[1323] 懸命に生きる

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1323    2003/06/06.Fri発行
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        <中年サラリーマンの悲哀に惹かれて>

■映画と本と音楽と… 172
 懸命に生きる
 十河 進

■かりん島
 「回転寿司型デザイナー」と「銀座高級寿司店デザイナー」
 北川かりん

■公募案内
 「DESIGNER'S WEEK 2003」で5つの公募

■セミナー案内
 第7回media C3セミナー「ウェブマーケティングの切り札 SEO対策」
 Flash中級講座 -ムービー編-

■インフォメーション
 字游工房・「游築見出し明朝体」を発売





■映画と本と音楽と… 172
懸命に生きる

十河 進
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●山口瞳ブームの再来か

先日、書店を覗くと新潮文庫から出ている山口瞳の「礼儀作法入門」が平積み
になっていた。今頃、どうしたのだろうと思っていたら同じ新潮文庫で「続・
礼儀作法入門」まで発行された。もしかしたら山口瞳ブームなのだろうか。そ
れとも、最近のあまりの不作法さを見かねた人々が増え、礼儀作法が見直され
始めたのだろうか。

僕が初めて山口瞳の「江分利満氏の優雅な生活」を読んだのは高校生の頃だっ
た。僕が持っている新潮文庫版は、昭和43年2月の印刷発行になっている。100
円である。1968年、今から35年前の本だ。僕は「江分利満氏の優雅な生活」を
読み、まだ高校生だったにもかかわらず、そこに描かれた中年サラリーマンの
悲哀に惹かれてしまったのだった。

その結果、僕は国語の教師に提出する作文を「江分利満氏の優雅な生活」を模
倣した小説にしてしまった。内容はもう忘れてしまったけれど、何となく冒頭
は覚えている。その作文がどこかから出てきたら、僕は「穴があったら入りた
い」というよりは、中村紘子さんのように「アルゼンチンまでもぐりたい」と
思うだろう。

僕は「江分利満氏の優雅な生活」の中に出てくる小学生の息子・庄助(実際の
山口瞳の息子は正介さんだったと思う)よりまだ年下なのだが、どうして三十
代のサラリーマンの悲哀に共感したのだろう。それこそが「江分利満氏の優雅
な生活」が持つ力なのだろうか。今から考えてもよくわからない。

僕が初めて読んだ頃は、有名なコラム「男性自身」シリーズの本がもう何冊か
まとまっていたし、毎月のように山口さんの本が出ていた。「結婚しよう」と
いう小説がテレビドラマ化されたり、「わが町」シリーズが新聞の日曜版に連
載されたりしていた。いわゆる流行作家だった。

不思議なことに、僕は「江分利満氏の優雅な生活」を一度しか読んでいないの
に、今も忘れていない文章がいくつもある。特に印象に残っているのは、生ま
れたばかりの庄助が自分の指をしゃぶるのを見ながら、江分利満が「俺はもう
自殺を考えることもできないんだなあ」と思う部分である。それと、もう一カ
所ある。

──もし江分利が、発作の夏子と喘息の庄助を抱えて、もしも、この世をなん
とか過ごしたとすれば、こりゃ大変なことじゃないか。壮挙じゃないか。才能
のある人間が生きるのはなんでもないことなんだよ。……中略………ほんとに
「えらい」のは一生懸命生きている奴だよ。江分利みたいなヤツだよ。

僕が「江分利満氏の優雅な生活」に惹かれたのは、この部分に象徴される作者
の姿勢なのだと思う。結果的には「才能のある人間」になってしまった山口さ
んだから、今から読むとちょっとひっかかる文章だが、これを書いていた当時、
小さな出版社などいくつかの会社を経てサントリーに中途入社し宣伝部員とし
て勤めていた山口瞳は、この文章に自分を重ねていたに違いない。

