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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1213 2002/12/05.Thu発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21120部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<まずは敵状視察だ!>
■Powerbook Publishing Project ~ (34)
思わぬところで日本再発見!
8月サンタ
■デジクリトーク
ということでデザイン・フェスタvol.16行ってきた!!
山下三由希 武田みさ
■イベント案内
Breakステーションギャラリー 多様な表現による3つの展開(第2部)
新しい文化創造プログラム「ワードフライデイ」
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1213 2002/12/05.Thu発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 21120部
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<まずは敵状視察だ!>
■Powerbook Publishing Project ~ (34)
思わぬところで日本再発見!
8月サンタ
■デジクリトーク
ということでデザイン・フェスタvol.16行ってきた!!
山下三由希 武田みさ
■イベント案内
Breakステーションギャラリー 多様な表現による3つの展開(第2部)
新しい文化創造プログラム「ワードフライデイ」
■Powerbook Publishing Project ~ (34)
思わぬところで日本再発見!
8月サンタ
───────────────────────────────────
●今週はWebサイトの話
今回は観光Webサイト「日本漫遊」を、その制作者と共にご紹介したいと思う。
まずは一見していただきたい。
・日本漫遊 "RIVEN MANYOU"
http://www.e-japannavi.com/
日本観光といっても、これは中国語圏の人向けのサイトである。
●今まさに伸びている市場
現在、日本を観光で訪れる中国系のひとは年間約150万人(2年前のデータで)、
その大半を台湾人と香港人が占める。特に台湾人の比率は50%以上だという。
だが台湾人、香港人ともに観光来日者数は横ばいであり、代わりに現在は全体
の一割程度である大陸からの旅行者が、毎年20%ずつ、急速に数を増やしてい
るという。
この「日本漫遊」というサイトの目的は明快である。日本では、どこの旅行代
理店に行ってもフルカラーの美しいパンフレットが用意され、本屋へ行けば豊
富な種類のガイドブックがあるが、あちらではそうではない。中国でも台湾で
も、旅行に行く前は申し訳程度の白黒の紙が渡されるくらいで、具体的に旅先
をイメージさせるようなものはもらえない。
だから、写真入りの美しいページを印刷して、パンフレット代わりに使うこと
が大人気なのだという。もちろん台湾も香港も、韓国ほどではないにせよ、ブ
ロードバンド先進国であり、アクティブなユーザー数は増える一方である。中
国は、現在まだ9割がダイヤルアップと言われるが、ご存じの通りスケールが
違う。インターネットユーザーは毎年一千万人ずつ増加しており、5年後には
2億5千万人に達するとの予測がある。
それだけの客に対し、コンテンツが全くの未整備なのだという。このサイトが
開設されたのは昨年だが、ネイティブな中国人による、中国人のための実用的
なサイトはごく少なく、日本観光にいたっては未だに、皆無に近いという。
だから、この「日本漫遊」は今中国系の "Yahoo!" 4サイトで、日本観光では
coolマーク付きのトップを維持しているという。訪問者数は開設以来、毎月一
割から三割の間で伸び続けている。
●すごいのは内容だ
だが、今回ご紹介した理由は広大なマーケットの話をするためではない。この
サイトの内容が素晴らしいからである。幸いにも日本人は漢字が読めるため、
何となくわかるのが助かるけれど、それ以上にこのサイトは使いやすい。「日
本観光」という漠然としたテーマをとても巧く編集して、徹底的に使えるガイ
ドとして作り上げられている。
特にこの「交通手段」、鉄道の紹介ページを見て欲しい。
・「交通手段」のページ
http://www.e-japannavi.com/trans/
すべて現物の写真入り、このような小さいけれど具体的な写真が、初めて日本
を訪れる人にどんなに役立つことだろう。そして一番驚嘆したのは地下鉄ガイ
ドである。
・「東京の地下鉄案内」のページ
http://www.e-japannavi.com/trans/t_tokyo2.html
たとえば「銀座線」という部分をクリックして欲しい。路線まるごとの地図が
ポップアップする。私が知っているどの東京の地下鉄ガイドサイトよりもわか
りやすい。これはセンスの問題である。しかし、その徹底していること、驚い
てしまう。
●制作スタッフは三人
このサイトはたったの三人で制作されている。中でも日本各所を実際に泊まっ
て歩いて取材、全ての写真を撮影、記事を書いているのが北京出身の石川さん
である。イシカワさんではない。石・川と書いてセキ・センさんと読む。
石さんは40歳は越えていると聞くがとてもそうは見えない。180cmの長身で、
くの字に曲がった眉が印象的な、スリムでハンサムで落ち着いた人である。彼
の会社は大阪の不動産会社が出資するベンチャーであり、初台のインキュベー
タ向けのビルにオフィスがある。また北京にも事務所があり、大阪と東京と北
京と全国各地の取材先を回る、日々多忙な人である。
私、8月サンタの会社のオーナーは、中国やフィリピンから石材を輸入してい
る輸入会社である。その社長が私の仕事を横から見ていて、「そういえばパソ
