[1337] 勝手に二周年記念で総括してスイマセン

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1337    2003/06/26.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20263部
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         <良心よりもっと大切な「ギャグ」>

■笑わない魚 74
 勝手に二周年記念で総括してスイマセン
 永吉克之

■Powerbook Publishing Project ~ (54)
 ちょっと怖いデータベースの話
 8月サンタ

■イベント・セミナー案内
 「PROJECT 629」
 ODPデザインセミナー「デザイン新領域」
 「DTPソリューションセミナー」



■笑わない魚 74
勝手に二周年記念で総括してスイマセン

永吉克之
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デジクリに寄稿を始めて、明日(6/27)でまる二年になる。二万余の読者の中、
どのくらいの方が私の記事を毎回読んでくださっているのか、まったく見当が
つかない。百人程度のような気もするし、八万人は下らないだろうと思うこと
もある。とにかく、さっぱり判らない。

今回が74本目のコラムになる。短い記事を74本くらい書いたからって偉そうに
二周年記念もあるか、という批判も分るが、よく考えてみると、かつて一試合
で74本のホームランを打ったバッターがいただろうか。74回ノーベル賞を受賞
した学者がいただろうか。走り幅跳びで74メートルを跳んだ陸上選手がいただ
ろうか。体長74メートルのカエルがいるだろうか。

そう考えると、74というのは並たいていの数ではない。

実は「74」は私にとって因縁深い数字なのである。1974年といえば、奇しくも
大阪府高石市の社宅に両親と住んで5年経った頃で、上京するちょうど7年前に
あたるのである!

奇遇なのはそれだけではない。74に1882を足すと、私の生まれた年の1956にな
るということに気がついたときは、ただの偶然だと気にもとめなかったが、74
に31を掛けて2で割り、1.5を掛けて 235.5を足しても1956になると知ったとき
は、さすがにこれは何かあると感じて、試しに1956に円周率の3.14を掛けて、
0.24で割り、さらに 0.063を掛けて、1538.233を引くと、あろうことか74とい
う答えになったのである。この74という数と私の生年との関係は、神秘という
ほかはない。

                 ■

若いころ愛読した太宰治の影響か、それとも自虐的な笑いを本領とする大阪人
の性か、自分の恥をネタにした記事も何本か書いた。これは、ひとつには自分
のことをネタにするのは、ある意味で楽だからだ。事実関係のウラをとったり、
プライバシーに配慮したりする面倒がない。

しかし恥をネタにするといっても「リキんだ拍子にオナラをした」とか「二股
かけているのが発覚して、女に股間を蹴り上げられ、ゴルフボールがサッカー
ボールになってしまった」なんて不毛な話で笑わそうというのではなく、

「この程度のことを恥だと思って気にしてるなんて、エネルギーの浪費ですよ。
 そもそも『恥』というものには実体はなく、恥だと思わなければ、実際、恥
 ではないのです。そして恥と思わなくなるためには、あえて恥をさらすとい
うのも、ひとつの方法なんじゃないでしょうかねえ」

ということが言いたかったのである。そこで五流大学出身、47歳独身、CG屋の
くせに機械音痴といったような、普通なら大っぴらにしたくないようなことを、
これ見よがしに暴露して『大阪式恥克服法自虐系』の一例を見せ、すぐ恥と感
じたり、劣等感を持ちやすい人の心が少しでも軽くなったらええやんか、と思
っているのだが、何人の読者の心を軽くすることができたのかは分らない。

しかし、わずか2~3通ではあるが、共感のお便りをいただいている。中には、
デジクリNo.1189(2002/10/31)の『中年はヨイか』という記事のなかの一節、

「私は、面識がなく、メールでしか会話のしようがない相手には、こちらがど
 んな人間かイメージしやすいように、最低でも年齢、性別、職業、趣味、宗
 教、預金高、血圧、前科、避妊法などは始めに伝えるようにしている」

に呼応して、自らの生年月日、血圧、避妊法などにいたるまで挙げて自己紹介
をしたメールをくださった読者もいた。これらは「恥」ではないが、普通は隠
したがることを、実名で、何でもないことのように話されると、相手が鷹揚な
人に感じられる。(K.Cさん江)

「ええカッコしない人は、カッコええ」(アメンヘテプ四世)

