[1403] 好きなものは好きなのだから仕方がない…

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1403   2003/10/16.Thu.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20285部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

           <京都は待っていてくれる>

■笑わない魚 88
 好きなものは好きなのだから仕方がない、というのは居直りか
 永吉克之

■Powerbook Publishing Project ~ (64)
 京都で暮らそう・後編
 8月サンタ

■ライフスライス研究所
 オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年10月16日木曜日)
 第36回「ワールドマトリックスブラウザープロトタイプ完成」
 ユビキタスマン



■笑わない魚 88
好きなものは好きなのだから仕方がない、というのは居直りか

永吉克之
───────────────────────────────────
フロイトのリビドー論と関連させる意図は毛頭ないが、エロティシズムが世界
を動かしていることは、もはや疑いのない事実である。芸術はいうに及ばず、
教育、科学、経済、交通、土木など、社会の根幹となる分野においてもエロテ
ィシズムが第一の動機となっていることを疑う者はもはや誰一人としていない。
試しに「どうしてハンバーグが好きなの?」と熊本県の小学生に尋ねてみるが
いい。「そらエロティックやからたい、おてもやん」と答えるはずだ。

                 ■

残念ながら私は男なので、男の立場からしかエロティシズムを語ることができ
ない。男が考える、女から見た男のエロティシズムというややこしい問題につ
いては、すでにデジクリ(2001/12/13)で中途半端に考察しているが、よく分
らないのでもう考えないことにした。

女が男に与える感触がどんなものか、当の女が理解できないのと同様、男が女
に与える感触についても、当の男は理解できないのだ。だから、女が感じる男
の感触ががいかなるものかを男が語るということは、ちょうど、パキスタンで
生まれ育ったアラスカの結婚詐欺師が、ベネズエラの政治討論番組に出演して、
金魚すくいの素晴らしさを語るようなものだ。

これについては、前回のコラムに関連していただいた、男の臀部がお好きとい
う女性の読者、NIWAKOさん(イラストレーター)からのお便りの一部を紹介す
るにとどめておきたい。

「(仮面ライダー変身後の)明らかに、女尻と違うツンと後ろに突き出た小尻
が・・・いいラインだわ。パッド入ってるわね。きっと」

                 ■

「老若を問わず、男はみんな情欲の河馬と化している」(永吉克之)

K-1 の中継を見るたびに思うのだが、ラウンドとラウンドの合間、次のラウン
ドを示すプラカードを持ってリング上をうろつき回る女性は、なぜレオタード
を着なければならないのか。次は何ラウンドかを伝えるだけなら潜水服でも何
ら不都合はないではないか。だいたい女性である必要すらない。リストラで途
方にくれている中高年のお父さんたちが市井にあふれているのだから、村田仁
さん(仮名、52歳。元営業職)をプラカード持ちとして雇ってあげるのが慈悲
というものではなかろうか。

また、あまりに頻繁に目にするので振り付けを憶えてしまった、某消費者金融
会社のダンサーを使ったCMは、今までにいくつかのバージョンがあったが、常
にダンサーはレオタードを着ている。レオタードを着なければ踊れないのか。
「雀百まで踊り忘れず」という諺があるが、雀にレオタードを着ろというのか。

どちらも男の欲求に応えたものであることは明らかである。もともと『プレイ
ボーイ』のような男性向けの写真雑誌でもない『週刊現代』が、ヌードという
飛び道具で男性の読者を釣っているのと基本的には同じだろう。本来は人類の
繁栄のために神から賜った本能を、金儲けに利用するとは言語道断である。

しかし私はどれもこれも大好きだ。恥知らずでけっこう。好きなものは好きな
のだ。その他、女性差別だという批判を浴びている美人コンテストの水着審査
もいい。スタイルのいい女性の水着姿は、コトの善悪を超越してオスの本能に
甘美な刺激をもたらすのである。だからもうどうしようもない。去勢でもしな
い限り、男性は女性の水着姿が好きであり続けるのだ。私は水着姿も下着姿も
裸姿も、みんな、みーんな好きだ。

                 ■

「エロティシズムによって乗りこえられない障害はない」(永吉克之)

高校生のときに、物凄くいやらしいシーンがいっぱいある禁断の映画というこ
とで話題になっていた『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)をコソコソ観にい
ったことがある。たしか成人指定だったはずだが、とにかく観た。今にして思
えば巨匠ベルトルッチの芸術作品なのだが、煩悩熾盛な高校生の私にしてみれ
ば、裸女が出てきて、いかがわしい行為をするというだけで、時間と金を使い、
入館するときのバツの悪さを克服するには充分のモーティベーションとなり得
たのであった。しかし内容があまりに芸術的で、期待していた興奮は得られず、
不発弾をかかえたまま帰途についた。

