<そこが敵の思うつぼじゃん(^_^;)>
■MKチャット対談
マツカサ Adobe Flash CS3 を斬る!/後編
笠居トシヒロ&まつむらまきお
■デジクリトーク
「遅発性眼鏡チューネンのできるまで」〜又は私は如何にして視力を過信す
るのを止めて眼鏡を・愛する・ようになったか
Rey.Hori
■MKチャット対談
マツカサ Adobe Flash CS3 を斬る!/後編
笠居トシヒロ&まつむらまきお
■デジクリトーク
「遅発性眼鏡チューネンのできるまで」〜又は私は如何にして視力を過信す
るのを止めて眼鏡を・愛する・ようになったか
Rey.Hori
■MKチャット対談
マツカサ Adobe Flash CS3 を斬る!/後編
笠居トシヒロ&まつむらまきお
───────────────────────────────────
かさい: まいどー、笠居です。なんだかもう夏ですねー。だんだん暑くて寝苦しくなってきましたぞ
まきお: どもども、まつむらですー。なんだか季節はずれの鼻風邪ひいてしまいましたよ。ずぴ〜(;:)
かさい: あららー、まつむらさんもか。オレも3日ほど前から喉が痛くて……(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ
まきお: ハシカやら、下痢性の風邪やらいろいろ流行ってるみたいですので、みなさんも気をつけてくらはい〜。ああ、脳に酸素が足りん……
かさい: 暑いうえに、布団にはいると咳が出るもんだから、よけい寝苦しい。って、病気の話ばかりでじじむさいな(^_^;
まきお: とまぁ、二人ともダメダメオヤジなので、前回の Flash CS3ファーストインプレッションの続きのVTRでも流してお茶を濁しまひょか、げほげほ
かさい: VTRて(^_^; 前回の復習もしとこうかね。前回はAS3.0の話で終わったんやったかな。
まきお: 前回は、あれだ、パルパティンにたらしこまれたアナキンが、メイスウィドゥを葬り去るとこまでだ
かさい: どんなあらすじやねん、それ(^_^; Ep2.8くらいか
まきお: ちがったかのぉ(;:) AdobeにたらしこまれたMacromediaがFreehandを葬り去るところまでじゃったかいのぉ
かさい: もう体悪いねんから、無理してボケんでええから(^_^;
まきお: (^_^;)前回の新機能はイマイチ盛り上がりに欠けたので、後半挽回してほしいもんですな
かさい: えー、前回は、ビデオ、ドローイング機能、アニメーション、スクリプト、とここまで前回やりましたんですが
まきお: もうあとがない(笑)
かさい: (笑)一応、まだある。今回は、他のAdobeソフトとの連携から〜
まきお: であ、VTRスタートっ
●他のAdobeソフトとの連携
かさい: Illustratorは、前回やったのでぇー、他はというと、まずPhotoshopかな。こいつも、読み込みの手順とか仕様とかはIllustratorとほぼ同じです
まきお: フォトショで設定したブレンドモードが維持されるとか
かさい: うん。Flashにあるブレンドモードなら維持されるよ。ただし、読み込みの時にそのレイヤーをムービークリップにしないといけないけど
まきお: レイヤーをムービークリップ?
かさい: 読み込むときに、レイヤー構造が全部表示されて、レイヤーごとにMCにするか、ビットマップのまま読み込むか指定できるねんな(正確には、単にMCにするか、編集可能なMCにするか、ビットマップにするか、という三択になる)。これはIllustratorも同じ
まきお: うーむ、便利なような気もするが、なんか中途半端な気もするなぁ
かさい: Illustratorの場合は、Illustratorの中でシンボル化できるからええけどPhotoshopは、こういうやり方しかなかったのかも。レイヤー単位だしな
まきお: いやね、中途半端だとさぁ、結局、フォトショなりイラレ側でしっかり作り込んで、そっからswf化することになりそうだなぁと。フルで来るならいいんだけど
かさい: まぁ、これはIllustratorやPhotoshopで作り込んだファイルを、そのまま読み込むって時の機能だと思ったな
まきお: だったら、従来通りでもいいような……
かさい: オレは、マス広告のデータをそのまま素材でもらうこと多いんで、重宝すると思うよ
まきお: 従来からFWからレイヤー等そのまま読み込めたけど、結局はビットマップ読み込みにせんと、役にたたんかったもんなぁ
かさい: 色変わっちゃうからな、レイヤー残すと
まきお: いや、結局ね、こういう機能、つまりワークフローの改善だよね? Flash側じゃなくてフォトショ、イラレ側のエキスポートを充実させた方がいいんじゃないのかね
かさい: そらどうかなぁ。ワシの立場からしたら、そうやって書き出した物を素材だってもらっても使えなかったりとか
まきお: フォトショ、イラレのファイルを素材としてもらうんだから、それは変わらないんじゃない? 素でもらった方がいいんじゃない(^_^;)?素じゃないと結局、二度手間三度手間になる場合が多い気がする
かさい: でも、素ファイルくれればくれたで、「書き出しの手間ぐらい惜しむなよ」って思うかも。いずれにせよ、Flashへの読み込みが充実したのは、精神衛生上も悪い事じゃない
まきお: そうかなぁ、せっかくAdobeファミリーになったんだから、もうちょっとスマートなやり方もあったんじゃないかと思うけどな
かさい: ただし、Illustratorと違って、PhotoshopのCMYKモードファイルは、未だに激しく色が化けるから注意だ、諸君
まきお: なぜ、えらそうなのだ(^_^;)?
かさい: なんとなく(^_^;
まきお: いや、結局そこなんだが、普通の人はわかんないような便利さばっかじゃない?
かさい: Professionalだからなあ(^_^;
まきお: Proつかない製品もあるんか、今回? Basicは?
