[1326] エロ本帝都襲撃。

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1326    2003/06/11.Wed発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21223部
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     <抗議をするのであればもっと頭を使いなさいよ!>

■泰国パパイヤ削り
 エロ本帝都襲撃。
 白石 昇

■デジクリトーク
 少年よ、オツムを磨け!(下)
 ラスカルにしお

■シンポジウム・セミナー案内
 「ディジタル・イメージ2003」シンポジウム
 インクナブラ、「DTP実践セミナー 8」を東京で開催
 Canon XL1Sワークショップ「プリプロダクション編」
 Flash Liteハンズオンセミナー「小松学史のFlash Lite基礎講座」



■泰国パパイヤ削り
エロ本帝都襲撃。

白石 昇
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前回までのあらすじ。
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ノート=ウドム・テーパニット著『エロ本』の翻訳を終え借金して自腹で印刷
し平成十四年九月に来日してから日本で販売開始したものの地勢的流通的条件
が悪過ぎて序盤から苦戦しまくりの白石昇。単価が安いから少なくとも八十冊
は売らなければ元は取れないというのに飛行機代使って東京行商を敢行するな
んてそりゃ無茶だ。
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白石昇です。とりあえずパパから送付先が決まったらデジクリさんに送ります
旨のメールを受け取った僕は、濱村姐さんから振り込んでもらった五十冊分の
代金をパパの口座に振り込み、姐さんの住所をメールしてさくりと二日夕方の
飛行機に乗って東京に到着いたしました。

とりあえず何かあったときのために一五〇冊ほどのエロ本をゴロゴロと転がし
て羽田に着いたのですが、長崎に戻るのは四日の夕方。そのうち青山ブックセ
ンターで販売できるのは、三日の六時間ほどです。実質二日間の東京行商なの
です。

これで百五十冊全部売れる様なことがあったら奇跡です。まあでも何かあった
ときのために在庫は多めに必要です。なんだか、何かあったときのために、と
海外で大金を持ち歩いた挙げ句に睡眠薬サギとかトランプ詐欺とかに遭ってし
まう日本人旅行者みたいです。無茶だとはわかっているのですがでも、東京の
人たちは僕のエロ本を求めているような気がするのです。

考えてみれば東京に行くのは三年ぶりです。前回は仕事に使うパソコンが壊れ
たために保証修理をするついでに、日本で四ヶ月間バイトして成田から飛行機
に乗るために行ったのが最後です。かつては築地でOLやっていたこともあった
というのに。昔日の思いです。さて、そんなに長い間御無沙汰してしまった東
京が、はたして僕に微笑みかけてくれるのでしょうか?

で、三日間の結果。

二晩連続で執り行われた夜の歌舞伎町タイ料理店での飲み会の席で十六冊ほど
販売いたしました。いろんな所から僕をいじりに来て下さったお客様に買って
いただきました。知り合ったばかりのにっぽん語ペラスラの米国人や、にっぽ
ん語まったく喋れない豪州人などもお買いあげ下さいました。さすが東京です
国際的です。

そして場所柄、東京で留学生活を送っておられるタイ人留学生様などもお買い
あげ下さいました。お買いあげついでに店の外に呼び出され、僕もうすぐタイ
に帰るんですけど、日本人の彼女が一緒にタイに来たい、って言ってるんです。
でも、彼女全然タイ語上手くならないし覚えようとしないんですけどどうした
らいいですか? などという非常に答えにくい質問をされたりしたので、向こ
うにいる日本人から隔離して、自分のお母さんに預けちゃいなさい、この度は
毎度有り難うございました、と答えておきました。

そして三日の青山ブックセンターでは三十冊販売いたしました。販売スペース
のロケーションが悪くお客様が背を向けてしまいがちな場所でありましたが、
手伝いに来てくれた友人が派手だったせいか、立ち止まって見ていって下さる
お客様が絶えることはありませんでした。けっこう目立ったらしく主催者の大
塚英志様がのぞきに来られたので、しっかりお買いあげいただきました。

結局実売四十六冊です。実質手売り二日間でこの数です。長崎の書店四店舗で
一ヶ月かかって売れた数の実に三倍です。長崎の一ヶ月分が東京の一日分です。
やはり東京は僕のエロ本を必要としているのです。

しかし同時に、一〇〇冊以上のエロ本が入った段ボール箱転がして長崎に戻る
ことに決定です。なぜならまだ長崎でバイトしなくちゃいけないからです。平
日ちゃんとバイトしなければ、身の程もわきまえずに三千冊も印刷して作った
借金が返せないのです。

