[2099] Wiiで筋肉痛になりました

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<Wiiで……しばらく寝込んでしまった>

■KNNエンパワーメントコラム
 Wiiで筋肉痛になりました
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[109]Illustrator CS2編
 テキストに交互に色をつけてエリアテキストに流し込む
 古籏一浩

■展覧会案内
 芳賀日出男・長野重一写真展「失われつつある日本人の記憶」
 『週刊サンニュース』の時代 -報道写真と「名取学校」-
 横木安良夫写真展「TEACH YOUR CHILDREN」
 所幸則写真展「天使に至る系譜」

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■KNNエンパワーメントコラム
Wiiで筋肉痛になりました

神田敏晶
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KNN神田です。

12月2日、任天堂のWiiをヤフーオークションで購入した。

オークションで37,500円だった(送料を入れて38,500円)。徹夜で並んでいただいた方に、13,500円のお手当てって感じ。8時間並んだとして時給は1,687円となる。寒い冬の深夜仕事なのでそれくらいは必要なのかも。しかも、せっかくの週末なのにご苦労様。

いや、何かがおかしい。こうやって工業製品を手に入れるなんて、絶対に何かがおかしい。戦後の闇市のビジネスモデルが、希少製品には適用されているのかも……。本当に欲しがっている子供の、クリスマスプレゼントにならない「おもちゃ」の販売方法に疑問を抱く。

しかし、月曜日からは、BarTubeでWiiでみんなで遊べると思うと、この購入方法も絶対に手に入れたい人には必要だろう。

さて、Wiiを早速接続してみて感じたことが、ユーザー・インタフェースの秀逸さである。つまり、とてもやさしいインタフェースに仕上がっている。

ソニーのPS3は、リアリティのある3Dを追求するが、任天堂のWiiは非常にプリミティブな球体のちゃちな3Dである。しかし、リモコンを通じて機敏に動作させるには、それくらいでも、十分だと感じた。むしろ、かわいささえ感じる。Wiiの追加リモコンパックにはMii(Me)という自分のアバターをつくることもできる。

リモコン操作にあまり期待していなかったが、「Wiiスポーツ」を体験するとそのセンサーの対応のよさに驚く。ボクのお気に入りは「テニス」だ。リモコンがブルルと震えるあたりもすごくいい。

もっとテニスにフォーカスした打感のあるラケットや、トップスピンやスライスが打てる摩擦感があるリモコンが欲しくなった。

「ボクシング」も夢中になる。……というか、かなり激しいスポーツとなっている。Wiiリモコンにヌンチャクコントローラーをつけると、両手にリモコンがある感じとなる。リモコンにリモコンをコードで接続するので、ヌンチャクのようになるのだ。ボクシングをやるには、ヌンチャクリモコンのコードが、もう少し長くないと大人で手の長い人にはちょっと大変かも(大きくフックを打とうとするとコードが短くてやりにくい)。

かなり運動量が激しく、酒を飲みながらやるとだんだん気分が悪くなって、しばらく寝込んでしまった。そして、今日は朝から肩から腕にかけてひどい筋肉痛……。ビデオゲームで筋肉痛だなんて、はじめての経験だ。

家の中に、テニスコートやボクシングスタジオ、ボーリング場がやってきたという感覚に近い。Wiiによって、家にこもったままの人の運動量は、がぜん増えてくるのではないだろうか?

テニスにボクシングも、ボーリングもかなりリアリティがあるのに驚いた。むしろ、キックボクシング用に両足首にまきつけるためのコントローラーや、ヘッドギアやいろんなリモコンデバイスが発売されるのかもしれない。

このあたりは、任天堂やアップルを見習い、すべてデバイスを自社で独占するのではなく、技術仕様をデベロッパーに公開して、ユニークなデバイス登場を喚起すべきだろう。

また、このジェスチャーによるコントロールは、テレビにも適用されると便利かもしれない。テレビのリモコンにもクリックボタンやセンサーがあると、チャンネルをふってまわすなどの芸当ができるだろう。

そうすると、任天堂のシェアはWiiだけにとどまらず、HDDレコーダーや各種ホームエンターテインメントのハブの部分のコアインタフェースになれるチャンスがある。

つまり、ホームエンターテインメントの規格としてWiiのAPIを公開していくとう手法も考えられる。アップル、ソニー、マイクロソフトが狙うけど何もできていない、テレビとのエンターテインメントに一番近いところにはいるのは実に任天堂ということを彼らも理解していない。

ともかく、体験こそすべてなので、ぜひ、BarTubeでWiiを体験してみてください。

ビデオ投稿スタジオ BarTube 21:00〜24:00(日・祝休み)
東京都渋谷区宇田川町33-13クスハラビル3F C
TEL.03-5458-6226
< http://snbar.ameblo.jp/
>

ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp
>
毎週金曜日22:00MXテレビ「BlogTV」出演中 < http://trj.weblogs.jp/blogtv/
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NetSurfin2.0 放送中!デジハリ大学放送部 < http://blog.dhpodcast.com/
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KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
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CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[109]Illustrator CS2編
テキストに交互に色をつけてエリアテキストに流し込む

古籏一浩
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今回は、Illustrator CS2でエリアテキスト内に流し込む文字に交互に色を付けるスクリプトです。エリアテキスト内などの文字に、交互に色を指定していくのは手間がかかります。このサンプルでは、最初に2種類の文字列を入力すると、指定された色で交互にエリアテキスト内に文字が流し込まれます。

文字の色は以下の2行で指定します。CMYKカラー指定の場合は4つのパラメータでCMYKの順番、RGBカラー指定の場合はRGBの順番になります。

color1 = setColor(100,0,0,0);
color2 = setColor(0,100,0,0);

2種類の文字を交互に色づけして表示するだけでなく3種類、4種類なども可能です。


【CMYKで指定する場合】
str1 = prompt("文字1","ABC");
str2 = prompt("文字2","DEF");
count = parseInt(prompt("繰り返し回数",10));
txt = "";
for(i=0; i< count; i++) txt += str1 + str2;
color1 = setColor(100,0,0,0);
color2 = setColor(0,100,0,0);
sel = activeDocument.selection;
for (i=0; i< sel.length; i++)
{
cnt = 0;
txtRange = sel[i].textRange;
txtRange.contents = txt;
for(cnt=0; cnt< txt.length;)
{
for (j=0; j< str1.length; j++)
{
txtRange.characters[cnt++].fillColor = color1;
}
for (j=0; j< str2.length; j++)
{
txtRange.characters[cnt++].fillColor = color2;
}
}
}

function setColor(C,M,Y,K)
{
var txtColor = new CMYKColor();
txtColor.cyan = C;
txtColor.magenta = M;
txtColor.yellow = Y;
txtColor.black = K;
return txtColor;
}


【RGBで指定する場合】
str1 = prompt("文字1","ABC");
str2 = prompt("文字2","DEF");
count = parseInt(prompt("繰り返し回数",10));
txt = "";
for(i=0; i< count; i++) txt += str1 + str2;
color1 = setColor(255,0,0);
color2 = setColor(0,0,255);
sel = activeDocument.selection;
for (i=0; i< sel.length; i++)
{
cnt = 0;
txtRange = sel[i].textRange;
txtRange.contents = txt;
for(cnt=0; cnt< txt.length;)
{
for (j=0; j< str1.length; j++)
{
txtRange.characters[cnt++].fillColor = color1;
}
for (j=0; j< str2.length; j++)
{
txtRange.characters[cnt++].fillColor = color2;
}
}
}

function setColor(R,G,B)
{
var txtColor = new RGBColor();
txtColor.red = R;
txtColor.green = G;
txtColor.blue = B;
return txtColor;
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
もうすぐ2007年。でも、この原稿書いたのは梅雨の時期...。
今日より、ツヤツヤになったキーボードから新品のキーボード。やっと、まともに文字が入力できそう。

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■展覧会案内
芳賀日出男・長野重一写真展「失われつつある日本人の記憶」
< http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/remembrance/index.html
>
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会期:12月2日(土)〜12月22日(金)10:00〜17:30 日祝休
会場:キヤノンギャラリーS(東京都港区港南2-16-6 CANON S TOWER キヤノンMJ TEL.03-6719-9111)
内容:芳賀日出男・長野重一両氏は、それぞれの視点から、およそ半世紀にわたり戦後の日本の姿をとらえてきました。彼らの記録した日本の姿は、現代では失われつつある日本人共通の記憶を呼び起こします。(サイトより)

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■展覧会案内
『週刊サンニュース』の時代 -報道写真と「名取学校」-
< http://www.jcii-cameramuseum.jp/
>
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会期:11月28日(火)〜12月24日(日)10:00〜17:00 月休
会場:JCIIフォトサロン/JICCクラブ25(東京都千代田区一番町25 JCIIビル T EL.03-3261-0300)
内容:終戦後2年の1947年、新生日本をリードする総合グラフ雑誌として、名取洋之助氏が企画・編集して創刊されたのが「週刊サンニュース」(サン・ニュース・フォトス、後に、サン出版社、1947年11月12日号〜1949年3月5日号、全41号)である。この展覧会では、顧問格だった木村伊兵衛氏をはじめ、藤本四八、牧田仁、小柳次一、三木淳、稲村隆正、薗部澄、小島敏子、長野重一らスタッフ諸氏が同誌のために撮影した写真作品約80点を紹介(会場:JCIIフォトサロン)し、報道写真やイラストなどで政治・経済・文化を伝えた記事誌面などを展示・解説する(会場:JICCクラブ25 12/5から)。入場無料。

