[1538] 懐かしきSystem7

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1538    2004/06/09.Wed.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18824部
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<ダイナマックがよぉ~ダイナマックが150屯♪>

■MKチャット対談 
 懐かしきSystem7
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■セミナー案内
 JPCセミナー PDFの運用事例とPDF/X及び最新DTPソフト事情

■ブックガイド&プレゼント&イベント案内
 COOL JAPAN~疾走する日本現代アート



■MKチャット対談 
懐かしきSystem7

笠居トシヒロ&まつむらまきお
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懐かしきSystem7

かさい: まいどぉぉぉぉ 笠居ですーーー モニタ壊れたぁぁーぁ、マツムラ
    ー波うらむぅ~~(ーー;)
まきお: まつむらですー。えええっ(^_^;)?この前買ったやつ?
かさい: そうじゃ、こないだキミに見せてから、ちょーしわるなったんじゃー
    うらむぅぅ
まきお: なんでワシのせいやねん(^_^;)。デジタルなモニタが調子悪いって、
    どうなるのん?
かさい: 静止画はなんともないねんけど、動画のとき、残像が補色系の色で現
    れるようになってねえ・・・サポートに問い合わせたら、メイン基板
    か、液晶そのものに問題があるかも、とのこと・・・今日、店に送っ
    た(T_T)
まきお: じゃあ今はVAIOの本体液晶のみなんかー(^_^;)
かさい: んにゃ、代替モニタ借りました。 VAIOはいいけど、Macがモニタなし
    になってしまうでな

●System7をFlashで再現した「webSE」

まきお: なかなかやっかいですな(^_^;)。 昔のMacはモニタなし、なんてあり
    得なかったのにねぇ(笑) そうそう、Macでモニタで思い出したが
    webSEってのが、ちょっと前だけど話題になったよね
かさい: FlashでSystem7を再現したってアレね
    http://myoldmac.net/webse-e.htm
まきお: 昔のMacって、こんなに画面ちっちゃかったのね(^_^;)これ、ドイツ
    語&英語だからこんなもんだけど、漢字Talk だともっとセマイ感じが
    したような気がする
かさい: SEだと9インチ(笑)最初は640×480だっけ、画面
まきお: いや、もっとちっさい。 13インチのIIで640×480だから。えぇーと
    500いくら×300いくらだったはず。当時Macはwysなんだっけ、画面解
    像度が72dpi固定だったんだから、13インチと9インチじゃあ、画素数
    が違う
かさい: WYSIWYG。What You See Is What You Get じゃなかったっけ?
    (見たままが手に入れられる、の意。当時は画面解像度と印刷解像度
     が72dpiで一致していたのである)
まきお: それかな?(笑)どーしても覚えられないのね(笑)これと、アノニ
    モウスだっけ.....(笑)
かさい: anonymousね。 カタカナで書くと、アノニマス(笑)
まきお: その二つが、20年たっても覚えられない(笑)
かさい: あ、そだそだ、思い出した。 アプリケーションの起動のときの、ス
    プラッシュウィンドウが、9インチモニタと同じサイズなんだ
    (調べてみたら、9inch は、512x342 pixels だそうです)
まきお: でっしょ。わりと最近までそうだったよね。最近フォトショとかはみ
    だしてるけど(笑)
かさい: いまじゃもうあんまり意味ないもんね(笑)
まきお: このwebSEを20インチで見ると、9インチってほんとちっこいちっこい
    (^_^;)1/9くらいのサイズ? あ、このサイズだと今時、ケータイも
    これくらいあったりするかね
かさい: あるかい(^^;) さすがに携帯にはでかいわ
まきお: そか(^_^;)まぁ、懐かしさいっぱいで楽しいのだけど、基本的にSEで
    システム7はキツイのではなかろーか? 欧米ならいけてたんかな
かさい: 素のSEでは無理ちゃうかなー SE30ならまだしも
まきお: これ、HD20メガに、メモリ4メガですね、設定上
かさい: 4メガではきついなー(笑)<System7 SEってCPUも68020でそ?
まきお: 20だっけ? 00じゃなかった?
かさい: あ、ごめん、CPU: 8MHz 68000ですわ(←調べたらしい)
まきお: 勝利~(笑)しかし8メガっすか(^_^;)
かさい: 8MBちゃうで、8MHzやで(笑)
まきお: なんかも、想像がつかないよね(^_^;) PC98がメモリ640kが上限で、
    8メガってなんか、甲子園球場幾つ分って感じがしてたのになぁ
かさい: あー追加情報(^^;) requires System 4.1 to 7.5.5 だそうですー
まきお: あ、うごくんや。漢字Talkはしんどいと思うけどなー
かさい: やっぱ、英語システムって軽いんやねえ

