[1001] コラボレーション型広告のあけぼの

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1001    2002/01/07.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19911部
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【あけましておめでとうございます。今年もデジクリをお楽しみください】

■デジクリトーク
 コラボレーション型広告のあけぼの
 神田敏晶

■展覧会案内
 寺門孝之展"寺門孝之SPIRITS 2" てらぴかのお正月

■展覧会案内
 ウィーン分離派 1898-1918展

■展覧会案内
 伊藤桂司展「FAR FAR AWAY KEIJI ITO EXHIBITION」ほか

■展覧会案内
 "WE LOVE WORK"「ニッポンを元気にする、シゴトの広告展」

■展覧会案内
 山本容子の美術遊園地展

■公募案内
 CGアニメコンテスト 今回は初心者部門も新設

■公募案内
 第3回 ポラロイド・インターナショナル写真コンテスト

■展覧会案内
 平成13年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展

■サイト案内
 猫畑収穫祭



■デジクリトーク
コラボレーション型広告のあけぼの

神田敏晶
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KNN神田です。

あけましておめでとうございます。
はやいものでもう2002年です。ファイルネームもすでに4桁でなく、また2桁に
戻してしまっています。3000年になった時に困るけど、その時には、グンと科
学が進歩していることでしょう。Y2Kの時もその技術進化まかせが問題でした。
人類って学習してませんね。

いよいよMACWORLDがサンフランシスコで開催です。本当に今年はだしてくれる
んでしょうか? はやくも心配しております。速報は、また追ってお届けする
として、年末に大熱をだしてしまい、病床の上で新年をいつのまにか迎えてし
まっていました。

起き上がれずに、筋肉痛に苦しみながらTVを見るくらいしかできず、チャンネ
ルを変えることすらできません(複雑にデッキが接続されているため、ベッド
から出ないとチャンネルが替えられないのです)。

久しぶりにゆっくりとTVを視聴しました。いつも24時間つけっぱなしなので、
見てはいるのですが、視聴してはいませんでした。この正月時期のコマーシャ
ルはなかなか、見ごたえがあります。24時間枠のどこもがゴールデン枠ではな
いでしょうか?

中でも驚きだったのが、富士フイルムのコマーシャルとサントリーのコーヒー
BOSSの合同コマーシャルです。おなじみのDPEカウンターでの岸本加代子さん
と樹木希林さんとの問答なのですが、突然、永瀬正敏さん、布袋寅泰さんの例
の追跡編が挿入されます。一瞬どちらのコマーシャルか、とても、とても気に
なってしまいました。それでなくても、どちらもオチが気になる不可解なコマ
ーシャルなだけに気になり度は高まります。

露出量の多い双方のコマーシャルなだけに、その効果はよりいっそう印象に残
ることでしょう。感剤メーカと飲料メーカーという、バッティングしないばか
りか、顧客層が妙にマッチングしているからこそこのようなコマーシャルが実
現できたのかと思います。Vリーグでのバッティングはこの際あまり関係ない
でしょう。

コマーシャル調査の経験が過去にありますが、コマーシャルって見たあとでど
れだけ記憶に残るのかとふと知りたくなります。高熱に悩まされながらも、こ
の初コマーシャルは「一富士、ニボス、三、は何だっけ?」というジレンマに
毎回陥ってしまいます。しばらくは、直後のコマーシャルのことは頭に入って
きませんでした。

米国では、いまだに露骨でイヤミな比較広告がありますが、日本ではこちらの
コラボレーション型コマーシャルの方が、企業にとっていい印象を消費者に与
えることでしょう。「Will」という新規ブランドの浸透手法や「コカコーラ」
の懸賞型のコラボレーションもありましたが、今後はこのようなコマーシャル
による刺激が欲しくなってきました。

ボクは、デジカメの画素数があがってからは、この数年DPEを利用することは
まったくなく、プリントすら目にする機会が減っています。お正月のSpamまが
いのHappy Webカードに悩まされているからこそ、「おせちもいいけどカレー
もね」の戦略で「添付メールもいいけど、プリントとカレーもね」とハウス食
品工業まで織り交ぜるなど可能なのでは…。

またコマーシャルオタクの人には、どれだけの企業がハイブリッドに一本のコ
マーシャルにエンベッドされているのかを見抜く楽しみが増えたりすると思う
んですけど…。

特に最近の銀行の合併後の名前に関しては、ちんぷんかんぷんです。「UFO銀
行(仮称)」に「大空銀行(仮称)」、まるで子供の時の銀河対戦系のようで
す。「大宇宙銀行(商標登録なし)」なんていうのもインパクトがありそうで
すね。

