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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1000 2001/12/21.Fri発行
http://www.dgcr.com/
1998/04/13創刊 前号の発行部数 19908部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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【1000号です。そして今日から冬休み。1月は7日からスタートします】
■デジクリトーク
千年の恋と嫉妬
十河 進
■デジクリトーク
青瓶 2420 列島いにしえ探訪
北澤浩一
■セミナー案内
人工知能(AI)と人工生命(AL)の芸術への応用
■新製品案内
シリコンカフェのオリジナル製品FIRECRACKERサイト編・Vol.1
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1000 2001/12/21.Fri発行
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千年の恋と嫉妬
十河 進
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■デジクリトーク
千年の恋と嫉妬
十河 進
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●千年前から恋と共に嫉妬はあった
今号で「日刊デジタルクリエイターズ」が1000回を迎える。大変なことだ。弁慶だって、残り一本のところで牛若丸に阻まれて1000本めの刀をコレクションできなかったのに(このエピソードを知っている人は、相当古い?)。
さて、「1000号だから『千と千尋の神隠し』について書け」と柴田編集長からオファーされたのだが、実は、僕はまだ見ていない。元来、へそ曲がりだから人が争って見に行くような映画は見ないようにしてきた、ということも真実だけど、まあ、どちらかといえば映画館が空くのを待っているうちに年末になってしまったなあ、でも、まだやってるぞ、という感じである。
もちろん宮崎駿さんのアニメ映画は大好きだ。「千と千尋の神隠し」も相当にいいらしい。「もののけ姫」は「風の谷のナウシカ」の焼き直しみたいで、僕としては少しがっかりしたが、それでも水準は高いと思う。最近も、新書で出た切通理作さんの「宮崎駿の世界」を読了したところである。
しかし、この映画のおかげで「尋」を「ひろ」と読める人が増えたのは喜ばしい限りだ。「尋」は水深の基準で一尋が約1.8mだから、千尋は約1800mになる。かなり深い。日本海溝は水深いくらだったかな。深海潜行艇なら潜れないでもない距離だろうか。
さて、他に「千」にちなんでと見渡すと、最近は東映創立50周年記念映画の触れ込みで「千年の恋」(2001)がやたらに宣伝されている。「百年の恋もさめる」という言い方はあるが、「千年の恋」とはまたロマンチックなタイトルだ。もっとも、千年前の恋という意味らしくて吉永小百合が紫式部を演じている。
実は「千年の恋」もまだ見ていないのだが、光源氏を宝塚出身の天海祐希が演じている。制作発表のニュースを見て、僕は「なるほど、いい着想だ」と感心したものだった。絶世の美男(こんな言い方があるのか?)である光源氏は、どんな男優が演じても嘘っぽくなる。宝塚出身なら女性が男(それも女性から見て理想的な男)を演じるのには説得力がある。
昔、武智鉄二が監督した「源氏物語」では、花ノ本寿が光源氏を演じたと思う。長谷川一夫も光源氏をやったことがあるはずだ。僕は向田邦子が脚本を書き、久世光彦が演出したテレビ版「源氏物語」を見たことがあるが、この時はジュリーこと沢田研二が光源氏を演じた。どのキャスティングも「え~!」という感じだった。
尊敬する橋本治センセーの「窯変源氏物語」の第一巻だけは読んだけど、原本の「源氏物語」は完全読破したことはない。今回は未見の映画や未読の物語の話ばかりで恐縮だが、僕が「源氏物語」の中で最も印象深く思っている女性に六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)という人がいる。
「夕顔」の章に登場する六条御息所は源氏より七歳か八歳年上で、源氏の他の若い愛人たちに嫉妬の炎を燃やす登場人物だ。たおやかで儚げな(男にとって都合のいい)女性ばかりが登場する「源氏物語」の中では最も人間的で印象深い女性である。映画「千年の恋」では竹下景子が演じているらしい。
歴史上、あるいは文学作品などで「嫉妬に狂う女」というと、僕は何人かの名前が浮かぶのだが、六条御息所もその代表的なひとりだ。何しろ、生霊となって恋敵を取り殺してしまう人なのである。
●鬼になるほど執心する女の嫉妬とは?