●フロッピディスクの時代

まきお: System7って、TrueTypeになったOSなんよね
かさい: そそ、アウトラインフォントが始めて搭載されたシステム
まきお: で、フォントがアウトラインフォントになったので、フロッピが30枚
    くらいあったよね(^_^;)
かさい: フロッピーに入ってたんだよねー。システムとフォントと別々に、冊
    子みたいなパッケージになってた(笑)
まきお: 昔はアウトラインフォントってのはサイズがでかいから、プリンタに
    HDつけて、そっちに入れてたんだぞー>だれとなく若い人
かさい: (笑)
まきお: 丁度CD-ROMも普及し出した頃で、CD-ROMでインストールすることもで
    きたよ、たしか。CD-ROMっていってもなー、昔はカートリッジに入れ
    てたんだぞー>誰となく若い人(笑)
かさい: ありましたねえ<CDカートリッジ ってもただのプラスチックの箱だ
    けど(笑)
まきお: 一応金属シャッターもついてたよ。面倒なんよね、あれ(笑)
かさい: ふた開けて、CDいれて、んでケースをスロットイン、だっけ。フロッ
    ピーの親玉みたいになるのね。CDが(笑)
まきお: そうそう、ガッシャンとね。あれはなんだったんだろうね?(^_^;)
    当時は精度がだせなかったとかかな、トレイ式
かさい: そうなんかな。トレイになったときは感動したけどね(^^;) でもSEな
    んてフロッピーのみですよああた
まきお: ですよですよ。あ、思い出した。Macってフロッピが1台しかついてな
    くて、当時、98とかさ、フロッピドライブって必ず 2台ついてるもの
    でね、Aドライブが起動用、Bドライブがデータ保存用、だから未だに
    WinのHDはCからはじまるんですよ>そこらの若い人(笑)で、フロッ
    ピ1台しかなくて、ファイルコピーとかどーすんだ??
    しかもイジェクトボタンもないしすっげー謎だった、買うまで(笑)
かさい: そーやったなあ(^^;) 僕もキヤノン販売の展示場で「これフロッピー
    どうやって取り出すんですか?」って聞いたよ(笑)「ゴミ箱にアイ
    コン捨てるんです」って言われて、ビックリたまげた
まきお: あのゴミバコにフロッピを捨てるってのは、いまだにちょっといかが
    なものか、と思うけど(笑)
かさい: 中身消えちゃうんじゃないかと心配したね、最初は(笑)
まきお: そーいや、webSEではアイコンほかせないのが残念ねー(笑) OS Xに
    なって、ゴミバコがイジェクトボタンに変わるようになって、よーや
    く納得したまつむらである(笑)
かさい: ゴミ箱使うか? いまだに
まきお: 普段はキーボードのイジェクトキーですけどね。あ、そうか! わか
    った! さっきのCDがトレーじゃなくてカートリッジだった理由。ド
    ライブのボタンをおさないと、トレーがひらかないからMacOSの精神
    に反してたんだよ、きっと(^_^;)
かさい: エー? そうか? ゴミ箱に捨てたら、トレー自動で開いてたやろ?
    最初は技術的にできなかったってこと?
まきお: いやいや、中身が入ってないドライブよ。トレーを引き出すには、本
    体のボタンをおさなくちゃいけなかった。
かさい: そうやな、そいえば、CDがトレーになった頃、フロッピドライブも指
    で押し込む式に変更になったな。全体的に、ハードが安っぽくなって
    いった頃だね、このあたり
まきお: 昔はスルッと飲み込まれる感じだっけね
かさい: そそ、途中まで入れたら、勝手に飲み込んでくれた
まきお: 今のスロット式DVDみたいな感じね。凝ってたなぁ。当時、98だと5イ
    ンチフロッピつっこんで、さらにドアノブみたいなのを90度まわして
    やらなくてはならなかったのだ>そこらの(以下略)
かさい: 5インチフロッピって、紙ケースだもんな(^^;) シャッターなくて、
    楕円形の穴が開いてたんだ。だから紙袋に入ってた
まきお: 3.5インチはSONYが自社のワープロのために開発して、それをAppleが
    はじめてパソコンに採用したんよ。 3.5インチFDってだけで、かっこ
    よかった(笑)
かさい: 最初は、このフロッピ1枚に、システムと基本アプリ全部はいってた
    んだっけ
まきお: 英語OSはそうだよね。 漢字Talk2.0は実質、HD不可欠だった。ちなみ
    に当時のPC98は 漢字ROMといって、漢字データはハードウェアとして
    本体に積んであって、PC-ATで日本語使えるようになるのはDOS/Vまで
    待たなくてはならなかったのだ>そこらの若い衆
かさい: ダイナマックがある(笑)<HD不要・漢字ROM搭載
まきお: 日本用にPlusを改造したマシンですな。ダイナマックがよぉ~ダイナ
    マックが150屯♪と当時のユーザーは歌いながら使ったものだよねぇ
かさい: ダイナマイトじゃ、それは(^^;) だれがマイトガイやねん
まきお: キミではないな(笑)
かさい: ちゃうんかい(^^;) すっかりwebSEから離れて、思い出話になってま
    すが(笑)
まきお: webSEを楽しむための歴史的背景ですな(笑)(笑) でまぁ、漢字
    Talk7になって、よーやく日本語も自由に扱える環境(マルチサイズ
    フォント)になったと

