[1294] デジクリ仮想編集部をつくろう(7)

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1294    2003/04/17.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21009部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

---PR-----------------------------------------------------------------
★★マウスでつかんで動かせる★★新感覚のインタラクティブ映像作成ソフト
「DRAGRI」にMac版登場!只今、リリースを記念して期間限定の特価販売を
好評実施中!!(DRAGRI:\14,800→\11,800、DRAGRI Lite:\4,980→\3,980)。
サンプルコンテンツやソフトの30日間無料ダウンロードなど詳しくは、DRAGRI
公式サイトまでぜひお越しください。⇒ http://www.dragri-fan.com/
-----------------------------------------------------------------PR---


       <日本にはまぐまぐと2ちゃんねるがある>

■Powerbook Publishing Project ~ (50)
 デジクリ仮想編集部をつくろう(7)
 まぐまぐさんにお話を聞きました(前編)
 8月サンタ

■笑わない魚 65
 解釈のアイマイな芸術用語集(二)
 永吉克之

■ブックガイド
 「DTPWORLD」5月号

■セミナー・イベント案内
 cleaner XL発表セミナー
 TAKEO PAPER SHOW 2003 「COST:VALUE」



■Powerbook Publishing Project ~ (50)
デジクリ仮想編集部をつくろう(7)
まぐまぐさんにお話を聞きました(前編)

8月サンタ
───────────────────────────────────

●今すぐ確認! 180万円を見過ごしているかも

デジクリの読者の方で、”ウィークリーまぐまぐ”を知らない人はいないだろ
う。まぐまぐを利用したメールマガジンを購読すると、付随的に送られてくる、
発行部数4,284,822部(4/16日現在)の怪物情報メールマガジンである。

そのウィークリーまぐまぐ(略してウィまぐ)で、「スピードくじ」なるイベ
ントが行われている。ウィまぐ中に掲載されているアドレスをクリックして、
出てきたページに自分のメールアドレスを入れて送信すると、おみくじのよう
にあたり・はずれが出てきて、現金をプレゼントしてくれるというものである。
毎週10万円が積み立てられ、現在ずっと当選者不在のため、繰越金が、180万
円となっている。

このくじの仕組みだが、抽選ページに自分のメールアドレスを入れて、ボタン
を押した瞬間に抽選が成される、わけではないのだ。

実は、428万部のメルマガ「まぐまぐ」が発行された時点で、その配信先のア
ドレスの中からすでに一人、当選者が選ばれている。その当選者がページにア
クセスして、自分のメールアドレスを入れ、それがまぐまぐ側のアドレスと合
致したとき、見事当選! となる。

「実は毎週毎週、あたっている人はいるんですよ。ただ、確認しに来られてい
ないので、見逃されているだけで…」

つまり、ウィークリーまぐまぐが届いているメールアドレスを持っている人は、
すでに当選しているのに、見逃している可能性がある。ウィまぐの最新号を見
て、チェックすべし!

というわけで先々週、日本のメールマガジンの総本山「株式会社まぐまぐ」に
お話を伺って来ました。この当選者が名乗り出ないスピードくじの件は、特に
皆さんにお伝えしていただければ、とお願いされたものである。

・インターネットの本屋さん まぐまぐ
http://www.mag2.com/

●日本の誇る、親しみやすいメディア

「まぐまぐ」は、日本のインターネットユーザーにとっては、すでに空気か水
のような存在だ。デジクリが創刊された5年前、ちょうど発行システムを使っ
て同報配信されるメルマガというものが、爆発的な伸びを見せる頃で、確か某
大新聞紙上のコラムでいとうせいこうさんが、新しいメディアの誕生を「恐ろ
しい」とまで書いていたのを憶えている。まだまだ世間の一般的な認知にはほ
ど遠かったけれど、凄い勢いで増えるウィークリーまぐまぐの発行部数に、利
用者は毎週興奮していた。

その後数年間、ずっとまぐまぐは配信システムの代表格として、発行者数・購
読者数を伸ばしてきた。まぐまぐが独特だったのは、これほど多くの人間と関
わり、トップのブランドでありながらも、ずっと「親しみやすく、顔が見える」
集団だったことだ。

