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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1936 2006/03/14.Tue.14:00発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 17889部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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<だから現場に復帰しようと決めた>
■電網悠語:Ridual内面・展開編[107]
THANK YOU
三井英樹
■デジタルサウンズ研究室
歌舞伎町はまさに魔都の核だった
モモヨ(リザード)
■デジクリトーク
静音PCのすすめ
Redn
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1936 2006/03/14.Tue.14:00発行
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<だから現場に復帰しようと決めた>
■電網悠語:Ridual内面・展開編[107]
THANK YOU
三井英樹
■デジタルサウンズ研究室
歌舞伎町はまさに魔都の核だった
モモヨ(リザード)
■デジクリトーク
静音PCのすすめ
Redn
■電網悠語:Ridual内面・展開編[107]
THANK YOU
三井英樹
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Ridualのプロジェクトから離れることにした。
約五年。こんなにも深く深く関われたプロジェクトは初めてだった。色んな想
いと感謝が頭の中を巡っている。
●Web開発のチーム競技化へ
2005年春、Ridualのサーバ化に着手した。Ver.2(R2)の公式なスタートだっ
た。但し、構想はその一年以上前から練っていた。Ver.1(R1)の長所短所も
なんとなく見えていて、一番のボトルネックである拡張性に手を出そうと決め
た。
リリースする中で一番質問とお叱りを受けた、「インストールの分かり難さ」
を敢えて更に難解にする方向に舵を切る。幾つかのオープンソース系のアプリ
を事前に入れておかなければならない。普通の方の敷居は更に高くなった。で
も、一人が頑張れば複数の人が何の苦労もなく使える環境になる。個人技で
Web開発をしていく時代から、チーム競技に変わっていくという読みに賭けた。
そして、アプリの性格を「解析」に絞り込む。設計という上流工程支援は今回
は見送った。そして、R1の「ソース解析」から「http解析」と呼べるものに変
更。これで動的なページの解析への可能性がグンと広がった。
設計仕様書やソースレベルでのチェックではない。ユーザが実際に見る状況を
解析する。今動いているものを見る。できる限り「現場」で必要な感覚をツー
ル化したつもりだ。
●情報の塊と対面できるツール
ごく一部の私宛にmailをくれた人を除いて、「Webサイトを解析」する意味を
分かってくれた人はあまり現れなかった。でも、R2の実際に動く姿を見つめて
いて、一番分かっていなかったのは、私かもしれないと思わされる。
Webは怖い。自分が約十年前に見よう見まねでHTMLを学んでいた文化はそのま
まに生きている。実は何もかもが丸見えだ。R2は開発者が埋め込んだformのパ
ラメータ名や、ローマ字書きしたファイル名まで一覧にする。CSSのidやclass
名も一目で分かる。下手な名前は付けられない。
そうした情報からだけでも、TableレイアウトからCSSレイアウトに変わって行
くという「標準遷移」を見切れている人には、解析したWebサイトが、今どの
ような状態で、どんな人が開発しているかも推測できるだろう。CSSの定義内
容の概要も見えるので、お化粧直しに使っているのか、構造として捉えて活用
しているのかも分かる。
気分は暴露記者である。Webに詰め込んである様々な情報を白日の下にさらす。
嫌われると思う。怖いツールだ。でも、目を自分達に向けたとき、自作をそん
な風に見れないことが、「罠」だと思ってきた。ウヌボレほど格好悪いものは
ない。自作を厳しく公平にチェックできるツールが欲しかった。
100画面を越えた辺りから、事実上一人のディレクターの視界の中に全てが収
まっているという状況ではないと言える。でも、全てを自分の目でチェックし
なければ気がすまないし、するべきだ。それには、もう2~3人自分が要る。
現状分析や競合分析をするとき、納品するとき、様々な場面でそんなツールに
憧れて、それの開発に関われた。Webサイトを見るときに、何ページもクリッ
クしながら進む。どれだけ見たら、全体像をみたことになるのか不安になりな
がら。それが、URLを入力すれば、マシン任せで出来上がる。
現状では、少なくともメモリは多く積まないと辛い。解析結果を出力する際に、
非力なマシンだと、ほとんどハング状態になる。メインではなく、サブマシン
で試すことをお薦めする。でも、何よりも一番大切な「時間」が節約できる。
待ちさえすれば、Webサイト全体を見た気になれる情報の塊と対面できる。
何かを解析して情報を整列するだけで、こんなにも色々な事が分かるのだと感
心している。ここまでできているのなら、と展開案も続々と浮かんでくる。こ
