[1076] 技術が社会を変えていく

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1076    2002/04/25.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20725部
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 <オレはなんとかなる>

■デジクリトーク
 Powerbook Publishing Project ~ (12) 技術が社会を変えていく
 8月サンタ

■デジクリトーク
 植木等がくれた勇気
 永吉克之

■デジクリ新企画「今日もワクワク、思いっきりてつこ!」
 第0回 質問募集開始のご案内

■新刊案内&プレゼント
 「イラストレーションファイル2002」玄光社刊

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■デジクリトーク
Powerbook Publishing Project ~ (12) 技術が社会を変えていく

8月サンタ
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今回から本連載も核心部分に入って行きます。非常に多岐な問題をはらんでい
るので、毎度のごとく、紆余曲折していくと思うけれど、宜しくお付き合いを
お願い致します。

●変わりつつある社会基盤の「常識」

例えば、私たちに一番身近な、「電気」のお話から始めようと思う。

電気を起こすこと、「発電」自体はそれほど難しくはない。本当に難しいのは
その起こした電気を「貯めておくこと」、そして任意の場所に「ロスを押さえ
つつ送電」することだ、と工学部から電機メーカーに進んだ同級生から教わっ
た。蓄電、送電時に、あらゆる場所から電気は漏れ、逃げていく。

都市ガスというのも、どこかで常に漏れているということも知った。例えば東
京なら、どんな工事であろうと、地面を掘り起こす際には、東京ガスの通称
「立ち会いさん」と呼ばれる管理人が呼ばれ、ガス管の位置を確認しながら作
業の監視を行う。土が緑色に変色して、ぷんと臭ったら「ガス漏れ」と修繕部
隊に連絡する。

地面の下での微弱なガス漏れというのは常時起きている。都下の数万キロに渡
るガス管の気密を完全に保つというのは不可能で、ガスタンクから家庭に届く
までに、実際にはかなりのガスが、管の老朽化であったり、地盤のゆがみによ
る欠損であったり、不良工事によって、どこからともなく逃げてゆく。即ちロ
スである。

部屋を明るくしたり、暖めたりするエネルギーの素、電気やガスは、運ばれる
最中に逃げ出す部分が多いため、長距離を移動させることは、決して効率が良
いとは言えない。終端の各家庭・企業に安定した量と十分な質を維持して届け
るために、大元の発電所やガスタンクは、余裕を見て大量に生産することでカ
バーする。必然的に、小回りの利かない巨大設備にせざるを得ない。

大量の電気を効率よく貯める方法は、未だ存在しない。発電所は需要の少ない
夜間の電気を貯めて昼に回す、あるいは春・秋の余剰電力を夏・冬に回すとい
うことが出来ない。過剰な電力の無駄を内包しつつも、最大消費時にパンクす
ることがないよう、発電所は常に大きめに、大きめに作られる。

ところが、技術の進歩が、その常識を根底から変えようとしている。

●電力の「インターネット化」

燃料電池をご存じだろうか。水素と酸素を反応させて、電気と熱と少量の水に
変える技術である。電源供給の革命的な新技術として、今まさに実用化の最中
である。

・燃料電池の情報(その他、ネット上に燃料電池についての記事は溢れてます)
http://www.gas.or.jp/fuelcell/fctop.html

燃料電池の登場で、従来型の巨大発電設備→配電網→一般家庭という電気の流
れが根底から変わろうとしている。燃料電池は空気を汚さないし、安全なので、
個人住宅の裏庭にも置けるし、携帯電話やパソコンにも積まれようとしている。
最初の一歩として、都市のオフィスビルへの電源供給の実験が始まっている。

つまり、将来的には一般家庭に燃料電池を設置し、家庭用の電気をまかなうと
同時に、廃熱でお風呂を温めたり出来るのである。必要な分だけ発電すればい
いし、余った分は、電力会社に販売する、あるいは近隣で分け合っても良い。

各家庭に発電設備があれば、当然だがまず都市として、災害に非常に強くなる。
あんまり考えたくないけど、発電所にミサイルが撃ち込まれても生き延びやす
くなる。一点集約から「網」に変わることで、リスク分散が進む。電力供給の
「インターネット化」である。

燃料電池自体に燃料を供給しなくてはならないから、総体としてのエネルギー
消費は、現在と余り変わらないかも知れない。設備の更新コストなどで、短期
的には、電気代はむしろ上昇するだろう。しかしユーザー側に発電のイニシア
ティブが移ること自体が、意識の根底からの転換を促す。

