[2269] そんなの関係ねえ!

投稿:  著者:


<イルボンマル、ケンチャナヨ!>

■KNNエンパワーメントコラム
 そんなの関係ねえ!
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[141]Fireworks CS3編
 一年分のカレンダーを生成する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[9]
 美女探しはやはり大学が良い-3
 HAL_

■展覧会案内
 小川アリカ作品展「ILLUSTRATION 25th」


■KNNエンパワーメントコラム
そんなの関係ねえ!

神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20070910140400.html
>
───────────────────────────────────
KNN神田です。

2007年8月18日の24時間テレビ(日本テレビ系)で「熱湯コマーシャル事件」が起きていたことを知った。

YouTubeで検索すると、ほとんどの映像が削除されてしまっていたが、ニコニコ動画では、ツッコミ入りでまだ残っていた。
< http://www.nicovideo.jp/watch/sm871277
>

また、さらにWikipediaにも、この24時間テレビの模様は追記されている
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=14669439
>

本当に、いい世の中になったとつくづく思う。見過ごしていたテレビ番組がネット上で再現されているのだから…。

今回の事件の発端は、ダチョウ倶楽部の上島竜兵氏が熱湯風呂に入ったあと、小島よしお氏の芸の「そんなの関係ねえ!」をネタとして披露したところに、スタジオ内にいた、小島よしお氏が乱入する。

…スタジオでは、彼のリアクションに合わせて、テーマのリズムが流れ、そのノリで小島よしお氏は熱湯風呂にはいったまま「そんなの関係ねえ!」を連発する。

当然、スタジオからは「熱湯だよ」という罵声が飛び、しばらくして、小島よしお氏は、ハタと事態に気付き、熱湯風呂にはいったかのような演技をしたが、時はすでに遅し…。「熱湯コマーシャル」は、もうこれでテレビ界からは完全に封印されてしまうことだろう。しかし、ダチョウ倶楽部の芸のすごさを改めて感じると共に、長年テレビで、うまく騙されてきたと感じた。熱くもない熱湯に入っている「低温湯リアクション」では、今後は意味がない。

Youtube上に残る熱湯コマーシャル
< http://jp.youtube.com/watch?v=NK3EpD2sPec
>

そんなことよりも、小島よしおの「そんなの関係ねえ!」ですべてを押し切ってしまえる芸風が、「今」を標ぼうしているパワーを秘めていると感じた。テレビ業界の慣例やお約束芸、それらをすべて「完全否定」できてしまう怖さが露呈した。

「そんなの関係ねえ!」は、開き直った勇気なのかもしれない。この事件の後も小島よしお氏はテレビに露出し続けている。一時の、レイザーラモンHGを彷彿とさせるパワーだ。

生放送には、常にハプニングがつきまとう。しかし、それだけに、生放送は芸人や出演者の緊張感が伝わりやすい。さらに生放送のハプニングだけが、動画共有サイトに勝手に公開されている。

YouTubeなどの著作権侵害が、あとを絶たない原因は大きく二つある。

ひとつは、失うものは、「取得ID」のみであるということだ。取得したIDは、またどこかの無料メールアドレスサイトで取得して登録するだけである。それだけで、自分のIDは作りなおせる。それ以上の罪は何も問われないという追及性のなさである。また、削除されそうなコンテンツを誰かがダウンロードして保管し、またアップロードという無限連鎖の仕組みまで登場している。

動画共有サイトにかかわらず、ネット上のサービスそのものが、無料メールアドレスさえあれば、なんでも実現できてしまうところに、本当の問題が潜んでいるのだ。

そしてもうひとつは、「この動画を共有したい」という欲求だ。著作権侵害をしてまでアップロードする人のメリットは限りなく少ない。アフリエイトすら存在していないにもかかわらずだ。パソコンに映像を取り込む時間、アップロードする時間、説明タグを付け加える時間。アップロードにいつも成功するとは限らないので、何度もアップロードする。そしてそれらにまつわる作業と違法性。まるでデメリットだらけだ。しかし、そのコンテンツの視聴回数の表示が、違法アップローダーへのモチベーションとなっている。