私も個人的に、98年にインターネットを始め、確かMacFanの別冊で取り上げら
れていた「便利なサービス」の一つだった、まぐまぐにアクセス、試しにメー
ルマガジンを購読し、「これなら自分にも出来るかも」と数ヶ月後には発行を
始めたくちである。

最初からずっとまぐまぐの発行システムは独特だった。インターフェイスに、
比較するものがなかったのである。とにかく使いやすいとか使いにくいとかを
意識しないほど「シンプル」であり、規約・制限といったものはほとんどなく
て、発行者側の良識を信用していたし、発行時の「お茶でも飲みながら、お待
ち下さい」というダイアログに、一貫した、気安い人間くささを感じていた。

利用者数がふくれあがるに連れて、メールアドレスを悪用する人間などが現れ
始め、内容に関してもある種の制限をかけざるを得なくなり、いろいろとルー
ルも追加されてきたけれど、基本的にはまぐまぐはあまり変わらないように感
じる。少なくとも、キャラクターは変わらない。

余り印象に残らなくなってきたのは、私たちがネットから受け取る情報量がお
びただしく増え、相対的に目立たなくなったということがあると思う。しかし
依然として、メルマガとまぐまぐは日本の誇れるメディアである。アメリカに
BLOGがあるというなら、日本にはまぐまぐと2ちゃんねるがあるのである。

●世の中、タダのものなどない

今回、本誌・日刊デジクリの発行体制をゼロから考え直してみたときに、当た
り前だが、まぐまぐ抜きでは、何も考えることが出来ないということに気が付
いたのである。デジクリの創刊の舞台になったのもまぐまぐだし、その後の成
長を支えてもらい、今現在、デジクリの配信部数の75%以上を依存している、
中心的な配送センターがまぐまぐである。

それこそ空気か水のように考えているけれど、そのアクセスと配信を支えるシ
ステムの維持費はタダではない。世の中、タダのものなど一つもない。回線費、
サーバ構築費、管理費、事務所代… 全て誰かの負担でなりたっている。(ち
なみにもちろん、今ブロードバンドの営業広告で盛んに言われる「無料!」も
全然無料ではない。)

つまり、デジクリの編集体制が、全員のボランティアによる自前コンテンツで
成り立っていると言っても、配信システムに関しては全くの依存状態なのであ
る。これは、お金が絡まないあいだはいいかも知れないが、例えば広告を定期
的に、まとめて取って掲載していくなど、いざ他人からお金を預かっていきた
いという時には、見過ごせないリスクである。(責任ある企業の場合、今は自
社配信システムを使うことが、実際ほとんどである)

例えば今後、まぐまぐ側が「メルマガ配送のコストを、負担してくれませんか」
ともし言ってきた場合、それをすぐに断ることは、出来ない。こちらがタダで
配信してもらっている状態だからだ。タダほど高いものはない、というのは本
当に正しい言葉で、現実的にそろばんを弾いていくと、「今のところ問題ない
から、いいか」と言い続けるわけには行かない。何しろ、今回のリニューアル
は、デジクリを少しでも長く続けていくために行うものだからだ。

そしてまぐまぐは株式会社であり、私企業である。社員は京都と東京を併せて
25名と伺った。一人の社員を維持するには、給料の三倍のコストを見込まなく
てはならないと一般的に言う。例えば一人20万円の給料と考えても、年間一億
八千万円がかかるのである。今のご時世、そんなに簡単な話ではない。

だから、一度お話を聞いてみたかった。まぐまぐはこの先どうなっていくのか、
(無料のシステムはこの先変わらないのか)読者について、発行者について、
どう思っているのか、少しでも知りたいと考えた。

今回有り難いことに、ウィークリーまぐまぐの編集長浅尾さんと、スタッフの
新田さん、横尾さんにお時間をいただき、お話を伺うことが出来た。今回だけ
では入りきらないので、二回にわたってお届けする。浅尾さんは弊誌デジクリ
の、UZさんのWebプロデュースのコラムを読んで下さっていたようである。
(現在MacWireで読めます! http://www.zdnet.co.jp/macwire/