コンにとても詳しい知り合いがいるよ」と、紹介してくれたのが石さんだった。
その石材会社が96年に、中国で石材の展示会を行った際、通訳とコーディネー
タをつとめたのが石さんだったのだ。
北京市長の日本語通訳を務めていたこともあり、コシノ・ジュンコさんの北京
でのショーのコーディネータも担当したという。社長の話によると、何事もコ
ネ社会の中国のなかでも、恐ろしく顔が利く人であり、たとえば当時中国内で
石材を運ぶトラックの調達に苦労したとき、石さんがなにやら話すと、軍隊の
車がやってきて運んでくれたという。
そのときに同行した社員曰く「石材を積んで、北京郊外の荒れた道路を走る、
揺れるトラックの中、4時間、ずっとノートパソコンを抱え、一心不乱に何か
打ち込んでいた」らしい。「本当にパソコンの虫なんだね」と、ほとほと感心
したそうだ。
実際会わせてもらった石さんは、静かだがエネルギッシュで、とても話が早い
人だった。この石さんが取材と営業担当、他に事務所にDTP・Webの制作担当の
スタッフが二人、これで「日本漫遊」と、中国語サイトの制作などの業務をこ
なしている。
●VAIO+サイバーショットで日本中を回る
「日本漫遊」の収益源の一つに、ホテル予約システムによるマージンがある。
このサイトのホテルの予約ページで、中国語でフォームに記入し送信すると、
なんと日本語の予約メールとして、日本のホテルに送信される。この翻訳送信
システムのおかげで、「旅窓」などと同じ感覚で日本のホテルの集客につなげ
ているのである。
今、石さんは各地のホテルを取材がてら、営業して回っている。今はホテル側
も集客に必死だから、この便利なシステムのおかげで、断られることはあまり
ないそうだ。もちろん、営業前の段階で、石さんによるチェックが入る。せっ
かくサイトで紹介しても、はるばる日本に来た客が不快な思いをしたら意味が
ないからだ。
うちの事務所に現れた石さんは手慣れた様子でVAIOノートとサイバーショット
を取り出した。「日本漫遊」の中で、プロに発注しているのはイラストだけで、
画像は全て石さん自身がデジカメで撮りためたものだ。すでに社内に万の単位
でストックしてあり、まだまだ増やしていくという。だから特にソニーファン
というわけではなく、バッテリの持ちがよく明るいレンズのサイバーショット
を使っているという。それでも、常時バッテリは三個持ち歩いているそうだが。
この組み合わせで、日本中を取材、営業して回っている。この記事が掲載され
ている日は、冬の北海道で海鮮三昧のはずである(笑)
普段から、街を歩くときには、「こんな場所を中国の観光客に紹介したい」と
思える場所を探している。石さん自身が店で食べ、値段が手頃で、美味しいと
感じたら店と交渉して掲載させてもらう。だからいろんな飲食店に恐ろしく詳
しい。私も自分の事務所に近い六本木で、安くて美味しい、私の年代でも気軽
に入れるような天ぷら屋さんを紹介してもらった。
というか、家族と同居グルメOL向けの日本のガイドがひどすぎるのだ。中国の
人に天ぷら屋を紹介してもらうというのはちょっと悲しいけど、本当に安くて
美味しい飲食店の情報は、外国人の方が強いものだ。大久保の某店も、原宿の
餃子屋も、目立って外国人が増えてきた。いったいどこで調べてくるんだと思
うほどだ。
石さんが言うことは、数年前にネットベンチャーの人が皆口を揃えて言ってい
たことと同じである。「ナンバー1で無ければ意味がないね。だから、最低で
も5日に一回は更新するし、この分野でまだまだずっとコンテンツを増やして、
絶対にナンバー1を取るつもりです」石さんの仕事を見ていると、それは現実
にうまくいくだろうと思う。今後も単にhtmlだけのコンテンツでなく、どんど
ん変えていくという。
●興味のある人はどうぞ
石さんの会社は基本的に中国語翻訳に強いので、大阪の某公的施設のサイトの
中国語版制作や、某大学の中国向けコンテンツを手がけてもいる。非常に多忙
だが気さくな方なので、興味のある方は問い合わせて見て欲しい。
ケイ・エス・ネットサービス株式会社
http://www.ks-netservice.co.jp/top.html
info@ks-netservice.co.jp
実は最近中国づいていて、今週はこれまたマニアックにすごい中国のネット達
人にお会いする予定である。こういうのは続きますね。
【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する34歳 santa@londontown.to
・今年もあと二回を残すのみとなりました。次週はファイルメーカー企画予定。
あと一息、がんばりましょう。今週の曲はシーナ・イーストンの「世界中のク
リスマス」。
・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/
・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi
・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/
▼「MacWIRE Express」もよろしく。最新iBook購入記です。
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0211/26/nj00_digicre.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリトーク
ということでデザイン・フェスタvol.16行ってきた!!
山下三由希 武田みさ
───────────────────────────────────
「DESIGN FESTA」とは国・性別・年齢・ジャンルを問わずクリエイティブであ
る事を目指す人なら誰でも参加できる、作品の展示や発表、販売等ができるイ
ベントだ。半年に一度の割り合いで、東京ビックサイトで開催されている。畳
1~2畳くらいのスペースを借り、その小さいスペースに色んな工夫をこらして
みんな自分の作品をアピールする。あるのは端から端までオリジナル作品(絶
対条件)のみ!
