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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1210 2002/12/02.Mon発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21138部
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<「エイリアス」で仕事をするという状況>
■KNNエンパワーメントコラム
ゲイツが夢見る”次世代リビングPC”の夢
神田敏晶
■HipWeb! [volume.06]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
グッバイ・アンド・ハロー(From a Title of an Album of Tim Buckley)
Jules Yoshiyuki Tajima
■新刊案内
Web Site Design vol.6 技術評論社刊
Web Designing 12月号 毎日コミュニケーションズ刊
■新製品案内
インストラクター必携のDTP学習指導教材が誕生
■セミナー案内
Mac OS Xチャレンジセミナー~OS X+InDesignで停滞ムードをぶっとばせ!
■KNNエンパワーメントコラム
ゲイツが夢見る”次世代リビングPC”の夢
神田敏晶
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KNN神田です。
日本に戻りました。
先週のデジクリでは、Segwayの話題だけでしたが、今週は来年のPC業界のトレ
ンドとなりそうなテクノロジーをご紹介したいと思います。
現在、日本では「タブレットPC」がプロモーションされていますが、一体誰が
使うのかターゲットが、今ひとつはっきりしていません。ノートブックが欲し
い人には、キーボードが必須だし、ペン入力端末であれば、もっと小さなPDA
の方がいいしバッテリーも長持ちします。
液晶画面がひっくりかえる部分でいうと、対面型のプレゼンテーションには使
えるのかもしれません。すると事業部に一台あればいいのかなあって感じがし
ます。画面をタッチするためにどうしても液晶の輝度が気になったりして、せ
っかくのインタフェースがいきないように感じていました。しかもノートPCよ
りも割高…。これでは誰も買いません(泣)。
そこで今回COMDEXで発披露となったのが、「スマートディスプレイ」です。
「スマートディスプレイ」は、外見上は「タブレットPC」に非常に酷似してい
ますが、大きな違いは、「スマートディスプレイ」がPC本体をワイヤレスでコ
ントロールするディスプレイ型デバイスである点なのです。ワイヤレスで届く
PCの画面を持ち歩ける点がとても魅力的な製品なのです。価格も1000ドル前後
で、タブレットPCの約1/2の価格です。
似ている製品としては、ソニーの「エアボード」がありますが、「エアボード」
があくまでも単体ワイヤレス製品であるのに対して、「スマートディスプレイ」
は、液晶ブラウザ搭載型ペン入力方式リモコンというカテゴリーといえるでし
ょう。そのあたりの製品ゾーンが非常にユニークであるとボクは思うのです。
そう、あくまでもPCのリモコンなんですね。おそらく、この発想ははじめてで
はないでしょうか? しかし、液晶モニタがあるし、ペンで入力できるので、
ノートPCと変わりがありません。また、家庭内でもオフィスでも、机にしばら
れることなく、コタツや会議室など、どこにでも移動ができるのです。しかも
それは別のPCではなく、自分の机においてあるPCそのものなのです。
PCをリモコンで操作というよりも「エイリアス」で仕事をするという状況でし
ょう。近い将来これが発展してくると、ネットワークで自宅のPCを画面を見な
がら操作するという「マルチメディア型テルネット」という使い方ができるの
です。
ひょっとすると、日本においてあるPCを、米国で操作するということも今後は
ネットワーク上で提供できるかもしれませんね。すると日本のDVDをアメリカ
で見たり、その逆も可能になり、リージョンコードなどの概念が古くなってい
くことでしょう。
さらに今回、マイクロソフトは、WindowsXPの「メディアセンターエディショ
