[1499] 作品の解説は禅問答か?

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1499    2004/04/01.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19288部
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<多くの男が子育てを経験すれば世の中は変わる>

■笑わない魚 107
 作品の解説は禅問答か
 永吉克之

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 17
 子供の安全
 茂田カツノリ

■展覧会・イベント案内
 リヒャルト・パウル・ローゼ展
 FUNKY802 STREET ART EXHIBITION ♯9

■ニュース
 テレビ番組「BroadStar TV」4月より放送エリアが拡大



■笑わない魚 107
作品の解説は禅問答か

永吉克之
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毎回のように宣伝しているので、うんざりしておられる読者もおられることと
推察するが、先週から個展を開いている。

会場には、私のコンセプトに対する理解を深めてもらうために、個々の作品の
ノーガキを書いたプリントを置いて、お客さんが読めるように配慮してあるの
だが、理解を深めるといっても特に意味のない作品ばかりなので、作品の意味
を解ってもらおうというのではなく、行間からにじみ出る「ノリ」を感得して
もらって、そのノリで作品に接してもらおうというわけである。いってみれば
禅問答のようなもんでしょうな。

ただ、その試みが成功するかどうかは判らない。あるいは逆に混乱するような
気もするが、まあ、何やわからんけど、おもろかったら、それでええやんか、
というスタンスである。 

道応禅師が夜、寝ようとしている時、人々が仏の教えを聴こうと禅師を呼んだ。
部屋に点っていた灯りで、影法師ができていたのを見て、ある弟子が尋ねた。
「二つが全く同じ時はいかがですか」
「一つは影である」
「学人が故郷に帰ろうとするときはいかがですか」
「それのみだ」

※禅書『伝灯録』より。

以下は、作品展会場に置いてある作品のノーガキに、今回のコラムで紹介する
ために書き足したものである。各見出しは作品名。

●『投了の瞬間』

「投了」とは囲碁や将棋で、勝ち目がないと判ると降参して勝負を終えること
をいうが、「降参」を口にするのは、勝負師ならずとも口惜しいものである。
しかし口惜しいからといって「ざまあ見ろ、降参してやったぞ」とか「降参す
るぞ、それでもいいのか、この野郎」と言っても降参したことに変わりはない。

心底降参することのできる人間は偉大である。私も魂の修行のために毎日一度
は降参することにしている。そのときは、形式だけでなく心をこめて降参しな
ければ意味がない。「ああ、やっぱりアンタは凄い。アンタに比べたらワイは、
泥沼の底からわき上がってきては消えるメタンガス以下や」と絶望することに
している。降参する対象は、スズメでも畳でもブリーフでもなんでもいい。

●『テーマパークの解体』

「パーク」とはいうまでもなく公園のことだが、最近では、どんなセコい公園
でもテーマを設けるようになった。素晴らしいことである。

私の自宅のそばに、江の木公園という小学校の教室ほどの広さの公園があり、
子供たちが滑り台やブランコで24時間遊んでいる。また、盆踊りの舞台が建ち、
市民運動会がおこなわれ、巡業中の新興プロレス団体がリングを張り、大道芸
人が、火を吐いたり、岩を食べたりしている。この公園は「生と憎悪」という
テーマに基づいて計画された。子供達には重いテーマである。

●『無断で梱包を解くカエル』

私はかつて、アルバイトで梱包の仕事をしていた。ベルトコンベアから流れて
くる段ボール箱をガムテープで閉じるだけの作業なのだが、箱の中に何が入っ
ているのか知らなかったし全く興味がなかった。それどころか自分が箱の中に
こっそり入って出荷されるとすれば、箱は空でなければならない。そんなこと
をわめきちらしながら黙々とガムテープを貼り続けた。

しかし流れてくる量が多すぎて、梱包が追いつかないと、かんしゃくを起こし
て、よく箱をぶん殴って穴を空けたものだ。そして、いくら殴られても懲りず
に次々と流れてくる箱を、私は泣きながら殴り続けるのであった。

