<8/1〜8/15はデジクリ・メンテナンス休暇>
■武&山根の展覧会レビュー
この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-2
武 盾一郎&山根康弘
■展覧会案内
アレクサンダー・ゲルマン展 ニューヨーク・コネクション
JAGDA ポスター展 Water for Life
ポスト・デジグラフィ
デジタル・ショー
■サイト案内
Creator's Table Vol.4(富士ゼロックス株式会社+日刊デジクリ)
デザイナーが本当に聞きたい「Webの話」を音声と映像で配信
■武&山根の展覧会レビュー
この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-2
武 盾一郎&山根康弘
■展覧会案内
アレクサンダー・ゲルマン展 ニューヨーク・コネクション
JAGDA ポスター展 Water for Life
ポスト・デジグラフィ
デジタル・ショー
■サイト案内
Creator's Table Vol.4(富士ゼロックス株式会社+日刊デジクリ)
デザイナーが本当に聞きたい「Webの話」を音声と映像で配信
■武&山根の展覧会レビュー
この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-2
武 盾一郎&山根康弘
───────────────────────────────────
●岡本太郎VS丹下健三
武: 丹下健三と対照的なんだよな。
< http://www.ktaweb.com/
>
山: 仲いいんだか悪いんだか。
武: 「太陽の塔」は丹下の建築物をぶち抜いて建てたって言われてるよね。丹下設計は地下のマグマを抑えつけるモダニズムの象徴なんだよ。でさ、20世紀の優れた芸術家は殆どすべて共産主義思想を通ってる。
山: やっぱりそこを通らんとあかんかったんかな。
武: 太郎は革命家兼画家のシケイロスの影響をとても強く受けているし。「明日の神話」のパトロン、スワレスはシケイロス、リベラなどのパトロンでもあった。丹下健三も親しいので、当然そこら辺は共産主義思想を共有してるわけだ。
山: 共産主義思想が当時の最先端やったからか?
武: なんだろな、共産主義って。俺達の世代だと、すでにピンとこなくなってる。
山: なんでしょうな。世代と言うか、時代と言うか。
武: うん、ただね、ハッキリ言って20世紀の芸術を紐解くには、「共産主義思想の興奮」を理解しないといけないんだよなあ。
山: ははあ。そうやなあ。
武: ダダ、シュール、抽象そしてロシアアバンギャルドといった芸術運動、シケイロス、リベラ、ピカソ、ブレヒト安部公房、岡本太郎、山下菊二、丸木位里・俊、澁澤龍彦、大江健三郎、といった個人、、、みーんな、共産主義思想が関連してる。。。。
山: そこにある希望があったはずやな。
武: 今、なんで「共産主義思想と芸術」を語らないんだろう?
山: 必要がないから、とちゃうか?
武: わはは!
山: 太郎に戻るけどな、
武: はい。
山: 第五福竜丸があんなに小さく描かれているにもかかわらず反核がテーマ。というのは無理があり過ぎる気がするねん。
武: 「反」ではないよな。肯定してみて、じゃあどう乗り越えるか、みたいな、ね。
山: 「明日の神話」の副題が「広島、長崎」って書いてたような気がするが、違うかったっけ?
武: 広島、長崎ってあったっけ?
山: なんかどっかに書いてたような・・・
武: そうそう、広島と言えばね、例の丹下健三は広島平和公園を設計してる訳だ、でね、岡本太郎は平和公園の在り方をクソミソに批判してるんよ。
山: あーそうやったな。書いてたな。
(広島平和公園の参照リンク< http://yutaka901.web.infoseek.co.jp/page2ax01.html
>)
武: 拝んでみてイー気になるな、みたいな。平和公園行って、平和を願って、平和平和って拝んで、良いことした気になってみんな帰って行く、みたいな。そんな空間に、リアリティーは一切ない、みたいな。言葉にしづらいんだけど、太郎のその暴言にはある種の「真実」が見えるんだよな。
山: そうやね。わかります。
武: 太郎は常にそういう目線なんだよ。偽善を暴くっていうか。で、対にあるのは、丹下健三(笑)。最高傑作は、バブルの塔で有名な東京都庁、歴史に残る芸術はどちらだろうか?
山: 都庁って芸術なんか?
●太郎と縄文─現代縄文説?
武: うーん、なるほど。じゃあこんなんで切ってみよう。「太郎と縄文」。フランスに行って海外の圧倒的な芸術に打ちのめされる太郎がよりどころとしたのが、縄文文化だと言えるよね。でね、太郎は知ってたのかどうなのか、縄文土器や陶器って女性が作ってんだよね。
山: ほう。
武: で、それは作り手としてプロ化されてないんですよ。
山: というと?