本来の銀行コマ―シャルや、キャラクターが一緒に登場するようなコラボレー
ション型でないと、とっても自分の取引のある銀行以外は覚えきれません。銀
行こそコラボレーション型のコマーシャルをやるべきなのです。

タレントつながりであると、さらに興味はつきません。キムタクつながりで、
エステとPCとジーンズ、中田つながりで、スポーツとカメラとスポドリ、紀香
つながりで、カメラ、アルコール、化粧品なんてのも見てみたいものです。事
務所はきっと嫌がるでしょうねぇ。

ウェブの世界でも、アグリゲーション型という競合しない企業の提携が進んで
いますが、日本のBtoCではコマーシャルが先行していきそうな気がしました。

しかし、本格的なアグリゲーション型の販売促進でいくのなら、ボスを買うと
フジのDPEが安くなるシールがあったり、DPEを出すとボスがもらえたりすると
ころまで踏み込んでもらいたかったところです。そこまでトータルに販促にお
としこめてはじめて結果がでると思うのですが…。

The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com
Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com

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■展覧会案内
寺門孝之展"寺門孝之SPIRITS 2" てらぴかのお正月
http://www.pinpointgallery.com/japaneseindex.html
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2001年春に突然寺門孝之の絵に舞い降り始め、4月の個展、6月の大阪展で初公
開されて大好評を博した新しいタッチのペインティング”SKY LOVE"シリーズ
のその後の展開・最新作30点の展示、販売。寺門孝之関連グッズの販売。(ハ
ガキ、ポスター、書籍など)入場無料。

会期 1月7日(月)~1月18日(金)11時~19時 12日18日は17時 会期中無休
会場 Pinpoint Gallery
   港区南青山5-10-1二葉ビルB1

寺門孝之/画家。1961年名古屋市生まれ。大阪大学工学部環境工学科入学。転
部により1983年同文学部美学科卒業。卒業とともに上京し、セツ・モードセミ
ナーで絵を学びながら、ニューメディア画像制作会社シフカに入社。各種デジ
タルコンテンツの企画・制作に携わる。1985年第6回日本グラフィック展大賞
受賞。1986年、シフカ退社以降フリーランス。1993年よりアトリエを神戸に移
し、「天使」や「イルカ」などの光り溢れるペインティングを中心に、個展を
はじめ、書籍の装画、テレビドラマのタイトル画など幅広く活動中。1998年神
戸ファッション美術館にて大規模な個展「TERAPICALOGY」を開催。セツ・モー
ドセミナー講師。神戸ファッション専門学校講師。著書・共著書、装画多数。

てらぴかHP http://www.terapika.com/

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■展覧会案内
ウィーン分離派 1898-1918展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html
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グスタフ・クリムトやエゴン・シーレらに代表されるウィーン分離派。
1898年の第1回展覧会から、内部の意見対立を原因とする1905年のクリムトら
の脱会を経て、その後オーストリア=ハンガリー帝国が解体する1918年までの
初期の20年間を、絵画、工芸、彫刻、機関誌、ポスターなど約60作家の作品、
約190点で紹介する。上記サイト内にて、割引クーポン券情報あり。

期間 1月2日(水)~2月24日(日) 開催期間中無休
   10:00~19:00(入館は18:30まで)金・土曜日は21:00まで(入館20:30)
会場 Bunkamura 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL.03-3477-9111(代表)
料金 一般 1,200円 大学・高校生 800円
巡回展 仙台:宮城県美術館 2001年11月3日(土)~12月24日(月・振休)
    松江:島根県立美術館 2002年3月5日(火)~4月21日(日)

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■展覧会案内
伊藤桂司展「FAR FAR AWAY KEIJI ITO EXHIBITION」ほか
http://www.canon-sales.co.jp/gallery/dag/ito/index-j.html
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<サイト情報>

独自のタッチ、ポップなコラージュで多くのファンをもつ伊藤氏の創作に大き
な影響を与え続けてきた音楽へのリスペクト。新作多数を含むコラージュ、グ
ラフィックの大型出力作品20数点を中心に展示する。大型ライトボックス作品、
素材やドローイングの展示など、多面的な会場構成。

