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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1123 2002/07/11.Thu発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21372部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】
■Powerbook Publishing Project ~ (20)
データベースの新時代 (4) 便利で恐い
8月サンタ
■電網悠語:Ridual開発記編(2)
もっとよいやりかたは必ずある
三井英樹
■デジクリWebデザイン研究室
スライス画像の分割方法を考える
清水宏美
■イベント案内&プレゼント
デジタル・アートの交響~コンピュータが奏でる74の音色~
ディジタル・イメージ2002 東京都写真美術館展
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1123 2002/07/11.Thu発行
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【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】
■Powerbook Publishing Project ~ (20)
データベースの新時代 (4) 便利で恐い
8月サンタ
■電網悠語:Ridual開発記編(2)
もっとよいやりかたは必ずある
三井英樹
■デジクリWebデザイン研究室
スライス画像の分割方法を考える
清水宏美
■イベント案内&プレゼント
デジタル・アートの交響~コンピュータが奏でる74の音色~
ディジタル・イメージ2002 東京都写真美術館展
■Powerbook Publishing Project ~ (20)
データベースの新時代 (4) 便利で恐い
8月サンタ
───────────────────────────────────
人間が生活を営むのに、絶対必要なデータと言えば、大体、「人・もの・金」
にまつわるデータに集約される。「人」は電話帳、名刺、住所録等、「もの」
は例えば、クリーニングに出した洋服の預かり券、宅急便の発送票。「金」な
ら預金通帳、振込手帳や株式証券などである。
こういうものは昔は全て紙で記録していたが、徐々にデジタルデータに取って
代わられつつある。デジタル化のメリットは計り知れない。収納に場所を取ら
ない、簡単且つ強力な検索機能、等いろいろあるが、しかしそのパワーが現実
化してきたのは、最近の、ほんの数年間のことである。
昔は、(といってもほんの5年前まで位の話)デジタルデータを扱うコストは
非常に高く付いた。パソコンも、データを保存するメディアも、データを送る
ネットワークも高価で、誰もが買えるというわけではなかった。それなりのコ
ストを払える対象だけが、デジタル化されていった。
おまけにコンピュータの処理能力も低かったし、それぞれのデジタルデータは
互換性を考えて記述されてはいなかった。インターネットなどというものは、
まだ知名度すらなかったので、パソコンは相互のデータの共有などは、あまり
考えずに、一台でなんでも処理するよう設計されていた。この状態では、あま
りデジタルのメリットはない。紙時代と、利便性は大して変わりはない。
しかしパソコン一台一台の能力が飛躍的に向上し、安くなり、ネットワークが
発達すると、デジタルデータの本当の力が、発揮される舞台が整ってきた。
●使い回されることがパワーを生む
デジタルデータの本当の力とは、「使い回し」である。一度入力した住所録・
電話帳は、コピーして貼り付けることでソフトを問わず使い回したいし、一度
描いたイラストは、ポスターにも、葉書にも、携帯電話の待ち受け画面の背景
にも使いたい。一度作った書類は、数字だけを変えて何度も使い回したいし、
同じ会社の全員で使い回したい。一度作った書籍のリストは、機械が変わって
も再入力したくない。
これがいわゆる「ワンソース・マルチユース」である。デジタルデータは使い
回しても、長期保存しても、染みが付いたり端がぼろぼろになったり傷がつい
たりぼやけたり、という劣化がないので、「廃棄・新製」というプロセスがな
い。容量が満杯にならない限り、古いデータを捨てる必要はないし、そのデー
タを生かして新しいデータを作ることができる。「蓄積・有効利用」である。
劣化しないと言うことは、「消去さえしなければ、なくならない」ということ
である。これは最も重要なことで、何かを探し求めるときに、「確実にそこに
ある」上で探すということと、「あるかも知れない」ものを探すということは
概念上、まったく違う。
デジタルデータを蓄積するということは、時間が経過しても、「探せば必ず見
つかる」ということなのだ。見つけるのに時間がかかるかも知れないし、デー
タを開くのも大変かも知れないが、なくなる、ということがない。アナログの
データには、劣化、破損、散逸、消失、ということがありえるが、デジタルで
あれば、しかるべき保存をしておけば、必ず取り戻せる。
データをまめに消去するという必要は、ハードディスクなどの記録媒体が高価
だった頃の話で、今後はなるべく「捨てない」というスタイルが標準となって
いく。メールなど、余程ハードディスクの空きが足りない場合を除き、削除な
どしなくて大丈夫である。(まめに捨てる習慣がついてる人が多いですが…)