僕の中に六条御息所が印象深く残っているのは、謡曲「葵の上」を読んだからかもしれない。能は、室町時代に完成したが、その題材の多くは古典に取材している。「平家物語」や「源氏物語」や小野小町伝説などを元にして謡曲は仕上げられている。
謡曲「葵の上」は、ほとんど六条御息所が主人公である。左大臣の息女である葵の上に物の怪が取り憑くが、巫女がその物の怪を招魂すると、六条御息所の生霊(前シテ)が現れて妄執の境涯を嘆く。その後、加持祈祷が始まり、六条御息所は執心の鬼(後シテ)となって争い、やがて調伏されて結末となる。
この謡曲のハイライトは、六条御息所がなぜ生霊となるほどの妄執に囚われる境涯になったかをシテとして語るところにある。六条御息所は前シテとして最初、泥眼(でいがん)という面をかぶって現れるが、後シテとして登場する時には般若(はんにゃ)の面になる。
能に使われる嫉妬に狂った女面は、演目によって使い分けられるが、般若面としては生成(なまなり)、般若、真蛇(しんじゃ)という風にいくつかの種類がある。生成は角が生え始めた面、般若になると完全に目は吊り上がり額から二本の角が完全に生えている。真蛇の面はそれ以上の迫力で、僕は怖くて正視できない。
般若になるほど六条御息所を狂わせた光源氏は罪な男だと思う。執着する恋は、反面、鬼となるほどの嫉妬を生むことがある。恋愛というのは特定の対象に恋い焦がれ、ある意味では執心に凝り固まることだから、その対象が自分以外の女性に心を移したりすると、気が狂うほど嫉妬するのはわからないではない。
男を恨んで鬼となる女の凄まじさを描いたものでは「鉄輪(かなわ)」という謡曲がある。新藤兼人監督にも「鉄輪」という映画があるが、こちらは懐かしきフラワー・メグが出ていたと記憶している。謡曲の「鉄輪」からインスパイアされた作品である。謡曲「鉄輪」は、夫の心変わりを呪って鉄輪を頭に被り丑の刻参り(藁人形に五寸釘ですね)をする女の話である。
鉄輪の女は前シテではやはり泥眼の面を付けるが、後シテの女の生霊になると橋姫か生成の面を付ける。僕は橋姫という言葉が好きで、橋姫の面も見たいと思っていたが、実際に見ると角は生えていないものの般若ほど完全に鬼の世界に入っていないだけに、よけい怖かった。
まあ、どちらにしろ男女の関係があるところには嫉妬があり、愛があれば憎しみが生まれるものなのだろう。執着した分だけ憎しみも余計に募るのかもしれない。裏切られた屈辱や怒りなども加わるのかもしれない。橋姫の面を見ると、こんな顔になっている女の人を見たことがあるな、という気がしてくる。
●嫉妬心は自分の子供さえ殺してしまう
六条御息所と鉄輪の女の他に嫉妬に狂う女性で僕が思い浮かべるもうひとりは、ギリシャ神話に出てくる王女メディアである。夫イアソンの心変わりをなじり、我が子を殺してしまう王女メディアも、相当に怖い人である。こういう人とはお近づきになりたくない。
僕は、昔、ピエル・パオロ・バゾリーニ監督、マリア・カラス主演の「王女メディア」(1970)を見たことがある。映画はとても感銘深かったが、マリア・カラスの王女メディアは迫力満点で、げに女の嫉妬は恐ろしい、と若き日の僕はつくづく思ったものでありました。
しかし、メディアを弁護するわけではないが、これはやっぱり男が悪いと思わざるを得ない。メディアは、情熱的な(というより狂気的なと形容したいほどの)恋をしたのだ。そのために一族と国を裏切り、王である父に背き、弟を殺してしまう。
特撮の歴史には必ず登場するレイ・ハリーハウゼンが制作した「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)という映画がある。この「アルゴ船」の指揮官がイアソンである。彼は金毛の羊皮を手に入れるためにメディアの国にやってくる。
メディアはイアソンに一目で恋をする。そして、怪物たちと戦うイアソンを助けて金毛の羊皮をイアソンに与え、弟を伴ってイアソンと共にギリシャへ向かうためにアルゴ船に乗って逃げるのだが、父のコルキス王は追っ手をかける。
何とメディアは父王の追跡を逃れるために同乗していた弟を殺し、その死体を八つ裂きにして海に捨てる。父王と追っ手たちが弟の死体を集めて弔っている間にイアソンたちは逃げ切ってしまうのである。これはもう、とんでもなく凄い狂恋ですね。
そんなにまで尽くしたイアソンなのに、そしてふたりの子供まで成した仲なのに、イアソンはコリントスの王女といい仲になってしまうのである。メディアは嫉妬と怒りに狂う。そして、イアソンを苦しめ嘆かせるために我が子をふたりとも殺すのだ。
メディアの子殺しという異常で激しい行動は、イアソンへの想いの強さから発しているものだ。父を裏切り国の宝を与え弟を殺すまで恋した男に裏切られ、心変わりされた女の憎しみの強さだ。こういう話を聞くと、愛と憎しみは裏返しだと思う。
●嫉妬深い男は尊敬されない
こんなことを書くと女性の顰蹙をかいそうだが、「嫉妬」という字は「そねみ」と「ねたみ」という意味で、どちらも女ヘンがついている。嬲(なぶ)るという字を見ても感じるのだけど、これって何だか直接的で凄いですよね。(ちなみに中上健次は「嬲る」という字をいっぱい使っていたなあ)
嫉妬という感情を女性的と思うのは僕が男だからだろうと反省するけれど、一般的にも女性的な感情と思われているのではあるまいか。嫉妬する男は、何だか昔から軽蔑されているような気がする。少なくとも嫉妬深い男が尊敬されるという話は聞いたことがない。