環境問題に関心がある人、いや、昔ながらの知恵から「勿体ない」という感覚
の身に染みついている人は、世間に一杯いる。そんな人たちは電灯をまめに消
すし、クーラーの使いすぎに気を留め、効率の良い暮らしを心がけている。

しかし、今までは、個人がいくら電灯をまめに消したところで、社会全体とし
ての、電力消費の軽減には直結しにくいところがあった。発電所自体がピーク
時の最大出力を前提に無駄を承知で運営されているので、各家庭の細かい努力
も、都市全体の消費活動に飲み込まれがちだった。各論自然破壊反対、総論電
力消費歓迎、のような効率の悪さがあったのだ。

ところが各家庭で電力の生産と消費が完結するようになると、各家庭の節電努
力は露骨に目に見えるようになる。確信しているが、団塊のお父さんは大喜び
のはずだ。夕飯のあとにビールを飲みつつ、我が家の電気メーターを見つめて、
「ウーム、良く発電しているナ」とショージ君風に涙ぐむ姿が目に浮かぶ。と
いうのは冗談としても、今まで見えなかったインフラの一部が、常に各人に意
識される社会になるのは間違いがない。

「いいとこづくめじゃん!?」という位長所が多く、話が良く出来すぎていて
目をこすりたくなるが、googleで「燃料電池」で検索していただければわかる
とおり、もう数年以内には街で売られ、家庭に入っていく現実の技術である。

●デスクトップファブって!?

特に驚いてしまうのは、この技術が、以前からの発電設備の大前提、
「大量のリソース(資源)を一カ所に集めて加工し再配布する」
というやり方を、実にあっさりと覆してしまうことだ。巨大な発電所、野山を
横切る高圧送電線が不要になるかと想像するだけで、わくわくしてくる。

でも、そんな未来は決して空想ではないのだ。例えばセイコーエプソンは最近、
電話台に載るような小型の金属プレス機を完成させた。腕時計用の部品を加工
する装置で社長の草間氏が構想する「デスクトップファブ」(デスクトップ工
場)の第一弾だそうだ。(日経新聞・4月11日1面より)

エプソンは「2010年までに、全社の使用エネルギーを60%減らす」と宣言した。
そのためには、既存の設備を更に集約し、効率化するようなやり方ではなく、
思い切って、極小の設備を展開させていく、ということのようだ。最終的には、
半導体や液晶の工場すら、机一個程度に小型化する、という。

この考え方の有効性は計り知れない。設備が小さければ、設置場所を選ばず、
消費電力を減らし、騒音を押さえられる。「工場」の概念が根底から変わって
しまう。例えば大量の電力と水と土地を供給出来るよう準備した「工業団地」
などというものは、前世紀の遺物になってしまう。

前回も少し述べたが、エプソンは既に、例えば高度なカラー印刷機を小型化し、
各家庭に入れてしまった企業である。たったの5年前、普及型のプリンタがこ
こまでの印刷性能を備えてこの価格で売られるようになるとは、全く予測出来
なかった。次は画質・速度をさらに向上させていくだろうし、両面印刷も視野
に入っていることだろう。すでにライバルのHP社には、両面印刷機能を備えた
モデルがある。両面印刷が普通のことになれば、デスクトップ・パブリッシン
グは次の段階に突入するだろう。社長のセリフを聞けば、この会社は決して場
当たり的に商品を開発してはいないことがわかる。

「コンパクトで、効率的で、分散化」という流れは、上に述べた例だけでなく、
産業のさまざまな分野で急速に進んでいる。こういった夢のようなことが現実
になると、見えてくるのは、「ものを集めて、分配する」「ものを移動させる」
ということのコストの異常性である。

●「大量のリソース(資源)を一カ所に集めて加工し再配布する」

これは今の日本の商業出版の仕組みそのものである。出版社は全国にあるが、
基本的に六割以上が東京に集中し、地方の出版物も、殆どは東京の取次にいっ
たん集められ、再配布される。

このようなかたちが必要であり、機能していた時代は確かにあった。全国のど
のような地域にも、同じ値段で可能な限り効率的に、文化である「書物」を配
布する必要があった。

大体書物とは、印刷された紙だった。人に配るには、その実体化した紙の書物
そのものを、相手に引き渡す必要があった。紙と、それに刷られた情報は切り
離すことが出来なかった。