ただし、この「使い回し」を実現するためには、データに互換性が備わってい
なくてはならない。
●これからデジタル機器を買うときの考え方
何しろ、デジタルデータの高度な使い回しが、現実に可能になってきたのはつ
い最近のことなので、互換性のないデータや閉じた環境というのは、まだまだ
世の中に多い。
ベータ形式で保存したために、そのままではこれも消えゆく一方のビデオライ
ブラリを家に持つ人もいるかも知れない。これはアナログデータなので、デジ
タルで互換性のあるファイルにダビングすれば解決する。そういう行為が価格
的にも、品質的にも不可能でない時代になってきた。
ワープロに長年蓄積したデータがあるのに、取り出せずに死蔵するケースなど
は、デジタルデータにしてあるのに、独自規格のため使い回せないという不幸
なケースだ。これも、PC-DOSのテキスト形式で保存可能なワープロを最初から
使っていた人は、先見の明があったといえるだろう。
ソフトウェアのデータも、互換性について真剣に考え、メーカーを超えて協力
するケースなども増えてきた。例えば年賀状ソフトのメーカーは共闘して、ソ
フトを乗り換える度に宛名を入力し直すという馬鹿げた手間を、XMLを使うこ
とで互換性を確保出来る仕様にすることで合意した。素晴らしい進歩である。
http://www.zdnet.co.jp/macweek/0204/02/n_infoteria.html
このような試みは、全てのジャンルで進む。
つまり、過渡期なのだ。ハードウェアは劣化も壊れもするが、データが使い回
し出来れば無駄にはならない。しかし、メーカーの思惑や都合によって、その
発売時はいいかも知れないが、将来的には使い物にならない(データを継承し
て行くことが出来ない)機械がまだまだ市場には存在する。
だから、今から情報機器を買ったり使ったりする人は、まず基本としてデータ
の使い回し・継承が可能かどうかを、必ず確認しなくてはならない。今この瞬
間、どんなに凄い性能の機械が登場しても、半年後、一年後、三年後には必ず
陳腐化するが、データの委譲や継承が出来さえすれば、投資は決して無駄にな
らない。
どんな情報機器でも、どんな情報サービスでも、これは同じである。もし、デ
ジタルデータの恩恵を将来に渡って享受したければ。携帯電話、ビデオデッキ、
ウォークマン、カメラ、デジタルと名の付くものはすべてデータの使い回しが
出来ることを確認して買った方がいい(環境が閉じられた、将来使いものにな
らないものも、まだ沢山売られている!)。
●「使い回し」の可能性と恐怖
デジタルデータは、形がなく、その組み合わせを問わない。だからアナログ時
代にありえなかった視点から、データを組み合わせて分析することが出来るよ
うになった。つまり「住所」と「愛読書」と「洋服のサイズ」と「化粧品の好
み」と「取引銀行」を一気に並べて参照する、などということが簡単に出来る
ようになった。
これは「人・もの・金」を分析するときに、よりプライバシーの深いチェック
が可能になったということであり、サービス業にとっては、新たなケアの可能
性だが、もちろん、裏返せば人として他者に徹底的につけ込まれる可能性が増
えたということである。
もし悪用された場合には、デジタルデータのメリットが全て、救いのない形で
襲いかかってくる。特に信用データが悪意のある側に渡った場合、データは徹
底的に使い回される上に、「消えない」のである。アナログ時代なら悪徳業者
の顧客リストは、棚が一杯になったら古いものは捨てられるだろうし、廃業・
転業したときには多すぎる部分は処分されていたものが、今やハードディスク
一台を持って逃げれば、あるいはCDにコピーして、インターネットで、あちこ
ちにばらまけば、いつでもまた「活用」可能である。
貸金業者、特に小規模のいわゆる「街金」は今年の夏から、史上最高の時代を
迎えるのではないだろうか。8月以降に始まる住民基本台帳ネットワーク、い
わゆる住基ネットは国民全てに番号を割り振るシステムだが、この番号さえ手
に入れば、これを手がかりに非常に精度の高い顧客データベースが作成可能で
ある。この番号を押さえられたが最後、もう年月が経ったからといって自分の
データが「消える」ことは期待できない。
データベースの新時代とは、とても便利で、恐ろしい時代である。
次回は、試しに「住所録をブラックリストに拡張してみる」というのをやって
みましょうか。簡単なんだ、これが。
【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
・暑い暑い。世界で一番暑苦しい曲、というのを昔、サンデーソングブックで
やってたな。私が思う暑苦しい三大アーティストはスティーブ・ペリー、JB、
ニール・ヤングだ。ああ暑苦しい。一番暑苦しい曲。ヤングの”ライク・ア・
ハリケーン”あっつ~~~~
・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/
・デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」
http://www.dgcr.com/
▼「MacWIRE Express」でもデジクリ研究室員として連載始めました。今回は
InDesign2.0の記事を少々加筆して掲載。よろしく!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0206/18/nj00_digicre.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■電網悠語:Ridual開発記編(2)