●なぜosaka?

かさい: このとき、Osakaフォントのデザインも変更になったですよね。んで
    Kyotoフォントがなくなった
まきお: あー、あったね! kyoto!! 明朝だっけ
かさい: そー、ビットマップの明朝体ね
まきお: Tokyoってのもあったという話を聞いたことがあるんじゃが
かさい: 非公式でしょう? Shizuokaってのもあったよ。非公式で
まきお: んー、昔どっかで読んだんだよ。非公式ではなくて。発展途上で消え
    たんじゃなかったかな
かさい: そうなんか。とにかく、Macのフォント名は関西だったんです(笑)
まきお: そういえば、すっかり忘れてたけど、考えてみれば Osakaってのがフ
    シギですね(笑)
かさい: なんでかね。 Macのフォント名は、基本的に地名なんだけど、まあ、
    USのフォントにも「Washington」てのはないから 「Tokyo」もなくて
    いいんじゃない?
まきお: シカゴに対して、大阪? そもそもなんでシカゴなんだ(笑)
かさい: そう云うイメージなんかな?
まきお: アールデコっぽいからかな?
かさい: わからんなあ(^^;) でもChicagoにあこがれて、ジャムシカゴとか入
    れてましたよ(笑)
まきお: なんかあったな、なんだっけ(^_^;)
かさい: SweetJAMっていう、英語システムに被せる日本語環境が、漢字Talk と
    は別にあったんですよ
まきお: あったねぇ。当時、日本語OSって、英語の半年~1年は遅れてたもん
    な。SweetJAMだと、英語OSで英語ソフトがすぐに使える、と 
かさい: そーそー。で、System7がでたときも、漢字Talk 7が待ちきれなくて、
    ほら、System7に被せる、フリーの日本語環境があったでしょう
まきお: あ、あったな、なんだっけ。ぼくはその手のやつはほとんど手をださ
    なかったからな
かさい: 思い出した! GomTalk だ!! 五味さんって人が開発してくれたんで
    GomTalkなのね 
まきお: よく覚えてるね(^_^;)
かさい: いや、そのときIIcxをQuadra700にアップグレードしたんですよ。
    (モトローラ68040CPUを最初に搭載した機種である)
まきお: あ、アップグレードしたんだ
かさい: そそ、そしたら、QuadraってSystem7でしか動かないのね。なの
    に、漢字Talkはまだ7になってない(笑)んでしかたなく GomTalk
まきお: そうだそうだ。Quadraは日本語化がえらく遅れたんだった。あの
    アップグレードって、電源とドライブ以外、ぜーんぶ取り替えだった
    んだよね(笑)今考えると、ありえねー(笑)
かさい: そうそう、上ブタだけ残って、他は新品。蓋と本体の色がぜんぜん違
    うの(笑)
まきお: ハードのアップグレードって、当時はちょこちょこあったんだよな
かさい: SEもSE30にアップグレードできたんだよね
まきお: あれはマザーボードだけだからね。あれくらいならアリですな
かさい: 高かったからねえ(^^;)<Mac そんなにホイホイ買い換えられないし
まきお: しかし、画面面積が9倍、メモリやクロックが100倍10000倍とかにな
    って、でも、当時とできることって、あんまり変わってないような気
    もする(笑)
かさい: 出来ることは変わったでしょう~。 作ってるもんは、あんまかわん
    ないけど(^^;)
まきお: 変わってはきたけど、ぼくにとってスマートスケッチ前後ってのはも
    のすごく変わったんだけど、その後はあまり変わってない(^_^;)
かさい: グラフィックをやってる人間にとっては、漢字Talk 7ってのは、転機
    ではあった
まきお: フォント環境?
かさい: そそ、フォントがアウトライン化されたことが大きいねーやっぱ。そ
    れまでもATMとかでアウトライン使えてたけどね
まきお: ATMって漢字Talk7よりも前じゃなかったっけ? あれってアウトライ
    ンとれなかったりしたっけ....
かさい: 日本語はプロテクトかかってるのがけっこうあったんよ
まきお: モリサワフォントしかなかったっけ。なんかいろんな規格が乱立して
    た時期もあったなー
かさい: システムが、ノンプロテクトのアウトラインフォントを搭載した意味
    は大きかったと思ってます。個人的に
まきお: でも当時、アウトライン化するとデータがでかくなって、ドキドキし
    ながらやってた憶えがあるな(^_^;)
かさい: それと、文字形そのもののクオリティは低かったし(笑)いまじゃ、
    システムフォントがヒラギノですよ、あーた
まきお: しかもウェイトが3つもついてるもんねぇ