かさい: なくなっちゃった
まきお: 名前だけじゃん(^_^;)
●インターフェイス
まきお: あ、あと、インターフェイスが変わったね。忘れてたけど(^_^;)
かさい: 一応、Adobe製品の統一インターフェイスって事になったのよね
まきお: 一応(笑)
かさい: どっちも歩み寄ったって感じだからさー>AdobeとMM
まきお: バケツツールの向きがさぁ、逆になったんだよぉ。使いにくいよぉ
かさい: これは確かに使いにくいね。IllustratorやPhotoshopでは、ほとんど使ったことなかったからわかんなかったけど
まきお: なんで左向きなんかなぁ。右利きだと左側にとんがりがあった方が自然なんだよ。左利き対応なら、選べるようにしてほしい。つまらんところで統一しやがって(-''-;)
かさい: その割に、インクボトルツールは左向きなんだよなぁ。Flashの中では統一がとれてない(^_^;
まきお: そうそう、よけい混乱するだけじゃん(-''-;) ほんま、インターフェイス研究してるんかなぁ。まぁ、各種パレットがアイコンまで縮小できるのは便利ね。モニタがずいぶん広く使える
かさい: まぁ、広いモニタだと、たたむメリットないんですけどね(^_^;ノートで作業するときなんかは非常に便利です
まきお: で、おいら、まだフォトショ、イラレ試してないんだけど、プロパティパネルは上か下か、どっちになってん? Flash変わってないから下?
かさい: Illustratorも変わってないね。上だね
まきお: 下、使いにくい。上の方がいいと思う。ポップアップが下からのぼってくるの、きしょくわるい(^_^;)
かさい: でもまあ、Flashは上にもできるからイイじゃん。使いやすいとこに置いて使えばいい。各自で
まきお: といかないからゆーとるのだ(^_^;) Flashは教える関係でデフォルト遵守です。ドリは上にしてるよ。統一せぇ、統一プンスカ(^_^;)
かさい: オレは別に今のままでイイ(^_^; 体が覚えてるから、変えられるとかえって困る
まきお: もちろん、選べる必要はあるけどね。ドリは上にしたら、わりとすぐ慣れた。で、これだけか?
●Bridge
かさい: あ、あとね、オマケみたいだけど、Bridgeイイです
まきお: イイですか。どうイイですか
かさい: CS2に付属してたヤツと比べたら、全然イイ。とにかく表示が速いし
まきお: あー、前遅かったよね
かさい: スクロールホイールもちゃんと効くし
まきお: 効かなかったっけ(^_^;)
かさい: ちゃんと効かへん箇所がよーけあってん。特にWin版のほうが出来が悪かった。あ、あとFLVがプレビューできるようになった>Bridge
まきお: うーん……QTでできてるからなぁ……Perian入れれば
かさい: あぁ、そういうプラグイン入れればってことね
まきお: そそ、フリーのプラグインがありますので、これインストールしとけばflvをQTで扱えるようになる。ふつーに、ワードでもなんでも、flv貼り付けて再生できる。flvコレクター必携ですぞ♪
< http://perian.org/
>
かさい: でも、こういうファイルブラウザで再生できるってのは、また便利さの意味が違うですよ
まきお: ペリさん入れればQT再生サポートしてるブラウザが全部そうなる。あ、そうそう、Macはユニバーサルになりましたな
かさい: うん、この時期なんで当然っちゃ当然ですが
まきお: はやくなってる?
かさい: Flashは、それほど感じないなぁ。
まきお: だよねぇ。Flash、ある意味えらいなぁ
かさい: ある意味ね(^_^;
●お値段
かさい: てなとこで新機能の紹介は終わり
まきお: で、さて、気になるお値段は?
かさい: えー、製品版88,000円、UG価格26,000円となっております
まきお: うーむ、ビミョ〜なトコを突いてきたな……(--;)
かさい: でですね、ほかにもIllustrator、Photoshopをはじめ、Fireworks、Dreamweaverとか、DTPやってる人は、InDesignだの……
まきお: Freehandは付いてきませんか
かさい: サポート終わったって先に言うてるがな(^_^;
まきお: そうですか、ついてきませんか……
かさい: まぁそういったもの諸々、いっぺんにUGが来ます訳でございますよ
まきお: よし、わかった、おれにまかせろ
かさい: こーてくれるんか!ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゜・*:.。..。.:*
まきお: いや、みんなでじっと静かに、やりすごそう!
かさい: _| ̄|○
まきお: どーかんがえても、UGせんといかん理由がみつからんぞっ(^_^;)Flashは 仕事柄、せんわけにもいかんやろうけど、他はトライアルさわってみんとわからんが
かさい: 実はもう予約した
まきお: リッチぃ〜
かさい: WebPremium2パック…にじゅうにまんえんだぞ(ノД`)シクシク
まきお: わっはっはっは(笑)って、笑い事じゃないわ(-''-;)せめてMacとWinのハイブリッドにせぇや
かさい: 笑い事ちゃうでホンマ
まきお: せんかったらいいのに
かさい: そういうわけにもいかん。それにまあ、全部バラでUGしたと思えば随分安い
まきお: そこが敵の思うつぼじゃん(^_^;)
かさい: そーやねんけどなあ。わかってんねんけどなあ、そう思わんとやっとれん
まきお: しかし、他のソフトはまたやるとしてFlashだけみると、こんだけテンション低いUGもめずらしいなぁ。2004よりテンション低いぞ(^_^;)
かさい: あ、オレは2004のほうが低かったわ。五十歩百歩とも言うが(笑)
まきお: まぁ、5はマイナステンションやったけどな(笑)
かさい: ていうか、今までテンション上がったUGって、4と8だけ?