僕は、飛行機代回収もままならぬまま四日の夕方に泣く泣く東京をあとにして
長崎に戻りました。本当に長崎でなく東京で売ることができたら、と何度も思
いましたが、売るための経済的基盤さえままならないのですから、長崎でバイ
トするしかありません。

そして僕は長崎に戻って通常通りのバイトを始めました。するとしばらくして
また、バンコクのパパがやってくれたのです。もういやです僕はこんな人と仕
事するの。つづく。

【しらいしのぼる】hinkaw@chan.ne.jp
言語藝人。昭和44年5月1日長崎県西彼杵郡多良見町生まれ。『抜塞』で第12回
日大文芸賞を受賞。訳書にノート=ウドム・テーパニット『エロ本』。現在エ
ロ本屋仮店舗店長休業中。

エロ本販売サイト(休業中ですが、各コンテンツはそのままお楽しみいただけ
ます)↓
http://hp.vector.co.jp/authors/VA028485/erohonyakaritenpo.html

あと二十万円とちょっとで、年内いっぱい仕事することになりました。収入の
見込みはまったくないので、当然つつましやかな生活を送っております。詳し
くはここで。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/okozukaichou.html

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■デジクリトーク
少年よ、オツムを磨け!(下)

ラスカルにしお
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(1324号からつづく)

■ダメメールのパターン3

現実に照らしてリアルかどうかなどと、まるで無意味な議論を吹っ掛けてくる
メール。これも困ります。

あたしは3Dサイトの方でリアルロボットの批評を多くやっているから、その中
でミリタリ描写を評したときなどにこのパターンのものが多く来る。一番多か
ったのは「ダグラム」に関してだ。

あたしはあの作品におけるCBアーマー(ロボット兵器)の描写に整合性がない
ことを難じてみせた。具体的には、「(CBアーマーは)ある時はゲロ強いスー
パーロボットなのに、またある時は歩兵にすら容易く返り討ちにあってしまう。
イメージが一貫していない」と指摘したわけだ。

それに対し、「戦車だって、歩兵の奇襲や肉弾攻撃によって撃破されることは
しばしばあった。そんなことも知らないのですか」などというメールを何通か
いただいたのだが、これがナンセンスな指摘であることは自明であろう。

抗議内容に対し、「前大戦中ならいざ知らず、現代MBTだって歩兵が撃破する
のは至難と言われているのに、何で未来の超兵器であるCBアーマーがそれ以下
の体たらくなのか?」と同レベルで反論することも出来る。しかしこの抗議が
ナンセンスなのは、無論そんな理由からではない。

「ダグラム」はエンタテイメントでありフィクションだ。だからその世界での
描写が現実的かなどという議論には本質的に意味がない。

そもそも巨大ロボット兵器なんてものが、現実的にはナンセンスなのだ。それ
が「ダグラム「や「ガンダム」で実用化されているのは、「そういう世界なの
だ」と設定されているからに他ならない。

そしてあれらの世界は、「マイクロ核融合炉」だの「ミノフスキー粒子」だの
「オーラ力」だの「OTマクロス」だのと呼び名は色々あるが、いずれも魔法に
よって支えられ、運営されている。魔法(世界法則)だから、それをどんな風
に設定しようが作家の裁量次第なのだが、しかし一度設定したルールを甚だし
く逸脱することはタブーだ。

例えば「桃太郎」を読んで、「桃から人間が生まれるはずがない」とか「犬と
かサルが喋るのは科学的にあり得ない」などとツッコミを入れる人はいないだ
ろう。そういうオハナシであり世界だからである。

しかし出てくる犬がブルドックであったり、サルがマシンガンで鬼と戦ったり
すれば、誰でも違和感を覚えるはずだ。物語世界は、その内部においては矛盾
が無く閉じていなければならないのである。

あたしが書いたのはそういうことであって、だから「科学」だとか「軍事」な
どとは別次元の話、文芸作業についての批評であり指摘なのだ。そもそも抗議
が成立しないことを分かってよ。

■ダメメールのパターン4

これは「ヘルシング」でとても多かったのだが、「原作を読んでからけなせ!」
というヤツ(そもアニメ「ヘルシング」には比較的好意的な批評をしたのに)。

このパターンには困ると言うより、その馬鹿々しさに泣けてくる。眠たいこと
言うとったらアカンで全く。

無論「原作マンガの方は面白いから是非一読してみてくれ」とか、「原作では
ここはこういう演出になっている。興味があったら比較してみては?」などと
いう真っ当で御丁寧な推奨も多くいただいたし、そういうメールには謝意を述
べたのだが、イヤんなっちゃうのは、「原作も読んでないのに(アニメ「ヘル
シング」の)批判をすんな!」というクルクルパーなヤツだ。いい加減自分で
愚かしさに気が付かないのかなあ。

