[0961] 甘えがキミをダメにする

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0961    2001/10/26.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19601部
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 <セルフメイドの人間でありたいと思う>

■デジクリトーク
 甘えがキミをダメにする
 十河 進
 
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■デジクリトーク
甘えがキミをダメにする

十河 進
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●人は自分に甘くなり人に甘えたくなる

ハレーションを起こしたような真っ白いスクリーン。やがて、フォーカスが徐
々に合い始め、中央に黒いラインが見えてくる。次第にシャープになり、タイ
トル「甘えがキミをダメにする」が読めるようになる。

これは、僕が23歳の時に作った8ミリ映画だ。フォーカスインという手法であ
る。別にストーリーはない。日常のカットをゴダール風に羅列し、ゴタール映
画のように引用句に充ちたフィルムだった。ゴタールほどかっこよくはなかっ
たけれど、僕も昔から引用の人間だったのである。

「甘えがキミをダメにする」というタイトルは、雑誌の特集記事を切り抜いて
使用した。何の雑誌だったかは覚えていない。そのタイトルが気に入ってしま
ったので、そのまま白い紙に転写して撮影しただけである。

人間は、ついつい自分に甘くなる。人に甘えたくなる。組織に依存したくなる。
自分はこんなにやっているのに同僚は何もやってくれない、会社は何もしてく
れない、妻は理解してくれない、などと思いがちだ。不平不満は日常的に口に
出る。

そんな時に自らを戒める言葉として「甘えがキミをダメにする」とつぶやく。
それで何とか乗り切ってきた場面もあった。苦境に陥ったら誰かが助けてくれ
るかもしれない、なとどいう甘い期待は持たないことだ、と僕は経験的に言い
聞かせる。

実際には、僕もいろいろな人に助けられて今までやってきた。苦しい時に助け
てもらった人の情けは、思い出すと涙が出そうになる。それは期待していなか
っただけに、自分ひとりで乗り切ろうと覚悟していただけに、余計に身に沁み
たものだった。

ある時「僕は、基本的に人を当てにしないようにしている。期待しないように
している」と若い女性編集者に話したことがある。仕事上の関係について問わ
れた時のことだ。

雑誌の編集作業はチームワークである。個人でやる仕事ではない。自分だけ仕
事を仕上げても本はできない。どんなページであっても誰かの仕事が終わって
いなければ、発行日に本は出ない。

その時、彼女は「それは編集部の人を当てにしないということですか」と聞き
返してきた。僕は自分の覚悟が否定的に受け取られたように感じて、慌てて説
明をした。

「自分の仕事はどんなことがあっても自分で仕上げる覚悟である、と己に確認
するために、人を当てにするな、期待するなと言い聞かせているのだ」と僕は
答えた。

人を当てにしないのは自分自身への戒めだ。仕事上で人に迷惑をかけたくはな
いし、同じようにかけられたくもない。もちろん、仕事というのは人と人との
関係の中で作っていくものだ。相手があるということは、迷惑をかけられるこ
ともあるし迷惑をかけることもある。それをわかったうえで、人を当てにすま
い、とあえて僕は言い聞かせている。

●誰の助けもなく生きていく覚悟?

調べものをするので川本三郎さんの本を読んでいたら「SELF-MADE(自前)の
人間」という言葉が出てきた。一歳の時に父親を亡くし、子供の頃から皿洗い
や農園の手伝いをして生き抜き、大恐慌の時代に十代を迎えホーボーとして放
浪しながらストリートファイターとして金を稼ぎ、苦労した果てにハリウッド
スターになったロバート・ミッチャムについて書かれた文章中のことだった。

現実の世界では誰かの世話になるし、人との関係の中で生きているから頼られ
たり頼ったりして生きている。しかし、誰にも頼らない、誰の助けもなく生き
ていく覚悟を持つべきだ、と僕は自分に言い聞かせる。セルフメイドの人間で
ありたいと思う。

当たり前のことだが、自前の人生は自前で生きていかなければならない。誰も
肩代わりはしてくれない。手前の仕事は手前で始末をつけなければ、終わるこ
とはない。

───甘ったれるな。てめぇの牙はてめぇで磨け!
   自分を守るにはそれしかないんだ!