詳しくは
http://www.designfesta.com/
この由緒正しいイベントに、内容を全く知らない山下は軽い気持ちで相棒・武
田に、一緒に出展してみないかと持ち掛けた。「面白そうやん~」と武田のOK
が出たところで二人は出展する事に! とりあえず次回のフェスタに出展する
として(今回出展するには日にちももう間近で、申込みもとっくに終わってい
たので)11月23日・24日の2日にわたって開催された16回目のイベントに、右
も左も全く分かっていない二人で「まずは敵状視察だ!」と、DESIGN FESTA
VOL.16をスパイ(?)しに東京ビックサイトへ訪れた時のお話である。
●武田みさ的デザイン・フェスタvol.16!!
想像以上のイベントだった。こんなに熱いとは! それに広い! 野外&屋内
ライブや映像なども見ず、かなり足早に見た、それでも約5時間かかった。
ここで数字データを書いてみる。クリエイター達4500人。ブースは1300。屋内
面積11520平方メートル。江戸間にしておおよそ7438畳分、京間だと約6316畳…。
なんと広い…。そして、その中に『燃える』クリエイター&作品がひしめきあ
っていたのだ。みな気迫・迫力を感じとれ、表現方法も想像以上だ。いや、知
らなかったなんて恐ろしいことだね自分。
インクジェットプリンタ出力の絵はがき(レベルはかなり高いよ)から、果て
は高さ2m以上ありそうなガチャポン(景品のプラスチックケースは直径30cmほ
ど)あり、笑いあり食い物あり和太鼓あり、お洋服からアクセサリーetc…。
それらが全部オリジナルだっていうんだから。世の中には実に個性があふれて
いるんだ。感嘆、感心、感激の嵐だ。
……ようし、次回には山下と私、出展者だぞ!
魅力的なことに参加資格はとくになく、オリジナル作品を出せさえすればジャ
ンルを問わず誰でも出展者になれるのだ。そう、私もあなたもその気になりさ
えすれば参加できるのだ。でも覚悟はいるよね。はっきり言って不安だ。展示
する作品のあてもなく、はたして実行可能なのか。季節がひとつ進む期間しか
ないというのに。
~北川かりんさんに会ったよ!~
会場に到着してすぐ、かりんさんを探した。かりんさんに会うのは私のこのフ
ェスタでの目的でもあった。作者のかりんさんは感じのいい女性だった。この
女性がパワフルなロボぐるみを造り上げたのかと思うと驚いてしまう。そのロ
ボぐるみは実によくできていた。おへそあり、スネ毛ありで楽しめた。かりん
さんにも、ロボぐるみにも会えてよかった。
●山下三由希の視点寄りデザイン・フェスタvol.16
「何でもありやなぁ」
会場を一歩進んだ私達の口からついて出た最初の言葉がコレだった。入場口か
ら一番近いCブースから見始める。辺りは「モノを作りたいぞー! 作ったぞ
ー!」というクリエイター達のパワーが充満していて、足を踏み入れて1分も
経たないというのに二人とも熱気にあてられてフラフラだった。
ライトな気分で大阪から東京までやってきた二人は、まずいかにこのイベント
を自分達は舐めてかかっていたのかを思い知る。私は所詮フリーマーケットに
ケが生えたくらいのものとしか思っていなかったし、相棒は逆に芸術家の少し
敷き居の高い雰囲気の集まりを想像していたと言っていた。
しかし、実際はカジュアルな雰囲気で出展者の皆さんは気さくな方が多く、作
品の完成度は想像していたよりずっと高かった。ジャンルはイラスト、アート、
映像、アイドル、ファッション、キャラクター、音楽、食品(レストランさえ
も出展ブースだった!)、その他もろもろ。時には何がなんだかわからないけ
ど「オリジナルです!」という主張のようなものさえあったし、いろんな人が
コラボレートしてできている作品もたくさんあった。
ともかくもン~の凄い数の作品に出会い(時には購入し)最後のブースに辿り
着いた時はもう終了時間ギリギリで、クタクタに疲れた。そしてヘコむ。今日
出展した人達は皆かなり真剣だ。そして「モノを創る」という熱気でビックサ
イトをギッチリと埋め尽くす程パワフルだ。
私はまがりなりにもクリエイターと呼ばれる職業に就いているのに、最近こん
なに一生懸命モノを創ったという事があっただろうか……何かもう勝負せずし
て敗北した気になってしまった。だがしかし、メゲてばかりはいられない。次
回 VOL.17まで後半年弱。気分を新たにして、次回はきっと出展だ!!
●……そして【最後に】
長々と読んでいただきありがとうございました。私達の冒険!?いかがでした
か。はじめてのデザイン・フェスタ体験を前に、「たぶん2人とも全然別のこ
と感じるんやろなー」っていうのが発端で、じゃあ感想個別に書いてみる?