●『栄養摂取を妨害するザリガニ』

他人の栄養摂取をこころよく思わない生物はザリガニだけではない。ムール貝
やワカメ、オキアミなども心穏やかではなかろう。彼らの嫉妬深さは平成に入
ってから特にひどくなった。

ところで、それらがみな水棲動物なのは、彼らの勝手だ。他人がとやかくいう
筋合いの問題ではない。政治には無関心なくせに、他人のプライバシーは覗き
たがる。日本人の悪い傾向である。自戒を込めて喚起したい。

●『溶解する団地』

私も何度か団地住まいをしたことがあるので、団地の力はよく判っているつも
りである。団地とは集団幻想であって、質量を持たない何かだ。団地で育った
子供たちが概して史上最大なのはそのためである。

国籍や民族にかかわらず、人の行くところには常に団地があった。それは彼方
から聞こえてくることもあり、いつのまにかデスクトップにいたり、試合中の
野球場で密かに三塁ベースを守っていることもあった。

●『名人の断末魔』

将棋の名人といえども人の子であり、変温動物である。殺人もすれば、強盗も
するだろう。放火もすれば詐欺もする。公職選挙法違反だって下請代金法違反
だって国家転覆法違反だってすることもありうるのだ。

ましてや勝負で卑劣極まりない反則をしたくらいで、何を責められることがあ
るだろう。日本の国技である相撲出身の曙ですら、K-1の試合で倒れた相手を
殴っても反則負けにならなかった。同じく相撲出身の力道山もイスで相手を殴
ったものである。将棋も相撲も日本の伝統文化であることを忘れてはならない。

●『野球小僧の滅亡』

野球小僧とは、男らしくて純情で、古代文明に造詣が深く、タマゴが腐ったよ
うな異臭を放ちながらも、官僚と癒着した人間でなくてはならなかったのだが、
スポーツというものに対する価値観が、いまの小僧と40年以上前の小僧とでは
根本的に変わってしまったことを考えると、実にまったりした気分に浸ること
ができるのは、うれしいことである。

●『断食芸人』

これは、私の作品の中では異端といえる。なぜなら意味のようなものがあるか
らだ。実は不覚にも、フランツ・カフカの小説『断食芸人』をもとにして描い
てしまったのである。しかし意味のある絵を人前に出すのが、これほどまでに
屈辱的なこととは思わなかった。この絵を見るたびに、まったくオレはなんと
いう破廉恥な作品を出展してしまったのか、早く個展の会期が終らないものか、
と憂鬱な気分になる。

●『聖人』

西欧古典の宗教画に出てくる聖人や天使の頭には、よくお盆がくっついている。
当時はやったギャグなのだろうが、現代日本人にとっては全然おもしろくない。
お盆なんかではなくて、ヤカンとかドンブリ鉢とか縄文式土器がくっついてい
たら現代人でも笑えたかもしれない。普遍的な笑いとはどういった笑いなのか、
ということを考えさせてくれる一件である。

●『強制収容所』

20代の頃、ソルジェニーツィンの『収容所群島』を読んで以来、強制収容所と
いうものが隠然たる影響を作品に及ぼしてきたのは否定できない。私の作品の
舞台はすべてが強制収容所といってもいいかもしれない。そこに登場する人間
たちは、みな過酷な生活環境の中で、肉体と精神をを歪められた被害者なので
ある、というのは今さっき考えついたことで、そんなことが動機で制作してい
るわけではない。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
デジクリの読者で千葉にお住まいのKさんが、個展の初日にあわせて花束を送
ってくださった。花は会場でまだ元気にしております。ありがとうございます。

■個展『特に意味はない』のご案内。
場所:伽奈泥庵(大阪市中央区)<http://www.kanadian.org>
会期:開催中~4/10(土)営業時間:11am~11pm(木曜のみ~7pm)
※夜間は、たま~にライブをしている場合があり飲食のほかにチャージが必要
になるので、予めサイトなどで確認してください。また、会場がカフェなので
茶の一杯でもオーダーを頂ければ幸甚です。この店のチャイは絶品。