まだ、僕が10代だった頃、「てめぇの牙はてめぇで磨け」とチェーンで机を叩
きつけながら教えてくれたのは、今では「チイチイ」などと呼ばれ、すっかり
いいオジサンになってしまった地井武男である。

「非行少年・若者の砦」(1970/90分)は藤田敏八監督のデビュー作「非行少
年・陽の出の叫び」に続く2作目である。原作は立原正秋。昔の非行少年を地
井武男が演じ、現役の非行少年を石橋正次が演じた。

母親を侮辱した教師を刺し少年院送りになった次郎(地井武男)は苦労して大
学を出るが、世間の冷たさを感じながら自動車整備工をして暮らしている。あ
る日、祐一という少年の家庭教師を頼まれる。しかし、それは彼が自嘲的に言
うように「毒をもって毒を制す」意図だった。

祐一は不良学生たちと喧嘩をして傷ついた躯を自分ひとりで治そうとする、野
獣のような少年である。荒野で生きるひとり狼のようだ。結局、世の中はひと
りで生きていくしかない、誰も頼れない、という自覚を持つ少年である。

次郎は祐一に型破りな教育をする。やがて祐一は、自分と同類の匂いを次郎に
感じて次第に次郎にだけは心を開いていく。同時に、それは自分を理解してく
れた人間に対する甘えを生んでしまう。

祐一は汚い取引を申し出てきた教師に怒り、チェーンで何度も殴りつけ傷害で
補導される。警察の取調室で「先生、待っててくれるよね。俺、先生のところ
にいくよ」と、祐一は面会にきた次郎に言う。だが、次郎はそこにあったチェ
ーンを机に叩きつけて祐一の甘さを糺すのだ。それは、次郎自らが学んだ人生
との対峙の仕方だった。

そう、甘えがキミをダメにする。

●上手に甘えることも人間の社会では必要か

市川雷蔵に「ひとり狼」(1968/83分)という股旅映画の傑作がある。

「人斬り伊三蔵」の異名をとる追分の伊三蔵は、筋金入りのヤクザだ。出入り
の時は伊三蔵が味方した方が勝ちと決まっている、と言われるほどの腕である。
博打の賽の目も自在に読んでしまう。ヤクザの掟に忠実で誰にも頼らず、誰と
も貸し借りなし、ストイックにひとり狼のように生きている。

「凶状を重ねて、いつも誰かに命を狙われているという覚悟が身に染み渡って
いるような男だった。親分なしの子分なし、誰も傍に寄せ付けようとしない。
一匹狼のような…」と語り手の孫八に形容される男である。

自分ひとりを頼りに生きている男だ。だが、そんな彼にも理解者が現れる。孫
八(長門勇)という年季の入った股旅者である。彼は何も語らない主人公に代
わって主人公の覚悟や心情を観客に解説してくれる役割を担っている。

孫八という語り手を設定したことが、この映画の成功の鍵である。もちろん、
原作の村上元三の短編が孫八の語りという構成になっているのだが、ひとり狼
のような主人公は非情な行動を取り、ただ寡黙に生きているだけだから、彼の
本当の心根をその理解者である股旅者が読み解くことによって観客の共感を得
るわけである。

伊三蔵は「おめぇにぁ人の情というものがねぇんだな」と問い詰められ、彼の
信条を吐露する。

──親分もなきゃ子分もねぇ、ねぐらもなきゃ身よりもねぇんだ。渡世の掟が
たったひとつの頼りよ。人情なんて余計なものを背負ってちゃ生きていけねぇ。

彼は武士たちにだまし討ちに合い深手を負うが、ヨロヨロと去りながら「これ
くらいの傷は今までに幾度受けたかわからねえ。てめぇの傷はてめぇが嘗めて
でも治しますよ」と言う。

ここには、徹底的に他者への甘えを拒否する男がいる。だが、他者への甘えを
ここまで拒否する人間は、もちろん人間の社会では、特に現代の組織の中では
生きていけない。

現実の世界で伊三蔵のように生きているとしたら、おそらく自分勝手で協調性
のない偏屈な人物だと嫌われるだけだ。現実の世界では人々はもたれ合い、迷
惑をかけあって生きている。いくら、誰の助けもなく自分のことは自分で始末
を付け、迷惑もかけずひとりで生きていると思っていても、周囲はそうは思わ
ない。

実は人間関係を上手にコントロールしている人は甘え上手であり、人を甘えさ
せる包容力を持っているのだと思う。上手に甘えることも、人間の社会では必
要なのである。それ以上に、他の人間を甘えさせる寛容さがなければ、社会の
中では他者との共棲はむずかしい。

孫八のような理解者は、現実の世の中では現れない。「俺は自分のことはきち
んとやっている。誰かがわかってくれる」などという甘い期待は持たないこと
である。甘えがキミをダメにする。