●一言半句のずれも無かった

ほとんどは浅尾編集長が話してくれた。浅尾さんはもと雑誌の編集者だという。
大人しそうで、実際話し方ものんびりしていてソフトで、最初お話ししていて、
割と必死な私のリクエストに関して、つかみ所がない風に思えたのだが、全く
の大きな誤解、間違いであった。

「まぐまぐはどうなっていくんですか」という、私の下世話で失礼な質問に対
し、「まず言えることは、メールマガジン発行者さんを、裏切ることは今後、
絶対に出来ないですよね」としみじみおっしゃった。「そして、10000部発行
のメールマガジンも、10部発行のメールマガジンも、私たちにとっては同じ、
大事なメールマガジンです」と重ねた。

メルマガ発行者、部数とも爆発していて、玉石混淆の状態とされるが、まぐま
ぐには玉と石を選別するという思考が全くない。最初、それは建前的なリップ
サービスかなといぶかったのだが、(失礼…人間が卑しく出来てるもので)二
時間余りに渡るお話の間、浅尾さんのお話は柔らかいようでいて、どんなに突
っ込んでも、「どんなメルマガでも価値は変わらない」という姿勢に、一言半
句のズレもなかった。ちょっと感動した。

「10部だろうが、10000部だろうが、全てのメルマガの価値に貴賤はなく、小
学生から老人まで、全ての人にメルマガを発行してもらいたい」というのが、
まぐまぐの信念であり、野望のようなのである。

次週、このインタビューの内容を中心に、メルマガ誌面の再販に対するまぐま
ぐの考え方、まぐクリック、プレミアムまぐまぐのお話など、メルマガ発行者
の方なら注目のお話をお伝えしたいと思う。とにかくまぐまぐさんには感謝、
感謝です!

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する34歳 santa@londontown.to
・ところで、まぐまぐにはいつも京都の、あの学生街の雰囲気を感じていた。
時々本当に、帰りたくなる。新幹線がもう少し安ければ、小さな家でも借りて、
週末は京都生活、というのをやりたいんだけれど… (贅沢だのう)
・最近はクインシー・ジョーンズを引っ張り出して聞いてます。"I'll be
good to you"とか、今聴いてもいいですね。。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/misawa/hotel.html

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

▼「MacWIRE Express」もよろしく!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■笑わない魚 65
解釈のアイマイな芸術用語集(二)

永吉克之
───────────────────────────────────
* 用語の外国語表記は英語で統一した。というのはフランス語やドイツ語独自
 の文字が表示できないなど、フォントの問題があるからである。

【リアリティ】reality

これほど定義の厄介な用語も少ない。一般的な定義としては「本物のようであ
ること」とか「現実的であること」で片づけてしまえるが、芸術用語として、
この語を不用意に用いると、あげ足とりの好きな議論屋の餌食にされてしまう。

                 ■

「リアリティ」は、必ずしも見た目の本物らしさばかりに対して使われる言葉
ではない。例えばゴッホの絵、千歩譲っても写実的とはいえないが、彼の作品
はもう彼自身、彼そのものが絵になっていて、ゴッホ自身を見ているような気
がするのである。ひまわりもはね橋も糸杉もゴッホという名で呼んでもいい。
まさに彼の真実が描き出され、リアリティのある絵になっている。

なーんて話を耳にすると、ニヒリスト達がヨダレを垂らしてサディスティック
な快感に身をよじらせながら猛然と議論をふっかけてくるのである。

「芸術における精神論を信奉している輩が、まだいるなんて信じられないね。
 そんなもの幻想だということに、なんで気づかないんだろう。愚かだね」

「幻想じゃない。実際、ゴッホの絵からは、彼のリアルな情念が伝わってくる」

「それはねえ、ゴッホの絵の分厚く激しい筆のタッチや強烈な色彩の印象に、
 彼にまつわる悲劇的なエピソードを重ね合わせて勝手に作り上げたイメージ
 なんだよ。そういう前近代的な発想は捨てろっつーの」

