[1009] 破滅に共振れする

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1009    2002/01/18.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19944部
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 <目を背けたくなるような絶望的に深い暗黒>

■デジクリトーク 109回
 破滅に共振れする
 十河 進

■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
 売り込みの前にコンビニに寄ってはいけない
 堀本真理美
 
■イベント案内
 mACademia 第63回「初春のサンフランシスコ便り」
 
■おしらせ



■デジクリトーク 109回
破滅に共振れする

十河 進
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●文字通りの「骨を噛む思い」

男は、自殺した妻の骨壺を抱いてやってくる。座敷に上がった彼を、取り巻い
た男たちは狂犬を怖れるようにうかがう。彼がほんの少し身動きしただけで、
周囲の連中がサッと身を翻す。

彼は骨壺からゆっくりと妻の骨をつまみ出し、コリコリと囓り始める。コリコ
リ……、コリコリ……と彼が骨を囓る音だけが響く。男の顔は、まるで死神の
ようだ。やがて、妻を失った彼の悲しみが僕にも伝わってきた。そんな人間的
な感情が彼に存在するとは信じられないことだったが、確かに深い悲しみが彼
の心を覆っている……。

それまで積み重ねてきたドラマ、主演俳優の鬼気迫る演技、監督のエネルギッ
シュな演出、そんなすべてが映像に力を漲らせ、コリコリと骨を囓る男の内面
を悲痛なまでに伝えてくる。その男の悲しみに観客は共に振れていく。

僕はその男に何一つ感情移入できなかった。いや、その男のことがまったく理
解できなかった。しかし、ほとんど彼自身が殺したも同然の妻の骨を噛むコリ
コリ、コリコリという音と緊張感を孕む画面によって、男の気持ちにシンクロ
していくような感覚に捉われたのだ。

だが、その映画を見終わった時、やはり僕らは沈み込み、新宿三丁目にあった
東映の封切館からまっすぐ新宿通りを歩き、新宿駅ビルのコーヒーショップに
入るまで互いに口を利くこともできなかった。

厭な気分だった。首まで泥沼に浸かったような、早く躯を清めたいという欲求
を感じさせるような映画だった。今から思うと、その映画の主人公の悲痛な魂
の叫びのようなもの、目を背けたくなるような絶望的に深い暗黒に感応してい
たのかもしれない。

一緒に見た友だちは馬場君といったが、彼もひどく落ち込んでいるように見え
た。「信じられないなあ」と彼はコーヒーショップのテーブルに腰を下ろすと、
ようやく口を開いた。

それだけで僕にはわかった。馬場君はこう言いたかったのだ。
──あんな人間が現実に存在したなんて、信じられないなあ。

僕にも信じられなかった。毒を含んだ映画だった。正月明けの二週目から上映
するような映画ではない。僕と馬場君は、もうすぐ大学を卒業しなければなら
ないのに、卒業後の身の振り方も決まらないまま年を越え、鬱屈した気分を晴
らすために映画館に入ったのだったが、入る前よりずっと気分を滅入らせてし
まった。

「仁義なき闘い」五部作で東映随一の人気監督になった深作欣二の最新作だっ
た。「仁義なき闘い」五部作(本当は四部まで)を最高の映画と評価する僕は、
今見てきた映画が間違いなく深作欣二の最高作になるだろうと確信しながらも、
そのあまりの強烈さに口を利く元気もなくしていた。

1975年の一月半ばのことだった。高度成長一筋で進んできた日本の経済はオイ
ルショックによって一気に冷え込み、その年の1月13日には「倒産件数が過去
最高」と発表され、大手企業の大卒予定者の採用内定取り消しが問題になって
いた。法学部や経済学部を出て大手企業に内定した連中ですらそうだったのだ。
フランス文学専攻などという学生などが潜り込める企業などはなかった。