まきお: 3でしょ、史上最高は
かさい: あぁ、そうか
まきお: 3と8、後はなかったことで、5の恨みだけは忘れない、みたいな(笑)いや、もう、ひとごとながら、こんなテンション低くて大丈夫か、って思うよ。FlashJPでも、ほとんど話題に上ってないよねぇ、CS3
かさい: 上がってないねえ。その割に、先日のF-Siteは、参加者多かったけど
まきお: あれは宴会メインだから(笑)
かさい: 日本語トライアル出たら、もうちょっと盛り上がるかもしれない
まきお: ああ、そうか、日本語まだなのか
かさい: まだなんです
まきお: いやまぁね、今やいろんなユーザがいてるのは理解してるんだけど、どの機能も、なんか小手先な気がするんだけどなぁ
かさい: オレは、生産性上がるように、ワークフローの改良っていう地味なUGもアリだと思う。CS3がちゃんとそれを満たしてるかどうかは、また評価を後日に譲るけどね
まきお: もちろん、ワークフローの改良は重要だよ。それがなんだかなぁ、と思うわけで。おいらの仕事の仕方がマイノリティなだけかもしれんが
かさい: まぁ、使い込んでみてから。そこは、オレは。とりあえず、オレの仕事にとっては、Illustratorファイルがきちんと読めるようになっただけでも、十分ええから
まきお: おいらはFlash以外のソフトはほとんど使わんから、ほんと、言わせてもらえばムダっ、言っちゃった(^_^;)
かさい: (^_^;
まきお: そもそも、こんだけ一度にUGせんでもええような気もするぞ。どれから慣らしていけばいいのかわからんっ(-''-;)
かさい: そう、いっぺんに出すのはやめて〜〜〜〜(ノД`)シクシク
まきお: あ、あとさぁ、アイコン。Studio8もCS2もサイテーと思っていたが、あれよりサイテーがあったんだなぁ(笑)元素記号かよっ。化学は苦手だったんだよっ(^_^;) 美大のグラフィックデザインの課題で、これ出してきたら、どこの大学でも再提出くらうと思うぞ、これ(^_^;)
かさい: まぁでも、アイコンは、慣れれば気にならん。ということにしておく
まきお: でもさぁ、ある意味、このアイコンが今回のUGを象徴してると思うよアプリのファイル連携、ブランドばっか気にして、各アプリがボツ個性になってる
かさい: それはあるかもしれない。しかしまぁ、統合後最初のリリースだし、そうなるのも分らんことはない
まきお: まぁね。だからみんなで頭を低くしてやりすごす(笑)
かさい: 次に期待することにして、投資のつもりでUGしとくわ(笑)
まきお: 投資の貯金たまってるんだけどなぁ……エクストリーム3Dとか、フリーハンドとか、ゴーライブとか、ライブモーションとか……
かさい: 投資にしては高かったな(^_^;
まきお: 絶対赤字だと思う(^_^;)
かさい: うう(^_^; そうならんように使いたおそう
まきお: おいらはUGするお金で、トランスフォーマ100回みたい(笑)
【笠居 トシヒロ/WEBコンテンツクリエイター・デザイナー】
真っ昼間に突然喉が痛くなるという、ヘンなタイミングで風邪をひいてしまった。症状の進行具合も、喉の痛みがひどくはないけど、ずっと続くという嫌らしいタイプ。はよ治ってくれぃ(/_;)
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >
【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
実は結構ハンバーガー好き。京都駅ビルにある佐世保バーガー「ログキット」を食べた。直径18cmにたじろぐが、うまかったっす♪ そういえばモスが合挽になったんだけど、前の方が旨くなかった?
< http://www.logkit.jp/
>
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリトーク
「遅発性眼鏡チューネンのできるまで」〜又は私は如何にして視力を過信するのを止めて眼鏡を・愛する・ようになったか
Rey.Hori
───────────────────────────────────
諸事情につき、今週もお邪魔することになった。といっても、今回は講師ネタの続きではなく、別の極私的ネタでご機嫌を伺いたい。今回の対象読者は、視力に自信のある人、または自信があったけど最近ちょっと揺らいでいる人、である。
少なくとも30代一杯までは視力に絶対の自信があった。立ったまま床に置いた新聞が読めたし、本屋では一つ向こうの書棚から探している本を見つけることもできた。近くも遠くも何の支障もなかった。会社員時代にもフリーになってからも、長時間モニタに向かったり寝床で本を読んだり、目に悪いこともしまくってきたにもかかわらず、である。
ところがこれが徐々におかしくなったのだ。ん、今日は遠くも近くもフォーカスがイマイチやけどなんでやろ? というのが最初の兆候だった。
ひょっとするといずれは眼鏡なのかと思い始めたものの、そうしたアクロバティックなことができなくなってもそれほど困らないし、気合いを入れればまずまず見えたので、更に数年にわたって慌てることはなかった。ただ、「何を基準に眼鏡を作る判断を下すべきか」が判らない。
「メガネス試験紙をなめてみて赤くなったら眼鏡」というような基準はないわけで、昔から眼鏡をかけている友達、同業者、果てはクライアントさんや学生にまで相談をしてみたのだが、長く眼鏡やコンタクトレンズを使っている人には理解に苦しむ質問らしく、質問の意味をつかみかねた挙げ句に「困ったら作ればいいじゃないの」と言われるのがせいぜいだった。これが回答として物足りなく思えたのは、要はまだ眼鏡が不要だったからだろう。
しかし、そのうちにふと気付いたのだ。仕事でモニタに向かっている時、無意識に顔をしかめてずっと目を凝らしている自分に。こうしないと画面の文字や線がぼやけ始めたのだ。当然これはとても疲れるし、集中力を削がれる。
我々の仕事でこれは死活問題だ。寝床の読書も長続きしなくなった。寝床はともかく、書店で本を選んだり、居酒屋でメニューを眺めたり、電車に乗って行き先表示や路線図を見たりするには困らないが、仕事で困る、というのは明確で厳然とした宣告になった。
これも早くから眼鏡をかけている人には理解してもらいにくいのだが、ずっと眼鏡にエンのなかった筆者には逆にずっと眼鏡へのあこがれめいたものがあった。いわゆる眼鏡萌えというのとはちょっと違い(そのケも少しはあるが、それはまた別の話)、ギミック自体と自分が対象なのだ。
その証拠に幾つも度のない安物のダテ眼鏡を買った。眼鏡をかけるとちょっとした変身をした気分になったし、取り出してかける動作や、指先でブリッジ部分を持ち上げる仕草(=碇司令がやるあれ)をしてみて、いっぱしの眼鏡モノ(?)になった気がしたものだ。そんなわけで、いよいよホンモノの眼鏡デビューについては「やれやれ」という気持ち以外に「わくわく」もかなり含まれていたのである。