うした「解析」から、それらを比較検証する「分析支援」まで行ける。下手な
コンサルは不要になる。
そして、R2では部分的にプラグイン開発ができる環境を用意した。開発元だけ
が機能アップの権利を独占する時代ではない。次のヴァージョンでは、チーム
内のBlog的な「場」をサポートしようとも思っていた。日常の会話をメーラに
頼らずにトレースできる情報蓄積場が、どうしても欲しかった。
●「おまえは本当に現場を知っているのか」
こうしてR2は徐々に姿を現していくことになったのだが、同時に大きな問題が
見え始めた。私自身がWeb開発の現場にいないという矛盾だ。今の機能のニー
ズは、私自身が格闘してきた歴史から来ている。そして自分が欲しかったもの
は、同業者も欲しがるだろうという、勝手な思い込みがベース。
HTMLの実戦経験はそれなりにある。Flashもそれなりに最先端の開発手法に関
わってこれた。RIAコンソーシアムで様々な開発企業の苦労話も共有してきた。
でも、時代はもっと早く動きそうな気がしてならない。
「良いWebサイトとは」と問われれば、今も昔も答は一つだ。「ユーザが喜ん
で使ってくれるサイト」である。それしかない。その基準に、開発者の苦労や
技術は何の関係もない。ユーザは冷酷であり、その分その笑顔が支えになる。
そして時代は、もっと「良いサイト」を目指す時代に入っている。その時にも、
Ridualが有効なツールであるためには、私は相応しくなくなりつつある。ずっ
と指揮権を貰ってきたけれど、Ridualが良くなる程、私が辛くなってきていた。
R1でも同様の問題は持っていた。UTF-8で書かれたものを正しく解析できなか
ったり(R1設計時に使ってる人はいなかった)、最新のJavaの環境で動かなか
ったり(これは仕様を変えた方が悪いと思う)、Mac OSXでは画面上で文字化
けが起こる。様々な真っ当な言い訳はあるけれど、そんなことは関係ない。機
能を最新の現場に追いつかせる「力」がないのは事実なのだから。
また、Ridualに刷り込む知識の有無に関わらず、「おまえは本当に現場を知っ
ているのか」という声にも悩まされ続けてもきた。実際にこう言われた事はな
いけれど、安泰した会社が道楽でやっていると思われても不思議ではない。
●もっとWeb開発の深みを見たい
だから現場に復帰しようと決めた。年齢から考えて、現場に復帰できる最後の
チャンスだ。決して楽な道ではない、全然天下りでもない。闘いに行くつもり
で、NRIを去ることにした。もっとWeb開発の深みを見てみたい。
子供達がよりお金がかかる時期に、妻子持ちが取る行動ではない。でも、ここ
数年の私の精神的な不安定さからか、妻も納得してくれた。日本のWebを支え
ているのは、大企業ではない。支えているのは疲弊しつつある中小企業である。
自分の立ち位置の矛盾に、ため息の日々が続いていた。机上の評論家になった
かのようで、辛かった。だから決めた。
そして、上司に話し、チームメイトに話す。離れている開発者にもmailではな
く、電話で伝えた。声で伝えるべきだと思ったから。でも、話す声が震えた。
一人は涙を流してくれた。頬を伝う涙に、言葉に詰まる。自分のワガママさを
思い知る。Ridualが自分独りの夢だと勘違いしていたことを実感した。申し訳
ない思いで一杯になる。とんでもない決定をしてしまったのかとも思う。
でも、現場にこだわらないと。こだわらないと駄目な評論家ツールになってし
まう。そんなのに興味もなかったし、Ridualをそんなものに貶めたくはない。
もっと沢山の現場の人間の意見で機能アップを目指したいとさえ願う。
辛い報告を、関係者に伝え終わる。色々な想いがめぐる頭で、社員食堂に向か
う。独りで珈琲を飲みながら泣けてきた。まるで安物の青春映画だ。でも、こ
んなにも入れ込める仕事に出会えたことを誇りに思う。様々な出会い、沢山の
支え、嫌になる程の苦境、どれにも感謝している。何もお返しができなかった。
Ridualは、「Rapid Information Development + Visual」の頭文字+αから名
をつけた。Ridualの名を使うことすら、もうできなくなりそうだけれど、この
本質的な原点から、私が離れることはないだろう。
方法も分からないし、アイデアもないけれど、できることなら、もう少し現場
の知恵を集約してから、再度「Ridual」にチャレンジしてみたい。もちろん、
今のメンバー+αで。
使ってくれた方、見守ってくれた方、心からありがとうございました。
<ps.>
実際に試せるモノを公開するには、弊社のセキュリティポリシー等の壁が高す
ぎてできませんでした。なので、どのような画面が自動生成できるのか、どの
ような情報が取れるのかが、何となく理解できる「紙芝居」をRidualサイトに
公開します(2006/3/14夕方予定)。
そして、ノンサポートですが「アルファ版」を数ヶ月間入手可能にします。興
味を持った方は是非アクセスを(2006/3/31予定)。
情報)http://www.ridual.jp
注意)アルファ版=何の保証もなく、自己責任のみで試す"勇気ある"Version
【みつい・ひでき】 mit_dgcr@yahoo.co.jp / ridual@nri.co.jp
関わった方々の名を記したクレジットページを密かに(?)埋め込んでます。
「紙芝居」から探してみて下さい。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
<http://www.ridual.jp/>