武: 各家庭、集落の女性達が、思い思い、というか必要に迫られたのか、土器を作っていた。
山: なるほど。みんな作ってたんや。
武: 作品として誇示する訳でもなく、ただただ、生活に溶け込んだ生活用具や信仰道具だったワケだよ。あのつたない形体、そして、あの解放感。あれはみんな女性作。
山: 作ることがごく自然やったんやね。作品とかじゃないってことやな。
武: そう言う意識はなかっただろうな。
山: たとえば、生活にしても信仰にしてもおおまかな括りはあるとしても個人的なもんとちゃう? 個人でしかわかんない。
武: ただ、信仰としては全体感がある訳じゃん。生活だって、個人じゃ出来ないし。
山: うん。もちろん一人ではできへんけど。そやけど実際生活するのは他人がする訳やなし、信仰かって自分が祈らんとできへん。他人に変わってもらうことは基本的にはないでしょー。
武: おー、そだね。縄文土器ってのは極めて個人的に作ったのに、全体的なものでもあったわけか、みんなで使い回したろうし。
山: そうやね。なんかしらの共通な意識はあったんやろうな。
武: 弥生になると、突然、機能性が全面に出る。無駄なデザインは一切排除され、上手な人が上手に作るようになって行く。
山: うん。つまり代理や。
武: そだね。プロ化。
山: アミニズムって代理はあり得ん気がするんよ。
武: なるほど。
山: 団体的な宗教なら「あの人がそう言ってるからそうだ」、みたいなことはできるかも知らんけど、アミニズムは自分で感じてへんと何もないんとちゃうやろか?
武: あー、そだねー。自分で感じとらないとならない。ってことはマニュアル(教典)は通用しない。ってことは文字は必要ない。。。か。
山: 全ての人がわかっていた訳ではないかもしらんけど、少なくとも何かを感じることはちゃんとできたんとちゃうかな。それが、いつしか代わりにやってくれる人が出てきて考えなくてもいいことになってしまった。あるいは、ある特定の時期だけ感じてれば良い、とか。
武: そうかあ、ってことは「進化」ってのはプロ(代理)が細分化されていく過程って捉えることも出来るな。個人が感じることを失って。
山: 文明化、とも言えそうやね。
武: ところが、縄文に文明がなかったとは俺は到底思えないんだよ。「進化と合理と権威」が結びついて進むことを「文明」と呼ぶなら別だけどさ。
山: ふむ。
武: 各集落、或は各家庭で女性が気ままに土器をつくってたのが縄文。弥生になると土器作りが合理化されプロ化する。縄文人は弥生人に戦争で負けた訳だから、人を殺す方法を合理的に考えたのは弥生人だってことになる。
山: ふむ。
武: その為には富を備蓄する「所有」という概念がなくてはならない。いかに多くを所有するかというベクトルはどうしても権威を生む。権威と合理が結びついて加速してくことを、今の俺達は「進化」と呼んで喜んでる、と。
山: それはそうとも言えるかもね。で、縄文の文明とは?
武: 所有しない、権利がない、畏れは自然。土器の制作が象徴するように、全体的なのに、極めて個人。
山: なるほどな。
武: ひょっとしたら、まさに今とリンクするかも知れん。
山: おお。なるほど。重なる部分ありそうやね。現代縄文説!
●「明日の神話」はあなたが作る。
武: 縄文を呼び覚ました太郎の壁画が、共産主義を通り越して、今見つかった訳だ。
山: 共産主義って理想的なもんじゃなく、ただ通過するものやったんちゃう? そう考えると資本主義もそうとちゃうかな。
武: あー、えっと、つまり太郎は「舶来」の(共産主義)思想に定着したワケではないってことよ。だから、「今さら太郎」なんじゃなくて、ひょっとしたら、「今こそ太郎」なんかも。
山: そうやね。今さらジローは小柳ルミ子やけどね。
武: ・・・。救いを縄文に見出したんだよね。欧米史観、欧米主導を、縄文文化だけで覆せるというようなことを言ってる。また、極端だけど(笑
山: はたして縄文的思考は今の時代に蘇るのか?
武: ロハス(笑
山: ってなに?
武: うーん、俺もよくはしらんが、なんか、エアコンやめて、無農薬野菜食べて、現代のスピードに併せるんじゃなくてゆっくり過ごすの。スローライフ、エコ、アロマ、ピース、みたいなのが混ざった感じなのかな?
山: へ〜。知らんかった。
武: っつーかね、セレブな人達が、そんなライフスタイルをステータスとしてる訳よ。で、ビンボー人も「なんかそれってオサレ」みたいに追随してんの。
山: って優雅やでそりゃ。トウキョウの夜は暑いでー。
武: わはは、まあ、ホームレスもある意味ロハスだけどね。窓開けて、エアコン切って、キャンドル灯して、アロマかぎなさい。
山: それは是非田舎でやりたいな。ほんと、空気が違うからね〜。
武: って、太郎の話ですよ! 縄文! 実際の縄文はそんな優雅じゃないだろうなあ。
山: あ、そう? いや、考え様によっちゃ優雅やで。
武: あんな面白い土器作ってるけど、生死がいつも隣り合わせだろう。
山: でもほんとは今だってそうやろ。そりゃ獣は出ーへんけど。
武: でも、死が隠蔽されてる。
山: あー、今の時代は死が商品になってるよな。最近引っ越したんやけどね、前の家の前に葬儀場ができて。で、引っ越し当日そのオープニングイベントがあって中村玉緒の声を聞きながら引っ越し作業。ある意味、死の肯定。次の日はアグネスチャン。前の日は由美かおる。
武: はははははは!!!
山: テレビ等豪華商品が抽選で当たる! ときたもんだ。葬儀場やで? 死ぬまでテレビでも見とけってか?
