[0950] 自分の世界を創るということ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0950    2001/10/11.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19593部
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 自分の世界を創るということ
 永吉克之

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 お爺ちゃまのリベンジ
 横倉みどり

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 デジタルハリウッド映像イベントスペシャル ~映像イベント怒涛の3連発

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 X Party(テン・パーティー)



■デジクリトーク
自分の世界を創るということ

永吉克之
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非常勤だが、私はコンピュータ専門学校のセンセーをしている。ウチの学校は
1年制で、1年が3学期に分かれている。私はデッサンや、構図や配色といった、
造形の基礎を教えている。そして1、2学期でそういった基礎を教えておいて、
それを土台にして、3学期になったら、生徒の自由な発想で作品を創らせるこ
とにしている。

作品のサイズと静止画であるという条件だけをつけておいて「テーマはまった
く自由。具象でも抽象でもOK。ソフトも自由だ。何をどう描いてもいい。さあ、
みんな、君たちの世界を先生に、いや、みんなに見せてくれないか!」という
が早いか、教室の空気が一変する。

生徒達の目には、恍惚の色が浮かび、叩き付けるようにパワーキーを押すと、
ディスプレイを睨みつけ、システムが立ち上がるのをイライラしながら待つ。
なかには「さっさと立ち上がらねえか、このポンコツ!」と泡を吹きながら叫
ぶ者もいる。

そして、システムが立ち上がり、ソフトもたち上げると「うご、げ....へ、ろ」
と、人か獣か分からないような歓喜の声をあげながら、制作を始める。

1、2学期は、いろんな制約を設けて与えられた課題を受動的にこなしていただ
けだったが、3学期は自分の思い通りにできる。自分の感性を、自分の衝動を、
自分の世界を、他人にぶつけることができる。まさに自己を表現することがで
きる。

彼らは、まばたきもせず、口を半開きにして、涎が溢れているのにも気がつか
ず、「け、もん....がふ」とか「ぐ....どひ、み」とか、わけの分からないこ
とを口走りながら制作を続ける。授業終了のチャイムがなっても、やめようと
しない。無理にやめさせようとすると、集団で襲いかかってくるのだ。
 
というのは、ウソである。そんなゾンビみたいな生徒はいない。

実際はその逆で、「こういうテーマで、このソフトを使って....」と、いろい
ろ条件をつけてやると、ルンルンとこなしてしまう生徒でも、「自由に作れ」
といわれると、たいていは、何を描けばいいのかわからず、アイデアを考える
だけで疲労困憊してしまって、結局何も描けずに、一日を終わってしまう場合
もあるのだ。

                 ●

「アイデアを考えるだけで」と、カンタンに言ってしまったが、彼らのように、
まだ、自分のアーティスチックな世界を持っていない人間に、自分でアイデア
を出して作品化しろというのは、ムゴたらしいことかもしれない。

例えば、「生命」をテーマにしろとか、花の華麗さを描けとか、自分のイメー
ジにあった名刺をデザインしろとかいった条件や制約を設けてやるということ
は、生徒に制作の手がかりを与えてやるということだ。

山登りに例えると、足場となる岩がたくさん突き出している岩山に登らせるの
と同じことだ。しかし、なにも制約を与えないのは、風雨で表面がつるつるに
風化してしまった岩山に、全裸で登れというようなものだ。(※べつに全裸で
なくてもよい)

また、
推理小説『姿なき殺人者』

深夜、家政婦が、夜食を持って黒田善一朗氏の書斎をノックしたが、返事がな
い。そこでドアを開けると、黒田氏はソファの上で、血まみれで死んでいた。
一体、犯人は誰なのか。(終)

この三行の文から犯人を、推理しろというようなものだ。

また、東京都全体に赤マルがついている日本地図を渡されて「明日8時にここで
会おう。じゃあねバイバイ」といわれるようなものだ。

少し飛躍してはいるが、まあ、そんなもんである。

                 ●

自由に制作するということは、ことほど左様に難しいことなのである。

アーチストは、制作の手がかりを、自分の中に見つける。何を作る、どう作る、
は内的必然性によって決定される。そのためには、自分の中に自らの美学に支
えられた世界がなければならない。

