[1305] 休息

投稿:  著者:


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1305    2003/05/13.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20969部
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           <一瞬芸ではWeb屋ではない>

■電網悠語:Ridual開発記編(38)
 休息
 三井英樹

■投稿 尾久の招魂碑 水山昭宏

■デジクルトーク
 「SCUOLA DI FUMETTO」(ローマ字読みでどうぞ)
 Midori@ローマ

■ワークショップ・セミナー案内
 携帯向けFLASHコンテンツ制作、ちょっとだけ見せます。
  ~で、実際どうなの? 505i、夢と希望と現実と~
 ディ・ストーム『Swift 3D V.3 製品紹介セミナー』を開催

■展覧会案内
 生意気展 -uLTRAdELUXE oSAKAAAAA!!!-
 「陰翳」解体新書/黒川雅之の自己解剖

■公募案内
 2003 アジアデジタルアート大賞

■ブックガイド&プレゼント
 「Photoshop Filter Reference」ビー・エヌ・エヌ新社刊



■電網悠語:Ridual開発記編(38)
休息

三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
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仕事のやり方を見ていて、二つのタイプがあることに気がつく。ひとつは休息
をとるのが上手な人と、それが下手な人。

昔米国でゴールドラッシュが起こったとき、多くが我先に西部へ向かおうとし
た。なんでも現地集合した順に良い場所をあげるという話だったようだ。鉄道
の駅に近い所が「良い場所」を意味していたようだが、とにかくパイオニア精
神溢れる家族が大移動を開始した。

アメリカ大陸の横断である。簡単に行ける距離ではない。パイオニアの大部分
は、かなりの距離を毎日進み続けた。しかし、ある牧師家族は日曜日ごとに
「安息日」を守り、週6日しか移動しなかった。その結果、毎日進み続けた家
族は、家族本人も牛馬も疲れ果て進度が鈍り、一番良い場所を手に入れたのは、
その牧師であった。

どこまで本当かという点は置いておいて、時々思い出す話だ。毎日毎日まるで
追われるかのように仕事に就く状態の中、このまま走り続けた先には何が待っ
ているのだろうと疑問に思うことがある。若い頃であれば体力を信じて突き進
むことも可能だった。しかし、どこまで自分が持ちこたえられるかの自信が徐
々になくなって来ている。昔なら30分でやれた作業が、取り掛かるのに時間が
かかり、出来上がったモノも良く見るとタイプミスがあったりする。

Web界の大御所の一日が分かるような記事が幾つかの紙面に載る。読んでいて、
ため息が出る。朝早くから釣りに行ってから仕事にかかる方。朝日の中、釣竿
片手に川の中にたたずむ写真が、目に痛い。そうした充電がああした作品の下
地として横たわっているのか。ある人はパソコンを置いて南の島に数日間。筆
と紙でスケッチをし、モノの感触を確かめるような数日間を過ごしたようだ。

モニター、そもそも電気がなければ何も出来ない生活を続ける者には、日の昇
りとともに生活が始まり、日の暮れと共に活動が収束していく生活は、羨まし
いだけでなく、最早忘れてしまった「ほんものの生活」のように感じる。

SOHO系で頑張っている人は、常に頑張らなくてはいけない症候群にかかってい
ると聞く。誰も他にいないのである、まるで遊ぶことや休憩することが罪であ
るかのような感覚に追われ続ける生活。会社という枠の中では自分らしく働け
ないという理由などで独立したのに。でも、サラリーマンだってそうそうお気
楽な家業ではなくなって来ている。何をやるにも査定やら、石橋も叩き壊すほ
どの確認がなされる。常に頑張っていないといけない緊張感はある(まぁ、な
い人もたまにいるけれど)。

