[1668] 名言を作る

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1668    2005/01/13.Thu.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18280部
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          <電車賃が笑うほど高いので>

■笑わない魚(139)
 名言を作る
 永吉克之

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(50)
 ジョイフル本田に『電車で』行こうっ!
 茂田カツノリ

■展覧会案内
 河野鷹思のグラフィック・デザイン Graphic Design of KONO Takashi
 270人のクリエイターによるオリジナルジーンズ展「JEANS SHOP GINZA」



■笑わない魚(139)
名言を作る

永吉克之
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「夫を愛せるなら敵も愛せる。ともに女の腹から生まれてきたのだから」

これは昼食時、たらこスパゲティを食べながら、ふと思いついた言葉である。
別に意味はないのだが、この言葉でなんとなく勇気づけられたので、迷ってい
る人には水先案内に、悲しんでいる人には心の灯に、疲れている人には覚醒剤
にしてもらおうと思って、ご紹介した次第である。

このように、人生の道標になるような名言を作り出すのは決して容易ではない
が、要領さえ会得すれば、日に50~80は生産できるはずである。その数は多け
れば多いほどいい。名言がゴキブリのように増殖して、多くの人々の心の拠り
所になることを、ひたすら願うばかりである。

私同様、この不況で、仕事が減って困っている人に以下の名言を捧げる。ぜひ
心の支えにしていただきたい。

「仕事がなくて飢死にしたとしても、それは、あなたの責任ではない」

●あたりまえな名言

「少年よ大志を抱け」

これはあまりにも有名な、口にするのが恥ずかしいくらい有名な言葉である。
したがって、誰の言葉なのかを書くのも恥ずかしいので、ご存知でない方は、
ご自身でお調べ願いたい。ヒントは四文字。「クラゲ」と音が少し似ている。

実はこの後に「それは(中略)ぶ、あの空しい(中略)間が人(中略)け」と
続くのだが、長ったらしいので、冒頭の「少年よ大志を抱け」だけが遊離して
有名になってしまったのかもしれない。

しかし、それを考えなければ、これは指導者なら誰でも言う言葉でないか。
「若いのだから夢は大きく持とう」
「先例がないことに臆するな。若人なら自分が先例になれ」
「挑戦して失敗して、傷つき、死んだっていいじゃないか、若いんだもの」
「いい若者が日本で燻ってなんかいないで、自衛隊に入ってサマーワに行こう」

このように、様々な人々が異口同音に言っているはずなのだが、クラゲの場合、
このあたりまえのことを、荘重にして簡潔、鋭利にして秀麗な文体で的確に表
現しているという、それだけのことなのである。

ところが、われわれのような、生きようが死のうが社会にとって利益にも損失
にもならない凡夫たちは、この言葉の遠大なイメージに幻惑され、憑依され、
これを心の糧にして、勇気と活力にみなぎった人生を送ってしまうのだ。

「悪いことをしてはいけない」と非行少年に言っても鼻で笑われるだけだが、
「汝少年たちよ、悪事を為すこと勿れ」と漢字をいっぱい使って言えば、その、
神の啓示に満ちたような感じがしないでもない言葉が少年たちの胸を稲妻のよ
ように刺し貫き、多くの死傷者を出すことだろう。

●逆説的な名言

「若者は美しい。しかし老いた者は若者よりもさらに美しい」

たまたまgoogleで見つけたアメリカのホイットマンという詩人の言葉らしいが、
これが老人から幼児に至るまで、地球上のすべての国、すべての時代の人々の
心を捕えて離さないのは、まさに逆説的だからなのだ。長い年月を生き残って
きた名言の90%は逆説的である。

したがって、これをテンプレートにすれば、意味はよく解らなくても素晴らし
い名言を生産することができる。容貌に自信のない方に以下の言葉を献上する。

「美貌を持つ者は幸運だ、しかし醜怪な者はいっそう幸運だ」

醜怪な者がいっそう幸運とはどういうことだ、それは俺に対する皮肉か、と怒
る向きもあろうかと思うが、そんな石頭と真面目に議論する気はない。

●互換性のある名言 

「苦しみを共にすることではなく、喜びを共にすることが友人をつくる」

ニーチェはかく語りき。しかし、これを左右逆にして、

「喜びを共にすることではなく、苦しみを共にすることが友人をつくる」

としても、それなりに納得できる。いや、むしろこちらの方が意味深長である。

このニーチェの言葉が、パク・ヨンハからペ・ヨンジュンに至るまで、地球上
のすべての民族、すべての社会層の心を捕えて離さないのは、まさに互換性が
あるからなのだ。長い年月を生き残ってきた名言の90%は互換性がある。

とりあえず「世界中の女は男の奴隷だ」という、どうということもない名言を
作ってみたが、「男」と「女」を入れ替えると、ウィットが利いて、よりいっ
そう名言らしい風格が加わってくるではないか。