●人生は他人に見せるものではなく実際に生きるもの

「江分利満氏の優雅な生活」を読んで以来、岡本喜八監督が映画化した作品を
ずっと見たかったのだが、名画座でもなかなかかかることがなく見る機会がな
かった。封切られたのは、1963年11月だった。主演は小林桂樹。前衛的な手法
を使っているという評判だった。

映画版「江分利満氏の優雅な生活」を見ることができたのは、十年ほど前のこ
とである。NHK-BSかWOWOWで放映されたからだ。それまではビデオでも発売さ
れていなかった。映画好きには岡本喜八監督ファンは多いが、一般的な人気が
あるわけではない。それに、昭和38年封切りのモノクロ映画をビデオ化して商
売になるとは思えない。

映画化作品の主人公は、より山口瞳に似せていた。姿形もそうだが、サントリ
ー宣伝部そのままを舞台に、江分利が婦人誌の編集長に原稿依頼され(「江分
利満氏の優雅な生活」は婦人雑誌に連載された)、それが直木賞候補になると
ころまで描いていた。江分利満は山口瞳と完全に重なっていた。

江分利満は、もちろんEVERY MAN(すべての人)のことだ。しかし、「江分利
満氏の優雅な生活」の主人公は、連載が進むに連れて次第に彼独自の個人史を
語り始める。

事業の成功と失敗を繰り返し、未だに金遣いが荒い父親、その父親に振り回さ
れて苦労してきた母、奇病に罹り目を離せない妻、喘息がひどくて夜中に病院
へ何度も走らなければならない息子……江分利は、それらを抱えて生きていか
なければならないのだ。

彼は戦中派であり、今時分(昭和三十年代後半)の風潮についていけない。か
つて苦労はしたが、今の安定した社宅生活を「ありがたいこと」と思っている。
不器用だから失敗も多いが、何とかサラリーマンとして勤めていられる。しか
し、彼は欠落した何かを埋めるように大酒を飲む。

その時には意気が上がるが、翌朝、彼は二日酔いに悩みつつ自己嫌悪に陥って
会社へ向かう。若い社員との会話には何となく齟齬を感じるが、彼は適当に話
を合わせている。そう、ここに描かれているのはまさにEVERY MAN(すべての
人)のことなのだ。

彼は、懸命に生きている。

少し前に読んだ読んだ勢古浩爾の「ぶざまな人生」の中で、「江分利満氏の優
雅な生活」の「……ほんとに『えらい』のは一生懸命生きている奴だよ。江分
利みたいなヤツだよ」という部分が共感を持って引用されていた。勢古さんは
「人生とは他人に見せるものではなく実際に生きるものだ」と書いた後に少し
ふざけて続ける。

──「ぶざま」でなければ生きられない。
  だが、「ぶざま」を自覚しなくては、生きている資格がない。

懸命に生きることは、時にぶざまである。しかし、懸命に生きるとは、命を懸
けて生きることだ。その時に「『ぶざま』を自覚しなくては」懸命にはなれな
いだろう。自分の生き方を自覚し、自分の言動を自覚し、生き方にこだわり、
自分が目標とする生き方であり続けようと心がけることで、生きることに何ら
かの意味が生まれるのではないだろうか。

●喪失と痛みに耐えながら再生を期してたたかいぬく

もうかなり以前のことになるが、読者からこんなメールをもらったことがある。
「人斬り五郎」こと藤川五郎の「無頼」シリーズ(1960年代末の日活映画です。
主役は渡哲也)について書いた「汚れつちまった悲しみに」というコラムにつ
いての感想だった。

──ジョージ・P・ペレケーノスのファルコン賞を受賞した「俺たちの日」に
始まるワシントン・サーガ四部作を想い出しました。「陽のあたらない人生の
裏街道を駆け抜ける名もない人間が、それぞれの友誼や倫理を重んじ、人生へ
の美学をいだき、愚か者なりの誠実さと誇りをもって生きている。さまざまな
喪失と痛みに耐えながら再生を期してたたかいぬこうとする物語」(訳者・松
浦雅之氏)