ン」という何度も挑戦してきては敗退してきたリビングルームPCに再度挑戦を
行います。本当にゲイツ氏はリビングルーム・キングの座をあきらめません。
http://www.microsoft.com/windowsxp/mediacenter/evaluation/tours/default.asp
かつてWebTVやMicrosoftTVなどといろいろ挑戦してはきましたが、市場を制覇
することができませんでした。今度はWindowsXPの別エディションとして、ハ
ードと共に販売する計画なのですが、ハードと共に進出する発想がすでに失敗
をしていると感じるのです。今回はすでにHPが「メディアセンターPC」の発売
を発表していますが、わざわざそんなPCを誰も買いません。
しかし、マイクロソフトもそのあたりはよくわかっており、まずは専用PCで市
場のアーリーアダプター(最初に飛びつく人たち)の様子をノーリスクで伺い
ながら、ゆっくりとデスクトップPCをテレビと結び付けようという戦略が垣間
見ることができます。
http://h30015.www3.hp.com/mediaPC/
今回の「スマートディスプレイ」と「メディアセンターPC」は、ご多分にもれ
ずマイクロソフトの失敗史の新たなページを築くことにはなりますが、新しい
ブラウズ型リモートコントロールの概念とXPのOSが、デジタルハブ構想にコミ
ットしてきたことにより、そろそろ失敗史をイノベーション史に変えるフェイ
ズに近づいてきたような気がしました。
テレビやインターネット、そしてPCとデバイスの特性でメディア・コンテンツ
を区分けする時代ではなく、ブラウズする場所やデバイスの違いだけで、すべ
てのメディア・コンテンツにアクセスするのはハードディスクやネットワーク
に統合されていく課程を象徴していると感じるのでした。
テレビが完全デジタルTV化をめざす前に、放送という仕組み自身が、ネットワ
ーク系に凌駕されるような気がする今日この頃でした。
このあたりの傾向は、今週の東京ビッグサイトでお話しますね!
今週の水曜日!STREAMING MEDIA ASIA 2002で特別講演いたします!
【タイトル】SM特別講演SM1-3
「今が旬!世界のストリーミングコンテンツ・ビジネスレビュー」
KandaNewsNetwork,Inc.神田敏晶
http://www.idg.co.jp/expo/smj/
http://www.idg.co.jp/expo/iw/forum_all.html#sm_key
【日時】12月4日(水)17:00-17:50
【場所】東京ビッグサイト(東京国際展示場)
【料金】無料
KandaNewsNetwork,Inc. http://www.knn.com/
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
45-14 Oyama-cho,Shibuya,Tokyo,Japan151-0065
Phone81-3-5465-6555 Fax81-3-5478-8719
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■HipWeb! [volume.06]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
グッバイ・アンド・ハロー(From a Title of an Album of Tim Buckley)
Jules Yoshiyuki Tajima
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前回、「Webサイト構築の仕事でInformation Architectになりたいのですが…」
という相談者とのやり取りのほんの一部を抜粋し、ここに書かせていただいた
わけだが…。前回の話をきっかけに、自分自身の中で再燃したような感じで、
ちょっとばかり思うところがあったので、今回はそれを少し。
相談者とサヨナラをし、席を後にして自分の部屋に帰る道すがら、僕は今回の
相談の趣旨に何かしらの刺激を受けたかっこうで、自身の中でイメージをして
いたInformation Architectという存在と照らし合わせて、思いつくままに考
えを巡らせていた。
“思いつくまま”ということだったので、最初のうちはとりとめのない事柄を
何となくあれこれ、という感じだったのだが、そのうちにやや焦点が定まって