…となったのでした。文章については「ど」素人の2人。かっこいいのなんて
書けっこないのはわかりきっているので、素直に楽しんで書かせていただきま
した(文章の完成度はともかく)。臨場感が伝わればうれしいですね! また
お目にかかかることができれば幸いです。
【武田みさ】misa@wn.31rsm.ne.jp
Illustratorでイラストを描くことを愛す、フリーランス歴約1年のWEBデザイナ
ー。今年はイラストでせめる!…のか?
http://wn.31rsm.ne.jp/~misa/
【山下三由希】gin_zz@gin.or.jp
Webデザイナー@只今修行中。派遣中心にお仕事しています。暇があればセミナ
ーに出向く日々。大阪の読者の皆さんとは何処かでお会いしてるかもしれない
ですね♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
Breakステーションギャラリー
コンピュータグラフィックス-多様な表現による3つの展開(第2部)
http://www.gia.ne.jp/break_web/ueno/st_gallery/
http://www.digitalimage.org/
───────────────────────────────────
会期:開催中~25日(水)11:00~19:30(平日)
10:00~18:30(土・日・祝)最終日は18:00まで
会場 上野駅「Breakステーションギャラリー」(ガレリア2階回廊)入場無料
展示作家:多賀泰孝・武藤 修・松林あつし・岡部タカノブ・伊東宣哉・石川
浩二・大賀葉子・喜多見 康
主催:東日本旅客鉄道株式会社、ディジタル・イメージ
内容:各自1台づつのプラズマディスプレイ(計8台)を使用して、複数の作品
をスライドショーで展示する。8通りのクリスマスのイメージが楽しめる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
新しい文化創造プログラム「ワードフライデイ」
http://www.word-shiseido.net/scripts/schedule/sch01000.asp?m=200301
───────────────────────────────────
東京銀座資生堂ビル9階「ワード資生堂」では毎週金曜19:00より、聴いて考え
る、話して感じるカルチャープログラム「ワードフライデイ」を開催中。
会場:ワード資生堂9F
参加費:ワードメンバーズ2000円、非会員2500円
【1月】
●1/10「り」:領域を超え、螺旋を通過し、Y字路に至る…と、そこは?
横尾忠則(美術家)
●1/17「る」:ルージュより胸の血潮は真っ赤っ赤?レディース格闘技
葉青(作家)×豊田真奈美(女子プロレスラー)
●1/24「れ」:例をあげれば道理も踊る?
木坂涼(詩人)×アーサー・ビナード(詩人)
●1/31「ろ」:ロマンを母に、技術を父に。ロボットはどこへ行く?
松井龍哉(ロボットデザイナー)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(12/5)
・早くも年末。今年後半は家にこもってチマチマと仕事していたことが多く、
スケジュールチェックカレンダーも手帳もきれいなもんだ。カレンダーの1日
毎のマスには「デジクリ」と「写真を楽しむ生活」の号数が書かれていて、あ
とは展覧会スケジュールや町会イベントのメモ程度しかない。手帳にいたって
はまだ新品みたいである。でも、そろそろ2003年版を入手しなければならない
タイミングだ。A4のスケジュールチェックカレンダーは、結局100円ショップ
のものが一番使いやすかった。手帳はここんとこずっと能率手帳だ。2週間見
開きで非常に見やすい。だがカレンダー部分がどうにも違和感がある。月曜日
スタートなのだ。わたしは日曜日スタートでないとダメなのだ。おだやかな日
和の今日の散歩コースは、100円ショップと書店にキマリ。 (柴田)
・少し前に書いた中野裕之氏の取材は、本誌でも紹介した「BroadStar」関係。
そちらのメルマガとWebサイト上に掲載予定で、それぞれ違う内容。良かった
ら見てください。実は記事にできなかった部分が一番面白かったりして。オイ。
それから、伊藤有壱氏の取材も。クレイアニメ「ニャッキ!」や「ばざーるで
ござーる」のアニメーション部分、宇多田ヒカルのミュージッククリップなど、
紹介されればされるほど、あの作品もこの人が、と。ワークショップにも参加
したんだけど、たった3秒のクレイアニメを作るのに1時間以上かかり、頭の芯
が痛くなった。きっと普段使わない部分を使ったんだろうね。簡単なものでこ
れだから、伊藤氏の仕事のことを考えると気が遠くなる。でもひさびさに触っ
た粘土は楽しかったぁ。2月にもiMedioさんでワークショップがあるらしいの
で、行きそびれた人はぜひ。奥様も素敵な人だったぁ。書きたいこといっぱい。
まつむらさんが伊藤氏をデジクリに誘ってくれはりました(私は言い出せなか
ったヘタレです…)。何らかの形で登場してくださるって! (hammer.mule)
http://www.broadstar.jp/ iMedio BroadStar。他には真似できない中立さ
http://www.nhk-sw.co.jp/chara/knyacki_f.html 生ニャッキ!に驚喜
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/artist/saito/disc/a60664.html
http://www.i-toon.org/ 伊藤有壱氏 ↑斉藤和義の「古い話」PV
http://www.domani1.com/people/ ロドニー氏へのプレゼント映像
http://www.nhk.or.jp/digista/ デジスタの審査員でも有名
<応募受付中のプレゼント>
ノート=ウドム・テーパニット著 白石昇訳書「エロ本」1197、1207号。
一週間でマスターするAdobe Photoshop Elements 2.0 1204号。
一週間でマスターする デジカメの達人POWER+ for Windows 1204号。
Painterキャラクターデザインブック 1206号。
Web Site Design vol.6 1210号。
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発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
アシスト 島田敬子
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
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★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/>
Copyright(C), 1998-2002 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
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思わぬところで日本再発見!
