■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1158 2002/09/13.Fri発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21458部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<二度と戻らない輝ける日々>
■映画と本と音楽と… 138
オールディーズに浸る
十河 進
■金曜ノラネコ便
地上波デジタルに備えて今から悩む
須貝 弦
■新刊案内&プレゼント
図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003
レイアウトスタイルブック2002-2003
■イベント案内
デジハリ神戸 スペシャルイベント開催
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1158 2002/09/13.Fri発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21458部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<二度と戻らない輝ける日々>
■映画と本と音楽と… 138
オールディーズに浸る
十河 進
■金曜ノラネコ便
地上波デジタルに備えて今から悩む
須貝 弦
■新刊案内&プレゼント
図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003
レイアウトスタイルブック2002-2003
■イベント案内
デジハリ神戸 スペシャルイベント開催
■映画と本と音楽と… 138
オールディーズに浸る
十河 進
───────────────────────────────────
●ベンチャーズとビートルズがヒットしていた時代
1965年の春だった。中学二年に進級した僕は、「中二コース」という学習研究
社が発行していた月刊誌を読んでいた。そこには、小説も載っていて、その中
で主人公が友人から「ベンチャーズとビートルズ、どっちが好きだ」と問いか
けられるシーンがあった。
今では信じられないことだろうが、かつてベンチャーズとビートルズが同列に
語られていた時代があったのだ。いや、一般的にはベンチャーズの方が圧倒的
に人気があった。
その頃、日本のヒットチャートではベンチャーズの「十番街の殺人」がトップ
だったし、「パイプライン」「ダイヤモンドヘッド」「ウォーク・ドント・ラ
ン」「キャラバン」などベンチャーズのヒット曲は目白押しだった。
音楽評論家の渋谷陽一のエッセイや松村雄策の小説「苺畑の午前五時」、最近
出たRCサクセションの仲井戸麗一の本などを読むと、必ず「当時、ビートルズ、
ビートルズと騒いでいたのはクラスにひとりくらいのものだった」と書いてあ
る。確かに誰もがビートルズに熱中していたわけではない。
1965年。僕は中学二年生になりバスケットボール部の練習だけに明け暮れる単
細胞少年だった。しかし、中学二年のクラス替えで児玉クンという音楽好きの
優等生と一緒になったことから、洋楽(古い言い方です)の世界にのめり込む
ことになったのである。
児玉クンは全校に名が知れている優等生で、一年生の時の全試験を一位から三
位までで通していた。当時、中間試験も期末試験も150位までの名前が廊下に
張り出されたのだ。一学年は400人くらいいたから、そこで常に三位以内とい
うのはなかなか凄いことだった。
その児玉クンと初めて話をした時、彼が相当な音楽通だとわかった。おまけに
彼はマンドリンを上手に弾いた。それに話しぶりでは彼は自分でよくレコード
を買っているらしかった。僕はそれまで自分でレコードを買ったことはなかっ
たし、第一、我が家にはレコードをかける装置が何もなかったのだ。
いや、兄が電蓄を持ってはいたが、それは絶対に触らせてもらえなかった。兄
は橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」やビリー・ヴォーン楽団の「真珠貝
の歌」などのドーナツ盤をかけていた。僕はお下がりのトランジスタラジオで
ヒットパレードを聴くしかなかったのである。
その頃の僕のお気に入りは、ベンチャーズとビーチボーイズだった。ビートル
ズはきちんと聴いたことはなかった。もしかしたらスリーファンキーズが日本
語版「抱きしめたい」を歌っていたのを聴いたくらいだったかもしれない。
その他、コニー・フランシスやパット・ブーンといったスクエアな歌手をよく
聴いていた。当時はカンツォーネも流行っていて、ボビー・ソロやミーナなど
もよくかかっていた。それらの曲は日本でも森山加代子などがカバーして歌い、
歌謡曲並みにヒットしていた。
「天使にラブソングを…」(1992年)のテーマ曲のように使われていた「アイ
・ウィル・フォロー・ヒム」をヒットさせたリトル・ペギー・マーチもお気に
入りだった。何しろ彼女はこの曲が1963年4月27日の週のビルボード誌で一位
になった時、13歳だったのだ。僕とほとんど違わない。
●トレモロ・グリッサンド奏法の擬音
ビートルズ体験を題材にした物語は数多いが、ベンチャーズ体験をメインにし
た物語を読んだのは「青春デンデケデケデケ」が最初である。これは河出書房
の文藝賞を取り、そのまま直木賞を受賞してしまった。新人賞の受賞作がその
まま直木賞を取るには、よほど作品の評価が高くなくては無理だ。
僕が持っている「青春デンデケデケデケ」の初版本の奥付を見ると1991年1月
16日の発行になっている。ということは、文藝賞を受賞していろいろ評判にな
ったのは1990年の秋のことになる。
「青春デンデケデケデケ」の評判を聞いて僕は気になった。作者は僕の二歳上
で同じ香川県出身。小説の登場人物たちは讃岐弁を話し、それに標準語の翻訳
が入る仕掛けが話題になっていたからだ。僕は厳しい読者だった。僕も同じよ
うな体験をしているし、讃岐弁がわかるのである。
僕は最初から多くの違和感を感じたものだった。まず、タイトル。「デンデケ
デケデケ」は作者の造語だが、これはベンチャーズの「パイプライン」の中の
奏法のひとつ、トレモロ・グリッサンド奏法(と作者は書いている)の音を表
現した擬音である。
僕らもそのエレキギターの音にシビレたものだが、決して「デンデケデケデケ
~」とは聞こえなかった。僕らはエレキギターのネックを高音側フレットから
指を滑らせてかき鳴らす真似をしながら、その音を「テケテケテケテケテケ~」
と表現した。
ちなみに僕は、その頃「パイプライン」を油田から伸びる輸送用のパイプだと
思っていた。何でそんなものをタイトルにするのだろうと不思議だったが、そ
れがサーフィン用語だと知るのはずっとずっと後のことだ。
1965年には「サーフィン」という言葉も一般的ではなく、せいぜい「波乗り」
だったし、その波乗り自体もどんなことをするのか具体的に説明できる人間は
(少なくとも僕の周囲では)皆無だった。
そして、讃岐弁である。小説の各章にはロックの詞で英語のフレーズがたてら
れているが、同時に讃岐弁の翻訳が付いている。こんな具合だ。
It's like thunder, lightnin'! ──Eddie Floyd;《Knock On Wood》
雷(どんどろ)はんじゃ、稲妻じゃ!