この二つの大きな問題を理解しない限り、動画共有の著作権侵害は後を絶たないだろう。

ボクは、この動画共有という、「ソーシャルビデオレコーダー」の役割に非常に価値を感じている。テレビ局側がこれをビジネスモデルとして真摯に前向きに取り組むことに意味を感じている。

テレビ局は、著作権侵害で削除要請という対応よりも、ネット上の再放送での課金手法などの視聴率以外のビジネスモデルを、総務省に申請し可能性を検討すべきであろう。現在の「視聴されている」という行為をもっと理解すべきである。テレビ放送は、動画共有サイトによって、もはや「生放送」が終わると空気と共に消え去るのではなく、ネット上でいつでも再現できるものへと変化しつつある時代である。

現状の生放送の視聴率上のみで成立している放送事業は、もはや薄氷の上のビジネスモデルである。視聴率が低下すればそれだけで、すべての放送業界の構造は破綻してしまう。携帯のワンセグで視聴されていても視聴率に反映されないし、ハードディスクレコーダーやビデオで再生されていても反映されない。少なくとも、それらを反映すれば視聴率は向上するのかもしれない。

しかし、コマーシャルそのものが、「続きはウェブで」と展開をはじめることにより、テレビコマーシャル15秒で説明できないものを、ウェブ上で解説するための単なる「トリガー」として利用しはじめている。

今まで、視聴率は稼いだポイントによってどれだけ売れるのかの予測手法でもあったが、インターネットやライフスタイルの変遷によって、それらの軸足の環境が変化している。

視聴率の嘘800ホント200
< http://homepage2.nifty.com/yama-a/reports.htm
>

動画共有サイト側からは、番組やテレビ局のコンテンツに対してのアフリエイトとして、映像をトリガーとして、iEPGで予約を可能にするタグなどで、フィードバックを提供できるようにする施策も考えられるだろう。

公共の電波を使用し、放送できる許認可事業であることもふまえて、そして日本の文化資産としての価値を再認識する必要がある。

そうでなければ、新しいネットテレビ局の進出によって「そんなの関係ねえ!」的に他人のコマーシャルを付加されて流通される可能性まで登場してきた。

< http://operator11.com/
>
などの動画を放送できるサイトのサービスは、CM挿入機能などさらに革新的なサービスが付加されてきているからだ。

まずは、テレビ局側が試験的な番組を動画共有サイトで展開してみて、新たなメディアを自ら開発する努力が必要な時期にきている。


ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp
>
毎週木曜日23:00 MXテレビ「BlogTV」出演中
< http://www.technorati.jp/blogtv/
>
「NetSurfin2.0」毎週放送中!デジハリ大学放送部
< http://blog.dhpodcast.com/
>
神田敏晶著「Web2.0でビジネスが変わる」
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797335939/
>
「YouTube革命〜テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ〜」
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797339039/
>
「Web3.0型社会」大和書房
< http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797335939/
> 発売中です!

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
>
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[141]Fireworks CS3編
一年分のカレンダーを生成する

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20070910140300.html
>
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今回は、Fireworks CS3で一年分のカレンダーを生成するスクリプトです。Photoshopとは異なり、非常に高速に生成されます。Photoshopより数百倍は高速です(多分)。

実行する前に、あらかじめ大きなサイズのキャンバスを用意しておく必要があります。今回のサンプルの場合は横100ピクセル、縦1200ピクセルほど必要になります(解像度は72dpi)。