武: いやー!!! まいった。
山: まいりますがな。まったく。
武: 現代社会で、ものごとを肯定する方法は「商品」でしかあり得ない、ってことなんだなあ。
山: そこにしか反応できへんのやろね。
武: まあ、肯定なんだから、解釈の仕方によっちゃあ良いんかも知れんが、けど、なんか直観が「違う!!!!」って叫ぶよ。
山: そやから、縄文人が自分の手で土器作ったりしてるのは、優雅とは言えずとも理に適ったこととちゃうやろか。つまり太郎が言わんとしているのは「自分でやれ」と。
武: おーーーっ! 己の身体で確かめろ、と。
山: そういうことやろ。てめえで背負えと。そしたら「カレーライスぐらい食わせてやる」(by岡本太郎)、と。人にやってもらおうとするな、ってことかな。代理はいらん。
武: 一番難しいことだよね。
山: そうやね。でもこれからはもっとそうなるんちゃうかなあ。ある部分。
武: 縄文時代とは形は変わるだろうけど、ね。
山: でもそれって一生仕事があって楽しいかもしらんで。すくなくとも定年になったから終わり、とかはない。
武: そだのー! 楽しいし苦しいし、両方だね。
山: 来るべき未来に向かって、まずおまえがやれ、おまえが神話だ。それが「明日の神話」。
武: あー、いいオチだー。パチパチパチ!
山: 最期に故・岡本敏子さんの言葉を借りとこ。
「『明日の神話』は原爆の炸裂する瞬間を描いた、岡本太郎の最大、最高の傑作である。猛烈な破壊力を持つ凶悪なきのこ雲はむくむくと増殖し、その下で骸骨が燃えあがっている。悲惨な残酷な瞬間。逃げまどう無辜の生きものたち。虫も魚も動物も、わらわらと画面の外に逃げ出そうと、健気に力をふりしぼっている。第五福竜丸は何も知らずに、死の灰を浴びながら鮪を引っ張っている。中心に燃えあがる骸骨の背後にも、シルエットになって、亡者の行列が小さな炎を噴きあげながら無限に続いてゆく。その上に更に襲いかかる凶々しい黒い雲。悲劇の世界だ。だがこれはいわゆる原爆図のように、ただ惨めな、酷い、被害者の絵ではない。燃えあがる骸骨の、何という美しさ、高貴さ。巨大画面を圧してひろがる炎の舞の、優美さとさえ言いたくなる鮮烈な赤。にょきにょき増殖してゆくきのこ雲も、末端の方は生まれたばかりの赤ちゃんだから、無邪気な顔で、びっくりしたように下界を見つめている。外に向かって激しく放射する構図。強烈な原色。画面全体が哄笑している。悲劇に負けていない。あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。タイトル『明日の神話』は象徴的だ。その瞬間は、死と、破壊と、不毛だけをまき散らしたのではない。残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間、誇らかに『明日の神話』が生まれるのだ。岡本太郎はそう信じた。この絵は彼の痛切なメッセージだ。絵でなければ表現できない、伝えられない、純一・透明な叫びだ。この純粋さ。リリカルと言いたいほど切々と激しい。二十一世紀は行方の見えない不安定な時代だ。テロ、報復、果てしない殺戮、核拡散、ウィルスは不気味にひろがり、地球は回復不能な破滅の道につき進んでるように見える。こういう時代に、この絵が発するメッセージは強く、鋭い。負けないぞ。絵全体が高らかに哄笑し、誇り高く炸裂している。」
●壁画「明日の神話」< http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/
>
期間:8月31日(木)まで(雨天・強風時は中止の場合があります。入場制限をする場合があります)
時間:11:00〜19:00
料金:無料
場所:日テレプラザ ゼロスタ広場
●岡本太郎記念館 < http://www.taro-okamoto.or.jp/
>
修復プロセスを追体験 再生への道
期間:10月15日(日)まで 火曜休館(祝日の場合は開館)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
料金:一般600円、小学生300円
●岡本太郎美術館 < http://www.taromuseum.jp/
>
壁画誕生の軌跡をたどる 完成への道
期間:10月3日(火)まで 月曜休館(9月18日を除く)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
料金:一般900円、高大学生700円、中学生以下65歳以上無料
【武 盾一郎】(たけ じゅんいちろう)take_junichiro@mac.com 画家
・新宿西口地下道段ボールハウス絵画集
< http://cardboard-house-painting.jp/
>
・夢のまほろばユマノ国
< http://www.uma-kingdom.com/
>
【山根康弘】(やまね やすひろ)ymn_yshr@ybb.ne.jp
阪神タイガース信者兼画家
・交換素描
< http://swamp-publication.com/drawing/
>
・SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/
>
(終わりに)
武: 山根的に言い切った感はある?
山: ない。なんか太郎の話にならんところが、ひょっとして太郎のすごいとこか?
武: わはは! 言えてる。
山: どないしょ?
武: そこも含めて迷走ぶりと矛盾をそのまま柴田さんにぶつけるのじゃ!!
山: こわ・・・
武: 対極主義じゃなくて怠慢主義。
山: 太郎が聞いたら激怒。
武: カレー喰わしてくれないかなあ。。。
山: 無理やな、掃除とかさせられるで。
武: っつーかこういう余談も入って来た方がいいんだよな、太郎の場合。。。美術館で沢山メモったのにほとんど無意味と化す。。。
山: そうやねんなー、まだ話すこといっぱいある気もするけど、これはこれとした方がええんか?
