[1525] ゆらゆらと…

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1525    2004/05/21.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18755部
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    <もうこれ以上のスピードアップにはついていけません>

■映画と夜と音楽と… 212
 ゆらゆらと…
 十河 進

■金曜ノラネコ便 
 低コスト・短納期化の波に襲われる
 須貝 弦

■展覧会・イベント・セミナー案内
 「文字の文字」~平野甲賀と字游工房展
 DRAGON「Touch Your Soul」
 猫踏んじゃったなギャラリーPART2
 プロに学ぶ映像制作術
 東京デザイナーズウィークの公募
 
■サイト案内
 大阪市によるビジネスマッチングサイト【商談上手】

■ブックガイド&プレゼント
 おしえて!! FLASH MX 2004





■映画と夜と音楽と… 212
ゆらゆらと…

十河 進
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●櫛の火をかざして愛する人を見る

連休中に本棚を久しぶりにゆっくり眺めていたら「櫛の火」の単行本が目にと
まった。もう何度も読んだ小説だ。単行本で買い、新潮文庫でも買った。文庫
版を買ったときは単行本との違いを見付けようとしながら読んだ。古井由吉は
最初の長篇「行隠れ」を文庫化するときに大幅に手を入れていたからだ。

「櫛の火」の奥付の裏には購入した日付と僕のサインが入っていた。買った本
に日付を記入しサインをする習慣をなくしてもう数十年になる。あの頃は金が
なくてなかなか単行本など買えなかったが、いつの間にか懐具合を気にせずに
本を買えるようになったからだろうか。

「櫛の火」を買った日付は1975年3月27日だった。大学の卒業式の二日後だ。
会社には卒業試験が終わってすぐの2月12日から勤めたから、ひと月以上、勤
め人を経験していた頃である。「明日、卒業式なんです」と上司である編集長
のKさんに言ったら「よし、特別休暇をもらってやる」と言われたことを覚え
ている。

僕の記憶では阿佐ヶ谷のアーケード街の書店で買ったはずだったが、日付を見
ると阿佐ヶ谷へ引っ越す半年前だ。だとすれば、どこの書店で買ったのだろう
か。当時、会社の近くには適当な書店がなくて、新宿の紀伊国屋に寄ることが
多かったから、そこで買ったのかもしれない。

それにしても、立派な単行本が980円である。学生時代は、その980円がなかな
か出せなかった。おそらく初めてまるまる一ヶ月分の給料をもらって、気が大
きくなって買ったのだろう。25日は卒業式で休んだから、26日に給料袋をもら
ったはずだ。当時は振り込みではなく現金が給料袋に入っていた。

奥付を見ると初版が昭和49年(1974年)12月10日になっている。月刊誌だった
頃の「文藝」に連載されたものがまとまったものだ。僕の持っている本は、す
でに三版になっていて、発行は昭和50年3月15日である。三ヶ月の間に三版を
重ねるほど、当時は古井さんの本は売れていたのだろうか。

古井由吉は「内向の世代」と名付けられた作家たちのひとりだ。しかし、誰か
が「朦朧派」とふざけて呼んだようにモーローとした表現で知られ、文章を読
んでも一体何が起こっているのかわからない作品も多い。

その傾向は最初期の作品「先導獣の話」から顕著で、近年の作品は夢か現実か、
誰かの妄想なのかわからないまま進んでいく。女が物狂いにとらわれていく長
篇三部作「聖」「栖」「親」は、狂気そのものを描き尽くそうとした作品だっ
たし、「山躁賦」は現在と古代のイメージが奔放に行き来する作品だった。

──燈明の火のゆらめきが小屋の中の物に奇妙な生命をあたえていた。香炉も
コップの水も、物すべてが柔らかに浮き立って、ほの赤くゆらめきながら、い
まにも濃い闇の中へ融けこみそうに見えた。(「櫛の火」)

そんな古井由吉の文章のイメージを映像化できるとしたら、神代辰巳しかいな
いだろうなあ、とその頃の僕は思った。「櫛の火」は神代辰巳によって映画化
され、その公開が迫っていた。映画化作品を見るために、僕はその前に原作を
読んでおこうとしたのだろう。

