[1531] 気になるCMベスト5選

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1531    2004/05/31.Mon.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18774部
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<久々に味わう劣等感>

■KNNエンパワーメントコラム 
 気になるCM ベスト5選
 神田敏晶

■電網悠語:Ridual開発記編 53-a
 アクセシビリティ(前編)
 三井英樹

■展覧会・セミナー案内
 04 TDC 展
 扇町クリエイティブカレッジ!春講座6月開講コース
 ROKUNANA WORKSHOP OF MEDIA DESIGN ワークショップ

■ブックガイド&プレゼント
 Photoshop レタッチ・画像合成テクニックマスターブック
 Flash便利帖
 変わるか・印刷業の構造と意識の改革



■KNNエンパワーメントコラム 
気になるCM ベスト5選

神田敏晶
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KNN神田です。

HDが勝手に録画しているTV番組を見るだけで精一杯な日々だが、スポットで流
れる気になるCMを丹念に見直すことができるのも、逆にメリットなのかもしれ
ない。今回は、最近のCMで気になった作品を紹介してみたい。テレビで直接購
入に結びつくかどうかは疑問であるが、潜在意識や顕在意識に残ることはCMに
とっては必要なことだと思う。

【第5位】佐川急便 e-collect編

e-collectの上原多香子のCMは、見終わってからもしばらくとても気になった。
なぜならリップシンクが完全にあっていないから。外人のアテレコならば、あ
りえるのだが、日本人のしかも当人のリップシンクがあわないCMははじめてで
はないだろうか? CMは注目されればいいという発想であれば、ビックカメラ
の携帯のデジタル呼び出し音と同じで、下品なだけかもしれないがこちらはア
イデア賞もの! 

しかし、どういうCMプランナーの意図があるのかとても知りたくて気になる。
さらに、テレビなのに特記事項が6ポイントクラスの文字で明記されている点
だ。我が家の50インチプラズマハイビジョンディスプレイ(嘘!)でも文字は
判読不明だ。まだ、消費者金融の特記事項のほうが読みやすかった。明記さえ
していれば読めなくてもいいのだろうか?

【第4位】NTT DoCoMo FOMAパケット定額制 パケホーダイ
http://www.nttdocomo.co.jp/museum/cm_gallery/talent02.html

NTT DoCoMoの加藤あいさんがタクシーを呼ぶシーン。最初のシリーズでは、な
ぜか最後に「タクシー!」と加藤あいさんが呼ぶのは、定額制によって余った
お金で自由にタクシーが乗れることをイメージしていると思っていた。

しかし、そうではなかった。今回のシリーズでは、タクシーが定額料金だった
らということをイメージさせているCMになっている。しかし、タクシーが定額
制で走ってくれても、遠距離ならまだしも、近距離だとあまり期待できる効果
はなさそうだ。当然、パケホーダイも長時間のユーザーならまだしも、どのく
らい使うとパケホーダイがお得なのかがわかりにくい。

しかし、ヘビーユーザーならFOMAにしたくなることでしょう。ちなみにボクは、
京セラのオペラブラウザ搭載のH"AH-K3001Vを選択した。定額でどこでもCHTML
ではなくHTMLがブラウズできるから、ちっちゃなキーボードのないパソコンを
持ち歩く感覚だ。

【第3位】アディダス Impossible is nothing モハメッド・アリ編

娘のレイラ・アリとの対戦や、1974年のザイールをランニングするCM。ベッカ
ムやジダン、さらにイアン・ソープにマリオン・ジョーンンズ?もいるではな
いか!
http://www.adidas.com/campaigns/impossibleisnothing/content/home.asp?regionid=22&countrycode=us&country=us
映画「アリ」のプロモーションかと思ったら、実映像のアリの合成映像だ。こ
の手法は映画「フォレストガンプ」で登場したが、昨今の技術進化はすごいと
思う。1970年代のあのフィルムのあせた色質が見事に反映されているので、自
然に注目してしまう。このシリーズは、特撮とともにスポーツの変わらないス
ピリッツを伝えるアディダス社のポリシーを伝えるのにいい効果を与えている
ことだろう。しかし、最後のロゴをNIKEにしてもPUMAにしてもいいくらい差別
化されていない産業になってしまったようだ。