そんな暗鬱な世相を反映したわけではないだろうが、深作欣二監督作品「仁義
の墓場」は、戦後のヤクザ社会に実在した石川力夫という男を描いた実録ヤク
ザ映画だった。

●三十年の馬鹿騒ぎ、と笑い飛ばす

「仁義の墓場」は、前年の一月から放映されたNHK大河ドラマ「勝海舟」を病
気で途中降板せざるを得なかった渡哲也が、初めて深作欣二と組んで復活を賭
けた映画だった。病み上がりのやつれた渡哲也はヤク中になる主人公にはぴっ
たりだったが、撮影がよほどハードだったのか映画の完成後に再び入院し、そ
れは長期に及んだ。

しかし、渡の療養中、なぜか彼の歌う「くちなしの花」はヒットし入院費用を
賄って余りあった。翌1976年、復帰した渡哲也は、再び深作欣二と組み「やく
ざの墓場・くちなしの花」を制作する。

ここで渡哲也が演じたのは、警察組織からはみ出す刑事である。その時、彼が
演じた黒岩という刑事の名は、倉本聰がシナリオを書いた「大都会」から「西
部警察」へと受け継がれた。

副社長として石原プロを維持するために、単なる破壊ドラマと堕した「西部警
察」に延々出演し、演技力のカケラも披露することができなかった渡哲也は、
「仁義の墓場」に出たことによって日本映画史に演技派の実績を残すことにな
った。

「仁義の墓場」の惹句には、こう書かれていた。
──「大笑い 三十年の馬鹿騒ぎ」凶暴無惨・石川力夫!

あれは「暗黒街の顔役」という映画だっただろうか。まだチンピラが似合う鶴
田浩二が東宝で岡本喜八監督にしごかれて出演した映画だった。1959年、つま
り昭和34年の映画である。その中で主人公は「三十年の馬鹿騒ぎか」と言いな
がら外車を運転し殴り込みに向かったものだった。

実在したやくざ石川力夫が刑務所の壁に書き遺した「大笑い 三十年の馬鹿騒
ぎ」という言葉は、彼の自殺当時、社会的な話題になったに違いない。ギャン
グ映画のシナリオを書かされる文学青年崩れのライターは、さっそくそれを採
り入れたのだ。

確かに「大笑い 三十年の馬鹿騒ぎ」という言葉は、僕の中にも何かを喚起さ
せる。誰彼かまわず殺傷し麻薬に溺れた三十年の生涯を、馬鹿騒ぎだったと笑
い飛ばすだけの理性を、少なくとも彼は持っていたのだ。

だが、そんな辞世もどきを遺したにしては、彼の三十年の生涯はあまりに凄ま
じい。戦後の混乱期だからこそ、存在を許された男だったのかもしれない。

●徹底的に否定されるべき人間像

戦後の無秩序な無政府状態の中で暴力団、ヤクザ、テキ屋などが一種の自警団
的な役割を果たしていたことは、「仁義なき闘い」でも描かれていたことだ。
そうしたヤミ市を根城にしたヤクザたちの中に伝説として語り継がれる何人か
がいる。本田靖晴が「疵」というノンフィクションで描いた渋谷の安藤組幹部
・花形敬などもそのひとりだ。

「疵」は後に映画化(1988年)され陣内孝則が主演した。「あまりの強さに力
道山が逃げ出した」という伝説を持つ花形は、観客が感情移入できるような人
物に仕立て上げられていたが、徹底的に実録をめざした深作は「仁義の墓場」
の主人公を凶悪な暴力衝動のままに生きる男として描き出した。

タイトルバックでは、石川力夫について生前の彼を知る様々な人の証言が流れ
る。彼は新宿を根城にした組に在籍し、戦後の混乱の中、まるで獣のように本
能のままに生きた男である。彼が何を考えていたのか、まるでわからない。

彼には敵と味方の区別もない。突然に暴れ出し、自分の親分さえ殺そうとする。
彼は暴力衝動のまま多くの人を殺傷し、女を犯し、麻薬に溺れる。映画で描か
れる彼の行動は、本当に狂っているとしか思えない。

彼の妻になる女がいる。籍が入っていたのかどうかはわからない。敵側との抗
争の末、逃げ込んだ家にいた女を犯し、その女を彼は妻とする。とにかく無茶
苦茶である。

狂犬に噛まれたような形で彼の妻になった女は、彼を愛していたのか、あるい
は怖れていたのかはわからない。演じた多岐川裕美は終始、無言で愁いを含ん
だ不孝な表情をしているだけだ。挙げ句の果てに、彼女は自ら命を絶つ。死ぬ
以外に石川力夫という男との関係を断つ方法がなかったのだ。