疲れが溜まるとろくなことがおきない。風呂で寝込んでしまって溺れかかった
り、深夜キッチンで寝込んでしまってコックリした弾みで頭を強打したり。そ
うした肉体系の話もあるけれど、今までだとここでアイデアが出たのに出ない、
という引退を考えるような状況に陥ることが一番辛い。何かアイデアの尻尾み
たいなのが見えるのに掴めない。もう少しで覆っている幕を剥ぎ取ることが出
来るのに、手が出せないで正体が見えない。喉まで出掛かっているのに、人に
説明が出来ない「もどかしさ」。

劇場の俳優達は健康管理が仕事のようなもののようだ。1か月やそれ以上の期
間、同じ役を異なる客の前で演じる。もちろん、気分、気力、体力の上下動は
あるだろうが、下限が平均値よりも高くないと、来てくださるお客さんに失礼
だ。だからその間の健康管理には並々ならぬ注意を払う。先日何かで読んだの
では、感覚が鈍くなるから風邪薬ものまないという。華やかな表舞台からは見
えない、苦労に裏打ちされた何かがある。

Webサイトを作る上で、似たような感覚を持つことがある。ひとつのサイトを
構築できても、それだけでは良くない。作り続けることが肝心だと思える。初
日だけ見事な演技ができても駄目なように、演じ続けることにも価値がある。
もちろん、一瞬の演技、その時にしか目にすることが出来ない演技もあるだろ
うが、でも一瞬芸ではWeb屋ではない。家業にするなら続けなきゃ。

じゃあ、どうすれば良いサイトを作り続けることが出来るのか、走り続けるこ
とができるのか。最初に戻るのだが、早朝の釣りや南の島なんだろうと思う。
余りに今までの自分のライフスタイルと違う世界を夢見ても良くないだろうが、
自分なりの充電の仕方を見つけることが大切なのだ。映画を見たり、温泉に行
ったり、ヤケ食いが充電になる人だっているだろう。

そんな自分の避難所、充電(ガソリン)スタンドのような場所をキチンと持っ
ていることが飛躍できるかどうかの分かれ目で、次に必要なのは倒れる前にそ
こに一旦逃げ込む勇気か。

参加は出来なかったけれど、たしかFlashの開発者向けのカンファレンスで、
映画を見るという話を聞いたことがある。Flashの優れた作品を見、技術を語
り、Matrixのような映画を見る。予めアジェンダを伝えておけば、その共通の
人たちが集まる。そしてそれが成立するだけの共通項があったのだと思うけれ
ど、こういう余裕のあるプログラムっていいなぁと感心したことを憶えている。
映画を見ながら、リフレッシュもし、そこからヒントも頂いてしまおうとい企
画。ギチギチのカリキュラムより、得るものは多いのかもしれない。

自分の「引き出し」という言葉もよく耳にする。行き詰まったときに、どれほ
どのアイデアが出せるかのアイデアの集積所のこと。休息をとるとき、実は何
かがこの引き出しの中に自然と入ってくるのだろう。だから休息後に、本当に
リフレッシュして再度頑張り始めることが出来る。

そこまで分かっているのであれば、準備すべきだろう。サイトを作っていてこ
こで現場は泣くだろうと感じたら手を打つように、自分の生活もここで詰まる
だろうと「読み」を効かせて、詰まらないように手を打つ。長く頑張る人は、
キチンと休める人である。そしてこれは、キチンと休ませない上司は、完走を
目的としていないんだという意味でもある。

若い人を見ていると、自分の遊ばせ方を心得ている人が多い。先日も、一週間
休みますと言って、隣のチームの新人がニュージーランドに飛び去った。フッ
トワークの軽さも行動力も羨ましい。人間はロボットではないので、加速する
技術に常に行動を共にすることは出来ない。休み方を知る。これも加速時代の
知恵かもしれない。

PR:只今、実質200ページ保存可能(lib/spの中参照)