どんな人間だって、自分の世界は持っている。ただ、人に伝わる形にしたくな
る、要するに表現したくなるような世界でなくてはならない。

だから生徒には、自分が最も興味をひかれるもの、関心のあるできごとを、ま
ずは手がかりにしてみよう、と助言をあたえることにしている。したがって、
大阪近鉄バッファローズを世界一の球団と誇りに思っているなら、バッファロ
ーズを制作の手がかりにすればいい。あるいは、ポルノグラフィーが好きでし
ようがなければ、ポルノを描けばいい。これも追求すると、ひとつの世界とも
なりうる。アラーキーしかり、ウタマロしかりである。

私も若いころは、偉大な芸術家になるために、いろんな経験をして自分の世界
を豊かにしなければならないと思っていた。そこで、その頃凝っていた太宰治
の破滅的な人生の真似をしようとしたが、酒びたりになるのが関の山で、モテ
るタイプではないので、情婦との心中未遂は、実行できなかった。

しかし若かったとはいえ、愚かだったなと思うのは、自分の世界を豊かにする
ために、なんで、大酒飲んだり、喧嘩したり、女遊びしたりといった無頼派の
文士の真似をせにゃならんのかということだ。

ヒッチハイクでアメリカを横断するとか、仲間を集めて映画を作るとか、もっ
と建設的なことが、いっぱいあったはずなのに。太宰治よりも小林多喜二あた
りを読んでおくべきであった。

結論。どんな経験をすれば、自分のアーチストとしての世界を豊かにすること
ができるのか、人によって違うので、わたしゃ何ともいえません。

【永吉克之/CGアーチスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
どうも私は、自分の恥をさらすようなことばかりかいてしまう。これは、やは
り太宰治の影響か?
URL / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■セミナー案内
お爺ちゃまのリベンジ

横倉みどり
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「来週から日曜も出勤してくれないか」
会社の社長から唐突にこの話を受けたのは7月も半ばころ。私は今年の盆休み
をどう過ごそうかと考えていた矢先の話だったので正直ムッとしたが、平日に
振替休日をくれるというので二つ返事で引き受けてしまった。これが嵐の始ま
りだとは知らずに。

今年度はITなんとかと叫ばれて、政府から「国民全員がインターネットを使え
るよう国民運動を展開セヨ」というお達しが出ているのをご存知だろうか。早
い話が高齢の方を対象に、学校などの教育施設を利用したIT講座(しかもタダ)
があちこちで催されているのだ。

「多分、私の払っている税金のいくらかは、このIT講座に使われていて、それ
がまた私の給料になるのか。なんだか損したような得したような…」
そんな複雑な心境の中、最初の講座は始まった。生徒さんは総勢20名。年の頃
は50代から70代で、パソコンどころかワープロも触ったことのない素人さんた
ちである。

そして口々に同じような受講理由を述べる。
「いやネ、孫にパソコンを買ってあげたんですけどネ、一向に自分に教えてく
れないんですヨォ。アタシャ悔しいから学校に行ってパソコンを習って、家族
をビックリさせてらろうと思って!」
 …リベンジだ。お爺ちゃま達の意気込む姿を見て、なんとなくそう思った。

4週間(週1回・計4回)の講座で習得するのはパソコンの基本操作。起動と終
了・文字の入力・インターネットの閲覧・メールの送受信である。パソコンに
慣れ親しんでいる方には「なんだそんなこと」と思うかもしれないが、受講す
る生徒さんたちはやる気満々、マウンドに登った星飛雄馬状態である。

「さあ、ではコンピュータの電源を入れてみましょう」
講師の声を合図に、一斉に電源ボタンを押す生徒さん達。しかし復讐の炎はす
ぐに空回りを始めた。
「なんだ。動かないじゃないか!」
「あ、まだ起動中ですから…」
「リュウマチで指がうまく動かないんですがねえ」
「ではゆっくりの設定にしますから…」

うーむそうきたか。という感じである。まるでハツカネズミ20匹をゲージから
逃がしてしまったような光景だ。
「このピロピロって出てくるのはなに?」
「あっ、それは右クリックですから…」
「画面が消えたんですけど…」
「最小化ボタンを押しませんでしたか?」
「なあに? それ?」