男が嫉妬に狂う話で思い浮かぶのはシェークスピアの「オセロ」だが、あれはイアーゴーに陥れられてオセロがどんどん疑心暗鬼になっていく政治的陰謀劇という気がする。
それにデズデモーナは貞淑な妻であり、心からオセロを愛しているのだ。黒人(ムーア人)である自分を妻が本当に愛するわけがないというコンプレックスから生まれた悲劇という感じであり、嫉妬劇という気がしない。
男は妬み・嫉みという感情を持つより、僻みっぽいのではないかと思う。オセロだって「どーせ俺は肌の黒いムーア人。白人の美女であるデスデモーナが愛してくれるわけがない」などと思い始めたところから悲劇が始まるのである。
それでもオセロやメディアが悲劇に至る原因は、共に愛する人に執着するからである。そのことによって、ふたりとも最愛の人間を自らの手で殺してしまうのだ。
物事にこだわったり執着することは、あまりよい結果を生まないのではないかと昔から思っているところが僕にはあり、いつの頃からか物事にあまり執着してはいけない、と思うようになった。加えて意識的に、常に物事を客観視する癖をつける訓練をしてきたつもりではある。
何かに執着しそうになると、「まあ、そうはいっても大したことじゃないし。それがなくても(あの人がいなくても)死ぬわけじゃないんだから」と自らに水を浴びせる。村上春樹さん的に言えば「ボートはボート、ファックはファック」という感じだ。
いや、元来の性格が、どちらかというと警戒心が強いので「君子、危うきに近寄らず」という生き方を実践してきてしまったというべきかもしれない。おかげで情熱的な恋愛もしてこなかったし、淡々と穏やかに生きてこれたのだが、そういう風に自分を訓練すると、いくぶん寂しい人生を甘受しなきゃならないことも多い。
それに、物事にこだわらないということは、最後のところでフッと気が抜けてしまったりするし、諦めも早くなる。誰かを懸命に説得しようとしてる時に、こちらの言葉が通じていなさそうな相手の顔を見ると「まっ、いいか」と思って中断したりするのだ。だから、相手は急に僕の熱が冷めたような感じを受けるらしい。
この性癖は、人に好意を持つ時にも感じていて、ある人を好きになりそうになると、すっと身を引くところが何となく僕にはある。人間関係が深まりそうになると、深みにはまらないようにする警戒心が働いている。
執着した果てに嫉妬や憎しみという強い感情のもつれで人間関係の泥沼に陥るくらいなら、孤独に甘んじた方がいいと思っている僕のような人、最近、増えてませんか?
【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com http://www.genkosha.co.jp/
出版社に27年勤続の勤め人。2年半近く書き続けてきましたが、だんだん文章が長くなっています。時には5000字を越すことも…。週刊誌のコラムなら4ページはいきますね。メルマガでこんな長いものを読んでもらえているのでしょうか。でも、今年はこれが最後。皆さん、よいお年を。
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■デジクリトーク
青瓶 2420
北澤浩一
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列島いにしえ探訪
Poster for
"EXCURSION OF THE MIND"
■ 読売新聞大阪本社の「列島いにしえ探訪」に、ポスターのメニューが追加された。「Poster for "EXCURSION OF THE MIND"」
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
暫定36枚。
中にはダウンロードし、A4 300dpiで印刷できる作品も含まれている。
撮影とポスターのデザイン、およびWeb構築は北澤事務所が担当した。
■ 写真について何かを語ろうと思ったのだが、やめにする。
撮影時の苦労とか格好ワルサとか、それから後の膨大なデータ処理であるとか。それよりも、年齢や性別を問わず、ごく一般の方々が眺めてゆく場所に、こうした作品群が置かれたということに、落ち着かぬ空の色に似た嬉しさを感じている。
半ズボンをはいて広い原っぱの中に立っている。
風が吹いて雲が流れ、あたりには誰もいない。
何かを見ていた筈なのだが、それが何であったのか。
■ 今回「いにしえ探訪」で公開しているのは、主に京都の画像である。
全てがそうかというとそうでもなく、時折各地で撮りためたものも含まれている。構成要素を変更することで、各種商用利用が可能なデザインになっている。元データは、B0で作成。縮小/CMYK化可。版権は北澤事務所。
興味を持たれた各方面ご担当者の方は、お気軽に連絡されたし。
年末ではあるけれども。
デジクリ、1000回おめでとう。
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北澤 浩一:kitazawa@kitazawa-office.com
http://www.kitazawa-office.com
写真家・デザイナ・コピーライター
▼読売新聞大阪本社「ヨミウリオンライン関西発」
「列島いしにえ探訪」
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
桂三枝、川柳のページもある。
http://osaka.yomiuri.co.jp/in_event/ind_aiai.htm