武: 多分、太郎は自分の作品を観て、こういう談義をして欲しかった人なんかも知れんし。芸術がどーのとか、画法がどーのじゃなくて。
山: 死んでも「拒絶」。
武: わははは! もう、降参。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
アレクサンダー・ゲルマン展 ニューヨーク・コネクション
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
>
───────────────────────────────────
会期:8月4日(金)〜8月28日(月)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
アレクサンダー・ゲルマンは、2001年にはニューヨーク近代美術館が選ぶ「あらゆるメディアにおいて、世界で最も影響力のある現代のアーティスト」の一人に選出されている。本展はゲルマンの初めての大規模な回顧展となる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
JAGDA ポスター展 Water for Life.
< http://www.seian.ac.jp/event/artsite/00121.html
>
───────────────────────────────────
日時:7月31日(月)〜8月6日(日)12:00〜18:00
会場:成安造形大学ギャラリー アートサイト(滋賀県大津市仰木の里東4-3-1)
入場料:無料
問合せ:成安造形大学 芸術文化交流センター TEL.077-574-2118
主催:社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
「水とともに生きる人類の未来」水は地球に存在するすべての生物にとって、かけがえのない命の源です。四方を海に囲まれた日本では、降水量の多い湿潤な気候とも相まって、豊かな水源に恵まれてきました。しかし近年の環境問題、温暖化や異常気象によって引き起こされる大洪水などの被害は世界中で深刻化し「水」をめぐる状況は新たなる危機を迎えています。こうした「命のための水」を様々な視野や視点から、国際言語であるグラフィックデザインによって伸びやかにポスターに表現しました。展示総数は約60点。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
ポスト・デジグラフィ
< http://www.syabi.com/details/digigraphy.html
>
───────────────────────────────────
会期:8月12日(土)〜10月15日(日)10:00〜18:00 木金20時 月休
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス TEL.03-3280-0099)
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上300円
内容:日本のCGの歴史的作品を含む写真的リアリティ作品、リアルを超えた現代作品や体験型作品という3つの切り口で展示を行なう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■オンラインイベント案内
デジタル・ショー
< http://www.digitalshow.co.uk/
>
───────────────────────────────────
英国リバプールで行なわれる、2年に一度のアートの祭典、リバプール・バイエニアル(The Liverpool Biennial Festival of Contemporary Art)が今年もやってきます。『デジタル・ショー』は、バイエニアルのインディペンデント部門の一環として、インターネット上で開催されるインターナショナル・デジタルアートの展覧会です。
『デジタル・ショー』は、リバプール総合アート情報サイト「アート・イン・リバプール」による新プロジェクト。ハイクオリティーなデジタルアートをウェブ上で紹介することを目的としています。今回の第一回は2006年リバプール・バイエニアルの一環として行われますが、今後も継続して開催し、すべてのショーはアーカイブとして残されます。
開催期間:2006年9月16日〜11月26日
テーマ:「FUN」
応募締切:2006年8月31日
アーティストの国籍、活動拠点を問いません。世界中からの楽しい作品の応募を歓迎します。この展覧会で募集する「デジタルアート」の定義ですが、100%或いは創作プロセスのほとんどをコンピュータのソフトウェア(Photoshop Illustrator、Painter、Flash、3ds Max、Maya、Bryceなど)を使用して作られた「静止画」とします。アニメーション、ビデオ、写真は対象外です。ただし、制作の過程でこれらの要素が関わる場合はこの限りではありません。
この展覧会では、ソフトウェアツール、フィルターなどの知識を競うものではなく、アート作品としてエキサイティングで面白いペインティング又はドローイングが求められています。新作または比較的最近の作品をエントリーしてください。この展覧会は、コンテストではありません。賞金、ギャラなどは発生しません。応募された作品のなかからセレクトした200点をウェブサイト上にて展示いたします。
このイベントは、Art In Liverpool ウェブサイト、バイエニアル・ウェブサイトおよびプログラム、そして他の関連するウェブサイトなどでプロモーションされます。
作品のエントリーについてなど詳細は、サイトの Japanese Version HERE(Word doc)をクリックしてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■サイト案内
Creator's Table Vol.4(富士ゼロックス株式会社+日刊デジクリ)
デザイナーが本当に聞きたい「Webの話」を音声と映像で配信
< https://bn.dgcr.com/
>
───────────────────────────────────
4月28日に開催した、富士ゼロックス株式会社+デジタルクリエイターズ「Creator's Table Vol.4 デザイナーが本当に聞きたい『Webの話』」のうち、リクエストの多かった「UI(ユーザインターフェイス)の復権 〜命短し、恋せよWeb屋〜/三井英樹氏」を音声と映像で配信いたします。
受信方法はブログをご覧ください。
<以下4月10日の案内記事より抜粋>
様々なWeb技術が移り変わる中、おそらく2006年は何かしら大きな波が来るような気がしています。今まで特異な環境でのみ可能だったことが、普通に、様々な環境で実現できるようになり、そろそろ技術がこなれて来たように見えるからです。技術差がなくなっていく時代は、作り手の創意工夫によって出来上がりに差がつく時代だと考えます。そして作り手の創意工夫は、アイデアのレベルを超え、作る体制という組織的なものにまで及ぶでしょう。そんな中で、Web屋が3年先を見据えて今何をすべきなのか。ご一緒に考えられたらと思い、お話させていただきます。キーワードは、「UI」と「情熱」です。結局「浪花節」になってしまうかも、しれませんが、「今」感じていることの情報交換ができれば幸いです。
【みつい・ひでき】1963年大阪生まれ。日本DEC、日本総合研究所を経て1998年野村総合研究所入社。個別の案件にかかわるよりは、研究開発的な業務に就く。基本的には、Webサイト構築の現場に必要な技術的人的問題点の解決がテーマ。WebサイトをXMLで視覚化する「Ridual」、より直感的なユーザー・インターフェースの普及を目指す「RIAコンソーシアム」等で活動中。Webサイトとして、深く大きくかかわったのは、Visaモール(Phase1)とJAL(Flash版:簡単窓口モード/クイックモード)。もの書き的活動は、育児日記「ミルクエイジ」や、メルマガ「日刊デジタルクリエイターズ」に連載を持つなど。
この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-2
武 盾一郎&山根康弘
───────────────────────────────────
●岡本太郎VS丹下健三
武: 丹下健三と対照的なんだよな。
< http://www.ktaweb.com/
>
山: 仲いいんだか悪いんだか。
武: 「太陽の塔」は丹下の建築物をぶち抜いて建てたって言われてるよね。丹下設計は地下のマグマを抑えつけるモダニズムの象徴なんだよ。でさ、20世紀の優れた芸術家は殆どすべて共産主義思想を通ってる。
山: やっぱりそこを通らんとあかんかったんかな。
武: 太郎は革命家兼画家のシケイロスの影響をとても強く受けているし。「明日の神話」のパトロン、スワレスはシケイロス、リベラなどのパトロンでもあった。丹下健三も親しいので、当然そこら辺は共産主義思想を共有してるわけだ。
山: 共産主義思想が当時の最先端やったからか?