*きたような*感覚を帯びてきたこともあった。2つほど挙げると、次のような
事柄についてだった。
1.彼女が持参してきたあのカリキュラム表。あれは、一つ一つの分野に対する
造詣は確かに浅い面はあるかもしれないけれど、あれだけの幅を学んでいく
ということは、情報をデザインしていく素養の下地にはなるのだろうから、
悪いことではないのだろう。Webデザイナというのが一時はファッション誌
などにもとりあげられ、虚構めいた表面に目が奪われがちな人たちの輩出の
きっかけになったり、そのような人たちを当て込んだ媒体や学校が乱立し、
結果、デザインという行為に対し見た目優先の傾向が強まり、偏った認識が
植え付いたたままWebメディアの製作関係の門をたたいても、それはそれで
まかり通ってしまい、就職出来たり個人として仕事を得ることも少なくない。
その類のことを思えば、下地程度とはいえ素養の断片があるということは、
携わっていく本人の行く末、ひいてはWebメディアの安直さ加減を助長する
ような風潮がはびこらないためにも、良い面を持ち合わせているのではとも
思える。ただし、ユーザがどこかのサイトにアクセスして、そこにある動き
だとか美的な面にふれて、本当に楽しめたり良い意味での気持ちの揺さぶり
などを覚えることが出来るのならば、計算づくめでのインフォメーション・
アーキテクチャやウェブ・ユーザビリティで武装をし、まるでそれ*だけ*が
誇張されたような素っ気ないサイトよりも魅力的で、ユーザあってのという
意味においては、存在価値もあるだろうという面なども踏まえたうえでだが。
2.だけど…Webメディアの世界ということに限れば、この先一体どれくらいの
需要があるのだろうか? Information Architectという職種に。だいたい、
Webメディアの製作に必要とされるInformation Architectっていう区分けも、
未だ曖昧なような気もするし。必要とする製作会社とそうではないところと
いうようなことも、製作会社の規模や得意とする方向性によっては専門的な
立場の人間の需要性という意味合いで、今後は更に出てくるかもしれないし。
それに、Information Architectという名の下で携わるというか与えられる
仕事の範囲や矛先も、各製作会社によって異なる様相は現在でもあるわけで。
それらの観点からすると、そのてのスクールで情報のデザインを学んだから
といっても、程良いスタンスでWebメディアに関わりを持っていける人数は
決して多くはないのだろうなぁと、ちょっとばかり悲観的な想いも頭をかす
める。
と、まあ、主に前掲したような事柄を考えながら、家路に向かったわけなのだ
けれど…。
でも、ただ単にこれだけでは、愚痴混じりの感想の類であったり、全くの他人
事であったり、ということで終わってしまいかねないが、前掲の1.と2.のそれ
ぞれについては、歩きながら考えていくうちに後述するようなことなども頭の
中に思い浮かべていた。
1.についての続きは1-1.とし、2.については2-1.というふうに分け、ちょっと
だけだが演繹っぽい進め方で記述をしていくことにしてみる。
1-1.一部のWebデザイナを例えての偏った認識という面は、一見するとアカデ
ミックな装いの教育を受けた人たち、ここでは情報デザインを学んでいる
人たちだが、そういう人たちにとっても決して無関係な傾向とは言えない。
知識が足枷になり、知識の枠にとらわれて発想の自由度が低下したりとか、
浮かんだ発想と自身が持ち得ている範囲内での知識とを照らし合わせて、
それが理に適っていないと途端に自信が失せてしまうということもある。
なので、一概に知識があればそれでOkというわけでもなかったりする面が
ある。とくに、その時点で持ち得ている知識の範囲内というのを物差しに
してしまうような兆候は、今後も十分に留意するべき問題だと思われる。
まあ本来であれば、知識を如何に発想に活用していけるか、それも知識が
足枷とならずにという類のセルフコントロールが先ず出来ることこそが、
Information Architectを名乗っていく上においては必要不可欠なことの
はずだと思うし、Information Architectに限らず、Webメディアにおける
製作の関係者(デザイナやプログラマやプランナ、それに、マーケッタや
ストラテジストやプロデューサ等など)には最低限必要な知恵なのでは?