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■セミナー案内
人工知能(AI)と人工生命(AL)の芸術への応用
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<主催者情報>
スピーカー ハロルド・コーエン+河口洋一郎
解説 進行 草原真知子+エルキ・フータモ
日時 12月26日(水)18:00~20:30
場所 東京大学先端科学技術研究センター 講堂(4号館2F)
東京都目黒区駒場4-6-1
< http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map.html
>
京王井の頭線駒場東大前下車。日本民芸館のすぐ先
(旧宇宙研。駒場キャンパスではありません)
定員 100名(先着順)
参加費 無料
人工知能画家Aaronを開発した、元UCSD教授でアーティストのHarold Cohen、人工生命概念に基づくCGアートの第一人者である河口洋一郎(東京大学)による講演を中心に、メディア論・メディアアート研究者としての立場からこのテーマを扱ってきたErkki Huhtamo(UCLA)、草原真知子(神戸大学)による分析、解説が加わる。コンピュータはどのように生命体や知性として芸術創造に関わり得るのか、アートの立場から考える。
参考
URL:< http://www.kurzweilcyberart.com/
>
< http://www.scinetphotos.com/aaron.html
>
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■新製品案内
シリコンカフェのオリジナル製品FIRECRACKERサイト編・Vol.1
http://www.siliconcafe.com/firecracker/site/index.html
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Silicon Cafe'/森川眞行です。今週で年内最後のデジクリということで、来週発売のシリコンカフェのオリジナル製品FIRECRACKERサイト編・Vol.1を紹介させてください。
この製品は、初心者の方でも(極端に言うとDreamweaverやFireworksを一度も使った事のない方でも)サイトウィザード機能を使って、数分でオリジナルのサイトを構築できます。
【製品名】FIRECRACKER・サイト編
【収録内容】
・サイトフォルダ(ベース)-impact
・サイトフォルダ-モリサワ・新ゴB
・サイトフォルダ-ニィスフォント・ウインS10
・機能拡張フォルダ
・マクロメディアトライアル版フォルダ
・Fireworksスタイルフォルダ(30種類のスタイルを収録)
・製品説明フォルダ
【サイトフォルダについて】
3種類のサイトフォルダの中には、それぞれWebサイトのテンプレートが10種類収録されています。それぞれのWebサイトには異なるデザインのテンプレートが3種類収録されています。
フォント別に分類されたフォルダは、ベースを基にしたデザインバリエーションで使用するフォントによって、色やテクスチャ、エフェクトなどのデザインバリエーションとして収録されています。
デザインバリエーションも含めると、3種類のテンプレート×10サイト×3バリエーションで、合計90種類のデザインからお好みのものを選択して、Webサイトを構築することができます。
※FIRECRACKER・サイト編Vol.1のデザインは、すべてデザイナー森川眞行がデ
ザインしたものです。
【機能拡張フォルダ】
Webサイトを構築するための多くの拡張機能が用意されており、MacromediaExtension Managerを使って、DreamweaverやFireworksに必要なプログラムをインストールします。特にサイトウィザードは、ダイアログパネルにテキストを入力するだけで、瞬時にサイトを構築してしまう本製品のメイン機能をなすものです。
※FIRECRACKER・サイト編Vol.1の拡張機能は、すべてプログラマー植木友宏が設計したものです。
収録されている機能拡張
・サイトウィザード
・テキストイメージ
※Dreamweaver上で入力したテキストをGIFやJPEGに変換し、元ファイルのPNGデータも保存します。
・Fireworksボタンの挿入
※ツールボックスから簡単にロールオーバーボタンや、静止画をカスタマイズして挿入できます
※その他、Dreamweaver上からFireworksのエフェクトを適用するコマンドなど
合計6つの拡張機能を収録
【販売・価格】
販売はすべて有限会社イージーからのWeb販売のみです。定価6800円
製品に関する詳しい情報は、Webサイト及びシリコンカフェのメールマガジンで告知しております
・FIRECRACKERサイト編(12月21日公開開始)
http://www.siliconcafe.com/firecracker/site/index.html
・シリコンカフェNEWS(メールマガジン)購読申し込み
http://www.easy.ne.jp/cargo3/f_form/report.html
年末、年始にFIRECRACKERのイベントも予定されています。御期待下さい。それではよいお年を!
