[2014] プロにとっての「癒し」

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<夢がある。希望がある。野望がある。>

■電網悠語:Ridual内面・展開編[121]
 プロにとっての「癒し」
 三井英樹

■Skypeの味わい方[6]
 ビジョンを共有
 rゆ

■セミナー・イベント・展覧会案内案内
 広報・宣伝、Webマスター向け「大規模サイトのつくりかた」
 Adobe+ROKUNANA presents:Flash 8 INSPIRATION SCENE Summer Jam
 Asian Streams 2006 CGアニメーション
 ポップアート1960's→2000's

■マガジンガイド
 コマーシャル・フォト 2006年8月号
 Web Designing 2006年8月号

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無料セミナー
「大規模サイトのつくりかた」(開催:7/31、場所:アップルストア銀座)
失敗しないための事前調査・分析、効率運用のコツを大解説!
主催:(株)ロフトワーク/対象:広報・宣伝、ウェブ担当者、ほか
http://www.loftwork.jp/seminar/seminar20060731.html

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■電網悠語:Ridual内面・展開編[121]
プロにとっての「癒し」

三井英樹
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先日、若い開発者の方と話をした。バグ潰しの日々に疲れたとぼやきつつ、今日はひとつ良いことがあったと目を輝かせる。「きれいなクラス定義を見たんです、癒されました」、本当に嬉しそうな台詞に圧倒される。

クラス定義とは、オブジェクト指向プログラミングの領域の話である。文字列が並んでいるだけの、ソースコードである。おそらく「きれい」と感じる人は稀だろうし、それで「癒される」人は、日本中にさほど多くはない、はずだ。でも、彼は癒されたという。目を輝かせながら。

モノ作りの本質がここにある。自分の担う対象に対するすべてで、癒されながら仕事は進む。本当に好きならば、丹念に作りこまれた部分への「気付き」は、分野を問わず同じはずだ。プログラマならプログラムに、絵描きなら絵に、センサーは敏感に反応する。

まだ絵を描いていた頃、私でさえ、美術館でも、週刊誌の漫画でも、線の細さに、見事な構図に、色使いの鮮やかさに、ため息をつきながら、時には涙腺を緩ませて見つめたものだ。「見事な技」、そういったものに触れる度に、心が洗われたのを思い出す。頑張ろうと誓い直したことを思い出す。

●襟を正して接する

「良い職人」というのには、共通点がある。私の変な言葉で表現すると、「自分のフィールド」を大切にするオーラがある。別に会社や制度じゃない。自分がどの会社に属しているか以前に、自分が何者であるかを考えている。そして、そこに「聖域」を築いている。

自分のフィールドとは、たとえばプログラマならプログラム・ソースコードであり、絵描きなら色の一つ一つか。「コダワリ」と呼んでも良いのかもしれない、そうしたものへの敬意の念が人よりずば抜けて強い。「作品」を、いい加減な気持ちでは、見ない・書かない・評価しない。必ず襟を正して接する。

そこには、共通の理念があるようにも思う。品質が宿る場所を本能的に知っているのだ。それは、汚れた場所ではない、きれいな場所である。品質とは、自分の仕事に対するプライドであり、その仕事をやり続ける原動力に他ならない。

多分、私が尊敬した方々は、自分が品質を保持できなくなったら、その職を辞めるつもりで仕事をしてきたと思う。その姿勢が美しかったし、だから尊敬したし、それが今でもマブタの裏から離れない。

品質は、モノ作りの基本だ。それを保持できないなら、プロではない。逆に言えば、品質保持のために努力できない者をアマチュアと呼ぶのかもしれない。そう考えると、Web業界の中の「素人」と「職人(Web屋)」の差も見えてくる。

昔、中学の頃、水泳部に属していた。顧問の先生の毎日の姿を今でも思い出す。その先生は、プールに入る前、必ずお辞儀をした。水に入る前じゃなく、プールという建物に入る前に、必ず頭を下げてから、足を踏み入れる。

礼儀に背を向ける年代だった私達には、それは奇異に映り、時には大仰に真似して笑いをとったりする友人も居た。でも、ひと夏、一日も欠かさずに、クスクス笑われながらも、頭を下げる先生の姿は強烈だった。

「あぁ、水泳を本当に好きなんだな」と、思えたのは卒業してからのことだったかもしれない。大切なものに対する礼儀。背筋を伸ばし、襟を正してからでないと、接しないという、自分なりの「掟」を貫く姿は、言葉にできないまでも、忘れられない姿として頭から離れなかった。