「芸術作品は芸術家自身の生きざまと表裏一体なんだ。孤独の中で芸術に殉じ
 たゴッホだからこそ、あれだけの絵が描けるんだ」

「ほう。じゃ贋作(ニセモノ)はどう説明するんだよ。後にゴッホの贋作だと
 鑑定された作品はたくさんあるけど、一時は専門家でも騙されるほどゴッホ
 のタッチそっくりの絵が描けるということは、ゴッホじゃなくても、ああい
 う絵は描けるということなんじゃないの? どうなんだよ、え? え?」

「まったくアンタのいう通りだ」

この会話はフィクションだが、自分で書いていて腹が立ってきた。私はこうい
う斜に構えた連中が大嫌いだ。たいしたことができないくせに口だけは達者だ
から、他人を批判し、言い負かすことで自尊心を維持しようとするのである。
私が堺市の市会議員になったら、こういう手合いは、みんな北極に流刑だ。

【シュールレアリスム】surrealism

"sur" は「超えた」という意味の接頭辞だから「超現実主義」と訳されている
が、シュールレアリストたちの主張には「現実を超えた現実主義」というニュ
アンスが込められている。つまり、これも一種のリアリズムなのである。だか
ら、へんてこりんな絵を描けばシュールレアリスムになるというものではない。

本来は、精神分析学者フロイトの夢に関する理論などに基づいて、人間の意識
下の世界をを描き出すことを目的としていた。だから、時には薬物などを使っ
て理性による抑圧から自我を解放し、隠された真の自分を表現しようとした。
そういう意味で、この発想もリアリズムといえるのである。

キリンが燃えたり、時計が溶けたり、手の平からアリがうじゃうじゃ這い出し
てきたりしていても、リアリズムといったらリアリズムなのだ。

                 ■

しかし芸術運動に限らず、宗教や政治運動でもそうだが、結成時は鉄壁の理論
武装をして、一枚岩の団結を固めていても、共鳴者が増え、おのおのが自分の
感性にフィットするように理念を解釈し始めると、いろんな派閥が生まれ、ス
トイックに基本理念に固執する原理主義者や、逆に一般大衆に受け入れられや
すいような形に理念をアレンジしてしまう大乗主義者が現れるものだ。

そして、大乗主義者の活躍のおかげで、シュールレアリスムの特徴である奇妙
なイメージをもった作品は、みーんな「シュールな作品」と呼ばれるようにな
り、フロイトも意識下の世界も、どーでもよくなってしまった。

今では、ケバい化粧にブランドものの洋服や高価な装身具で糊塗しているが、
脳細胞が14個くらいしかないような人々、徳川幕府の初代将軍は聖徳太子だと
思っている人々、いつも口を半開きにしてヘラヘラしながら、女と車の話しか
できない人々ですら「シュールやな~」という言葉が日常会話の中に出てくる
ようになった。絞め殺したいほど微笑ましい人々である。

                 ■

当初の基本理念が忘れられ、形式だけが残るというのはよくあることだ。相撲
で立行司が小刀を差しているのは、ミスジャッジをした時、自刃して責任をと
るためというのが本来の意味なのだが、私は子供のころ、あの刀は反則をした
力士を刺し殺すためのものだと勝手に思っていた。

実は、私の作品もよく「シュールですね」といわれるが、私はシュールレアリ
スムの理念には興味がない。変な絵が描きたいだけだ。どんなモチーフを使え
ば、どんなシチュエーションにすれば、変な絵になるのか、どんな本を読み、
どんなものを食べ、どこのツボを圧せば変な絵が描けるのか。日夜その研究に
余念がない。だから敢て私の理念を命名するなら「変な主義」と呼んでいただ
きたい。しかし全く芸のないネーミングだ。