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / info@ridual.jp
・「きれい」と「綺麗」は違う。「もちろん」と「勿論」も場合によって使い
 分けている。同じ言葉も言い方によって異なるように、同じ「音」でも書き
 方によってニュアンスが異なって良いと考える。だから、このコラムは、
 ridual.jp に掲載されているものは自作版で、デジクリ版は編集者との合意
 の上での協労版(追伸もここだけ)。

・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
 http://www.ridual.jp/

・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
 http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/

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■投稿
尾久の招魂碑
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No.1297(4/22)の「デジタルサウンズ研究室」で尾久の招魂碑(正しくは日
露戦役招魂碑)の事が出ていました。荒川区の文化財に早速通報すると共に、
私も現地調査してきました。かつての村の共同墓地(現在は宝蔵院管轄)の一
画に設置されていたものですが、都道の拡幅工事に伴って旧位置からはずされ、
現在は敷地内側の木に立て掛けて置いてあります。裏には数名の兵士の名前が
刻んであります。結論を言いますと、時期は未定ながら、今後立派に整備され
る予定だという事です。                水山昭宏(4/26)
写真:携帯(VGAクラス)で撮影
http://www.dgcr.com/kiji/ogu/

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■デジクルトーク
「SCUOLA DI FUMETTO」(ローマ字読みでどうぞ)

Midori@ローマ
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おしさしぶり(えどっこでえ!)
貧乏ヒマ無し確定申告はいつも赤字のMidori@ローマです。

ちなみに確定申告はこちら(イタリア)は6月です。6月はいつもバカンスに行
くので5月にしちゃいます。特定の用紙があって、すっごく分かりにくいので、
いつも知り合いの会計士に一任です。

厳密に言うと、これは収入を申告して、さらに納める税金があるかどうかみる
だけ(?!)なので、ここで赤字かどうかはでません。赤字は毎日の事実です!
それでも毎年2週間のバカンスに行けるイタリアの不思議。

さて、私はマンガ界で仕事をしています。今回はそのお話を。

日本のマンガは売れていて、イタリアのマンガ市場を四分しています。ディズ
ニーもの(イタリアには「ディズニーアカデミー」と言う学校があって、ディ
ズニーもののマンガを書く人を育てています)、イタリアの既成マンガ、アメ
リカンヒーロー、日本のマンガです。もちろん日本の部数とは比べ物になりま
せんが。

それまで10代の要求を満足させる作品がなく、マンガ市場には抜けた層でした。
日本のアニメ放送から始まった日本のマンガへの興味は、この層をマンガ市場
へ引き込みました。

ところが、読者の広がりに反してイタリアの既成コミックス界ではMANGAは異
端児です。付き合う前からその容姿が変だと嫌われています。文化圏も全然違
ってニュースも届かないので、メールニュースや情報誌に姿を見せる事はめっ
たにありません。

コミックスフェアでMANGAを扱うブースが盛況なのを苦虫ツブしてみてるのは、
イタリアコミックスのみを扱うブースです。

そんなわけで、イタリアのマンガ界ではMANGAとそれ以外にはっきりと世界が
別れています。MANGAを読んで育った世代が、当然MANGAに影響を受けた絵柄
で既成出版社に見せると、決まって「これはMANGAだ」と否定されます。内容
以前の問題です。一種のアレルギーです。

そんな中にあって、昨年創刊された「SCUOLA DI FUMETTO」(マンガの学校)
とおう雑誌に注目しています。タイトル通り、マンガのノウハウやプロの仕事
を取材して掲載しています。

ここでは、なんとMANGAもそれ以外のマンガと全く同等の扱いを受けています。
MANGAをキチンと扱えば、MANGAファンには受けても既成のマンガファンからそ
っぽを向かれるかもしれないのに……です。実は読者の方では業界の人ほど隔
てがないのかもしれません。

近々、「SCUOLA DI MANGA」と言う特集号を出します。その号に私もMANGAの書
き方の記事を書きました(だからヨイショしているわけではありません! だ
んじて!)。