会期 1月4日(金)~3月29日(金)10時~17時 土日祝休館 入場無料
会場 ワンダーミュージアム(キヤノン販売幕張本社ビル)043 (211) 9541 

伊藤桂司/1958東京生まれ。1996個展「LANDSCAPE AND FLOWERS」(渋谷パル
コギャラリー)、1999個展「MOTORWAY」(ギャラリー360。)、2001「Active
Wire」(ソウル:Haja Center)参加、「Buzz Club-News from Japan」(ニ
ューヨーク:P.S.1 MoMA)参加。KIRINJI "3" やヘルマン エイチ アンド ザ
・ペースメーカーズのグラフィック、宇多田ヒカル、野宮真貴のPV他、イラ
ストレーションだけに留まらず、アートディレクションや映像等の活動も展
開している。コンバースキャンペーン広告イラストレーションで2001年度東
京ADC賞受賞。最新作品集に「Technique & Picnic/Namaiki + Kenji Ito」
があり、2002年発売予定の「super cassette sounds」(青心社/スカイラ
ブ)は現在製作中。Unidentified Flying Graphics代表。

同時期開催(幕張ワンダーミュージアム)
・中野耕志写真展「谷津田」
千葉県北部に広がる浅い谷に拓かれた田んぼを「谷津田」という。澄んだ流れ
の小川、鬱蒼と茂った鎮守の森。どこにでもありそうな里山の自然は、日本の
原風景といえるだろう。カエルの合唱や夏のホタル、秋のトンボの乱舞など、
どこか懐かしさを覚える光景を写し撮った35点。

・西村建子写真展「YOKOHAMA・よこはま」
新国際都市として未来に向けて発展している「横浜」。異国情緒豊かな古い一
面を見せる「横浜」。横浜の夜を演出するライトアップはみなとみらい21から、
山手の丘・横浜ベイブリッジやマリンタワーの輝きまで、新旧が入り交じる西
村建子が撮り続けたあなたの知らない横浜。

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■展覧会案内
"WE LOVE WORK"「ニッポンを元気にする、シゴトの広告展」
http://www.recruit.co.jp/GG/2002/g8-0201.html
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会場 クリエイションギャラリーG8
   中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F  TEL.03-3575-6918
会期 1月15日(火)~2月1日(金)土・日・祝祭日休館 入場無料
   11時~19時(水曜日は20:30まで)

主催 季刊HUMAN AD編集部、クリエイションギャラリーG8

展示内容 仕事の選択という大きな決断、時には人生までをも変えることにな
る求人広告。そんな心を動かすコミュニケーションを追求した求人広告を1990
年代から現在までの時代の変遷と共にポスター、雑誌広告を中心に求人広告約
200点を展示。

第131回クリエイティブサロン「こころを動かすクリエイティブ」
日時 1月31日(木) 7:00P.M.~8:30P.M.
場所 クリエイションギャラリーG8 入場無料 要予約 (TEL.03-3575-6918)
ゲスト 仲畑貴志(コピーライター)予定、佐倉康彦(コピーライター)
    蝦名龍郎(アートディレクター)
内容 求人広告制作にまつわるエピソード等を中心にした話

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■展覧会案内
山本容子の美術遊園地展
http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/service/art/y_yamamoto/index.jsp
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酒脱で洗練された雰囲気を持つ人気アーティスト山本容子さんの創造世界の全
容を紹介する展覧会。初期の珍しいドローイングやオブジェ作品、75年制作の
「My Copper Party」から最新作「ファウスト」までの全ポートフォリオ、和
紙の茶室「浮庵」や300号のドローイングなど大型作品も含め、デビュー前か
ら現在新聞連載中の「静かな大地」の挿画に至るまでの、主要な銅版画など約
300点を展示する。芸術性の高さを保ちながら一般の人にも受け入れ易い作風
を持つ山本容子さんならではの展覧会。「遊園地」のように、楽しみながら美
術に親しむことができる。

会期 1月3日(木)~1月30日(水)10時~19時半 無休
会場 新宿・伊勢丹美術館 
入場料 一般800円、学生500円、小中生無料

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■公募案内
CGアニメコンテスト 今回は初心者部門も新設
http://www.doga.co.jp/ptdoga/contest/
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自主制作CGアニメ作品の発表の場を設け、広く一般にPRするとともに、その質
的向上を促進する目的で、PROJECT TEAM DoGAが主催する伝統あるコンテスト。