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
<http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/>
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■デジタルサウンズ研究室
歌舞伎町はまさに魔都の核だった
モモヨ(リザード)
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木曜日に歌舞伎町でロックしてきた。歌舞伎町というのは不思議な場所で、昔
はそれほどではなかったけれど、再開発されてからさらに迷宮感覚が増したよ
うな気がする。だれかが結界でもはっているのだろうか。そのうえに、ロフト
は、旧ロフトのイメージを忠実に再現しているところがあるから、似たところ
があっても、そこはまったく異なる場所であり、時々、過去と現在がせめぎあ
って混乱する。こうなると一つの魔術だろう。
魔術といえば、その夜のライブでも妙な経験をした。パフォーマーの意識の持
ち方にはいろいろあって、目玉のちょうど後ろ、通常の意識のありようと別に、
腹のあたりに自我の中心をもっていくという一般の人でも経験する視座の他に、
離見の見(りけんのけん)という視座がある。
武芸の伝書などには、観の目、見の目という言われ方をするものもあるが、こ
れは、全て全体を呆然と視座にいれて、状況をながめるのが観。焦点を一点に
あつめて注視するのが見。そう考えてよかろう。離見の見はまた少し違う。夢
の中で、自分を自分の頭上後方から眺めていることに気付く場合があるが、こ
うしたものの見方を現実に体験すること。それを離見の見と呼ぶ。幽体離脱に
近い。
こういう離見の見は、私のようなパフォーマーでも時に体験する。とくに1980
年半ばくらい、ギターを抱えて舞台に立つ以前は最上のパフォーマンスをした
時の私は、これを体験していた。自我が自分を離れて、いともたやすく肉体を
操作しえるのである。もちろん、そう多くはなく、誰にでもあるものではない
が、肉体を動かして何かを表現している人なら、多分、一度や二度、似た体験
をしているはずである。
もっとも、当日、ロフトのステージで私が気付いたのは、そうした視座のこと
ではなかった。
ラストの曲をやっているときだった。ロックンロールビートの向こう側にぬけ
る扉が見えた。そんな気がしたのだ。そこをくぐると何が起こるか、私は知っ
ている。そこを通った先にいるのは、パンクロッカーとしてのワタシではなく、
完全に獣と化した私、パンクそのもののワタシだ。リミットブレークみたいな
もんだ。
あるいは、その日、朝から飲んでいたドリンクのせいかもしれない。ある友人
から貰ったポーションというドリンクだ。それを夕方までに六本も飲んだ。ポ
ーションというのは、ファイナルファンタジー他スクエアエニックスのゲーム
で御馴染みのHP復活アイテムである。今回、FF12の発売を記念してホンモノの
ドリンクとして店頭に並ぶことになった。
そのポーションを冗談まじりに朝から6本も飲んでしまった、これでHPは満杯、
なはずだ。リミットブレイクの兆候など起きるはずがないのであるが、冗談交
じりに、それでも、まじめに考えている。結果は、かろうじて、その扉を通ら
ずに終ったわけだが、ラストの曲の最中、そのことが気になっていた。
ライブが終ったところにロフトの名物おじさん平野氏がいて、ライブを喜んで
くれていたけれど、「よくいうよ」なんて返事をしてしまったのは、そんなこ
とが頭の隅にひっかかっていたからだ。平野さんには悪いことしたと思ってい
る。心なしか、平野さんが寂しそうな感じだったのが印象的だった。平野さん、
大丈夫だろうか?
ところで、当夜、平日の夜なのに多くの皆さんに来て頂き、ほとんど満員近い
入りで驚かされたが、そうした中でデジクリを愛読しているという方が思いの
ほか多かったので、これまた驚いた。私の文章が好きでライブを見に来てくれ
た、という人もいた。文章とライブでは違うだろう、そう思うのだが、その差
異が面白かった、ということらしい。ライブのあと、十代の少女に可愛いとい
われたのはショックだったけれど、まあ、デジクリ編集長だって相当に可愛い
から、そこは、よしとしよう。
最期に編集長に一言。ライブの夜、デジクリ読んでくれているって人、十数名
に会いましたよ。これは私が会っただけなので、たぶん、もっといたかもしれ
ない。かってに音楽部門オフ会やっちゃいました。すみません。
モモヨ(リザード)管原保雄
<http://www.babylonic.com>
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■デジクリトーク
静音PCのすすめ
Redn
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どうも初めまして。サンデーモデラーのRednと申します。下手の横好きで3DCG
を始めてもうかれこれ7年目に突入です。そのくせ作品と呼べるモノが少ない
のは、ケツに火がつかないと動かない性分ゆえです。おかげさまで4~5点しか
ないです。
趣味でCGをやっているので、PCを単なる道具として見ることができなくなって
います。とは言っても、PCを友達とか彼女とかに見立てる、そーゆーハイセン
ス視点はイマイチ有してはおりません。レゴブロックに近い感覚でしょうか。
ブロック単位では作れないが、そのブロックの無限の組み合わせを楽しんでい
ます。そう! ゆえに自作PC!