私が講義をするローマのマンガ学校での授業にもMANGAの影響をしっかり受け
た若者が多く来ます。多くは絵柄での影響なのですが、そのエネルギーには圧
倒されます。

ドイツでは日本の雑誌形式の漫画雑誌が受けて、ドイツ人のMANGA家の作品も
掲載されているそうです。しかも、その出版社は費用を出してそのマンガ家を
日本へ送り、日本の編集者とコンタクトをとらせて勉強させています。

イタリアはそこまでキチンとMANGAと向かい合っていません。でもヨーロッパ
製MANGA家が出始めるのもそう遠くないのではないか、と楽しみじゃ…の心境
です。

【Midori】jamadait@inwind.it
郊外に住んでいると自然の恩恵にあずかります。ちょっと前までは野生アスパ
ラガス。今は菜の花。スーパーで買うより味が濃い。味付けをしっかりしなく
てもおいしい。秋には茸が色々採れます。そしてほぼ年間通してチコリやたん
ぽぽの野草。

こういうものを多く口にしていると、スーパーで買う野菜の味の寂しいのがよ
くわかってしまいます。そういう寂しい味のものは内容も変わって来てるんだ
ろうなぁ……と思います。

http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm

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■ワークショップ案内
携帯向けFLASHコンテンツ制作、ちょっとだけ見せます。
~で、実際どうなの? 505i、夢と希望と現実と~
http://www.67.org/ws/0305/030526-f1.html
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いよいよ携帯電話でFlashが動く時代になりました。ロクナナワークショップ
ではいち早くその情報をお伝えすると共に、携帯向けFlashコンテンツ制作時
の注意点などを実践的に解説いたします。

日時:東京編 5月26日(月)18:30~20:30 18:15開場
   大阪編 近日発表
会場:EBIS303 401会議室(JR恵比寿駅から徒歩5分)
講師:NORI(有限会社トゴル・カンパニー代表取締役、プロデューサー/オー
サリングエンジニア)
サブリン(プロデューサー/クリエーター、株式会社ロクナナ取締役)
人数:定員80名(席は当日の先着順になります。遅く来られた方は立ち見にな
る場合もあります。予めご了承下さい)
受講対象:興味のある方ならどなたでも
注:ハンズオンワークショップではありません。
詳しいセミナー内容は今週中に公開予定です。
受講料:無料 申し込みは先着順です。当日は確認メールのプリントと名刺を
ご持参下さい。
主催:株式会社ロクナナ <http://www.rokunana.com/ >
後援:日刊デジクリ

関連情報
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/flash/
http://www.macromedia.com/jp/devnet/mobile/i-mode/

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■セミナー案内
ディ・ストーム「Swift 3D V.3 製品紹介セミナー」を開催
https://www.dstorm.co.jp/EVENT/SW20030521/FORM.php
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<主催者情報>
先月より発売開始しました『Swift 3D V.3 日本語版』、おかげさまでFlashユ
ーザー様をはじめ、大変多くのWebデザイナー様からご好評をいただいており
ます。
つきましては、マクロメディア株式会社様のご厚意で同社セミナールームをお
借りして、まだSwift 3Dを実際に見る機会のない方、また、これから検討され
る方を対象に、製品紹介セミナーを開催いたします。会社帰りにお立ち寄りい
ただけるよう、今回は開始時間を19時からとさせていただきましたので、
Swift 3D V.3にご関心をお持ちの方、お気軽にご参加ください。

●セミナー名:Swift 3D V.3 セミナー『Swiftで始めるFlash 3D(仮)』
日時:5月21日(水) 開場18:45、開始19:00、終了20:30(予定)
※入場無料、事前登録制
対象:Swift 3Dにご興味をお持ちの方、3Dビギナー
会場:マクロメディア株式会社様セミナールーム「San Francisco」
定員:30名(席が埋まり次第、受付は終了させていただきます)
主催:株式会社ディ・ストーム
協力:マクロメディア株式会社様

