[1114] 悔恨と失意の底で

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1114    2002/06/28.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21247部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

     【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】

■デジクリトーク 130
 悔恨と失意の底で
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 常識レスな日常を生きろ!
 須貝 弦+堀本真理美

■展覧会案内
 2002 ADC展

■サイト案内
 「フューチャー・グラフィックス」がおもしろい



■デジクリトーク 130
悔恨と失意の底で

十河 進
───────────────────────────────────

●赤い装丁のコンパクトなチェーホフ全集

誰が言ったのか忘れたが、「シェークスピア悲劇は完結した悲劇だが、チェー
ホフの悲劇は持続している悲劇だ」という趣旨の発言を聞いたことがある。確
かに、シェークスピアにしろラシーヌにしろ、古典悲劇は破局が訪れて観客は
悲劇によるカタルシスを得られるようになっている。

つまり、劇場から出てくる時には、観客たちの精神は浄化され後に何かの想い
を残すことはない。劇中の人間たちの悲劇に感銘を受け、それまで以上に人間
に対する洞察は深まるだろうが、その人物たちの悲劇は舞台の上で完結してし
まっているのである。

しかし、アントン・チェーホフの代表作である「櫻の園」「三人姉妹」「ワー
ニャ伯父さん」「かもめ」など、どれも幕が下りた後も悲劇は続いている。観
客たちは、舞台上の人物たちのその後を思い浮かべるだろうし、自分たちの人
生を振り返り共感の涙を流すかもしれない。

僕が高校生の頃、チェーホフ全集が中央公論社から刊行されていた。コンパク
トな判型だったが、一冊ずつの背は厚く、赤い表紙が美しい個人全集だった。
学校の図書館には毎月一冊ずつ配本されていた。僕はその美しい本が欲しくて
仕方がなかったものの、高校生の小遣いでは揃えるのは無理だった。

僕が買ったのは、やはり中央公論社から出ていた「世界の文学」のチェーホフ
集である。こちらは判型が大きく、表紙も赤ではあったがチェーホフ全集のよ
うな鮮やかな赤ではなかった。1964年の発行で、価格も390円だった。

一年下の文芸部の女生徒がチェーホフ全集を買っていた。彼女は市内のアーケ
ード街に大きな店を構える商店の娘で少し気取ったところがあったけれど、チ
ェーホフ全集を買えるほどの小遣いをもらっていたらしい。

彼女は、小脇にチェーホフ全集を抱えて校舎の廊下を颯爽と歩いた。その赤い
表紙を見るたびに、僕は彼女へ交際を申し込もうかと思ったほどである。彼女
が僕を見る視線に特別の想いを感じていたからでもあったが、後に彼女は誰に
でもそんな視線を向けるのだと気付いた。要するに近視だったのだ。

チェーホフ全集目当てに交際を申し込もうかと考えた己を、出世目当てに令嬢
を誘惑する「赤と黒」のジュリアン・ソレル、あるいは金持ちの娘と結婚する
ために貧しい恋人を棄てる「陽のあたる場所」(1951)のモンゴメリー・クリ
フトのように感じた僕は何とか思いとどまったけれど、それほどチェーホフ全
集は中身に増して造本と装丁が魅力的だった。

もちろん、チェーホフの戯曲も小説にも魅力はあったのだが、今から思えば高
校生に理解できたとは思えない。チェーホフの作品に出てくる人物に魅力を感
じる、あるいは共感するのは長い年月を生き、失意の過去を振り返る時だろう。

●曖昧模糊とした記憶しか甦らない映画

ストーリーは忘れてしまったが、断片的な映像とそれらの総体が醸し出す気分、
あるいは本当に伝えたい言葉にならない登場人物たちの気持ち、そんなものだ
けが鮮烈に記憶に焼き付いている映画がある。そのせつなさややるせなさ、悲
しみや絶望感、やり切れなさといった形にならないものが、映画を見終わって
も永く心に残っている。

僕は映画に関してはストーリーやディテール、細かなカット割りや印象的なシ
ョットのアングルまで覚えている方だが、なぜか「機械じかけのピアノのため
の未完成の戯曲」(1977)を思い浮かべようとすると、いつも曖昧模糊とした
記憶しか甦らず、ただ「いい映画だったなあ」とつぶやくだけである。