確かに僕が書きたかったのは、そういうことだった。僕が4000字近く費やして
書きたかったことがここに言い尽くされていた。僕はハヤカワ文庫で出ていた
ジョージ・P・ペレケーノスのワシントン・サーガ四部作を書店で探した。

僕が昔からハードボイルド小説やフィルム・ノアール、あるいはヤクザ映画を
偏愛するのは、まさに「日の当たらない人生の裏街道を生きるしかない人間た
ちが自分のモラルとルールを重んじ、自分なりの人生を貫こうと誇りを持って
苦難に立ち向かう姿」に涙するからである。

前にも書いたが、人斬り五郎の言葉を僕は忘れたことがない。

──俺ぁ、ヤクザだ。それも銭で雇われたド汚ねぇヤクザだよ……(中略)
……だがな、いつか、いつかよう、どっかで何かが起こってよう、まともな暮
らしに戻れねぇもんでもねぇ。そんなことを空頼みにしている。そんなことあ
るもんかよ、そう思っちまったら人間おしめぇだよ。当てにもならねぇことだ
が、そう思うことを俺の信条としている。

ここにも懸命に生きている人間がいるのだ。彼は社会の底辺に生きながら希望
を喪わない。夢を棄てない。ささやかな夢かも知れないが、決して諦めない。
いや、諦めたらおしまいなのだと言い聞かせながら懸命に生きている。

もちろん、市井に生きる人々はヤクザではない。だが、無名の人々にとって、
生きることそのものが大事業であることは同じだ。それぞれのハンデを背負っ
て人は懸命に生きている。どんなに幸福そうに見える家庭にだって様々な苦労
がある。病弱な子供を抱えているかもしれない。経済的な危機に見舞われてい
るかもしれない。

どんな人間にだって不幸はやってくる。どんな人も時に逆境に生きることを避
けられない。人生はままならない。しかし、懸命に生きるしかない。希望を喪
わないこと、夢を棄てないこと、それが懸命に生きることを支えてくれる。希
望がある限り、人は懸命に生きていける。

そんな無名の人々の典型のように、ヤクザな世界で生きるしかなかった藤川五
郎の言葉が僕を撃つ。虫けらのようなヤクザの世界で生きるしかなかった男が
「いつかまともな暮らしに戻りたい」というささやかな夢を抱いて懸命に生き
ていることが、どんなに切なく大変なことか。

その切なさに共感できる人間であり続けたいと思う。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。携帯メールアドレスを取得したら、いきなり迷惑メールがいっぱ
い入ってきた。昔、電話ボックスにいっぱい貼られていたピンクチラシのメー
ル版、聞きしにまさる凄さです。しかし、こういうのにひっかかるかなあ。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

竹内敏信ギャラリー&オリジナルプリント
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

玄光社WebSite
http://www.genkosha.co.jp/

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■かりん島
「回転寿司型デザイナー」と「銀座高級寿司店デザイナー」

北川かりん
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伊丹十三監督の映画が大好きで、どの映画も食い入るようにして見ていたが、
「スーパーの女」だけは、見終わった後どうも釈然としなかった。

主人公の宮本信子がダメなスーパーを再教育して復活させるストーリーだが、
その時鮮魚売り場の板さんに、これからパートのおばさんが簡単に機械で調理
する時代なのよ、パートのおばさんの提供する安くておいしい魚を消費者は求
めているのよ、とプロを説得するシーンがある。板前は職人のプライドをかけ
てそんな事できるかと反発するのだが、色々葛藤の末、この板さんはパートの
おばさんの教育係りにまわるのである。(…多分そうだったんだと思うんです
よね。スイマセンうろ覚えで)