しかし、僕の知る讃岐弁では「雷」を「どんどろはん」などとは絶対に言わな
い。その章に出てくる「へんど(こじき)」とか「けっこいなあ(きれいです
ね)」などの言葉は僕も頻繁に使用していたけれど、「あんじゃるい(気味が
悪い)」などとは言ったことがない。
しかし、主人公の生息地が観音寺だと判明したので僕は納得した。現在の香川
県、かつての讃岐でも東讃と西讃では言葉が異なる。僕は高松市で育ったが、
僕の先祖になるらしい十河一族は東讃を支配していた。戦国時代を生き延び、
豊臣秀吉の時代までは領主だったが世継ぎを失って滅んだ。
かつて十河城があったという土地は、現在はほんの少し高台になっているだけ
だが、その場所と観音寺は香川県の東と西の両端に近く、距離も相当離れてい
る。それだけ離れていれば、多少、言葉が違うことは有り得るだろう。
●揺れる手持ちカメラのリズムが何かを醸し出す
物語は、1965年3月28日の昼下がりから始まる。昼寝している時にラジオから
流れてきたベンチャーズの「パイプライン」のデンデケデケデケ~の音に雷に
打たれたようになった主人公は、エレキギターを買ってバンドを始めようと決
意する。
「青春デンデケデケデケ」は人生の一時期、奇跡のように訪れる牧歌的な時代
の始まりから終わりまでを描いた幸福な物語だ。バンド仲間を集める話はまる
で「七人の侍」のようだし、個性的なキャラクターひとりひとりに様々なエピ
ソードがある。
青春物語だから、もちろん片想いがあり失恋がある。ロックをやると集まった
のに、ドラムス担当のメンバーが片想いした相手が三田明のファンだと知ると、
彼らは節を屈して「美しい十代」まで演奏する。周囲の大人たちは理解があり、
最後はバンドのコンサートでクライマックスになる。二度と戻らない輝ける日
々を、あくまで明るく描いている。
そんな物語を映画化(1992年/135分)した大林監督は絶妙なテクニックを使
った。数台の16ミリキャメラを使用し、手持ち撮影を主体にしてめまぐるしい
ほどのカット割りを行ったのだ。ひとつのセリフを喋っている時にさえ、2、3
カットに割ったりする。基本的なカット割りは1シーン3カットと言われるが、
1セリフ3カットには驚いた。
通常、2時間の映画は600~700カットで構成される。長回しで有名だった相米
慎二監督の「セーラー服と機関銃」(1981/130分)は本人から直接聞いたの
だが、100カットほどしかない。逆にカット数の多いことで知られる岡本喜八
監督の作品は、これも本人から直接聞いたのだが2時間で1200~1500カットに
なるという。
「青春デンデケデケデケ」の場合は上映時間135分、もしかしたら2000カット
くらいあるかもしれない。僕は最初、あまりのめまぐるしさに「ここでカット
を割る必要がどこにあるのだ!」とフンガイしたが、8ミリムービーのように
撮影された、常に揺らいでいる画面がいつの間にか青春の不安定さのようなも
のを漂わせ始めるのだ。
それは、まるでドキュメンタリー・ムービーだ。揺らぐキャメラワークは登場
人物たちの心情さえ映し出す。教師役の岸辺一徳は宴会中に神戸一郎の「銀座
九丁目は水の上」を歌い踊りながら倒れて死んでしまうのだが、その時の岸辺
一徳の切なさのようなものが手持ちキャメラの揺らめきと共に伝わってくる。
原作では前半で急死してしまうこの教師が、映画では妙に印象的だ。「日本以
外の国のもんが何でもよう見えた時期が、わしにもあったんじゃ」と言うこの
英語教師は、原作ではまったく触れられていないが、同じ職場の女教師を見る
視線で、妻子持ちの教師が独身の女教師へ寄せる想いを想像させた。そういう
意味で、映画は原作を越えたものを描き出している。
もちろん、映画は懐かしい曲に溢れている。ベンチャーズはもちろん、ビート
ルズ、アニマルズの「朝日の当たる家」、コニー・フランシスの「ボーイハン