武: なんだろな、共産主義って。俺達の世代だと、すでにピンとこなくなってる。
山: なんでしょうな。世代と言うか、時代と言うか。
武: うん、ただね、ハッキリ言って20世紀の芸術を紐解くには、「共産主義思想の興奮」を理解しないといけないんだよなあ。
山: ははあ。そうやなあ。
武: ダダ、シュール、抽象そしてロシアアバンギャルドといった芸術運動、シケイロス、リベラ、ピカソ、ブレヒト安部公房、岡本太郎、山下菊二、丸木位里・俊、澁澤龍彦、大江健三郎、といった個人、、、みーんな、共産主義思想が関連してる。。。。
山: そこにある希望があったはずやな。
武: 今、なんで「共産主義思想と芸術」を語らないんだろう?
山: 必要がないから、とちゃうか?
武: わはは!
山: 太郎に戻るけどな、
武: はい。
山: 第五福竜丸があんなに小さく描かれているにもかかわらず反核がテーマ。というのは無理があり過ぎる気がするねん。
武: 「反」ではないよな。肯定してみて、じゃあどう乗り越えるか、みたいな、ね。
山: 「明日の神話」の副題が「広島、長崎」って書いてたような気がするが、違うかったっけ?
武: 広島、長崎ってあったっけ?
山: なんかどっかに書いてたような・・・
武: そうそう、広島と言えばね、例の丹下健三は広島平和公園を設計してる訳だ、でね、岡本太郎は平和公園の在り方をクソミソに批判してるんよ。
山: あーそうやったな。書いてたな。
(広島平和公園の参照リンク< http://yutaka901.web.infoseek.co.jp/page2ax01.html
>)
武: 拝んでみてイー気になるな、みたいな。平和公園行って、平和を願って、平和平和って拝んで、良いことした気になってみんな帰って行く、みたいな。そんな空間に、リアリティーは一切ない、みたいな。言葉にしづらいんだけど、太郎のその暴言にはある種の「真実」が見えるんだよな。
山: そうやね。わかります。
武: 太郎は常にそういう目線なんだよ。偽善を暴くっていうか。で、対にあるのは、丹下健三(笑)。最高傑作は、バブルの塔で有名な東京都庁、歴史に残る芸術はどちらだろうか?
山: 都庁って芸術なんか?
●太郎と縄文─現代縄文説?
武: うーん、なるほど。じゃあこんなんで切ってみよう。「太郎と縄文」。フランスに行って海外の圧倒的な芸術に打ちのめされる太郎がよりどころとしたのが、縄文文化だと言えるよね。でね、太郎は知ってたのかどうなのか、縄文土器や陶器って女性が作ってんだよね。
山: ほう。
武: で、それは作り手としてプロ化されてないんですよ。
山: というと?
武: 各家庭、集落の女性達が、思い思い、というか必要に迫られたのか、土器を作っていた。
山: なるほど。みんな作ってたんや。
武: 作品として誇示する訳でもなく、ただただ、生活に溶け込んだ生活用具や信仰道具だったワケだよ。あのつたない形体、そして、あの解放感。あれはみんな女性作。
山: 作ることがごく自然やったんやね。作品とかじゃないってことやな。
武: そう言う意識はなかっただろうな。
山: たとえば、生活にしても信仰にしてもおおまかな括りはあるとしても個人的なもんとちゃう? 個人でしかわかんない。
武: ただ、信仰としては全体感がある訳じゃん。生活だって、個人じゃ出来ないし。
山: うん。もちろん一人ではできへんけど。そやけど実際生活するのは他人がする訳やなし、信仰かって自分が祈らんとできへん。他人に変わってもらうことは基本的にはないでしょー。
武: おー、そだね。縄文土器ってのは極めて個人的に作ったのに、全体的なものでもあったわけか、みんなで使い回したろうし。
山: そうやね。なんかしらの共通な意識はあったんやろうな。
武: 弥生になると、突然、機能性が全面に出る。無駄なデザインは一切排除され、上手な人が上手に作るようになって行く。
山: うん。つまり代理や。
武: そだね。プロ化。
山: アミニズムって代理はあり得ん気がするんよ。
武: なるほど。
山: 団体的な宗教なら「あの人がそう言ってるからそうだ」、みたいなことはできるかも知らんけど、アミニズムは自分で感じてへんと何もないんとちゃうやろか?
