[1607] ファイルメーカーPro7実用解説本

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1607    2004/09/29.Wed.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18322部
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 <デジタル時代の「ポケット一つ原則を実現するツール」データベース>

■Powerbook Publishing Project(87)
 やっとでた! ファイルメーカーPro7実用解説本
 8月サンタ

■イベント・展覧会案内
 東京コンテンツマーケット2004
 関西発BBコンテンツクリエイターの登竜門「BroadStarコンテスト2005」
 第15回ART-EX グレアム・トッド展
 


■Powerbook Publishing Project(87)
やっと出た! ファイルメーカーPro7の実用解説本

8月サンタ
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●日常よく目にする警告だけれど…

例えば、Macintoshで不要なファイルを削除しようとすると、

"ゴミ箱にある項目を取り除いてもよろしいですか?
(この操作は取り消せません)"

という、おどろおどろしいメッセージが表示される。デジタルデータは一度削
除してしまったら、跡形もなく消滅して取り返しがつかないから、この念押し
も当然のことだ。

Windowsマシンでも、データをゴミ箱に入れる段階、そしてゴミ箱から完全に
消去する段階で、同様の警告メッセージが出る。データを不用意に削除しない
ようにと、安全を期してユーザーに注意を促している。

しかし、いまのところWindowsにしろMacにしろ、削除の逆の行為「データの複
製」に関しては、無神経と言えるほど寛容だったりする。パソコンを使う私た
ちは、実によく「コピー」をする。「コピー&ペースト」、通称「コピペ」は
パソコンの操作で最初に憶えるもののひとつである。

しかし「コピー」の際には、「削除」のときのような警告メッセージは出ない。
せいぜい「コピーしますか?」という確認程度だ。それが「削除」に比べれば、
わりと「とりかえしのつく」操作だからだろうか。

●事態は「複製行為」の方が厄介

だが、デジタルにおいてはファイルを複製する行為は、状況として「削除」と
同じくらい、精確な判断を要求される重要事態に立たされていることには変わ
りがない。ほとんどのユーザーにとって自覚がないだけに、こちらの方が危険
かも知れない。本来は、複製操作の際は下記のような警告を表示すべきなのだ。

"ファイルをコピーしようとしています。この作業を行うと、同じ内容の書類
が違う名前で存在することを認めることになります。オリジナルと複製物の慎
重なバージョン管理を行わないと、あなたの管理する書類群に混乱をもたらす
可能性があります。複製しますか?"

これは野口悠紀雄氏が名著『「超」整理法』内で述べるところの、「ドッペル
ゲンガー・シンドローム」である。パソコンはデータの複製が簡単なので、バ
ックアップに、またいつでも修正前に後戻りできるようにと、ついついコピー
を作ってしまう。

が、意識的に「正本」を定め、限られた書類のみ修正できるようアクセスを管
理しないと、別々の部分が修正された、しかし内容はほとんど同じの、不完全
な正本が複数誕生してしまうという事故が起きてしまう。中身はそっくりなの
に、微妙に違う書類を複数つくってしまい、どれがオリジナルかどうか迷うこ
とほどやっかいなことはない。

・「超」整理法―情報検索と発想の新システム/野口悠紀雄著/中公新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121011597/249-6229887-1835513

野口氏は情報整理・管理に関し「ポケット一つ原則」や「分類するな、並べよ」
などの単純明快で合理的なアプローチを『「超」整理法』で定義しているが、
このドッペルゲンガー・シンドロームに関しては、コラムの一部で問題が存在
することを述べたにとどまる。(『「超」整理法』109ページ「私の失敗(4)」)
その後の著作をみても、根元的な解決法を示していないように思われる。

これは『「超」整理法』が書かれた時期が1993年と古く、まだパソコンによる
情報管理は、フロッピーの整理術程度に収まる状況であったからかも知れない。

しかし今は1万円で買えるハードディスクに、2時間の映画が軽く20本、収まる
時代である。(ビットレートを落とせば1000本だって軽い)複製という操作を
気軽な行為にしてしまえる、余裕のデジタルスペースは安くて豊富になった。
「念のため、つい、うっかりとコピーしてしまう」危険性は十年前の比ではな
い。