とも思う。この辺の事柄は、実に歯がゆいものではあるのだけれど、その
まま放って置いたままではけっこうヤバイんじゃないだろうか。
2-1.歯がゆい…かぁ。なにゆえに歯がゆいのか? おそらく、その一つとして、
知識欲が旺盛になると、その反面現実との隔たりがクローズアップされて
くるからなのかもしれない。つまり、知識に目を奪われると、実際現場で
やっていることが妙に阿保らしく思えてしまうこととか、そんな感じだ。
とくに、僕が見せてもらったようなカリキュラムを真面目にこなしてきた
Information Architect候補の人たちが、現存するWeb製作関係の会社に入
ろうものなら、そのポジションの曖昧さを痛感することも大いに有り得る。
なぜなら、(僕が知る限りにおいての)Information Architectの仕事は、
クライアントとの折衝よりも先に、仲間内との間に横たわる情報デザイン
ということに対する認識のズレを、どのように埋めていけるのかといった
コミュニケーションスキルが必要とされる場面に遭遇することも、既存の
Web製作会社やプロジェクト周辺では多々あるからだ。理想を言うならば、
仲間内にも情報デザインに対しての興味や認識があり、各パートへのいち
スペシャリストとしてか、Webサイト製作の工程全般に目を配るゼネラリ
ストとして迎え入れられれば、それほど余計な苦労も伴わないのだが…。
だけど現実は現実だ。今後は前述したように、Web製作に携わる各々が、
情報のデザイン、またはその専門家とコミット出来ることの必要性は高く
なっていくだろうが、それが急速にというわけではないことも考慮しなけ
ればならないだろう。このような背景事情があることを前提に、そこいら
あたりについての対処や対策に通じる心得が、情報デザイン系のスクール
ではどのように位置づけられているのだろう? カリキュラム中に明確に
存在しなくとも、このようなことを肝に銘じさせてくれるティーチングを
視野にいれた講師の方とか、浮世離れし過ぎていないプロフェッサーが、
果たしてどれくらいいるのだろうか? こういうことへのケアが、前述の
2.の問題にも関係してくるのだし、また、1-1.で言及した、先ずはセルフ
コントロールということとも密接に関わってくると思う。まっ、きちんと
した仕様書とか、プロジェクトごとに係わる契約書の効力で仕切るとかと
いう方法もあるのだけれど、あまりに縛りのキツイ書面での効力ばかりに
頼っていると、どこかで風穴があくというか、出来上がりの体裁に目先が
いき過ぎてしまい、魅力が欠けるということなども少なくないだろうし…。
こんなふうな具合に、家路に向かって歩きながらのふとした手合いの考え事は
続いていった。
正直言うと、こういう類のことは、相談事云々以前からも最近は考える頻度が
増していた。そして、考えを重ねていくにつれ、なんだか気が滅入ってしまい、
鬱に拍車がかかっていく感覚になることも少なくない。
それに、こういうことに考えをおよばせてみたところで、即何かの役に立つと
いったわけでもない場合がほとんどなわけだから、人によっては“下手な考え
休むに似たり”という類だな、と受け取られるかもしれないわけで。
確かに、“下手な考え~”ということも世の中にはけっこうあるかもしれない。
だけど、情報のデザインに向き合っていくということには、無駄な時間や寄り
道が排除された、スマートで *おあつらえ向き* なやり方というのは、そうそ
う存在しないのではないかと思っている。具体的な案件を目の前にして、情報
のデザインに介在する目的や問題に対し、効率的且つ効果的などといったふう
な、ケース・バイ・ケースに沿った丁度いい具合に当てはまる解決策が、具体
的な手順でもって示されているマニュアルや参考書などはないだろう。
大切なのは、具体的な案件に関わる以前、つまり、普段から身の回りの情報の
行方を切り貼りしていくといった、プリコラージュのようなデザインを積み重
ねていくことではないのだろうか。それが、いざという時に助けになる知恵や、
知恵の類である選択眼や反射的な決断力などを養っていくことに通じてくるの
だろうし。そして、プリコラージュ的な発想の積み重ねから得られるものが、
科学的な思考による方法論や実際の作業にも幅や奥行きをもたらしてくれるだ
ろう、とも。
<!--------------------------------------------------------------------
今回は、かなりラフなままという感じで本文は終わりましたが、前掲した1.や
2. あと1-1.とか2-1.に関係してくることについては、来年このコーナーで、
あくまでも僕自身の体験を踏まえて、時に直接的に、また、時には間接的にと