武: あー、そだねー。自分で感じとらないとならない。ってことはマニュアル(教典)は通用しない。ってことは文字は必要ない。。。か。
山: 全ての人がわかっていた訳ではないかもしらんけど、少なくとも何かを感じることはちゃんとできたんとちゃうかな。それが、いつしか代わりにやってくれる人が出てきて考えなくてもいいことになってしまった。あるいは、ある特定の時期だけ感じてれば良い、とか。
武: そうかあ、ってことは「進化」ってのはプロ(代理)が細分化されていく過程って捉えることも出来るな。個人が感じることを失って。
山: 文明化、とも言えそうやね。
武: ところが、縄文に文明がなかったとは俺は到底思えないんだよ。「進化と合理と権威」が結びついて進むことを「文明」と呼ぶなら別だけどさ。
山: ふむ。
武: 各集落、或は各家庭で女性が気ままに土器をつくってたのが縄文。弥生になると土器作りが合理化されプロ化する。縄文人は弥生人に戦争で負けた訳だから、人を殺す方法を合理的に考えたのは弥生人だってことになる。
山: ふむ。
武: その為には富を備蓄する「所有」という概念がなくてはならない。いかに多くを所有するかというベクトルはどうしても権威を生む。権威と合理が結びついて加速してくことを、今の俺達は「進化」と呼んで喜んでる、と。
山: それはそうとも言えるかもね。で、縄文の文明とは?
武: 所有しない、権利がない、畏れは自然。土器の制作が象徴するように、全体的なのに、極めて個人。
山: なるほどな。
武: ひょっとしたら、まさに今とリンクするかも知れん。
山: おお。なるほど。重なる部分ありそうやね。現代縄文説!
●「明日の神話」はあなたが作る。
武: 縄文を呼び覚ました太郎の壁画が、共産主義を通り越して、今見つかった訳だ。
山: 共産主義って理想的なもんじゃなく、ただ通過するものやったんちゃう? そう考えると資本主義もそうとちゃうかな。
武: あー、えっと、つまり太郎は「舶来」の(共産主義)思想に定着したワケではないってことよ。だから、「今さら太郎」なんじゃなくて、ひょっとしたら、「今こそ太郎」なんかも。
山: そうやね。今さらジローは小柳ルミ子やけどね。
武: ・・・。救いを縄文に見出したんだよね。欧米史観、欧米主導を、縄文文化だけで覆せるというようなことを言ってる。また、極端だけど(笑
山: はたして縄文的思考は今の時代に蘇るのか?
武: ロハス(笑
山: ってなに?
武: うーん、俺もよくはしらんが、なんか、エアコンやめて、無農薬野菜食べて、現代のスピードに併せるんじゃなくてゆっくり過ごすの。スローライフ、エコ、アロマ、ピース、みたいなのが混ざった感じなのかな?
山: へ〜。知らんかった。
武: っつーかね、セレブな人達が、そんなライフスタイルをステータスとしてる訳よ。で、ビンボー人も「なんかそれってオサレ」みたいに追随してんの。
山: って優雅やでそりゃ。トウキョウの夜は暑いでー。
武: わはは、まあ、ホームレスもある意味ロハスだけどね。窓開けて、エアコン切って、キャンドル灯して、アロマかぎなさい。
山: それは是非田舎でやりたいな。ほんと、空気が違うからね〜。
武: って、太郎の話ですよ! 縄文! 実際の縄文はそんな優雅じゃないだろうなあ。
山: あ、そう? いや、考え様によっちゃ優雅やで。
武: あんな面白い土器作ってるけど、生死がいつも隣り合わせだろう。
山: でもほんとは今だってそうやろ。そりゃ獣は出ーへんけど。
武: でも、死が隠蔽されてる。
山: あー、今の時代は死が商品になってるよな。最近引っ越したんやけどね、前の家の前に葬儀場ができて。で、引っ越し当日そのオープニングイベントがあって中村玉緒の声を聞きながら引っ越し作業。ある意味、死の肯定。次の日はアグネスチャン。前の日は由美かおる。
武: はははははは!!!
山: テレビ等豪華商品が抽選で当たる! ときたもんだ。葬儀場やで? 死ぬまでテレビでも見とけってか?
武: いやー!!! まいった。
山: まいりますがな。まったく。
武: 現代社会で、ものごとを肯定する方法は「商品」でしかあり得ない、ってことなんだなあ。
山: そこにしか反応できへんのやろね。
武: まあ、肯定なんだから、解釈の仕方によっちゃあ良いんかも知れんが、けど、なんか直観が「違う!!!!」って叫ぶよ。
山: そやから、縄文人が自分の手で土器作ったりしてるのは、優雅とは言えずとも理に適ったこととちゃうやろか。つまり太郎が言わんとしているのは「自分でやれ」と。
武: おーーーっ! 己の身体で確かめろ、と。
山: そういうことやろ。てめえで背負えと。そしたら「カレーライスぐらい食わせてやる」(by岡本太郎)、と。人にやってもらおうとするな、ってことかな。代理はいらん。
武: 一番難しいことだよね。
山: そうやね。でもこれからはもっとそうなるんちゃうかなあ。ある部分。
武: 縄文時代とは形は変わるだろうけど、ね。
山: でもそれって一生仕事があって楽しいかもしらんで。すくなくとも定年になったから終わり、とかはない。
武: そだのー! 楽しいし苦しいし、両方だね。
山: 来るべき未来に向かって、まずおまえがやれ、おまえが神話だ。それが「明日の神話」。
武: あー、いいオチだー。パチパチパチ!