まず念のため眼科へ行って病的な要素がないか確認。そして新聞の折り込みチラシなど見つつ、近所の眼鏡店へ。検査の結果では乱視が進んだらしい。「遠くも近くも見えるレンズ」と「近くだけがよく見えるレンズ」のどちらがいいか、と聞かれた。外では困っていない以上、使うのは仕事の時なのだから、レンズ設計に無理が少ないはずの後者を選んだ。
次はフレームである。チラシによれば安いものもあるのだが、ふと気まぐれに少し高い(バカ高いわけではない。少しだけお高い)フレームをかけてみるとこれがウソのように軽い。ディスプレイ用の度のない極薄のレンズしか付いていないことを割り引いても、軽さは大きな魅力だ。結局少し予算をオーバーしたが、上下幅の小さいチタンゴールドのそのフレームを選んだ。何せデビュー眼鏡、一目惚れなのである。
さて、数日後にその眼鏡が出来上がってからというもの、仕事で画面に向かうのと、手で文字を書くことがとにかく楽になった。長時間かけていてもほとんど疲れない。筆者は肩こりを全く自覚しない体質なのだが頭痛持ちではあるので、眼鏡性の頭痛が起きると困るところだった。筆者の眼鏡デビューはこうしてまずまず成功に終わったのだが、少しだけ「しまった」と思うこともある。
薄くて上下幅の小さいレンズはコンパクトだしお気に入りなのだが、画面を見ながら視線を下げて手元のメモ類を見ようとすると視線が眼鏡の外に出てしまうのだ。また、ノート機を持って打ち合わせに臨むと、画面を見ている時はともかく、机の向かい側にいるクライアントさんの顔やホワイトボードを見る時には眼鏡をはずすか、三木のり平@桃屋または大村崑@オロナミンC状態にしなくてはならない。仕事で使うから仕事部屋で画面だけ見られればいいと思ったところが少しアサハカでちょっとした落とし穴があった、というわけである。
まあいいや。大半の時間は仕事部屋で使うから言うほど困ってはいないし、何より気に入ったフレームだし(毎日使うだけに:ココ大事)いよいよ鬱陶しくなったら「遠くも見える」眼鏡をもう一つ作ればいいのだ。それはそれでまた楽しみ、ケースや眼鏡置きなど小物の物色もまた楽しみという、デビューしたての眼鏡初心者なのだ。
【Rey.Hori/イラストレータ】reyhori@yk.rim.or.jp
これを書いていたら、眼鏡に関連した映画のシーンが色々思い浮かんだ。最初はなぜか「アンドロメダ…」(大好き!)でレビット博士が眼鏡を取り上げられて「これなしでは白い杖をつかなくちゃ」と愚痴るシーン、「ハンター」でスティーブ・マックィーン、「リーサル・ウェポン(の2か3)」でダニー・グローバーが老眼鏡をかけるシーン。「いちご白書」のブルース・デービスンは丸眼鏡じゃなきゃダメだし、「マッシュ」のドナルド・サザーランド、「羊たちの沈黙」のスコット・グレン、「地獄の黙示録」のハリソン・フォード、眼鏡が似合ってたなあ。「暴力脱獄」ではミラーのグラサンが象徴的に描かれていたし、「ブルース・ブラザース」はグラサンなしじゃ話にならないし(グラサンと眼鏡は分けて論じるべき?)、「十二人の怒れる男」「メジャーリーグ」でも眼鏡は大事なポイント。わあ止まらない……というわけで、あとは十河さんにお任せいたします(って、引き受けてもらえるもんかい!)。
3DCGイラストとFlashオーサリングを中心にお仕事をお請けしてます。
サイト:< http://www.yk.rim.or.jp/%7Ereyhori/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(6/6)
・いま手元に図書館から借りた二冊の分厚い本がある。米原万里「発明マニア」(毎日新聞社、2007)とホイチョイ・プロダクションズ「気まぐれコンセプトクロニクル」(小学館、2007)である。とにかく厚くて重い。前者は496ページ、約600グラム。後者は976ページ、約1100グラムもある。重量級なのはわけがあり、それぞれ総集編だからだ。寝るときに交互に少しずつ楽しみながら読んできたが(寝ころがって読むにはまことに不都合な本!)前者は読み終えないうちに返却の日が来てしまった。「発明マニア」は米原万里が「サンデー毎日」2003年から2006年にかけて連載したエッセイをまとめたもので、いまは天国にいる彼女も、こんな弁当箱みたいなサイズの本の出現に驚いているかもしれない。内容は、第1作「夢送り込み装置」から第119作「国際化時代に最も不向きな対立回避症克服法」まで、勝手に発明した物件をイラスト入りでぎっしり詰め込んでいる。タイトルを見ただけで笑える珍発明や、製品化されたらけっこういけそうな物体、そうなれば世界が変わる新思想、皮肉や悪意をたっぷり仕込んだ物件など、どれもとびきり鋭くかつおもしろい考察がなされていて(しかも実体験を交えてあるからリアルで)読み応え満点である。世界情勢に怒り、環境破壊を憂い、ペットをかわいがりながら真剣に発明を考える。とにかくカバーする範囲がとてつもなく広い。本人は「せこい発明でこの世の大問題を解決するっていうしかけ」とうれしそうに妹に説明したという。イラストは新井八代(あらいやよ)で、これは素人のヘタ絵だが味があってなかなかいいと思ったら、やっぱり米原万里が本人が描いている。この本はやはり自分のものにして、開いたページから手当たり次第に読みたいので、そのうち買う。2,200円はちと痛いが。(柴田)
・パックに入っているだけの使わないソフトがあるのよ。あれらのUG料金まで払うかと思うとなんだかなぁ。ほんと高いわ。UG料金やハード代の積み立てしておかないと、と思いつつ。/子供の時から眼鏡とコンタクトレンズなので、まぶしくもないのにサングラスをファッションですることすら嫌でやんす。飽きてるの。鼻と耳が痛いの。コンタクトつけた上で眼鏡かける自分に笑える時があるし、度入りだとサングラス本来のかっこよさを壊すような厚みになる。広告にあるような値段で作れた経験なし。通常レンズだと牛乳瓶の底。重かったりフレームからはみ出るため、薄く軽く、そして強近視用の特別レンズということで高いのである。フレームも三価格ぽっきりショップのものは合わない。何度か試してみたが、鼻や目の高さが合わない。ああいうショップは想定している顔かたちが少ないのではあるまいか。/ビリーズブートキャンプの未承諾広告が来た。以前ビリーさんのCMを見たと後記に書いたことがあったのだが、「このメールは、以下のページをGoogleでキーワードでの検索結果から拝見し、●●よりメール配信させて頂きました。」と。blogはここ、直輸入だから安く日本語解説書つきです、購入はビッダーズから買ってね、と。長々と書かれてある文章は、人をその気にさせるのに十分なもの。うまいわー、商魂のたくましさ、凄いわー。見習わないとなぁ。こういうこと思いつきもしないもの。/元デジクリの島田氏からメール。要件の最後に「私は●●だった。」とゲゲゲの鬼太郎妖怪占いの結果が書かれてあった。後記は独り言気分の時が多いのでちと焦る。なぁ、バレエ一緒に習わへん? 体柔らかいし動きにメリハリあるし、私よりよっぽど向いてると思うわ。(hammer.mule)