本が燃えれば、情報の喪失を意味した。本が見つからなければ、情報も見つか
らなかった。本を保管するということは、情報を保管するということのはずな
のに、実際には紙タバを保管するということだった。本の輸送とは紙タバの輸
送である。

これは非常に効率が悪かった。多くの人と情報を共有するため、必要な数だけ
同じものが印刷された紙タバを刷らなければならなかった。出版産業とは倉庫
業であり、フィジカルでプリミティブなものだった。

ところが、皆さんもご存じの通り、書物が紙から剥がされて、質量を持たずに
輸送出来る時代が始まった。回線を通じて情報を流せるデジタル技術、デジタ
ル情報をやりとりする社会基盤であるインターネットの登場、そしてパソコン
などの「ブラウザ」によって、情報を紙に擦り付け、印刷しなくても、情報そ
のものを閲覧できる手段が存在するようになった。

それだけでなく、既存の紙資産の書物に対しても、その書物の内容と、その書
物がどこにあるかという情報を、完全に切り離して歩かせることすら出来るよ
うになった。この辺は次々回あたり、「データベースの新時代」で解説する。

新しい技術が、書物の存在価値を、根底から変えようとしている。別に書物だ
けのことではなく、社会全体が変容するなかで、そのあり方も変わりつつある
というだけのことだ。ところが逆説的に、情報産業であるはずの出版界が、身
動きが取れずにいるのだ。

●今目の前で出来ること

告白しておくが、この連載は「電子本」を推奨するためのものではない。私自
身は、実はパソコンのディスプレイをずっと憎悪しているのだ。実は画面を見
続けることが本当に苦手で、ネットサーフィンも休み休みやらないと出来ない
ほどである。一方で、紙は素晴らしいと思っている。紙の持つメリットを、ま
だまだ味わい尽くせると思っている。例えば、今のPDAで新聞や小説を読むな
んて、まっぴらごめんだ。

「未来技術でなんとかする」お話でもない。電子ペーパーもまだまだ先のお話
だと思っている。そんな未来の話より、今の状態でも、もっといろいろ、楽し
んでいけるんじゃないかと思っているのだ。

また前置きが長くなってしまった。次回は「オン・デマンドと印刷って?」で、
もう少し、具体的なところに入りたい。

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
・オーガニゼーションOrganizationという言葉がある。組織、という意味だが、
最初に出会ったときから私の中では、何故かオーガニ→大蟹と言語変換されて
しまい、以来オーガニゼーション、オーガナイズ、orgドメイン、すべて大き
なカニがうじゃうじゃと群れてプクプク泡を吹きながら何かを合議している風
景が浮かぶようになってしまった。まじめな映画の中で " organizations! "
というセリフに声を出して大爆笑してしまったこともある。困ったものです。
・デジクリは来週から二週間のお休み。ドライブに行きたい。エモーションズ
の" I am "とかかけながら、夜の高速とか乗りたいです。お休みだ!

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」
http://www.dgcr.com/

▼デジクリは4/29の週、5/6の週はお休みです。情報号は出す予定です。

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■デジクリトーク
植木等がくれた勇気

永吉克之
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私が高三のとき「美大に進学して画家になりたい」という希望を両親に伝える
と、今は亡き父親は「絵で飯が食えると思うてか、このうつけが!」といった。
結局、美大の絵画科には行かせてもらったが、やはり父親は、ある程度正しか
った。たしかに現在、専門学校でコンピュータを使って絵を教えることで収入
を得ているので、絵で飯を食っているといえないこともないが、絵そのものが
売れているワケではないので、自らを画家と呼ぶのは口はばったい。

しかし考えてみれば、私は、もうかれこれ20年以上こんな生き方をしている。
環境は変わっても、基本的な生活形態は変わっていない。

                 ●

あくまで画家や彫刻家をめざす者は、美大を卒業しても就職はせず、比較的、
時間に自由のきくアルバイトに就いて、空いた時間は作品の制作に費やし、あ
る程度作品がたまると、個展をやったり、志を同じくする友人とグループ展を
やったりして作品を発表する、というケースが多い。そして、これを繰り返す
うちに少しずつ名前が広まってゆき、絵を買いたいという人がでてくる。また
画商がついて作品を扱ってくれることもある。奇抜な作風だとマスコミが注目
する場合もある。

