレクションがあるとすれ
ば、なかなか発展的なスキルアップと言えるかもしれない。しかし若きジャン
キーも、必ず擁していなければ成り立たないのが、SIPSなのだ。

結局は、SIPSも制作会社やソフトハウスの一種だと思う。ましてや小規模であ
れば、メンバーのカラーが出るのは当然だ。カラーを出してこそ、次の伸びが
あり、戦略ができる。巨大化して戦略がないSIPSになるよりは、少しでも実績
を重ねるため、ピンポイントで狙うべきだと思うのである。

最近、すべての人に優しい人は、特定の人に大きな幸せを与えることができな
いのではないかと思う。一人にこだわって、家庭を持ち、子供をかわいがって
親に優しくなれる。そんなもんなのではないだろうか。

*最近では、レゴマインドストームという、Cに似たロボットを動かす言語があ
るそうです。レゴ・ブロックで作成したロボットにプログラムを転送し、実際
に動かせるのだとか。詳しくは日経ソフトウェアのページ
http://software.nikkeibp.co.jp/)中学生のためのNQC入門 などで。

【uz】ur7y-skkb@asahi-net.or.jp
某コンピューターパッケージベンダー勤務を経て、現在はWeb系ライター、Web
サイト構築業務に携わる。
「映画を研究する人々のためのサイト Urban Cinema Squad」もよろしく。
http://www.u-c-s.org/

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■イベント案内
IT連続講座「花のドット・コム」
http://www.hcs.tezuka-gu.ac.jp/wits/index.html
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ナビゲータ 松岡正剛(帝塚山学院大学教授・編集工学研究所所長)
ゲスト   大川弘一(メールマガジン「まぐまぐ」代表)
      金子郁容(慶應義塾大学教授・幼稚舎舎長)
      田口ランディ(作家・ウェブネットライター)
      西川りゅうじん(マーケティングコンサルタント)
      山本佳耶(モデル・モデルクラブ主宰)

日時 10月27日(土)14:30開場 15:00開演
 (終了後懇親会があります。会費2000円)
会場 大阪国際交流センター さくらの間
   大阪市天王寺区上本町8-2-6 TEL.06-6772-5931
定員 200名
申し込み方法 サイトから ほか
問い合わせ先  帝塚山学院大学人間文化学部事務局 TEL.0722-96-1331

▼「心がつながる メディアがリンクする 命短し、恋せよIT!」だそうだが
どんな内容のイベントかはサイトではわからない

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■イベント案内
ヨーロッパ・メディアアート・フェスティヴァル「メディアと身体性」
http://www.goethe.de/os/tok/kultur/2001/v1025j.htm
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東京ドイツ文化センター、日本VR学会文化フォーラム(予定)の主催、東京都
写真美術館の後援で「メディアと身体性 ヨーロッパ・メディアアート・フェ
スティヴァル(EMAF)」が東京のドイツ文化会館で開催される。

ドイツ・オスナーブリュックで実験映画から発展したヨーロッパ・メディアア
ート・フェスティヴァル(EMAF)からオーガナイザーのひとりヘルマン・ネー
リンク氏を迎え、近年の作品をフィルム、ビデオ、CD&インターネット作品に
分けて紹介するとともに、日本とヨーロッパにおける身体性の概念について草
原真知子氏、森山朋絵氏、阿部一直氏とともに考える企画。

日時 10月25日(木)18時~21時半 26日(金)16時半~21時
会場 ドイツ文化会館ホール
参加無料、日独同時通訳つき
プログラムはサイトを参照

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■イベント案内
RESFEST at Tokyo Designers Block
http://www.resfest.jp/tdb/tdb.html
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世界14都市をツアーして回るデジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTの、
東京デザイナーズブロックとのコラボレーション。

19:00-20:30 宇川直弘
メディア・レイピスト宇川直弘氏の繰り広げる映像と、特別ゲストによるトー
クショー。最新作のYoshinori Sunaharaのミュージックビデオとして制作した、
3面マルチアングル画像がパラレルワールドにて展開。その他最近の代表作合
計4作品をそれぞれトークと共に紹介する。

20:45-21:45 Me Company
世界中で注目を集めるアーティスト集団ミー・カンパニーが10月9日から行わ
れる展覧会を記念してマルチメディア・インスタレーションを開催。3面マル
チアングルで展開するミー・カンパニーの映像と空から降ってくるアンビエン
ト・ミュージックが奏でる空間を演出する。

22:00-22:30 RESFEST Sneak Preview
11月16日にリリースするRES DVDの作品を中心に革新的なショートフィルムを
上映する。映像・音楽・デザイン・インテリアのひとつの新しい融合の形。