そしてデータは昔よりずっと重要な意味を持つようになった。フォトグラファ
ーはデータで写真を納品し、ショップは領収書・請求書をメールで送付、顧客
はネット銀行で支払いを済ませる。デジタル to デジタルで完結する現実であ
る。

エンドユーザーのもとで完結するまで一度も実体化することなく、かつ実体と
しての意味を持たされるデータが現実に存在するようになった。そのような状
況下では、複製は時として暴力である。事実、コンテンツ業界は心ない複製行
為と、全世界で死闘を繰り広げていたりする。

また『「超」整理法』の時代には、エンドユーザーのパソコン同士はネットさ
れておらず、従ってデータファイルの問題は、徹頭徹尾個人の問題として取り
組むことが出来た。今は一つのデータを複数の人間が同時に扱う、などという
ことは、ごく普通に起こりえる。

当然データの混乱はいろんな所で起きている。n人が関われば、問題はn乗化で
ある。対し、問題解決のリテラシー、ノウハウは、パソコンの普及ほどには普
及はしていない。

●具体的な解決法としてのデータベースシステム

長い長い前置きだった。「データ複製による混乱」に対する解決法のひとつは、
「データベースシステムの導入」である。アクセス制御のしっかりとしたデー
タベースはデジタル時代の「ポケット一つ原則を実現するツール」であり、本
来二人以上で仕事をする、あるいは一人だが複数の場所から仕事をするという
現場には、標準で導入されていてしかるべき環境構築ソフトウェアである。

しかし現実には、日本人はOS以外のソフトに関しては、水と安全とマイクロソ
フト・オフィスはタダと思いこまされているような状況であり、パソコンのエ
ンドユーザーが関心を持っているのはワード・エクセルの使いこなし術であっ
て、結構高価な(効率向上を思えばなんでもないが)、だが直接の生産手段で
はないデータベースソフトにまで関心が回らないのが現実だ。

そして今度は、そのエンドユーザーが使うアプリケーションのほうで独自にデ
ータベース機能を拡張していくという方向性すら見られる。(例えばAdobe製
品はずっとその方向だ。だけどVersion CueとかWebDAVサーバとか、うまく導
入活用出来てる現場があるのだろうか。今ひとつ手になじまず、まだまだベー
タ版という気がする。Adobeが結局CMSシステムを丸ごと出すのは時間の問題だ
ろう)

●ファイルメーカーPro7について、最初の実用的な解説書が登場した

というわけで、デジクリも日々発行業務でお世話になっている、Mac/Win互換
のデータベースソフト、ファイルメーカーProである。本日は、久しぶりにお
すすめしたい解説本が登場したのでご紹介したい。

デジクリのメールマガジン編集・発行データベースは、ファイルメーカーPro
6というバージョンでつくられているが、この5月、数年ぶりに大幅に進化した
ファイルメーカーPro7が登場したことは、デジクリ木曜日の茂田さんらのリポ
ートで皆様、ご存じの通りである。

そのPro7について、待望の実用的な解説書がようやく店頭に並んだのだ。

ファイルメーカーPro7 エキスパートテクニック for Windows & Mac
木下雄一朗著/アスキー刊
http://www.ascii.co.jp/books/detail/4-7561/4-7561-4516-7.html

木下さんの著書は、以前「ファイルメーカーProによるシステム構築」という
本を紹介したことがある。簡単に内容を紹介すれば、ファイルメーカーProと
いうアプリケーションを導入の現場で俯瞰する本であり、例えばマイクロソフ
トのAccessと比較してどのようなメリットがあるのか、RDBMSとはどうか、導
入時にありがちなトラブルへの対処法など、木ではなく森を見るような視点が
非常に頼りになる導入ガイドとなる本である。

新刊はもちろん登場したばかりのファイルメーカーPro7について、導入時の注
意点や考え方をまとめたものだが、正直に言ってファイルメーカー社は、本来
このくらいの詳細なプレゼンを、発表時にやるべきだと、怒りが込み上げてく
るようなくらい重要な内容である。とりあえず「ファイルメーカーPro7に興味
を持っている人が、事前に読むべき」必須の一冊だ。