マツカサ Adobe Flash CS3 を斬る!/後編
笠居トシヒロ&まつむらまきお
───────────────────────────────────
かさい: まいどー、笠居です。なんだかもう夏ですねー。だんだん暑くて寝苦しくなってきましたぞ
まきお: どもども、まつむらですー。なんだか季節はずれの鼻風邪ひいてしまいましたよ。ずぴ〜(;:)
かさい: あららー、まつむらさんもか。オレも3日ほど前から喉が痛くて……(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ
まきお: ハシカやら、下痢性の風邪やらいろいろ流行ってるみたいですので、みなさんも気をつけてくらはい〜。ああ、脳に酸素が足りん……
かさい: 暑いうえに、布団にはいると咳が出るもんだから、よけい寝苦しい。って、病気の話ばかりでじじむさいな(^_^;
まきお: とまぁ、二人ともダメダメオヤジなので、前回の Flash CS3ファーストインプレッションの続きのVTRでも流してお茶を濁しまひょか、げほげほ
かさい: VTRて(^_^; 前回の復習もしとこうかね。前回はAS3.0の話で終わったんやったかな。
まきお: 前回は、あれだ、パルパティンにたらしこまれたアナキンが、メイスウィドゥを葬り去るとこまでだ
かさい: どんなあらすじやねん、それ(^_^; Ep2.8くらいか
まきお: ちがったかのぉ(;:) AdobeにたらしこまれたMacromediaがFreehandを葬り去るところまでじゃったかいのぉ
かさい: もう体悪いねんから、無理してボケんでええから(^_^;
まきお: (^_^;)前回の新機能はイマイチ盛り上がりに欠けたので、後半挽回してほしいもんですな
かさい: えー、前回は、ビデオ、ドローイング機能、アニメーション、スクリプト、とここまで前回やりましたんですが
まきお: もうあとがない(笑)
かさい: (笑)一応、まだある。今回は、他のAdobeソフトとの連携から〜
まきお: であ、VTRスタートっ
●他のAdobeソフトとの連携
かさい: Illustratorは、前回やったのでぇー、他はというと、まずPhotoshopかな。こいつも、読み込みの手順とか仕様とかはIllustratorとほぼ同じです
まきお: フォトショで設定したブレンドモードが維持されるとか
かさい: うん。Flashにあるブレンドモードなら維持されるよ。ただし、読み込みの時にそのレイヤーをムービークリップにしないといけないけど
まきお: レイヤーをムービークリップ?
かさい: 読み込むときに、レイヤー構造が全部表示されて、レイヤーごとにMCにするか、ビットマップのまま読み込むか指定できるねんな(正確には、単にMCにするか、編集可能なMCにするか、ビットマップにするか、という三択になる)。これはIllustratorも同じ
まきお: うーむ、便利なような気もするが、なんか中途半端な気もするなぁ
かさい: Illustratorの場合は、Illustratorの中でシンボル化できるからええけどPhotoshopは、こういうやり方しかなかったのかも。レイヤー単位だしな
まきお: いやね、中途半端だとさぁ、結局、フォトショなりイラレ側でしっかり作り込んで、そっからswf化することになりそうだなぁと。フルで来るならいいんだけど
かさい: まぁ、これはIllustratorやPhotoshopで作り込んだファイルを、そのまま読み込むって時の機能だと思ったな
まきお: だったら、従来通りでもいいような……
かさい: オレは、マス広告のデータをそのまま素材でもらうこと多いんで、重宝すると思うよ
まきお: 従来からFWからレイヤー等そのまま読み込めたけど、結局はビットマップ読み込みにせんと、役にたたんかったもんなぁ
かさい: 色変わっちゃうからな、レイヤー残すと
まきお: いや、結局ね、こういう機能、つまりワークフローの改善だよね? Flash側じゃなくてフォトショ、イラレ側のエキスポートを充実させた方がいいんじゃないのかね
かさい: そらどうかなぁ。ワシの立場からしたら、そうやって書き出した物を素材だってもらっても使えなかったりとか
まきお: フォトショ、イラレのファイルを素材としてもらうんだから、それは変わらないんじゃない? 素でもらった方がいいんじゃない(^_^;)?素じゃないと結局、二度手間三度手間になる場合が多い気がする
かさい: でも、素ファイルくれればくれたで、「書き出しの手間ぐらい惜しむなよ」って思うかも。いずれにせよ、Flashへの読み込みが充実したのは、精神衛生上も悪い事じゃない
まきお: そうかなぁ、せっかくAdobeファミリーになったんだから、もうちょっとスマートなやり方もあったんじゃないかと思うけどな
かさい: ただし、Illustratorと違って、PhotoshopのCMYKモードファイルは、未だに激しく色が化けるから注意だ、諸君
まきお: なぜ、えらそうなのだ(^_^;)?
かさい: なんとなく(^_^;
まきお: いや、結局そこなんだが、普通の人はわかんないような便利さばっかじゃない?
かさい: Professionalだからなあ(^_^;
まきお: Proつかない製品もあるんか、今回? Basicは?
かさい: なくなっちゃった
まきお: 名前だけじゃん(^_^;)
●インターフェイス
まきお: あ、あと、インターフェイスが変わったね。忘れてたけど(^_^;)
かさい: 一応、Adobe製品の統一インターフェイスって事になったのよね
まきお: 一応(笑)
かさい: どっちも歩み寄ったって感じだからさー>AdobeとMM
まきお: バケツツールの向きがさぁ、逆になったんだよぉ。使いにくいよぉ
かさい: これは確かに使いにくいね。IllustratorやPhotoshopでは、ほとんど使ったことなかったからわかんなかったけど
まきお: なんで左向きなんかなぁ。右利きだと左側にとんがりがあった方が自然なんだよ。左利き対応なら、選べるようにしてほしい。つまらんところで統一しやがって(-''-;)
かさい: その割に、インクボトルツールは左向きなんだよなぁ。Flashの中では統一がとれてない(^_^;
まきお: そうそう、よけい混乱するだけじゃん(-''-;) ほんま、インターフェイス研究してるんかなぁ。まぁ、各種パレットがアイコンまで縮小できるのは便利ね。モニタがずいぶん広く使える
かさい: まぁ、広いモニタだと、たたむメリットないんですけどね(^_^;ノートで作業するときなんかは非常に便利です
まきお: で、おいら、まだフォトショ、イラレ試してないんだけど、プロパティパネルは上か下か、どっちになってん? Flash変わってないから下?