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■展覧会案内
横木安良夫写真展「TEACH YOUR CHILDREN」
< http://www.parco-art.com/web/logos/yokogi/
>
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会期:12月1日(金)〜12月13日(水)10:00〜21:00 最終日17時
会場:ロゴスギャラリー(東京都渋谷区宇田川町15-1パルコパート1 BIF TEL.03-3496-1287)
現在コマーシャル、エディトリアル写真分野で活躍する一方で、作家としても著作が注目されている写真家・横木が、1960〜1970年代にかけて、都内や彼の地元の市川、湘南、福生などの街を歩き回りスナップした、おびただしいほどのモノクロームドキュメント写真。
展示内容:現存している貴重なヴィンテージ・プリント約10点。30年以上前のオリジナルネガから新たに制作した銀塩プリント約20点(写真集からセレクト)。古いネガをデジタル処理して制作した、様々なサイズの作品約100点Talk with 横木安良夫(日時はサイトを参照)
ゲスト:田中長徳、藤代冥砂、ハービー山口、安珠、角田光代

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■展覧会案内
所幸則写真展「天使に至る系譜」
< https://bn.dgcr.com/archives/20061204140100.html
>
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会期:12月4日(月)〜12月10日(日)10時〜19時 最終日のみ17時まで
会場:名古屋デザイナー学院 ギャラリー(名古屋中区栄5-1-3 TEL.052-262-0683)
内容:A倍よりひとまわり大きいサイズの布地にスコッチプリント(美麗インクジェットプリント)。豪華作品集「天使に至る系譜」の中から選抜した22点を展示する。解説ミニパネル付き。
企画制作:デジタルクリエイターズ+東京リボン スコッチプリント事業室

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■編集後記(12/4)

・米原万里「打ちのめされるようなすごい本」(文藝春秋)を読んでいる最中。米原さんは、ゴルバチョフやエリツィンが名指しで依頼してきたほどのロシア語同時通訳の第一人者だった。そして、名エッセイスト、作家だった。だった、というのは惜しくも今年の5月に亡くなっているからだ。新聞記事で経歴を知り、この人の作品はすべて読まねばならないと決意した。たまたま最初に読んだのが「パンツの面目ふんどしの沽券」(筑摩書房)だった。おそるべき博覧強記に驚愕。しかし、あんまりのタイトルで、顔なじみの図書館のお姉さんから手渡されたときちょっと恥ずかしかったが。「打ちのめされる〜」は、前半が週刊文春連載の「私の読書日記」、後半が各紙誌に載った書評文の数々で、これが米原書評のすべてであるという。厚くて、文字がぎっしり、読み応え満点、しかし書評に出てくる本の9割くらいは知らない作家の知らない本だ。それがまた面白くってぜひ読みたいと思わせてくれるので、人生設計が狂いそう。タイトルの由来は、友人の小説家が絶賛大推薦する外国人作家の小説を読んで、それほどの傑作かと思い、もっと打ちのめされるようなすごい本を、しかも日本人作家のそれを読んだことがある、それは丸谷才一「笹まくら」だったとやっと思い出すくだりから来ている。「私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」と書いている「癌治療本を我が身を以て検証」(週刊文春)の途中で亡くなったようだ。ここは何度も読み返した。とにかくすごい。この本は、図書館から借りたが返したくなくなった。ちょいと高価だが、自分で買うしかない。(柴田)

・工人舎のノートパソコンSAシリーズが売れている。VAIOのtypeUシリーズ(キーボードつきのタイプ)にはまった人が、いま一番気になると話していた。ディスプレイは少し質が落ちる印象はあるものの、他は魅力的だと言う。A5、960g、無線LAN、Bluetoothなど。詳しくはサイトを見て。近くの一般量販店でも売れていて在庫不足と聞いて驚いたよ。/バレエを習っている小さなスタジオ。そこの代表さんの舞台があった。結局行けなかったんだけど、翌日にお花のお裾分けがあった。お花を貰うのはお裾分けでも嬉しい。さすがは舞台人。差し入れのお花は香り豊かで華やかなものばかり。胡蝶蘭などの蘭系は当たり前。花束の薔薇にはラメがふられていてびっくり。もちろん生花。赤い薔薇には赤ラメ、白い薔薇には白ラメ。調べてみて価格にもびっくり。蘭や百合の香りで幸せ気分〜。/百合についてgoogleで調べていたら一番最初に出たのは「百合=18.03900リットル」であった。(hammer.mule)
< http://www.kohjinsha.com/models/sa/index.html
>  SAシリーズ
< http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-U1/
>  PCG-U1
< http://psearch.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&mid=store-e-green&X=3
>  ラメラメ
< http://store.yahoo.co.jp/e-green/3-11-8888.html
>  レインボーローズ