ト」から黛ジュンの「恋のハレルヤ」や橋幸夫の「チェッ・チェッ・チェッ」
までが流れる。
ちなみに僕は積極的な同級生の女の子に誘われて主人公が海水浴にいくシーン
に流れるコニー・フランシスの「ボーイハント」(「渚のデイト」だったかな)
を一緒になって歌っていた。
【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。何度か読者メールをいただいた英語得意ライターの工藤明子さん
の新刊「誰も教えてくれない日本一ぜいたくな18パターンの英会話」
http://kanpo.net/movenglish/
が出るそうです。映画のセリフ満載の英会話本だとか。「買ったその日にジョ
ークが言える!」らしいので、僕も気になってます。
ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/
フォトテクニックWebSite
http://www.genkosha.co.jp/pt/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■金曜ノラネコ便
地上波デジタルに備えて今から悩む
須貝 弦
───────────────────────────────────
テレビって意外と寿命が長くて、途中で修理するようなことはあっても、15年
くらいはふつうに使えてしまう。そんなテレビだが、2011年に地上波デジタル
化がされるあたりで転機を迎える。
誰が望んでいるのかわからない地上波デジタルだが、デジタル化されれば今の
アナログのテレビでは番組は受信できず、デジタル放送用のチューナーを買う
か、テレビを買い替えるかしなくてはいけない。たとえば今テレビを買ったら、
2011年にはおそらく現役だと思われる。したがってデジタル放送の受信のため
に、チューナーを買うことになるだろう。
しかし、チューナーを買ってデジタル放送を見るということは、テレビ本体は
「モニター」としてしか機能しないということになると思われる。アナログ自
体から持っていたビデオデッキでテレビ番組を録画するときも、外部入力経由
になってしまうだろう。それってナニゲに面倒。
すでに我が家のテレビ環境は、BSアナログチューナーをビデオデッキ側ではな
くテレビ側に内蔵しているが故に、NHK-BSの録画は面倒だ。外部入力経由でや
らなくてはいけないし、BSの電源は落とせないし、BS-1録画中にはBS-2は見ら
れないしで、これが意外と不便なのだ。
そう考えると、やっぱり2011年にはテレビ環境を一新するのが妥当なようだ。
実は自分の部屋用にテレビが欲しいのだが、冒頭に書いたようにテレビって15
年くらいは使えるから、2011年に買い換えとわかっていると、もったいなくて
買う気がしない。かといって、3年も使えば壊れるとウワサの某社の格安品な
ど買えないし。
それよりも何よりも、リビングのテレビが今壊れたらブルーだなぁ。寿命が定
められたものを買うなんて、ケチな私には受け入れがたい。
いちばん良いのは、ケーブルテレビを引き込んでしまうことか。でも今住んで
いるところにはケーブルテレビは引き込めないぞ。ケーブルテレビのために実
家ごと引っ越すか? そんなことはしないよなぁ。もちろん、自分だけ引っ越
すのはアリだが。
何よりも心配しているのは、地上波デジタル化が遅れること。すでに遅れ気味
だが、結局いつまでもアナログが混在することになると、いったいいつがテレ
ビおよびその周辺の買い替え時なのかが、わからなくなってしまう。そうなっ
たら、もうテレビは捨てるかな……そんなふうに思う一方で「いや、CSを契約
して来年はツール・ド・フランスを見なくては!」と思ったりもする。
果たしてスガイはテレビを買えるのか! いやそれよりも、地上波デジタルは
本当に全国で実用化されるのだろうか!?