こんな調子で講座の3時間はアッという間に過ぎてしまい、終わりの挨拶をす
るころには、生徒さんボロボロ、先生ボロボロという感じである。

「なるほど。社長が無理を押してまで私に頼んできたわけだ…」

生徒さん20名に対して、通常アシスタントは2名だが、あちこちからムンクの
ようになった生徒さんたちが
「たぁ~すぅ~けぇ~てぇ~、たぁ~すぅ~けぇ~てぇ~」
と手を挙げてくるので、とても追いつかないないのだ。

難しいことを難しく説明するのは簡単だが、今回のような高齢者相手の場合は、
お年寄りの「今までの概念」と「新しいパソコン用語」を結びつける共有の知
識を探し出す作業というのが必要になってくる。

子供相手の時はこんなことはない。「これはクリックね」と説明すれば、深く
悩みもせずに「こうすればこうなるんだ」と簡単に飲み込んでくれるが、お年
寄りの場合は「クリック? なんなのなんなのなんなのそれ?」とその理由を
納得しないと次に進もうとしない。

たとえばクリックとダブルクリックの違いを説明するときも「クリックは、用
事のある人の肩をポンと叩く感じです。」「ダブルクリックは、用事がある人
のお宅のドアをノックすると思って下さい。窓が開きます」といった感じで説
明する。つまり会話力が必要になってくるのだ。おかげで私は本屋に行く度に
「会話」に関するノウハウ本を読むようになってしまった。

さて、基本操作の次はローマ字入力なのだが、またしても期待を裏切らない展
開であった。ローマ字がわからないのだ。生徒さん達のやる気が伝わるだけに、
その空回り具合が痛々しいほどである。

「かな入力でやればいいじゃん」と思うかもしれないが、国から「指定されて
いる教科書通りに講座をススメヨ」というお達しなので仕方がない。生徒さん
達は老眼鏡の奥から必死に文字を探す。

遅れ気味になったご婦人が「もうアタシだめだわ」と投げ出しそうになるのを
「大丈夫、自転車に初めて乗ったときみたいなものです。すぐ慣れますよ」な
どと励ましてまわる。やっと文章を入力してホッとした後は、「文章のコピー
と貼付」の実技。生徒さんたちは頭から煙を出すような勢いで、先生の話に耳
を傾けている。がんばれお爺ちゃん。
 
3回目の授業あたりから生徒さんたちに変化が起こりはじめた。先週より格段
に操作が早いのである。不思議に思って聞いてみると、あれほど自分のパソコ
ンを触られるのを嫌がっていた孫達が、練習させてくれたというのだ。

「コピーと貼付の練習させてって言ったら、貸してくれたんですよ」と嬉しそ
うに話してくれた。お孫さんの方も、パソコンの「パ」の字も知らなかったお
婆ちゃんが、突然「コピーと貼付」なんて言ったもんだから、驚いたのだろう。
そしてゲームも教えてくれたらしく、クリックとダブルクリックがとても上手
に出来るようになっていた。

「興味を持つって大事だよなあ…」などとぼんやり考えてしまった。

▼(挿し絵)
http://www.dgcr.com/kiji/tutiya/

そしていよいよインターネットの授業。ここでまたしても困ったことに。メー
ルのアドレスの文字が小さすぎて生徒さん達に読めないのだ。こればかりは仕
方がない。アシスタント総出でアドレスの確認に走り回る。そして初めてのメ
ールが「フォン♪」と受信されると、みなさん手をたたいて喜んだ。

しかし中には、
「アタシのところに来ないんですがね」
「送受信ボタンを押しました?」
「なんで押さにゃならんのだ!」
「えーと…メールというのは私書箱のようなものでしてね…」

何度説明しても理解できない方も中にはいたが、ほとんどの生徒さん達はお互
いの趣味などを簡単な文章にしてメールをやりとりしていた。実に楽しそうで
ある。

「せっかくわかりかけてきたのに、もう終わりなの?」
最終日の4回目が終わる頃には、名残惜しげな言葉をたくさんかけてもらった。
確かに初心者の方に4回というのは短すぎるとも思うが…。

「先生のアドレス教えていただけませんか?」

そう言葉をかけてもらったときは、正直驚いた。3週間前はパソコンの電源さ
えも入れられなかったお婆ちゃんが「アドレス」という言葉を覚えてメールの
やりとりをしましょうと言う。疲れも吹き飛ぶというものだ。