●ゆらめく不安的な心を伝える映像

「櫛の火」というタイトルは「古事記」から採られているという。「黄泉の国」
の読み方は、最近、「黄泉がえり」などという映画もヒットして少しはポピュ
ラーになったのだろうか。その「黄泉の国」神話が「櫛の火」の下敷きなのだ。

死んだイザナミノミコトを追って黄泉の国まで下ったイザナギノミコトは「私
の姿を見てはいけない」という妻の言葉に背いて、髪にさしていた神聖な櫛の
端の太い歯を一本折り、それに火をともして妻の姿を見る。そこにはウジがわ
いている妻の死骸があるだけだった。

愛する女を見るためにともす櫛の火…、そのイメージが僕をとらえた。神代辰
巳監督はきっとそのイメージを喚起的に、そして印象的に描いてくれるだろう。

東宝映画「櫛の火」は、昭和50年(1975年)4月5日に全国公開になっている。
日活ロマンポルノで名をあげた神代辰巳は前年に「青春の蹉跌」を作って高い
評価を得た。彼は「櫛の火」で古井由吉の小説を映画化し、続いて丸山健二の
「アフリカの光」を映画化する。

神代辰巳の映画は「いわく言い難い生きる切なさ」を描く。ストリッパーたち
を描いても、学生たちを描いてもそれは同じだ。言葉で明確に表すことができ
ない何か、である。「青春の蹉跌」の主人公が繰り返しつぶやく「エンヤトッ
ト、エンヤトット…」という内面の声が、そうした気分を観客に伝える。

同時に、ゆらゆらと揺れるような長回しのカメラワークが、登場人物たちの不
安定な気持ちをダイレクトに伝えてくる。通常、1シーン3カットと言われ、ひ
とつのシーンは3つのカットによって構成されるのが映画の基本とされるが、
神代辰巳の映画は「3シーン1カット」と言われるほど長回しを使う。

今でも鮮明に覚えているのは「櫛の火」で弥須子(桃井かおり)の病室のベッ
ドの横の椅子に座った広部(草刈正雄)がぼんやりと窓の外を見ると、カメラ
がズームしてそのまま病院の廊下をいく人物の描写になり、そこでのシーンが
終わると、そのままカメラが病室に戻ってくるという長回しだ。

その長回しによって、病院の廊下で起こっている出来事は、すべて広部が見て
いるという主観を通した描写になる。映画のカメラは写すシーンを明確に映画
の中の現実として描くが、神代辰巳は「この世に確実なものなんて何もない」
とでも言いたげに、いかにカメラの描写を曖昧にするかに腐心する。

「櫛の火」のイメージを描いたシーンもそうだ。死んだ弥須子を病院の霊安室
でひとりで送ることになった広部は、形見の櫛をすかしながらゆらゆらと揺れ
る燈明の炎越しにかつての恋人の死骸を見る。曖昧に、主人公の心の揺れを表
現するような映像が深い悲しみを伝える…

●現実感を喪失し漂うように生きていた

大学紛争の後期、広部は恋人の弥須子と別れる。弥須子は広部を批判して活動
家の男たちと行動を共にする。一年ほど経ったある日、弥須子に呼び出されて
広部は会うが、その翌日に弥須子は腹膜炎を起こして入院し、広部は看病に通
うことになる。

病状も落ち着き、故郷から出てきていた母親が帰った日、広部の目の前で突然
に弥須子は死んでしまう。その夜、広部はたったひとり、病院の霊安室で弥須
子を送る。その記憶と躯に染みついた弥須子の死の匂いが広部から離れない。
現実感を喪失したまま広部は勤め出す。

数年後、広部は年上の矢沢柾子と知り合う。柾子は大学助教授の夫がいるが、
夫に愛人ができて夫婦としては危機の状態にあるらしい。広部は柾子と会い続
け、やがて関係もできるが、次第に柾子の妄想のようなものにつき合わされて
いく。

柾子は夫が愛人を殺したのだと言い始める。愛人を殺し、自分のところに戻っ
てきた、と広部に言い募る。この小説を書いていた頃、古井さんは立教大学で
教えていた。もしかしたら大場助教授とも面識があったのかもしれない。これ
はきっと教え子の女子大生を殺し一家心中した大場助教授事件からインスパイ
アされたのだと、当時、僕は思ったものだった。