■今週のURL「結構長持ちするもんです」
http://www.macforest.com/dgcr/026.html
【すがい・げん】sugai@macforest.com
そうは言っても、ほとんどテレビを見ない暮らしをしている。嫌いな番組はテ
レビ朝日に集中しており「はぐれ刑事純情派」「ニュースステーション」はと
くに嫌い。たまに家族がチャンネルを合わせていると、やたらと機嫌が悪い。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新刊案内&プレゼント
図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003
レイアウトスタイルブック2002-2003
http://www.wgn.co.jp/dtpw/
───────────────────────────────────
デジクリ読者の皆さん、こんにちは。DTPWORLD編集部の小木昌樹です。今日は
8月30日に発売された別冊『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002
-2003』と、9月10日に発売された別冊『レイアウトスタイルブック2002-2003』
をご紹介させていただきます。
『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003』は、近年注目され
ているカラーマネージメントをテーマにした別冊です。本書は「色と印刷の基
礎知識」「カラーマネージメントの基礎知識」「OSとアプリケーションの設定」
「入出力デバイスの設定」「カラーマネージメントワークフローの構築」の5
章で構成されていて、カラーマネージメントの基礎知識から実践、応用までを
図解でわかりやすく解説しました。クライアント、デザイナー・オペレーター、
そして製版・印刷関係者まで、印刷物制作に携わるすべての人にお読みいただ
ける内容となっています。
毎年好評を得ている『レイアウトスタイルブック』の最新版となる「2002-
2003」では、女性誌、スポーツ、カタログ・情報誌、ヤング&サブカルチャー、
メンズマガジン、ファッション誌、ホビー&ライフ、アート&デザイン、コン
ピュータ、タウン誌、ノンジャンル、ポスター&フライヤーの12カテゴリー、
102紙誌、294点のレイアウトを掲載。巻末には各誌の編集長やアートディレク
ターが語るデザインレイアウトのポイントを収録しています。デザインを発注
するクライアント、そして受注するデザイナー・オペレーターにおススメです。
両誌とも全国書店およびコンピュータショップで好評発売中。シゴトに役立つ
DTPWORLD別冊を是非ともお買い求めください。
『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003』
A4変型判/168ページ/定価:2,500円(税込)
『レイアウトスタイルブック2002-2003』
A4変型判/176ページ/定価:2,500円(税込)
●ワークスコーポレーションから、それぞれ3冊ずつ読者プレゼント。
ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナーから応募してください。締め切り
は、10月1日14時。発送をもって発表に代えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/ 図解カラーマネージメント実践ルールブック
http://www.dgcr.com/present/index3.html レイアウトスタイルブック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
デジハリ神戸 スペシャルイベント開催
http://www.dh-kobe.net/event/
───────────────────────────────────
日時 9月15日(日)第一部 15:00~/第二部 17:00~
場所 デジハリ神戸校 神戸市中央区加納町4-3-5 御幸三宮ビル4F
費用 無料(要予約) 定員50名
「Web3D専攻 2002年1月生 卒業作品発表会+VFX専攻 2002年4月生 中間作品発
表会」と、「SIGGRAPH2002 最新レポート~世界最先端技術・VFX・3DCG・Web
3D一挙大公開!~」の二部構成。Web3Dの分野を中心に、最新の情報をレポー
トする。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■原稿、情報募集
姉妹紙「写真を楽しむ生活」にふさわしいコラムや情報を募集します。
コラム:2500字程度(じつはあまり気にしていません)写真に関係するものな
ら、内容は自由です。
情報:写真展の案内、新刊書籍・雑誌の案内、ご自分のサイトの案内、コンク
ールの案内、おすすめサイト、展覧会レポートなどなんでも、書式自由。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(9/13)
・録画しておいた「鳥人間コンテスト2002」を見る。ここ数年は録画し忘れて
いるが、最初の頃からテープはとってあるはずだ。好きなのは「滑空機部門」
だ。優勝した機体は400メートルを超えて飛んだ。じつに美しいスタイルだ。
変わったデザインで注目の武蔵工大機は、飛び出したもののすぐに尻から落下
してばらばらになった。吉本の芸人も挑戦したが9メートルで落下した。派手
な破壊シーンも多い。「人力ヘリコプター部門」は難関だ。模型でさえ飛ばす
のが難しい。まして人を乗せるのでは。飛ぶことさえできず跳躍台上でこわれ
てしまうのもあった。「人力プロペラ機部門」は東工大機が6200メートル余を
飛んだ。なぜ人力ヒコーキにこうも惹かれるんだろう。家族にはなんでそんな
ものにトあきれられるが、どうにもとまらない。こどもの頃遊んだタイガーロ
ケッティ(知っている人いるかなあ)やモータープレーン、バルサでつくって
釣り竿を使って飛ばしたグライダーの影響なんだろうと思う。 (柴田)
・読書犬ハニー号 ネタに困っている。毎日1冊なんて無理だワン。
http://allabout.co.jp/diary/virtualbeauty/
・役所や銀行、ほかの雑用のために、ママチャリに乗る。隣の駅程度の距離な
のと、止まるたびに、いちいちチェーンや裾プロテクトまいたり、荷物を荷台
にくくりつけるのが面倒だったため。やっぱり変な自転車だったと感じる。マ
マチャリでも特に悪い自転車だったのかもしれない。ハンドルとサドルが近す
ぎてどうやっても前傾姿勢にならないし、フラットバーハンドルでもなかった。
足の自由がきかず、すぐに膝が痛くなる。ホイール径も小さいし、漕いでも漕
いでも前に進まないように感じる。ママチャリだからサドルは安定せず、始終
上下する。エネルギーがペダルに伝わらず分散されていくのがわかる。よくこ
んなの乗っていたよなぁ。そりゃ自転車乗るの嫌なはずだ。そういや街乗りで
MTBに乗る人がいるけどママチャリ以上に体力いりそうな気が。(hammer.mule)
・「ベンチャー失敗の法則」をプレゼント。詳細は1152号。
・「ウェブサイト制作のワークフローと基礎技術」も。詳細は1151号。