8月サンタ
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●今週はWebサイトの話
今回は観光Webサイト「日本漫遊」を、その制作者と共にご紹介したいと思う。
まずは一見していただきたい。
・日本漫遊 "RIVEN MANYOU"
http://www.e-japannavi.com/
日本観光といっても、これは中国語圏の人向けのサイトである。
●今まさに伸びている市場
現在、日本を観光で訪れる中国系のひとは年間約150万人(2年前のデータで)、
その大半を台湾人と香港人が占める。特に台湾人の比率は50%以上だという。
だが台湾人、香港人ともに観光来日者数は横ばいであり、代わりに現在は全体
の一割程度である大陸からの旅行者が、毎年20%ずつ、急速に数を増やしてい
るという。
この「日本漫遊」というサイトの目的は明快である。日本では、どこの旅行代
理店に行ってもフルカラーの美しいパンフレットが用意され、本屋へ行けば豊
富な種類のガイドブックがあるが、あちらではそうではない。中国でも台湾で
も、旅行に行く前は申し訳程度の白黒の紙が渡されるくらいで、具体的に旅先
をイメージさせるようなものはもらえない。
だから、写真入りの美しいページを印刷して、パンフレット代わりに使うこと
が大人気なのだという。もちろん台湾も香港も、韓国ほどではないにせよ、ブ
ロードバンド先進国であり、アクティブなユーザー数は増える一方である。中
国は、現在まだ9割がダイヤルアップと言われるが、ご存じの通りスケールが
違う。インターネットユーザーは毎年一千万人ずつ増加しており、5年後には
2億5千万人に達するとの予測がある。
それだけの客に対し、コンテンツが全くの未整備なのだという。このサイトが
開設されたのは昨年だが、ネイティブな中国人による、中国人のための実用的
なサイトはごく少なく、日本観光にいたっては未だに、皆無に近いという。
だから、この「日本漫遊」は今中国系の "Yahoo!" 4サイトで、日本観光では
coolマーク付きのトップを維持しているという。訪問者数は開設以来、毎月一
割から三割の間で伸び続けている。
●すごいのは内容だ
だが、今回ご紹介した理由は広大なマーケットの話をするためではない。この
サイトの内容が素晴らしいからである。幸いにも日本人は漢字が読めるため、
何となくわかるのが助かるけれど、それ以上にこのサイトは使いやすい。「日
本観光」という漠然としたテーマをとても巧く編集して、徹底的に使えるガイ
ドとして作り上げられている。
特にこの「交通手段」、鉄道の紹介ページを見て欲しい。
・「交通手段」のページ
http://www.e-japannavi.com/trans/
すべて現物の写真入り、このような小さいけれど具体的な写真が、初めて日本
を訪れる人にどんなに役立つことだろう。そして一番驚嘆したのは地下鉄ガイ
ドである。
・「東京の地下鉄案内」のページ
http://www.e-japannavi.com/trans/t_tokyo2.html
たとえば「銀座線」という部分をクリックして欲しい。路線まるごとの地図が
ポップアップする。私が知っているどの東京の地下鉄ガイドサイトよりもわか
りやすい。これはセンスの問題である。しかし、その徹底していること、驚い
てしまう。
●制作スタッフは三人
このサイトはたったの三人で制作されている。中でも日本各所を実際に泊まっ
て歩いて取材、全ての写真を撮影、記事を書いているのが北京出身の石川さん
である。イシカワさんではない。石・川と書いてセキ・センさんと読む。
石さんは40歳は越えていると聞くがとてもそうは見えない。180cmの長身で、
くの字に曲がった眉が印象的な、スリムでハンサムで落ち着いた人である。彼
の会社は大阪の不動産会社が出資するベンチャーであり、初台のインキュベー
タ向けのビルにオフィスがある。また北京にも事務所があり、大阪と東京と北
京と全国各地の取材先を回る、日々多忙な人である。
私、8月サンタの会社のオーナーは、中国やフィリピンから石材を輸入してい
る輸入会社である。その社長が私の仕事を横から見ていて、「そういえばパソ
コンにとても詳しい知り合いがいるよ」と、紹介してくれたのが石さんだった。
その石材会社が96年に、中国で石材の展示会を行った際、通訳とコーディネー
タをつとめたのが石さんだったのだ。
北京市長の日本語通訳を務めていたこともあり、コシノ・ジュンコさんの北京
でのショーのコーディネータも担当したという。社長の話によると、何事もコ
ネ社会の中国のなかでも、恐ろしく顔が利く人であり、たとえば当時中国内で
石材を運ぶトラックの調達に苦労したとき、石さんがなにやら話すと、軍隊の
車がやってきて運んでくれたという。
そのときに同行した社員曰く「石材を積んで、北京郊外の荒れた道路を走る、
揺れるトラックの中、4時間、ずっとノートパソコンを抱え、一心不乱に何か
打ち込んでいた」らしい。「本当にパソコンの虫なんだね」と、ほとほと感心
したそうだ。
実際会わせてもらった石さんは、静かだがエネルギッシュで、とても話が早い
人だった。この石さんが取材と営業担当、他に事務所にDTP・Webの制作担当の