もちろん、そんなこと知りたくない人もいるはずだから、デジクリという場で、
私の避妊法や、病歴、コレステロール値まで公表するつもりはない。そこまで
やってしまったら、「何をまたこの人、ヤケクソになってんの」と思われかね
ないからである。

いい機会なので、恥さらしの一環として私の顔面も暴露する。ただし、見る前
にイボイノシシを想像しておいていただきたい。そうすれば、少しはいい男に
見えるかもしれない。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/kunst/expose.html

                 ■

私は自分のコラムの基本姿勢として、一貫したテーマを設けないことにしてい
る。寄稿を始めた頃は「アート」がテーマになることが多かったが、ネタに窮
するようになり、「このテーマでは、もう笑える記事が書けない」と判断して、
他のカテゴリーにも手を出すようになった。笑ってもらえそうだと思ったら、
社会諷刺でも、フィクションでも、スキャンダルでも、遠洋漁業でも、馬糞で
も何でもテーマにする所存である。

しかし、このところの私のコラムは説教臭い記事が多くなってきていることに
気がつき、「いかん、このままでは『啓発』という一貫したテーマが生まれて
しまう」と危惧を感じていたら、先日、O.S さんから「癒し啓蒙系と間違えて
最後まで読んでしまいました」というメールをいただいて再認識した。

私のような罪悪深重煩悩熾盛の凡夫が人様を啓蒙できるはずもないし、そうい
うカテゴリーで笑いをとるのは難しい。例えば、デジクリNo.1312(2003/05/
22)の『続・MORALITY』では、後半部、不覚にも、人々の公徳心の低下を訴え
て、誰もが持っている「良心」を喚起することに力を注いでしまい、その結果、
良心よりもっと大切な「ギャグ」が欠落し、真摯な内容の記事になってしまっ
た。私の記事を毎回読んでくださっている読者にしてみれば、吉本新喜劇を観
にきて『ハムレット』を見せられた思いだっただろう。お詫びしたい。

ところで、このメルマガのタイトルは『日刊デジタルクリエイターズ』で、し
かも私自身がデジタルクリエイターもどきなので、たまにはデジタルな内容の
記事も書かなければ申し訳ないと思っているが、笑ってもらえる記事にできる
かどうか心もとない。

【訂正】
デジクリ No.1260(2/27)『沈黙は気まずいか』のなかで「主客転倒」という
言葉を用いましたが、文の内容からして「本末転倒」の方が適切と思われるの
で、訂正いたします。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
機械音痴の分際でIPフォンに加入した。まだよく分らない点が多々あるのだが、
距離に関係なく3分8円なので、関東圏に電話することが多い私としては、この
節約は大きい。しかし無残なことに、聞いた範囲では、私の周囲にはIPフォン
加入者がいないうえに関心がないらしく、誰も私の快挙を讃えてくれないのだ。
一体何が、人をここまで不人情にしたのだろう。生きているのがいやになった。
▼EPIGONE
http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■Powerbook Publishing Project ~ (54)
ちょっと怖いデータベースの話

8月サンタ
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大変ご無沙汰しております。実はデジクリデータベースが順調に運用開始とな
るまでは、あまりお目にかかれなくなります。今週はそのことにも少し絡めた
お話を。

●データベースのいい本が足りない

社会全体の情報のやりとりが、全てデジタルデータをベースとしつつある今、
誰もがデータベースと深く関わらずにはいられなくなって来ている。例えば今、
ビジネスを立ち上げるのに、なんらかのデータベースを構築しないですむなど
ということは全く考えられない。商売をやりたい全ての人に、データベースが
必要なのだが、その具体的なところをわかりやすく解説した本があまりない。

概論や専門の部分で優れた本はたくさんあっても、現場の人々が抱えている問
題に、直接ストレートに合致する入門書がないのだ。例えばクリエイターは、
データベースに余り縁がないと思われているが、イラストレーター、ミュージ
シャン、デザイナー、もしプロであるのなら、その受発注、顧客管理、なによ
り作品の管理はどうするのか。

上記の職業の人たちが、どうやってデジタルベースでものを創造していくか、
パソコン上におけるクリエイティブツールの使いこなし方、そのバリエーショ
ンの本はたくさんあるが、同時に、外部との商業的なやりとりを支える、バッ
クヤードの重要性を解説した本はなかなか、ない。