●「見事な技」

本能的に仲良くできない人たちが居る。きっとそれは、Webそのものを舐めていると感じるのだと思う。開発を舐めている、エンドユーザを舐めている、交わす言葉の端々から、聖域を汚される予感がする。

「こんなもんで良いだろう」、「ま、いいんじゃない」、怒りに直結する言葉が、「出来上がり」からプンプン匂う。手抜きをねじり込める場面は、山ほどある。企画、アイデア出し、検証、試作、開発、テスト、体制作り、コミュニケーション、どんな場所でも手は抜ける。

厳しい納期と労働条件の下、否応なしに手を抜かざるを得ない場面もある。人は寝なきゃ駄目だし、予算は人の命より時に重い。でも、そこに罪悪感を感じ続けない限り品質は上がらない。そうした覚悟を捨てた時点から、品質の崩壊は始まり、現場の奇特な有志の肩に全てが重くのしかかる状況に陥る。

そうした一線を意識できる人だけが、プログラム・ソースコードを見ても癒される人に育つのだろう。一見無味乾燥としたモノに、聖域を意識するが故に見えるモノ。多分多くの人は「オタク」と呼ぶのだろうけれど、現場の人間達は、そこに神聖な職人気質を感じて、頼りにするのだと思う。

嫌なことが続くと、Webブラウジングが増える理由が、言葉にできた気がした。「見事な技」を見ることで癒されていたんだ。日々の忙しさの中、本来あるべき仕事の姿を目の当りにしたとき、萎えかかっている自分に気が付き、「あぁ、こんなんじゃあ駄目だ」と踏み留まらせてもらっていたのか。

やはり、いい仕事をし続けないと。こだわらなきゃ駄目です。誰に言うでもなく、自分に一番聞かせるように声に出す。日々仕事をただ進めることを余儀なくさせられて、大切なものを置き去りにしかかっていたのかもしれない。少しは、立ち止まることも考えなくては。

一番大事にしているモノ、自分の聖域、品質の拠り所、自分らしさの原点、居住まいを正すほどの緊張感、自分のフィールドに対する礼節。色んな言葉が浮かぶ。嬉しそうに語る若手に教えられた。感謝。

【みつい・ひでき】 感想などはmit_dgcr@yahoo.co.jpまで
最近、父親タスクが増えてきた。息子との諸々の葛藤。疲れる。少子化進むはずです。考えてみれば、子が少ない=親も少ない時代なんだ。やりづらい。
・Ridual < http://www.ridual.jp/
>
・Ridual-users < http://groups.yahoo.co.jp/group/Ridual-users/
>
・ミルクエイジ < http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/
>
・日経ITpro Webデザイン エンジニアリング
< http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060309/232107/
>

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■Skypeの味わい方[6]
ビジョンを共有

rゆ
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Skypeは折に触れDeveloperに少し未来をチラ見せする。最近では6月に行われた「eBay Developers conference」でAPI Program ManagerであるMat Taylorが発表している。

"Skype API FuturesWhat's happening with the API"(公演時の資料)
< http://www.ebaydevcon.com/schedule/presentations/311_Taylor.pdf
>

過去、発表してきた内容を見て星取表を作るなら勝率は半々というところか。一番期待していたSkype Creditをユーザ間でやり取りできるAPIは、去年発表され早一年になろうとしているが未だに実現していない。逆に、ビデオ対応するとかWeb用のAPI(自分のオンライン・オフラインといったステータスをWebで公開できる)など実現してきたものも多々ある。

Skype用の留守電として有名なPameraを作っているDickとチャットしていて、「Skypeはカメレオンだから」と話題になったのを思い出す。

カメレオンにしろなんにしろ、何もないよりは凄くよい。夢がある。希望がある。野望がある。単体のソフトウェアとして次期バージョンのプレビューを行なっているソフトは多いが、出来ることはそのソフトを使っている自分を想像することぐらいだ。

次期バージョンのAPIをDeveloperに見せることでDeveloperとして新しい連携ソフトを作ることを夢見たり、新しいサービスを考えたり世界が広がる。今回の発表にあるように、ユーザ間で小額決済ができる。

自分の作ったソフトを、SkypePluginとしてSkypeをプラットフォームに販売できる。そんなビジネスモデルを我々日本人は一度経験している。言うまでもなくケータイだ。今度はそれが全世界規模でモノになるかもしれない。