これは、まさしく私じゃないかとその時思った。私がデザイナーの見習いで入
った頃はまだMacなんてなかったので、版下作業が主な仕事だった。

ボール紙にロットリングのペンで楕円がうまく書けなかった。24QゴナUで指定
した写植の文字がうまく納まらなくて、字間をカッターで切って詰めたものの
「横断歩道は右を見て、左を見てわたろうね!」の“を”の文字がどっかいっ
てしまって散々探したら自分のセーターの袖についていた等、がさつな私には
無理な仕事ではないか? と思いながらも仕事を覚えてやっと一通りこなせる
ようになったなーと思ったら「DTP」という言葉が出てきて、あっという間に
写植屋さんは姿を消し、版下もなくなってしまった。

初めてMacを触った時、夢のようだと思った反面、今までやってきた苦労は何
だったの? とも思った。でもそんな疑問も、当時は機械が見せてくれるミラ
クル技に酔いしれ、あまり深く考えなかった。それよりも、もっとたくさんこ
の機械の新しい可能性を知りたい、もっと新しい技術を覚えたい一心だった。

多分私の年代がアナログの最終世代だろうと思う。私より少し下の世代になる
と写植って何ですか? と聞き返される。Macのおかげで変わったのは仕事の
手間だけではない、そこに携わる人間も変わっていった。

いつもタバコの煙が耳から吹き出てそうなベレー帽を被ったオヤジや、座り仕
事の性なのかカイロプラティックで腰痛と闘うオヤジ…そう、印刷業界は職人
のオッサンで溢れていたのに、いつの間にか彼らに代わって私の周りには専門
学校を出たばかりの若いキャピキャピした女の子で溢れていた。

「デザイナー」という言葉の響きに魅せられ仕事に就くものの、たくさんの人
がその地味な作業に耐えかねて辞めていったが、それでも会社が採用するのは
キャピキャピお姉ちゃん達ばかりだ。理由は簡単。安くつくから。そうして、
彼女達は私のところへ廻され、地獄の特訓を受けるのだ。

似たような化粧がほどこされた顔に、多少違う髪の長さの若い女の子が入れ替
わり自分の前に現れては消えていく。私が教えるのはどうも「職人」臭いのか、
若い女の子には受けなかった。彼女達にとっては、とりあえずやり方さえ分か
ればいいらしい。

そして、企業側としても、とりあえずやり方を教えてやってくれればそれでい
いらしい。私の中に不毛感が募っていく。こんなの要は人間にソフトをインス
トールするするようなもんだ。どこにクリエイティブがあるんや?

1ミリのズレに居心地の悪さを感じる人はプロだろう。でも、一般の人は1ミリ
くらい違ってたってどうってことない。多くの一般ユーザーが求めているもの
は何かといえば、「安さ」なのだ。そして2番目にそれほど見劣りしない程度
の「質」だろう。

世間では二極化が叫ばれて久しいが、デザイン業界も然りだ。私はこの現象を
寿司業界になぞらえて、「回転寿司型デザイナー」と「銀座高級寿司店デザイ
ナー」に分けた。

多くの一般の人は安くてちょっと見栄えするものを作ってくれればいいのであ
る。これは回転寿司型デザイナーだ。素人でも機械を使えばそれらしい物が作
れる。そして、何より気楽に食べにいける。

しかも、別にデザイナーじゃなくてもいい。少し絵心のある営業や事務の人で
もPCさえあれば、そこそこのものが出来てしまうのである。

そして質にとことんこだわるリッチユーザーが発注するのが「銀座高級寿司店
デザイナー」だろう。みんなデザインの世界に踏み込んだからには一度は憧れ
るが、一握りの人間しかなれない。大体ワンサカいたら希少価値がなくなって
しまう。

で、一番困るのがこの中間層にいる町のお寿司屋さんである。多分この層が一
番分厚い。今までの客は回転寿司屋に持っていかれ、かといって職人のプライ
ドは失えないこの層は一体どうしたらいいのか? これ、実は私の事である。