かさい: Illustratorも変わってないね。上だね
まきお: 下、使いにくい。上の方がいいと思う。ポップアップが下からのぼってくるの、きしょくわるい(^_^;)
かさい: でもまあ、Flashは上にもできるからイイじゃん。使いやすいとこに置いて使えばいい。各自で
まきお: といかないからゆーとるのだ(^_^;) Flashは教える関係でデフォルト遵守です。ドリは上にしてるよ。統一せぇ、統一プンスカ(^_^;)
かさい: オレは別に今のままでイイ(^_^; 体が覚えてるから、変えられるとかえって困る
まきお: もちろん、選べる必要はあるけどね。ドリは上にしたら、わりとすぐ慣れた。で、これだけか?
●Bridge
かさい: あ、あとね、オマケみたいだけど、Bridgeイイです
まきお: イイですか。どうイイですか
かさい: CS2に付属してたヤツと比べたら、全然イイ。とにかく表示が速いし
まきお: あー、前遅かったよね
かさい: スクロールホイールもちゃんと効くし
まきお: 効かなかったっけ(^_^;)
かさい: ちゃんと効かへん箇所がよーけあってん。特にWin版のほうが出来が悪かった。あ、あとFLVがプレビューできるようになった>Bridge
まきお: うーん……QTでできてるからなぁ……Perian入れれば
かさい: あぁ、そういうプラグイン入れればってことね
まきお: そそ、フリーのプラグインがありますので、これインストールしとけばflvをQTで扱えるようになる。ふつーに、ワードでもなんでも、flv貼り付けて再生できる。flvコレクター必携ですぞ♪
< http://perian.org/
>
かさい: でも、こういうファイルブラウザで再生できるってのは、また便利さの意味が違うですよ
まきお: ペリさん入れればQT再生サポートしてるブラウザが全部そうなる。あ、そうそう、Macはユニバーサルになりましたな
かさい: うん、この時期なんで当然っちゃ当然ですが
まきお: はやくなってる?
かさい: Flashは、それほど感じないなぁ。
まきお: だよねぇ。Flash、ある意味えらいなぁ
かさい: ある意味ね(^_^;
●お値段
かさい: てなとこで新機能の紹介は終わり
まきお: で、さて、気になるお値段は?
かさい: えー、製品版88,000円、UG価格26,000円となっております
まきお: うーむ、ビミョ〜なトコを突いてきたな……(--;)
かさい: でですね、ほかにもIllustrator、Photoshopをはじめ、Fireworks、Dreamweaverとか、DTPやってる人は、InDesignだの……
まきお: Freehandは付いてきませんか
かさい: サポート終わったって先に言うてるがな(^_^;
まきお: そうですか、ついてきませんか……
かさい: まぁそういったもの諸々、いっぺんにUGが来ます訳でございますよ
まきお: よし、わかった、おれにまかせろ
かさい: こーてくれるんか!ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゜・*:.。..。.:*
まきお: いや、みんなでじっと静かに、やりすごそう!
かさい: _| ̄|○
まきお: どーかんがえても、UGせんといかん理由がみつからんぞっ(^_^;)Flashは 仕事柄、せんわけにもいかんやろうけど、他はトライアルさわってみんとわからんが
かさい: 実はもう予約した
まきお: リッチぃ〜
かさい: WebPremium2パック…にじゅうにまんえんだぞ(ノД`)シクシク
まきお: わっはっはっは(笑)って、笑い事じゃないわ(-''-;)せめてMacとWinのハイブリッドにせぇや
かさい: 笑い事ちゃうでホンマ
まきお: せんかったらいいのに
かさい: そういうわけにもいかん。それにまあ、全部バラでUGしたと思えば随分安い
まきお: そこが敵の思うつぼじゃん(^_^;)
かさい: そーやねんけどなあ。わかってんねんけどなあ、そう思わんとやっとれん
まきお: しかし、他のソフトはまたやるとしてFlashだけみると、こんだけテンション低いUGもめずらしいなぁ。2004よりテンション低いぞ(^_^;)
かさい: あ、オレは2004のほうが低かったわ。五十歩百歩とも言うが(笑)
まきお: まぁ、5はマイナステンションやったけどな(笑)
かさい: ていうか、今までテンション上がったUGって、4と8だけ?