▼私が会場にいる日程が載っています。突然変更することもありますけど。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~work

▼本誌偏執長も4月3日(土)の夜に会場を襲撃する、と予告する。

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 17
子供の安全

茂田カツノリ
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今回は、先日六本木ヒルズの回転ドア事故で、6歳の溝川涼君が亡くなってし
まった件について、どうしても語らせてもらいたい。

子を持つものとして大変につらい事故であり、自分の子にも起こりうると考え
ると、僕自身の子の一部分が失われたような気持ちにもなり、ずっと頭から離
れない。

事故が起きてしまった今となっては、涼君のご冥福を祈るとともに、子を持つ
親として街の安全というものに皆がもっと意識を向けるよう、僕自身も努力す
るしかない。

■安全と自立との狭間

報道によると、お母さんは直前まで手をつないでいたとのことだ。「あのとき
手を離さなければ」と考え自分を責めてしまうだろうが、でも、これはお母さ
んには責任はない。

男の子というのは、想像以上に活発なものだ。まだ2歳のうちの男の子ですら、
ダダをこね始めるとほぼ制御不能だ。6歳の子ともなれば、近所の公園とかに
一人で行っても不思議ではないくらいだから、いつも手をつないで歩くわけに
はいかない。

安全にと心がける余りに行動を制御しすぎると、子供の自立を阻害してしまう。
この点は子育てしていて常に迷うことだが、「危ないから」とばかりは言って
られないのだ。

外に出れば、どこでもクルマの危険に気を遣うのだから、せめてショッピング
モールの中くらい、束縛されず好きに走り回ってほしいと思う。だからこそ、
このような事故が起こらないようなつくりを、絶対に心がけてもらいたかった。

事故を受けた会見である人物が発した「小さなお子様は手をつないでと注意し
ていた」という言葉には随分と腹が立ったが、もし本気でそう思っていたとす
ると、あまりに子供というものを知らなすぎる。

■子育て経験が必要な職業

僕は最近ビジネス書をよく読むのだが、ある本に「子育てとか家事とかを奥さ
んに全面的にまかせて、男は仕事に打ち込むべきだ」という記述を見つけた。
その本は当然のごとく、その時点で即ゴミ箱行きとなった。

ある年齢より上の男性の意識というのは、まあこんなものだろう。でもね、こ
れってよく考えると、資本家なり経営者なりが、社員を(言葉は悪いが)「社
畜」として利用するための論法にほかならないのではないだろうか。

僕は子供をもつ身になってから、いろんなことが見えるようになったと実感し
ている。そして自分自身が多少なりとも成長することができた。子供を育てつ
つ、ある意味、子供に育ててもらってるのだ。

自分が経験した意識改革に関連して思うのだが、住宅・建築物・クルマ・道路
などのように、直接的に人の命に関わるものを設計する人は、子育てをちゃん
と経験し、その「重み」を感じてほしい。

子供は、特に赤ん坊のときなどは、ちょっと落としただけでも命の危険がある
ほど弱い存在だ。あんなに「ふにゃふにゃ」な存在をみると、全身全霊をかけ
てしっかり守らなければ、という思いが沸いてくる。

こうした気持ちが多少でもある人なら、あんな危険な回転ドアなど作らなかっ
たし、採用しなかったのではないだろうか。

日本という国は、特にビジネスの現場において、女性の地位がずいぶんと低い
と感じられる。たとえば年寄りの男性と話していると、よく「事務所に女の子
を雇って云々」という言葉を聞くのだが、そのときの「女の子」という部分に
僕は、随分と侮蔑的なものを感じてしまう。

そんな意識は年寄りにまかせて、少なくとも僕と同世代以降の男は、しっかり
子育ての経験をしてほしい。多くの男が子育てを経験すれば、世の中は変わる。

■事故防止の考え方

事故防止というのは、原因となりうるものを除去しておくことがまず大事だ。
例を挙げると、家庭のお風呂で子供が溺れてしまうという事故を防ぐ最も良い
手段は、水を抜いておくことだ。