クリエーターが独立して生きていきたいのなら、その作品と同じくらい、その
活動を支える環境が重要である。制作環境、営業拠点、運転資金、社会全体が
右肩上がりであれば、新しい活動には常に追い風が吹いていた。今は向かい風
を前提として、既存の枠組みに踏みつぶされないように、体勢を整えてゆかな
くてはならない。

大きな組織の精神論ではなくて、やりたいことを実現するための、現場の人々
のための、実践的な手段としてのデータベース構築本、そんな本が欲しい、と
言ってもはじまらないので、自分で出すべく、実はみちみちと原稿を書きため
ている。

だがこういうことって、論として書くのは簡単でも、実際の運用は全然簡単で
はない。アイディアを出すのは、それを実装することに比べればはるかに簡単
だ。100のアイディアより、1の実装。だから、デジクリDBを含め、人前に出せ
るいい運用例を、自分の手で成功させてみてから、本にしなくては、なのだ。
といいつつ、日々の仕事に追われつつ、なので、ご迷惑を掛けっぱなしだが…

●例えば、データベースは貴方の生活にこんな風に関わってきてる

昨年から何件かお話をいただいたのは、賃貸不動産の管理システムである。こ
れって、結構凄い話なのだ。

管理会社はたいてい、不動産物件のオーナーに立ち替わり、日々マンション等
の現場の管理を代行して報酬を得ている。建物には日々トラブルが発生するの
で、全て面倒を見なくてはならない。これが維持業務と維持コストの管理。住
人がきちんと支払いをするか、当然管理しなくてはならない。これが入金管理。
部屋が空いたら、すぐに次の入居者で埋めなくてはならない。これが営業管理。
そしてこれらを日々、オーナーに報告して手数料を引いた額を、入金しなくて
はならない。報告+支払い業務。

この全ての情報を一元管理することが各業者の夢で、業界には専門のソリュー
ションを提供する会社が何社かあるが、まあ結構な値段である。その割にカス
タマイズしようとすると凄い値段を取られるので、うちのようなところにも話
が来る。しかし現場のお話を伺ってみると、なんともイヤな社会情勢が浮かび
上がってきてしまう。

今注目されているのが、サラ金による、入居者の信用保証システムである。ど
ういうことか。家主にとって恐ろしいのは、入居者が入らないことで、もっと
恐ろしいのは入居者が家賃を滞納することである。借金をして建てているケー
スも多いので、日々の収入があてにならないと困るのである。

しかし実際には、家賃の遅れなど日常茶飯事である。そこで、だいたいは不動
産管理会社が取り立ても代行し、支払いも肩代わりすることで商売にしている。
リスクを請け負うことで、管理会社を使うメリットを提供しているのだ。

ところが、もっと進んだ業態が現れた。なんと、新しい住人が入居する際、サ
ラ金会社が審査を代行するのである。サラ金にはその入居者候補の、借金履歴
に関するデータベースがあり、なにより支払い能力を計る、与信に関するノウ
ハウがある。

それどころではない。取り立てもサラ金会社が代行するのだ。このシステムに
加入すると、入居者が家賃を支払おうと、支払うまいと、その月末より先に、
大家さんにはサラ金会社から家賃(から手数料を引いたもの)が満額支払われ
る。あとの処理はすべて、サラ金がそのノウハウを使って入居者から回収する
のである。入居者は月末には、大家さんや不動産屋でなく、●●●にお金を振
り込むのだ。大家さんはリスクをこれでさらに減らすことが出来る。しかもそ
のコストはほんの数パーセントで、貸す側にしてみれば、これは魅力的だ。

管理会社側も、審査業務、回収業務をプロに任せることで、余力を物件管理や
部屋の営業に振り向けることが出来て万歳だ。というわけで、急速にこのシス
テムが普及しつつあるのだが、もちろんいいことだけではない。

「最近、引っ越ししようと不動産屋に行ったら、クレジットカードの申し込み
のようなことをさせられた」と聞いたら、このシステムで間違いない。だから、
金融的な審査ではねられる人も続出している。実際、今の社会情勢だと、こう
いう審査が基準になると、つらい人が一杯出てくるだろう。

