[1328] 恋に落ちて──I FALL IN LOVE TOO EASILY

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1328    2003/06/13.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21205部
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         <僕はかなり惚れっぽい方だと思う>

■映画と本と音楽と… 173
 恋に落ちて──I FALL IN LOVE TOO EASILY
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 痩せたい気持ち
 堀本真理美

■展覧会案内
 デジタルフォト写真展「A Day in the Life of Africa」
 小林一浩「フラクタルCG Exibition」

■セミナー案内
 JPC6月セミナー「Web to Print」Webを活用したプリントオンデマンド
 (財)デジタルコンテンツ協会のセミナー





■映画と本と音楽と… 173
恋に落ちて──I FALL IN LOVE TOO EASILY

十河 進
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●“早い結婚”はソンかトクか

村上春樹さんがイラストレーターの安西水丸さんと「男にとって“早い結婚”
はソンかトクか」という対談をやっている。一番最初のエッセイ「村上朝日堂」
の巻末だから出版されたのは1984年のことだ。「日刊アルバイトニュース」連
載のコラムと「ビックリハウス」(ありましたな、こういう雑誌)に掲載され
たエッセイをまとめたもので、最後の対談は「GORO」(懐かしいよ~)の1984
年2月23日号に載ったものである。

安西さんは19歳で知り合った女性と就職してすぐの23歳で結婚したらしい。村
上さんは18か19で知り合い22歳で結婚した。安西さんについては知らないが、
村上さんは今も奥さんの陽子さんとは仲むつまじく暮らしているようだ。時々、
陽子さんの撮った写真がエッセイなどでも使われている。

その対談の時点では安西さんは41歳、村上さんは35歳だから、今の僕からする
とすごく若いわけだけど、発言の頭に「今の若い人は…」とか「ぼくらの頃は
…」とつくことが多く、何だかずいぶん年寄りじみている。その対談の中で35
歳・結婚生活13年のキャリアを持つ村上さんは、こんなことを言っている。

──よく、男は晩婚がいいという人がいるでしょう。独身のうちにいろいろな
女性と知り合ったりできるわけだし。でもね、冷静に考えると、そういう起こ
るべきことの量というのは一定なんですよ。独身だったから女関係が増えると
か、そういうことはないと思う。

そのエッセイ集(若林出版企画という版元だった)が出た夏、僕は32歳で、も
うすぐ9回目の結婚記念日を迎えようとしていた。だから、その対談はかなり
身につまされながら読んだ。ふたりは早婚を肯定的に捉えていたので僕も安心
した(?)ものだが、村上さんの言葉は35歳にしては悟ったようなところがあ
って「そんなものかな」と思っただけだ。実感はなかった。

僕は16の時に知り合った相手と20過ぎで一緒に暮らし始め(「神田川」ですね、
やれやれ)、その後、一年半ほど四国と東京で離れて暮らし、23歳の秋に結婚
した。以来、銀婚式を数年前に終了し、現在は金婚式をめざしている(その歳
まで生きているかどうかはわからないけど)。

それだけ早くからひとりの女性と生きてきたので、たまに他の女性を好きにな
ると、それがすぐに不倫になってしまうという辛い(?)人生を送ってしまっ
た。少なくとも、素敵な女性と知り合った時に積極的にアプローチすることは、
残念ながら一度もなかった。素敵だな、と思うだけで心理的にはブレーキがか
かる。

まして、その人と密接な関係になることが現実に起こりうると思うことはない。
それに、少年の頃、日本浪漫派の残滓を感じさせる時代小説を耽読した結果、
「好きな女性と寝ないこと」を尊しとする気持ちが強い。「寝てしまったらオ
シマイだ」と時々、酔っ払って若いモン相手にくだを巻くことがあるけれど、
半分強がり(単にもてなかった)で半分本音である。

しかし、僕はかなり惚れっぽい方だと思う。世の中にはどうしてこんなに素敵
な女性が多いのかと神を恨みたくなる。「I FALL IN LOVE TOO EASILY」とい
う曲があるが、経験的に言うと人は一瞬で恋に落ちる。ある瞬間、恋をする。
いきなり感情のピークがやってくる。