映画版では柾子をジャネット八田が演じた。田淵幸一と結婚する前のことだと
思う。モデル出身で美形だったジャネット八田は、僕がイメージしていた柾子
には合わなかった。セクシーすぎたのである。そういう意味ではハンサムすぎ
た草刈正雄も合わなかったけれど、当時は東宝が一番に売り出していた俳優で
二代目若大将でもあった。

広部の感じている現実感の喪失は草刈正雄からはうかがえなかったが、神代辰
巳の映像はそれを補っていた。酒場を出た柾子と広部が夜の公園でブランコに
乗るシーンは今でも鮮明に甦る。それはラブシーンなのだが、ゆらゆらゆれる
ブランコにふたり乗りする男と女は、あてのない関係を持て余していた。

だが、そのシーンを見ているとき、曖昧な進みようのない男女の関係に結論を
出さないままつき合っている広部の優柔不断さが、我が身に迫ってきた。

1975年4月、僕はスクリーンを見つめながら、己のあてのない日々を反芻する
ことになった。ひと月もすれば連休を利用して帰郷し、高校時代からの付き合
いがある女性との中途半端な関係に決着をつけなければならなかった。まがり
なりにも就職した結果、僕は彼女の実家に出向き両親に会わねばならない。

しかし、あの頃、僕は就職はしたが、現実感をつかめないまま生きていた。古
井由吉のゆらめき漂うような文章が心地よかったし、神代辰巳の曖昧な映像に
共振し、共触れした。それは現実を逃避したかっただけかもしれないと、今な
ら思う。

「櫛の火」の文庫は、単行本が出てから7年経った昭和56年(1981年)12月25
日の発行になっている。その7年の間に僕には様々なことが起こった。結婚し
て7年めになっていた。初めての子供が生まれようとしていた。

「櫛の火」の文庫版を僕はすぐに買って読んでいたのだろう、文庫の奥付のペ
ージに「1982年1月12日0時59分 3670g」というメモが書き込んであった。そ
れは長男の生まれた日だった。病院からの電話を受け、手元にあった文庫本に
メモをしたのだ。

さらに長い長い年月が過ぎてしまった今、「櫛の火」を読むと、死んだ恋人に
取り憑かれた主人公の生きているのか死んでいるのかわからないような浮遊感
を読み取ることはできるけれど、自分が共に振れることはなくなった。だが、
ゆらゆらと…、ただ、ゆらゆらと…、浮遊するような気分で生きていた23歳の
僕自身が甦ってくる。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
最近、SEの人の仕事を間近で見る機会が増えた。サーバの入れ替えやその後の
保守などに立ち会っているからだが、感心することしきり。実は兄も三十数年
前からIBMのSEなのだけど、兄さん、そんなに大変な仕事とは思わなかったで
す。すいません。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■金曜ノラネコ便 
低コスト・短納期化の波に襲われる

須貝 弦
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某誌の仕事でPower Mac G5をテストして、一度体感したら後戻りできないだけ
の速さを感じたとされている須貝です。ええ、実際に一度体感したら、それ以
下のマシンを使うのはちょっと嫌だなぁと思います。そして、あんなすごいス
ペックを持ったコンピュータが20万円ちょっとで買えてしまうという、とても
いい時代になったと感じるのも事実です。そういう私は現在、仕事用がPower
Book G4 667MHz(自分のじゃない)、プライベート用に至ってはG3のiBook
500を使っているというアリサマなのですが。

「コンピュータを新しくして、3分かかっていた処理が2分30秒になったところ
で、どうなんだ!」と思う人もいるかもしれませんが、3時間かかっていた処
理が2時間30分になり、6時間かかっていた作業も5時間で終わるとなれば、そ
りゃもう買う価値があるってもんです。たとえば、Power Mac G4 500MHzあた
りからG5に買い替えて仕事が早く終わり、従業員の残業が月に10時間でも減っ
たとしたら、従業員も経営者も万歳です。