いうスタンスで記していくつもりでいます。その伏線として、意識的に尻切れ
とんぼのような感じでやってみたのが、今回のってわけです。
お得な情報がすっきりまとまった体裁で掲載されているのを好む方には、全然
モノ足らないと思いますが、僕もお得な情報 *だけ* を欲するという人や考え
方とかは好きではないので、まあ、今回のはそういう意味からも、生意気なよ
うですがある種のメッセージを少しは込められたかなと思っています。
これは、僕なりの“グッバイ・アンド・ハロー”ってつもりです。ハローは、
プリコラージュのような趣のデザイン指向に、グッバイは…まあ言わずもがな、
というか、本文やこのコメントなどでその点にはふれていますので。ちなみに、
今回のタイトルは、20数年前に28歳という若さで他界したティム・バックリィ
という、僕が敬愛している才能溢れるロックアーティストの2stアルバム名を
使わせていただきました。
さて、今年ももう1ヶ月をきってしまったわけですよね。僕は今回ので、デジ
クリへの今年の掲載はラストになる予定です(来週、再来週は神崎詞音さんの
「NAKED SHORT STORY」になります。)。なので、ちょっと早いですが、みな
さん、良いお年を。
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【Jules Yoshiyuki Tajima / Web Media Product Manager】
・My favorite artist「Blankey Jet City」の楽曲の寸評。fanの一人として。
『Red Guitar and the Truth』&『BANG!』☆今回リストアップしたこれらは、
Blankey Jet Cityの1stアルバム(『Red Guitar and the Truth』)と2stアル
バム(『BANG!』)。2つのアルバムとも、楽曲自体に潜んでいるスピード感や
ある種のスリルといったものは甲乙つけがたいのだが、アルバムとして聴くと
断然2stのほうがBlankeyの魅力が出ている。で、これは何故なのかというと、
個人的にはプロデューサの違いがモロに出た良い例だろうと思っている。2st
からは土屋昌巳氏がプロデュースをしており、氏のアーティストの持っている
才を引き出すセンスと、Blankeyが本来持っていたコアが上手くミックスし、
まさに生み出されていったのだろう。もしも、土屋昌巳氏が、2st以降数枚の
アルバムにプロデューサとして関与していなかったならば…少なくとも僕は今
持っている印象とはまったく違った印象を、Blankey Jet Cityというバンドに
抱いていたことだろう。論より証拠ということで、興味がある方には是非聴き
比べて欲しいと思う。このように、プロデューサの違いによってモノの出来栄
えに差が生じるというのは、決して音楽だけではなくWebや他の媒体でも共通
していると思うのだが、普通はこのようにアーティストという素材が一緒で、
なおかつ双方のリリースの時期(この場合は、1stが出てから2stの制作に取り
掛かるまでの期間が非常に短いというほうが正確かもしれない。)に間がない
ものの対比を、公に見聞出来る機会というのは意外と少ないと思われる。それ
だけに、この2つのアルバムを聴き比べることは、上述したプロデューサの違
いの表れという意味で、聴く人や聴き方によっては、たとえ音楽の専門分野を
目指していない人にでも、色々と勉強のしがいがある材料になり得るだろう。
・My Web Page(ネット上でふと目に留まった記事へのメモ的趣のコメント等)
A cheap net watch by ordinary man Jules
http://home.att.ne.jp/sun/jules/nonsnob/
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■新刊案内&プレゼント
Web Site Design vol.6 技術評論社刊
http://www.gihyo.co.jp/magazines/wsd
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<編集担当より>
意外なことにご好評をいただいている「Web Site Design」。第6号がやっとで
きあがりました。今回の第一特集は「作り手の自由? 使い手の自由!」。ひ
とつめには疑問符、ふたつめには感嘆符、がポイントです。副題に「人とウェ
ブのやりとりのデザイン」とあるとおり、テーマはインタラクションデザイン
です。ユーザー中心のインタラクションをどう実現するか、です。
さらに、次のような特集もあります。
・第二特集 色の“はたらき”事典