翌日、学校で友達に「しょうもなかったわー、あの映画。いらんシーンばっか
りあって、肝心の場面があんまりないねん。男と女が出てきても、しゃべって
ばっかりで、いつまでたっても脱ぎよらへんねん。ナニのシーンも芸術的で、
ぜんぜん興奮できんかったわ。よっぽど金返せてゆうたろか思たでー。あれは
詐欺やわ、ほんま」とベルトルッチ作品を手厳しく批判したのであった。

ベルトルッチも、当時の私のような万年発情期のオスが、扇情的な広告につら
れて観に来ることを当て込んでいたわけではないのだろうが、発情オスがいな
ければ興業成績もかなり違ったものになっていただろうと推測される。

同じく高校のとき、エルトン・ジョンが歌うテーマ曲もヒットした『フレンズ』
(1970)という映画を観た。ラジオの深夜放送の映画紹介で、14歳の少年と少女
のベッドシーンがあるということを聞いたからである。

しかしこれは、家出してきた少年と少女が田舎で一緒に暮しながら、大人が忘
れてしまった幼くも純粋な愛情を育み、子供まで産んでしまうが、二人は戸惑
いながらも懸命に育てるという感動的な物語だったのである。そんな美しい映
画をベッドシーン目的に観に行ってもいいのか、俺はそれほどまでに堕落した
人間なのか、おお、地獄の業火で焼かれる己の姿が見える、と逡巡を重ねた。

しかし結局、地獄の業火の恐怖を制圧したのはエロティシズムの力であった。
全裸の少年と少女がベッドの上で団子状態になっているシーンへの、燃えたぎ
る憧憬に引きずられて、発情オスの私はロードショウの初日に眼を血走らせて
観に行ったのだった。

このように、十八禁映画が観られない、多くの若き発情者たちによって収益を
上げたであろう映画は他にもたくさんあったのである。

                 ■

以上を読んで、男とはなんという惨めで罪深い生き物か、と嘆かれた女性読者
もおられると思うが、それは「まさか、彩香さんみたいな、あんなきれいな女
の人にも鼻毛があるなんて…。ウソだ、そんなのウソだああ!」と無垢な心を
傷める少年の嘆きと同じなのだ。どんな美人にも鼻毛はあるし腋毛もある。男
がもっている、女の裸体を好む性向も、美人の鼻毛と同じと考えてもらいたい。

【ながよしかつゆき/アーティスト】
以前、このコーナーで「個展をやるぞ」と書いたら「楽しみにしています」と
いう内容のメールを何通かいただいた。九月に東京に行った際、青山あたりの
ギャラリーを見て回ったのだが、某ギャラリーでスケジュールを聞くと、来年
はほぼ満杯とのことなので、東京でやるとすれば再来年になりそう。しかし再
来年は「時給800円・夜勤手当てあり・交通費支給・40~60歳位の方」っぽい
仕事に就いている可能性もあるので、どうなるかわかりません。すいません。
でも関西では案外早く実現しそうな気がする…いやどうかなー、う~。

※『デジタルフォトの世界』(長野県上田市マルチメディア情報センター)に、
二点出品の予定です。この二点は東京での『ディジタルイメージ2003』に出品
した作品と「ほぼ」同じものです。10/18より。詳細は以下のサイトにて。
http://www.umic.ueda.nagano.jp/di2003

E-MAIL / katz@mvc.biglobe.ne.jp
W.SITE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Powerbook Publishing Project ~ (64)
京都で暮らそう・後編

8月サンタ
───────────────────────────────────
まずは京都関連のイベントのおしらせ。来る10月25日と26日、姉妹紙「写真を
楽しむ生活」でお馴染みの門司の魚住さんが、「ワールドアートギャラリーin
京都」というイベントでブース出してます。434番です。お近くの方が居られ
たら、ぜひ遊びにいらしてください、とのこと。

・ワールドアートギャラリーin京都
http://www.wag.nuu.jp/

すっごい楽しそうなイベントで、場所も岡崎、南禅寺とか蹴上のインクライン
散策とか出来そうな、とても落ち着いたいい場所です。よろしく~。あと、昨
日掲載の魚住さんのコラムも、開いた口が塞がらない凄さです。
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200310151720000000096372000