●今ならきっとオチコボレ

まきお: 今、学生に教えるようになって思うんだけど
かさい: うん
まきお: 今、こんだけOSもアプリもリッチになって、これから使い始めるのっ
    て、めちゃくちゃ大変だよな
かさい: そうだねー、たしかに憶えることたくさんありすぎるもんなあ
まきお: 操作、機能、ソフトの種類もそうだし、たとえば、作品を見たときに
    それがソフトの機能なのか、作った人の能力なのかも判断しにくい
かさい: んーそうねえ
まきお: このシステム7の当時、イラレは5.5かな? 当時ソフトはまだまだ
    シンプルで、やりたいことと、できることのギャップが大きかったん
    だけど、だからこそ、イロイロ工夫したりしたよなぁと
かさい: 今の若い子は、自分で調べたりしない、ってワタシラ年寄りは言うん
    だけど、その前に目の前に置かれた課題が膨大すぎて、途方にくれる
    ってのもあるんだろうな。そういった意味では、コンピュータの青年
    期と、自分の青年期が一致した僕らの世代は、幸せだったかもしれな
    いねー
まきお: 今、学生なら、ふたりとも完全にオチコボレですよ(^_^;)
かさい: だなあ(^^;)

【笠居 トシヒロ/WEBコンテンツクリエイター・デザイナー】
チャットの最中にマウスも断線した・・・・マウスケーブルが断線するなんて
初体験だ! マッ波恐るべし! あのときマツムラーが触ったこのキーボード
も風前の灯か!!!
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【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
大阪で夜中にやってる3DCGアニメのスパイダーマンにはまってます。トゥーン
シェーダーによるフル3Dで、不自然な感じもあるものの、シナリオと映画的な
カメラワークがかっちょいい!
<http://www.makion.net/>

▼すっかり回顧なふたりでした、、、、

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Suite を利用したPDF/X-1aのワークフローのご紹介をさせていただきます。
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メントの効率的な作成環境の提供のみならず、ダイレクトにPDFやHTML出力の
機能を備え、クロスメディアを実現しました。QuarkXPress 6日本語版の新機
能・最新情報をご紹介するとともに、PDFの印刷支援ツールEnfocus PitStopと
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■ブックガイド&プレゼント&イベント案内
「COOL JAPAN~疾走する日本現代アート」BNN新社刊
<http://www.bnn.co.jp/>
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著者:山口裕美
定価:4,410円(本体価格 4,200円)
体裁:A4変型判176頁(カラー120頁)
ISBN 4-86100-003-3
発売日:2004年5月15日 BNN新社刊

いま、ゲームから商業デザインまで日本の文化が、“COOL”と世界の注目を集
めている。ジャパニーズ・ポップ・カルチャー ------アニメ、マンガ、ゲー
ムソフト、映画、音楽、ファッション、建築、そしてアート------ 村上隆の
DOBくんシリーズに代表されるように、もっと個人個人が自分の好みを反映し
た、おたくテイストを存分に加味し、日本人の中に長い年月をかけて根付いて
いた、庶民が作り上げた受信型のポップカルチャーであり、過激で、不思議で、
とんがったオリジナルの文化から生まれている。

村上隆や奈良美智が世界的ビッグネームになった日本の現代アートの世界でも、
彼らに続く才能の萌芽が、次々と花開こうとしている。「誇り」と「勇気」を
持って、新しい試みに挑戦している日本のアーティスト達は、着実に今、疾走
を始めている。