募集するのは、コンピュータを使用した自主制作のオリジナル映像作品。アマ
チュアはもちろん、プロのでもプライベートに制作された作品であれば問題な
い。他のコンテストに応募された作品でも応募できる。今回は初心者部門も新
設された。締切は2月14日。

グランプリ1作品賞金20万円、各賞3作品程度賞金10万円、佳作5作品程度賞金5
万円、入選15作品程度賞金2万円、会場審査特別賞2作品程度副賞等。賞金等は
決して多いとはいえないので、賞金目的で出品する人は少なく、むしろ名誉を
目的としているようだ。

・入選作品上映会
東京会場 なかのZERO 大ホール 東京都中野区中野2-9-7
5月5日(日祝)開場12:00 開演13:00 終了17:00(予定)
関西会場 未定

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■公募案内
第3回 ポラロイド・インターナショナル写真コンテスト
http://www.polaroid.co.jp/event/gallery/contest.html
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ポラロイド・コーポレーションが一昨年から開催しているもので、プロを対象
とした芸術部門、商業部門-I、II、アシスタント部門、学生部門の5部門から
なり、応募者は1人で4作品まで応募できる。米国、ヨーロッパとアフリカ、ア
ジアの3地域ごとに各部門で選出した作品から、米国本社最終審査でグランプ
リ1名を選出する。応募写真は2001年1月より2002年1月31日の間に、インスタ
ントフィルムで撮影された作品。

応募締切 1月31日(木)
応募・参加資格 商業カメラマン、プロのアーティストもしくはプロのアシス
タント、写真を専攻している学生。

グランプリ:ニューヨークまたはプラハで行われる20×24大型ポラロイドイン
スタントカメラの2日間セッションへの参加。30枚無料ポラロイドフィルムお
よび、3泊分の宿泊費と旅費またはマルチフォーマットフィルムスキャナ
「POLASCAN 45 Ultra」2位:35mmフィルムスキャナ「POLASCAN 4000」3位:ブ
ローニーフィルム専用スライドエンラージャー。受賞作品は2002年秋頃発刊の
「Pマガジン」に掲載される予定。

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■展覧会案内
平成13年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展
http://www.musabi.ac.jp/whatnew/sotsuten2001/
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会期 1月25日(金)~27日(日)9時~17時 入場無料
会場 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
   小平市小川町1-736 TEL.042-341-5011

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■サイト案内
猫畑収穫祭
http://www6.ocn.ne.jp/~nekote/page4.htm
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ギャラリー猫町「猫の小さなおくりもの展」、日本橋丸善「福を呼ぶ創作招き
猫展」、有楽町阪急「猫町百貨店」、益子もえぎ「平成の招き猫展」などの情
報と『平成の招き猫100人展』オンラインで開催中。

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■編集後記(1/7)
・冬休みもあっと言う間に過ぎ去った。年末年始のまとまった自由時間には期
するものがあったのだが、結局なんにも達成できなかった。年末に娘婿が交通
事故で足を骨折して入院、その世話に走り回っていた娘も正月3日にダウンし
て、なんと夫婦そろって同じ病院の同じ階のベットにいるという間抜けな事態
で(見舞いは能率がよかったが)、年末年始は彼らの赤ん坊の世話で終わった。
いやまったく、なんにも集中できない日々であった。娘は昨日退院してきたの
でホッとした。今日から仕切り直して再スタートである。いやはや。(柴田)

・学生時代の友人の家に泊まりに行った。新しく買ったというマンションはと
ても広く、便利な造りになっていてうらやましい。シャガールの版画がいい感
じだった。いつ結婚するの?と聞かれたので、まぁぼちぼちと、と返事したら、
彼女の周囲で結婚していないのは私だけらしく、そういう友達がいてもいいか
ら、そのままでいれば?と言われてしまった(それはイヤ)。私の周囲だと結
婚していない人の方が多く、趣味に生きている人もいる。仕事も自分ではふつ
ーのつもりなのだが、トータルしてユニークな人生に見えるらしい。社会に出
て最初の上司は名古屋にいて全然会っていないのだが、今年は会えそうなので
とても嬉しい。感覚がスマートな人で、頭の回転や発想が良く、いつも自分の
場所以上に生きている人だった。彼が転勤してしまってから職場が平凡になっ
てしまったくらいだ。お偉いさんになった今も中国語を勉強しているという。
思った通りだ。少なからず影響を受けた。自分にとっては変わり映えのない人
生、元上司にはどう映るか楽しみだ。           (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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