考えてみれば、最も伝えたいものを「機械じかけのピアノのための未完成の戯
曲」は伝えたということだ。ストーリーは覚えていなくても、そのニュアンス、
いや、人生の真実のようなものを伝えたのである。人生はままならない、そこ
には様々な挫折があり、それを悔いながら生きていく局面もあるのだ、という
ことである。

「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」は、ニキータ・ミハルコフがチ
ェーホフの「プラトーノフ」の他、数編の短編小説をモチーフにして監督した
作品だ。「プラトーノフ」は1881年(日本では明治14年)にチェーホフが21歳
で書き上げた四幕戯曲である。人間に対する深い理解は、とても21歳の作品と
は思えない。

「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」が観客に残す想いは「失意と悔
恨」である。最初は、革命前の上流階級のインテリたちがロシアの別荘地を舞
台にがやがや騒いでいるだけという印象で始まるのだが、やがて、映画が進む
につれて次第に甘美さを含んだやるせない気分がにじみ出す。

最初は誰が中心人物なのかもわからない。やがて金持ちの男と結婚し田舎の別
荘に避暑にやってきた女主人と、彼女のかつての恋人で作家として世に立つ夢
に破れ失意のまま田舎で教師をやっている男に話が集中していく。彼は自分の
人生が失敗だったという悔恨にさいなまれている。女は、まだそんな男を愛し
ている。

画面では相変わらずのバカ騒ぎが演じられ、様々な人物が様々なセリフを喋る。
しかし、彼らが喋る言葉に意味はない。彼らが、そういう風に生きているせつ
なさがスクリーンから漂い始める。ほんの一瞬、男が心の底からの言葉を口に
する。己の人生に対する恨みだ。

戯れのように男は湖に身を投げるが、膝までしかないところで立ち上がるしか
ない。自殺さえ茶番にしかならず、男は身の不運を嘆く。その嘆きさえ、真剣
には受け取られない。

●夢が実現しないときの生き方を描く

夢、という言葉を使うには気恥ずかしい。だが、どんな人にも生きていくうえ
で「なりたかった何か」「ありたかった自分」がある。多くの物語は、その目
標に向かって努力する素晴らしさを讃える。

しかし、「なりたかった何か」になれなかった人間、「ありたかった自分」に
なれなかった人間は、どのように人生と折り合いをつければいいのか。

チェーホフは、挫折し夢を失い悔いだけを抱えて生きることの辛さを描いた。
しかし、そんな風に生きている人物は他者から見れば過去に囚われ人生をせつ
ながっているだけであり、滑稽な存在でしかない。

おそらくチェーホフが「櫻の園」や「かもめ」を喜劇と規定したのは、そうい
う理由からだと思う。本人にとっては辛い(と思いたがっている)悲劇でも、
周囲から見ればバカバカしい喜劇なのである。

しかし「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」の騒がしさから、やがて
伝わってくる気分は失意と悔恨に生きる(そう生きるしかない)辛さだ。それ
は喜劇的に描かれている故に、ラストではいっそう悲劇性を帯び観客の胸に深
く刻み込まれる。

「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」が伝えるものと同じ気分を、僕
は俳優座の「ワーニャ伯父さん」の舞台から感じたことがある。ずいぶん昔に
見た舞台だが、近藤洋介がワーニャを演じた。

学者である妹の夫のために農場を管理し何十年も仕送りを続けてきたワーニャ
は、三幕の幕切れ直前、それまで隠してきた想いに耐えきれず激情を迸らせ、
「一生を棒に振っちまったんだ」と嘆く。彼は、50年以上生きてきた自分の人
生に何の価値も見出せない。

そして、四幕の終幕直前、自殺さえできないワーニャは姪のソーニャにこう慰
められる。

──でも、仕方ないわ、生きていかなければ! ね、ワーニャ伯父さん、生き
ていきましょうよ。長い、はてしないその日その日を、いつ明けるともしれな
い夜また夜を、じっと生き通していきましょうよ。運命がわたしたちにくだす
試みを、辛抱強く、じっとこらえていきましょうよ……(神西清・訳)

チェーホフが創り出す物語は、すべて苦い。苦い物語を戯曲や短編小説の形で
彼はいっぱい書いた。そこには自分の人生を悔やみ、己を憐れむ失意の男たち
がいる。華やかな世界に憧れて都会に出たものの望みは叶わず、昔の恋人に憐
れまれても見栄を張り続ける愚かな女たちがいる。