そしてこれは、サラ金・信販会社の新規顧客獲得の最高のチャンスである。た
だ引っ越ししたかっただけなのに、キャッシングのカードが何故か付いてきた、
という仕組みになっているのだ。おまけに住所だけでなく、年齢、性別、職業
まで把握されてしまっている。貴方の情報は洗いざらい、データベースに入っ
てしまっているのだ。これは丸裸にされてしまっているのと同じである。

今、資産を持っている側は、血眼になってリスク回避・収入保全に動いている。
だから、不況で収入不安定な賃借人と、安定収入を得たい大家との、隙間を埋
めるこのようなシステムは、普及する一方だろう。何しろ、今は随分効率的な
データベースが稼働しているのだ。あんまりいい気持ちはしない。が、データ
ベース時代の一つの側面には違いない。衣食住すべての分野で、おなじような
ことが起こるだろう。

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する34歳 santa@londontown.to
・最近はまっている「麻婆豆腐」のお話を…
元はといえば、陳健一麻婆豆腐店の麻婆豆腐のうまさに、やられてしまったの
がきっかけであった。
http://szechwan.jp/kibamenu.html

なんかTV出ずっぱりの人にだまされるのは悔しいけれど、とにかく、行くと腹
一杯になるまで、夢中でご飯をお代わりして食べてしまう。同行の人間も皆同
じで、デザートの入る隙間もない。”ゲフー”という感じである。昔良く連れ
ていってもらった、中軽井沢の何の変哲もないがめっぽうウマイ四川料理店の
麻婆豆腐もそうであったが、カレー以上にご飯に合う。辛い! ウマイ! 辛
い! ウマイ! の繰り返しで、気が付くと小さな麻婆豆腐の皿とお代わりし
た大量のご飯でおなかが一杯で、動けなくなってしまう。こういう、会話の余
裕もないかきこむウマさ、というのを随分忘れていた。

陳建一の店には辛、普通、甘の三種類の麻婆豆腐とデザートしかなく、しかも
一皿千円もする。でも、週に一度は食べたくなってきたので、いっそのこと、
自分で出来ないものかと挑戦を始めたのである。中華鍋を購入して、油ならし
から開始。しかし強火がんがんが基本の、愛用のビタクラフトとは正反対の概
念の鍋ですな。窓も全開にしないと部屋中が油煙で大変である。

Webで作り方を探したが、All Aboutの下記の頁が一番参考になった。
http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20020812rcp9/index_2.htm

いろいろ試したあげく、わかってきたのはこういうことだ。・挽肉は炒めすぎ
るくらい炒めなくては美味しくない。・山椒(花椒)がたっぷりと入っていな
いと麻婆豆腐とは言わない。・豆板醤だけで出せる辛さには限界があるので、
唐辛子の細切り、あるいはラー油などでしっかり辛さを足す。・紹興酒は必須。
・豆鼓も必須だが、少量を刻んで使えば十分である。など、など。

というわけで作っては食べを繰り返し、随分近いところまでは来たのだが、し
かし後一歩である。正直、壁に突き当たっている。たったの5分くらいの料理
なので、この先、手際が良くなり、油加熱>香り出し>挽肉炒め>豆鼓など投
入してさらに香り出し、などの各手順が丁寧に適切に出来れば美味くなるのか、
実は足りない調味料があるのか、各材料はいいものを使わなくてはならないの
か、いろいろ悩んでいる。結局、自作だと美味しいんだが、何か各調味料の風
味がバラバラで、まとまっていないし、甘みやこくというものが足りないよう
にも思う。次回はこっそり蜂蜜を投入予定である。しかし、店で食べる麻婆豆
腐のうまさの本当の秘密は、どさっと入れる壺に入った白い粉(つまり化調)
だったらイヤだな。(あり得ることなんだが…)

というわけで、麻婆豆腐道をひた走っております。どなたか、秘伝ご存じでし
たら教えて下さい。ここで皆さんにご紹介します。情報共有、よろしく!