【第2位】クレラップ Newクレラップ

クレラップのワカメちゃんっぽい女の子(外島千夏さん、7才)。まるで映画
の「アメリ」そのもの。キャラクター名は、「クルリちゃん」っていうそうで
す。もう、色のトーンといい、髪型といいパクリそのものだけど、好感度は高
い。しかし、あまりに子供がまねをしそうなので、「食品包装以外には使用し
ないで下さい」との注意書きも登場している。そんなことはない。オークショ
ンで販売する書籍の包装にラップは欠かせない。機能を訴求するだけの広告か
ら、使っているほのぼのとしたシーンを共有したく、童心のいたずら心を刺激
させられるCMだ。おもわずリモコンやマウスなどにもラッピングしたくなった。

【第1位】P&G ハーバルエッセンス 機内編  
http://yes3.jp

ティザー広告のキャンペーンに引き続き、「yes! yes! yes!」の快感体験を訴
求するCM。なんで機内のトイレでシャンプーをはじめるのかが不思議? さら
にINTERCOM(非常呼び出しボタン)に触れてしまって機内放送モードになって
しまうことも不思議! 最後はご婦人が「私にもアレいただけます?」と機内
サービスでお願いする奇妙さ。

この現実ばなれした「快感体験」の訴求はいやがおうでも記憶に残ってしまう。
特に外国人女性の「yes! yes! yes!」は、男性の脳の中枢までも刺激してしま
う。永谷園のお茶漬けの「ズルッズルッ」の本能によびかけるシズル感をヘア
ケア製品にもってきたところがスゴい。

すぐさま「ドンキホーテ」で購入してしまい、バスルームで体験したが、「ye
s」は1回くらいだった。妙に香りがきつくて急いで使い終わるまで我慢してい
る。ちなみにサイトでは、あの着声がダウンロードできるというので、携帯で
喜びいさんでダウンロードしてみたが、見事に期待はずれ…。男性版のyesも
あったがこっちも…であった。

CMは製品とは、まったく別物として評価していくことも大事かもと思った。

KandaNewsNetwork,Inc. http://www.knn.com/
blog http://knn.typepad.com/
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#617-10-18,Maruyamacho,Shibuyaku,Tokyo,150-0044
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■電網悠語:Ridual開発記編 53-a
アクセシビリティ(前編)

三井英樹
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※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール

2004年3月、そのセミナーは開催された。テーマは「アクセシビリティ」、主
催はアンカーテクノロジー(株)。都合で最初の1.5時間しか聞けなかったが、
背筋が凍る思いがした。いままで何をやってきたんだろうと自分自身を情けな
く感じた。新技術にキャッチアップできるかという問題ではなく、面倒だから
避けてきた自分を卑下する思い。久々に味わう劣等感。

私的には2004年のWeb界のメインテーマは、この「アクセシビリティ」に決ま
りだ。正直言って、いままで見ないフリをして逃げてきたテーマだ。しかし、
もう逃げられない。逃げる言い訳がなくなってしまった上に、その理論と実装
方法に惚れ込んでしまった。

セミナーの講師は、森川氏と神森氏。Web業界を見てきている人で、この二人
に存在感を感じていない人はモグリだろう。特に森川氏は、今ではMacromedia
社の主力製品であり、Web業界人の標準ツールであるDreamweaver/Fireworks
(DW/FW)の伝道で、MM社員よりも貢献したといっても良い御仁だ。3時間程か
ら始まった伝道セミナーは徐々に伸び、5時間耐久、8時間耐久までにも拡張し
ていった。体力の続く限り、知っていることは全て伝えたい。そんな氏の姿勢
に頭が下がる。

それにお世話になった業界人は山のようにいるし、神森氏は、月刊誌WebCreat
orsで「いますぐはじめるCSSデザイン」をロングラン連載中だ。森川氏の「動」
に対して、神森氏の「静」という感じもする。異色といえば異色だが、Webの
流れから見ると必然とも言えるコンビなのかもしれない。

ref)
・森川氏サイト : http://www.siliconcafe.com/
・神森氏サイト : http://www.t-studio.jp/
・アンカーテクノロジー(株) : http://www.digital-magic.co.jp/