父が破産し貧民街に棲みながら苦学生としてモスクワ大学医学部に入り、学費
を稼ぐために二十歳から短編小説を書き始め、世界の戯曲史に不朽の名作とい
われる作品を残し四十四歳で死んだ作家は、晩年、こんな手紙を書いたという。

──人生をあまりむずかしく考えぬことです。たぶん人生は、実際にはもっと
ずっと簡単なものでしょう。

チェーホフの死の歳をすでに越えてしまった僕が、この言葉を確信を持って口
にする時はくるのだろうか。僕は未だに悟れず、チェーホフが描き出す「人間
的な、あまりに人間的な」人物たちにこそ共感する。

彼らは皆、失意の人である。思うにまかせぬ人生の苦さを噛みしめ、苦渋に充
ちてかつての華やかだった過去を振り返る人々であり、出口のない男女の関係
に陥り途方に暮れて湖畔に沈む夕陽を眺めるような人々である。

しかし、振り返ってみれば、何と僕やあなたに似ていることだろう。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。村上春樹さんが中央公論社から作品集を出す時に「チェーホフ全
集の判型でと注文を出した」と何かで読んだ。そういえば「レイモンド・カー
バー選集」も同じ判型でしたね。

ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

CM音楽検索サイト
http://www.genkosha.co.jp/cm/music/

撮影スタジオ・撮影関連サービス・フォトエージェンシー検索
http://www.genkosha.com/power/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■金曜ノラネコ便
常識レスな日常を生きろ!

須貝 弦+堀本真理美
───────────────────────────────────

●IT系企業の困った新人たち

堀本:10年くらい前、「新人類」って言葉がはやったけど、今はメジャーリー
グに行った新庄が「宇宙人」とか言われたりして、新しい人種(?)って常に
社会現象になるよね。最近だと、「汚ギャル」やら「片付けられない女」とか、
テレビのワイドショーで取り上げられたりして。

須貝:そうだねー、なんていうか、おそらく社会一般の常識として通用してい
るだろう、これくらい誰でもわかるだろうってことが、通用しなくなっちゃっ
てることって、多いよね。

堀本:このあいだ友達から聞いた話なんだけどさぁ、その友達が勤めている会
社の新卒・研修中の社員がね、私用の交通費を業務交通費としてフツーに請求
してくるんだって。

須貝:あー、業務の途中に寄り道とかして、その寄り道分の電車賃まで請求し
てくるようなカンジね。それも常識で判断したらわかるよね。

堀本:それだけじゃなくって、定期を忘れたときの通勤交通費まで請求してく
るらしいのね。

須貝:えらい図々しいなぁ。でも当然却下でしょう?

堀本:うん、却下。でもね「この分は私用だから請求できないでしょう?」っ
ていうと、その新卒社員は「どうしてですか?」って何の疑問もなく聞いてく
るんだって……。

須貝:それ、採用したヤツが悪いって。

堀本:まだあるんだよ。その同じ女子社員が、社内の男性社員と付き合いはじ
めの。で、ある日会社の休憩室で、その子が彼氏のヒザの上に乗って甘えてた
んだって。

須貝:あのさぁ、それどういう会社なの?

堀本:見かねた先輩が「いくらなんでも会社なんだからそれはよそうね」って、
注意してみたらしいんだけど……。

須貝:けど?

堀本:その女子社員、注意されたことを電話で親に相談したらしいのね。「会
社で彼氏のヒザに乗ってたら、怒られた!」って。

須貝:はぁ……。

堀本:そしたら親が「あらぁ、彼氏が同じ会社じゃなければよかったのにねぇ」
って言ったという……。

須貝:そもそも、親もそういう親なんだな。

●自分の常識は相手の常識ではない

堀本:その会社の、また別の男性社員はね~。

須貝:まだあんのかよ!!

堀本:財布を落としたと言って会社からお金を借り、自分で申し出た返却期日
を守らず、有休取ってW杯観戦に行ったあげく、出社拒否になって。お金もな
かなか返さなかったらしい。

須貝:は、はぁ……。で、どうなったの?