スタッフが二人、これで「日本漫遊」と、中国語サイトの制作などの業務をこ
なしている。
●VAIO+サイバーショットで日本中を回る
「日本漫遊」の収益源の一つに、ホテル予約システムによるマージンがある。
このサイトのホテルの予約ページで、中国語でフォームに記入し送信すると、
なんと日本語の予約メールとして、日本のホテルに送信される。この翻訳送信
システムのおかげで、「旅窓」などと同じ感覚で日本のホテルの集客につなげ
ているのである。
今、石さんは各地のホテルを取材がてら、営業して回っている。今はホテル側
も集客に必死だから、この便利なシステムのおかげで、断られることはあまり
ないそうだ。もちろん、営業前の段階で、石さんによるチェックが入る。せっ
かくサイトで紹介しても、はるばる日本に来た客が不快な思いをしたら意味が
ないからだ。
うちの事務所に現れた石さんは手慣れた様子でVAIOノートとサイバーショット
を取り出した。「日本漫遊」の中で、プロに発注しているのはイラストだけで、
画像は全て石さん自身がデジカメで撮りためたものだ。すでに社内に万の単位
でストックしてあり、まだまだ増やしていくという。だから特にソニーファン
というわけではなく、バッテリの持ちがよく明るいレンズのサイバーショット
を使っているという。それでも、常時バッテリは三個持ち歩いているそうだが。
この組み合わせで、日本中を取材、営業して回っている。この記事が掲載され
ている日は、冬の北海道で海鮮三昧のはずである(笑)
普段から、街を歩くときには、「こんな場所を中国の観光客に紹介したい」と
思える場所を探している。石さん自身が店で食べ、値段が手頃で、美味しいと
感じたら店と交渉して掲載させてもらう。だからいろんな飲食店に恐ろしく詳
しい。私も自分の事務所に近い六本木で、安くて美味しい、私の年代でも気軽
に入れるような天ぷら屋さんを紹介してもらった。
というか、家族と同居グルメOL向けの日本のガイドがひどすぎるのだ。中国の
人に天ぷら屋を紹介してもらうというのはちょっと悲しいけど、本当に安くて
美味しい飲食店の情報は、外国人の方が強いものだ。大久保の某店も、原宿の
餃子屋も、目立って外国人が増えてきた。いったいどこで調べてくるんだと思
うほどだ。
石さんが言うことは、数年前にネットベンチャーの人が皆口を揃えて言ってい
たことと同じである。「ナンバー1で無ければ意味がないね。だから、最低で
も5日に一回は更新するし、この分野でまだまだずっとコンテンツを増やして、
絶対にナンバー1を取るつもりです」石さんの仕事を見ていると、それは現実
にうまくいくだろうと思う。今後も単にhtmlだけのコンテンツでなく、どんど
ん変えていくという。
●興味のある人はどうぞ
石さんの会社は基本的に中国語翻訳に強いので、大阪の某公的施設のサイトの
中国語版制作や、某大学の中国向けコンテンツを手がけてもいる。非常に多忙
だが気さくな方なので、興味のある方は問い合わせて見て欲しい。
ケイ・エス・ネットサービス株式会社
http://www.ks-netservice.co.jp/top.html
info@ks-netservice.co.jp
実は最近中国づいていて、今週はこれまたマニアックにすごい中国のネット達
人にお会いする予定である。こういうのは続きますね。
【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する34歳 santa@londontown.to
・今年もあと二回を残すのみとなりました。次週はファイルメーカー企画予定。
あと一息、がんばりましょう。今週の曲はシーナ・イーストンの「世界中のク
リスマス」。
・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/
・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi
・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/
▼「MacWIRE Express」もよろしく。最新iBook購入記です。
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0211/26/nj00_digicre.html
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■デジクリトーク
ということでデザイン・フェスタvol.16行ってきた!!
山下三由希 武田みさ
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「DESIGN FESTA」とは国・性別・年齢・ジャンルを問わずクリエイティブであ
る事を目指す人なら誰でも参加できる、作品の展示や発表、販売等ができるイ
ベントだ。半年に一度の割り合いで、東京ビックサイトで開催されている。畳
1~2畳くらいのスペースを借り、その小さいスペースに色んな工夫をこらして
みんな自分の作品をアピールする。あるのは端から端までオリジナル作品(絶
対条件)のみ!