●京都は待っていてくれる

アモニータの茂田さんのタレコミで、糸井重里さんが、来年京都で半分暮らす
らしいことを知った。ああ、京都で暮らすという行為は、やっぱりナウでトレ
ンディーになってしまうのか… とも思ったけれど、まあ大丈夫だろう。

・ほぼ日刊イトイ新聞「京都に知り合いの宿をつくろう」
http://www.1101.com/KYOTO/index.html
・お世話になっているアモニータ茂田さん
http://www.amonita.com/

京都という町は、今まで何度も、致命的と思えるほどひどい文化的自傷行為を
やってるけれど、なんだかんだで根っこの部分は堅固な町である。関東圏では、
人の集まる場所は、たったの10年間で景観的に凄まじい変貌を遂げているけれ
ど、京都はどんな町中でも、30年、50年、全く変わらない風景を部分的にしっ
かり保持している。帰るたびに、「京都は待っていてくれる」という思いを強
くする。

●京都生活の至福とは

唐突だが、先にまず、私の一押しを書いておきたいと思う。
京都生活の至福とは、「午前7時のイノダコーヒ」である。

・イノダコーヒ
http://www.inoda-coffee.co.jp/top.html

開店直後に、出来れば本店に行って欲しい。いや、イノダでなくても、京都の
中の京都、河原町・寺町・烏丸・堀川・千本、一条から四条にかけての、町中
の小さな喫茶店に、朝一番で、行ってみて欲しい。いや、スターバックスでも
いいかも知れない。スタバは実に京都にうまく溶け込んでいる。あと10年もす
れば、完全に、町の一部になってしまうだろう。

朝一番とはいうけれど、夏だったら午前7時はもうむしむしと暑い。冬は鼻が
もげるような寒さである。町の中で、そんな空気を吸い込みながら、喫茶店に
入って見て欲しいのだ。

その時間帯には観光客はほとんどいない。建物の雰囲気と、コーヒーの香りと、
客の会話が合わさって、喫茶店という空気が生成されるのだと思うのだけれど、
特にイノダの朝は格別である。胸を張って言える「本物の京都」だと思う。是
非一度、早起きして、行ってみて下さい。

●「よそとうち」

京都人に一生ついて回る概念、それが「よそとうち」である。すなわち外側と
内側。これは見えない壁、境界線のようなものである。

このような感覚は京都人だけではなくて、大なり小なり、誰もが持っているも
のだから、誰もが追体験できるものだと思う。外側と内側、という考えを一歩
間違えれば「聖域」のお話になってしまう。誰にも触れられたくない聖なる領
域、犯すことの出来ない禁忌が存在するという、わけではない。そういう特別
意識みたいな幻想ほど、ばかばかしいものはない。

ただ、京都人が「よそとうち」を、永遠の世界観として、非常に強く意識して
いることは間違いがない。先週ご紹介した「京都人だけが知っている」を一度
お読みいただきたいのだが、本当に京都人というのは、ものすごく狭く、なお
かつ明快で強固な世界観を持っていて、実際にそのルールに従って生きている。

・京都人だけが知っている 入江敦彦著 洋泉社 新書版 680円+税
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896915372/ref=sr_aps_b_1/250-30228
01-1568210

「京都人だけが知っている」の著者入江さんは西陣の人なのだが、私は堀川通
りを一本隔てた中立地区の育ちで、いつも友禅の機織りの音が響く西陣地区を
おおげさにも大まじめで「工業地帯」と呼んでいた。

それどころか、中立小学校で教えていた先生自体が「今日は西陣へ社会見学に
行きましょう」と、外国へいくみたいな言い方をして、あからさまに「区別」
していた。これ、地図で見ると笑えるほど狭い地域のお話なのだが、2003年の
今現在でも、私は堀川通りをわたると、外国へ行くような気になってしまう。

逆に西陣の人たちだって、未だにそうなのだ。そして、その感覚が、「京都の
中の京都」という、見えない境界線、具体的に言えば生活圏を形成している。
どちらが上、というわけではなくて、自分の国、よその国、という感覚なのだ。

これは中立地区と西陣地区のお話だけではなくて、市内全体がそうなのだ。上
京、下京、上賀茂、下鴨、紫竹、紫野… それぞれの街区が通りを隔てて、そ
れぞれの核を持った「京都の中の京都」を形成している。

京都は学生と観光客という、一時的な滞在しかしない訪問者が余りに多いため、
狭い都市の人間として、名所旧跡的な場所の中に暮らしながらも、自分の落ち
着いた生活域を確保するために、自然と「うちむきの生活、よそむきの顔」と
いうのが、出来上がったのだと思う。