もっとよいやりかたは必ずある
三井英樹
───────────────────────────────────
※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
何人かでチームを組んでサイト開発を行なう。最初は色々とゴタゴタがあって
も、共に進んで行けるなら、その内にチームワークが生まれてくる。プロジェ
クトを何本か経験するうちに、アウンの呼吸で開発が進むようになる。詳細な
指示を出さなくても、チーム内だけで通じ合える言葉のような記号のようなモ
ノが芽生えてくる。仲間に対する信頼に裏づけされて、職場が心地よい空間に
変わっていく。
顔を合わすたびに激論し合った仲間も、そんなことがあったこと自体嘘のよう
な旧知の仲になっていく。依然として多少の緊張感はあるものの、何だか何を
言っても許されるという雰囲気が少し漂う。曖昧な指示を出しても、仲間が的
確に補ってくれる。時に、こちらのアイデアを上回るアイデアで。心地よい環
境が、心地よすぎるそれに変わって行く。
エンジニアだった頃、一番の友はデバッガであった。自分で良しとしたコード
が動かないとき、そいつは容赦なく私の非力を目の前に見せてくれる。気分を
良くしてくれる画面は、殆ど見せてくれない。動くべき動きをするとき、そい
つはソソクサと終了して、次のコマンドを待つ。動作すべきでない動作をした
とき、私が再考するのに必要な情報を差し出してくれる。媚びもしないし、愛
想も悪い、使っていて楽しい思い出なぞついぞないが、一番の戦友であった。
泣きそうになって見つめた先も、思わずガッツポーズをしたときも、モニター
にはこいつが居たような気がする。
Webサイトを想いながら、こんな相棒が居て欲しいと感じるようになった。ア
ウンの呼吸の仲間も良いが、自分の考えが適切かを検証するのに付き合ってく
れる愛想の悪い相棒が欲しい。頭に描いたページ画面を、忠実に迅速に現実の
ものにしてくれるHTMLエディタではなく、頭に描いた構想をチェックするため
のツール。できつつあるサイトが想い描いたものと比べてどうなのかを的確に
知らしめてくれるツール。自己吟味ツール。
▼
冒頭のチーム体制が、人を核としたコミュニティだとしたら、他方ツールや技
術等を核としたコミュニティというものがある。Photoshop や Macintosh の
コミュニティが分かりやすい例だろうか。こちらは、共通の基盤を持ちはする
が、共通の嗜好は持たない。「どうあるべきか」という理念やヴィジョンが核
になっているように思う。
「Photoshop使い」たちは、私が見る限り、Adobe信者ではない。Macintoshの
ツワモノ信者は、まず間違いなくApple信者ではない。現状に対して多くの反
対票を投じ、「正しい」道に進むことを願い続けている。しかし、ここにも、
そのコミュニティの中に居る心地よさが存在する。先を見る眼差しの中に連帯
感がある。
人やチームや企業に対する忠誠心は、時として道を誤まらせる。しかし、自己
吟味/検証に使えるツールを共通基盤に置いたなら、吟味する視線の先には、
チームやリーダの姿ではなく、エンドユーザの姿が常に映ってくるだろう。そ
の喜んで使うさまを目指して構想が広がっているのだから。
▼
Webサイトは生き物である、常に更新・再生していかなければすぐに腐る。こ
れが正しいのであれば、それを構築する組織も常に新陳代謝をしていかなけれ
ばならないだろう。それは個人の意識レベルでも良いのかもしれないが、人単
位の動きの方がダイナミックだ、その影響も結果も。
人を中心とした組織は、後進育成の点でも脆い気がする。よほど教育に気を配
るリーダでなければ、「技術は盗むもの」という従来型で突き進むのではない
だろうか。伝統工芸であれば、それなりの工程が目に見えてあり、追跡も可能
だろう。しかし、Web は初期構想のアイデア図は、呑み屋で描かれた物であっ
たり、ホワイトボードで殴り書きされたものであったり、残っていることすら
稀ではないだろうか。一番肝心のここの情報は盗むことすらできない。
すべて同じ体験をしていかなければ同じ知恵が習得されないのでは、効率が悪
すぎる。習得の意思があるものには、効率の良い学習システムがあっても良い
のではないだろうか。先達の構想夢想図を活きたテキストにできないだろうか。
また、後進の構想夢想図を、先達が気軽にレヴューできないだろうか。
▼
短期間に発達しているサイト構築業は、まだまだ課題が山積みだ。しかし、何
かを変えれば、これらの問題が解決に向かうかもしれない。
「様式はいろいろであるものの、問題解決型のリーダーに共通に備わっ
ているものが1つある。それは、もっとよいやりかたは必ずある、とい
う信仰である。」
(G・M・ワインバーグ/スーパーエンジニアへの道-技術リーダーシップ
の人間学)
http://kyoritsu-pub.topica.ne.jp/bookhtml/0102/000025.html
今、Webサイト構築で悩んだり苦労している人は、皆、問題解決型リーダ候補
者だ。その一人として「もっとよいやりかた」を探したい。
【三井英樹】 ridual@mac.com
1963年大阪生まれ。日本DECにてエンジニア5.5年、マルチメディアスクールを
経てシンクタンク/SIベンダーへ。1996年頃からWebに魅せられる。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/index.html