堀本:注意されたら「社風が合わないから辞めます」と。
 
須貝:そんなヤツに合う社風はないって! その会社ってさぁ、実は急に人を
増やさなきゃいけなくなったIT系の会社だったりしない?

堀本:そうそう、会社立ち上がって間もないから未経験者でも採用して、ゼロ
からSEに仕立て上げなきゃいけないっていう状況みたいよ。
 
須貝:自分が関わっている仕事でそういう人が絡んできたら、困るなぁ。でも
そういう、常識を理解していない、もしくは勝手な常識が出来上がっている人
って多いんだろうね。とりあえず頭数揃えなきゃ! っていう採用をしたら、
どんどんそういう人が入ってきちゃうだろうな。面接であまり細かいところま
で見なさそうだもん。

堀本:まぁ、どこの世界にもそういう人たちは一定の割合でいるんだろうね。

須貝:逆にね、そういうもんだと割り切ればうまく行くかもしれない。仕事に
は絡んでほしくないけれど。実際、電車とか乗ってても「へんだな」って感じ
る人って多いでしょう?

堀本:うん、いるいる。

須貝:ホント、常に一定の割合で存在するんだよね。しかも、ひょっとしたら
自分がその中に入ってしまうこともあるかもしれない。なにせ、人によって
「常識」が大きく違ってしまっているワケだからさ。それは踏まえた上で、仲
良くやっていかないといかんのだなー。

堀本:ひょっとしたら自分も、どこかで「おかしな人」って思われているかも
しれないしね。

須貝:そうそう、ちょっと話が変わるけどさ、結構前のことなんだけど、JRの
横浜駅ですごくおかしな集団を見たよ。スーツ着たサラリーマンが5~6人でさ
ぁ、駅の改札の中で座り込んで酒盛りしてたんだよ。

堀本:えーっ!!

須貝:これもある意味、その会社の「社風」なんだろうな。ま、世の中にはそ
ういう人も潜んでるってことだよ。

堀本:そんな「社風」ってあり!?

●今週の画像:仕事の息抜きは人間観察
http://www.macforest.com/dgcr/018.html

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
わたしはアレルギー体質なので、この時期は眼科・皮膚科・耳鼻科のどれかに
何度か行くはめになり、今週はアレルギー性結膜炎に。内臓はいたって丈夫な
んですけどねー。季節の変わりめ、皆さんも体調を崩さぬようお仕事に励んで
下さいませ。

【すがい・げん】sugai@macforest.com
自転車やバイクはよく盗まれる。私もバイクを一度盗まれた。なにげなく放置
してある自転車やバイクが、実は盗難車だと言うことはよくある話だ。たとえ
ば公園にナンバー付きのバイクが何日か置きっぱなしとかだったら、交番に届
けていただきたい。もしくは、110番するほどではないから警察署に電話して
みてほしい。交番のお巡りさんは、ちゃんと来てくれるし。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
2002 ADC展
http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2002/g8_0207.html
http://www.dnp.co.jp/gallery/contents.html
───────────────────────────────────
ADC(東京アートディレクターズクラブ)は、現在トップクラスのアートディ
レクター87名により構成されている。この会員が審査員となって行われる年次
公募展がADC展である。ここで選出されるADC賞は、日本の広告やグラフィック
デザインの先端の動向を反映する権威ある賞として、内外の注目を集めている。
今年度は、2001年5月から2002年4月までの一年間に国内で発表、使用、掲載さ
れた約9000点の応募の中から、ADC会員が4日間にわたって審査し、受賞作品と
年鑑収録作品を選出。その受賞作品、優秀作品を、12月の『ADC年鑑』(美術
出版社刊)刊行に先駆け、クリエイションギャラリーG8とギンザ・グラフィッ
ク・ギャラリーの両会場で紹介する。

クリエイションギャラリーG8(一般作品)
会期 7月1日(月)~7月31日(水)11:00~19:00(水曜日は20:30まで)
土・日・祝祭日休館 入場無料
東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F TEL.03-3575-6918

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(会員作品)
会期 7月5日(金)~7月31日(水) 11:00~19:00(土曜日は18:00まで)
日・祝祭日休館 入場無料
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F・B1F TEL.03-3571-5206

トークショー
●クリエイションギャラリーG8
ゲスト:日産自動車「new MARCH」制作スタッフ
日時 7月16日(火)19:00~20:30
会場 ギャラリーカフェ 会場となり
入場無料 予約必要 TEL.03-3575-6918