石川力夫という男は、徹底的に否定されるべき人間である。負の人間である。
犯罪者であり、市民社会で生きる資格はない。民衆の敵ナンバーワンである。
彼を見ていると、組の仲間や組長でさえ人が良さそうに見えてくる。いや、常
識をわきまえた人間に見えてくるのだ。

主人公は、一直線に破滅へと向かう。東京にいられなくなった主人公は大阪の
西成区に潜み、麻薬中毒の日々を過ごす。この時、実録風にモノクロのスチル
写真とナレーションで語られるのだが、芹明香と共に写っている渡哲也の表情
は凄惨きわまりない。

●心の空隙を埋める何かを希求する

僕は「仁義の墓場」を一度しか見ていない。もう一度見るのが怖いのだ。二度
と見たくないと思う気持ちもある。だが、もう一度、じっくりと見てみたいと
いう気持ちもあり、レンタルビデオ屋の棚の前で何度か逡巡するのだが、やは
り手が伸びない。

しかし、「仁義の墓場」の映像は27年経っても頭から消えない。もちろんスト
ーリーの細かなところは忘れている。僕が覚えているのは、強烈な印象を残す
いくつかのシーンと、映画全体から伝わってきたいたたまれないほど乾ききっ
た主人公の心の飢えである。

自殺した妻の骨を囓る、文字通り鬼気迫る主人公の表情。最後に刑務所の屋上
でかぶっていた毛布をはねのけた時の、主人公の笑ったような悲痛な顔。やつ
れ果て、狂っているかのような表情でニヤリと笑って主人公は空中に身を躍ら
せる。

彼は何を求めていたのだろうか。外道としか呼びようのない生き様を晒し、人
を殺し女を犯し、関わるすべての人間を不幸のどん底に追い落とし、それでも
彼は何かを求めていたのかもしれない、と思わせる。それは、まぎれもなく映
像の力である。

実在の石川力夫を超え、「仁義の墓場」という虚構の世界の中で生きたその男
は、凶悪な犯罪者でありながら、何かを希求して生きたのだということが伝わ
ってくる。観客はおぞましさを感じながらも、彼の心の飢えに共振れしてしま
うのだ。

何かを求めるから、人は飢えを感じる。何かが充たされない。心のどこかにぽ
っかりとあいた空隙。そこを埋める何かが必要なのだ。望んでも得られない何
か。それは一体、何なのだろう。

それが何なのかわからないまま「決して得られない」と思う時、人はいっそ破
滅してしまえ、と思うのかもしれない。だから、破滅への衝動はどんな人にも
起こりうる。もしかしたら主人公の異常な暴力衝動と自己破壊への衝動は、体
内に抑えきれない狂おしいまでの飢えを抱えていたから生まれたのだろうか。

すぐれたフィクションは、何らかの普遍性を獲得する。それは凶悪な犯罪者の
ように極端な典型を徹底的に描き尽くすことによって得られることがある。凶
悪なヤクザの否定すべき生き様を徹底して描くことによって、「仁義の墓場」
は人がこの世で生きることの普遍的な何かを描き得たのだ。

よしんば、それが多くの人が目を背けたくなるようなものであったとしても、
「仁義の墓場」が提出する「あるヤクザの人生」は、人が生きることの意味を
描き切ったのだと思う。

ちなみに「仁義の墓場」を一緒に見た馬場君は、卒業後、業界紙の記者から経
済関係の専門ライターなどをやり株式投資の単行本なども出したが、月刊の経
済誌の創刊時に副編集長で呼ばれ、そのまま勤めている。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com

出版社勤務。キネマ旬報のベストテンで「花様年華」が二位に入った。何だか
嬉しい。成人の日の三連休は天気も良く久しぶりに町(?)へ出た。駐車カー
ドにハンコを押してもらうために何か買わなきゃいけないので、駅ビルの本屋
で小林旭の「さすらい」(新潮社)を買う。「夜がまたくる 思い出つれて」
なのである。