どんな人も恋に落ちることは避けられない。だが、人は様々なものを諦めなけ
れば生きられないように、そんな感情を殺して生きる。なぜなら、裏切れない
人がいるからだ。それはセックスの問題ではなく、モラルの問題だ。あるいは、
自分の決めたルールの問題である。

●恋の情熱より倫理的な潔癖さを優先させる生き方

「恋におちて/FALLING IN LOVE」は1984年の映画だ。主演はロバート・デ・
ニーロとメリル・ストリープだった。当代きっての演技派同士の競演である。
郊外の家から近くの駅まで妻に車で送られ、通勤電車でマンハッタンに通うご
く普通の勤め人と、ごく普通の家庭の主婦が恋に落ちる物語だ。

彼と彼女はクリスマス・イブの夜にニューヨーク五番街にある有名な書店(常
盤新平さんのニューヨーク五番街の本をなくして書店名が確認できない)で偶
然に出逢う。ふたりとも家族へのプレゼントにする本を買いに入り、大きな荷
物を抱えた彼女が彼にぶつかるというありがちなきっかけだった。

ふたりの幸せな家庭の描写があり、再び彼女と彼は出逢う。好意を感じ合い、
次第に惹かれていく。ふたりは惹かれ合うのだが、その気持ちを抑えようと懸
命の努力をする。彼は仕事に打ち込み、自分の感情を抑制する。彼は妻を愛し、
子供たちを愛している。別の女性を好きになることなど、あってはならないの
だと言い聞かせる。

しかし、抑えきれないから恋である。彼女も家庭を大事に思いながら、どうし
ようもなく彼に魅せられていく。後にメリル・ストリープは「マディソン郡の
橋」で恋する中年女を演じるが、僕は「恋に落ちて」の彼女の方がずっと好き
だ。特に美しくはない。しかし、分別と知性を感じさせ、そんな中年を迎えた
主婦の抑えきれない感情の高まりを静かに見せてくれた。

「恋に落ちて」は「戦場に架ける橋」「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジ
バゴ」を撮り巨匠になるデビッド・リーン監督が1945年に作った「逢びき」の
リメイクだった。「逢びき」は当時、人気のあった劇作家ノエル・カワードの
舞台劇を彼自身が映画用に脚色した作品だ。

駅の喫茶室から「逢びき」は始まる。中年の男女が座ってお茶を飲んでいる。
そこへ女の知り合いのおばあさんがやってきて、女にやたらに話しかける。男
が列車に乗るために立ち上がる。「いくよ」と男が言い、女は座ったまま「い
くのね」と応える。男は片手で女の肩をつかみ、出ていく。

女は夫と子供のいる家庭に戻る。彼女の穏やかな日常だ。彼女はラジオで音楽
を聴き編み物を取り上げ……、そして今日、永遠の別れを告げた男との出逢い
と逢瀬を回想する。彼と彼女は自分たちの恋の情熱より倫理的な潔癖さ(大学
で映画論を専攻した時、岩崎昶先生はそう表現した)を優先させたのだ。

週に一度、地方都市に列車で買い物に出かける人妻は医者と知り合い、互いに
惹かれ合う。愛し合うようになり、人目を忍んで逢びきをする。しかし、ふた
りはお茶を飲み、食事をし、映画を見るだけだ。夫や妻や子供に隠れて逢うこ
とを耐えがたいと感じながら、それでも逢わずにはいられない。やがて、彼と
彼女は別れる決心をする……

ふたりのいきさつがわかってから、もう一度、冒頭のシーンになる。その時、
彼がどんな想いで彼女の肩をつかんだのか、彼女がどんなにせつなく想いなが
ら「いくのね」と応えたのか、今はすべてがわかる。ふたりが別れねばならな
かった、その潔癖であろうとする生き方の美しさは、現代でも通じるものだろ
うと僕は思う。

●肉体的結びつきが恋愛の到達点なのか?