参考までに、これまでの実験結果を報告しておく。ビタミンB6が多く含まれる
小麦はい芽、マグロ、玄米、レバー、バナナなどや草加せんべい、太田胃散、
どん兵衛天ぷらうどんなどを毎日摂取していると、変な絵のアイデアが油田の
ように湧いてくることが証明された。                

【訂正とお詫び】
前回の私のコラム「解釈のアイマイな芸術用語集(一)」に関して、読者から
ご指摘がありました。「モチーフ」の方が「モティーフ」より原語(仏語)の
発音に近いとのことです。腹を切ってお詫びいたします。以下は辞世の句です。

 をれはみの そもぢにさがる きりもれぬ わかれをまそふ ゆらばのほしき

ではまた次回のコラム(三)でお会いしましょう!

【永吉克之/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
デジクリの読者で、気まぐれにメールを送ってくる、兵庫県の貧乏人I.M.さん
は、ジミー大西の絵に感動して弟子になろうとしたらしいのだが、メールを書
いても返事がもらえないので、今度は私の弟子になりたいと言ってきた。ただ
し生活費はよこせ、ということなのだが、貧乏人に生活費を要求するとは言語
道断な貧乏人だ。
EPIGONE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ブックガイド
「DTPWORLD」5月号
http://www.wgn.co.jp/dtpw/
───────────────────────────────────
<編集部から>

第1特集は「素人VSプロ デザイン&テクニック対決」。前半は、雑誌・装丁・
チラシ・フライヤー・社内報・名刺の6ジャンルで、同じ素材と設定に基づき、
素人とプロが作った作品を掲載。素人の陥りやすいミスや、プロのデザインに
近付くためのコツが学べます。後半は、補正や切り抜き、トレースといったワ
ザを競い合う「テクニック対決」です。IllustratorやPhotoshopを使って、素
人とプロが課題に挑戦。一歩上のスピードとクオリティを手に入れるには、ど
うしたらよいのか。素人とプロの作業工程の違いを見れば、その答えがわかる。

第2特集は「読みやすい文字組みテクニック」。読みやすい文字組みってどう
いうこと? という疑問に答えるべく、文字組みの根本を探る特集です。フォ
ントデザイナーや組版のスペシャリストへのインタビューでは、「読みやすい
と思う」本を紹介してもらい、なぜ読みやすいのかを徹底解剖。さらに、レイ
アウトソフトでの設定をわかりやすく解説し、実践できるように紹介します。
昔ながらの活版や写植のすぐれたところを見直し、DTPでいかに生かすかをと
くとご覧ください!

ミニブックは「フォントを知る! 作る! 楽しむ!」。このタイトルが示すと
おり、現在あるフォントの由来や年表を紹介し、オリジナルフォントの制作方
法を欧文、カタカナ、記号などに分けて詳しく解説しています。作るのって難
しそうと思っている人も、これさえあれば楽しくフォントの知識が深められ、
工夫すれば日々のデザインに役立てられます。

そのほか人気連載も好調です!
「ビバ!イラストレーター」
「InDesign攻略への道」
「フォトショップ・サイバースタジオ」
記事連動データのダウンロードや編集ウラ話がアップされている本誌Webサイ
トも要チェック! 
定価1280円(税込み)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
cleaner XL発表セミナー
http://www.discreet.jp/event/cleanerXL.htm
───────────────────────────────────
・東京会場
日時:4月22日(火)13:00~15:00 16:00~18:00(同日で、2回開催)
会場:新宿アイランドホール(新宿区西新宿6-5-1)
定員:各回150名(定員となり次第締切)
受講無料
概要:cleaner XL オーバービュー、cleaner XL デモンストレーション、
cleaner XL ユーザー事例紹介、ホワイエでのcleaner XL、cleaner XLを使用
したエンコードソリューションの展示などを予定。
主催:ディスクリート(オートデスク株式会社)協力:株式会社Too
申し込み方法:サイトから
札幌・大阪会場に関しての詳細及び申込受付は、順次、下記URLなどで告知。
http://www.too.com/digitalmedia/seminar.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
TAKEO PAPER SHOW 2003 「COST:VALUE」
http://www.takeo.co.jp/html/tps03.html
───────────────────────────────────
会期:4月17日(木)~19日(土)11:00~20:00(17日は18:30まで)無休
会場:スパイラル ガーデン&ホール(港区南青山5-6-23 問い合わせTEL.03-
3292-3619)
内容:(株)竹尾が主催する、紙を素材とした作品による展覧会。1Fガーデン
のADはタナカノリユキ、キュレーターは小関学、3FホールADは木下勝弘、
「COST:VALUE」をテーマに構成する。参加クリエーターは、宇川直宏、葛西
薫、佐藤雅彦、田中秀幸、谷田一郎、永井一正、中島英樹、仲條正義、中村至
男、生意気、羽良多平吉、早川良雄、東泉一郎、ヘルムート・シュミット、松
本弦人、湯村輝彦ら国内38名(組)と国外3組。入場料無料。