あたしは作品を批評するとき、それがアニメだろうが小説だろうが映画だろう
が、常にその時見たものを唯一無二の対象としている。

つまり例えばアニメ作品に原作マンガがあろうと原作小説があろうと、それら
は互いに独立した別個のものと考える。そんなことは当然であり、作品に対す
る礼儀だとも思うのだ。

なるほど原作マンガなり小説なりに目を通せば、アニメや映画を見ただけでは
分からない小さな設定に気が付いたり、キャラクター心理の機微がより良く理
解できたりということはあるだろう。

しかし原作を読まなければアニメも正しく理解できないというのでは、アニメ
はそれ独自では作品として不完全、欠陥商品ということになってしまう。なら
ば責めを負うべきは欠陥を欠陥だと指摘したあたしではなく、そんなものを市
場に出した制作会社の姿勢の方でしょう。

あるいは製作会社はアニメが欠陥商品であると承知で、しかし原作のファンに
対するサービスフィルムとして作っただけであり、見るファンの方もそれは了
解して楽しんでいるのかもしれない。ええそういう商売もあって良いと思いま
すよ。だけどそれなら、一見(いちげん)の視聴者にはアニメ版は理解できず、
楽しめもしないので、事前に原作を読んで予習してほしいとアナウンスしてく
れ。でなきゃフェアじゃないでしょうが。詐欺でしょうが。

そも「ヘルシングの原作も読まずにアニメ批判をすんな!」と御立腹の方々は、
言ってることの自己矛盾に気が付かないのか?

「原作は非常に優れている」と主張してくるのだから、恐らく彼らにとっても
アニメ版ヘルシングは満足のいく出来ではない、むしろ不満の募る内容だった
のだろう。そのアニメ版を叩いてやったあたしに何故噛み付く?

想像するに、こうしたメールを送ってくる連中というのは、「ヘルシング」と
いう作品本体のことは既にどうでも良くなっているのだろう。彼らがどの時点
でヘルシングのファンになったのかは知らないが、もはや彼らにとって大切な
のは作品ではなく、「その作品を好きになった自分」なのである。

だからパターン2と同様、アニメ「ヘルシング」に対するあたしの批評内容に
は本質的に触れず、ただ「ヘルシングと名の付くものを酷評された(してない
けどさ)」という事実のみをことさらに言い立て、憤慨してみせる。貶められ
たのは作品ではなく、彼らの自尊心だからである。

たとえファンとは言え、こんな奴原に見込まれたのではむしろ作品が可哀想だ
ぞ。

■あたしの評を理詰めに論破してくれ

さてダメな抗議のパターンを大まかに4つに分けてみましたが、毎度口さがな
いことをご辛抱いただければ、分かりやすく書けていると思います。

前述の通り、あたしは抗議メールを送ってこないでと言っているのではない。
どうぞ送って下さい。しかし上で述べたようなパターンの抗議は対応のしよう
がないし、しても空しいのでなるべく避けて欲しいのである。

ではどんなメールなら良いのかというと、これも繰り返しになるが、明らかな
事実関係の誤記を指摘して下さったり、あたしの評を理詰めに論破してくれる
ようなものなら大歓迎だ。

要するに「抗議をするのであればもっと頭を使いなさいよ!」ということであ
って、などと書くとまた「自分もバカのくせに威張りくさっている」と悪評紛
々であろうが、それが正直な心持ちなんだから仕方がない。

そも自分の大切な作品を正面切って批判されたら、それにロジカルに立ち向か
う準備くらいはしておきなさいよ。作品を愛しているなら、子供みたいにただ
泣いて怒っていないで、この小生意気な評者を理屈でこてんぱんにしてみなさ
い! それでこそファンでしょうが!