「逢びき」から「恋に落ちて」までには、40年近い時間が流れた。しかし、そ
の40年間で何かが変わったのだろうか。「恋に落ちて」のふたりは友人の部屋
を借りて逢瀬をし寝ようとする。

1984年のアメリカだ。1960年代末の性革命を経て、ウーマンリブを経験した後
のアメリカである。出逢ってすぐに寝てしまう時代である。自分の気持ちを抑
えて耐え続けていた挙げ句、高まった感情を顕わにし彼と彼女が抱き合おうと
して何が悪い? おそらく彼女もそう言い聞かせながら肌を晒したに違いない。
だが、彼女はいざという時になって彼を受け入れられない。

その行為が不貞だからではない。夫や子供に対する裏切りだからだ。彼女は自
分を愛し信じている人間に背けない。妻として母として、いや、人として許さ
れないことである。そんな人間としての倫理が彼女を抑制する。一方、彼はそ
んな彼女をやさしく許す。彼にとっては彼女と寝ることが目的なのではない。

男というものは始末に悪いところがあり、肉体的にも準備ができていて、初め
ての相手で「さあ、これから」と勇んでいる興奮状態の時に、相手の女性から
「やっぱり、できないわ」などと言われると、「何をいまさら、ここまできと
いて」みたいに鼻白むところがある。そこでやさしくなれる男は僕の理想だ。

解き放たれた情熱に導かれて服を脱ぎ捨て抱き合っていながら「やっぱり、駄
目」と言われた時のデ・ニーロは男の優しさをにじませて、本当に素晴らしい。
もちろん、彼自身も妻を裏切らずにすんだとホッとした気持ちがある。しかし、
彼が見せたやさしさは、彼女を大切に想う気持ちの表れだった。「好きな女と
寝ないやさしさ」をデ・ニーロは見せてくれる。

やがて、ふたりは別れを決意する。それぞれの家庭に戻る。彼は別の女性に心
惹かれたことを妻に告白する。それは妻への彼の誠意でもあった。「君の元へ
戻ったのだ。君を愛している」と彼は言いたかったに違いない。しかし、彼は
妻に「でも、彼女とは寝なかったんだ」と弁解じみた言葉を口にする。

その瞬間、妻は絶望的な表情で「よけい、悪いわ」と反発する。その妻の言葉
のきびしさが僕にはよくわかった。もちろん「寝てくれた方がまし」と、単純
に妻は思ったのではない。そのあたりには複雑な感情が渦巻いているのだが、
他の女と出逢い、心を移し、なおかつ寝なかったことが男の想いの深さを伝え
たのだ。

おそらく、彼は彼女と肉体的に結ばれなかったが故に、生涯、決して彼女を忘
れない。想い続ける。毎日のように思い出す。彼の日常に次第に彼女の面影が
現れることがなくなったとしても、彼の心の底に、記憶の中に深く刻み込まれ
て、ある時、ふっと甦る。彼女を愛した日々が……

完遂しなかった想いは長く生き続ける。いくら感情を抑制しても想いは消えな
い。忘れたつもりでも、長い年月を経て再び頭をもたげてくる。「分別もでき
た、社会人としてのゴールも見えた、いい歳の男がいまさら切ながっても仕方
があるまい」と言い聞かせても、自分の中の完遂できなかった夢、叶わなかっ
た想い、そんなものに囚われて不意に感傷に襲われ途方に暮れる。生き暮れる。
僕にも時々、そんな夜がある。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。CDデータベースを検索したら「I FALL IN LOVE TOO EASILY」の
入ったCDが12枚ヒットした。それを一枚のMDにまとめ、このところ、そればか
り聴いている。アニタ・オデイ「ジス・イズ・アニタ」とキース・ジャレット
「スタンダーズ2」、ビル・エバンス「ムーンビームス」がお勧めでしょうか。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

竹内敏信ギャラリー&オリジナルプリント
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

玄光社WebSite
http://www.genkosha.co.jp/

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■金曜ノラネコ便
痩せたい気持ち

堀本真理美
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この時期になるとあちこちの女性誌や情報番組でダイエット特集が組まれる。
そして、かくいうわたしもダイエット中なのである。ときどきどんなに沢山食
べていてもスリムな「痩せの大食い」と呼ばれる人がいる。食べることが大好
きなわたしには、ときどき彼らが羨ましく思える。