そもそもtableタグを用いて、正確な(どのブラウザでも同じく見える)レイ
アウトの作成方法を広めたのは森川氏だった。横幅を正確に固定することので
きないtable構造に、「spacer.gif」という固定幅実現のための「つっかえ棒」
を配置することでカチッとしたレイアウトの実現が可能になった。その正確さ
を重視するために、tableは何重にも入子状に配置された。Webデザイナ必須の
Tipsと言っても良い。

そうした手法を提案してきた氏が、それを否定した。申し訳なさそうだった。
しかし、良いモノを見つけてしまったからには伝えざるを得ない。DW/FWの時
と根っ子も姿勢も同じだ。申し訳ないけれど、この方法を見てくれと力説する
氏の姿に、言ってる事が違う等と怒りを持つ訳もなく、再度信頼してみようと
思わされる。

アクセシビリティ。従来は身体障害者にも「優しい」Webサイトの指標として
捉えられていた。今でもそういった響きが強いかもしれない。多くは音声ブラ
ウザへの対応を指し、目が見えなくても情報入手が可能か、情報操作ができる
のかという観点で捉えられてきた。

しかし、ここ数ヶ月の間に行われたアクセシビリティ系セミナーに参加して、
実際の音声ブラウザの「声」を聞いていて、違う点に気付かされた。それだけ
ではない。ページを読上げ聞きなおすと、そのページの「意味付け」が明確に
なる。自分が無意識に何を「装飾」として付け足しているのかがはっきりする。

例えば、左上端にメインロゴを置く。その下にサイトのメインページへのリン
クを貼る。左側にメニューを置き、その横にメインコンテンツを置く。それを
音声ブラウザで読んでみる。そこで気付かされるのは、メインコンテンツに辿
りつくまでに読みあげられる、二次的な情報の多さだ。

音声ブラウザでこのページを「見ている」ユーザは、このページの中心点に到
着するまでに山ほどのリンク情報を我慢して聞かなくてはならない。このペー
ジは一体何なのだ、そうした一番肝心な情報が最初に語られていない訳だ。

別に目の見えるユーザの方が多いのだからそれでも良いじゃないかと考える気
持ちが一般的だろう。しかし、昨今のセミナーの主眼は、そんなところにない。
情報の「整理」という部分を今一度見直してはどうかと問いかけている。

Web情報が様々なデバイスで見られるようになるずっと以前から、何度も「ワ
ンソース・マルチユース」という夢物語は語られてきた。しかし、現場に居る
ものとして、情報(コンテンツ)とレイアウトを切り離さずに書いている限り、
薄々とではあるが、それが単なる夢であることは皆が感付いている。でも今回
は少し違う。単なる夢ではないかもしれないという希望が見える。

今のアクセシビリティの流れは、こうした問題を解決するものとして、CSS(C
ascading Style Sheets)を中心技術に据えている。CSSは、デザインの幅を広
げるモノとして、今までもスポットライトは当たってきている。しかし今回の
文脈は少し違う。

ref)
・CSS : http://www.w3c.org/Style/CSS/

方法論的には、情報の優先順位をキチンと考え、そのタイトルを、今まで使っ
たこともない、H1~H6タグでランク付けをする。ランク付けされた情報部品の
中身の体裁を分類(ID付けや、クラス分け)し、情報整理する。情報整理され
た情報をHTML化し、分類された体裁をCSS化する。

出来上がったHTMLは、H1-6,div,span,p,...等の非常にシンプルなタグで構成
される。情報は全て左側に張り付いている。そっけなくも感じるが、上から読
み上げると論旨は明確。装飾が殆どない。装飾に関する情報は全てCSSの中に
書かれている。

これを読んだだけでは、こうした構成方法の苦労の本当のところは分からない
だろう。森川氏はセミナーの中で、「この方法はウワベを変えるような作業で
はない、まるでビルを土台まで壊して更地にしそこから再度作り上げるような
作業です」と言った。聞いたとき、私もその意味するところは分かっていなか
った。                        (後編へつづく)