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■デジクリWebデザイン研究室
スライス画像の分割方法を考える
清水宏美
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0207/09/hj00_digicre.html
───────────────────────────────────
前回はテーブルについて取り上げたので、今回はそれにちょっと関連がある筈
のスライス画像について書かせていただく。かなりこじつけがましい気もする
が、細かいことは突っ込まずにさっさと書き進むことにしたい。
▼デジクリとZDNet Macの連携企画、全文は上記サイトをごらんください。
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■イベント案内&プレゼント
デジタル・アートの交響~コンピュータが奏でる74の音色~
ディジタル・イメージ2002 東京都写真美術館展
http://www.digitalimage.org/
───────────────────────────────────
会期 7月13日(土)~8月4日(日)月曜休館
午前10時~午後6時(木・金は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
会場 東京都写真美術館 地下映像展示室
東京都目黒区三田1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス内)
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/
入場料 大人500(400)円/学生400(320)円/中・高生・65才以上
250(200)円/小学生以下・お身体に障害をお持ちの方とその介
護者は無料 ( )内は20名以上の団体料金
※同時開催「秋山庄太郎展」も同じチケットでご覧になれます。
主催 東京都 東京都写真美術館 ディジタル・イメージ CG-ARTS協会
後援 CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)
財団法人デジタルコンテンツ協会
●特別セミナー
8月3日(土)13:00~14:30 吉井宏『PainterClassicとタブレットを極限まで
使いこなそう』
8月3日(土)15:00~16:30 出渕亮一朗『3DVR & Web3D クリエーション』
8月4日(日)15:00~ 『トーキングジャム~ディジタル・アートって何?』
進行:HAL_ パーソナリティー:岡達也 川本O.規子 桑島幸男 武田瑛夢
中野博文ほか
当日のセミナー開始1時間前より、地下1階映像展示室にて受付を開始します。
セミナー参加費用は無料ですが、展覧会半券が必要です。
場所はいずれも東京都写真美術館1階創作室になります。
▼展覧会入場券を10名さまにプレゼント 希望者は tdo@green.ocn.ne.jp
まで至急、件名は「ディジタル・イメージ」、郵送先を明記のこと。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(7/11)
・昨日は台風の接近のなか、JPCセミナーに参加。フォントビジネスとフォン
トデザイナーの現状を知る、とてもよくまとまったセミナーだった。なかでも
字游工房(ヒラギノをつくった会社)の鳥海修さんの「こぶりなゴシック」開
発の話は面白かった。朴訥な話術がこれまたいい味で~。鳥海さんが、とくに
「か」の字がデザイナーからも評価されているので、パンフレットにもシンボ
ル的にあしらったト話したら、つづく講演者もみな自作のフォントの「か」の
字を大きく投影するというちゃめっ気を見せた。ついには、モリサワの営業さ
んまで「か」を見せるという大阪ノリを発揮。このセミナーも「させていただ
きます」症候群におかされていた。「送らさせていただきます」「契約させて
いただいて、使っていただくかたちになります」とはなんという無駄な日本語
であろうか。年配の人がごく控えめに使うならまだしも、若い人が「させてい
ただきます」を連発すると、話の内容よりもそこばかりが気になってしまう。
日本語ブームだが、そういうバカな謙譲表現にたいする指摘はないのだろうか。
わたしはそれらの本を読んでないから知らないけど。疲れるよ。 (柴田)
・雨なので電車通勤。駅についてすぐに電車が出てしまった。そういや、時刻
表見てこなかったわ。次の電車を待ちながら、今頃あの辺り走っている頃だな
ぁなどと考える。そして、本を持ってこなかったことに気付く。ああヒマ。乗
車してからも窓から外を眺め、いつも走る道を探す。女子高生のおしゃべりが
うるさい。私の耳元で歌をうたってる。曲名を当てているらしい。言いたくな
るが我慢。あーヒマ。ふと、車内吊りに気付く。そだわ、これがあったわ、と
思い読み始める。地下鉄への乗り換えで階段上り下り。座ったら、座席が湿気
ている。雨だしな。でも気持ち悪い。地下鉄なのに、駅に着くたびに、この辺
りは、と地上のことを考える。改札を出て地上に出たら晴れ。そして帰宅時も
晴れ。台風の影響で、とっても気持ちいい風が吹いている。自転車乗りたかっ
たなぁ。いつになったら自転車に飽きるんだろう。 (hammer.mule)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020710-00000513-yom-int ロスまで5h