●ヴァージョン6と7は全く別物のソフトウェアであるということ

あるソフトの新バージョンが出たということは、ライターや出版社にとっては
貴重な稼ぎのチャンスである。しかしファイルメーカーPro7本の出足は鈍い。
(茂田さんもプレッシャーかけられまくりで可哀相だが<笑>)鈍い理由が本
書を読んで、ようやく理解できた。ファイルメーカーPro6とファイルメーカー
Pro7は、全く別のソフトウェアなのだ。概念がまるで違う。

使い勝手がさほど違わず、おなじファイルメーカーProという名前だから誤解
されがちだが、ベテランのファイルメーカー使いたちは、実際に触ってみて相
当にとまどったのではないだろうか。とにかくデータベースソフトとしての前
提条件がまるで違うので、前のバージョンをつかうような感覚でいると、その
力を全然生かせないのだ。

かといって、まだ新しいプラットホームとしての可能性追求にはまだまだ試行
錯誤の時間が必要で、正直、皆、しばらく待って欲しいというところではない
だろうか。ましてや普通の人たちは、ファイルメーカーPro7(FM7)を買った
ところで、その機能の100分の1にもアプローチ出来ていないのではないか。

実は私も先週、販売管理システムを一件依頼されて作ったのだが、せっかくの
新時代のファイルメーカー、FM7を使うことが出来なかった。正直、あまりに
ロジックが違いすぎて、どこをどう生かせばメリットが生きるのかさっぱりわ
からない。なんとなく手慣れたFM6で仕上げてしまった(まあヘタレだし)。
こちらの方が本当に楽だった。

●ヴァージョン7の最初の一歩

本書の内容に戻る。大まかに言ってFM7によるフィールド定義やDB構築の手順、
(これがFM6とは全然違う)旧ファイルから移行する場合の注意点、(正直ゼ
ロから作り直した方が楽そう)FM7の特徴が生きるケースのサンプル(トラン
ザクション処理の章などは感動)そして関数・スクリプトのリファレンスを集
めたものである。

木下さんはライターではなく現役のエンジニアなので、リファレンス丸写しの
単なるリストではなく、現場で即生きるケースが取り上げられているので、と
にかくリアルに役に立つ。とにかくこれだけいろんな本があるなか、書き手が
職業ライターか現場の人間かでは重みが全然違う。とにかく感謝したい。

結局FM7って買いなの? という問いには、実際来年以降はFM7しか売られなく
なるわけだし、あらゆる部分が現代のソフトウェアとして進化しているし、数
年先を考えれば買いとしかいいようがないのだが、現時点では今までのノウハ
ウがあまりに活用できないというウィークポイントがある。FM7買って、FM6の
本が使い回し出来るかと言えば… 無理とはいわないが???である。

FM7ならではの世界というのは、これからであって、まだ全く手探り状態だ。
本書はその第一歩としてFM7の歴史に積み重なるものである。純正のテキスト
として商品に添付して欲しいほどツボを心得た内容だから、とにかくFM7を購
入した人は買って損はないと思う。そして、この本の後ろに、FM7ならではの
世界が今後広がっていくのだろう。

●編集に工夫がない

「またアスキーか!」ということで、たぶん編集の人は本書に何が書いてある
のか、よくわかっていないんじゃないかと思う。次の本は順序から言って、フ
ァイルメーカーProによるシステム構築・FM7版だと思うのだが、毎日コミュニ
ケーションズの、古籏さんの本を担当した編集者さんに編集してもらうわけに
はいかないのだろうか。

とりあえずFM関係の書籍数あれど、今のところ「読みやすさ、わかりやすさ」
に注意を払って編集されているのは、デジクリ木曜日の茂田さんの本しかない
ので(ロングセラーにはわけがある!)正直なんとかして欲しい。ありていに
いうと、この本、ファイルメーカーProの予備知識がない人が手に取ると、一見
どこになにが書いてあるやら理解できないかもしれない。

書いてある内容には迷いはないのだから、もっと図版や構成などで、「ぱっと
見てわかる、良く読んで納得」という具合にしてもらえないだろうか。見た目
に工夫がないことが、ファイルメーカーProに対する無味乾燥なイメージをつ
くってしまい、初心者へのハードルをあげてしまうことは残念でならない。