●括弧効果

こんな用語はないと思うが、美術、デザインの世界でいう「額縁効果」と同じ
ものである。要するに、妄言でも暴言でも、括弧に入れて、誰の言葉かを示し
ておけば、ナルホドな印象を与えることができるのだ。

「国民年金保険料を払わない者に、NHKの受信料を払う資格はない」(益岡信)
「深夜に渋谷あたりをウロついている若い連中は、片っ端から少年刑務所に放
り込んで、強制労働を10年間させろ」(J.E.モリス)

このように括弧に入れるだけで威厳のある言葉になってしまうから不思議だ。

ところで()の中は著格人である必要はない。また学者でも政治家でも評論家
でもある必要はない。テキトーにデッチあげた人物でもかまわないのである。
テキトーにデッチあげた人物の言葉は名言と認めないという法令があるとでも
いうのか。そんな前近代的な発想は道路公団とともに崩壊するがよかろう。

                 ●  

以上述べてきた事柄は何の役にも立たないので全部忘れていただきたい。名言
とは、多くの経験を経た者の全身から漂ってくる体臭のようなものである。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
私の場合、スラスラと書き上げたコラムほど出来がいい。時間をかけて何度も
書き直したコラムは面白くない。今回は膨大な時間を費やしてしまった。始め
の10行だけで7~8回は書き直しているはずである。書けない原因はいくつかあ
るのだろうが、今回はネタに無理があったようだ。なーんて言い訳をするなん
て、あなたらしくないわよ、と年上のお姉さんに叱られたいものだ。
EPIGONE / http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(50)
ジョイフル本田に『電車で』行こうっ!

茂田カツノリ
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まず最初に、スマトラ沖地震による津波被害の犠牲になられた方に、謹んで哀
悼の意を表します。

日本赤十字社の救援金募金が、Amazonの1-Clickで可能になっている。

<http://s1.amazon.com/exec/varzea/ts/my-pay-page/P3C9345RXUJQOM/
058-6851435-3742667>

                 ●

話変わって、僕がデジクリにはじめて書かせていただいたのが2003年11月13日、
あれから1年ちょい、無事50回めを迎えることができた。これはまさに読者の
皆様のおかげであり、感謝している。

いや、社交辞令とかじゃなくて、「読んでるよっ」とか、あるいは「おまえの
意見ムカツク」とか、なんでもかんでもご意見をいただけるのがなにより嬉し
く、それを糧にしてなんとか書き続けられたのだ。そしてもちろん、編集長を
はじめとしたデジクリスタッフの方々にも、感謝。

●DIYは材料入手が勝負

前回書いたアスベスト問題は今後さらに追究してゆくとして、今回はウチのDI
Yについての話だ。

以前も書いたように、僕は渋谷にボロい中古マンションを買い、水道配管や床
の基礎部分等をプロにやってもらった上で、内装とか本棚づくりとかを自分で
やっている。やってはいるのだが、本職のほうの仕事がうまくいかなかったり
で、もう一年近くかけてるが全然終わってないのだ。皆さんどうか生暖かく見
守ってほしい。

で、規模の大小にかかわらず、DIYにおける重要な要素としてあげられるのが
「材料の入手」だ。通販でも買えるが、やっぱ目で見て判断したい。しかし特
に都心部に住んでいると、近所にホームセンターというものがない。渋谷近辺
で役に立ちそうなのは下記ぐらい。

・ケイヨーD2三田店
http://www.keiyo.co.jp/map/tokyo/list.htm

・シマチュウ中野店
http://www.shimachu.co.jp/shop.htm

・東宝日曜大工センター成城店
http://www.toho.co.jp/diy/diy-top.html

これらの店でも材料は揃うが、どうせならもっと大規模で品揃えの優れたとこ
に行きたい、ということで日本でもトップクラスな「ジョイフル本田」に行こ
う、っていうのが今回のテーマだ。

日曜大工用品に限らず、画材やアンティーク家具があって見るだけでも楽しい
から、騙されたと思ってぜひ一度行ってみてほしいのだ。僕的には「DIYの聖
地」に認定したいほど、楽しいお店だ。

●ジョイフル本田に『電車で』行こうっ!