あたしはあらゆる文芸作品、わけてもアニメというエンタテイメントを心底愛
している。だから批評は真剣にするし、褒めるにしても批判するにしても精一
杯強い言葉で書く。あたしにとってはそれこそが誠意であり、何ら恥とするこ
とはないのだが、しかしそれでもその奥に悪意と傲慢さを感じ取るのならば、
それを正攻法でひねり潰すべくもう少し頭を絞って下さいな。

ラスカルにしおホームページ まるみみ画報
http://www.ajisai.sakura.ne.jp/~rascal/

▼まるみみ電波館では「あたし(ラスカル)の脳に、ニャントロ星人が電波で
送ってきた戯言を、テキストでダラダラとつづるコーナーです。映画評、アニ
メ評、社会評、何でもありのエッセイ集みたいなものかな」というおもしろコ
ラムを満載。そのうちの一編を2回に分けて掲載させてもった。

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■シンポジウム案内
「ディジタル・イメージ2003」シンポジウム
「Bot3D Engine」「激論! デジタル・コンピューターの未来は正しいか!」
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デジクリ読者のみなさまお久しぶりです。桑島幸男です。今、東京都写真美術
館で、「ディジタル・イメージ2003」展をやっておりますが、ディジタル・イ
メージでは関連事業として以下のようなシンポジウムを開催します。今回の桑
島の企画はタレントの松尾貴史さんに出演を土下座で要請して、かなり質の高
いモノになる予定です。また、出渕亮一朗さんも去年に引き続きはりきってお
ります。ぜひ、今週の土曜日は恵比寿ガーデンプレイスへお越しください。た
った80人の定員なので、入れない方がいましたらすみませんです。

「ディジタル・イメージ2003」シンポジウム・セミナー
日時:6月14日(土)
第一部 13:30~14:30「Bot3D Engine」
第二部 15:30~17:00「激論! デジタル・コンピューターの未来は正しいか!」
場所:恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館創作室(1F)
料金:無料 定員:80名

参加方法/申込方法 
当日15分前より先着順にて入場、定員になり次第締め切り。
連絡先:ディジタル・イメージ事務局
E-MAIL:info@digitalimage.org

第一部「Bot3D Engine」企画・講師 出渕亮一朗
Web ページに3D「トーキングヘッド」(会話するバーチャルキャラクター)を
表示するオリジナル技術のプレゼンテーション&デモ

第二部「激論!デジタル・コンピューターの未来は正しいか!」
各界から、ゲストを呼びディジタル・イメージ・アーティストとの討論会方式。
内容は、これからのコンピュター論やアンチコンピュター論をまじめに不真面
目にと語ってもらいます。激論とは言いつつも、ギャグを取り混ぜた笑いで包
まれるプチエンターティメントを目指します。
出演者:松尾貴史(タレント)須田泰成(コメディーライター)桑島幸男(CG
アーティスト)小笠原たけし(CGアーティスト)ROGMA6(CGアーティスト)他

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■セミナー案内
インクナブラ、「DTP実践セミナー 8」を東京で開催
http://www.incunabula.co.jp/
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インクナブラは「DTP実践セミナー 8」と題して、Mac OS XとInDesignのセミ
ナーを開催する。会場は東京・銀座のオープンマジックセミナールーム。各セ
ミナーとも定員は20名。

「これがわかれば怖くないMac OS X DTP講座」は、Mac OS XでするDTPを三つ
に分類し、ネイティブアプリケーションでするDTPと、ClassicでするDTP、そ
してQuartz PDFでするDTPの使い分けを整理して解説する。Mac OSで作成した
データがClassicで利用できれば、Mac OS Xへの移行は難しくない。このセミ
ナーでは移行の具体的な方法を解説。参加費は3,000円。講師は上高地仁氏。

「QuarkXPress→InDesign乗り換え講座」は、QuarkXPressからInDesignに乗り
換えるために知っておきたいことをまとめたもの。TPの制作環境および出力環
境を踏まえ、QuarkXPressからInDesignに移行するときに注意するべきことを
整理する。QuarkXPressの機能がInDesignに機能のいずれに対応するのかを解
説し、InDesign独自の機能の紹介する。機能の豊富なInDesignに戸惑うことな
くに乗り換えるために必聴の内容となっている。参加費はテキスト込みで
15,000円。講師は影山史枝氏。

「InDesign 2.0の機能をムダにしないマルチユースPDF講座」では、これから
出力フォーマットとしてスタンダードになっていくPDFをテーマに中心に据え、
InDesignがPDFをどのように扱うのかを整理する。PDF内のフォント扱いと、作
成方法によって変わるPDFの貼り込み方を解説する。また、印刷用のPDFの書き
出し方と、InDesign上の目次やハイパーリンクを反映したスクリーンブラウズ
用PDFの作成の仕組みを紹介する。InDesignのPDFをマルチユースするためにぜ
ひ知っておきたいセミナーになっている。参加費はテキスト込みで13,000円。
講師は上高地仁氏。