http://www.nal.go.jp/sst/jpn/ プロジェクトセンター
・今日のプレゼントお見逃しなく!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
担当:濱村和恵
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お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Pubzine<http://www.pubzine.com/>、Macky!<http://macky.nifty.com/>、
melma!<http://www.melma.com/>、めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
ほっとマガジン<http://hotmagazine.jp/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>
のシステムを利用して配信しています。
★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/>
Copyright(C), 1998-2002 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
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データベースの新時代 (4) 便利で恐い
8月サンタ
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人間が生活を営むのに、絶対必要なデータと言えば、大体、「人・もの・金」
にまつわるデータに集約される。「人」は電話帳、名刺、住所録等、「もの」
は例えば、クリーニングに出した洋服の預かり券、宅急便の発送票。「金」な
ら預金通帳、振込手帳や株式証券などである。
こういうものは昔は全て紙で記録していたが、徐々にデジタルデータに取って
代わられつつある。デジタル化のメリットは計り知れない。収納に場所を取ら
ない、簡単且つ強力な検索機能、等いろいろあるが、しかしそのパワーが現実
化してきたのは、最近の、ほんの数年間のことである。
昔は、(といってもほんの5年前まで位の話)デジタルデータを扱うコストは
非常に高く付いた。パソコンも、データを保存するメディアも、データを送る
ネットワークも高価で、誰もが買えるというわけではなかった。それなりのコ
ストを払える対象だけが、デジタル化されていった。
おまけにコンピュータの処理能力も低かったし、それぞれのデジタルデータは
互換性を考えて記述されてはいなかった。インターネットなどというものは、
まだ知名度すらなかったので、パソコンは相互のデータの共有などは、あまり
考えずに、一台でなんでも処理するよう設計されていた。この状態では、あま
りデジタルのメリットはない。紙時代と、利便性は大して変わりはない。
しかしパソコン一台一台の能力が飛躍的に向上し、安くなり、ネットワークが
発達すると、デジタルデータの本当の力が、発揮される舞台が整ってきた。
●使い回されることがパワーを生む
デジタルデータの本当の力とは、「使い回し」である。一度入力した住所録・
電話帳は、コピーして貼り付けることでソフトを問わず使い回したいし、一度
描いたイラストは、ポスターにも、葉書にも、携帯電話の待ち受け画面の背景
にも使いたい。一度作った書類は、数字だけを変えて何度も使い回したいし、
同じ会社の全員で使い回したい。一度作った書籍のリストは、機械が変わって
も再入力したくない。
これがいわゆる「ワンソース・マルチユース」である。デジタルデータは使い
回しても、長期保存しても、染みが付いたり端がぼろぼろになったり傷がつい
たりぼやけたり、という劣化がないので、「廃棄・新製」というプロセスがな
い。容量が満杯にならない限り、古いデータを捨てる必要はないし、そのデー
タを生かして新しいデータを作ることができる。「蓄積・有効利用」である。
劣化しないと言うことは、「消去さえしなければ、なくならない」ということ
である。これは最も重要なことで、何かを探し求めるときに、「確実にそこに
ある」上で探すということと、「あるかも知れない」ものを探すということは
概念上、まったく違う。
デジタルデータを蓄積するということは、時間が経過しても、「探せば必ず見
つかる」ということなのだ。見つけるのに時間がかかるかも知れないし、デー
タを開くのも大変かも知れないが、なくなる、ということがない。アナログの
データには、劣化、破損、散逸、消失、ということがありえるが、デジタルで
あれば、しかるべき保存をしておけば、必ず取り戻せる。
データをまめに消去するという必要は、ハードディスクなどの記録媒体が高価
だった頃の話で、今後はなるべく「捨てない」というスタイルが標準となって
いく。メールなど、余程ハードディスクの空きが足りない場合を除き、削除な
どしなくて大丈夫である。(まめに捨てる習慣がついてる人が多いですが…)
ただし、この「使い回し」を実現するためには、データに互換性が備わってい
なくてはならない。
●これからデジタル機器を買うときの考え方
何しろ、デジタルデータの高度な使い回しが、現実に可能になってきたのはつ
い最近のことなので、互換性のないデータや閉じた環境というのは、まだまだ
世の中に多い。
ベータ形式で保存したために、そのままではこれも消えゆく一方のビデオライ