だから、うちなる京都とよそ向けの京都は、同じ町並みの中に、一見わからな
いように、連続して溶け込んでいるが、はっきりと存在する。その二重、三重
に隠れた京都を探すこと、それが「京都で暮らす喜び」を探すことだ。

●「京都の中の京都」を探す

二重三重のいわば「京都の中の京都」を探すこと、これはたとえば「午前は銀
閣寺、午後は金閣寺、宿泊は京都駅前」といった、乱暴な、点と点をつなぐよ
うな旅行で、可能なわけがない。そういう味気のない「ツアー」だけはやめて
ほしいから、この文章を書いている。

だから、京都では「暮らす」ように旅行を楽しんで欲しい。理想を言えば、ま
ず「ここに住む」と決めて宿を設定する。そことのつき合いはもう、死ぬまで
と決める(だから最初の宿の位置選びが、あなたの京都人生を決める)。

そして、その宿のまわりで、「普通に生活」してみて欲しい。歩いて、バスに
乗って出かけ、また帰ってくる。市内であればどこでも、歩ける範囲に、途方
もない数のお宝のような場所が眠っている。

寺社仏閣は言うまでもなく、気の利いたレストラン、おいしい漬け物やさん、
甘味処、そんなところはいちいち紹介していられない。自分の目で見つけて欲
しい。慣れてくれば、匂いでわかる。イノダコーヒはそのわかりやすい一例で
ある。

すると、明らかに市内に網の目のようにある「見えない国境線」が、見えてく
ると思う。友達を連れて良く、町中を歩きながら、「ここからは○○町やね」
と解説するが、勘のいい人ならすぐにわかってくれる。ゲームみたいなもので
ある。

そして、それぞれひいきの町をつくってほしい。どこが偉くて、どこがだめと
いうのではなくて、自分の町を発見し、そとの町との境界線を発見するという
ことなのだ。

内側と外側がわかったとき、同じ京の町中にいても、初めて「京都の中に入っ
た」というような感覚が得られるのだと思う。それは世界と自分の関係が再定
義されるような、とても気持ちのいいものだ。

●京都の空気を買い取りたい

レイモンド・チャンドラーの小説の中に、「夜の空気を買い取りたい」という
せりふが出てくる。私はこの文を読んだ中学生のころから、ずっと「京都の空
気を買い取りたい」と思っていた。そんな大金持ちになりたいと思っていた。

京都の価値は、本当のことをいうと、名所やイベントを語れば語るほど見えな
くなっていく気がする。夏の空気、冬の空気、匂いや音や会話、そんなものが
集まったものだと思う。

最後に、ここだけは! のおすすめは…

・一乗寺の商店街の中の本屋、恵文社。正直、地球上で一番好きな本屋さん。
本好きは、絶対に訪れて欲しい。近所にあったら、破産してしまう。
http://www.keibunsha-books.com/

・nilsさんのWebサイト。めちゃめちゃ楽しい生活が、伝わってこないですか?
http://www.planetkyoto.com/nils/

・santa8的京都写真ギャラリーもつくってみました。
http://homepage.mac.com/santa8/Menu5.html

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する35歳  santa8@mac.com
・入江さんの本、本当にいいです。この本に愛憎を抱くあなた、京都人です。
ちなみに旧立花女学院、ブライトンホテルがおすすめなんて、言いません~。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ライフスライス研究所
オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年10月16日木曜日)
第36回「ワールドマトリックスブラウザープロトタイプ完成」

ユビキタスマン
───────────────────────────────────
2004年3月3日に独自仕様のコミュニケーションツールカメラを発売することを
目標に、それまでの道のりをレポートする本連載。今回は、デジクリ読者との
出会いのお話です。

9月の末に、ライフスライス研究所のインフォメーション宛にこんなメールが
届きました。

こんにちは、以前よりメルマガでライフスライスのことを興味深く読んでいま
したが今回始めてサイトを訪れました。メルマガで読んで想像していたものよ
りも、もっと手軽な感じがしてさらに興味が増し、自分や他の人(家族の日頃
の行動などを知りたい。)にぶらさげて使ってみたいです。3月3日の発売まで
に、借りたり購入したりできるのでしょうか? 2週間2000円と書いてありま
すが、他に詳しく書いてないので私は今現在、ベトナムのサイゴンに住んでお
り、近々日本に短期間、一時帰国しますので、その際にと思いまして。