体重計の数値だけを見れば、わたしは肥満なわけでもなく痩せているわけでも
ない標準体型だろう。過去に、痩せた(というか、華奢な)女好きの男に一度
だけ太っていると言われたような記憶があるのだが、それを除けば誰かから太
っていると言われたこともないし、これ以上痩せる必要はないでしょうと言う
人も少なくない。

そうはいっても、定期的に運動をするわけではないし、仕事柄一日の大半を座
りっぱなしでコンピュータに向って過ごしていれば、消費し切れなかったカロ
リーはジワジワと体重計に反映されていく。もともと女性は男性より筋力が弱
く脂肪がつきやすい体質であるため、30才を過ぎると一度ついてしまった脂肪
はなかなか落ちてくれないものだし、怠けた筋肉は引力に逆らえない。油断し
ているとすぐ「太る、体型が崩れる」ことになるわけだ。

わたしの心には10代の初めから今までずっと「太りたくない」という気持ちが
あるし、これから先もずっとそうだと思う。正直言って、こういう枷から逃れ
られないのだと思うとちとヘヴィなのだが、そうやって常に意識しているから
こそ、それなりの体型を維持してこられたという気もするのだ。

事実、その意識が薄れていた時期にもっとも太っていたのだ。それは今から10
年ほど前にイギリスに留学していた頃。渡英当初こそ環境の変化でグッと痩せ
てしまったのだが、生活に慣れてしまえば元通り。というか、それ以上に体重
は増えたが日常的にダイエットの話題が出ることもなく、他に考える事が山の
ようにあったので、あまり気にしていなかった。おまけに、EU統合前のイギリ
スでは重さの単位はポンドが主流だったため、数字に弱いわたしは正確にキロ
換算しなかった。

しかし帰国して成田空港に降り立って見た光景にびっくり。「アレ、同年代の
女の子たちってこんなに痩せっぽちだったの?! まるで子供じゃない!」人
種的な体格の違いや身長差はあるにせよ、肥満大国のアメリカに比べればイギ
リス人はそれほど大柄ではない。関連業界の調査によれば、イギリス女性(中
年も含む)の既製服の平均的サイズは14~16号、これは日本でいうクィーンサ
イズ(L~LL)である。かたや20~30代の日本女性の平均的サイズは「9号=M
サイズ」である。

イギリスでは洋服を買いに行くと「Sサイズ」だったのに、実は「Lサイズの女」
だった、という現実に目を向けざるをえなかった。わたしの身長は163cmで同
年代の女性と比べ少し高い。よって、洋服のタイプにもよるがサイズはM~Lに
なるのだ。

ダイエットに関心がある人は多いが、世の中には生まれつき痩せ型で体力がな
いので少し太りたいと思っている人もいるだろうし、いっこうに肥満を気にし
ない人だっているだろう。太っていようが痩せてようが健康である限りは個人
の事情に合わせて対応すればいいのだ。

しかし、着るものの問題はそう簡単に解決されない。日本のアパレルメーカー
で量産される服、巷のショップで扱う服のほとんどはMサイズ。着たいと思う
デザインの服が着られないために「痩せなければ」と思わされるという場合も
少なくないからだ。ついでに言えば、軽薄な流行偏重主義の品揃えも不満だ。

服に身体を合わせるなんて府に落ちないことこの上ないのだが、こうした事情
のためにダイエットに関心がある人のなかでも、最高でも5kg前後の「ちょっ
とだけ痩せたい」派が一番多いのではないだろうか。けれど皮肉な事に、この
「ちょっとだけ減らして維持する」というのはかえって難しいのだ。