私はある時からデザイナーというよりは企画の方で働く事になった。企画なん
ていうと格好いいが、中小企業の企画なんて要は何でも屋である。企画立案も
すればカタログも作り、コピーも書き、簡単な商品写真なら自分で撮影もする。
そして、新入社員への教育も私の担当である。内製化の先駆けのような事をや
っていた。私の安月給を考えれば、あの社長は随分得したと思うぞ。

デザイナーというよりは、「技術ノウハウの販売」が自分の商売になってきて
るかもしれない。でも、それならそれで、良いデザイナーが一人でも誕生する
時間に関わって、自分の知ってる事で何か貢献できるような事があれば、それ
はそれでいいかなと思っている。

「早い、安い、うまい」の自称吉野家デザイナーの私だが、最後の<うまい>
部分が抜けていたら、安くても誰も食べにこない。だから、どんな境遇、環境
にあっても、質の追求はやめてはいけないと思っている。

【北川かりん】
TASU ART WORK
http://www.h3.dion.ne.jp/~tasu/

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■公募案内
「DESIGNER'S WEEK 2003」で5つの公募
http://www.tdwa.com/03/
http://www.tdwa.com/03/koubo/main.html
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2003年、デザイナーズウィークのテーマは「EXHIBIT DESIGN-デザインを展示
する」。赤坂・カラヤン広場でのプロ展、六本木ヒルズでの学生作品展(全国
45大学による出展)に加え、東京都の協力で、お台場・青海地区の1万2千坪の
スペースにコンテナデザイン都市を構築し、様々なデザインをEXHIBITする新
公式イベント「CONTAINER EXHIBITION」を開催。3公式イベントで5つの公募を
行なっている。

●DESIGNER'S WEEK 2003 公式イベント「CONTAINER EXHIBITION」
会期:10月9日~13日(東京)10月30日~11月3日(大阪)
会場:東京・江東区青海 A地区(テレコムセンター前)大阪・御堂筋周辺(予
定)京都・京都市内(予定)

1)コンテナデザイン部門
音、素材、照明、映像など様々なエレメントを組合わせたオリジナリティのあ
るデザイン空間を公募。ジャンル不問。20点選出。1st PRIZE 200万円。テー
マは「20フィートコンテナの空間デザイン」

2)サウンド部門
200のコンテナ内で流す「デザイン」をテーマにしたサウンド「コンテナミュ
ージック」100点を公募。プロ・アマ、ジャンル不問。1st PRIZE 100万円。テ
ーマは「”デザイン”をテーマにしたサウンド」

3)映像デザイン部門
デザインミュージックイベントで音楽と融合する「デザイン」をテーマにした
映像50点を公募。1st PRIZE 100万円。テーマは「”デザイン”をテーマにし
た映像」

●DESIGNER'S WEEK 2003公式展「テーブル展」「すわるかたち展」
開催日程:10月9日~13日(東京)10月30日~11月3日(大阪)

4)プロ作品展「テーブル展」
機能が単純であるからこそデザインに根源的思考が求められる。プロ・学生・
一般問わず応募可能。30点を選出。テーマは「テーブル」

5)学生作品展「すわるかたち展」
初めての学生展の公募を実施。「外部空間におけるすわるかたち」がテーマ。
学生のみ応募可能。30点を選出。

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■セミナー案内
第7回media C3セミナー「ウェブマーケティングの切り札 SEO対策」
http://www.mc3.jp/htm/02/i2005.html
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SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化、検索エンジ
ン上位登録、検索エンジン上位表示、検索エンジン対策を意味します。
検索エンジンと共存し、企業様WEBサイトと関連性のあるキーワードのみにて
好位置を獲得するための手法を講演します。