郊外の大型ホームセンターはクルマで行くの前提で作られてるが、あえて電車
で行ってみたので、そのご報告をする。ジョイフル本田は多数あるが、最寄り
である八千代店は店が小規模なので却下。規模がデカくて駅から徒歩圏内とい
うことで、千葉ニュータウン店を僕はお勧めする。ただしカーテン・カーペッ
ト系は荒川沖店のほうが品揃えがよいみたい。

・ジョイフル本田店舗比較
http://www.joyfulhonda.com/info/tempohikaku.htm

千葉ニュータウン店は北総鉄道の「印西牧の原」駅から徒歩10分、といっても
東京圏在住者でもほとんどの人は知らないだろうが、要は都営浅草線から20分
に1本直通列車が出てるもの。新橋から約1時間の距離だ。

僕は渋谷だから半蔵門線に乗り押上で京成にと、なんと1回の乗り換えで行け
てしまうし所要時間も1時間半弱と、電車内で読む本さえ確保しておけばそん
な苦ではない。

印西牧の原の駅に付く直前に、進行方向左側を見てると黒い看板のジョイフル
本田が見えるので確認しておこう。駅を出たら進行方向左に出て、線路に並行
した道に沿った歩道を、都心に戻る方向に徒歩10分。駅とジョイフル本田の間
は店も家もなんにもない。ファミレスもコンビニも、道を聞く人すらいない。

気を付けたいのは、この周囲が昼も夜も人が少なすぎ、女性1人で行くのは絶
対にお勧めしないぐらい怖いことと、電車賃が笑うほど高いので3人以上なら
レンタカーのほうが安いこと。

●お勧めの戦略は

クルマなしの方にお勧めの戦略をご紹介しよう。

まず第一回目は電車で行き、とにかく買い物してしまう。そして持ち帰れない
ものは配送するなり、後日レンタカーで取りに行くなりすれば良い。

気を付けたいのが、店内を回って買うべきもののリストだけ作り、レンタカー
で行ったときにまとめて買うという形は、実は難しいという点だ。なぜなら店
がとても巨大だし、買うものも細かいから、見て思いついたものをガンガンと
カートに放り込んでゆかねば、わけわからなくなるからだ。

ジョイフル本田では、買い物したものをあとで取りに来たいという人のために、
数日なら倉庫に一時預かりしてくれる。知人にトラックで回収してもらうとい
うことができるのだ。精算時に出された預かり証が、商品回収時に必須となる。

支払いについては、普通のクレジットカードは使えないが、デビットカードは
使える。ある程度買い物するつもりなら、「JOYFULプロカード」を作ろう。申
し込み+審査で1.5時間ほどあれば仮カードがもらえ、その日から使える。た
だし、配送料や木材等の加工賃は現金のみとなっているので注意。

●送料は結構かかるし配送不可なものもある

電車で持ち帰れないものは配送してもらうことが可能。都内宛で小さな箱なら
1個550円だが、材木は3mまで1梱包2,300円と結構高い。また石膏ボードのよう
に壊れやすいものは、いくら金積んでも配送してくれないので注意。

僕の場合、先日の買い物での送料は以下のようになった。

・天井材…1箱550円×4=2,200円
・材木 …1梱包2,300円×2=4,600円
・同一宛先2個口めから-200円なので、合計-1,000円

ということで5,800円+税もかかった。これでもレンタカー+高速代+ガソリ
ン代よりは安いが、買い物の合計が3万円少々だったことを考えると、やっぱ
高い。

ということで、自分で内装をやるなら電車で下見に行った上で、一度レンタカ
ーを借りて朝早くから出動し、一気に勝負をかけるべきだろう。僕は無計画に
ダラダラ買い物しちゃったので、何度もレンタカー借りるハメになってしまい
無駄が多かった。

●建材だけじゃなくても一度ぜひ

僕みたいにDIY内装してるわけでなくても、ジョイフル本田は実に楽しい。画
材・照明・食器・工具・家具などなど、1日いても絶対に飽きない。僕が特に
好きなのがアンティーク家具のお店だ。

・アンティークの「Old Friend」
http://www.j-two.com/oldfriend_chibaNT.html
ジョイフル本田系列のアンティークショップで、味のあるものが割と安めに売
ってるのがうれしい。50年の時を経ていまだにしっかりしている机など、思わ
ずなぜなぜしたくなる。

・ジョイフル本田のトップページ
http://www.joyfulhonda.com/
ほかにもガーデニング/住設/ペット/クラフトなどの専門店がある。楽しい
から、一度行ってみましょうよ。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター、あるいはFileMaker 7の執筆が一段
落して、新たな展開をどうもってゆくか悩むただの凡人。

【宣伝1】FileMaker 7情報サイト「Knockin' on Seven's Door」
http://www.sevensdoor.com/
これからもガンガン情報を追加してゆきますので、よろしくです。

【宣伝2】「目で見る1ステップ3分マニュアル FileMaker Pro 7」
http://www.dart-books.co.jp/books/740-8.html
税込2,205円/ディー・アート/Win&Mac対応
11月末に出した本なんですが、実はわりと自分でも気に入ってたりします。