もしや「ちょっと痩せる→安心すると3ヶ月後に逆戻り→ちょっと痩せる」と
いうようなことをくり返すことによって、関係各業者が儲かることになってい
るのかもね……

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
フォトエッセイスト/ウェブデザイナー。発売中の隔月刊誌『島へ。』7月号
(海風舎刊)に「島ネコなごみ旅 」掲載。お求めは全国の書店にて♪

▼かつて堀本さんに向かって「太っている」と言ったのはわたしではない。わ
たしは「ますます外人っぽくなったね」と言ったのである。いずれにしろ、失
礼である。堀本さんは絶対覚えているはず、すいません。(柴田)

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■展覧会案内
デジタルフォト写真展「A Day in the Life of Africa」
(100人の写真家がみたアフリカの一日)
http://www.syabi.com/schedule/details/afrika.html
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会期:6月14日(土)~7月13日(日)10:00~18:00 木・金20時 月休
会場:東京都写真美術館
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円
主催:オリンパス光学工業株式会社

「A Day in the Life of Africa」は世界26カ国の著名フォトジャーナリスト
約100人がアフリカ大陸の53カ国に分散し、アフリカ大陸全域のある1日の様子
をそれぞれカメラに収めた一大プロジェクト。参加者にはピュリツァー賞を受
賞したラリー・プライス氏やデビッド・タンリー氏をはじめ、マグナムやグル
ープVIIといった有名フォトエージェンシーのメンバーも数多く含まれるす。
また、日本人としては五十嵐太ニ氏、村上佳子氏が参加した。撮影は2002年2
月28日に行われ、オリンパスが提供したデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-
20」などが使用された。

今回オリンパスが開催する写真展「A Day in the Life of Africa」は、この
日に撮影された写真の中から選りすぐりの作品約250点を展示するもので、日
本とアフリカの更なる交流を願い制定された「アフリカ年2003」を機に開催が
決定した。世界の著名フォトジャーナリストのデジタルカメラによる作品を一
挙に集めた写真展は前例がない。

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■展覧会案内
小林一浩「フラクタルCG Exibition」
http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/ask/
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会期:6月16日(月)~28日(土)11:00~18:30 日休
会場:art space kimura ASK?(東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F TEL.03-
5524-0771)
内容:CGアーティスト小林一浩さんのCG静止画作品展。6月16日(月)17時よ
りオープニング・レセプション。

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■セミナー案内
JPC2003年6月セミナー
「Web to Print」Webを活用したプリントオンデマンド
http://www.jpc.gr.jp/
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<主催者情報>
内容:今まで、Web上にあるPDFカタログを印刷する場合やネットワーク経由で
印刷用の画像ファイルを利用する場合に、PDFファイルや画像ファイルのダウ
ンロードにストレスを感じていました。

Webで公開されているPDFカタログページの収集・切抜きがブラウザ上で自由自
在にできる『NetColleper(ネットコッレッパー)』や、利用目的別に印刷サ
イズ・画像品質(解像度)を変えて印刷が可能な「ワン・ソース&オンデマン
ド・レゾリューション」を実現する『VectorMagic「EPS=VFZ File」』を活用
すると、大きなサイズのPDFファイルや画像ファイルをネットワーク経由でス
トレスが少なく利用することが可能になります。

また、Webページと紙メディアのデザインイメージを統一展開して同一ページ
レイアウトで印刷できる、OpenTypeフォントを利用した『GlyphGate &
Morisawa Document Solution』。今回のJPCセミナーでは『Web to Print』と
題して、Webを活用したプリントオンデマンドの利用方法と注目される技術を
ご紹介します。

日時:6月25日(水)13:30~17:00(予定)
会場:コートメダリオン 7階 第2ホール(東京都千代田区富士見2-10-28)
参加費:JPC会員5000円、JPC団体会員7000円、非会員10000円

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■セミナー案内
(財)デジタルコンテンツ協会のセミナー
http://www.dcaj.org/contents/idx_semi.html
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<主催者情報>