山: 最期に故・岡本敏子さんの言葉を借りとこ。
「『明日の神話』は原爆の炸裂する瞬間を描いた、岡本太郎の最大、最高の傑作である。猛烈な破壊力を持つ凶悪なきのこ雲はむくむくと増殖し、その下で骸骨が燃えあがっている。悲惨な残酷な瞬間。逃げまどう無辜の生きものたち。虫も魚も動物も、わらわらと画面の外に逃げ出そうと、健気に力をふりしぼっている。第五福竜丸は何も知らずに、死の灰を浴びながら鮪を引っ張っている。中心に燃えあがる骸骨の背後にも、シルエットになって、亡者の行列が小さな炎を噴きあげながら無限に続いてゆく。その上に更に襲いかかる凶々しい黒い雲。悲劇の世界だ。だがこれはいわゆる原爆図のように、ただ惨めな、酷い、被害者の絵ではない。燃えあがる骸骨の、何という美しさ、高貴さ。巨大画面を圧してひろがる炎の舞の、優美さとさえ言いたくなる鮮烈な赤。にょきにょき増殖してゆくきのこ雲も、末端の方は生まれたばかりの赤ちゃんだから、無邪気な顔で、びっくりしたように下界を見つめている。外に向かって激しく放射する構図。強烈な原色。画面全体が哄笑している。悲劇に負けていない。あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。タイトル『明日の神話』は象徴的だ。その瞬間は、死と、破壊と、不毛だけをまき散らしたのではない。残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間、誇らかに『明日の神話』が生まれるのだ。岡本太郎はそう信じた。この絵は彼の痛切なメッセージだ。絵でなければ表現できない、伝えられない、純一・透明な叫びだ。この純粋さ。リリカルと言いたいほど切々と激しい。二十一世紀は行方の見えない不安定な時代だ。テロ、報復、果てしない殺戮、核拡散、ウィルスは不気味にひろがり、地球は回復不能な破滅の道につき進んでるように見える。こういう時代に、この絵が発するメッセージは強く、鋭い。負けないぞ。絵全体が高らかに哄笑し、誇り高く炸裂している。」
●壁画「明日の神話」< http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/
>
期間:8月31日(木)まで(雨天・強風時は中止の場合があります。入場制限をする場合があります)
時間:11:00〜19:00
料金:無料
場所:日テレプラザ ゼロスタ広場
●岡本太郎記念館 < http://www.taro-okamoto.or.jp/
>
修復プロセスを追体験 再生への道
期間:10月15日(日)まで 火曜休館(祝日の場合は開館)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
料金:一般600円、小学生300円
●岡本太郎美術館 < http://www.taromuseum.jp/
>
壁画誕生の軌跡をたどる 完成への道
期間:10月3日(火)まで 月曜休館(9月18日を除く)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
料金:一般900円、高大学生700円、中学生以下65歳以上無料
【武 盾一郎】(たけ じゅんいちろう)take_junichiro@mac.com 画家
・新宿西口地下道段ボールハウス絵画集
< http://cardboard-house-painting.jp/
>
・夢のまほろばユマノ国
< http://www.uma-kingdom.com/
>
【山根康弘】(やまね やすひろ)ymn_yshr@ybb.ne.jp
阪神タイガース信者兼画家
・交換素描
< http://swamp-publication.com/drawing/
>
・SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/
>
(終わりに)
武: 山根的に言い切った感はある?
山: ない。なんか太郎の話にならんところが、ひょっとして太郎のすごいとこか?
武: わはは! 言えてる。
山: どないしょ?
武: そこも含めて迷走ぶりと矛盾をそのまま柴田さんにぶつけるのじゃ!!
山: こわ・・・
武: 対極主義じゃなくて怠慢主義。
山: 太郎が聞いたら激怒。
武: カレー喰わしてくれないかなあ。。。
山: 無理やな、掃除とかさせられるで。
武: っつーかこういう余談も入って来た方がいいんだよな、太郎の場合。。。美術館で沢山メモったのにほとんど無意味と化す。。。
山: そうやねんなー、まだ話すこといっぱいある気もするけど、これはこれとした方がええんか?
武: 多分、太郎は自分の作品を観て、こういう談義をして欲しかった人なんかも知れんし。芸術がどーのとか、画法がどーのじゃなくて。
山: 死んでも「拒絶」。
武: わははは! もう、降参。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
アレクサンダー・ゲルマン展 ニューヨーク・コネクション
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
>
───────────────────────────────────
会期:8月4日(金)〜8月28日(月)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
アレクサンダー・ゲルマンは、2001年にはニューヨーク近代美術館が選ぶ「あらゆるメディアにおいて、世界で最も影響力のある現代のアーティスト」の一人に選出されている。本展はゲルマンの初めての大規模な回顧展となる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
JAGDA ポスター展 Water for Life.