さて、次回は茂田さんの本が出てる頃だろうか。もちろんここでも取り上げた
いと思う。そして本日のAppleStore銀座でのFM7イベントの案内で締めたい。
お近くの人は是非どうぞ~ (茂田さんも新居さんもいるかな)

■FileMaker、Apple Store,Ginzaにて新製品ラインや新戦略について講演
http://www.apple.com/jp/retail/ginza/schedule2.html#worksonamac

9月29日(水)午後7時より、FileMaker, Inc. マーケティング&サービス担当
副社長の Ryan Rosenberg が、FileMaker は、世界の代表的なデータベースソ
フトウェアとして、これまでも、そしてこれからも、ユーザにとって「最善の
択」であり続けることを、新製品 FileMaker 7 製品ラインのメリットを交え
ながら分かりやすく紹介します。

概略:
1)FileMaker 20年の歩み
2)著名なFileMakerユーザのプロフィール
3)製品戦略4)マーケティング戦略場所:Apple Store, Ginza 3F シアター
日時:9月29日(水)午後7時より
当日は、先着順でのご案内となります。

【8月サンタ】santa8@mac.com
LondonとLyallとLeCarreを愛する35歳元書店員。
・何度も書いてるとおり、過剰な在庫を処理する最高の方法は、「大規模店を
新規にオープンする」ことなのだ。ドンキホーテだってダイクマだって、新規
オープンをがんがんやり始めたときが危険信号。そして出版界はずっとソレ。
丸の内の丸善新店舗行ってきました。量はあるけど品揃えペラペラ。東京はみ
んなこんな感じでOKなのか。京都のけいぶん社の棚を思い焦がれる日々。
http://www.keibunsha-books.com/

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■イベント案内
東京コンテンツマーケット2004
<http://www.tcm2004.jp/>
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名称:東京コンテンツマーケット2004 「Tokyo Content Market 2004」
会期:10月18日(月)12:00-19:00 ~19日(火)10:00-18:00
会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1)B2F 展示ホール
主催:独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東支部
共催:経済産業省中小企業庁、関東経済産業局
入場料:無料(入場事前登録制)
出展者数:96社(個人事業主を含む)
内容:優れたオリジナルコンテンツを保有していながらも、ビジネスに結びつ
いていないコンテンツベンチャーを発掘し、世に送り出すためにプレゼンテー
ションの場を提供する。期間中会場では、厳選な審査の結果96件に絞り込まれ
た優秀な出展者が、そのコンテンツの魅力を自らプレゼンテーションし、ご来
場者にアピールする。シンポジウムも6つある。

●TCMアワード
http://www.tcm2004.jp/award/index.html
出展作品の中から、業界著名人により構成された審査員により選ばれた、「動
画」、「静止画」、「インタラクティブ」の3部門について、市場性や発展性
の面で、特に優れた作品を表彰。TCMアワード授賞式と受賞者プレゼンテーシ
ョンを特別開催(18日のみ)する。先着順で着席して見られる。

●出展者プレゼンテーション
http://www.tcm2004.jp/award/index.html
事前審査を通過した出展者が、特設ステージでコンテンツの魅力を来場者に直
接プレゼンテーションする。先着順で着席して見られる。

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■イベント案内
関西発BBコンテンツクリエイターの登竜門
「BroadStarコンテスト2005」作品募集中
<http://www.broadstar.jp/award>
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<主催者情報>
大阪市のデジタルメディア産業の育成・振興拠点ソフト産業プラザiMedio(イ
メディオ)が運営する「BroadStar」では、今年で3回目となるコンテスト作品
を募集しております。全国からコンテンツを募集し、全ての応募作品をWEB上
で公開。昨年度は347作品が応募され、映像業界の第一線で活躍されている専
門家の厳選な審査により、グランプリには賞金50万円と副賞、各部門賞(ムー
ビー・ミュージッククリップ・ゲーム)には賞金20万円と副賞などが授与され
ました。新鋭のクリエイターの方々がビジネスとして活躍するための登竜門で
す。ぜひたくさんご応募をお待ちしております!
問い合わせ:info@broadstar.jp 担当:岡田