●ギンザ・グラフィック・ギャラリー
日程、ゲストは未定。要予約、入場無料 TEL:03-3571-5206

大阪巡回
DDDギャラリー(会員・一般作品)
2002年9月12日(木)~10月16日(水)
大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル1F TEL.06-6347-8780

▼ギンザ・グラフィック・ギャラリーは、7月2日(火)まで「花森安治と暮ら
しの手帖」展を開催中。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■サイト案内
「フューチャー・グラフィックス」がおもしろい
http://www.fugra.tv/
───────────────────────────────────
クリエイティブの最前線からもぎ取った、ホットな映像業界トピックスがなか
なか読ませます。アスペクト発行のWEBマガジン。ただし、レイアウトされた
窓から見なければならないので、きゅうくつで読みにくいったらない。

・<特別リポート>アヌシー2002 ~世界最大のアニメーション・フェスティ
バルの“光と影”
・<欧州リポート>FMX2002 ~ドイツ人も“トーキョーカルチャー”にびっ
くり!です
・『零花』をめぐる冒険【3】 ~小中和哉(監督)インタビュー
・『零花』をめぐる冒険【2】 ~板野一郎(3Dモーションディレクター)
インタビュー
・『零花』をめぐる冒険【1】 ~美樹本晴彦(キャラクターデザイン)
インタビュー
・“LA SIGGRAPH”presentsメイキング・オブ・『スパイダーマン』
・“Future Game Makers” round02 『続せがれいじり-変珍たませがれ-』
メイキング
・【ウワサの真相】『ファイナルファンタジー』 元スタッフが語る解散劇の
真相
・いま日本の特撮は、とっても刺激的、なのです ~佐藤敦紀(Motor/liez)
インタビュー
・W杯よりも面白い!? 『少林サッカー』を絶対に観ろ!!!!!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(6/28)
・運動不足解消のため歩き始めた。夕方の4時過ぎから歩き出して、5時過ぎに
家にたどりつきシャワーを浴びるという日常がどうにか定着し始めた。といっ
てもまだ1週間、昨日は早くもちょっとショートカットした。コースはいきあ
たりばったりだが、たいていは自然に書店を目指しているというのは習慣から
くるものだ。ここんとこ小雨続きだから手ぶらだが、天気がよくなったらデジ
カメを持ちたい。路地や裏道に面白い造形が見られるからだ。おとといは帰り
道のスーパーの店頭でこだますいか@150円を発見し、2個買った。うれしい。
この思いつきもいつまで続くかわからないけど。そうそう、例のいびき対策の
鼻輪だが、防止はできないが、多少緩和する機能はあるようだった。(柴田)

・成長したなと思う時。ペダルが軽すぎるため、ギアを変えた時。腕やお尻よ
りも、太ももが痛くなった時。心拍数が上がりすぎて、これ以上走れないかも
しれないと思った時。対向の自動車が道を譲ってくれ、自然に手を挙げて礼が
できた時。歩道を走るのは危険だと感じた時。知らない道を勘だけで走ってみ
ようと思う時。まぁ、それまで元気に走っているくせに、バリバリの自転車乗
り群に出会うと、ちと背中が丸くなってしまうんだけどね。もっと遠くへ、ど
こへでも自転車で行きたいと思ってしまう今日この頃。梅雨明けが待ち遠しい。
/ドイツ首相が政府専用機で日本に。機内は日本なので、ドイツ緊急事態時の
対応は日本経由となり遅れるらしい。いいのか首相! そんなに観たいのか。
わはは。10時間で面白い企画を。のちの歴史に残ったりして。(hammer.mule)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020627-00000513-jij-int 次の開催地
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20020627CX1I014727.html 各国首脳が

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
広告の御相談はこちらまで  
メーリングリスト参加者募集中  <http://www.dgcr.com/ml/>

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Pubzine<http://www.pubzine.com/>、Macky!<http://macky.nifty.com/>、
melma!<http://www.melma.com/>、めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
ほっとマガジン<http://hotmagazine.jp/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>
ココデ・メール<http://mail.cocode.ne.jp/>のシステムを利用して配信して
います。
★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/>

Copyright(C), 1998-2002 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■