●6月度セミナー 最先端「音楽ツール」の紹介

(1)講演「新たな歌声合成技術“VOCALOID”の紹介」講師:剣持秀紀氏
今年3月にFrankfurt Musikmesseにて発表したヤマハの新しい歌声合成技術
“VOCALOID”を紹介します。楽譜を入力するだけでリアルな歌声が得られるシ
ステムです。楽曲制作のデモンストレーションも行います。
(2)講演「高精細オーディオのロスレス符号化ツール”ゲンコーダ”の紹介」
講師:茂出木敏雄氏
”ゲンコーダ”は高精細音楽制作の過程で発生する大容量の素材データに対し
て、品質に一切手を加えずに、情報量のみを30~70%に圧縮できるもので、オ
ーディオだけでなく、静止画・動画素材に対しても同様に圧縮が可能です。

日時:6月23日(月)15:00~18:00(締切6月19日)
会場:(財)デジタルコンテンツ協会 会議室
<http://www.dcaj.org/outline/map.html >
参加費:セミナーは、財団法人デジタルコンテンツ協会の正会員と情報会員は
無料、個人会員は2000円、非会員は3000円。交流会は、2000円

●7月度セミナー 「待ったナシ! 個人情報取り扱いのリスクとチャンス」

「待ったナシ! 個人情報取り扱いのリスクとチャンス」講師:鈴木靖氏
・個人情報保護への動きの背景
・個人情報漏洩事件とその影響
・生活者にとっての個人情報とは
・個人情報保護の考え方(個人情報保護法)
・個人情報保護システムの必要性 他

日時:7月3日(木)15:00~18:00(締切6月30日)
会場:(財)デジタルコンテンツ協会 会議室
参加費:セミナーは、財団法人デジタルコンテンツ協会の正会員と情報会員は
無料、個人会員は2000円、非会員は3000円。交流会は、2000円
問合せ:交流グループ 須藤智明(sudou@dcaj.or.jp)

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■編集後記(6/13)
・ビデオテープは普通のゴミと同じ「燃えるゴミ」に出すそうだ。わがテレビ
部屋の壁際に積み上げられた録画ビデオの山脈を目の敵にする妻からは、一年
以上も前から排除命令が出ている。そこで、問答無用に捨てるテープ、とりあ
えずチェックしてから捨てるか保存か決めるテープ、保存テープと三つの山に
分類を始めたが、圧倒的に高い山となるのが再検討テープだ。これはひとつず
つ見なければならないのだが、見始めるとついのめり込んでしまう。大昔に録
画した地上波の映画では、合間に入るCMが面白い。まさに20年のタイムスリッ
プだ。これだけをとり出して再編集なんてこともやりたいが、VHSのデッキに
よる操作はもうめんどうくさいし、そんな時間はない。一度デジタル化してし
まえば編集は容易だ。では、そのマシンを買うまでとりあえず保存しておこう
ト決めたので、録画ビデオ山脈はほとんど以前のままなんですわ。 (柴田)

・昨日、トークセッションの話から中野監督の話を書いたが、このセッション
ではチェコアニメや、フランスやアメリカのショートフィルムなども上映され
るそうだ。/アヌシー2003 第27回国際アニメーション映画祭で『頭山』がグ
ランプリ!/外国にいた。アジア。飛行場に向かう途中、ちょっと寄り道。の
んびりしていたが迷ってしまい時間がなくなる。同行者とああだこうだと言い
ながら走る。タクシーを見つけ、乗り込む。ところがこのタクシーがのろい。
急いでもらうがタイムアップ。ああ間に合わなかったと嘆きながらも、乗り場
に向かう。と、同じツアーの人たちがいた。聞くと、福澤朗アナウンサーがツ
アコンで、交渉で離陸を遅らせてくれたらしい。「さすがよね。」「うん、さ
すがね~。」そこで目が覚めた。心臓バクバク、汗だく。全力疾走と焦りでか
なり疲れた夢だった。映像面白かったけど。何故に福澤アナ?(hammer.mule)
http://www.imedio.or.jp/ssff/special.html  ショートフィルムも
http://www.jade.dti.ne.jp/~yam/  山村浩二氏の作品上映会情報
http://umiduki-web.hp.infoseek.co.jp/  福澤堂

<応募受付中のプレゼント>
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デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
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