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■編集後記(12/21)
・あらま、気がついたら1000号だった。しかも2001年最後の発行日。なんというきりのよさだ。発行部数も20000に届けばなおよかったけど、まあ次の楽しみにとっておきましょう。2002年には新企画をいくつも立ち上げる予定です。ま、予定ですからぽちぽち参ります。どうぞよろしくお願いします。(柴田)
・いま一番行ってみたいところ。上海。勢いのある都市に。大阪だと、口を開けば「不景気だね」だし、日本中で一番元気がないように思える。京都はなんとなく元気そうなんだけどなぁ。/Presidentのバターがおいしいらしい。百貨店なぞを数件まわってみたが、見あたらない。買えるお店ご存知の方いらっしゃいませんかー? 個人輸入っすかね。/今年一年ありがとうございました。来年も末永くおつきあいください。どんな年になるかな。(hammer.mule)
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発行 デジタルクリエイターズ
< http://www.dgcr.com/
>
編集長 柴田忠男 < tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク 濱村和恵 < zacke@days-i.com >
アソシエーツ 神田敏晶 < kanda@knn.com >
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
< info@dgcr.com > 担当:濱村和恵
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★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ< http://rap.tegami.com/mag2/
>、
Macky!< http://macky.nifty.com/
>、カプライト< http://kapu.cplaza.ne.jp/
>、
Pubzine< http://www.pubzine.com/
>、E-Magazine< http://www.emaga.com/
>、
melma!< http://www.melma.com/
>のシステムを利用して配信しています。
Copyright(C), 1998-2001 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
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■デジクリトーク
千年の恋と嫉妬
十河 進
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●千年前から恋と共に嫉妬はあった
今号で「日刊デジタルクリエイターズ」が1000回を迎える。大変なことだ。弁慶だって、残り一本のところで牛若丸に阻まれて1000本めの刀をコレクションできなかったのに(このエピソードを知っている人は、相当古い?)。
さて、「1000号だから『千と千尋の神隠し』について書け」と柴田編集長からオファーされたのだが、実は、僕はまだ見ていない。元来、へそ曲がりだから人が争って見に行くような映画は見ないようにしてきた、ということも真実だけど、まあ、どちらかといえば映画館が空くのを待っているうちに年末になってしまったなあ、でも、まだやってるぞ、という感じである。
もちろん宮崎駿さんのアニメ映画は大好きだ。「千と千尋の神隠し」も相当にいいらしい。「もののけ姫」は「風の谷のナウシカ」の焼き直しみたいで、僕としては少しがっかりしたが、それでも水準は高いと思う。最近も、新書で出た切通理作さんの「宮崎駿の世界」を読了したところである。
しかし、この映画のおかげで「尋」を「ひろ」と読める人が増えたのは喜ばしい限りだ。「尋」は水深の基準で一尋が約1.8mだから、千尋は約1800mになる。かなり深い。日本海溝は水深いくらだったかな。深海潜行艇なら潜れないでもない距離だろうか。
さて、他に「千」にちなんでと見渡すと、最近は東映創立50周年記念映画の触れ込みで「千年の恋」(2001)がやたらに宣伝されている。「百年の恋もさめる」という言い方はあるが、「千年の恋」とはまたロマンチックなタイトルだ。もっとも、千年前の恋という意味らしくて吉永小百合が紫式部を演じている。
実は「千年の恋」もまだ見ていないのだが、光源氏を宝塚出身の天海祐希が演じている。制作発表のニュースを見て、僕は「なるほど、いい着想だ」と感心したものだった。絶世の美男(こんな言い方があるのか?)である光源氏は、どんな男優が演じても嘘っぽくなる。宝塚出身なら女性が男(それも女性から見て理想的な男)を演じるのには説得力がある。
昔、武智鉄二が監督した「源氏物語」では、花ノ本寿が光源氏を演じたと思う。長谷川一夫も光源氏をやったことがあるはずだ。僕は向田邦子が脚本を書き、久世光彦が演出したテレビ版「源氏物語」を見たことがあるが、この時はジュリーこと沢田研二が光源氏を演じた。どのキャスティングも「え~!」という感じだった。
尊敬する橋本治センセーの「窯変源氏物語」の第一巻だけは読んだけど、原本の「源氏物語」は完全読破したことはない。今回は未見の映画や未読の物語の話ばかりで恐縮だが、僕が「源氏物語」の中で最も印象深く思っている女性に六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)という人がいる。
「夕顔」の章に登場する六条御息所は源氏より七歳か八歳年上で、源氏の他の若い愛人たちに嫉妬の炎を燃やす登場人物だ。たおやかで儚げな(男にとって都合のいい)女性ばかりが登場する「源氏物語」の中では最も人間的で印象深い女性である。映画「千年の恋」では竹下景子が演じているらしい。
歴史上、あるいは文学作品などで「嫉妬に狂う女」というと、僕は何人かの名前が浮かぶのだが、六条御息所もその代表的なひとりだ。何しろ、生霊となって恋敵を取り殺してしまう人なのである。
●鬼になるほど執心する女の嫉妬とは?