日時 10月13日(土)19:00~23:00
会場 E-FIELD 渋谷東急文化会館8F
定員 150席(定員に達し次第締め切り)
料金 1000円
 
問い合わせ先 RESFEST事務局 info@resfest.jp TEL.03-3406-8835

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■イベント案内
tokyo designers block2000
http://www.tokyodesignersblock.com/2000/
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デザイナーズブロックとは10月12日(木)~15日(日)、東京デザイナーズ・
ウィーク開催中、青山・代官山を中心にオープン・スペースやギャラリー、シ
ョップ等、各種スペースでデザイナーの展示会及びイベントを同時に発生させ
る複合企画展である。デザイナーは大御所から若手まで、国内外合わせて総勢
70名近くが参加するとのこと。

▼サイトをじっくり見てください。よくわからない、、、

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■シンポジウム案内
CG-ARTS協会主催「最新CGシアター&IT教育シンポジウム」
http://www.cgarts.or.jp/manabi2001/
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日時 10月12日(金)11時~17時
会場 山形国際交流プラザ(山形ビッグウイング)大会議室
   山形市平久保100 山形駅からシャトルバスあり
定員 先着順396席 参加無料

・最新CGシアター 11時~14時
「文化庁メディア芸術祭」「SIGGRAPH」「学生CGコンテスト」などの受賞作を
中心に紹介。
・IT教育シンポジウム
ITの効果的な学び方? 学んだ知識をどう現場で活かすか? 技術者だけでな
く、誰もが必要な本当のITスキルとは何か? を考えるシンポジウム。「デジ
タルコミュニケーション能力を身に付ける」「IT時代のスキルアップ方法」

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■展覧会案内
ドイツの最も美しい本展2000
http://www.morisawa.co.jp/gallery/MOTS/motsj.html
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モリサワのタイポ・グラフィ・スペース(MOTS=モッツ)の第25回企画展
「ドイツの最も美しい本展2000」が11月30日まで開催中。

会期 9月10日(月)~11月30日(金)10時~18時 日祝休館
会場 モリサワタイポ・グラフィ・スペース
   新宿区下宮比町2-27モリサワビル1F TEL.03-3267-1231

「ドイツの最も美しい本」は、ドイツ・エディトリアルデザイン財団が毎年、
その年のドイツ国内での新刊本を対象に行っているコンクールである。2000年
のドイツ国内では、「グーテンベルク・イヤー」として各種催しが行われ、ま
た、この「ドイツの最も美しい本」コンクールも1951年以来連続50回を数えて
いる。2000年度の応募総数330社760冊のなかから選ばれた「最も美しい本」47
冊、「推薦図書」11冊を、実際に手にとってみられるよう展示している。受賞
作を掲載したカタログ(独語、簡単な和訳ガイド付)をにて販売(1300円)。

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■サイト案内
秋の夜長はコレにはまる! ガイドおすすめ本・CD・ビデオ・ゲーム
http://allabout.co.jp/special/1005/?NLV=AL000002-30
───────────────────────────────────
All About Japanの秋の特集。今話題のアイテムから、ガイドの思い入れが込
められた逸品まで、100以上のアイテムを一挙に紹介。秋の夜長にはまれる自
分だけのとっておきを見つけよう。オンラインショッピングサイトへのリンク
がはられているので、その場で購入もできる。

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■編集後記(10/9)
・WOWOWで「五条霊戦記//GOJOE」を見た。じつにつまらない。2時間余をむだ
に過ごした。映画見て久しぶりに腹がたった。京劇だ、CGだトカの手法うんぬ
んの前に物語がつまらないんだからどうしょうもない。セリフはみょうに聞き
取りにくいのに、絶叫などが異常にうるさい。何度も音声ボリュームをいじら
なければならない映画なんて困ったもんだ。殺陣はへたくそだし、そのくせし
つっこい。役者連中も何考えてんだかわかんない演技・表情で、見ていてまっ
たく感情移入できない。浅野忠信ってもっといい役者だと思っていたのに~。
「桃尻女に鮫肌男」のヒゲのにやけたかんじはとってもよかったのだ。(柴田)

・とうとうはじまってしまった。日本にいると、軍隊というものは大変な意味
を持つ気がするが、他国があっさりと「うちも出しまーす!」と発言している
のを聞くと、そういうものなのね、と。他国からはあてにされていないのに、
パキスタンに嫌われてしまう日本って。援助をけっこうしていたと読んだ。井
戸を掘ったり、和平に力を入れたり。そうやって創造していた人たちの成果物
が、一瞬で破壊されてしまう。たくさんの人が死ぬ。これによって、何かが生
まれてくるんだよね? 意味のある戦争なんだよね? 各国首脳陣さま。テロ
はなくならないと思うんだけど。             (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
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 担当:濱村和恵
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