現在のPCはCPUにPentiumM、マザーボードにMSIのSpeedster、メモリはDDR2-
533で2GB。VGAにGeForce6600のファンレスという構成です。分かる人には「な
んだか中途半端」な構成となっています。
身の上バックグラウンドをお話ししますと、今から5年ほど前初めて自作PCに
取り組んだ頃。当時流行っていたのがAMDのAthlon-thunderbird 1GHzだったわ
けですよ。こいつがとんでもなく爆熱で、そのシャイニングを冷やそうとする
ためのCPUクーラーがそれこそハムスターに結わいたら(ゆわいたら・東京弁)
空に飛んでいってしまいかねない風量をほこっていました。当然爆音・・・。
以来、私はPCを買うときは性能よりも静音性を重視するようになりました。今
流行りのCPU性能評価指標は、かつてがクロック数であったのに対し、現在は
ワット当たりの計算量らしいです。
ところがどっこい、私の独自評価指標は騒音あたりの計算量です。そうなると
Athlon64かPentiumMしか選択肢がなくなるのですが、Athlon64のメジャーっぷ
りには天の邪鬼の食指は動かないのです。
元がモバイル用のCPUですからまったく静かです。正確には爆音まき散らす必
要のない風を、そよそよ送ってあげる程度で冷却が出来てしまうCPU発熱なの
です。これで僕の静音ジャーニーは大団円を迎えたかに見えました。
ところが、PC騒音の源はCPU関連だと思いこんでいた私が浅はかでした。私の
構成で最も騒音被害をたらしめる存在、それが実はHDDでした。ってわけで、
静音を実現するためノート用2.5インチHDDを買ってきました。
おかげさまで、超静か環境でモデリングさせてもらってます。私のPCはタワー
型をしたノートPCです。ノート用のHDDってことで、そりゃ多少読み書き性能
は落ちますが、先述通り私の評価は「騒音あたりの計算(仕事)量」ですから
準無音環境を提供してくれる2.5インチは超OK! 先のPentiumMもあり、モデ
リング中に無駄な音楽をかけず、内なる声に耳を傾けながら作業に集中できる
というものです。
【Redn】redn@s31.xrea.com <http://redn.s31.xrea.com>
本業はプログラマーでありながら、趣味で3DCGを楽しむサンデーモデラー。当
方ブログサイトでは、CGよりも最近はもっぱら文章表現の研究に勤しんでおり
ます。
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■編集後記(3/14)
・確定申告である。去年は6日に行ったからまだすいていて、わずか10秒で提
出は済んだのだったが、今年は昨日、13日の午後1時半に行ったものだから、
すごい行列。書き込んだ書類を提出するだけなのに、45分待ちだった。文庫本
でも持って行けばよかった。もちろん提出そのものは15秒くらいで完了。特設
プレハブでこれから書き込む人のほうはもっと長い列。昨日はとても寒くて、
屋外の行列は気の毒だ。昨年もそうだったが、国税庁の「確定申告書等作成コ
ーナー」で書類を完成させた。このコーナーの推奨環境は、いちおうOS Xに対
応していたが推奨ブラウザが問題で、Internet Explorerには対応しておらず、
Netscape Navigatorを使えという。昨年は推奨されていないSafariを使っても
仕上がったことを忘れていて、今回はNavigatorをダウンロードして制作開始、
もちろんちゃんと出来上がったのだが、なんということだ、プリンターがイン
ク切れの警告を発する。22時、ドンキに走ろうかと思ったがめんどうなのでや
め。しかし保存がうまくいかない。あきらめて寝てしまい、翌朝Macを立ち上
げたら、ちゃんとPDFファイルがデスクトップに出ていた。だが、「収支内訳
書」はプリントも保存もできず、これは仕方な手書きした。このへんのサイト
の指示がよくわからなかった。去年もそうだったっけ。 (柴田)
・脳が弱ってきたので「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をやったほうがい
いのだろうかという話をしていたら、弟が「なつゲー」の中の三字熟語をやっ
てみたら? とすすめてきた。試してみたら結構はまりそう。頭の体操にはな
る感じ。四字熟語もある。脳の活性化におすすめです。 (hammer.mule)
<http://game.coden.ntt.com/> 三字熟語
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発行 デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
リニューアル 8月サンタ
アシスト 鴨田麻衣子
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★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Ransta<http://ransta.jp/>、melma!<http://melma.com/>、
めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、
のシステムを利用して配信しています。配信システムの都合上、お届け時刻が
遅くなることがあります。ご了承下さい。
★姉妹誌「写真を楽しむ生活」もよろしく! <http://dgcr.com/photo/>
Copyright(C), 1998-2006 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
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THANK YOU
三井英樹
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Ridualのプロジェクトから離れることにした。
約五年。こんなにも深く深く関われたプロジェクトは初めてだった。色んな想
いと感謝が頭の中を巡っている。
●Web開発のチーム競技化へ
2005年春、Ridualのサーバ化に着手した。Ver.2(R2)の公式なスタートだっ
た。但し、構想はその一年以上前から練っていた。Ver.1(R1)の長所短所も
なんとなく見えていて、一番のボトルネックである拡張性に手を出そうと決め
た。
リリースする中で一番質問とお叱りを受けた、「インストールの分かり難さ」
を敢えて更に難解にする方向に舵を切る。幾つかのオープンソース系のアプリ
を事前に入れておかなければならない。普通の方の敷居は更に高くなった。で
も、一人が頑張れば複数の人が何の苦労もなく使える環境になる。個人技で
Web開発をしていく時代から、チーム競技に変わっていくという読みに賭けた。
そして、アプリの性格を「解析」に絞り込む。設計という上流工程支援は今回
は見送った。そして、R1の「ソース解析」から「http解析」と呼べるものに変
更。これで動的なページの解析への可能性がグンと広がった。
設計仕様書やソースレベルでのチェックではない。ユーザが実際に見る状況を
解析する。今動いているものを見る。できる限り「現場」で必要な感覚をツー
ル化したつもりだ。
●情報の塊と対面できるツール
ごく一部の私宛にmailをくれた人を除いて、「Webサイトを解析」する意味を
分かってくれた人はあまり現れなかった。でも、R2の実際に動く姿を見つめて
いて、一番分かっていなかったのは、私かもしれないと思わされる。
Webは怖い。自分が約十年前に見よう見まねでHTMLを学んでいた文化はそのま
まに生きている。実は何もかもが丸見えだ。R2は開発者が埋め込んだformのパ
ラメータ名や、ローマ字書きしたファイル名まで一覧にする。CSSのidやclass
名も一目で分かる。下手な名前は付けられない。
そうした情報からだけでも、TableレイアウトからCSSレイアウトに変わって行
くという「標準遷移」を見切れている人には、解析したWebサイトが、今どの
ような状態で、どんな人が開発しているかも推測できるだろう。CSSの定義内
容の概要も見えるので、お化粧直しに使っているのか、構造として捉えて活用
しているのかも分かる。
気分は暴露記者である。Webに詰め込んである様々な情報を白日の下にさらす。
嫌われると思う。怖いツールだ。でも、目を自分達に向けたとき、自作をそん
な風に見れないことが、「罠」だと思ってきた。ウヌボレほど格好悪いものは
ない。自作を厳しく公平にチェックできるツールが欲しかった。
100画面を越えた辺りから、事実上一人のディレクターの視界の中に全てが収
まっているという状況ではないと言える。でも、全てを自分の目でチェックし
なければ気がすまないし、するべきだ。それには、もう2~3人自分が要る。
現状分析や競合分析をするとき、納品するとき、様々な場面でそんなツールに
憧れて、それの開発に関われた。Webサイトを見るときに、何ページもクリッ
クしながら進む。どれだけ見たら、全体像をみたことになるのか不安になりな
がら。それが、URLを入力すれば、マシン任せで出来上がる。
現状では、少なくともメモリは多く積まないと辛い。解析結果を出力する際に、
非力なマシンだと、ほとんどハング状態になる。メインではなく、サブマシン
で試すことをお薦めする。でも、何よりも一番大切な「時間」が節約できる。
待ちさえすれば、Webサイト全体を見た気になれる情報の塊と対面できる。
何かを解析して情報を整列するだけで、こんなにも色々な事が分かるのだと感
心している。ここまでできているのなら、と展開案も続々と浮かんでくる。こ
うした「解析」から、それらを比較検証する「分析支援」まで行ける。下手な
コンサルは不要になる。
そして、R2では部分的にプラグイン開発ができる環境を用意した。開発元だけ
が機能アップの権利を独占する時代ではない。次のヴァージョンでは、チーム
内のBlog的な「場」をサポートしようとも思っていた。日常の会話をメーラに
頼らずにトレースできる情報蓄積場が、どうしても欲しかった。
●「おまえは本当に現場を知っているのか」
こうしてR2は徐々に姿を現していくことになったのだが、同時に大きな問題が