●シンポジウム
4月18日(金)18:00~19:30 3Fの展示に関して木下勝弘、他数名
4月19日(土)18:00~19:30 1F参加クリエーター数名、タナカノリユキ、
小関学 参加無料。各テーマともFAX(03-3292-3667)またはe-mail
(info@takeo.co.jp)にて先着順に受付。定員(100名)になり次第締切。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(4/17)
・住民票をとったら住所が修正されていて、南区という区名がくっついていた。
そうか4月1日からこうなったのだ。由緒ある地名を葬り、味気ない記号をつけ
た役人の愚かさは永遠に語り継ぐべきだろう。配布されたガイドマップは、自
転車で散歩するときに持っていれば役に立つ。緑区や見沼区に行っては、しょ
ちゅう迷っているからだ。町名一覧をながめていると、不思議な地名もあって
なかなか楽しい。植田谷本村新田(うえたやほんむらしんでん)、円阿弥(え
んなみ)、道祖土(さいど)、鹿手袋(しかてぶくろ)、神田(じんで)、堤
外(ていがい)、西遊馬(にしあすま)、水判土(みずはた)などなど、読め
ない地名も少なくない。ロマンチックな風渡野(ふっとの)なんてのや、プラ
ザなんて創作地名(?)も。よし、週末は地図持ってサイクリングだ。(柴田)

・昨日のまつかさコラム。まつむらさんに見てもらってよかったっ。アニメー
ションときたらまつむらさんでしょう!って感じで、お誘いしたのだが、あの
コラムを読んで、やはり笠居さんにも見てもらったらよかった~、と。試写を
見たあと、まつむらさんと話したんだけど、先生と生徒の立場になっちゃって、
私のほうから話を膨らませたり、きちんとレスポンスできなくて、終始相槌を
うっているだけだったのだ。手応えがないっていうか。何もまつむらさんに返
せないから、私は楽しいんだけど、まつむらさんにとってはつまんないだろう
なぁ、私って面白くないわ~と落ち込んでいたりしたのだな、これが。で、こ
のコラムでしょ。やっぱさすがだわ。笠居さんもいらしたら、もっと面白いコ
ラムになったんだろうなぁ。デスクとしてはまずったわっ。 (hammer.mule)
http://plaza19.mbn.or.jp/~rencom/cesk02/Nova_Top.htm  これね。札幌も。
http://plaza19.mbn.or.jp/~rencom/  東京武蔵野では別作品

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa@londontown.to >

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
                        <mailto:info@dgcr.com >
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html >
広告の御相談はこちらまで   <mailto:info@dgcr.com >

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/ >、
E-Magazine<http://emaga.com/ >、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/ >、
Pubzine<http://www.pubzine.com/ >、Macky!<http://macky.nifty.com/ >、
melma!<http://www.melma.com/ >、めろんぱん<http://www.melonpan.net/ >、
LUNDI<http://lundi.jp/ >、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/ >、
posbee<http://www.posbee.com/ >、のシステムを利用して配信しています。

★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/ >
★姉妹誌「写真を楽しむ生活」もよろしく! <http://dgcr.com/photo/ >

Copyright(C), 1998-2003 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■