まきお: 3でしょ、史上最高は
かさい: あぁ、そうか
まきお: 3と8、後はなかったことで、5の恨みだけは忘れない、みたいな(笑)いや、もう、ひとごとながら、こんなテンション低くて大丈夫か、って思うよ。FlashJPでも、ほとんど話題に上ってないよねぇ、CS3
かさい: 上がってないねえ。その割に、先日のF-Siteは、参加者多かったけど
まきお: あれは宴会メインだから(笑)
かさい: 日本語トライアル出たら、もうちょっと盛り上がるかもしれない
まきお: ああ、そうか、日本語まだなのか
かさい: まだなんです
まきお: いやまぁね、今やいろんなユーザがいてるのは理解してるんだけど、どの機能も、なんか小手先な気がするんだけどなぁ
かさい: オレは、生産性上がるように、ワークフローの改良っていう地味なUGもアリだと思う。CS3がちゃんとそれを満たしてるかどうかは、また評価を後日に譲るけどね
まきお: もちろん、ワークフローの改良は重要だよ。それがなんだかなぁ、と思うわけで。おいらの仕事の仕方がマイノリティなだけかもしれんが
かさい: まぁ、使い込んでみてから。そこは、オレは。とりあえず、オレの仕事にとっては、Illustratorファイルがきちんと読めるようになっただけでも、十分ええから
まきお: おいらはFlash以外のソフトはほとんど使わんから、ほんと、言わせてもらえばムダっ、言っちゃった(^_^;)
かさい: (^_^;
まきお: そもそも、こんだけ一度にUGせんでもええような気もするぞ。どれから慣らしていけばいいのかわからんっ(-''-;)
かさい: そう、いっぺんに出すのはやめて〜〜〜〜(ノД`)シクシク
まきお: あ、あとさぁ、アイコン。Studio8もCS2もサイテーと思っていたが、あれよりサイテーがあったんだなぁ(笑)元素記号かよっ。化学は苦手だったんだよっ(^_^;) 美大のグラフィックデザインの課題で、これ出してきたら、どこの大学でも再提出くらうと思うぞ、これ(^_^;)
かさい: まぁでも、アイコンは、慣れれば気にならん。ということにしておく
まきお: でもさぁ、ある意味、このアイコンが今回のUGを象徴してると思うよアプリのファイル連携、ブランドばっか気にして、各アプリがボツ個性になってる
かさい: それはあるかもしれない。しかしまぁ、統合後最初のリリースだし、そうなるのも分らんことはない
まきお: まぁね。だからみんなで頭を低くしてやりすごす(笑)
かさい: 次に期待することにして、投資のつもりでUGしとくわ(笑)
まきお: 投資の貯金たまってるんだけどなぁ……エクストリーム3Dとか、フリーハンドとか、ゴーライブとか、ライブモーションとか……
かさい: 投資にしては高かったな(^_^;
まきお: 絶対赤字だと思う(^_^;)
かさい: うう(^_^; そうならんように使いたおそう
まきお: おいらはUGするお金で、トランスフォーマ100回みたい(笑)
【笠居 トシヒロ/WEBコンテンツクリエイター・デザイナー】
真っ昼間に突然喉が痛くなるという、ヘンなタイミングで風邪をひいてしまった。症状の進行具合も、喉の痛みがひどくはないけど、ずっと続くという嫌らしいタイプ。はよ治ってくれぃ(/_;)
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >
【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
実は結構ハンバーガー好き。京都駅ビルにある佐世保バーガー「ログキット」を食べた。直径18cmにたじろぐが、うまかったっす♪ そういえばモスが合挽になったんだけど、前の方が旨くなかった?
< http://www.logkit.jp/
>
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリトーク
「遅発性眼鏡チューネンのできるまで」〜又は私は如何にして視力を過信するのを止めて眼鏡を・愛する・ようになったか
Rey.Hori
───────────────────────────────────
諸事情につき、今週もお邪魔することになった。といっても、今回は講師ネタの続きではなく、別の極私的ネタでご機嫌を伺いたい。今回の対象読者は、視力に自信のある人、または自信があったけど最近ちょっと揺らいでいる人、である。
少なくとも30代一杯までは視力に絶対の自信があった。立ったまま床に置いた新聞が読めたし、本屋では一つ向こうの書棚から探している本を見つけることもできた。近くも遠くも何の支障もなかった。会社員時代にもフリーになってからも、長時間モニタに向かったり寝床で本を読んだり、目に悪いこともしまくってきたにもかかわらず、である。
ところがこれが徐々におかしくなったのだ。ん、今日は遠くも近くもフォーカスがイマイチやけどなんでやろ? というのが最初の兆候だった。
ひょっとするといずれは眼鏡なのかと思い始めたものの、そうしたアクロバティックなことができなくなってもそれほど困らないし、気合いを入れればまずまず見えたので、更に数年にわたって慌てることはなかった。ただ、「何を基準に眼鏡を作る判断を下すべきか」が判らない。
「メガネス試験紙をなめてみて赤くなったら眼鏡」というような基準はないわけで、昔から眼鏡をかけている友達、同業者、果てはクライアントさんや学生にまで相談をしてみたのだが、長く眼鏡やコンタクトレンズを使っている人には理解に苦しむ質問らしく、質問の意味をつかみかねた挙げ句に「困ったら作ればいいじゃないの」と言われるのがせいぜいだった。これが回答として物足りなく思えたのは、要はまだ眼鏡が不要だったからだろう。
しかし、そのうちにふと気付いたのだ。仕事でモニタに向かっている時、無意識に顔をしかめてずっと目を凝らしている自分に。こうしないと画面の文字や線がぼやけ始めたのだ。当然これはとても疲れるし、集中力を削がれる。
我々の仕事でこれは死活問題だ。寝床の読書も長続きしなくなった。寝床はともかく、書店で本を選んだり、居酒屋でメニューを眺めたり、電車に乗って行き先表示や路線図を見たりするには困らないが、仕事で困る、というのは明確で厳然とした宣告になった。
これも早くから眼鏡をかけている人には理解してもらいにくいのだが、ずっと眼鏡にエンのなかった筆者には逆にずっと眼鏡へのあこがれめいたものがあった。いわゆる眼鏡萌えというのとはちょっと違い(そのケも少しはあるが、それはまた別の話)、ギミック自体と自分が対象なのだ。
その証拠に幾つも度のない安物のダテ眼鏡を買った。眼鏡をかけるとちょっとした変身をした気分になったし、取り出してかける動作や、指先でブリッジ部分を持ち上げる仕草(=碇司令がやるあれ)をしてみて、いっぱしの眼鏡モノ(?)になった気がしたものだ。そんなわけで、いよいよホンモノの眼鏡デビューについては「やれやれ」という気持ち以外に「わくわく」もかなり含まれていたのである。