見え始めた。私自身がWeb開発の現場にいないという矛盾だ。今の機能のニー
ズは、私自身が格闘してきた歴史から来ている。そして自分が欲しかったもの
は、同業者も欲しがるだろうという、勝手な思い込みがベース。
HTMLの実戦経験はそれなりにある。Flashもそれなりに最先端の開発手法に関
わってこれた。RIAコンソーシアムで様々な開発企業の苦労話も共有してきた。
でも、時代はもっと早く動きそうな気がしてならない。
「良いWebサイトとは」と問われれば、今も昔も答は一つだ。「ユーザが喜ん
で使ってくれるサイト」である。それしかない。その基準に、開発者の苦労や
技術は何の関係もない。ユーザは冷酷であり、その分その笑顔が支えになる。
そして時代は、もっと「良いサイト」を目指す時代に入っている。その時にも、
Ridualが有効なツールであるためには、私は相応しくなくなりつつある。ずっ
と指揮権を貰ってきたけれど、Ridualが良くなる程、私が辛くなってきていた。
R1でも同様の問題は持っていた。UTF-8で書かれたものを正しく解析できなか
ったり(R1設計時に使ってる人はいなかった)、最新のJavaの環境で動かなか
ったり(これは仕様を変えた方が悪いと思う)、Mac OSXでは画面上で文字化
けが起こる。様々な真っ当な言い訳はあるけれど、そんなことは関係ない。機
能を最新の現場に追いつかせる「力」がないのは事実なのだから。
また、Ridualに刷り込む知識の有無に関わらず、「おまえは本当に現場を知っ
ているのか」という声にも悩まされ続けてもきた。実際にこう言われた事はな
いけれど、安泰した会社が道楽でやっていると思われても不思議ではない。
●もっとWeb開発の深みを見たい
だから現場に復帰しようと決めた。年齢から考えて、現場に復帰できる最後の
チャンスだ。決して楽な道ではない、全然天下りでもない。闘いに行くつもり
で、NRIを去ることにした。もっとWeb開発の深みを見てみたい。
子供達がよりお金がかかる時期に、妻子持ちが取る行動ではない。でも、ここ
数年の私の精神的な不安定さからか、妻も納得してくれた。日本のWebを支え
ているのは、大企業ではない。支えているのは疲弊しつつある中小企業である。
自分の立ち位置の矛盾に、ため息の日々が続いていた。机上の評論家になった
かのようで、辛かった。だから決めた。
そして、上司に話し、チームメイトに話す。離れている開発者にもmailではな
く、電話で伝えた。声で伝えるべきだと思ったから。でも、話す声が震えた。
一人は涙を流してくれた。頬を伝う涙に、言葉に詰まる。自分のワガママさを
思い知る。Ridualが自分独りの夢だと勘違いしていたことを実感した。申し訳
ない思いで一杯になる。とんでもない決定をしてしまったのかとも思う。
でも、現場にこだわらないと。こだわらないと駄目な評論家ツールになってし
まう。そんなのに興味もなかったし、Ridualをそんなものに貶めたくはない。
もっと沢山の現場の人間の意見で機能アップを目指したいとさえ願う。
辛い報告を、関係者に伝え終わる。色々な想いがめぐる頭で、社員食堂に向か
う。独りで珈琲を飲みながら泣けてきた。まるで安物の青春映画だ。でも、こ
んなにも入れ込める仕事に出会えたことを誇りに思う。様々な出会い、沢山の
支え、嫌になる程の苦境、どれにも感謝している。何もお返しができなかった。
Ridualは、「Rapid Information Development + Visual」の頭文字+αから名
をつけた。Ridualの名を使うことすら、もうできなくなりそうだけれど、この
本質的な原点から、私が離れることはないだろう。
方法も分からないし、アイデアもないけれど、できることなら、もう少し現場
の知恵を集約してから、再度「Ridual」にチャレンジしてみたい。もちろん、
今のメンバー+αで。
使ってくれた方、見守ってくれた方、心からありがとうございました。
<ps.>
実際に試せるモノを公開するには、弊社のセキュリティポリシー等の壁が高す
ぎてできませんでした。なので、どのような画面が自動生成できるのか、どの
ような情報が取れるのかが、何となく理解できる「紙芝居」をRidualサイトに
公開します(2006/3/14夕方予定)。
そして、ノンサポートですが「アルファ版」を数ヶ月間入手可能にします。興
味を持った方は是非アクセスを(2006/3/31予定)。
情報)http://www.ridual.jp
注意)アルファ版=何の保証もなく、自己責任のみで試す"勇気ある"Version
【みつい・ひでき】 mit_dgcr@yahoo.co.jp / ridual@nri.co.jp
関わった方々の名を記したクレジットページを密かに(?)埋め込んでます。
「紙芝居」から探してみて下さい。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
<http://www.ridual.jp/>
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
<http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジタルサウンズ研究室