スピードアップしているのは、コンピュータのスピードだけではありません。
ワークフローそのものが、どんどんスピードアップしています。私が携わる、
雑誌をはじめとする印刷物の制作の現場では、ブロードバンドの発達、デジカ
メの導入、カラーマネージメントの進化、PDF/X-1aによる出力の安定化、そし
て印刷そのものの標準化と安定化――といった要素が絡み合い、かなりの勢い
で低コスト化と短納期化が進んでいます。

全員が全員、このスピードアップについていけるわけじゃないし、ついていく
必要のない人もいるかもしれませんが、私のような立場だと「ついていかない
と生き残れません」という感じです。

さて、雑誌制作の世界でこのようなワークフローの効率化・短納期化が実現す
ると、いったい何が起こるのか。効率化・短納期化というのはつまり、製作期
間が短くなることです。では、納品日が早くなるのか……違いますよね。締め
切りが遅くなるんです。締め切りが遅くなるということは、それだけ新しい情
報が掲載できるということです。もしくは広告クライアントから見ると、出稿
するかしないかの判断を、遅らせることができる。そういったメリットがあり
ます。

今まで間に合わなかったものが、間に合うようになるということなんです。手
をつけるのが遅くても、途中の工程が省けているからケツが間に合っちゃう。
31日に完全データができていなければいけない記事を、4日前から始めても余
裕で間に合ってしまう、というケースが多々出てきます。一度、そういうスピ
ード感を体験すると、みんな味を覚えてしまいますから、どんどんそいういう
方向に進んできます。

13日発売、11日納品で、3日くらいには校了にしたい……そんなスケジュール
の媒体があったとします。で、広告タイアップ記事の取材&執筆を、私が受け
るとしましょう。この場合、だいたいが以下のパターンです。

「24日発注、26日取材、28日原稿締め切り……」
もしくは、
「発注はかなり早め、でも具体的な内容が決まるのが24日、そこまで何も動け
ない……」(←実質、上のパターンと同じ)

先生、ワークフローのあらゆる部分で効率化・短納期化が進んでいる今日、ラ
イターの原稿執筆を同様に効率化・短納期化させるには、いったい何をすれば
よろしいのでしょう~か!!

とくに私のように、取材モノが多い場合、取材そのものを効率化するのは難し
い。せいぜい1日に3本の取材を入れるくらいで、一つひとつの取材を「効率よ
く」というのは、無理。あとは「移動中に原稿を書く」「アポとアポの合間に
原稿を書く」くらいしか思いつきません。あとできることと言ったら、取材先
はほとんど港区、渋谷区、新宿区、中央区であることを考慮し、都心に住むこ
とでしょうか。

あとは、思考スピードを高速化するくらい。脳にアクセラレーターを埋め込ん
で、セカンドキャッシュは2倍にし、脊髄のバススピードもアップさせないと、
もうこれ以上のスピードアップにはついていけません。ついていけなくなった
らリタイヤですね。そうだ、早くリタイヤできる方向で頑張ることにしたほう
が、いいかもしれませんね。

【すがい・げん】http://www.macforest.com/
私は、国民年金で一部時効にしてしまった未納分と、手続き上の勘違いで未加
入だった期間がそれぞれ存在する。今はやりの「未納大家族スペシャル2004・
初夏」である。さかのぼって払えるように、法改正されるらしい。今までも
「手続き上のミスや勘違いによる未加入」は十分に問題になっていたと思うの
だが、国会議員に騒ぎが波及するまで法が改正されないことに、怒る。

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■展覧会案内
「文字の文字」~平野甲賀と字游工房展
<http://www.deska.jp/>
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会期:5月21日(金)~6月18日(金)11:00~18:00 日・月休
会場:Gallery 5610(東京都港区南青山5-6-10 TEL.3409-9496)
主催:平野甲賀、(有)字游工房
協力:川畑直道、向井裕一
内容:ユニークな文字をつくりつづけている平野甲賀。スタンダードなデジタ
ルフォントの開発をめざしてきた字游工房。文字にこだわるデザイナーの仕事
の手の内を明らかにし、タイポグラフィーの可能性を展望します。作品展示と
フォントの販売、会期中にトークショーを開催予定。