投げ銭フリーマーケットに旧作掲載
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

撮影スタジオ検索・撮影関連サービス検索・フォトエージェンシー検索開設
http://www.genkosha.com/power/

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■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
売り込みの前にコンビニに寄ってはいけない

堀本真理美
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唐突ですが、20代~30代の社会人のコンビニ依存率ってどれくらいなんでしょ
う? ひとり人暮しの社会人なら一日一度は必ず行くところ、なのでしょうか。
聞くところによれば、都市部に住む高校生は「コンビニがなくなったら死んじ
ゃう!」と言うほどに依存しているとか。

フリーで編集をしている友人は、自宅にコピー機がないので深夜に100枚近い
ゲラのコピーをとっていたら、紙がなくなるわ紙詰まりはするわで店員に迷惑
がられたそうですが、24時間営業というのはイザというときにありがたい存在
です。

わたしも会社員時代には一日に2、3回は立寄り、コンビニ各社のキャンペーン
とか季節のお弁当やおまけ付きのお菓子など、ちょっと心くすぐられる商品を
発見してそれなりに楽しく便利に利用していました。

出社の必要がなくなった今は、自然に足が遠のき少々寂しい気はしますが、実
際のところ公共料金は自動引き落しだし、雑誌は書店で買うし、コンビニ離れ
進行中です。と言いつつ、実はコンビニと疎遠になっている理由がもう一つあ
るのです。

そのわけは「揚げ物」……。あるときわたしは、ファミリーマートでバイトす
る知り合いの大学生にこう話しました。

「レジの横にコロッケとかカラアゲとか売ってるでしょう? レジに並ぶとそ
の揚げ物の油の匂いが髪につくのよー。それがイヤで、セブンイレブンに行っ
ちゃうんだよね」

すると彼は、「じゃ、レジに並ばずに少し離れて客足を見計らって、誰もいな
くなってから行けば匂いもつかないんじゃない?」と言うのです。

しかし、揚げ物パワーはそんなヤワなものではありませんでした。

ポートフォリオを持って売り込みに出掛けようというある日の午後、わたしは
最寄り駅近くのファミマに立ち寄って、のど飴とガムを買いました。首尾よく
並ばずに会計を済ませるも、店の外へ出てみれば朝シャン(これって死語?)
も空しく、しっかりと揚げ物の匂いが髪に移っている! 

あぁ、これから気合いを入れて売り込み、という時、この匂いに意欲も半減。
レジの前にいたのはたった2、3分だというのに、恐るべしカラアゲ、恐るべし
フライドポテト。

最寄り駅から自宅までの間にはファミリーマート、セブンイレブン、やや離れ
てローソンの大手3社が、自宅のすぐ側には地域型コンビニがあります。ファ
ミマとローソンはレジ横で揚げ物を販売し、地域型コンビニは揚げ物はないが
品揃えは貧弱で日曜は休業。本当は、売り場も広く雑誌も品揃えも豊富で無印
グッズもあるファミマに行きたいのですが、揚げ物を避けようとすると足が向
くのはセブンイレブン、ということなのです。

ところが最近になって、いつも行くセブンイレブンでもフランクフルトが販売
され始め、マイ・コンビニライフに新たな危機!

お好み焼きや焼肉が食べたくて専門店に行き、帰り道に自分が油の匂いをプン
プン放っているなら、何の文句もございません。けれど、日用品や牛乳を買い
にほんのちょっと立ち寄っただけで、食べてもいない揚げ物の匂いが髪にまと
わりつくなんて、どうも納得がいかないのです。

例えば、(いくぶん強引な設定ですが)デートでフランス料理をご馳走になり
ゴージャスな気分で帰宅というとき、コンビニに立ち寄っただけで『今日のデ
ィナーはトンカツだったかしら?!』ってな気分になるからです。

すみません、うるさい女で。でも、気になるんだもの。

●今週の画像
http://www.macforest.com/dgcr/002.html

【ほりもと・まりみ】boxmh@air.linkclub.or.jp
フォトエッセイスト/ウェブデザイナー/猫とロック愛好家。Webマガジン「I'M
HERE」でフォトエッセイ連載中。女性向けメルマガCosmosLabを共同執筆、
melma!より配信。