[有限会社アモニータ]
http://www.amonita.com/

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■展覧会案内
河野鷹思のグラフィック・デザイン Graphic Design of KONO Takashi
<http://www.momat.go.jp/CG/KONO/index.html>
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会期:1月12日(水)~2月27日(日)10:00~17:00 金20時 月休
会場:東京国立近代美術館工芸館2階ギャラリー4(東京都千代田区北の丸公園
3-1 TEL.ハローダイヤル03-5777-8600)
入場料:一般420円、大学生130円、高校生70円 2/6は無料観覧日
ギャラリートーク:1/29 望月積東京藝術大学名誉教授 2/19 対談・中條正
義×井上芳子(和歌山県近代美術館学芸員) 1/15、2/5同館学芸員 各15時
より 聴講無料ただし入場料は必要

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■展覧会案内
クリエイションギャラリーG8開設20周年記念チャリティー企画
270人のクリエイターによるオリジナルジーンズ展「JEANS SHOP GINZA」
<http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/g8_0501.html>
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会期:1月11日(火)~2月4日(金)11:00~19:00 水20:30 土日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGIN
ZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座
7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:クリエイションギャラリーG8が、前身である「G7ギャラリー」開設より
1月で20周年を迎えるにあたっての記念展。このチャリティー企画展は、若手
から世界で活躍する作家まで、ギャラリーと交流のある多くのクリエイターの
厚意により、ボランティアで制作してもらった作品を展示・販売し、収益金を
財団法人日本ユニセフ協会に寄付するものである。14回目となる今回は、「ジ
ーンズ」を素材に制作してもらう。270人の作家に思い思いデザインしてもら
い、縫製済みのジーンズ(EDWIN 503)に特殊なインクを用いてインクジェッ
トプリントする。展覧会会期中のみ、25,000円で予約販売する。

<応募受付中のプレゼント>
 『Shade Graphic Parts Design』 本誌 1666号(1/20 14時締切)
以下は姉妹紙「写真を楽しむ生活」にて受付中のプレゼント
 「本格レッスン! デジタル絵画」#527号(1/20 14時締切)

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■編集後記(1/13)
・池宮彰一郎「平家」が文庫になったので、今年は「義経」の年でもあるし、
全冊まとめて買おうかと思っていたが、<池宮彰一郎「平家」について>なん
てテキストのあるサイトを見て、ちょっと手を出す気が薄れてきた。そのサイ
トによれば、池宮「平家」は吉川英治「新平家物語」と、司馬遼太郎「義経」
と、元木泰雄「平清盛の戦い 幻の中世国家」からのパクリ、文章の酷似があ
るという。それぞれ類似箇所を並べているので読んでみると、なるほど、これ
はそっくりとしかいいようがない。酷似というのは微妙だが、下敷きにしたと
思われる箇所、なんて指摘もある。よく調べたものだと感心した。そして、そ
の指摘箇所は今回の角川文庫版では、ほとんどが書き換えか削除されていると
いう。それだけではない。池宮「島津奔る」と司馬「関ヶ原」の類似、池宮
「遁げろ家康」と司馬「覇王の家」の類似を指摘するサイトもいくつかある。
もっとも、この2作品は池宮氏が、歴史資料のメモと参考に読んだ司馬作品が
混乱して類似表現になってしまったと釈明し、回収・絶版になっている。その
絶版になった文庫は両方とも持っているので、貴重品かも(?)。しかし、懲
りない人だねえ。作家が、ほかの作家の作品(しかも著作権が生きている)
を「参考文献」として挙げているというのもなにかヘン。この事件を記念して
(?)、未読の「遁げろ家康」を読んだが、おもしろかった! 臆病で小心で
吝嗇で、怖じけづいてすぐ遁げようとする家康を強欲な家臣どもがむりやり天
下人に押し上げた、という設定。家康のぼやきがユーモラスだ。関ヶ原の意味
は、大不況対策というのも意外でおもしろかった。ところで、「懲りない男」
というのはかつてのわたしの自称であったっけ、、、。      (柴田)

・iPod Shuffleがだんだんと欲しくなってくる。高性能なiPodを持っているに
も関わらず、だ。USBメモリとして手軽に使うことできるし、軽いしって。欲
しい時って利点しか見えないねぇ。「すべて、偶然にまかせよう」っていうの
もうまい。裏を返せば「リストのままかシャッフルしか使えません」なんだけ
ど。卑屈にならず潔く、自主選択したものを胸はってプレゼンしたら通るかも
しれないなと、自分に置き換えて考えてみる。必要以上に便利さを求めてない
かなとかも。/ツーカーの機能を削ぎ落とした携帯も売れているねぇ。マック
ミニも売れそうだなぁ。Windowsユーザを巻き込め、と書いてしまう塊魂フリ
ーク。/カラーマネージメント。いままで曖昧にしていたところがあるので、
イベントで勉強しようと思っている。無料だけど無料の内容じゃないぜっ! 
大阪でもやりたいんだけどなぁ。            (hammer.mule)
http://www.dgcr.com/table2005/index.html  カラーマネージメント!

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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