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■展覧会案内
DRAGON「Touch Your Soul」
<http://www.rocket-jp.com/gallery/exhibition/detail.jsp?exhibitionCode=20040521>
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会期:5月21日(金)~26日(水)12:00~20:00 最終日18時
会場:ROCKET(東京都港区北青山3-7-9 TEL.03-3499-8782)
内容:数々のCDジャケットやクラブイベントのフライヤー等を手掛けるイラス
トレータ-DRAGONによる初個展。ソウルフルで暖かみのあるタッチが特徴のオ
リジナルペイント10数点と、これまでに手掛けたブラックカルチャー関連のア
ートワークの中から、選りすぐりの原画を数点併せて展示する。

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■展覧会案内
猫踏んじゃったなギャラリーPART2
<http://www.10w.jp/>
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会期:5月24日(月)~6月5日(土)15:00~20:00 
会場:10W gallery(大阪市中央区平野町1-6-8-901 tTEL.06-4707-4356)
今回の『猫踏んじゃったなギャラリーpart2』の参加作家さんは41名。
内容:猫をテーマにした作品は、イラスト、絵画、写真、音楽に、ストラップ、
バッグ、グラス、手袋、傘、屏風に、木やガラスや粘土でできた猫ちゃんたち。
そして、すんごいバリエーションのポストカードがスペースを飾ります。ほん
と、猫好きにはたまらないラインナップが揃いました。

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■セミナー案内
杉山貴光さんのワークショップ プロに学ぶ映像制作術
~企画・リサーチ・構成から撮影知識まで~
<http://c-place.ne.jp/0000engine/pec_engine.cgi?N=w040422103804>
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日時:6月19日(土)・26日(土)10:00~17:00(全2日・12H)
会場:クリーク・アンド・リバー社 トレーニングルーム
主催:C&R社 プロフェッショナルエデュケーションセンター
参加料:20,000円(税込)
内容:TVディレクター暦20年、企画、撮影、ディレクションまで幅広く活躍し
ている講師のもと、実際の映像の制作工程に沿って学ぶことができるのが特徴
だ。企画立案、情報リサーチ、企画書作成のコツ、撮影・録音機材の特徴と操
作方法、屋内と野外の撮影方法の違い、目的に応じた編集やMAといった必要な
知識の習得や実践に加えて、企画実現のために重要な費用面についても、機材
やレンタルスタジオの相場や、スタッフを外注した場合の費用など具体的な項
目について説明する実用的な内容になっている。

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■サイト案内
大阪市によるビジネスマッチングサイト【商談上手】
Webデザインなら一度で1,000事業者に見積依頼可能に。
<http://syodan.imedio.or.jp/>
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<主催者情報>
ソフト産業プラザ イメディオが運営するビジネスマッチングサイト
【商談上手】では、『Webデザイン』の事業者登録が1,000件を超え、一度に
1,000事業者に見積可能になりました。依頼内容を登録しておくだけで該当す
る事業者よりメールで見積が届き、多くの選択肢の中から条件にマッチする
事業者を効率よく探し出せます。この他の業種では、『Webシステム開発』・
『DTP・CAD』『CG制作』など幅広くデジタル関連事業者が3,400社会員として
登録いただいております。
お問合せ先:ソフト産業プラザ イメディオ【商談上手】担当 大島
TEL.06-6615-1000 FAX.06-6613-2232
E-mail:job@imedio.or.jp

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■イベント・公募案内
東京デザイナーズウィークの公募
<http://www.tdwa.com/04/index.html>
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<主催者情報>
今年のデザイナーズウィークのテーマは「デザインメッセ」。インテリアショ
ップイベント、プロ作品展、学生作品展、昨年国内外から注目を集めた
「CONTAINER EXHIBITION」は出展数、 内容もバージョンアップし「CONTAINER
GROUND」として開催。TOKYO DESIGNER'S WEEK 2004 "DESIGN MESSE" それぞれ
の公式イベントから、生活の中の優れたデザインを発信します。今年もデザイ
ナーズウィークでは、公式イベントで3つの公募を行います。
「CONTAINER GROUND」「学生作品展」では公募も対象にしたデザインアワード
「DESIGN PREMIO」を実施、「プロ作品展」では今年よりデザイナーズウィー
ク会員企業による作品製品化の可能性もあります。日本のデザインにおける新
たな才能を見い出し、世に送りだすこの公募に、多くの方からのご応募お待ち
しております。(詳細はサイトにて。公募それぞれの締切は、7月31日)
 