僕の中に六条御息所が印象深く残っているのは、謡曲「葵の上」を読んだからかもしれない。能は、室町時代に完成したが、その題材の多くは古典に取材している。「平家物語」や「源氏物語」や小野小町伝説などを元にして謡曲は仕上げられている。
謡曲「葵の上」は、ほとんど六条御息所が主人公である。左大臣の息女である葵の上に物の怪が取り憑くが、巫女がその物の怪を招魂すると、六条御息所の生霊(前シテ)が現れて妄執の境涯を嘆く。その後、加持祈祷が始まり、六条御息所は執心の鬼(後シテ)となって争い、やがて調伏されて結末となる。
この謡曲のハイライトは、六条御息所がなぜ生霊となるほどの妄執に囚われる境涯になったかをシテとして語るところにある。六条御息所は前シテとして最初、泥眼(でいがん)という面をかぶって現れるが、後シテとして登場する時には般若(はんにゃ)の面になる。
能に使われる嫉妬に狂った女面は、演目によって使い分けられるが、般若面としては生成(なまなり)、般若、真蛇(しんじゃ)という風にいくつかの種類がある。生成は角が生え始めた面、般若になると完全に目は吊り上がり額から二本の角が完全に生えている。真蛇の面はそれ以上の迫力で、僕は怖くて正視できない。
般若になるほど六条御息所を狂わせた光源氏は罪な男だと思う。執着する恋は、反面、鬼となるほどの嫉妬を生むことがある。恋愛というのは特定の対象に恋い焦がれ、ある意味では執心に凝り固まることだから、その対象が自分以外の女性に心を移したりすると、気が狂うほど嫉妬するのはわからないではない。
男を恨んで鬼となる女の凄まじさを描いたものでは「鉄輪(かなわ)」という謡曲がある。新藤兼人監督にも「鉄輪」という映画があるが、こちらは懐かしきフラワー・メグが出ていたと記憶している。謡曲の「鉄輪」からインスパイアされた作品である。謡曲「鉄輪」は、夫の心変わりを呪って鉄輪を頭に被り丑の刻参り(藁人形に五寸釘ですね)をする女の話である。
鉄輪の女は前シテではやはり泥眼の面を付けるが、後シテの女の生霊になると橋姫か生成の面を付ける。僕は橋姫という言葉が好きで、橋姫の面も見たいと思っていたが、実際に見ると角は生えていないものの般若ほど完全に鬼の世界に入っていないだけに、よけい怖かった。
まあ、どちらにしろ男女の関係があるところには嫉妬があり、愛があれば憎しみが生まれるものなのだろう。執着した分だけ憎しみも余計に募るのかもしれない。裏切られた屈辱や怒りなども加わるのかもしれない。橋姫の面を見ると、こんな顔になっている女の人を見たことがあるな、という気がしてくる。
●嫉妬心は自分の子供さえ殺してしまう
六条御息所と鉄輪の女の他に嫉妬に狂う女性で僕が思い浮かべるもうひとりは、ギリシャ神話に出てくる王女メディアである。夫イアソンの心変わりをなじり、我が子を殺してしまう王女メディアも、相当に怖い人である。こういう人とはお近づきになりたくない。
僕は、昔、ピエル・パオロ・バゾリーニ監督、マリア・カラス主演の「王女メディア」(1970)を見たことがある。映画はとても感銘深かったが、マリア・カラスの王女メディアは迫力満点で、げに女の嫉妬は恐ろしい、と若き日の僕はつくづく思ったものでありました。
しかし、メディアを弁護するわけではないが、これはやっぱり男が悪いと思わざるを得ない。メディアは、情熱的な(というより狂気的なと形容したいほどの)恋をしたのだ。そのために一族と国を裏切り、王である父に背き、弟を殺してしまう。
特撮の歴史には必ず登場するレイ・ハリーハウゼンが制作した「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)という映画がある。この「アルゴ船」の指揮官がイアソンである。彼は金毛の羊皮を手に入れるためにメディアの国にやってくる。
メディアはイアソンに一目で恋をする。そして、怪物たちと戦うイアソンを助けて金毛の羊皮をイアソンに与え、弟を伴ってイアソンと共にギリシャへ向かうためにアルゴ船に乗って逃げるのだが、父のコルキス王は追っ手をかける。
何とメディアは父王の追跡を逃れるために同乗していた弟を殺し、その死体を八つ裂きにして海に捨てる。父王と追っ手たちが弟の死体を集めて弔っている間にイアソンたちは逃げ切ってしまうのである。これはもう、とんでもなく凄い狂恋ですね。
そんなにまで尽くしたイアソンなのに、そしてふたりの子供まで成した仲なのに、イアソンはコリントスの王女といい仲になってしまうのである。メディアは嫉妬と怒りに狂う。そして、イアソンを苦しめ嘆かせるために我が子をふたりとも殺すのだ。
メディアの子殺しという異常で激しい行動は、イアソンへの想いの強さから発しているものだ。父を裏切り国の宝を与え弟を殺すまで恋した男に裏切られ、心変わりされた女の憎しみの強さだ。こういう話を聞くと、愛と憎しみは裏返しだと思う。
●嫉妬深い男は尊敬されない
こんなことを書くと女性の顰蹙をかいそうだが、「嫉妬」という字は「そねみ」と「ねたみ」という意味で、どちらも女ヘンがついている。嬲(なぶ)るという字を見ても感じるのだけど、これって何だか直接的で凄いですよね。(ちなみに中上健次は「嬲る」という字をいっぱい使っていたなあ)
嫉妬という感情を女性的と思うのは僕が男だからだろうと反省するけれど、一般的にも女性的な感情と思われているのではあるまいか。嫉妬する男は、何だか昔から軽蔑されているような気がする。少なくとも嫉妬深い男が尊敬されるという話は聞いたことがない。
男が嫉妬に狂う話で思い浮かぶのはシェークスピアの「オセロ」だが、あれはイアーゴーに陥れられてオセロがどんどん疑心暗鬼になっていく政治的陰謀劇という気がする。
それにデズデモーナは貞淑な妻であり、心からオセロを愛しているのだ。黒人(ムーア人)である自分を妻が本当に愛するわけがないというコンプレックスから生まれた悲劇という感じであり、嫉妬劇という気がしない。