・「図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003」「レイアウトス
タイルブック」のプレゼント詳細は1158号(今日の号)。
・「写真を楽しむ生活」をよろしく! http://dgcr.com/photo/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
アシスト 島田敬子
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
広告の御相談はこちらまで
★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Pubzine<http://www.pubzine.com/>、Macky!<http://macky.nifty.com/>、
melma!<http://www.melma.com/>、めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
LUNDI<http://lundi.jp/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、
posbee<http://www.posbee.com/>、のシステムを利用して配信しています。
★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/>
Copyright(C), 1998-2002 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
オールディーズに浸る
十河 進
───────────────────────────────────
●ベンチャーズとビートルズがヒットしていた時代
1965年の春だった。中学二年に進級した僕は、「中二コース」という学習研究
社が発行していた月刊誌を読んでいた。そこには、小説も載っていて、その中
で主人公が友人から「ベンチャーズとビートルズ、どっちが好きだ」と問いか
けられるシーンがあった。
今では信じられないことだろうが、かつてベンチャーズとビートルズが同列に
語られていた時代があったのだ。いや、一般的にはベンチャーズの方が圧倒的
に人気があった。
その頃、日本のヒットチャートではベンチャーズの「十番街の殺人」がトップ
だったし、「パイプライン」「ダイヤモンドヘッド」「ウォーク・ドント・ラ
ン」「キャラバン」などベンチャーズのヒット曲は目白押しだった。
音楽評論家の渋谷陽一のエッセイや松村雄策の小説「苺畑の午前五時」、最近
出たRCサクセションの仲井戸麗一の本などを読むと、必ず「当時、ビートルズ、
ビートルズと騒いでいたのはクラスにひとりくらいのものだった」と書いてあ
る。確かに誰もがビートルズに熱中していたわけではない。
1965年。僕は中学二年生になりバスケットボール部の練習だけに明け暮れる単
細胞少年だった。しかし、中学二年のクラス替えで児玉クンという音楽好きの
優等生と一緒になったことから、洋楽(古い言い方です)の世界にのめり込む
ことになったのである。
児玉クンは全校に名が知れている優等生で、一年生の時の全試験を一位から三
位までで通していた。当時、中間試験も期末試験も150位までの名前が廊下に
張り出されたのだ。一学年は400人くらいいたから、そこで常に三位以内とい
うのはなかなか凄いことだった。
その児玉クンと初めて話をした時、彼が相当な音楽通だとわかった。おまけに
彼はマンドリンを上手に弾いた。それに話しぶりでは彼は自分でよくレコード
を買っているらしかった。僕はそれまで自分でレコードを買ったことはなかっ
たし、第一、我が家にはレコードをかける装置が何もなかったのだ。
いや、兄が電蓄を持ってはいたが、それは絶対に触らせてもらえなかった。兄
は橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」やビリー・ヴォーン楽団の「真珠貝
の歌」などのドーナツ盤をかけていた。僕はお下がりのトランジスタラジオで
ヒットパレードを聴くしかなかったのである。
その頃の僕のお気に入りは、ベンチャーズとビーチボーイズだった。ビートル
ズはきちんと聴いたことはなかった。もしかしたらスリーファンキーズが日本
語版「抱きしめたい」を歌っていたのを聴いたくらいだったかもしれない。
その他、コニー・フランシスやパット・ブーンといったスクエアな歌手をよく
聴いていた。当時はカンツォーネも流行っていて、ボビー・ソロやミーナなど
もよくかかっていた。それらの曲は日本でも森山加代子などがカバーして歌い、
歌謡曲並みにヒットしていた。
「天使にラブソングを…」(1992年)のテーマ曲のように使われていた「アイ
・ウィル・フォロー・ヒム」をヒットさせたリトル・ペギー・マーチもお気に
入りだった。何しろ彼女はこの曲が1963年4月27日の週のビルボード誌で一位
になった時、13歳だったのだ。僕とほとんど違わない。
●トレモロ・グリッサンド奏法の擬音
ビートルズ体験を題材にした物語は数多いが、ベンチャーズ体験をメインにし
た物語を読んだのは「青春デンデケデケデケ」が最初である。これは河出書房
の文藝賞を取り、そのまま直木賞を受賞してしまった。新人賞の受賞作がその
まま直木賞を取るには、よほど作品の評価が高くなくては無理だ。
僕が持っている「青春デンデケデケデケ」の初版本の奥付を見ると1991年1月
16日の発行になっている。ということは、文藝賞を受賞していろいろ評判にな
ったのは1990年の秋のことになる。
「青春デンデケデケデケ」の評判を聞いて僕は気になった。作者は僕の二歳上
で同じ香川県出身。小説の登場人物たちは讃岐弁を話し、それに標準語の翻訳
が入る仕掛けが話題になっていたからだ。僕は厳しい読者だった。僕も同じよ
うな体験をしているし、讃岐弁がわかるのである。
僕は最初から多くの違和感を感じたものだった。まず、タイトル。「デンデケ
デケデケ」は作者の造語だが、これはベンチャーズの「パイプライン」の中の
奏法のひとつ、トレモロ・グリッサンド奏法(と作者は書いている)の音を表
現した擬音である。
僕らもそのエレキギターの音にシビレたものだが、決して「デンデケデケデケ
~」とは聞こえなかった。僕らはエレキギターのネックを高音側フレットから
指を滑らせてかき鳴らす真似をしながら、その音を「テケテケテケテケテケ~」
と表現した。
ちなみに僕は、その頃「パイプライン」を油田から伸びる輸送用のパイプだと
思っていた。何でそんなものをタイトルにするのだろうと不思議だったが、そ
れがサーフィン用語だと知るのはずっとずっと後のことだ。
1965年には「サーフィン」という言葉も一般的ではなく、せいぜい「波乗り」
だったし、その波乗り自体もどんなことをするのか具体的に説明できる人間は
(少なくとも僕の周囲では)皆無だった。
そして、讃岐弁である。小説の各章にはロックの詞で英語のフレーズがたてら
れているが、同時に讃岐弁の翻訳が付いている。こんな具合だ。
It's like thunder, lightnin'! ──Eddie Floyd;《Knock On Wood》
雷(どんどろ)はんじゃ、稲妻じゃ!