誰かに甘えるということは、その人を頼りにするということである。頼られた
人は悪い気はしないものだ。誰からも頼られる人は、いろんな人の甘えを許容
している人でもある。

つまり、自分自身への甘えを戒め、人が甘えてくることを許容するようにして
いれば、あなたは「頼りがいのある人」と思われるだろう。ただし、ストレス
が溜まりがちの人にはお勧めしない。

ところで、「ひとり狼」を監督した池広一夫は制作前にこう語っている。
──現代的に言えば、プロ意識に徹することのきびしさ、むずかしさを、この
主人公の颯爽たる人生の中に描いていきたい。

まことにこの世は生きにくい。真のプロ意識を持つ人間でさえ、自分自身への
甘えの排除と他者の甘えの許容──そのバランスをとり続けながら生きていく
しかないのだと思う。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。「祝100回」ということで、今週は原稿書きを休んだ。通勤に往
復3時間かかり、仕事をし、映画を見、音楽を聴き、本を読み、酒も呑まなく
てはならない。通勤しながら本を読み音楽を聴くことはできるが、仕事と酒に
関してはそれだけに集中しなければならない。酒に集中しすぎるきらいがある
のはなぜだろう。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリーとオリジナルプリント販売を担当しています。
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

石橋正次フィルモグラフィー
http://jmdb.club.ne.jp/person/p0225710.htm

市川雷蔵ファンクラブ
http://www.hermosawave.net/miwa/

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基本的な操作から、実際のWebデザインまで。また、自在に操るアニメーショ
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いたします。

日時 11月1日(木)13:00~17:00
会場 東京国際フォーラム
参加費無料 定員300名
スピーカー 阿部成行、矢野りん、A.e.Suck、森川眞行
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連携が欠かせない要素となっています。しかし、高度なWebロジックと、ユー
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作スキルが必要とされています。

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ColdFusion 5サーバー製品と、Flash、Dreamweaver、UltraDeveloperなどを活
用し、従来よりも高い開発効率とユーザビリティを実現させる開発環境や事例
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日時 11月2日(金)13:00~17:00
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■展覧会案内
北海道に暮らすグラフィックデザイナー68人のオリジナルポスター
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道内在住のプロのクリエイター68名が「北海道」をテーマに制作したオリジナ
ルポスター(B1判)を約90点展示。デジタルデータで出品、デジタルプリント
で展示する。

会期 11月6日(火)~11日(日)10:00~19:00
会場 ギャラリー大通美術館
   札幌市中央区大通西5丁目 大五ビル1F
入場料 無料

詳しい内容が記載された、詳細版プレスリリースは以下に問い合わせ。
(社)日本グラフィックデザイナー協会北海道道央地区
幹事/広報担当 坂本力 TEL.0166-24-5285 FAX.0166-24-5291
E-mail ics@novello.co.jp

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■セミナー案内
e-ビジネスセミナー Open-I(オープンアイ) in 大阪
~ウェブマスターのための実践ウェブ・ユーザビリティ~
http://www.dsp.co.jp/~osaka/seminar/
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ヤコブ・ニールセン博士の著書「ウェブ・ユーザビリティ」の出版後、国内
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抜きにはウェブでの成功はあり得なくなっています。今回は、同著の翻訳者
であり、ユーザビリティの国内第一人者である篠原俊和氏と上野学氏にウェ
ブユーザビリティを実際のビジネスで適用していく場合の重要なポイント、
即ち原則・詳細・運用等に関して解説していただきます。

日時 11月22日(木)13:00~16:30(12:30受付開始)
講演 篠原俊和氏(ソシオメディア株式会社 代表取締役)
   上野学氏(ソシオメディア株式会社 クリエイティブ統括役員)
場所 大阪産業創造館 4Fイベントホール
費用 2000円(お一人様・税込)
定員 150名(先着)

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■イベント案内
電子芸術国際会議2002名古屋プレシンポジウム「往来──電子芸術の可能性」
http://www.isea.jp
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1988年以来開催されてきた「電子芸術国際会議」(International Symposium
on Electronic Art, 通称ISEA)の第11回大会が、2002年10月にアジアで初め
て名古屋で開催される。本大会を一年後にひかえ、開催を記念したプレシン
ポジウムがおこなわれる。アジアにおいて電子芸術の活動に関わっているデ
ィレクターたちを招きその活動の報告を受け、名古屋でのテーマ「往来」につ
いて、また電子芸術の可能性について、開かれたディスカッションの場となる。