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■展覧会案内
第15回ART-EX グレアム・トッド展
<http://mic.e-osaka.ne.jp/ocac/jpn_page/j_index.html>
<http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/top/top1.html>
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会期:9月29日(水)~10月10日(日)11:00~19:00 最終日17時 会期中無休
会場:海岸通ギャラリー・CASO(大阪市港区海岸通2-7-23 TEL.06-6576-3633)
主催:大阪府、ブリティッシュ・カウンシル
http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/top/top1.html
・オープニング・パーティ
9月29日(水)19:00~
内容:英国(エジンバラ)より第15回ART-EXの招聘作家として来阪しているグ
レアム・トッド氏の展覧会を開催。トッド氏は実際の風景をベースに、その上
に様々なイメージや、ドローイング、色面、ワックスなどを塗り重ねていくこ
とによって、具象と抽象の狭間から様々な記憶や手触りが重層的に呼び起こさ
れる平面作品を中心に制作しています。大阪の賑やかな街並みや京都の伝統的
な建築、四天王寺の蚤の市で見つけた古い雑誌にあった日本の風景など、イメ
ージの源泉には事欠くことがなかったという大阪滞在。故郷スコットランドの
風景とは大きく違う環境での体験こそが生み出した彼の新しい絵画空間をお楽
しみください。

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■編集後記(9/29)
・歯の工事、最終仕上げに突入。約1か月、仮のプラスチック歯で過ごしたが、
とくに不便はなかった。食事の後で必ず歯を磨いて、ブリッジの下の空間に入
った食べカスを取り除く必要はあったが、歯磨き習慣になったからかえってい
いことだったかもしれない。それでも歯科医からは、この前きれいにしたばか
りなのにもう歯石があると叱られた。先日、その仮の部分(下の奥歯)を取り
外し、また型をとった。この型取りがもっともいやな工程。合成樹脂のかたま
りをその部分に覆い被せて数分間保持、これがもうつらいのなんの。鼻でゆっ
くり息をしながら樹脂がかたまるのを待つ。状況を思うだけで、吐き気がこみ
上げてきそうだ。必死で別のことに意識を集中する。でも、予想の半分くらい
の時間で終わりホッとした。ところが、今回は上の歯列も全部型をとっておく
という。こいつはさらに過酷だった。口は完全に塞がれ、鼻だけで息をする。
かたまる途中でパニックを起こしたら大変なことになるので、とにかく一生懸
命平静を保った。もうダメ、限界ってときに、「はい取りますよ」とやさしく
はずしてくれた女医さんが女神様のようで、思わず抱きついた(妄想)。これ
さえ済めば、もう怖いものなしだ。約10日後に完成した歯が入る。よく我慢し
たと自分を褒めてやり、晩ご飯のビールを1缶増やしたのであった。(柴田)

・ICテレフォンカード。NTTの請求書の中に有効期限についての案内があった。
そういや一枚持っていたっけ、と確認すると、期限は30日までであった。手数
料を払ったら交換してくれるそうなのだが、このICテレフォンカードを使う機
会がない。有効期限のない一般的なテレフォンカードに交換してくれないかな
ぁ。電話料金の支払いに充当してくれるとかさ。/デジクリでは広告掲載基準
があって、怪しげなものは掲載しないことにしている。金銭的には助かるんだ
けど、ちょっとね。本日の「表参道の貸オフィス」広告主さん。店舗オーブン
までのメイキングビデオを作られているのと、サイトからにじみ出る暖かさと
理念でいい企業だなぁと。その上、ぴあシネマフェスティバル83で入選されて
いた。制作だけでなく出演まで。アクションすごいっす。/もう一つの広告
「m-School」さんのセミナーでは三井氏が講演なのだそう。大阪でもやって欲
しいと何度も話してはいるものの、仕事が忙しくてなかなかセミナーまで手が
回らず実現しないのであった。             (hammer.mule)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0408/040831b.html 交換方法
http://www.b---h.com/movie/kungfu.html 拳法狂時代ダイジェスト

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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