しかし、僕の知る讃岐弁では「雷」を「どんどろはん」などとは絶対に言わな
い。その章に出てくる「へんど(こじき)」とか「けっこいなあ(きれいです
ね)」などの言葉は僕も頻繁に使用していたけれど、「あんじゃるい(気味が
悪い)」などとは言ったことがない。
しかし、主人公の生息地が観音寺だと判明したので僕は納得した。現在の香川
県、かつての讃岐でも東讃と西讃では言葉が異なる。僕は高松市で育ったが、
僕の先祖になるらしい十河一族は東讃を支配していた。戦国時代を生き延び、
豊臣秀吉の時代までは領主だったが世継ぎを失って滅んだ。
かつて十河城があったという土地は、現在はほんの少し高台になっているだけ
だが、その場所と観音寺は香川県の東と西の両端に近く、距離も相当離れてい
る。それだけ離れていれば、多少、言葉が違うことは有り得るだろう。
●揺れる手持ちカメラのリズムが何かを醸し出す
物語は、1965年3月28日の昼下がりから始まる。昼寝している時にラジオから
流れてきたベンチャーズの「パイプライン」のデンデケデケデケ~の音に雷に
打たれたようになった主人公は、エレキギターを買ってバンドを始めようと決
意する。
「青春デンデケデケデケ」は人生の一時期、奇跡のように訪れる牧歌的な時代
の始まりから終わりまでを描いた幸福な物語だ。バンド仲間を集める話はまる
で「七人の侍」のようだし、個性的なキャラクターひとりひとりに様々なエピ
ソードがある。
青春物語だから、もちろん片想いがあり失恋がある。ロックをやると集まった
のに、ドラムス担当のメンバーが片想いした相手が三田明のファンだと知ると、
彼らは節を屈して「美しい十代」まで演奏する。周囲の大人たちは理解があり、
最後はバンドのコンサートでクライマックスになる。二度と戻らない輝ける日
々を、あくまで明るく描いている。
そんな物語を映画化(1992年/135分)した大林監督は絶妙なテクニックを使
った。数台の16ミリキャメラを使用し、手持ち撮影を主体にしてめまぐるしい
ほどのカット割りを行ったのだ。ひとつのセリフを喋っている時にさえ、2、3
カットに割ったりする。基本的なカット割りは1シーン3カットと言われるが、
1セリフ3カットには驚いた。
通常、2時間の映画は600~700カットで構成される。長回しで有名だった相米
慎二監督の「セーラー服と機関銃」(1981/130分)は本人から直接聞いたの
だが、100カットほどしかない。逆にカット数の多いことで知られる岡本喜八
監督の作品は、これも本人から直接聞いたのだが2時間で1200~1500カットに
なるという。
「青春デンデケデケデケ」の場合は上映時間135分、もしかしたら2000カット
くらいあるかもしれない。僕は最初、あまりのめまぐるしさに「ここでカット
を割る必要がどこにあるのだ!」とフンガイしたが、8ミリムービーのように
撮影された、常に揺らいでいる画面がいつの間にか青春の不安定さのようなも
のを漂わせ始めるのだ。
それは、まるでドキュメンタリー・ムービーだ。揺らぐキャメラワークは登場
人物たちの心情さえ映し出す。教師役の岸辺一徳は宴会中に神戸一郎の「銀座
九丁目は水の上」を歌い踊りながら倒れて死んでしまうのだが、その時の岸辺
一徳の切なさのようなものが手持ちキャメラの揺らめきと共に伝わってくる。
原作では前半で急死してしまうこの教師が、映画では妙に印象的だ。「日本以
外の国のもんが何でもよう見えた時期が、わしにもあったんじゃ」と言うこの
英語教師は、原作ではまったく触れられていないが、同じ職場の女教師を見る
視線で、妻子持ちの教師が独身の女教師へ寄せる想いを想像させた。そういう
意味で、映画は原作を越えたものを描き出している。
もちろん、映画は懐かしい曲に溢れている。ベンチャーズはもちろん、ビート
ルズ、アニマルズの「朝日の当たる家」、コニー・フランシスの「ボーイハン
ト」から黛ジュンの「恋のハレルヤ」や橋幸夫の「チェッ・チェッ・チェッ」
までが流れる。
ちなみに僕は積極的な同級生の女の子に誘われて主人公が海水浴にいくシーン
に流れるコニー・フランシスの「ボーイハント」(「渚のデイト」だったかな)
を一緒になって歌っていた。
【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。何度か読者メールをいただいた英語得意ライターの工藤明子さん
の新刊「誰も教えてくれない日本一ぜいたくな18パターンの英会話」
http://kanpo.net/movenglish/
が出るそうです。映画のセリフ満載の英会話本だとか。「買ったその日にジョ
ークが言える!」らしいので、僕も気になってます。
ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/
フォトテクニックWebSite
http://www.genkosha.co.jp/pt/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■金曜ノラネコ便
地上波デジタルに備えて今から悩む
須貝 弦
───────────────────────────────────
テレビって意外と寿命が長くて、途中で修理するようなことはあっても、15年
くらいはふつうに使えてしまう。そんなテレビだが、2011年に地上波デジタル
化がされるあたりで転機を迎える。
誰が望んでいるのかわからない地上波デジタルだが、デジタル化されれば今の
アナログのテレビでは番組は受信できず、デジタル放送用のチューナーを買う