デジクリの読者の人とは以前の「世界一周」の連載の時もイタリア在住の人と
出会ったりで驚いたのですが、今回もベトナムからのメールにうれしくなりま
した。ベトナムはサイゴンやダナンも行ったことがあるので、そのスライスを
想像するとなおさら期待が高まります。それから何回かのメールのやりとりを
経て、東京デザイナーズブロックでこの方と会うことができました。

ベトナムに長く住んでいるからなのか? 日本人の方ですがアオザイが似合い
そうな美人で、かわいいお子さんも一緒でした。はにかんだ笑顔がかわいいそ
の子は、ライフスライスカメラを首からかけるとニコニコして投げキッスをし
てくれたのです。そのかわいさにノックアウト。彼女の小さな目線のサイゴン
のスライスもいつか見られると思うと楽しくなります。

こうして世界中に広がりつつあるライフスライスのユーザーのみなさんを横に
つないでいくために、新型ビュアーの開発が急ピッチで進んでいます。

従来のライフスライスブログのテキストベースのインデックスから
http://www.himanainu.jp/lifeslice/blog/
このように大幅に改良されたインデックスにプロトタイプができました。
http://www.himanainu.jp/ls/blog/index.cgi?atdate=20031015

ライフスライス研究所のメールアドレスの命名規則は、最初の二文字が国名の
ドメインになっています。私の場合は、
jp_kawai@lifeslice.net
なのですが、それは日本国籍ということではなく、日本在住という意味。その
国の地域特性がスライスに反映されるから国籍ではなく、居住地という考えを
採用しているのです。だからベトナムの場合はvn_******@lifeslice.net と
なるのです。このインデックスページに世界中の国旗が花咲くようになり、言
葉ではなく「日常の体験」の画像をベースにコミュニケーションが行われるよ
うになるはずです。私たちのこの夢をサポートしてくれる企業回りがいよいよ
はじまります。

ライフスライスブランドカメラ発売まであと142日!

~「情報伝達」から「体験伝達」の時代へ ~
L I F E S L I C E . N E T > > http://www.lifeslice.net/
ライフスライス研究所 主任研究員 川井 拓也
jp_kawai@lifeslice.net

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(10/16)
・これ、いいわ。クラシック音楽を中心に配信する、インターネットラジオ局
「FM01」。ときどき思いつきでクラシックを流しながら仕事をするが、MP3フ
ァイルにした音楽でもめんどうくさい。なにがめんどうなのかというと、なに
を聴いたらいいのか選ぶこと。もちろん、定番というか気に入った曲はあるの
だが、バックグラウンドに流して、聴いても聴かなくてもいいような性質のも
のだから、気合いを入れて選んではだめなわけで。おしきせでいいから、勝手
に流れているものを聴くのは気が楽。それでも音楽を流すのは家人がいるとき
だ。一人で家にいるときは、電話や宅急便などの対応が必要で、仕事部屋に音
があるとそれらの音が聞こえないのだ。急な降雨や、電話、来客、すべてにハ
ニー号が反応して吠えてくれればいいな。とくに雨。洗濯ものを取り込むのは
たいていわたしなので、ポツリと来たら一声吠えて欲しい。無理か。(柴田)
http://www.kyoto-tv.info/fm01/

・HTMLに代わる手法「XForms 1.0」というのが公開されたそうだ。/落ち込ん
でいて叫びたい気分。注意されるうちが華。改善しているつもりなんだが、ま
だ努力は足りない。/やっと一つの仕事が終わりそう。一度暗礁に乗り上げた
仕事だったのでほっとしている。担当さんお疲れ~!    (hammer.mule)
http://japan.internet.com/webtech/20031015/12.html  XForms 1.0の記事

<応募受付中のプレゼント>
 3ds max アートワークガイド 1400号

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa8@mac.com >

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
                        <mailto:info@dgcr.com >
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html >
広告の御相談はこちらまで   <mailto:info@dgcr.com >

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/ >、
E-Magazine<http://emaga.com/ >、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/ >、
Pubzine<http://www.pubzine.com/ >、Macky!<http://macky.nifty.com/ >、
melma!<http://www.melma.com/ >、めろんぱん<http://www.melonpan.net/ >、
MAGBee<http://magbee.ad-j.com/ >、posbee<http://www.posbee.com/ >、の
システムを利用して配信しています。

★携帯電話対応メルマガもあります。<http://dgcr.com/i/ >
★姉妹誌「写真を楽しむ生活」もよろしく! <http://dgcr.com/photo/ >

Copyright(C), 1998-2003 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■