ところが。
なんとなく気分をよくした講座のあと、後片づけをしながら最終日に実施した
アンケートをめくっていた私は「むずかしかった。もっと専門用語を少なくし
た授業を望みます」という内容のものが数点あるのを見つけてガッカリ。まだ
まだ勉強の余地があるのだなあと、会話力を養うために本屋に通う毎日である。

【ヨコクラミドリ】baubau@a5.shes.net
山形県出身。眠気と食い気に弱い31歳。写植オペレーターを経て23歳の時に
Macに出会い、ハマる。現在都内の専門学校でQuark XPressを中心としたDTP講
座の非常勤講師。
 
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■イベント案内
デジタルハリウッド映像イベントスペシャル ~映像イベント怒涛の3連発~
http://www.dh-kobe.net
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<主催者情報>

●第一部:映像編集特別公開セミナー
『カメラワーク・編集で映像はこんなに変わる!』
~「効果的」で「魅せる」映像制作を学ぶ~

映像制作において、最も重要な要素として挙げらるのが「編集」、「カメラワ
ーク」です。映画やTVCM、ミュージッククリップなどにおいても、常に斬新な
編集技術やカメラワーク技術が求められています。今回のセミナーでは映像編
集とカメラワークの基本から応用テクニックを映像制作のプロに伝授いただき
ます。現在映像制作に携わっている方、これから始められる方は絶対必見のセ
ミナーです。

特別講師:斎賀和彦(さいかかずひこ)氏 株式会社デジタルスケープ
     オーソライズドトレーニングセンターチーフトレーナー 

・講師Profile
東京ムービー新社で劇場映画『AKIRA』参加後、CF制作会社「井出プロダクシ
ョン」で企画演出として多くのCFに携わる中でノンリニア映像編集の黎明期に
立ち会う形となる。現在デジタル編集システム「AVID|DS」オーソライズドト
レーナー、ディレクターとして仕事をしながら、東北芸術工科大学デザイン工
学部未来デザイン学系で理論と実践の両面から映像を教える。デジタル編集を
中心にビデオ専門誌等に執筆。仕事以外の作品はすべて撮影から画像処理まで
全工程を自分で行なうことを主義とする。ディジタル・イメージ会員。
仕事として携わった映像作品:「サントリーリザーブ」「オンワード 五大陸」
「ENIX」「信越化学 企業」「日本通運 ペリカン便」など多数
受賞歴:国際CFフェスティバル ブロンズアワード受賞「サントリーリザーブ」
Kazuhiko Saika WEB SITE ⇒ http://www.linkclub.or.jp/~upiupi/

●第二部:VFXクリエイター専攻 2001年4月生 課題作品発表会

神戸校VFXクリエイター専攻 第一期生の2つ目となる課題作品の発表会を実施。
今回は架空のTV番組オープニング映像を2~3人のチーム編成し、期間一ヶ月で
制作いたしました。制作した番組のカテゴリは『幼児向け番組』、『バラエテ
ィ番組』、『報道番組』、『ドキュメンタリー番組』の4つ。

●第三部:SIGGRAPH2001最新レポート
~世界最先端技術、VFX・3DCG・Web3D一挙公開~

毎年、アメリカ国内の各地で行われる世界で最も歴史と権威を持つCGの祭典、
Siggraph(シーグラフ)。今夏もデジタルハリウッドでは、ツアーを組み最先
端動向を視察。世界中のCG関連企業、CGデザイナー、エンジニアが一同に集結
し、Web3Dなどの最新技術の発表・公開や、その年全世界から選ばれた優秀な
CG作品を決めるコンテストのほかCGにまつわるあらゆる最新情報が公開されま
した。その中でも、目を引いた3DCGアニメーションの分野と、そしてWeb3Dの
分野を中心に、最新の情報をレポートします。