ビジョンを共有するというのは、どんな場合でも大事なことだ。進むべき道を指し示すことで、ばらばらに行動する個々のDeveloperの進む方向を揃えてくれる。これは、Skypeが提唱するエコシステムの一部であるが、Skypeに限った話ではないだろう。会社という集団の持つビジョン、企業理念。形骸化しつつあるがたまに深く考えてみると面白い。

今はSkypeのビジョンに共感しているが、よくよく考えるととても悔しい。完全に負けだ。一方的に受け手として共感しているからだ。腹いせに悪口を書こうと思っても中途半端。なさけない。

とはいえ、千里の道も一歩から。Skypeほどのビジョンや共感は望めないにしても、日々のリアル仕事にもビジョンを持ち、一緒に仕事をする人と共有していく。Skypeに対しては、バグ報告し、要望を上げ、ビジョンの持てるようなソフトを作っていく。そんな日々を過ごしつつSkypeを追いかけて行きたい。いつかはSkypeを越えるビジョンを持ちたいものだ。

【rゆ】ryu.at.nyanyan.to < http://nyanyan.to/
>
Japanese Skype Developers Forum Moderator
本業は普通の会社員、PMやってます。こういう、ネットならではの社会参加も面白いんじゃないかと?

Skype公式ユーザForum(J): < http://forum.skype.com/viewforum.php?f=35
>
Skype公式開発者Forum(J): < http://forum.skype.com/viewforum.php?f=29
>

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■セミナー案内
広報・宣伝、Webマスター向け「大規模サイトのつくりかた」
< http://www.loftwork.jp/seminar/seminar20060731.html
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<主催者情報>

日時:7月31日(月)17:00〜19:00(開場16:30)
会場:アップルストア銀座
定員:80名 先着順
参加費:無料
主催:株式会社ロフトワーク、株式会社イプシ・マーケティング研究所
協力:アップルストア銀座
申込み:サイトから

内容:Webサイトが大きくなればなるほど、サイト構築やリニューアルは難しくなります。数百ページを超える企業のコーポレートサイトやECサイトはコストや期間がかかり、情報を整理しないと、ユーザインタフェースが悪くなります。あまりにも目標が大きすぎると当初の目的を見失なってしまうこともしばしば。Webプロジェクトの担当者は、社内や制作会社との調整で大変な目にあってしまいます。

目的・ターゲット・目標を明確化し、それらを的確にサイトの企画内容や仕様に落とし込むことが重要です。調査・分析・企画のプロであるシンクタンクのノウハウと、CMS導入経験が豊富な制作会社のスキルを大公開します。

●プログラム
17:00〜17:45「サイト構築・リニューアル時の事前分析と調査のコツ」
野原佐和子(株)イプシ・マーケティング研究所
・変わるユーザーのインターネット利用実態
・サイト構築・リニューアルの前に実施すべき調査と分析
・Webサイトは、何のために、誰に向けて、何を、どう伝えたいものか?
17:45〜18:30「クリエイティブがひきだす大規模サイトの可能性」
林 千晶(株)ロフトワーク
・大きいWebサイトのインパクト
・大規模サイト運用のメリット
・効率的なツールと運用ルール
18:30〜19:00 ディスカッション「大規模サイト構築に必要なこと」

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■イベント案内
Adobe+ROKUNANA presents:Flash 8 INSPIRATION SCENE Summer Jam
< http://inspiration.67.org/
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<主催者情報>

Adobe Flash Professional 8のチュートリアル「Inspiration Scene」CD-ROMを制作した5人のトップクリエイター。彼らが自ら制作方法やTipsを解説する無料セミナーです。Flash Professional 8のブレンドモードやフィルタを使った高度な表現方法をはじめ、アニメーション、Flash Video及びActionScriptのインタラクティブな表現方法を具体的にご紹介する予定です。事前にお申し込みが必要です。また、ご来場特典としてINSPIRATION SCENE Summer Jam限定Tシャツをプレゼント予定です。

出演予定
koji NISHIDA < http://www.raku-gaki.com/
>
タナカミノル < http://www.pickles.tv/
>
高木久之 < http://wildcard.jp.org/
>