私も美大をでてから、就職せずにいろんなアルバイトをやった。肉体労働が多
かった。某運送会社で、ベルトコンベアから流れてくる荷物をトラックに積み
込んで送りだすという作業を、夜の8時から翌朝の8時までひたすら繰り返すと
いう仕事もやった。作業はきつかったが、頭はあまり使わなくていいので、作
品の構想を練ったり、手が空いている時間は本を読んだりすることもできた。

そういえば、小さな劇団で演劇をやっている連中は随分苦労をしていた。アル
バイトを見つけるのも大変で、面接で「演劇をやってます」というと断られる
そうである。公演が始まると仕事を休まなければならなくなるからだ。
私がアルバイト先で知り合った演劇青年は、バーテンダーや建設労働者(注)
など職を転々としていた。

(注)要するにド○タなのだが、これは差別用語らしくて使えない。この言葉
はあの感動的な丸山(美輪)明宏の『ヨイトマケの歌』の歌詞のなかにも出て
くる。一連の差別用語指定で日本語が貧相にならなければよいが。

・差別用語一覧
http://homepage2.nifty.com/R-K/katsumi/sabetsu.html

                 ●

そして、現在もこの形態は変わっていない。肉体労働が専門学校講師に、有志
の小グループがディジタル・イメージという大規模な作家集団になっただけの
ことである。

しかし私は恵まれている方だ。知り合いの女性作家で、45過ぎて子供がふたり
いて、新聞配達しながら油絵を描いている人もいる。また、50過ぎて奥さんに
食べさせてもらいながら作品をつくっている人もいる。

彼らの執念と自信はスゴい。自分はぜんぜん売れてないくせに、有名作家の作
品でもクソミソに罵倒する。まあ、それだけの自信があるから、中年を過ぎて
もそんな生きかたができるのだろう。もう彼らには、将来の生活設計も年金も
老後の保障もクソもないのだ。私は彼らを殉教者と呼びたい。

私にしてもそうだ。今の非常勤講師を60歳70歳になっても続けていられるとは
考えられない。それに子供はおろか配偶者もいないから、ヨボヨボになってお
金がなければ、老人ホームにも入れず、孤独死を待つしかない。年金はアテに
ならない。

しかし、芸術家で身をたてることを目指している者に共通することは、「他の
連中は知らないが、オレはなんとかなる」という根拠のない自信を支えにして
いることである。

私も「なんとかなる」を20年以上維持し続けてきた。それに実際、自分の作品
には自信をもっている。私の作品はいい。おもしろい。あんなおもしろい作品
は、今までに見たことがない。

                 ●

こういった状況にある作家に不条理な勇気を与えてくれる歌がある。『だまっ
て俺について来い』(青島幸雄作詞、植木等唄)である。そこでワンコーラス
だけでも紹介したいのだが、JASRACの専横に立ち向かう勇気がないので、以下
をご覧いただきたい。
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ba2/fukushi/crazy/damatte.html

どうだろう、この根拠のない自信! 具体性のない将来への展望!
子供の頃から知っている曲だが、今、新たな意味をもって私に安堵と力を与え
てくれる。
                 ●

奈良美智(ならよしとも)という画家をご存じだろうか? 彼はポストカード
集を何册もだしているし、そのポップな作風から、私はしばらく彼をイラスト
レーターだと思っていたが、画家だったのである。つまりイラストレーターの
ように、印刷されるのを目的とした絵を描く人ではなく、作品のオリジナルそ
のものが鑑賞の対象となる絵を描く人なわけである。だから作品はキャンバス
に描かれる。美術館で大規模な個展も行われた。

彼の作品の多くには、一定のキャラクターが使われている。可愛いが毒のある
少女がひとりだけ描かれる場合が多い。こういう表現は、一般にイラストレー
ターが自分のキャラクターをトレードマークとして広く世間に認知させるため
にするものだが、画家はあまりやらない。

画家が自分のキャラクターをもつというのは比較的最近の傾向で、例えば画家
の村上隆氏も DOBくんというキャラクターをもっていて、その立体まで作って
いる。

これは、いわゆる芸術と商業美術の接近というべきか、あるいは芸術のサブカ
ルチャー化というべきか、私もよく把握していないが、「なんとかなる」とい
う呪文だけでは不安な作家は、ポストカード集を出すとか、キャラクターを作
るとか、商業美術の手法を取り入れてはいかがだろうか。