特別レポーター ふかのあきお デジタルハリウッド研究所
        主任研究員兼専任講師

・講師Profil
1965年横浜生まれ。デジタルハリウッド研究所主任研究員・専任講師として6
年前から在籍。前職はプログラマーを経て建築CAD、Macデザイン講師。多くの
3DCGソフトを使いこなすことを特技とする。Softimage3Dレベル2トレーナーを
経て現在は3ds maxとWeb3Dに関する研究と授業を担当している。外部の活動と
して全国のDH拠点・提携校、ナムコDHゲームラボ、4月より東京大学の非常勤
講師も勤める。また多くの記事執筆も手がける。最近の著書として「Web3D自
由自在」(Laputa)がある。

参考サイト:http:://www.siggraph.org(シーグラフ公式サイト)
http://www.kiml.co.jp/siggraph2001/

日時 10月14日(日)第一部:14:00~16:30 第二部:16:30~17:00
          第三部:17:00~18:30
会場 デジタルハリウッド神戸校
   神戸市中央区加納町4-3-5 御幸三宮ビル4F
   http://www.dh-kobe.net/location/

定員 50名(要予約/先着順)
費用 無料
参加申込:お電話またはE-mail・当校サイトフォームにて
※メールにてご予約される場合は、メールの標題を「デジクリSP」として、
希望イベント名/氏名/住所/メールアドレス/電話番号を必ずご明記ください。

お問い合わせ先:デジタルハリウッド神戸校 TEL.0120-645-810
E-mail:kobe@dhw.co.jp
申込フォームURL:http://www.dh-kobe.net/entry/event.html

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■イベント案内
X Party(テン・パーティー)
http://www.ascii.co.jp/x-party/
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<主催者情報>

アスキーでは11月2日 (金) に東京・渋谷のクラブ「WOMB」にて、Mac OS X と
最新の対応ソフトを一挙に楽しむオールナイト・パーティー「X Party」(テン
・パーティー)を開催します。スペシャルゲスト・アップルコンピュータ原田
社長によるトーク(予定)や、サードパーティ各社の OS X 対応製品デモ、有
名アーティストによるライブパフォーマンス、豪華抽選会などなど盛りだくさ
んの内容 (参加費は無料) です。

日時 11月2日(金)16:30 スタート
会場 東京・渋谷「WOMB」
入場料 無料(フード & ドリンクチケット付)

第1部/16:30~23:00
アップルおよびデベロッパー各社による最新 OS X および対応製品デモ
アップル原田社長トークタイム、業界パネルディスカッション、Super Bell'z
ライブショー、MC担当 ルーシー・ケント、豪華抽選会

第2部/23:30~29:00 (翌朝 5:00)
クラブタイム(通常のクラブとして一般公開。VJやDJが音楽と映像で「OS X」
を演出します)

申込締切 10月20日(土)
「X Party」に参加ご希望の方は、本Webサイトでの事前申込が必要となります。
ご応募いただいた方々の中から抽選で1000名様をアスキー主催のVery Special
なオールナイト・パーティーにご招待いたします!

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■編集後記(10/11)
・今度は「男はつらいよ」である。12チャンネルで全作をノーカットでオンエ
アすることになった。いちおうシネマサイズで見られる。「男はつらいよ」は
晩年は見るのもつらいよ、なんとも無惨であったが、第一作は本当に面白い。
リアルタイムで映画館で見た覚えがある。テレビでも何度も見た。話のすじば
かりかセリフも覚えている。渥美清は若く動きがきびきびしていて、声に張り
があり、じつにテンポがいい。だが、ふっと見せる不機嫌な表情がかなり怖い。
こんな人とはおつきあいしたくないと思う。テレビを見て声をたてて笑えたの
は、この一作目と、最盛期前のコント55号ぐらいだ。以来何10年、わはははは
面白いなあと思ったものはほとんどない。不機嫌で気難しいわたし。(柴田)

・私も恥話を書いてしまうのだが、きっと太宰の影響ではない。関西の笑いは
自分を落とし、関東は他人を落とす笑い(島田氏談)。「●●って馬鹿でしょ」
な関東と、「うちのヨメはんアホですねん」な関西と言えばいいかな。会話へ
の突っ込みは、愛情がなければ突っ込んではもらえない。/プレゼントのらぶ
&そうっす。別に仕事の方法を具体的に書いてあるわけじゃないっすよー! 読
む人がどう感じるか、でしかないですよぅ。散りばめられたノウハウをどう受
け止めるか、読んだ人がどう生かすか、ですよん。応募待つ!(hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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