「COOL JAPAN~疾走する日本現代アート~」ではアートプロデューサーである
著者独自の視点で、現代アートにつながる世の中の事象・現象を鋭く分析し、
次世代のアーティストたちがどこへ向かっているかを、豊富なカラー図版とと
もに解きあかしていく。

●本誌をBNN新社よりデジクリ読者1名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は6月16日(水)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に6月18日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040609.html

・関連イベント
http://www.bnn.co.jp/news/cooljapan/index.html
●「COOL JAPAN」アーティスト・トークwith 山口裕美
ゲストアーティスト:名和晃平、田中偉一郎、タニシK
日時:6月12日(土)18:00~20:00   
会場:NADiff(東京都渋谷区神宮前4-9-8 カソレール原宿B1 TEL.03-3403-
8814)
入場無料
●山口裕美×椿 昇 トークショー「COOL JAPAN -疾走する日本現代アート」
現代アートはどこから来て、どこへ行くのか?
ゲストアーティスト:椿 昇
日時:7月18日(日)開場17:00 開演17:30  
会場:リブロ池袋本店コミュニティカレッジ(東京都豊島区南池袋1-28-1 池
袋西武イルムス館8~9階 TEL.03-5949-5486<代表>)
入場料:1,000円

<応募受付中のプレゼント>
『Photoshop レタッチ・画像合成テクニックマスターブック』
『Flash便利帖』
『変わるか・印刷業の構造と意識の改革』
 以上デジクリ#1531号。締切は6月10日(木)14時。(明日!)

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■編集後記(6/9)
・2004東京国際ブックフェアにおいて、ボイジャーは『電子出版によせる期待
と提言』の機会を設け、問題提起した。詳細な記録はここでみられる。
http://www.voyager.co.jp/salon/TIBF2004/index.html
公開中の富田倫生さん(青空文庫)の講演を読んだ。映像も見た。ありがたい
ことである。ブックフェアに行かなくて後悔したが、そのときの貴重な講演を
映像とテキストで見ることができる。リアルタイムで見聞きするよりもはるか
にわかりやすい。おもしろかったのは「ボイジャーの萩野さんとは私は古い友
人ですが、一旦その時は別れてしまいました。まあ、別れても好きな人だった
んですが(笑)、はっきりとボイジャーとは一旦手を切りました。なぜ縁を切
らなければならなかったか」という話。2000年に青空文庫はボイジャーの(滅
びるかもしれない)技術を捨てて、(滅びないであろう)テキストとHTMLとい
う標準技術を選んだ。別れたことは知らなかったが、別れる予感を持った時期
がある。それは、わたしも運営に参加していた「日本語の文字と組版を考える
会」の12回目のセミナー「新しい読書をめぐって」(1998.12.6)において両
者の発言の違いだ。萩野正昭さんの「書籍の魅力に匹敵する電子出版を具現化
したい」という志に多くの参加者は共感を覚えたのに対し、富田さんは「重視
すべきは属性ではなくて本質である。ページの美ではなく文章そのものである」
と参加者に喧嘩を売ったのだった。「デジタルテキストの交換こそが本道で、
組版は消失してもいい」と発言。「日本語の~会」のコンセプトとは正反対で、
まるで敵陣に乗り込んできたおもむきだった。「呼ぶ方も呼ぶ方だ。来る方も
来る方だ。どういうつもりでこちらに来たのか、また企画者はなぜ呼んだのか、
真意を聞きたい」という質疑も出る始末で、いやはやおもしろかった。呼んだ
のはわたしだったんですがね。いったん別れた両者は、また復縁し、青空文庫
ビュワーazur(アジュール)を生んだ。これは使い勝手のいいすてきなビュワ
ーだ。あの売る気のない電子書籍端末や貸本端末よりずっといい。さっそく
iBOOKにいれてわたしの専用読書端末にしようと思う。      (柴田)

・好きな女優の一人に鈴木京香さんがいる。凛とした感じや、自分の核を持っ
ているイメージがあるからだ。あややくらいプロなアイドルは受け入れる。彼
女はあっぱれ。でも基本的に憧れるのは大人の雰囲気を持つ女性。その彼女を
特集した「Grazia」をやっと読んだ。思った通り素敵な人だ。彼女が紹介して
いた「すてきなあなたに」の1から4と「エプロンメモ」をアマゾンで注文した。
仕事やノルマや経営や経理を忘れて、もう少し自分と向き合う時間を持ちたい。
遊びや息抜きは後ろめたい気がするけど。これらの本を読破するのにどのくら
いかかるかな。/4冊セットがあったのね……。      (hammer.mule)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766001079/  ががーん
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766000048/  レビュー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766000161/  エプロンメモ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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