・DW2004 DESIGN PREMIO
対象:「CONTAINERGROUND」および学生作品展「ストリートファニチャー展」
出展全作品
審査:一般参加者及び雑誌などデザインメディア関係者による投票
賞金:「CONTAINERGROUND」グランドプレミオ賞50万円、プレミオ賞10万円
学生作品展「ストリートファニチャー展」グランドプレミオ賞20万円、
プレミオ賞10万円
 
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■ブックガイド&プレゼント
おしえて!! FLASH MX 2004
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1399-4/4-8399-1399-4.shtml>
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著者:まつむらまきお・たなかまり
定価:2,520円(税込)
体裁:B5変型判 296ページ CD-ROM付き
・ISBN4-8399-1399-4
・発売日:2004年05月14日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:シリーズの特長であるイラストを多用した親しみやすい誌面、会話形式
によるわかりやすい解説、やさしい機能から順に積み上げていく読みやすいカ
リキュラムは今回も健在。師匠とまりたの会話を読み進め、一緒に操作をやっ
てみているうちに、確実・着実に「Flash力」が身に付きます。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者3名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は5月28日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に6月1日頃掲載予定です。
http://dgcr.com/present/20040520.html

<応募受付中のプレゼント>
『PREMediaパート21 いますぐ始める色の標準化作戦』
『Web Designing 2004年5月号』
以上 デジクリ#1522号
『タブレット+Photoshop Elements お絵かき・工作教室』
『「COMMERCIAL PHOTO 2004/6」100 Photographers 特集号』
『Photoshop CS 実戦デジタル写真術』
以上デジクリ#1521号。すべて5月25日(火)14時締切です。

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■編集後記(5/21)
・電子書籍配信サービス「週刊デジタルポスト」が昨日から始まった。毎週木
曜日に、本誌の中から注目度の高い記事10本を選別し、パソコン、読書専用端
末(ΣBook)、携帯電話向けに読みやすく再レイアウトされた誌面データを配
信する。1記事42円、巻頭特集のみ1記事63円と切り売りだ。プレスリリースに
よると「マルチプラットフォームに向けて発信される週刊誌の新たな試みです」
ということだが、サンプル版をダウンロードしようとすると、「お使いのマシ
ンの環境が対応しておりません」ときた。予想通りマルチプラットホームにマ
ックは含まれていない。ところで、ΣBookは売れていない、本気で売る気はあ
るのか、という記事をどこかで見た。久しぶりにΣBookのサイトを見たら、相
変わらずまぬけな体験版が掲載されている。すでに何度も書いたが、実機とは
ぜんぜん違うとんでもない体験版で、これを見て買おうという人がいるはずが
ない。もはや本気で売る気がないことがよくわかった。どうせマックユーザー
にとっては不便な代物だし、ΣBookファンをやめようかと思う。  (柴田)
・ケータイWatchの「週刊デジタルポスト」記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/18900.html
・この体験版を見たらもう絶望(泣)
http://www.sigmabook.jp/info/

・小枝不動産のコーナーがイチオシだが、ダメットさんというコーナーには、
時々面白い人が出演する。焼肉命の女性が出たことがあるのだが、彼女は焼肉
店のはしごをするという強者。携帯の着メロや待ち受けも焼肉。スケジュール
帳には焼肉店データがびっしり。肉は一枚ずつ焼き、食べ頃になる瞬間を待つ。
食べ頃タイミングを逃したり、焦げてしまったらお肉に申し訳ないと言う。こ
こまで好きなら本が書けるやん、と思っていたらサイトがあった。いやー、10
点の店で一度食べてみたいわ。              (hammer.mule)
http://park15.wakwak.com/%7Eikarin/  関西焼肉
http://www.ytv.co.jp/dameyo/  ダメットさん

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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遅くなることがあります。ご了承下さい。

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