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / ridual@nri.co.jp
再開と同時にスパムが増える。何かを監視しているのかなぁ。白人系と思われ
る方面から来るものは、内容がほぼ同じものが多い。名簿を渡されて(?)、
小遣い稼ぎのつもりで出している気がする。何か生産するのにエネルギー使え
ば良いのに。スパムで価値観変わったのは、中国。なんかもっと礼節みたいな
のが行き渡っていると思っていた。ガンガン読めない漢字列で送りつけてくる。
なんだかイメージダウン。

・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/

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■展覧会案内
04 TDC 展
<http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/>
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内容:タイポグラフィ界恒例のイベント。「文字の視覚的表現の追求」をテー
マのもとに、国際デザイン・コンペティションを開催する東京TDC(タイポデ
ィレクターズクラブ)。本展は8月の「TDC年鑑2004」刊行に先駆けて、受賞作
品・優秀作品の紹介を行うもので、世界各国のタイポグラフィデザインの最先
端動向を見られる。
会期:5月28日(金)~6月24日(木)10:00~18:00 
会場:dddギャラリー(大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル1F TEL.06
-6347-8780)

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■セミナー案内
扇町クリエイティブカレッジ!春講座6月開講コース
<http://www.mebic.com/seminer_info/index.shtml>
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Mebic扇町では、クリエイター・プロデューサーの育成をめざし、デザイン・
IT・マネジメント・ブランディング・編集など、関西で活躍中の講師による
様々なジャンルの講座を通年開講しています。今回は春講座の中より6月上旬
開講の3講座をご案内します。

6月4日(金)19:30~21:30
「ウェブコピーライティング 日本語を制する者だけが勝ち残る」
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2004&m=6&d=4

6月7日(月)19:30~21:30
「デザイナーになりたい人へ。まず、自分をデザインするということ」
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2004&m=6&d=7

6月11日(金)19:30~21:30
「プロダクトデザイン:良いネタの発掘と育成のすすめ」
http://www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2004&m=6&d=11

会場:扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)2F定員:50名(各講座)
参加費:1,500円(各講座/税込)
申込・問合:Mebic扇町 TEL.06-6316-8780 info@mebic.com

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■セミナー案内
ROKUNANA WORKSHOP OF MEDIA DESIGN ワークショップ
<http://www.67.org/ws/>
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・林 拓也のFlash MX基本講座
6/8 19時~ 全8時間 受講料32,000円(税込み)

・NORIのアクセシビリティ講座(仮)
6/21 19時~ 全6時間 受講料24,000円(税込み)

・野中文雄のオブジェクト指向で考えるActionScript
6/30 19時~ 全6時間 受講料24,000円(税込み)

・A.e.Suck の アニメ制作実践 絵コンテ&アニメーション
7/1 19時~ 全8時間 受講料32,000円(税込み)

・小松学史のStudio MX基本講座
6/8 19時~ 全8時間 受講料32,000円(税込み)

・野中文雄のオブジェクト指向で考えるActionScript
8/5 19時~ 全6時間 受講料24,000円(税込み)

時間:各講座、毎週1回19時~21時の2時間受講
(全8時間の講座の場合は同曜日を4週間受講)
定員は各講座5名
会場:ロクナナ(東京都渋谷区神宮前1-1-12 #204
TEL.03-3408-4605 FAX.03-3408-4625)
mailto:workshop@67.org

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■ブックガイド&プレゼント
Photoshop レタッチ・画像合成テクニックマスターブック
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1348-X/4-8399-1348-X.shtml>
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著者:児玉明実
定価:2,520円(税込)
体裁:B5変型判 248ページ
ISBN4-8399-1348-X
発売日:2004年5月24日 毎日コミュニケーションズ刊
内容紹介:Photoshopで見映えのする作品を作るには、ふたつの画像を合成す
るのが一番簡単な方法です。合成と一口にいっても、様々な方法があり、画像
の種類(絵柄)によって使い分ける必要があります。本書は図解形式で手順通
りに進めれば作品ができあがるように構成しています。画像合成を通してPhot
oshopの主要な機能を自然に習得できるというのが特徴です。また、レタッチ
のテクニックも解説していますので、覚えることによって作品の幅を広げるこ
とができます。Photoshop 6.0・7.0・CS 対応。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は6月8日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に6月10日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040528-1.html