ブラリを家に持つ人もいるかも知れない。これはアナログデータなので、デジ
タルで互換性のあるファイルにダビングすれば解決する。そういう行為が価格
的にも、品質的にも不可能でない時代になってきた。
ワープロに長年蓄積したデータがあるのに、取り出せずに死蔵するケースなど
は、デジタルデータにしてあるのに、独自規格のため使い回せないという不幸
なケースだ。これも、PC-DOSのテキスト形式で保存可能なワープロを最初から
使っていた人は、先見の明があったといえるだろう。
ソフトウェアのデータも、互換性について真剣に考え、メーカーを超えて協力
するケースなども増えてきた。例えば年賀状ソフトのメーカーは共闘して、ソ
フトを乗り換える度に宛名を入力し直すという馬鹿げた手間を、XMLを使うこ
とで互換性を確保出来る仕様にすることで合意した。素晴らしい進歩である。
http://www.zdnet.co.jp/macweek/0204/02/n_infoteria.html
このような試みは、全てのジャンルで進む。
つまり、過渡期なのだ。ハードウェアは劣化も壊れもするが、データが使い回
し出来れば無駄にはならない。しかし、メーカーの思惑や都合によって、その
発売時はいいかも知れないが、将来的には使い物にならない(データを継承し
て行くことが出来ない)機械がまだまだ市場には存在する。
だから、今から情報機器を買ったり使ったりする人は、まず基本としてデータ
の使い回し・継承が可能かどうかを、必ず確認しなくてはならない。今この瞬
間、どんなに凄い性能の機械が登場しても、半年後、一年後、三年後には必ず
陳腐化するが、データの委譲や継承が出来さえすれば、投資は決して無駄にな
らない。
どんな情報機器でも、どんな情報サービスでも、これは同じである。もし、デ
ジタルデータの恩恵を将来に渡って享受したければ。携帯電話、ビデオデッキ、
ウォークマン、カメラ、デジタルと名の付くものはすべてデータの使い回しが
出来ることを確認して買った方がいい(環境が閉じられた、将来使いものにな
らないものも、まだ沢山売られている!)。
●「使い回し」の可能性と恐怖
デジタルデータは、形がなく、その組み合わせを問わない。だからアナログ時
代にありえなかった視点から、データを組み合わせて分析することが出来るよ
うになった。つまり「住所」と「愛読書」と「洋服のサイズ」と「化粧品の好
み」と「取引銀行」を一気に並べて参照する、などということが簡単に出来る
ようになった。
これは「人・もの・金」を分析するときに、よりプライバシーの深いチェック
が可能になったということであり、サービス業にとっては、新たなケアの可能
性だが、もちろん、裏返せば人として他者に徹底的につけ込まれる可能性が増
えたということである。
もし悪用された場合には、デジタルデータのメリットが全て、救いのない形で
襲いかかってくる。特に信用データが悪意のある側に渡った場合、データは徹
底的に使い回される上に、「消えない」のである。アナログ時代なら悪徳業者
の顧客リストは、棚が一杯になったら古いものは捨てられるだろうし、廃業・
転業したときには多すぎる部分は処分されていたものが、今やハードディスク
一台を持って逃げれば、あるいはCDにコピーして、インターネットで、あちこ
ちにばらまけば、いつでもまた「活用」可能である。
貸金業者、特に小規模のいわゆる「街金」は今年の夏から、史上最高の時代を
迎えるのではないだろうか。8月以降に始まる住民基本台帳ネットワーク、い
わゆる住基ネットは国民全てに番号を割り振るシステムだが、この番号さえ手
に入れば、これを手がかりに非常に精度の高い顧客データベースが作成可能で
ある。この番号を押さえられたが最後、もう年月が経ったからといって自分の
データが「消える」ことは期待できない。
データベースの新時代とは、とても便利で、恐ろしい時代である。
次回は、試しに「住所録をブラックリストに拡張してみる」というのをやって
みましょうか。簡単なんだ、これが。
【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
・暑い暑い。世界で一番暑苦しい曲、というのを昔、サンデーソングブックで
やってたな。私が思う暑苦しい三大アーティストはスティーブ・ペリー、JB、
ニール・ヤングだ。ああ暑苦しい。一番暑苦しい曲。ヤングの”ライク・ア・
ハリケーン”あっつ~~~~
・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/
・デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」
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▼「MacWIRE Express」でもデジクリ研究室員として連載始めました。今回は
InDesign2.0の記事を少々加筆して掲載。よろしく!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0206/18/nj00_digicre.html
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■電網悠語:Ridual開発記編(2)
もっとよいやりかたは必ずある
三井英樹
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※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