・奈良美智氏の作品を紹介したサイト。
http://www.sho-art.net/contemporary.html

・奈良美智氏の公式サイトだが、なぜかアクセスできなかった。
http://www.happyhour-jp.com/

・村上隆氏とその制作集団の公式サイト。
http://www.kaikaikiki.co.jp/

【永吉克之/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
デジクリのML使用上の諸注意のなかに、「MLを実験台にしない」という項目が
あったにもかかわらず、送受信の実験をしてしまいました。大分前のことで、
今更なんですが、ML加入者のみなさんと管理者の濱村さんにお詫びいたします。
というのは、別のMLの送受信に不具合があり、デジクリのMLではどうだろうか
と考え、失礼と思いつつ慌てていたものでやってしまいました。お赦し下さい。
URL / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■デジクリ新企画
「今日もワクワク、思いっきりてつこ!」
第0回 質問募集開始のご案内
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てつこにあなたの悩みや疑問をぶつけてスッキリしてみませんか?
プログラミングから恋愛、ダイエット相談まで、な~んでもOKです。
時には真面目に、時には無責任にサクサクっとご回答いたします。

質問例
(1)フォトショップを発明したのはいったい誰なんですか?
(2)サポートセンターのお姉さんを電話で口説き落とすには?
(3)チャットにハマった彼氏が猫背になって困っています。

ペンネームとご職業、都道府県名を明記の上、タイトルを必ず
「てつこ」としてメールしてください♪ → tetsu@d-force.net
(注)いただいたご質問は確認なく掲載しますがご了承ください。

いよいよ次回よりガンガン回答してまいりま~す。お楽しみに~

【てつこ(まわたりてつろう)】tetsu@d-force.net
1974年生まれ。金沢出身大阪在住東京出稼ぎ系クリエイター。
「BBS RE-DESIGN BOOK(翔泳社刊)」を企画&執筆。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798101095/

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■新刊案内&プレゼント
「イラストレーションファイル2002」玄光社刊
http://www.genkosha.co.jp/
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第一線で活躍中のイラストレーター471人の「仕事」を、1人1ページ、平均4点、
総計1,800点以上収録。作品はすべて、ポスターや広告など、実際に使われた
状態で掲載。イラストレーターの連絡先・プロフィール、顔写真、HPアドレス
制作スタッフ名も一覧できる。巻末の「アートディレクターズ・インデックス」
はADの名前から、イラストレーターの仕事ファイルが検索できる。

さいきん似たようなコンセプトの書籍も多く出ているが、これが元祖・年鑑タ
イプのイラストレーション作品集。信頼性には定評のあるところで、発注側の
バイブルになっている。年間を通してのベストセラー。
B5判・480頁(厚さ2センチ) 定価3,465円(税込)玄光社刊

・本書を読者3名様にプレゼント。ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナ
ーから応募してください。締め切りは、5月13日14時。発送をもって発表に代
えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/

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■編集後記(4/25)
・きのうのつづき。「『これからはコミュニティだよ』とはよく聞かれる言葉
だ。だがそれは何も言っていないのと同じだ。コミュニティなんて、昔からそ
うだったじゃないか」トいうスピーカーの発言に納得。そうだよねー。わたし
も新たにサイトを立てようと思っている。キーワードはコミュニティ(笑)だ
った。いいキーワードを教わったので転向。「目利きの存在」「INDEX」なる
ほど。そして紙の本においては「WEBライクな本」ムフフ、想像できる。先頭
を走っている人たちの話は本当に刺激的だなあ。ワクワク。    (柴田)

・セミナーに行った。フリーでやっていると、他の人がどのように仕事をして
いるか興味があるのだが、なかなか時間がとれない。今回は前日に納品が済ん
でセーフ。帰宅時間の関係で懇親会には出席できなかったのだが、無理してで
も行って良かったと思った。頭の中で中途半端にあった、クライアントや代理
店への説得材料を整理できたり、気が引き締まった。勇気ももらったなぁ。ま
ぁ、セミナー内容を実現するだけの予算のないことが多いんだけどね。いつも
書いているんだけど、いまの自分の仕事方法では、数年しか保たないと思って
いるの。待ちではなく、仕掛けていきたいし。仕事の依頼があるうちに、危機
感を持ちつつ向上していければ。             (hammer.mule)
http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/01/ws00.html  これに行ったの
http://www.mdn.co.jp/webcre/conference/  行きたいけど無理っぽいっ

http://www.dgcr.com/fps2001/cgi-bin/video/enq.cgi?id=dgcr  アンケート

http://www.dgcr.com/present/  イラストレーションファイル2002
http://www.dgcr.com/present/index2.html  テライユキのタイピングソフト

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 < mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >

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