歌舞伎町はまさに魔都の核だった
モモヨ(リザード)
───────────────────────────────────
木曜日に歌舞伎町でロックしてきた。歌舞伎町というのは不思議な場所で、昔
はそれほどではなかったけれど、再開発されてからさらに迷宮感覚が増したよ
うな気がする。だれかが結界でもはっているのだろうか。そのうえに、ロフト
は、旧ロフトのイメージを忠実に再現しているところがあるから、似たところ
があっても、そこはまったく異なる場所であり、時々、過去と現在がせめぎあ
って混乱する。こうなると一つの魔術だろう。
魔術といえば、その夜のライブでも妙な経験をした。パフォーマーの意識の持
ち方にはいろいろあって、目玉のちょうど後ろ、通常の意識のありようと別に、
腹のあたりに自我の中心をもっていくという一般の人でも経験する視座の他に、
離見の見(りけんのけん)という視座がある。
武芸の伝書などには、観の目、見の目という言われ方をするものもあるが、こ
れは、全て全体を呆然と視座にいれて、状況をながめるのが観。焦点を一点に
あつめて注視するのが見。そう考えてよかろう。離見の見はまた少し違う。夢
の中で、自分を自分の頭上後方から眺めていることに気付く場合があるが、こ
うしたものの見方を現実に体験すること。それを離見の見と呼ぶ。幽体離脱に
近い。
こういう離見の見は、私のようなパフォーマーでも時に体験する。とくに1980
年半ばくらい、ギターを抱えて舞台に立つ以前は最上のパフォーマンスをした
時の私は、これを体験していた。自我が自分を離れて、いともたやすく肉体を
操作しえるのである。もちろん、そう多くはなく、誰にでもあるものではない
が、肉体を動かして何かを表現している人なら、多分、一度や二度、似た体験
をしているはずである。
もっとも、当日、ロフトのステージで私が気付いたのは、そうした視座のこと
ではなかった。
ラストの曲をやっているときだった。ロックンロールビートの向こう側にぬけ
る扉が見えた。そんな気がしたのだ。そこをくぐると何が起こるか、私は知っ
ている。そこを通った先にいるのは、パンクロッカーとしてのワタシではなく、
完全に獣と化した私、パンクそのもののワタシだ。リミットブレークみたいな
もんだ。
あるいは、その日、朝から飲んでいたドリンクのせいかもしれない。ある友人
から貰ったポーションというドリンクだ。それを夕方までに六本も飲んだ。ポ
ーションというのは、ファイナルファンタジー他スクエアエニックスのゲーム
で御馴染みのHP復活アイテムである。今回、FF12の発売を記念してホンモノの
ドリンクとして店頭に並ぶことになった。
そのポーションを冗談まじりに朝から6本も飲んでしまった、これでHPは満杯、
なはずだ。リミットブレイクの兆候など起きるはずがないのであるが、冗談交
じりに、それでも、まじめに考えている。結果は、かろうじて、その扉を通ら
ずに終ったわけだが、ラストの曲の最中、そのことが気になっていた。
ライブが終ったところにロフトの名物おじさん平野氏がいて、ライブを喜んで
くれていたけれど、「よくいうよ」なんて返事をしてしまったのは、そんなこ
とが頭の隅にひっかかっていたからだ。平野さんには悪いことしたと思ってい
る。心なしか、平野さんが寂しそうな感じだったのが印象的だった。平野さん、
大丈夫だろうか?
ところで、当夜、平日の夜なのに多くの皆さんに来て頂き、ほとんど満員近い
入りで驚かされたが、そうした中でデジクリを愛読しているという方が思いの
ほか多かったので、これまた驚いた。私の文章が好きでライブを見に来てくれ
た、という人もいた。文章とライブでは違うだろう、そう思うのだが、その差
異が面白かった、ということらしい。ライブのあと、十代の少女に可愛いとい
われたのはショックだったけれど、まあ、デジクリ編集長だって相当に可愛い
から、そこは、よしとしよう。
最期に編集長に一言。ライブの夜、デジクリ読んでくれているって人、十数名
に会いましたよ。これは私が会っただけなので、たぶん、もっといたかもしれ
ない。かってに音楽部門オフ会やっちゃいました。すみません。
モモヨ(リザード)管原保雄
<http://www.babylonic.com>
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■デジクリトーク
静音PCのすすめ
Redn
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どうも初めまして。サンデーモデラーのRednと申します。下手の横好きで3DCG
を始めてもうかれこれ7年目に突入です。そのくせ作品と呼べるモノが少ない
のは、ケツに火がつかないと動かない性分ゆえです。おかげさまで4~5点しか
ないです。
趣味でCGをやっているので、PCを単なる道具として見ることができなくなって
います。とは言っても、PCを友達とか彼女とかに見立てる、そーゆーハイセン
ス視点はイマイチ有してはおりません。レゴブロックに近い感覚でしょうか。
ブロック単位では作れないが、そのブロックの無限の組み合わせを楽しんでい
ます。そう! ゆえに自作PC!