カレンダーの表示方法は■〜の部分の値を変えてください。

// Calendar Script for Adobe Fireworks CS3
baseX = 10; //■カレンダーの最初の表示位置(X座標)
baseY = 10; //■カレンダーの最初の表示位置(Y座標)
calDX = 30; //■カレンダーの1日あたりの横幅
calDY = 30; //■カレンダーの1日あたりの縦幅
blockX = 250; //■1月あたりの横の差
blockY = 250; //■1月あたりの縦の差
dRed = 0;
dGreen = 0;
dBlue = 0;
textBlock = 20; // テキストのブロックサイズ (1文字10ポイント)
docObj = fw.getDocumentDOM();
textR = { initialAttrs:{ alignment : "center", size:"10pt" },
textRuns:[ { changedAttrs:{}, characters:"" } ]
}
function calendar(theYear__,theMonth__){
var wrtMonth= new Array(0,31,28,31,30,31,30,31,31,30,31,30,31);
var wrtDate = new Array("日","月","火","水","木","金","土");
//■一週間分の色(赤輝度,青輝度,緑輝度)
var wrtColor= new Array([255,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,255]);
var special = new Array(3,21, 9,23, 1,1, 2,11, 4,29, 5,3, 5,4, 5,5, 11,3, 11,23, 12,23);
var specCnt = 15;
var specCol = [255,0,0]; // 休日の文字色
var theDate = new Date(); // 日付オブジェクトを生成
specCnt = 13; // Happy Monday対策
if (theYear__){ // 年月が指定されていた場合は年月を再設定
theDate.setYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
}
theYear__ = theDate.getFullYear();
theMonth__= theDate.getMonth()+1;
if (((theYear__ % 4 == 0) && (theYear__ % 100 != 0)) || (theYear__ % 400 == 0)){
wrtMonth[2] = 29; // 閏年だったら2月を29日にする
}
// 春分/秋分の日を求める(1980-2099まで)
special[1] = Math.floor(20.8431 + 0.242194 * (theYear__ - 1980) - Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
special[3] = Math.floor(23.2488 + 0.242194 * (theYear__ - 1980) - Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
theDate.setFullYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
theDate.setDate(1); // 日付を1日にし曜日を次の行で取得
var count = theDate.getDay();
var day = 0; // 曜日カウンタを0にする
var date = 1; // 日付を1日にする
var flag = false; // 休日&日曜日フラグ
var hFlag = false; // 休日フラグ
var xFlag = false; // 成人の日/体育の日
var i,j;
var week = 0; // 2000年からの体育の日と成人の日対策
calX = 0; //■カレンダーを表示する相対座標(X)
calY = 60; //■カレンダーを表示する相対座標(Y)
drawColor([0,0,0]); // 色の初期化
write(theYear__+"年"+theMonth__+"月", 95, 0); // 相対座標(95pt,0pt)に描画
for(i=0;i< 7;i++) write(wrtDate[i], 0+i*calDX, 30); // 曜日書き出し
flag = false; // 休日が日曜日だった場合true
for(i=1;i< =wrtMonth[theMonth__]+count;i++){
hFlag = false; // 休日だったらtrue
if (day >=count){
wrt = ""+date;
for(j=0; j< specCnt; j++){
if ((special[j*2] == theMonth__) && (special[j*2+1] == date)){
drawColor(specCol);
// 休日が日曜日だったらtrue
if ((day % 7) == 0) flag = true;
hFlag = true;
}
}
date++;
if ((day % 7) == 1) week++; // 月曜日の場合は週の数を増やす
}else{ wrt = " "; }
// 1月と7月と10月の休日処理(Happy Mondayの処理)
xFlag = false;
if ( ((theMonth__ == 1) || (theMonth__ == 10)) && (week == 2) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if ( ((theMonth__ == 7) || (theMonth__ == 9)) && (week == 3) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if (xFlag){ drawColor(specCol);
}else{
if ((hFlag == false) && flag == false) drawColor(wrtColor[day % 7]);
if (((day % 7) == 1) && flag == true) { drawColor(specCol); flag = false;}
}
write(wrt, calX, calY);
calX += calDX;
if (day % 7 == 6) { calX = 0; calY += calDY; }
day++; // 1日増やす
}
}
function write(txt, x,y){
var R = dRed.toString(16);
var G = dGreen.toString(16);
var B = dBlue.toString(16);
if (R.length < 2) R = "0" + R;
if (G.length < 2) G = "0" + G;
if (B.length < 2) B = "0" + B;
textR.initialAttrs.fillColor = "#"+R+G+B;
textR.textRuns[0].characters = txt;
var tmp = textBlock; // ブロックサイズを一時保存
if (txt.length > 2) textBlock = 10 * txt.length;
docObj.addNewText({left:baseX+x, top:baseY+y, right:baseX+x+textBlock, bottom:baseY+y+textBlock},true);
docObj.setTextRuns(textR);
textBlock = tmp;
}
function drawColor(col){
dRed = col[0];
dGreen = col[1];
dBlue = col[2];
}
calYear = 2008; // 作成する年数を4桁で指定
storeX = baseX;
cal = 1;
for (cy=0; cy< 4; cy++){ //■縦に4つ
for (cx=0; cx< 3; cx++){ //■横に3つ
calendar(calYear, cal);
baseX += blockX;
cal++;
}
baseX = storeX;
baseY += blockY;
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
今週中には新サーバーに入れ替えたいところです。とりあえず新しいサーバーのURLです。
< http://60.32.158.22/
>
2TB近く転送したので10日近くかかりました……
Google Desktop(Mac)入れたけど、インデックス作成がいつまでたっても終わらず… Spotlightは割と速かったのですが……