これを「子供がお風呂に勝手にいかないよう見張っていればいい」というのは、
ある種、感情論的なものになってしまい、危険な考えだ。

このことを今回の回転ドアにあてはめてみると、赤外線センサーをもって安全
対策であるという考えそのものに、大きな問題がある。センサーというものは、
必ず誤動作するものだ。それよりも、子供の命を奪うだけの力を持ったものを
回しているという根本の部分を、しっかりと考えてほしい。

回転ドアが必要なら、手で回せば良かったのではないだろうか。手動でも指を
挟むなどの怪我は発生するだろうが、ここまで大きな事故にはならなかったは
ずだ。

あるいは電動にするなら、そのドアなり壁なりを柔らかい素材で作ることは考
えなかったのだろうか。挟まることは想定の範囲内として、もし挟まっても大
きな事故にはならないようにと考えるのが、安全対策というものだろう。

子連れの立場からすると、街には危険がいっぱいである。しかしこれも、街を
設計する人の意識が変われば、もっとずっと安全なものにできるはずだ。エス
カレータの交差部に挟まれる事故も以前から随分起きているが、これなど交差
部の隙間を広げるだけで防止できる。わずかの床面積のために子供を危険にさ
らすなど、愚かというものだ。

もちろん「クルマ」というものの存在が、他のどんなものよりも危険で、実際
に多くの命を奪っていることは忘れてはならない。特に、粗暴な運転者は、事
故を発生させるという方向に努力をしてしまっているわけだから、問題は大き
い。

人類は素晴らしい進歩を遂げたのだから、その結果として子供が安全に安心し
て暮らせる社会になってくれないと困る。そうならないものは、進歩とは言わ
ない。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター、あるいは新規事業を模索する迷い
人。子育てSOHO生活を、心の底から思いっきり楽しんでる。
先日行った花見は、天気も良くて最高だった。僕は一年以上立川に行ってたこ
ともあり、久しぶりに会う人も多く、楽しかった。友達の多い地域に戻って来
られてよかった。

[有限会社アモニータ]
http://www.amonita.com/

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■展覧会案内
「リヒャルト・パウル・ローゼ展」
<http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/museum/>
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会期:4月12日(月)~5月15日(土)10:00~16:00 日祝休
会場:大阪芸術大学 展示ホール(南河内郡河南町東山469)

~スイス派、ニューグラフィックデザイン運動の旗手~
本展は、日本で初めてローゼを本格的にとりあげた展覧会として、昨年に東京
の多摩美術大学美術館で開催され、今回本学でも開催することとなりました。
ローゼのポスターや冊子デザイン、装丁などの作品約80点を中心に、その周辺
のグラフィックデザイナーたちの仕事も交えて紹介し、彼のグラフィックデザ
イン作品と絵画作品双方に表れている構成的造形理論を読み取ることができる
ものです。なお5月8日(土)にスライド・レクチャーを開催します。入場無料。
展示内容:リヒャルト・パウル・ローゼによるポスター、版画 21点、ヨゼフ・
ミューラーブロックマンなど、ローゼの周辺のデザイナーによるポスター15点、
リヒャルト・パウル・ローゼによる冊子印刷物等のグラフィックデザイン作品
・資料約60点 合計約90点(予定)
問合せ:大阪芸術大学博物館 TEL.0721-93-3781
museum@osaka-geidai.ac.jp

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■イベント案内
FUNKY802 STREET ART EXHIBITION ♯9
<http://funky802.com/art/exhibition/>
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大阪のストリートから、世界へ! まだ見ぬ若き才能を発掘するこのストリー
トアート展も、今年で第9回。FM802のアーティスト・オーディションで選ばれ
たストリート・アーティストたちが大集結!今年も心斎橋と堀江の二会場同時
開催。