~機能的な配色がわかる「色づかい」リファレンス~
・第三特集 ユーザー・ニーズからの情報設計
どれもこれも一見地味だけど、ウェブデザインの肝とでもいうべき
話題です。ぜひご覧ください。
技術評論社刊 本体1380円+税
B5判・192ページ ISBN4-7741-1624-6
●「Web Site Design vol.6」を技術評論社から読者2名様にプレゼント。
ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナーから応募してください。締め切り
は、12月16日14時。発送をもって発表に代えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/index9.html
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■新刊案内
Web Designing 12月号 毎日コミュニケーションズ刊
http://book.mycom.co.jp/wd/
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<編集部より>
編集部の山下です。すっかり遅くなってしまいましたが、11月18日に発売され
た12月号の内容を紹介させていただきます。ちなみに表紙は黄色系です。
●CD-ROM収録「WD白地図データ【世界の国と地域】」
9月号と10月号のCD-ROMに収録した、全国の市区町村別白地図データに続き、
(諸事情により11月号は飛ばして)今月号には世界地図のベクターデータを収
録しました。使用権フリーです。商用コンテンツにもご自由にご利用ください。
日本地図を収録した時点で、多くの読者の方から「世界地図も用意してほしい」
というリクエストをいただいていました(ご意見ありがとうございました)。
かなり実用性の高いデータですので、ぜひお手元に。ちなみに地図はガル図法
です。
●特集1「ピクセルグラフィックのロジック&テクニック」
Webサイトのメニューなどで使われるナビゲーション用の画像は、どうしても
サイズが小さくなってしまうため、視認性を高めつつ、機能が示す内容を記号
化して表示する場合も多いものです。特集1では、その記号化の際の思考方法
や、小さな画像の作例、そしてドット絵の制作技術について解説しました。個
人的には、ドット絵の記事の充実ぶりと、ゲームデザイナーの遠藤雅伸さんに
コラムを寄稿していただいたこと、そしてそのコラムのページにゼビウスの画
面写真を多数掲載できたことが嬉しかったりします。Webとはあまり関係ない
ですけど。
●特集2「セキュリティ対策、万全ですか?」
データの漏えい、サーバへの攻撃、クライアントマシンのウィルス対策につい
て、その仕組みや防御方法を図解で解説。サーバの運営を始めようとしている
方だけでなく、Web制作に携わるすべての方に、ぜひ知っておいていただきた
い基礎知識をまとめました。
その他にスクリプト系の連載として、「PHPでいこう!」ではPHPで動的にPDF
を書き出す方法を解説。「CGIリ・デザインプロジェクト」ではBBSを作りなが
ら条件分岐について解説しています。その他の連載記事などについては下記の
URLからご確認いただけます。あと、編集スタッフ募集中です。
http://book.mycom.co.jp/wd/
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■新製品案内
インストラクター必携のDTP学習指導教材が誕生
http://www.multi-bits.com/
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「DTP検定公式ガイドブック」をはじめとする教育書籍を発行するオラリオよ
り、豊富な画像・ムービー・素材・解説により、DTP関連授業の指導を完全に
サポートするDTP学習指導用プレゼンテーション教材「Perfect Navi-Kit II
for Instruction」が発売される(12月中旬発売予定、予価248000円)。
このキットは(1)「インストラクション・ガイド」(上・下巻、全400頁)
(2)1000頁を超える解説PDFや約150本のムービー、実習用サンプルデータ収
録した「CD-ROM」(3枚組)(3)刷版や製版フィルムなど素材の実物を満載し
た「体験学習素材セット」による構成。各種のカリキュラム例も用意されてい
るので、これがあれば実践的な授業をすぐに始めることができる。教育機関に
おけるDTP関連の授業をはじめ、印刷会社・出版社の教育研修やパンフレット