何人かでチームを組んでサイト開発を行なう。最初は色々とゴタゴタがあって
も、共に進んで行けるなら、その内にチームワークが生まれてくる。プロジェ
クトを何本か経験するうちに、アウンの呼吸で開発が進むようになる。詳細な
指示を出さなくても、チーム内だけで通じ合える言葉のような記号のようなモ
ノが芽生えてくる。仲間に対する信頼に裏づけされて、職場が心地よい空間に
変わっていく。
顔を合わすたびに激論し合った仲間も、そんなことがあったこと自体嘘のよう
な旧知の仲になっていく。依然として多少の緊張感はあるものの、何だか何を
言っても許されるという雰囲気が少し漂う。曖昧な指示を出しても、仲間が的
確に補ってくれる。時に、こちらのアイデアを上回るアイデアで。心地よい環
境が、心地よすぎるそれに変わって行く。
エンジニアだった頃、一番の友はデバッガであった。自分で良しとしたコード
が動かないとき、そいつは容赦なく私の非力を目の前に見せてくれる。気分を
良くしてくれる画面は、殆ど見せてくれない。動くべき動きをするとき、そい
つはソソクサと終了して、次のコマンドを待つ。動作すべきでない動作をした
とき、私が再考するのに必要な情報を差し出してくれる。媚びもしないし、愛
想も悪い、使っていて楽しい思い出なぞついぞないが、一番の戦友であった。
泣きそうになって見つめた先も、思わずガッツポーズをしたときも、モニター
にはこいつが居たような気がする。
Webサイトを想いながら、こんな相棒が居て欲しいと感じるようになった。ア
ウンの呼吸の仲間も良いが、自分の考えが適切かを検証するのに付き合ってく
れる愛想の悪い相棒が欲しい。頭に描いたページ画面を、忠実に迅速に現実の
ものにしてくれるHTMLエディタではなく、頭に描いた構想をチェックするため
のツール。できつつあるサイトが想い描いたものと比べてどうなのかを的確に
知らしめてくれるツール。自己吟味ツール。
▼
冒頭のチーム体制が、人を核としたコミュニティだとしたら、他方ツールや技
術等を核としたコミュニティというものがある。Photoshop や Macintosh の
コミュニティが分かりやすい例だろうか。こちらは、共通の基盤を持ちはする
が、共通の嗜好は持たない。「どうあるべきか」という理念やヴィジョンが核
になっているように思う。
「Photoshop使い」たちは、私が見る限り、Adobe信者ではない。Macintoshの
ツワモノ信者は、まず間違いなくApple信者ではない。現状に対して多くの反
対票を投じ、「正しい」道に進むことを願い続けている。しかし、ここにも、
そのコミュニティの中に居る心地よさが存在する。先を見る眼差しの中に連帯
感がある。
人やチームや企業に対する忠誠心は、時として道を誤まらせる。しかし、自己
吟味/検証に使えるツールを共通基盤に置いたなら、吟味する視線の先には、
チームやリーダの姿ではなく、エンドユーザの姿が常に映ってくるだろう。そ
の喜んで使うさまを目指して構想が広がっているのだから。
▼
Webサイトは生き物である、常に更新・再生していかなければすぐに腐る。こ
れが正しいのであれば、それを構築する組織も常に新陳代謝をしていかなけれ
ばならないだろう。それは個人の意識レベルでも良いのかもしれないが、人単
位の動きの方がダイナミックだ、その影響も結果も。
人を中心とした組織は、後進育成の点でも脆い気がする。よほど教育に気を配
るリーダでなければ、「技術は盗むもの」という従来型で突き進むのではない
だろうか。伝統工芸であれば、それなりの工程が目に見えてあり、追跡も可能
だろう。しかし、Web は初期構想のアイデア図は、呑み屋で描かれた物であっ
たり、ホワイトボードで殴り書きされたものであったり、残っていることすら
稀ではないだろうか。一番肝心のここの情報は盗むことすらできない。
すべて同じ体験をしていかなければ同じ知恵が習得されないのでは、効率が悪
すぎる。習得の意思があるものには、効率の良い学習システムがあっても良い
のではないだろうか。先達の構想夢想図を活きたテキストにできないだろうか。
また、後進の構想夢想図を、先達が気軽にレヴューできないだろうか。
▼
短期間に発達しているサイト構築業は、まだまだ課題が山積みだ。しかし、何
かを変えれば、これらの問題が解決に向かうかもしれない。
「様式はいろいろであるものの、問題解決型のリーダーに共通に備わっ
ているものが1つある。それは、もっとよいやりかたは必ずある、とい
う信仰である。」
(G・M・ワインバーグ/スーパーエンジニアへの道-技術リーダーシップ
の人間学)
http://kyoritsu-pub.topica.ne.jp/bookhtml/0102/000025.html
今、Webサイト構築で悩んだり苦労している人は、皆、問題解決型リーダ候補
者だ。その一人として「もっとよいやりかた」を探したい。
【三井英樹】 ridual@mac.com
1963年大阪生まれ。日本DECにてエンジニア5.5年、マルチメディアスクールを
経てシンクタンク/SIベンダーへ。1996年頃からWebに魅せられる。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/index.html
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■デジクリWebデザイン研究室
スライス画像の分割方法を考える
清水宏美
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0207/09/hj00_digicre.html