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

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■イベント案内
「PROJECT 629」
http://www.188.jp/629/
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日時:6月27日(金)~7月2日(水)13:00~21:00
会場:フェスティバルゲート内 新世界アーツパーク
http://www.188.jp/629/img/map_new.gif

概要:『PROJECT 629』の第三弾。アートディレクター東 學を筆頭に、関西の
クリエイターが真剣勝負でアートに挑む。人と人、クリエイターと作品、作品
と作品などが出会う本気の遊びを、どうぞごゆっくりとお愉しみください。
レセプションパーティ:6月29日(日)17:00開場 18:00スタート
フェスティバルゲート8F【BRIDGE】

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■セミナー案内
ODPデザインセミナー「デザイン新領域」
http://www.osaka-design.co.jp/Files/odp_event.html
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講師:川崎和男
日時:7月11日(金)15:00~16:30
会場:ATCビルITM棟10階デザインギャラリー(大阪市住之江区南港北2-1-10)
参加費:一般1,000円 学生500円(当日受付にて学生証を提示)
定員:150名(予約先着順)
概要:日本におけるインダストリアル、プロダクトデザインの第一人者であり、
2001年よりグッドデザイン賞審査委員長として日本のデザインを見つめてこら
れた川崎和男氏をお迎えし、いまデザイナーは何をなすべきか、デザインをど
のように変革させていくべきか、示唆に富んだお話をうかがいます。
申込み:お名前・ご連絡先を<info@osaka-design.co.jp >にご送信ください。

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■セミナー案内
「DTPソリューションセミナー」が東京・大阪にて無料開催
http://www.zdnet.co.jp/products/0306/25/nj00_oki.html
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(ZDNet PCUPdate)沖データは、「DTPソリューションセミナー」を無料開催
する。東京(全日空ホテル)は7月16日、大阪(新大阪ワシントンホテル)は
7月18日。参加申し込みは7月1日から同社Webにて。

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■編集後記(6/26)
・またまた「新耳袋」。メディアファクトリー版で1、2を読んで、角川文庫の
新刊で3、4を買ったばかり。まずは、現代の怪異現象の中でもっとも不気味と
評判の最終話「山の牧場」から読み始めた。この話は、メディアファクトリー
版を立ち読みしたから知っている。また「文藝百物語」でも竹内義和が「鬼伝
説の山で」と語っている物件だ。解説で菊池秀行が「ひとことで言おう。実に
いやな話なのである」と言う。さらに「物語のどこに針を刺しても、それは汚
らわしい汚液のように噴き出し、頭から浴びた読者の精神を生涯に亘って怯え
させるだろう。大仰に言えば、この世界の見方さえ変わりかねないのが、『山
の牧場』なのだある」とまで言う。この話は、公にしてしまうと著者の身があ
ぶないと思われて、これまで封印してきた1982年の実体験であるという。いっ
たいそこで見たものの意味は何なんだ。筆者は5年後にも再訪し、牧場の経営
者と対話までしている。その場でも不可解なことはたくさんあった。それなら、
つっこめばいいじゃないか、色々調査したらどうだと思うのだが、著者は本気
で生命の危険を感じていたから深く追及はできなかったのだろう。その怪異な
物件のあった山はいまどうなっているんだろう? 気になるなあ。 (柴田)

・ここ数日の後記、意味わかりませんね。申し訳ない。昨日の話は、私がもの
を買ったら新製品が出てしまったり、しばらくしてメーカーがつぶれサポート
受けられなくなったり、プレゼントで同じものが当たったりすることが多いと
話したかっただけなの。必要な時に必要なものが売っていなくて、仕方なく第
二・第三候補のものを買う羽目になったりと買い物運はかなり悪い。まぁパソ
コンなんかだと、出てすぐに買えばいいんだけど、様子見している間に時間が
なくなって落ち着いた頃には次が出てしまうと。熟考するより直感で買ったほ
うがいいこと多いような気もする。G4 Dualちゃんは買ったばかりで、まだ手
元に届いていないのにG5が出てしまい。PBG4ちゃんの時は、特典CD-RWがテロ
で出荷が遅れ新PBG4が発売されたあとに届くという事態。G5が出たと聞いて一
番最初に思ったのが後記ネタになる!だったという自虐な毎日。永吉さんの文
章に頷く。このくらい恥じゃなし。ネタ落ちてませんか~? (hammer.mule)
http://dgcr.com/  Flash Liteセミナー。いよいよ明日! 楽しみ~!

<応募受付中のプレゼント>
 「イラストレーションファイル 2003」&
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 Web制作演習 Flash MX 1333号。
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編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
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