・box
http://www.linkclub.or.jp/~boxmh/
・I'M HERE
http://www.imhere.com/
・CosmosLab
http://www.melma.com/mag/46/m00015246

▼次週はスガイがとして担当。B面だって、いいんです! ちなみに
セブンイレブンでも揚げ物系扱ってるところは多いですぞ。詳細は次週。

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■イベント案内
mACademia 第63回「初春のサンフランシスコ便り」
http://www.mACademia.org/
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<主催者情報>
MACWORLD Conference & Expo レポート。新型 iMac の登場や iPhoto の発表。
http://www.macworldexpo.com/
CES/ラスベガスレポート。Sun Cobalt 本社・Apple 本社レポート。
http://www.cesweb.org/
Generic Media。ストリーム配信の新しいサーバ。1種類の動画フォーマットを
準備するだけで、ユーザーが使用しているプレーヤーを自動的に認識し、リア
ルタイムエンコーディングを行う。
http://www.genericmedia.com/

日時 1月21日(月)19:00~21:00
会場 大阪・梅田・阪急電鉄本社ビル「1F/エコルテホール」
   http://www.mACademia.org/map/map.html
参加費 500円/定員 120名
主催 Team mACademia、アイフォース
協力 よろしくネット、デジ・プレ、関西インターネットプレス、デジタルク
   リエイターズ
問い合わせ 中西 博 nyan@mACademia.org

※個人や会社のプレゼンテーションに解放しています。新製品デモ、会社や個
人の自己紹介、自作品のプレゼン、そして自分自身のアピール(仕事くれ!等)
にご利用ください。

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■おしらせ
展覧会、セミナー、イベント、公募、新刊、サイト更新などデジタルクリエイ
ターに役立つあらゆる情報を集めています。ときどき情報号にまとめて増刊で
発行します。どんどんお送り下さい。コラムの投稿も大歓迎です。

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■編集後記(1/18)
・リンクしているサイトを定期的に見回わらなければならないので、ここ数日
で150作家(デジタルのクリエイター)くらいのサイトにアクセスした。しか
もこの中から特におすすめ3サイトを選ぶのがこの時期の任務だ。わたしの場
合、とにかく欲しい情報にすぐたどりつけないとムカッとなる。メニューが隠
されていて、ページのあちこちをクリックしまくらないと次のページに行かな
いという、作った人だけが楽しんでるバカな構造をしたサイトもある。クリッ
クしてすぐ情報に行けるのではなく、まず画面が一度スキャニングされるよう
に消えてから、次の画面がスキャニングされるように徐々に現れるという、こ
れも自己満足なデザインもある。懲りに凝ったインターフェイスデザインがい
くつもあったが、わたしはそんなの全然うれしくない。動かなくていい。光ら
なくていい。音が出なくてもいい。そこそこきれいなデザインで、まずはトッ
プページにメニューがきちんとあればいい。作家のサイトの必要な項目なんて
決まっているんだから、まずそれは完備してさらにオリジナリティある項目を
加えていけばいいのだ。あとは、定期的に更新すること。最後の更新が2001年
とあるだけでバツ。とにかく、メニューがわかりやすいこと、これが絶対条件
だ。ところが、エクスプローラで見えるメニューがネットスケープでは見えな
い(その逆も)という事態は度々経験した。なんとかならんのか。(柴田)

・うぉ。痛いっ。すんません、デジクリのサイト、リニューアルをしようと思
いながら、当初のまんまですわ。使いづらいったら。フレームだし。皆さんが
凝ったインターフェイスになさるのわかります。作り手としては、結構勇気の
いるもんですよ、技術あるのにそれを見せないのって。自己PRの場にもなりま
すし。クライアントさんは、いくら反対しても、動きのあるものを置きたがり
ますな。アニメーションGIFなどは、ページ内に複数あってもポイントになら
ないと思うのですが。多いとアダルトサイトみたいじゃないですか。でも華や
かでいいらしいです。いやはや。            (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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