制作セミナーなど、あらゆるDTPカリキュラムで活用できる内容になっている。
教育機関向けにアカデミーパックの販売を行うほか、通信販売では「Multi-
Bits」(ミスミ)で先行予約キャンペーンを11月末より実施中。
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■セミナー案内
Mac OS Xチャレンジセミナー~OS X+InDesignで停滞ムードをぶっとばせ!~
http://www.multi-bits.com/osxchallenge/challenge1-1.html
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来春発売のMacにはOS Xしか乗りません。進化の止まった古いOSでの運用は、
競争力をそぎ落とします。新しいマシンを導入すれば、当然OS Xでの制作が待
っています。戦うならば前進あるのみ。OS Xでの運用ノウハウ、投資効率につ
いてMulti-Bitsは『OS Xチャレンジ』で検証しています。その成果をセミナー
で発表いたします。
日時:12月6日(金) 13:30と16:00スタートの2回(約2時間)
場所: アップルコンピュータ・セミナールーム(新宿区初台・東京オペラシ
ティー48階)
定員: 各回65名(定員になり次第締切)
受講料:無料 (以上主催者情報)
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■編集後記(12/02)
・カウント数15527557、昨日は10852カウント、今日は3527カウント(午前10
時現在)というすごい数字が並ぶのは、CG関係者で有名なStudio MOMOである。
昨日から19回目のオンライン展覧会「もも展」が始まった。規定のスタイルで
投稿すれば誰でも参加できる、じつに公平で開かれた展覧会だ。審査も賞もな
いが、参加することに意義があるというわけで、CG界ではメジャーな作家から
CGビギナーまで、序列なく登録順に同じサイズで作品が並ぶ。応募の締切は9
日(月)の23時59分、展示は今年いっぱい行われる。CG美少女ガイドのわたし
としては(笑わない!)、毎回この展覧会から新しい作家をスカウトしてサイ
トにリンクしていくのが仕事。新人がすばらしい作品をつくっているのを見る
のは楽しいが、なかにはトホホなのもあり、どっと疲れます。 (柴田)
・もも展 http://www.3dcg.ne.jp/~momo/
・後記ネタ。急がなくてもいいと思うものは、忙しくて書けない時のためにス
トックしてある。金曜日に紹介した「LIFT」は公開終了だって。11月中だった
のかなぁ。ウー。もう一度見ておけば良かった。4話のラストにも続くって出
てたから、いつかは続きが公開されるかと思っていたのに。以前もザバダック
の「にじ・そら・ほし・せかい」を紹介したけど、紹介してすぐにアクセスし
た人しか見られなかったんだよなぁ。/蛍原写真館。住吉大社と自宅部屋がい
いっす。蛍の原、いい名前だなぁと今になって気付く。 (hammer.mule)
http://www.zabadak.net/signal/menu.html にじ・そら~試聴できます
http://www.ameagari.net/ 雨上がりサイトにはまだバナーが。蛍原写真館
http://www.mapfan.com/musen/ 無線スポット検索。デジクリでもしたかった
<応募受付中のプレゼント>
ノート=ウドム・テーパニット著 白石昇訳書「エロ本」1197、1207号。
一週間でマスターするAdobe Photoshop Elements 2.0 1204号。
一週間でマスターする デジカメの達人POWER+ for Windows 1204号。
Painterキャラクターデザインブック 1206号。
Web Site Design vol.6 本日号。
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発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク 濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
アソシエーツ 神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com>
アシスト 島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com>
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