会期:3月20日(土)~4月11日(日)11:00~20:00 
会場・内容:   
(1)心斎橋ソニータワー9F・The Space 
(大阪市中央区心斎橋筋1-1-10 TEL.06-6251-2391)
http://www.sonytower.com
出展者:ena、大川久志、久保田真理、寺内義将、堀本勇樹、Re:verse、
山崎由佳
(2)digmeout CAFE(大阪市西区南堀江1-9-1 現代オレンジビル2F SPINNS
大阪店内 TEL.06-4390-5681)
http://digmeout.net
出展者:中島良二、猫将軍、林さつき、yukinko

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■ニュース
テレビ番組「BroadStar TV」4月より放送エリアが拡大
<http://www.broadstar.jp/btv/>
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「BroadStar」のWebサイト上で公開中のショートフィルムやCGアニメ、ミュー
ジッククリップ等の中から特に人気の高かった作品を紹介し、クリエイターの
動向を伝えるエンターテイメント番組「BroadStar TV」が、4月より放送エリ
アを拡大する。現在、大阪セントラルケーブルネットワークで放映されている
番組が、シティウェーブおおさかとJ-COM Broadband 関西(各9ch.)でも観る
事ができる。新進気鋭のクリエイターが制作した映像や、クリエイターの活動
情報をエンターテイメント性豊かに展開する。

放送時間:
大阪セントラルケーブルネットワーク(OCCN)
(月曜~日曜 24:00~24:15 9ch.)
シティウェーブおおさか(CWO)
(水曜 23:45~24:00/日曜 23:15~23:30 9ch.)
J-COM Broadband 関西 ※大阪・河内・北摂・和歌山エリアのみ
(月曜~日曜 10:15~10:30 16:15~16:30 9ch.)
内容更新:月2回(隔週)※リピート放送あり

<応募受付中のプレゼント>
DTPWORLD70号(2004.4月号) 1496号
Web Site Design vol.10 1497号
グラフィックデザイナーズ年鑑2004-2005 1498号
CG&映像クリエイターズ年鑑2004-2005 1498号

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■編集後記(4/1)
・マックG4のOSバージョンを10.3.3に上げた。見た目が変わったなあとまず感
じたのはデスクトップのイメージだ。と思ったが、すでに前のイメージをはっ
きりとは思い出せないのだけど。まだ使い始めたばかりだから、どこがどうな
ったのかは分からないが、非常に使いやすくなっていることは実感できる。わ
たしにとってはオーバースペックであることはたしかだ。昨夜は、「家庭内デ
ジタルデバイド」の息子が書いた原稿をOS 9マシンのほうからプリントした。
こっちのマシンが立ち上がったのはじつに久しぶりだ。操作感覚がなんだかな
つかしい。でも、もはやこちらに戻ることはない。本日4月1日からデジクリは
新体制でスタート、東京デジクリ事務所もオープンした。あ、4月1日ネタでは
ありません(某メルマガの「朝青龍引退」の記事にあやうくひっかかりそうに
なった)。明日も、ある節目の日。これからもデジクリをよろしく。(柴田)

・消費税の表記方法が変わり、web上での表記も変更する必要があって、この3
月は大変だった。価格を画像やFlash内に表記しているものもあったのだ。受
け持っているサイトのうち一つは、去年のうちに変更するよう言われていて、
その時は気が早いな~と思っていたけれど、いまはその担当者さんに感謝して
いる。期末のばたばたに重ならなくて良かった。/3%から5%に変わった時、
簡単に表記を変えられない書籍は大変だなぁと思っていた。今後のこともあり
「+税」という書き方で統一されたのに、税込価格表記が義務づけられて、さ
ぞかし頭の痛いことであろう。廃刊本が増えるんだろうか。/1月に「大人の
科学マガジン3号」をアマゾンで注文していた。納期が二度延び、ついには、
入荷不可による注文取消メールが来た。入荷できるはずだったのに、という内
容。どこのショップでも在庫切れ。まさか税込価格表記のせいじゃないだろう
な~。                         (hammer.mule)
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/magazine/  ピンホールカメラ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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