問い合わせ先:株式会社ディ・ストーム セールス&マーケティング部
http://www.dstorm.co.jp/
mailto:sales@dstorm.co.jp
Tel.03-5570-8722

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■展覧会案内
生意気展 -uLTRAdELUXE oSAKAAAAA!!!-
http://www.kirin.co.jp/active/art/kpo/swf/index_f.html
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現在最も注目される、ニュージーランド出身のデイヴィッド・デュバル=スミ
スと、イギリス出身のマイケル・フランクの二人によるクリエイティブユニッ
ト「生意気」が「毎日がパーティ、みんないらっしゃい。だれでもかれでもお
楽しみ!」をコンセプトに、特別企画展として開催する。

会期:5月30日(金)~7月8日(火)11:00~21:00
会場:KPOキリンプラザ大阪
http://www.kirin.co.jp/kpo/
協力:モグビレッジプロジェクト、バンビ
プロデュース:後藤繁雄
入場料:一般700円、学生500円、中学生以下無料 ※2回目以降の入場は200円
・オープニングパーティ 「生生(namanama)」
日時:5月31日(土) 会場:KPOキリンプラザ大阪

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■展覧会案内
「陰翳」解体新書/黒川雅之の自己解剖
http://www.e-tam.info/expcg.htm
http://www.k-system.net/in-ei/
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「近代主義を救済する思想は「陰翳」の中にある。世界観の根底からの反転に
よってこそ二十一世紀の思想が見えてくる。我々、日本人の深層に既にそれが
潜んでいる」(黒川雅之)

建築設計やプロダクト、Webサイトまで幅広い分野を手がけるデザイナーの黒
川雅之の作品と思想をたどる作品展。2001年のパリ展、2002年のニューヨーク
展に出展した照明器具、家具、映像機器、時計、ジュエリーなど約20作品を展
示。Webサイト上のみで発表していた1人乗り電気自動車「e-mobile」の実車も
初公開する。入場無料。
会期:5月23日(金)~6月1日(日)9:30~17:00 月休
会場:高岡市美術館(高岡市中川1-1-30 TEL.0766-20-1177)

黒川雅之デザイントーク〔「陰翳」を語る〕
日時:5月23日(金)15:00~
会場:高岡市美術館B1F ハイビジョンホール
定員:80名 入場無料
※満員の場合は立ち見。17:00~18:30に美術館B1Fティーラウンジ「アーク」
でオープニング・パーティ開催。

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■公募案内
2003 アジアデジタルアート大賞
http://www.adaa.jp/jn/
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2001年に開設された「アジアデジタルアート大賞」。昨年度は16の国と地域か
ら825点の応募があった。CGソフトの単なる活用に止まらず、メディアテクノ
ロジーを基盤とした人間の理論的思考(アルゴリズム)と豊かな芸術的感性と
が融合した、意欲あふれる作品を募集する。

カテゴリーAは、ノンインタラクティブアート部門、インタラクティブアート部
門、デジタルデザイン部門があり、カテゴリーBは学生、初心者が対象。アジア
デジタルアート大賞は賞金100万円、大賞は50万円、優秀賞は10万円、いずれも
賞金はカテゴリーAのみ、ほか各賞あり。応募締切は7月3日(木)

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■ブックガイド&プレゼント
「Photoshop Filter Reference」ビー・エヌ・エヌ新社刊
http://www.bnn.co.jp/books/
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<出版社より>
Photoshopユーザーのための実践フィルタ講座 フィルタ機能を100%活用する!!