日時:7月26日(水)17時開場
場所:東京六本木 六本木ヒルズ アカデミーヒルズ タワーホール
< http://inspiration.67.org/detail/detail0726.html
>
定員:400名
受講料:無料
主催:アドビシステムズ株式会社
運営・共催:株式会社ロクナナ・ROKUNANA WORKSHOP OF MEDIA DESIGN
このイベントは全国5カ所で開催予定です。

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■イベント案内
大阪・アジアアートフェスティバル
「Asian Streams 2006 CGアニメーション」
< http://www.fesnet.jp/streams2006/
>
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<主催者情報>

日時:7月30日(日)14:00〜19:30 交流会18:00〜19:30
会場:大阪ビジネスパーク円形ホール
定員:200名(申込締切7月23日、先着順)
参加費:無料(交流会のみ有料500円)※事前申込み
主催:Asian Streams 2006 運営事務局

内容:優れたコンテンツを生み出すクリエイターを見出し、ビジネスチャンスを作り出す、クリエイターのスター誕生ステージです!
First Stage/金の卵クリエイター・プロモーション・ステージ
日本とアジア各国のクリエイターの作品を上映。上映後はクリエイターが自己PRを行ない、観客もボードで評価に参加します。プロデューサーがスカウティングを行なう、クリエイターのスター誕生ステージ
Second Stage/パネルディスカッション「売れるコンテンツ・求めるクリエイター」
コンテンツビジネスの経験豊かなスカウティング・ボード・メンバーが、売れるコンテンツ、市場で求められているクリエイター像やアジアでのコンテンツ実情について話し合います。
Third Stage/交流会

申込み:streams@fesnet.jpに「氏名」「団体名(企業・組織名)」「連絡先」と下記のいずれを希望か記載の上、メールをご送付ください。
1.AsianStreams2006参加希望(交流会なし)
2.AsianStreams2006参加希望(交流会あり)

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■展覧会案内
ポップアート1960's→2000's
リキテンスタイン、ウォーホルから最新の若手まで
< http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/
>
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会期:7月8日(土)〜9月3日(日)10:00〜18:00 金20時 月休
会場:損保ジャパン東郷青児美術館 (東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42F ハローダイヤル 03-5777-8600)
入館料:一般1,000円、大高生600円、小中生無料、65歳以上800円

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■マガジンガイド
コマーシャル・フォト 2006年8月号 玄光社刊
< http://www.genkosha.co.jp/
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特集:期待される新世代クリエイターたち/ポスター、新聞、雑誌というマス媒体だけでなく、ビルボード、POP、パッケージデザインからWebサイトまで、広告クリエイティブに求められる守備範囲は確実に広がっている。その中でオリジナリティのある表現で力を見せている注目の若手クリエイター5組を紹介。長嶋りかこ、山本拓生、紙谷太朗、野間貞人+興山満宇、imaginative inc.

特集:ものづくり学校に行こう/2004年10月、廃校になった世田谷区立池尻中学校が「ものづくり」と「デザイン」を核とした「IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN 世田谷ものづくり学校」として生まれ変わった。開校から1年半。今ではすっかり地域にも密着し、「広告」「写真」「映像」「デザイン」「建築」「アート」など、さまざまな分野のクリエイターが集まる交流の場として進化を続けている。それぞれの施設を紹介すると共に、「学校」というものづくりの原点のような環境に身をおくクリエイターたちに話を聞いた。森本千絵(博報堂クリエイティブ・ヴォックス)、野尻大作(ground)THE DIRECTORS GUILD、李鳳宇(シネカノン)ほか

特集:「デジタルフォト&デザインセミナー」ダイジェスト
フォトグラファー特集:小林紀晴
別冊付録:2006 studio DATA BOOK 〜レンタルフォトスタジオガイド
全国約400件のレンタルスタジオの情報を白ホリゾントスタジオとインテリア・ハウス系スタジオに2大分類して地域別に編集。

玄光社 2006年7月15日発売 定価1,650円(税込み)

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■マガジンガイド&プレゼント
Web Designing 2006年8月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
>
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<編集部より>

こんにちは。「Web Designing」編集部の広島です。先日、今さらながら映画「嫌われ松子の一生」を観ました。不幸のどん底でもなんだか可笑しい松子と女優魂を見せる中谷美紀、二人の強い女性を見た気がします。映画を見終わった後、「強い女性にならなくては!」と気合いの入る素敵な映画でした。さて、今月の「Web Designing」の特集は、「Webクリエイターなら知らなきゃ恥ずかしい」というWeb制作に関わる人たちみんなに読んでもらいたいタイトルをご用意しました。気合いを入れて紹介します。