男は妬み・嫉みという感情を持つより、僻みっぽいのではないかと思う。オセロだって「どーせ俺は肌の黒いムーア人。白人の美女であるデスデモーナが愛してくれるわけがない」などと思い始めたところから悲劇が始まるのである。
それでもオセロやメディアが悲劇に至る原因は、共に愛する人に執着するからである。そのことによって、ふたりとも最愛の人間を自らの手で殺してしまうのだ。
物事にこだわったり執着することは、あまりよい結果を生まないのではないかと昔から思っているところが僕にはあり、いつの頃からか物事にあまり執着してはいけない、と思うようになった。加えて意識的に、常に物事を客観視する癖をつける訓練をしてきたつもりではある。
何かに執着しそうになると、「まあ、そうはいっても大したことじゃないし。それがなくても(あの人がいなくても)死ぬわけじゃないんだから」と自らに水を浴びせる。村上春樹さん的に言えば「ボートはボート、ファックはファック」という感じだ。
いや、元来の性格が、どちらかというと警戒心が強いので「君子、危うきに近寄らず」という生き方を実践してきてしまったというべきかもしれない。おかげで情熱的な恋愛もしてこなかったし、淡々と穏やかに生きてこれたのだが、そういう風に自分を訓練すると、いくぶん寂しい人生を甘受しなきゃならないことも多い。
それに、物事にこだわらないということは、最後のところでフッと気が抜けてしまったりするし、諦めも早くなる。誰かを懸命に説得しようとしてる時に、こちらの言葉が通じていなさそうな相手の顔を見ると「まっ、いいか」と思って中断したりするのだ。だから、相手は急に僕の熱が冷めたような感じを受けるらしい。
この性癖は、人に好意を持つ時にも感じていて、ある人を好きになりそうになると、すっと身を引くところが何となく僕にはある。人間関係が深まりそうになると、深みにはまらないようにする警戒心が働いている。
執着した果てに嫉妬や憎しみという強い感情のもつれで人間関係の泥沼に陥るくらいなら、孤独に甘んじた方がいいと思っている僕のような人、最近、増えてませんか?
【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com http://www.genkosha.co.jp/
出版社に27年勤続の勤め人。2年半近く書き続けてきましたが、だんだん文章が長くなっています。時には5000字を越すことも…。週刊誌のコラムなら4ページはいきますね。メルマガでこんな長いものを読んでもらえているのでしょうか。でも、今年はこれが最後。皆さん、よいお年を。
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■デジクリトーク
青瓶 2420
北澤浩一
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列島いにしえ探訪
Poster for
"EXCURSION OF THE MIND"
■ 読売新聞大阪本社の「列島いにしえ探訪」に、ポスターのメニューが追加された。「Poster for "EXCURSION OF THE MIND"」
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
暫定36枚。
中にはダウンロードし、A4 300dpiで印刷できる作品も含まれている。
撮影とポスターのデザイン、およびWeb構築は北澤事務所が担当した。
■ 写真について何かを語ろうと思ったのだが、やめにする。
撮影時の苦労とか格好ワルサとか、それから後の膨大なデータ処理であるとか。それよりも、年齢や性別を問わず、ごく一般の方々が眺めてゆく場所に、こうした作品群が置かれたということに、落ち着かぬ空の色に似た嬉しさを感じている。
半ズボンをはいて広い原っぱの中に立っている。
風が吹いて雲が流れ、あたりには誰もいない。
何かを見ていた筈なのだが、それが何であったのか。
■ 今回「いにしえ探訪」で公開しているのは、主に京都の画像である。
全てがそうかというとそうでもなく、時折各地で撮りためたものも含まれている。構成要素を変更することで、各種商用利用が可能なデザインになっている。元データは、B0で作成。縮小/CMYK化可。版権は北澤事務所。
興味を持たれた各方面ご担当者の方は、お気軽に連絡されたし。
年末ではあるけれども。
デジクリ、1000回おめでとう。
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北澤 浩一:kitazawa@kitazawa-office.com
http://www.kitazawa-office.com
写真家・デザイナ・コピーライター
▼読売新聞大阪本社「ヨミウリオンライン関西発」
「列島いしにえ探訪」
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
桂三枝、川柳のページもある。
http://osaka.yomiuri.co.jp/in_event/ind_aiai.htm
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■セミナー案内
人工知能(AI)と人工生命(AL)の芸術への応用
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<主催者情報>
スピーカー ハロルド・コーエン+河口洋一郎
解説 進行 草原真知子+エルキ・フータモ
日時 12月26日(水)18:00~20:30
場所 東京大学先端科学技術研究センター 講堂(4号館2F)
東京都目黒区駒場4-6-1
< http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map.html