詳しくは
http://www.designfesta.com/
この由緒正しいイベントに、内容を全く知らない山下は軽い気持ちで相棒・武
田に、一緒に出展してみないかと持ち掛けた。「面白そうやん~」と武田のOK
が出たところで二人は出展する事に! とりあえず次回のフェスタに出展する
として(今回出展するには日にちももう間近で、申込みもとっくに終わってい
たので)11月23日・24日の2日にわたって開催された16回目のイベントに、右
も左も全く分かっていない二人で「まずは敵状視察だ!」と、DESIGN FESTA
VOL.16をスパイ(?)しに東京ビックサイトへ訪れた時のお話である。
●武田みさ的デザイン・フェスタvol.16!!
想像以上のイベントだった。こんなに熱いとは! それに広い! 野外&屋内
ライブや映像なども見ず、かなり足早に見た、それでも約5時間かかった。
ここで数字データを書いてみる。クリエイター達4500人。ブースは1300。屋内
面積11520平方メートル。江戸間にしておおよそ7438畳分、京間だと約6316畳…。
なんと広い…。そして、その中に『燃える』クリエイター&作品がひしめきあ
っていたのだ。みな気迫・迫力を感じとれ、表現方法も想像以上だ。いや、知
らなかったなんて恐ろしいことだね自分。
インクジェットプリンタ出力の絵はがき(レベルはかなり高いよ)から、果て
は高さ2m以上ありそうなガチャポン(景品のプラスチックケースは直径30cmほ
ど)あり、笑いあり食い物あり和太鼓あり、お洋服からアクセサリーetc…。
それらが全部オリジナルだっていうんだから。世の中には実に個性があふれて
いるんだ。感嘆、感心、感激の嵐だ。
……ようし、次回には山下と私、出展者だぞ!
魅力的なことに参加資格はとくになく、オリジナル作品を出せさえすればジャ
ンルを問わず誰でも出展者になれるのだ。そう、私もあなたもその気になりさ
えすれば参加できるのだ。でも覚悟はいるよね。はっきり言って不安だ。展示
する作品のあてもなく、はたして実行可能なのか。季節がひとつ進む期間しか
ないというのに。
~北川かりんさんに会ったよ!~
会場に到着してすぐ、かりんさんを探した。かりんさんに会うのは私のこのフ
ェスタでの目的でもあった。作者のかりんさんは感じのいい女性だった。この
女性がパワフルなロボぐるみを造り上げたのかと思うと驚いてしまう。そのロ
ボぐるみは実によくできていた。おへそあり、スネ毛ありで楽しめた。かりん
さんにも、ロボぐるみにも会えてよかった。
●山下三由希の視点寄りデザイン・フェスタvol.16
「何でもありやなぁ」
会場を一歩進んだ私達の口からついて出た最初の言葉がコレだった。入場口か
ら一番近いCブースから見始める。辺りは「モノを作りたいぞー! 作ったぞ
ー!」というクリエイター達のパワーが充満していて、足を踏み入れて1分も
経たないというのに二人とも熱気にあてられてフラフラだった。
ライトな気分で大阪から東京までやってきた二人は、まずいかにこのイベント
を自分達は舐めてかかっていたのかを思い知る。私は所詮フリーマーケットに
ケが生えたくらいのものとしか思っていなかったし、相棒は逆に芸術家の少し
敷き居の高い雰囲気の集まりを想像していたと言っていた。
しかし、実際はカジュアルな雰囲気で出展者の皆さんは気さくな方が多く、作
品の完成度は想像していたよりずっと高かった。ジャンルはイラスト、アート、
映像、アイドル、ファッション、キャラクター、音楽、食品(レストランさえ
も出展ブースだった!)、その他もろもろ。時には何がなんだかわからないけ
ど「オリジナルです!」という主張のようなものさえあったし、いろんな人が
コラボレートしてできている作品もたくさんあった。
ともかくもン~の凄い数の作品に出会い(時には購入し)最後のブースに辿り
着いた時はもう終了時間ギリギリで、クタクタに疲れた。そしてヘコむ。今日
出展した人達は皆かなり真剣だ。そして「モノを創る」という熱気でビックサ
イトをギッチリと埋め尽くす程パワフルだ。
私はまがりなりにもクリエイターと呼ばれる職業に就いているのに、最近こん
なに一生懸命モノを創ったという事があっただろうか……何かもう勝負せずし
て敗北した気になってしまった。だがしかし、メゲてばかりはいられない。次
回 VOL.17まで後半年弱。気分を新たにして、次回はきっと出展だ!!
●……そして【最後に】
長々と読んでいただきありがとうございました。私達の冒険!?いかがでした
か。はじめてのデザイン・フェスタ体験を前に、「たぶん2人とも全然別のこ
と感じるんやろなー」っていうのが発端で、じゃあ感想個別に書いてみる?