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前回はテーブルについて取り上げたので、今回はそれにちょっと関連がある筈
のスライス画像について書かせていただく。かなりこじつけがましい気もする
が、細かいことは突っ込まずにさっさと書き進むことにしたい。
▼デジクリとZDNet Macの連携企画、全文は上記サイトをごらんください。
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■イベント案内&プレゼント
デジタル・アートの交響~コンピュータが奏でる74の音色~
ディジタル・イメージ2002 東京都写真美術館展
http://www.digitalimage.org/
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会期 7月13日(土)~8月4日(日)月曜休館
午前10時~午後6時(木・金は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
会場 東京都写真美術館 地下映像展示室
東京都目黒区三田1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス内)
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/
入場料 大人500(400)円/学生400(320)円/中・高生・65才以上
250(200)円/小学生以下・お身体に障害をお持ちの方とその介
護者は無料 ( )内は20名以上の団体料金
※同時開催「秋山庄太郎展」も同じチケットでご覧になれます。
主催 東京都 東京都写真美術館 ディジタル・イメージ CG-ARTS協会
後援 CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)
財団法人デジタルコンテンツ協会
●特別セミナー
8月3日(土)13:00~14:30 吉井宏『PainterClassicとタブレットを極限まで
使いこなそう』
8月3日(土)15:00~16:30 出渕亮一朗『3DVR & Web3D クリエーション』
8月4日(日)15:00~ 『トーキングジャム~ディジタル・アートって何?』
進行:HAL_ パーソナリティー:岡達也 川本O.規子 桑島幸男 武田瑛夢
中野博文ほか
当日のセミナー開始1時間前より、地下1階映像展示室にて受付を開始します。
セミナー参加費用は無料ですが、展覧会半券が必要です。
場所はいずれも東京都写真美術館1階創作室になります。
▼展覧会入場券を10名さまにプレゼント 希望者は tdo@green.ocn.ne.jp
まで至急、件名は「ディジタル・イメージ」、郵送先を明記のこと。
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■編集後記(7/11)
・昨日は台風の接近のなか、JPCセミナーに参加。フォントビジネスとフォン
トデザイナーの現状を知る、とてもよくまとまったセミナーだった。なかでも
字游工房(ヒラギノをつくった会社)の鳥海修さんの「こぶりなゴシック」開
発の話は面白かった。朴訥な話術がこれまたいい味で~。鳥海さんが、とくに
「か」の字がデザイナーからも評価されているので、パンフレットにもシンボ
ル的にあしらったト話したら、つづく講演者もみな自作のフォントの「か」の
字を大きく投影するというちゃめっ気を見せた。ついには、モリサワの営業さ
んまで「か」を見せるという大阪ノリを発揮。このセミナーも「させていただ
きます」症候群におかされていた。「送らさせていただきます」「契約させて
いただいて、使っていただくかたちになります」とはなんという無駄な日本語
であろうか。年配の人がごく控えめに使うならまだしも、若い人が「させてい
ただきます」を連発すると、話の内容よりもそこばかりが気になってしまう。
日本語ブームだが、そういうバカな謙譲表現にたいする指摘はないのだろうか。
わたしはそれらの本を読んでないから知らないけど。疲れるよ。 (柴田)
・雨なので電車通勤。駅についてすぐに電車が出てしまった。そういや、時刻
表見てこなかったわ。次の電車を待ちながら、今頃あの辺り走っている頃だな
ぁなどと考える。そして、本を持ってこなかったことに気付く。ああヒマ。乗
車してからも窓から外を眺め、いつも走る道を探す。女子高生のおしゃべりが
うるさい。私の耳元で歌をうたってる。曲名を当てているらしい。言いたくな
るが我慢。あーヒマ。ふと、車内吊りに気付く。そだわ、これがあったわ、と
思い読み始める。地下鉄への乗り換えで階段上り下り。座ったら、座席が湿気
ている。雨だしな。でも気持ち悪い。地下鉄なのに、駅に着くたびに、この辺
りは、と地上のことを考える。改札を出て地上に出たら晴れ。そして帰宅時も
晴れ。台風の影響で、とっても気持ちいい風が吹いている。自転車乗りたかっ
たなぁ。いつになったら自転車に飽きるんだろう。 (hammer.mule)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020710-00000513-yom-int ロスまで5h
http://www.nal.go.jp/sst/jpn/ プロジェクトセンター
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