まず念のため眼科へ行って病的な要素がないか確認。そして新聞の折り込みチラシなど見つつ、近所の眼鏡店へ。検査の結果では乱視が進んだらしい。「遠くも近くも見えるレンズ」と「近くだけがよく見えるレンズ」のどちらがいいか、と聞かれた。外では困っていない以上、使うのは仕事の時なのだから、レンズ設計に無理が少ないはずの後者を選んだ。
次はフレームである。チラシによれば安いものもあるのだが、ふと気まぐれに少し高い(バカ高いわけではない。少しだけお高い)フレームをかけてみるとこれがウソのように軽い。ディスプレイ用の度のない極薄のレンズしか付いていないことを割り引いても、軽さは大きな魅力だ。結局少し予算をオーバーしたが、上下幅の小さいチタンゴールドのそのフレームを選んだ。何せデビュー眼鏡、一目惚れなのである。
さて、数日後にその眼鏡が出来上がってからというもの、仕事で画面に向かうのと、手で文字を書くことがとにかく楽になった。長時間かけていてもほとんど疲れない。筆者は肩こりを全く自覚しない体質なのだが頭痛持ちではあるので、眼鏡性の頭痛が起きると困るところだった。筆者の眼鏡デビューはこうしてまずまず成功に終わったのだが、少しだけ「しまった」と思うこともある。
薄くて上下幅の小さいレンズはコンパクトだしお気に入りなのだが、画面を見ながら視線を下げて手元のメモ類を見ようとすると視線が眼鏡の外に出てしまうのだ。また、ノート機を持って打ち合わせに臨むと、画面を見ている時はともかく、机の向かい側にいるクライアントさんの顔やホワイトボードを見る時には眼鏡をはずすか、三木のり平@桃屋または大村崑@オロナミンC状態にしなくてはならない。仕事で使うから仕事部屋で画面だけ見られればいいと思ったところが少しアサハカでちょっとした落とし穴があった、というわけである。
まあいいや。大半の時間は仕事部屋で使うから言うほど困ってはいないし、何より気に入ったフレームだし(毎日使うだけに:ココ大事)いよいよ鬱陶しくなったら「遠くも見える」眼鏡をもう一つ作ればいいのだ。それはそれでまた楽しみ、ケースや眼鏡置きなど小物の物色もまた楽しみという、デビューしたての眼鏡初心者なのだ。
【Rey.Hori/イラストレータ】reyhori@yk.rim.or.jp
これを書いていたら、眼鏡に関連した映画のシーンが色々思い浮かんだ。最初はなぜか「アンドロメダ…」(大好き!)でレビット博士が眼鏡を取り上げられて「これなしでは白い杖をつかなくちゃ」と愚痴るシーン、「ハンター」でスティーブ・マックィーン、「リーサル・ウェポン(の2か3)」でダニー・グローバーが老眼鏡をかけるシーン。「いちご白書」のブルース・デービスンは丸眼鏡じゃなきゃダメだし、「マッシュ」のドナルド・サザーランド、「羊たちの沈黙」のスコット・グレン、「地獄の黙示録」のハリソン・フォード、眼鏡が似合ってたなあ。「暴力脱獄」ではミラーのグラサンが象徴的に描かれていたし、「ブルース・ブラザース」はグラサンなしじゃ話にならないし(グラサンと眼鏡は分けて論じるべき?)、「十二人の怒れる男」「メジャーリーグ」でも眼鏡は大事なポイント。わあ止まらない……というわけで、あとは十河さんにお任せいたします(って、引き受けてもらえるもんかい!)。
3DCGイラストとFlashオーサリングを中心にお仕事をお請けしてます。
サイト:< http://www.yk.rim.or.jp/%7Ereyhori/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(6/6)
・いま手元に図書館から借りた二冊の分厚い本がある。米原万里「発明マニア」(毎日新聞社、2007)とホイチョイ・プロダクションズ「気まぐれコンセプトクロニクル」(小学館、2007)である。とにかく厚くて重い。前者は496ページ、約600グラム。後者は976ページ、約1100グラムもある。重量級なのはわけがあり、それぞれ総集編だからだ。寝るときに交互に少しずつ楽しみながら読んできたが(寝ころがって読むにはまことに不都合な本!)前者は読み終えないうちに返却の日が来てしまった。「発明マニア」は米原万里が「サンデー毎日」2003年から2006年にかけて連載したエッセイをまとめたもので、いまは天国にいる彼女も、こんな弁当箱みたいなサイズの本の出現に驚いているかもしれない。内容は、第1作「夢送り込み装置」から第119作「国際化時代に最も不向きな対立回避症克服法」まで、勝手に発明した物件をイラスト入りでぎっしり詰め込んでいる。タイトルを見ただけで笑える珍発明や、製品化されたらけっこういけそうな物体、そうなれば世界が変わる新思想、皮肉や悪意をたっぷり仕込んだ物件など、どれもとびきり鋭くかつおもしろい考察がなされていて(しかも実体験を交えてあるからリアルで)読み応え満点である。世界情勢に怒り、環境破壊を憂い、ペットをかわいがりながら真剣に発明を考える。とにかくカバーする範囲がとてつもなく広い。本人は「せこい発明でこの世の大問題を解決するっていうしかけ」とうれしそうに妹に説明したという。イラストは新井八代(あらいやよ)で、これは素人のヘタ絵だが味があってなかなかいいと思ったら、やっぱり米原万里が本人が描いている。この本はやはり自分のものにして、開いたページから手当たり次第に読みたいので、そのうち買う。2,200円はちと痛いが。(柴田)
・パックに入っているだけの使わないソフトがあるのよ。あれらのUG料金まで払うかと思うとなんだかなぁ。ほんと高いわ。UG料金やハード代の積み立てしておかないと、と思いつつ。/子供の時から眼鏡とコンタクトレンズなので、まぶしくもないのにサングラスをファッションですることすら嫌でやんす。飽きてるの。鼻と耳が痛いの。コンタクトつけた上で眼鏡かける自分に笑える時があるし、度入りだとサングラス本来のかっこよさを壊すような厚みになる。広告にあるような値段で作れた経験なし。通常レンズだと牛乳瓶の底。重かったりフレームからはみ出るため、薄く軽く、そして強近視用の特別レンズということで高いのである。フレームも三価格ぽっきりショップのものは合わない。何度か試してみたが、鼻や目の高さが合わない。ああいうショップは想定している顔かたちが少ないのではあるまいか。/ビリーズブートキャンプの未承諾広告が来た。以前ビリーさんのCMを見たと後記に書いたことがあったのだが、「このメールは、以下のページをGoogleでキーワードでの検索結果から拝見し、●●よりメール配信させて頂きました。」と。blogはここ、直輸入だから安く日本語解説書つきです、購入はビッダーズから買ってね、と。長々と書かれてある文章は、人をその気にさせるのに十分なもの。うまいわー、商魂のたくましさ、凄いわー。見習わないとなぁ。こういうこと思いつきもしないもの。/元デジクリの島田氏からメール。要件の最後に「私は●●だった。」とゲゲゲの鬼太郎妖怪占いの結果が書かれてあった。後記は独り言気分の時が多いのでちと焦る。なぁ、バレエ一緒に習わへん? 体柔らかいし動きにメリハリあるし、私よりよっぽど向いてると思うわ。(hammer.mule)