< http://www.seian.ac.jp/event/artsite/00121.html
>
───────────────────────────────────
日時:7月31日(月)〜8月6日(日)12:00〜18:00
会場:成安造形大学ギャラリー アートサイト(滋賀県大津市仰木の里東4-3-1)
入場料:無料
問合せ:成安造形大学 芸術文化交流センター TEL.077-574-2118
主催:社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
「水とともに生きる人類の未来」水は地球に存在するすべての生物にとって、かけがえのない命の源です。四方を海に囲まれた日本では、降水量の多い湿潤な気候とも相まって、豊かな水源に恵まれてきました。しかし近年の環境問題、温暖化や異常気象によって引き起こされる大洪水などの被害は世界中で深刻化し「水」をめぐる状況は新たなる危機を迎えています。こうした「命のための水」を様々な視野や視点から、国際言語であるグラフィックデザインによって伸びやかにポスターに表現しました。展示総数は約60点。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
ポスト・デジグラフィ
< http://www.syabi.com/details/digigraphy.html
>
───────────────────────────────────
会期:8月12日(土)〜10月15日(日)10:00〜18:00 木金20時 月休
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス TEL.03-3280-0099)
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上300円
内容:日本のCGの歴史的作品を含む写真的リアリティ作品、リアルを超えた現代作品や体験型作品という3つの切り口で展示を行なう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■オンラインイベント案内
デジタル・ショー
< http://www.digitalshow.co.uk/
>
───────────────────────────────────
英国リバプールで行なわれる、2年に一度のアートの祭典、リバプール・バイエニアル(The Liverpool Biennial Festival of Contemporary Art)が今年もやってきます。『デジタル・ショー』は、バイエニアルのインディペンデント部門の一環として、インターネット上で開催されるインターナショナル・デジタルアートの展覧会です。
『デジタル・ショー』は、リバプール総合アート情報サイト「アート・イン・リバプール」による新プロジェクト。ハイクオリティーなデジタルアートをウェブ上で紹介することを目的としています。今回の第一回は2006年リバプール・バイエニアルの一環として行われますが、今後も継続して開催し、すべてのショーはアーカイブとして残されます。
開催期間:2006年9月16日〜11月26日
テーマ:「FUN」
応募締切:2006年8月31日
アーティストの国籍、活動拠点を問いません。世界中からの楽しい作品の応募を歓迎します。この展覧会で募集する「デジタルアート」の定義ですが、100%或いは創作プロセスのほとんどをコンピュータのソフトウェア(Photoshop Illustrator、Painter、Flash、3ds Max、Maya、Bryceなど)を使用して作られた「静止画」とします。アニメーション、ビデオ、写真は対象外です。ただし、制作の過程でこれらの要素が関わる場合はこの限りではありません。
この展覧会では、ソフトウェアツール、フィルターなどの知識を競うものではなく、アート作品としてエキサイティングで面白いペインティング又はドローイングが求められています。新作または比較的最近の作品をエントリーしてください。この展覧会は、コンテストではありません。賞金、ギャラなどは発生しません。応募された作品のなかからセレクトした200点をウェブサイト上にて展示いたします。
このイベントは、Art In Liverpool ウェブサイト、バイエニアル・ウェブサイトおよびプログラム、そして他の関連するウェブサイトなどでプロモーションされます。
作品のエントリーについてなど詳細は、サイトの Japanese Version HERE(Word doc)をクリックしてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■サイト案内
Creator's Table Vol.4(富士ゼロックス株式会社+日刊デジクリ)
デザイナーが本当に聞きたい「Webの話」を音声と映像で配信
< https://bn.dgcr.com/
>
───────────────────────────────────
4月28日に開催した、富士ゼロックス株式会社+デジタルクリエイターズ「Creator's Table Vol.4 デザイナーが本当に聞きたい『Webの話』」のうち、リクエストの多かった「UI(ユーザインターフェイス)の復権 〜命短し、恋せよWeb屋〜/三井英樹氏」を音声と映像で配信いたします。
受信方法はブログをご覧ください。
<以下4月10日の案内記事より抜粋>
様々なWeb技術が移り変わる中、おそらく2006年は何かしら大きな波が来るような気がしています。今まで特異な環境でのみ可能だったことが、普通に、様々な環境で実現できるようになり、そろそろ技術がこなれて来たように見えるからです。技術差がなくなっていく時代は、作り手の創意工夫によって出来上がりに差がつく時代だと考えます。そして作り手の創意工夫は、アイデアのレベルを超え、作る体制という組織的なものにまで及ぶでしょう。そんな中で、Web屋が3年先を見据えて今何をすべきなのか。ご一緒に考えられたらと思い、お話させていただきます。キーワードは、「UI」と「情熱」です。結局「浪花節」になってしまうかも、しれませんが、「今」感じていることの情報交換ができれば幸いです。
【みつい・ひでき】1963年大阪生まれ。日本DEC、日本総合研究所を経て1998年野村総合研究所入社。個別の案件にかかわるよりは、研究開発的な業務に就く。基本的には、Webサイト構築の現場に必要な技術的人的問題点の解決がテーマ。WebサイトをXMLで視覚化する「Ridual」、より直感的なユーザー・インターフェースの普及を目指す「RIAコンソーシアム」等で活動中。Webサイトとして、深く大きくかかわったのは、Visaモール(Phase1)とJAL(Flash版:簡単窓口モード/クイックモード)。もの書き的活動は、育児日記「ミルクエイジ」や、メルマガ「日刊デジタルクリエイターズ」に連載を持つなど。