か、テレビを買い替えるかしなくてはいけない。たとえば今テレビを買ったら、
2011年にはおそらく現役だと思われる。したがってデジタル放送の受信のため
に、チューナーを買うことになるだろう。
しかし、チューナーを買ってデジタル放送を見るということは、テレビ本体は
「モニター」としてしか機能しないということになると思われる。アナログ自
体から持っていたビデオデッキでテレビ番組を録画するときも、外部入力経由
になってしまうだろう。それってナニゲに面倒。
すでに我が家のテレビ環境は、BSアナログチューナーをビデオデッキ側ではな
くテレビ側に内蔵しているが故に、NHK-BSの録画は面倒だ。外部入力経由でや
らなくてはいけないし、BSの電源は落とせないし、BS-1録画中にはBS-2は見ら
れないしで、これが意外と不便なのだ。
そう考えると、やっぱり2011年にはテレビ環境を一新するのが妥当なようだ。
実は自分の部屋用にテレビが欲しいのだが、冒頭に書いたようにテレビって15
年くらいは使えるから、2011年に買い換えとわかっていると、もったいなくて
買う気がしない。かといって、3年も使えば壊れるとウワサの某社の格安品な
ど買えないし。
それよりも何よりも、リビングのテレビが今壊れたらブルーだなぁ。寿命が定
められたものを買うなんて、ケチな私には受け入れがたい。
いちばん良いのは、ケーブルテレビを引き込んでしまうことか。でも今住んで
いるところにはケーブルテレビは引き込めないぞ。ケーブルテレビのために実
家ごと引っ越すか? そんなことはしないよなぁ。もちろん、自分だけ引っ越
すのはアリだが。
何よりも心配しているのは、地上波デジタル化が遅れること。すでに遅れ気味
だが、結局いつまでもアナログが混在することになると、いったいいつがテレ
ビおよびその周辺の買い替え時なのかが、わからなくなってしまう。そうなっ
たら、もうテレビは捨てるかな……そんなふうに思う一方で「いや、CSを契約
して来年はツール・ド・フランスを見なくては!」と思ったりもする。
果たしてスガイはテレビを買えるのか! いやそれよりも、地上波デジタルは
本当に全国で実用化されるのだろうか!?
■今週のURL「結構長持ちするもんです」
http://www.macforest.com/dgcr/026.html
【すがい・げん】sugai@macforest.com
そうは言っても、ほとんどテレビを見ない暮らしをしている。嫌いな番組はテ
レビ朝日に集中しており「はぐれ刑事純情派」「ニュースステーション」はと
くに嫌い。たまに家族がチャンネルを合わせていると、やたらと機嫌が悪い。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新刊案内&プレゼント
図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003
レイアウトスタイルブック2002-2003
http://www.wgn.co.jp/dtpw/
───────────────────────────────────
デジクリ読者の皆さん、こんにちは。DTPWORLD編集部の小木昌樹です。今日は
8月30日に発売された別冊『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002
-2003』と、9月10日に発売された別冊『レイアウトスタイルブック2002-2003』
をご紹介させていただきます。
『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003』は、近年注目され
ているカラーマネージメントをテーマにした別冊です。本書は「色と印刷の基
礎知識」「カラーマネージメントの基礎知識」「OSとアプリケーションの設定」
「入出力デバイスの設定」「カラーマネージメントワークフローの構築」の5
章で構成されていて、カラーマネージメントの基礎知識から実践、応用までを
図解でわかりやすく解説しました。クライアント、デザイナー・オペレーター、
そして製版・印刷関係者まで、印刷物制作に携わるすべての人にお読みいただ
ける内容となっています。
毎年好評を得ている『レイアウトスタイルブック』の最新版となる「2002-
2003」では、女性誌、スポーツ、カタログ・情報誌、ヤング&サブカルチャー、
メンズマガジン、ファッション誌、ホビー&ライフ、アート&デザイン、コン
ピュータ、タウン誌、ノンジャンル、ポスター&フライヤーの12カテゴリー、
102紙誌、294点のレイアウトを掲載。巻末には各誌の編集長やアートディレク
ターが語るデザインレイアウトのポイントを収録しています。デザインを発注
するクライアント、そして受注するデザイナー・オペレーターにおススメです。
両誌とも全国書店およびコンピュータショップで好評発売中。シゴトに役立つ
DTPWORLD別冊を是非ともお買い求めください。
『図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003』
A4変型判/168ページ/定価:2,500円(税込)
『レイアウトスタイルブック2002-2003』
A4変型判/176ページ/定価:2,500円(税込)
●ワークスコーポレーションから、それぞれ3冊ずつ読者プレゼント。
ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナーから応募してください。締め切り