●特集1:Webにおける広告戦略、最前線
急成長を続ける日本のインターネット広告業界、その広告にはさまざまな戦略、表現が取り入れられています。クロスメディアでの大型キャンペーン、blogやSNSといったWeb 2.0的な流れの影響・利用など広告の「表現方法」「伝え方」「広め方」もさまざま。国内外で話題を集めているWeb広告事例を詳しく紹介し、その戦略に迫ります。

●特集2:プログラム落第生に贈る補習授業
プログラミング経験がない人にとって、ソースコードは魔法の呪文にしか見ないのでは? でも、一度プログラミングを経験すると、ある程度まではソースコードが「読める」ようになるのです。この特集は、「プログラム経験がある人の視線」を説明しつつ、これまでソースコードから目を逸らしてきた人もソースコードが「なんとなく読める」ようになる特集です。

さらに、今月から新連載が3本始まります。初心者にもやさしい「DreamweaverではじめるCSS+XHTML講座」、もうワンランク上のWeb制作のための「Web文章術・編集術」、漫画家タナカカツキさんによるコラム「トークアンド サンセット」。また、国内外から素晴らしいアーティストが集まったデザイン&アートカンファレンス「APMT2」の特別レポートもオススメです。
「Web Designing」8月号を読んで、世界のハイクオリティなWebやアートワークに触れれば、きっとあなたのモチベーションもあがるはず!
定価1,280円で7月18日(火)発売です。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は7月27日(木)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月上旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
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■編集後記(7/18)

日刊デジクリblog、ケータイ版公開
< https://bn.dgcr.com/m/
>

日刊デジクリblogのケータイ版を公開いたしました。通勤時間に、空き時間に、ベッドの中から、出先から、いつでもどこでもバックナンバーがご覧いただけます。ぜひブックマークをお願いいたします!
協力:株式会社吉田印刷所 < http://www.ddc.co.jp/
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・待ちに待った3連休だった。事情により、メールマガジンの制作・発行を朝型から夜型にシフトせざるをえなくなった(過渡的なことであるのだが)。必然的に夜の仕事時間がふえた。従来の夕食後といえば編集後記を1本書く程度だったのが、2つのメールマガジンをほぼ完成の形まで仕上げるようになった。このスタイルになっての1週間はちょっときつかったので、3連休はナイスなタイミングだった。8月前半は恒例の夏休みになるので、あと10日間がんばればいい。その10日間分のデータ入力をできるだけやっておくための3日間、という位置づけだった。しかし、はじめの2日間はずぅっと軽い頭痛がとれず、マックに向かう気力がないので、ベッドや畳でゴロゴロしながら、もっぱら怪談雑誌「幽」5号を読んでいた。元気のない時に、絶対元気になりそうにない本ばっかり読んでいるのもまた趣があって、こういう生活もいいかなと思ってしまうのはぼやけた頭のせいだ。今回興味深かったのは、「怪談ハンター」という連載で、プロカメラマン4人に撮影現場で出会った様々な怪談を聞きだしている。彼らは理解や説明のできない事態(どうしてもシャッターが切れないとか、異様なものが写ってしまったとか、いやな気配を感じたとか)になってもあわてない。まず原因を探る、カメラの故障が考えられるならボディを替える、とにかくその場ではOKカットを撮るための手立てを最優先で考える、怖いとか感じている場合ではない、という意見がよく理解できた。へんなものが写ってしまったら、それはNGだから即廃棄という姿勢が正しいと思う。見なかったことにする、聞かなかったことにする、なかったことにする、というのはわたしの好きな人生訓だ。(柴田)

・日刊デジクリのblogサイトが、ケータイから見られるようになった。2年前まではiモード版を、アシスタント島田氏が手作業で作っていたのだが、結構大変であった。blogを作ってくださった吉田印刷所の笹川氏が、休日にも関わらず出勤してケータイ版をインストール。申し訳ないと思いつつ……ありがとうございます! あの頃の苦労を考えると、こうやって自動で見られるケータイ版ができたのはとっても嬉しいのだ。フルブラウザ搭載のケータイやPHSでも、軽いケータイ版で見るとストレス少ないかも。ぜひ活用してください〜!(hammer.mule)
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>  新オープン
< http://www.dgcr.com/i/
>  以前はコレ