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■ワークショップ案内
RESFEST Japan Presents Canon XL1S Workshop Supported by キヤノン販売
Canon XL1Sワークショップ「プリプロダクション編」
http://www.resfest.jp/contents/feat05/
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RESFEST 2002 Japanツアーでも好評を博した、貫井勇志監督による「Canon XL
1Sワークショップ」が帰ってくる。今回は、XL1Sを使った撮影テクニックだけ
ではなく、自主製作映画では見落とされがちなプリプロダクションの重要性に
ついて、映画制作論に基づいて解説する。参加費無料。

Canon XL1Sワークショップ「プリプロダクション編」
内容:製作中の「血族」を題材に、以下のテーマで
・プリプロダクションの詳細・方法・その重要性
・XL1Sの特性を活かす撮影テクニック
・フィールドワークショップ(7月下旬予定)を行うロケ現場・撮影シーンに
関する説明。(フィールドワークショップ参加希望の方は、今回のワークショ
ップへの参加が必須となる)

講師:貫井勇志監督
日時:6月21日(土)13:00~16:00
会場:東京・芝浦 グランパークタワー12F大会議室(博報堂内)
定員:50名(先着順受付)

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■セミナー案内
Flash Liteハンズオンセミナー「小松学史のFlash Lite基礎講座」
http://www.uketsuke.jp/show_event_detail.php?uno=15
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DoCoMoの505シリーズに搭載されたFlashは、Player4のエンジンを元にしてい
ますが、クセも多く、実機で動くものを作成するのにはコツがいります。
Flash4用のコードの解説や、505用にFlashのファイルを作成するときに気をつ
けることを解説していきます。ひとり一台のパソコンをご用意。実際に作りな
がら、じっくり学んでいただけます。内容は以下の通り。

・FlashLiteとは?
・FlashMXを使用して、携帯用のアニメーションを作成する
・携帯電話用のFlashアニメーションを作成する上で注意すること
・ボタンの作成、505上でのボタンの取り扱い
・chtmlを使って携帯に表示(インタラクティブモードとインラインモード)
・インタラクティブなコンテンツの作成
・goto、stop、playなどを使用したコンテンツの作成
・おみくじゲームの作成
以下は時間がある場合のみ
・音の取り扱い、音データの作成、データの取り扱い(ストリングと比較演算
子)、telTargetを使用する

日時:6月27日(金)11:00~17:00
会場:ソフト産業プラザiMedio(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル
TEL.06-6615-1000)
受講料:15,000円(税込)
定員:16名(先着)
対象:Flashを使ったことのある方(Flashそのものの操作説明はいたしません)
goto、stop、playなどを使用したことのある方。

講師略歴および関わった仕事などはサイトを参照。
主催:デジタルクリエイターズ、ソフト産業館iMedio、株式会社ロクナナ

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■編集後記(6/11)
・昨夜は、高校時代の仲間5人+若者1人で酒を飲んだ。内訳は、医学博士とそ
の息子でCGマニア、広告代理店マン、デザイナー、画家、それにわたし。わた
したちが在学した当時の埼玉県立浦和西高校は、理想の学園実験校みたいなと
ころだったから自由度100%、それをいいことに勉強はそこそこに遊びほうけ
ていたのが我々だ。昔話の面白いのなんの。だが、わたし以外は全員が強烈な
ヘビースモーカーだった。これには参った。服はタバコ臭くなるし、一晩たっ
てもいまだに頭が痛い。こいつらは絶対長生きできまいと思った。 (柴田)

・コンポレクスの石原氏が来所。メールではやり取りしたことがあったけれど、
お会いするのははじめて。コンポレクスさんは今年の3月に立ち上げたばかり。
それまではキノトロープさんに所属されていた。最初はコンポレクスさんの仕
事内容を聞いていたが、だんだんとウェブ仕事についてのディープな話になっ
ていく。あとで考えたらセミナーでも聞けないくらいの話。ディレクションの
こととか、どういう心構えで作っているかとか、とても勉強になってしまった。
私だけ聞くのはもったいない。あと映画の話とかオンラインショッピング、
SO505iの実機なんて見せてもらったりで3時間! 新幹線の最終がなければも
っと話していたかも~。最終に間に合いはったやろか。   (hammer.mule)
http://www.compolex.co.jp/  コンポレクスさん

<応募受付中のプレゼント>
 やりたいことからすぐ引ける・ファイルメーカー逆引き事典 1317号。
 Flash MX ActionScript<ほぼ >10行道場 1320号。
 DTP&印刷[新]ワークフロー 実践ノウハウ 1325号。
 FlashクライアントとJavaサーバー 1325号。

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