は、10月1日14時。発送をもって発表に代えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/ 図解カラーマネージメント実践ルールブック
http://www.dgcr.com/present/index3.html レイアウトスタイルブック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
デジハリ神戸 スペシャルイベント開催
http://www.dh-kobe.net/event/
───────────────────────────────────
日時 9月15日(日)第一部 15:00~/第二部 17:00~
場所 デジハリ神戸校 神戸市中央区加納町4-3-5 御幸三宮ビル4F
費用 無料(要予約) 定員50名
「Web3D専攻 2002年1月生 卒業作品発表会+VFX専攻 2002年4月生 中間作品発
表会」と、「SIGGRAPH2002 最新レポート~世界最先端技術・VFX・3DCG・Web
3D一挙大公開!~」の二部構成。Web3Dの分野を中心に、最新の情報をレポー
トする。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■原稿、情報募集
姉妹紙「写真を楽しむ生活」にふさわしいコラムや情報を募集します。
コラム:2500字程度(じつはあまり気にしていません)写真に関係するものな
ら、内容は自由です。
情報:写真展の案内、新刊書籍・雑誌の案内、ご自分のサイトの案内、コンク
ールの案内、おすすめサイト、展覧会レポートなどなんでも、書式自由。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(9/13)
・録画しておいた「鳥人間コンテスト2002」を見る。ここ数年は録画し忘れて
いるが、最初の頃からテープはとってあるはずだ。好きなのは「滑空機部門」
だ。優勝した機体は400メートルを超えて飛んだ。じつに美しいスタイルだ。
変わったデザインで注目の武蔵工大機は、飛び出したもののすぐに尻から落下
してばらばらになった。吉本の芸人も挑戦したが9メートルで落下した。派手
な破壊シーンも多い。「人力ヘリコプター部門」は難関だ。模型でさえ飛ばす
のが難しい。まして人を乗せるのでは。飛ぶことさえできず跳躍台上でこわれ
てしまうのもあった。「人力プロペラ機部門」は東工大機が6200メートル余を
飛んだ。なぜ人力ヒコーキにこうも惹かれるんだろう。家族にはなんでそんな
ものにトあきれられるが、どうにもとまらない。こどもの頃遊んだタイガーロ
ケッティ(知っている人いるかなあ)やモータープレーン、バルサでつくって
釣り竿を使って飛ばしたグライダーの影響なんだろうと思う。 (柴田)
・読書犬ハニー号 ネタに困っている。毎日1冊なんて無理だワン。
http://allabout.co.jp/diary/virtualbeauty/
・役所や銀行、ほかの雑用のために、ママチャリに乗る。隣の駅程度の距離な
のと、止まるたびに、いちいちチェーンや裾プロテクトまいたり、荷物を荷台
にくくりつけるのが面倒だったため。やっぱり変な自転車だったと感じる。マ
マチャリでも特に悪い自転車だったのかもしれない。ハンドルとサドルが近す
ぎてどうやっても前傾姿勢にならないし、フラットバーハンドルでもなかった。
足の自由がきかず、すぐに膝が痛くなる。ホイール径も小さいし、漕いでも漕
いでも前に進まないように感じる。ママチャリだからサドルは安定せず、始終
上下する。エネルギーがペダルに伝わらず分散されていくのがわかる。よくこ
んなの乗っていたよなぁ。そりゃ自転車乗るの嫌なはずだ。そういや街乗りで
MTBに乗る人がいるけどママチャリ以上に体力いりそうな気が。(hammer.mule)
・「ベンチャー失敗の法則」をプレゼント。詳細は1152号。
・「ウェブサイト制作のワークフローと基礎技術」も。詳細は1151号。
・「図解カラーマネージメント実践ルールブック2002-2003」「レイアウトス
タイルブック」のプレゼント詳細は1158号(今日の号)。
・「写真を楽しむ生活」をよろしく! http://dgcr.com/photo/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
アシスト 島田敬子
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
広告の御相談はこちらまで
★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Pubzine<http://www.pubzine.com/>、Macky!<http://macky.nifty.com/>、
melma!<http://www.melma.com/>、めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
LUNDI<http://lundi.jp/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、
posbee<http://www.posbee.com/>、のシステムを利用して配信しています。
★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/>
Copyright(C), 1998-2002 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■