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■ブックガイド&プレゼント
Flash便利帖
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1269-6/4-8399-1269-6.shtml>
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著者:インフォメディア
定価:2,310円(税込)
体裁:A5変型判 264ページ
ISBN4-8399-1269-6
発売日:2004年5月17日 毎日コミュニケーションズ刊
内容紹介:デザイナー、Webクリエイターなど、Flashをいつも使う人が常時携
帯できるようなハンディなリファレンス本です。吹きだしやジグソーのパーツ
の作り方から、スクリプトまで、「あれ、これはどうやればいいんだっけ」と
思うことがこの本に載っています。サイズは、210×130mmととてもハンディ。
いつも手元に置いておきたい1冊です。Flash MX/Flash MX 2004対応。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は6月8日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に6月10日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040528-2.html

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■ブックガイド&プレゼント
変わるか・印刷業の構造と意識の改革
<http://www.monz.co.jp/books/info/book157.html>
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同書は、DTP技術環境を主テーマに、現状での課題を把握整理し、課題解決の
手法を提示すると共にシステム展開の基軸となる概念変革を促すことを目的と
しています。

印刷生産工程の全てを管理する「プロダクションマネージメントがDTPの最終
の目標」とするDTPコーディネーター森久保成民氏が執筆する「変わるか・印
刷業の構造と意識の改革」を基調原稿として、3部構成という新たな試みで立
体的なテーマ追求を実現しています。

第1部では、企業現場と経営の狭間に発生する意識と技術の格差から起こる多
様な問題をクローズアップするほか、第2部ではPDF・JDF・RGBなどを軸とする
デジタルワークフローの動向と今後技術としての有効性を解説していきます。
第3部では、クライアントや制作側との技術コミュニケーションの有り様を
大日本印刷、トヨタ自動車、電通、JDFの関わりを説明する業界ベンダー、カ
ラー印刷に追随する機能改善を進めるカラー複写機メーカーなどの出席を得て
行った座談会の全内容を紹介していきます。

体裁:A4判134ページ
税込み1,400円 2004年3月 印刷之世界社刊

●本誌を印刷之世界社よりデジクリ読者5名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は6月10日(木)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に6月12日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040531.html

<応募受付中のプレゼント>
『音の本 オリジナル音楽・効果音素材集』
 以上デジクリ#1529号。締切は6月3日(木)14時。
『FLASHトレーニングブック MX/MX2004対応』
 以上デジクリ#1526号。締切は6月1日(火)14時。

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■編集後記(5/31)
・佐野眞一「だれが「本」を殺すのか」(新潮文庫・上下)を買った。単行本
は01年にはじめの「本コロ」が、続いていつ頃か忘れたが続編が出た。二冊と
もすぐに買って、一気に読んだ記憶がある。その大冊は、引っ越しの騒動で段
ボール箱のどこかに入ってしまい、いますぐには探し出せない。あれから3年。
いま文庫本二冊になった「本コロ」はかつての「本コロ」とは大きく変わって
いた。単行本に収められていた内容はそのまま「捜査編」になり、新たにその
後の状況を検証する「検死編」(すごい表現だ)を書き加えている。これで下
巻の2/3以上を費やし、蔵書の死、読者の死と著者の死、書店の死と雑誌の死、
そして、「本」の復活を感じさせる小さな予兆、4つの章に別れている。この
「完本『本コロ』」を読むことは、本の死体解剖の現場に立ち会うことであろ
う。いまを盛りの養老先生じゃないが、解剖はおもしろい(高校時代は生物部
に属し「無情の男」といわれたわたしだ)。今日から読み始める。(柴田)

・オンラインマガジンの紹介サイト「ZINE-CLIP」は便利だ。車内吊りや新聞
の雑誌広告のようにタイトルだけをざっと見られる。/見たいと思っていた
「ゴッドディーバ」は終わっていた。迷った末に「ビッグ・フィッシュ」を見
た。予備知識はティムバートン監督作品ということだけ。とっても素敵な作品
で、終わったあとでも、思い出すだけで涙が出てしまう。予備知識を入れずに
ぜひ映画館へ。                     (hammer.mule)
http://www.netlaputa.ne.jp/~ntsuna/ ZINE-CLIP
http://www.big-fish.jp/  ビッグ・フィッシュ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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