日時 10月28日(日)
会場 名古屋港ポートビル4階講堂(シンポジウム)
    名古屋港ガーデンふ頭20号倉庫(交流パーティ)
 
第一部:講演会「電子芸術の今、アジアからのレポート」13:15~15:20
・日本の電子芸術の歴史と今後の展望について
幸村真佐男(ISEA2002 実行委員会会長/中京大学教授)
・韓国の電子芸術の現状と、アートセンターが都市に果たす役割について
廬 素英[ロー・ソーヨン](アートセンターNabiディレクター/韓国)
・インドを代表するメディアグループ サライの活動と都市的視点にたったイ
ンドの電子芸術の現状について
ジーベッシュ・バグチ(メディアグループSarai設立者・特別研究員/インド)

第二部:「往来──電子芸術の可能性」15:30~17:30
モデレーター 四方幸子
パネラー 大榎淳(メディア・アーティスト)、津田佳紀(メディア・アーテ
ィスト)、方 振寧(建築/メディア・ジャーナリスト、中国)ジーベッシュ・
バグチ、廬 素英

第三部:交流パーティ 名古屋港ガーデンふ頭20号倉庫:18:00~19:00
「往来=All right!(オーライ!)」

主催 電子芸術国際会議2002名古屋実行委員会
問い合わせ 電子芸術国際会議2002名古屋事務局 TEL/FAX.052-321-6066
e-mail: URL:<http://www.isea.jp/>

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■展覧会案内
World of Pain/James Jarvis Exhibition
http://www.parco-art.com/topics/index.htm
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<主催者情報>

ロンドンのストリートウエアブランド「SILAS」のキャラクターやカタログデ
ザイン、「THE FACE」、「i-D」などで活躍中のイラストレーター、ジェーム
ス・ジャーヴィスのエキジビジョンを開催します。彼の頭の中で無限に広がり
続ける妄想世界「ワールド・オブ・ペイン」を具体化するという大いなる挑戦
です。!

会期 10月25日(木)~11月6日(火)10:00~20:30(入場20:00まで)
会場 広島パルコ本館8F・スペースハッカイ
広島県広島市中区本通10-1 TEL.082-542-2101
入場料 一般300円 ペアチケット500円 小学生以下無料
 
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■イベント案内
国際芸術交流プロジェクト『アート・イン・ザ・ホーム』
http://www.yica.jp/arthome/
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国内外のアーティスト11組(13名)が山口市中心部をはじめとする民家の中や
庭先など、普段私たちが生活する日常空間の中で作品を制作・展示する。また、
子どもたちを含む一般の人々を対象としたワークショップやシンポジウムを行
います。鑑賞ツアーもあり。参加無料。詳細はサイトを参照。

会期 10月28日(日)~11月10日(土)
   (平日)13時~17時(土日)10時~17時

場所 山口県山口市内の一般家庭
主催 やまぐち県民文化祭実行委員会、「アートによる生活文化の祭典」実行
   委員会
 
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■編集後記(10/26)
・文藝別冊「山田風太郎」を買う。山田風太郎さんが亡くなったら、オレも好
きだったンだという人が続出している。関川夏央から「そんなに好きだったら
早くからいいなさいよ」と言われちゃう。わたしだって忍法帖を最初に読んだ
ころは若かったから(というか少年だったか?)エロいのがとても嬉しかった
けど愛読書だと公言はできなかった。長じて、もっと古い時期の奇想小説に熱
中し、あとはリアルタイムにほとんどの作品を読んだ。いまさら言っても遅い
けど、もっとも好きな作家だったんだよう。というか別格のお方。さて文藝で
は中島らもと関川夏央の対談が面白いのなんの。あとは文庫・単行本未収録の
作品、作品ジャンル案内やリストの資料がありがたい。文庫版で全集がでない
ものかなあ。思い立ってGoogleに行ったら0.09秒で約8710件もひっかかった。
おお、みんなディープだなあ。これは楽しめます。って場合か? (柴田)

・おととい、ふと日経夕刊を見ていたら小さく島田氏の斜め後ろ姿が。あれ?
いま借りているブースには、視察やら取材やらが多いようだ。写真はそのオフ
ィス自体の紹介として掲載されていたもの。取材や打ち合わせ、風邪ひきでち
っともブースには行っていない私の留守を、島田氏が守ってくれている。その
姿を写真で見て、感謝とともに反省している。ごめんよー。 (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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