…となったのでした。文章については「ど」素人の2人。かっこいいのなんて
書けっこないのはわかりきっているので、素直に楽しんで書かせていただきま
した(文章の完成度はともかく)。臨場感が伝わればうれしいですね! また
お目にかかかることができれば幸いです。
【武田みさ】misa@wn.31rsm.ne.jp
Illustratorでイラストを描くことを愛す、フリーランス歴約1年のWEBデザイナ
ー。今年はイラストでせめる!…のか?
http://wn.31rsm.ne.jp/~misa/
【山下三由希】gin_zz@gin.or.jp
Webデザイナー@只今修行中。派遣中心にお仕事しています。暇があればセミナ
ーに出向く日々。大阪の読者の皆さんとは何処かでお会いしてるかもしれない
ですね♪
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■イベント案内
Breakステーションギャラリー
コンピュータグラフィックス-多様な表現による3つの展開(第2部)
http://www.gia.ne.jp/break_web/ueno/st_gallery/
http://www.digitalimage.org/
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会期:開催中~25日(水)11:00~19:30(平日)
10:00~18:30(土・日・祝)最終日は18:00まで
会場 上野駅「Breakステーションギャラリー」(ガレリア2階回廊)入場無料
展示作家:多賀泰孝・武藤 修・松林あつし・岡部タカノブ・伊東宣哉・石川
浩二・大賀葉子・喜多見 康
主催:東日本旅客鉄道株式会社、ディジタル・イメージ
内容:各自1台づつのプラズマディスプレイ(計8台)を使用して、複数の作品
をスライドショーで展示する。8通りのクリスマスのイメージが楽しめる。
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■イベント案内
新しい文化創造プログラム「ワードフライデイ」
http://www.word-shiseido.net/scripts/schedule/sch01000.asp?m=200301
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東京銀座資生堂ビル9階「ワード資生堂」では毎週金曜19:00より、聴いて考え
る、話して感じるカルチャープログラム「ワードフライデイ」を開催中。
会場:ワード資生堂9F
参加費:ワードメンバーズ2000円、非会員2500円
【1月】
●1/10「り」:領域を超え、螺旋を通過し、Y字路に至る…と、そこは?
横尾忠則(美術家)
●1/17「る」:ルージュより胸の血潮は真っ赤っ赤?レディース格闘技
葉青(作家)×豊田真奈美(女子プロレスラー)
●1/24「れ」:例をあげれば道理も踊る?
木坂涼(詩人)×アーサー・ビナード(詩人)
●1/31「ろ」:ロマンを母に、技術を父に。ロボットはどこへ行く?
松井龍哉(ロボットデザイナー)
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■編集後記(12/5)
・早くも年末。今年後半は家にこもってチマチマと仕事していたことが多く、
スケジュールチェックカレンダーも手帳もきれいなもんだ。カレンダーの1日
毎のマスには「デジクリ」と「写真を楽しむ生活」の号数が書かれていて、あ
とは展覧会スケジュールや町会イベントのメモ程度しかない。手帳にいたって
はまだ新品みたいである。でも、そろそろ2003年版を入手しなければならない
タイミングだ。A4のスケジュールチェックカレンダーは、結局100円ショップ
のものが一番使いやすかった。手帳はここんとこずっと能率手帳だ。2週間見
開きで非常に見やすい。だがカレンダー部分がどうにも違和感がある。月曜日
スタートなのだ。わたしは日曜日スタートでないとダメなのだ。おだやかな日
和の今日の散歩コースは、100円ショップと書店にキマリ。 (柴田)
・少し前に書いた中野裕之氏の取材は、本誌でも紹介した「BroadStar」関係。
そちらのメルマガとWebサイト上に掲載予定で、それぞれ違う内容。良かった
ら見てください。実は記事にできなかった部分が一番面白かったりして。オイ。
それから、伊藤有壱氏の取材も。クレイアニメ「ニャッキ!」や「ばざーるで
ござーる」のアニメーション部分、宇多田ヒカルのミュージッククリップなど、
紹介されればされるほど、あの作品もこの人が、と。ワークショップにも参加
したんだけど、たった3秒のクレイアニメを作るのに1時間以上かかり、頭の芯
が痛くなった。きっと普段使わない部分を使ったんだろうね。簡単なものでこ
れだから、伊藤氏の仕事のことを考えると気が遠くなる。でもひさびさに触っ
た粘土は楽しかったぁ。2月にもiMedioさんでワークショップがあるらしいの
で、行きそびれた人はぜひ。奥様も素敵な人だったぁ。書きたいこといっぱい。
まつむらさんが伊藤氏をデジクリに誘ってくれはりました(私は言い出せなか
ったヘタレです…)。何らかの形で登場してくださるって! (hammer.mule)
http://www.broadstar.jp/ iMedio BroadStar。他には真似できない中立さ
http://www.nhk-sw.co.jp/chara/knyacki_f.html 生ニャッキ!に驚喜
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/artist/saito/disc/a60664.html
http://www.i-toon.org/ 伊藤有壱氏 ↑斉藤和義の「古い話」PV
http://www.domani1.com/people/ ロドニー氏へのプレゼント映像
http://www.nhk.or.jp/digista/ デジスタの審査員でも有名
<応募受付中のプレゼント>
ノート=ウドム・テーパニット著 白石昇訳書「エロ本」1197、1207号。
一週間でマスターするAdobe Photoshop Elements 2.0 1204号。
一週間でマスターする デジカメの達人POWER+ for Windows 1204号。
Painterキャラクターデザインブック 1206号。
Web Site Design vol.6 1210号。
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発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
アシスト 島田敬子
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