日時:6月19日(木)14:00~16:40
会場:大阪市中央公会堂 B1F 展示室(兼会議室)
費用:会員2000円、一般3000円
定員:50名

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■セミナー案内
Flash中級講座 -ムービー編-
http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.php?H_A_NO=00829
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講師:森和恵
日時:6月20日(金)10:30~17:00
会場:南港ATC ITM棟6階 iMedio研修ルーム
(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル TEL.06-6615-1000)
費用:8,000円(税込) 定員:16名(先着)
内容:「簡単な移動アニメーションは作れるけど、それからなにをしたらいい
の?」という方はいらっしゃいませんか? ネットでよく見かけるFlashムー
ビーを実習します。初心者から一歩進んで、実際に動くムービーの制作を経験
したい方必見です。

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■インフォメーション
字游工房・「游築見出し明朝体」を発売
http://www.jiyu-kobo.co.jp/
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字游工房は、6月6日から「游築見出し明朝体」の発売を開始する。これは、大
正8年刊行の東京築地活版製造所36ポイント活字総数見本帳をベースに制作さ
れた見出し用の明朝体。明朝体デザインの古典、本当の定番書体である。フォ
ントフォーマットはOpenType。価格は、1ライセンスが、50,000円(7月31日ま
での期間限定割引価格は、1ライセンスが、35,000円)。

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■編集後記(6/6)
・仕事場の電話が鳴った。普段はほとんど鳴らない電話だ。ストーカーまがい
の電話攻撃を受けて以来、FAX専用にしておいた電話だが、さいきん家の電話
器が幼児にめちゃくちゃにいじりまわされ半ば壊れてしまい、仕方なくこっち
も開放したのだ。それはエアコンの清掃をお試し価格1000円でやるというのだ。
ちょうどそんな時期なので、じゃお願いしますと言うと、清掃は1時間くらい
かかるが必ず奥さんも一緒に見てくださいとしつこい。で、昨日来てもらった
のだ。あいにく妻は外出から戻っておらず、担当はあからさまにがっかりした
が、仕方なくプレゼンテーションを開始。なかなかうまい語り口で、けっこう
楽しんじゃったが、要はこの清掃で使った強力な掃除機(水フィルター式)を
買わないかというのがお試しサービスの目的のようだった。はじめはレンタル
のような口ぶりだったが、よく聞くと約40万円の機器の買い取りだ。この掃除
機の目にみえる効果はすさまじく、汚れが水に溶けてみるみるうちに水が真っ
黒になっていく。カーペットの汚れなんか見なきゃよかったと思うくらい。こ
れを見て、この掃除機を欲しくないという人はいないだろう。若いママだった
ら、赤ちゃんがこんな汚れを吸っているんですよト言われたら、即決で買うね
(分割払いのメニューもあった)。必ず奥さんも一緒に見てくださいと念を押
すわけはこれか。でも本当は、奥さんひとりで見てください、が本音かも。エ
アコンの清掃は15分もかからなかった。もちろん購入はお断りした。ネットで
調べたら、この商法は有名らしい。水フィルター掃除機はなんと数万円からあ
るではないか。まあ、1000円でエアコンと畳とカーペットはきれいにしてもら
ったからいいけど、おかげで約2時間浪費してしまった。      (柴田)

・リベリオンを見た。アクション好きが公開前からそわそわしていたのだが、
誘われても断固として拒否。B級アクションだとか、マトリックスと比較して
どうこう言われるような映画なのだ。が、あまりにもしつこいので見に行った。
予想と全然違っていて、演技派揃いのいい映画だった。アクションも悪くない
し、映画に占める割合も低い。ちゃんとストーリーがある(ここ重要)。ラス
ボスが何故、とか、車が、とか突っ込む点はあるものの、私は気に入った。映
像も素敵よ~! 違うと言えば違うんだけど、ブレードランナーや未来世紀ブ
ラジルを思い出してしまった。チャンスがあれば見てみて~!(hammer.mule)
http://www.amuse-pictures.com/rebellion/  感情がなければ戦争もない?
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/br/index-j.html  ブレランニュース

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 やりたいことからすぐ引ける・ファイルメーカー逆引き事典 1317号。
 Flash MX ActionScript<ほぼ >10行道場 1320号。

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編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa@londontown.to >

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