グラフィックデザインの定番書「Photoshopフィルタ事典」の最新版が誕生。
今回はAdobe Photoshop7.0に搭載されている標準フィルタと、オプションフィ
ルタ100種類以上について完全ビジュアル解説し、効果が一目で分かるように
しました。フィルタのデータ集として、ヒント集としてお使いいただけます。
初心者からプロのデザイナーまで、Photoshopの優れた画像表現と活用法を効
率よく習得することができます。

著者:宇治晶
定価:本体3,500円+税
B5変型判 231ページ
ISBN4-89369-961-X
発売日:2003年3月25日 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社刊

●この本をビー・エヌ・エヌ新社から、デジクリ読者3名様にプレゼント。応
募フォームをつかってください。発送をもって発表に代えます。
応募締切は5月27日(火)14時。
http://www.dgcr.com/present/p_ps_filterref.html

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■編集後記(5/13)
・アサリとインスタントコーヒーの紙のフタについて謎(?)を書いたら、多
くの読者さんからメールをいただいた。まずアサリだが、ほとんどが輸入物で、
味が違うのは当たり前とか。潮干狩りのアサリも稚貝は輸入物だから、養殖さ
れたアサリは天然物ではあるが、大本は輸入物だから味が違う。「こんなこと
にメゲズにがんばってください..\(^^)/」と励まされました(笑)。ああ、
昔の味のアサリよ、どこに? インスタントコーヒーのフタの紙については、
「自分と同じことを思ってる人がいるんだ!と感動して、思わずメールさせて
頂きました」という方も。結論は「きれいに剥がしてしまうのがよい」そうだ。
明解にそう書かれたサイトもあると教わった。「ちょっと前にTVでやってたの
ですが、あの紙は完全に取り去って、残ったふちのノリとかもぬれぶきんで完
璧に取り去った方がよいそうです。なぜかというと、あの紙があることで蓋と
本体の間に空間ができて、そこから湿気が入るとか。それで、なるべく私も実
行していますが、持ちがいいように思います」なるほど、じゃ、いま破ってき
ます。ところで、こんな話題に「感動」してメールくれた人は、「市販の風邪
薬なんかには、必ず、しわしわになったビニール? が詰めてありますよね?
あれって、やっぱり入れておかなければならないものなのでしょうか?」と悩
んでいるそうです。わたしは速攻捨てちゃいますけど……。    (柴田)

・自転車通勤を再開しようと思い、G4ちゃんを背負うためのバッグを探してい
る。以前は荷台にくくりつけていたが、乗り降りに時間がかかるしG4に振動が
伝わる。内外の強度面からボブルビーに決めた。車との衝突事故にあった人が
無事だったりしたそうだし。で、お店で背負ってみたがメガロポリスは大きす
ぎる。ディライトやメンターでも大きいくらい。カラーバリエーションが多い
ので、ディライトにしようとしたが、メンターのほうがたくさん入るし、立つ
ので便利そう。シルバーフィッシュを買おうとしたら売り切れ。注文しておい
たが「代理店に聞いてもブルーしかない。生産もしないらしい。違う色が出る
としても秋以降」と言われる。ブルーはイヤだし、通勤はすぐにでもはじめた
いのでアメリカのショップに注文をかけた。と、「日本には送れない」とキャ
ンセルメールが入る。なんだとぉ! 注文フォームのプルダウンにはJapanっ
てあったじゃない。日本には代理店があるからか。海外には在庫が転がってい
るのに、どうして日本では買えないんだよぅ。正規代理店が輸入してくれよ。
ブルーにするかディライトか。はーあ。          (hammer.mule)
http://www.boblbee.co.jp/  日本オフィシャル
http://www.boblbee.com/  海外ではどこでも在庫あり
http://www.branddeals.com/index.htm?c175.htm&1 他の商品は送れるみたい
http://www.boblbee.co.jp/products/delite/  ミレニアムかブラッドか

<応募受付中のプレゼント>
 必携! DTPのルール&アイデア ハンドブック 1302号。
 Illustrator図表デザインマスターピース 1302号。
 Photoshop Filter Reference 本日号。

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編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
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