>
京王井の頭線駒場東大前下車。日本民芸館のすぐ先
(旧宇宙研。駒場キャンパスではありません)
定員 100名(先着順)
参加費 無料
人工知能画家Aaronを開発した、元UCSD教授でアーティストのHarold Cohen、人工生命概念に基づくCGアートの第一人者である河口洋一郎(東京大学)による講演を中心に、メディア論・メディアアート研究者としての立場からこのテーマを扱ってきたErkki Huhtamo(UCLA)、草原真知子(神戸大学)による分析、解説が加わる。コンピュータはどのように生命体や知性として芸術創造に関わり得るのか、アートの立場から考える。
参考
URL:< http://www.kurzweilcyberart.com/
>
< http://www.scinetphotos.com/aaron.html
>
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■新製品案内
シリコンカフェのオリジナル製品FIRECRACKERサイト編・Vol.1
http://www.siliconcafe.com/firecracker/site/index.html
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Silicon Cafe'/森川眞行です。今週で年内最後のデジクリということで、来週発売のシリコンカフェのオリジナル製品FIRECRACKERサイト編・Vol.1を紹介させてください。
この製品は、初心者の方でも(極端に言うとDreamweaverやFireworksを一度も使った事のない方でも)サイトウィザード機能を使って、数分でオリジナルのサイトを構築できます。
【製品名】FIRECRACKER・サイト編
【収録内容】
・サイトフォルダ(ベース)-impact
・サイトフォルダ-モリサワ・新ゴB
・サイトフォルダ-ニィスフォント・ウインS10
・機能拡張フォルダ
・マクロメディアトライアル版フォルダ
・Fireworksスタイルフォルダ(30種類のスタイルを収録)
・製品説明フォルダ
【サイトフォルダについて】
3種類のサイトフォルダの中には、それぞれWebサイトのテンプレートが10種類収録されています。それぞれのWebサイトには異なるデザインのテンプレートが3種類収録されています。
フォント別に分類されたフォルダは、ベースを基にしたデザインバリエーションで使用するフォントによって、色やテクスチャ、エフェクトなどのデザインバリエーションとして収録されています。
デザインバリエーションも含めると、3種類のテンプレート×10サイト×3バリエーションで、合計90種類のデザインからお好みのものを選択して、Webサイトを構築することができます。
※FIRECRACKER・サイト編Vol.1のデザインは、すべてデザイナー森川眞行がデ
ザインしたものです。
【機能拡張フォルダ】
Webサイトを構築するための多くの拡張機能が用意されており、MacromediaExtension Managerを使って、DreamweaverやFireworksに必要なプログラムをインストールします。特にサイトウィザードは、ダイアログパネルにテキストを入力するだけで、瞬時にサイトを構築してしまう本製品のメイン機能をなすものです。
※FIRECRACKER・サイト編Vol.1の拡張機能は、すべてプログラマー植木友宏が設計したものです。
収録されている機能拡張
・サイトウィザード
・テキストイメージ
※Dreamweaver上で入力したテキストをGIFやJPEGに変換し、元ファイルのPNGデータも保存します。
・Fireworksボタンの挿入
※ツールボックスから簡単にロールオーバーボタンや、静止画をカスタマイズして挿入できます
※その他、Dreamweaver上からFireworksのエフェクトを適用するコマンドなど
合計6つの拡張機能を収録
【販売・価格】
販売はすべて有限会社イージーからのWeb販売のみです。定価6800円
製品に関する詳しい情報は、Webサイト及びシリコンカフェのメールマガジンで告知しております
・FIRECRACKERサイト編(12月21日公開開始)
http://www.siliconcafe.com/firecracker/site/index.html
・シリコンカフェNEWS(メールマガジン)購読申し込み
http://www.easy.ne.jp/cargo3/f_form/report.html
年末、年始にFIRECRACKERのイベントも予定されています。御期待下さい。それではよいお年を!
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■編集後記(12/21)
・あらま、気がついたら1000号だった。しかも2001年最後の発行日。なんというきりのよさだ。発行部数も20000に届けばなおよかったけど、まあ次の楽しみにとっておきましょう。2002年には新企画をいくつも立ち上げる予定です。ま、予定ですからぽちぽち参ります。どうぞよろしくお願いします。(柴田)
・いま一番行ってみたいところ。上海。勢いのある都市に。大阪だと、口を開けば「不景気だね」だし、日本中で一番元気がないように思える。京都はなんとなく元気そうなんだけどなぁ。/Presidentのバターがおいしいらしい。百貨店なぞを数件まわってみたが、見あたらない。買えるお店ご存知の方いらっしゃいませんかー? 個人輸入っすかね。/今年一年ありがとうございました。来年も末永くおつきあいください。どんな年になるかな。(hammer.mule)
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