現在のPCはCPUにPentiumM、マザーボードにMSIのSpeedster、メモリはDDR2-
533で2GB。VGAにGeForce6600のファンレスという構成です。分かる人には「な
んだか中途半端」な構成となっています。
身の上バックグラウンドをお話ししますと、今から5年ほど前初めて自作PCに
取り組んだ頃。当時流行っていたのがAMDのAthlon-thunderbird 1GHzだったわ
けですよ。こいつがとんでもなく爆熱で、そのシャイニングを冷やそうとする
ためのCPUクーラーがそれこそハムスターに結わいたら(ゆわいたら・東京弁)
空に飛んでいってしまいかねない風量をほこっていました。当然爆音・・・。
以来、私はPCを買うときは性能よりも静音性を重視するようになりました。今
流行りのCPU性能評価指標は、かつてがクロック数であったのに対し、現在は
ワット当たりの計算量らしいです。
ところがどっこい、私の独自評価指標は騒音あたりの計算量です。そうなると
Athlon64かPentiumMしか選択肢がなくなるのですが、Athlon64のメジャーっぷ
りには天の邪鬼の食指は動かないのです。
元がモバイル用のCPUですからまったく静かです。正確には爆音まき散らす必
要のない風を、そよそよ送ってあげる程度で冷却が出来てしまうCPU発熱なの
です。これで僕の静音ジャーニーは大団円を迎えたかに見えました。
ところが、PC騒音の源はCPU関連だと思いこんでいた私が浅はかでした。私の
構成で最も騒音被害をたらしめる存在、それが実はHDDでした。ってわけで、
静音を実現するためノート用2.5インチHDDを買ってきました。
おかげさまで、超静か環境でモデリングさせてもらってます。私のPCはタワー
型をしたノートPCです。ノート用のHDDってことで、そりゃ多少読み書き性能
は落ちますが、先述通り私の評価は「騒音あたりの計算(仕事)量」ですから
準無音環境を提供してくれる2.5インチは超OK! 先のPentiumMもあり、モデ
リング中に無駄な音楽をかけず、内なる声に耳を傾けながら作業に集中できる
というものです。
【Redn】redn@s31.xrea.com <http://redn.s31.xrea.com>
本業はプログラマーでありながら、趣味で3DCGを楽しむサンデーモデラー。当
方ブログサイトでは、CGよりも最近はもっぱら文章表現の研究に勤しんでおり
ます。
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■編集後記(3/14)
・確定申告である。去年は6日に行ったからまだすいていて、わずか10秒で提
出は済んだのだったが、今年は昨日、13日の午後1時半に行ったものだから、
すごい行列。書き込んだ書類を提出するだけなのに、45分待ちだった。文庫本
でも持って行けばよかった。もちろん提出そのものは15秒くらいで完了。特設
プレハブでこれから書き込む人のほうはもっと長い列。昨日はとても寒くて、
屋外の行列は気の毒だ。昨年もそうだったが、国税庁の「確定申告書等作成コ
ーナー」で書類を完成させた。このコーナーの推奨環境は、いちおうOS Xに対
応していたが推奨ブラウザが問題で、Internet Explorerには対応しておらず、
Netscape Navigatorを使えという。昨年は推奨されていないSafariを使っても
仕上がったことを忘れていて、今回はNavigatorをダウンロードして制作開始、
もちろんちゃんと出来上がったのだが、なんということだ、プリンターがイン
ク切れの警告を発する。22時、ドンキに走ろうかと思ったがめんどうなのでや
め。しかし保存がうまくいかない。あきらめて寝てしまい、翌朝Macを立ち上
げたら、ちゃんとPDFファイルがデスクトップに出ていた。だが、「収支内訳
書」はプリントも保存もできず、これは仕方な手書きした。このへんのサイト
の指示がよくわからなかった。去年もそうだったっけ。 (柴田)
・脳が弱ってきたので「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をやったほうがい
いのだろうかという話をしていたら、弟が「なつゲー」の中の三字熟語をやっ
てみたら? とすすめてきた。試してみたら結構はまりそう。頭の体操にはな
る感じ。四字熟語もある。脳の活性化におすすめです。 (hammer.mule)
<http://game.coden.ntt.com/> 三字熟語
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