昔作ったゲームが、雑誌「ゲームサイド」に載ってますf(^^;
P152です。mz-700時代を知っている人には懐かしいかも。
Game Side(ゲームサイド)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000V7NV0S/
>

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[9]
美女探しはやはり大学が良い-3

HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20070910140200.html
>
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「ケンチャナヨ!」この言葉は良くも悪くも使われますが、本来の韓国語の精神はともかく、私にはとても便利な言葉です。「ケンチャナヨ↑」というように語尾を上げて発音すれば心配顔の「どうしましたか?」になるし、「ケンチャナヨ↓」と語尾を下げれば「大丈夫です!」と言い切れるし、軽く「ケンチャナヨ、ケンチャナヨ」と繰り返せば「平気、平気!」と言うような意味にとれます。ちょっと懐疑心のある感じの女の子には、気軽さと愛情を持って「ケンチャナヨ」と言えば、少しは気持ちをほぐしてくれます。

声をかけた梨花女子大学の学生には、日本語出来ますか? という意味の気持ちを込めて「イルボンマル、ケンチャナヨ!」と明るく呼びかけます。私が声をかけた女学生達は、たまたまだったのかわかりませんが、日本語が分かる娘がほとんどいませんでした。

若い芸能人を通じて文化の交流がはかられているので、少しは興味を持ってもらっているのかと思いましたが、言葉に関してはなかなか難しいようです。日本の学生にとっての英語のようにはいかないですね。元々嫌われている部分の多い日本ですから、しかたがないのかもしれません。

しかし、若い子達には過去の歴史などによる悪い印象は少いようで、少なくとも訳の分からない日本人のアーティストに対しては優しくしてくれました。はじめに声をかけた二人組も悩みながらもOK!というような顔を見せてくれます。そんなにすぐ快諾されるとは思ってもいなかったので、私の方は逆に準備不足。どう撮ろうかもあまり考えていなかったので、とりあえずカメラを構えて撮影開始!!

撮影とは言ってもレフ板を用意しているわけでもなく、光がどうのということまでを考慮した、こちらの意志を伝えるのも難しい状況下です。空は晴れてはいますが、絵の素材としてのポートレート撮影には影の部分にも光が回り込み、絶好の太陽光という条件です。そんな天の味方を得るなか、二人には自然なポーズをとってもらい、にこやかに「キュートだよ」とか「可愛いね」とか言いながら、次々に撮影します。

最後にネットでハングル翻訳した写真使用に関する承諾書に記入してもらい、その承諾書と一緒にさらに一枚撮影させてもらいます。承諾書には赤い大きな数字が打ち込まれていますので、こうしておくと名前と顔が一致するデータとして残しておけます。よく開発途上国の人々の写真を目にしますが、こういった撮影では肖像権はどうなっているのでしょう。いちいち許諾しているとも思えないのですが、不思議ですねぇ。

さて、撮影終了後は「カムサムニダ」。とても丁寧過ぎるくらいの感謝の言葉ですが、とりあえず日本人だからケンチャナヨです。「コマオヨ」という「ありがとう」の簡単なフレーズが出てこないほど気持ちは高ぶっていますので、まあそれでもケンチャナヨです。

次に出会った女子大生は、今回出会ったなかで唯一日本語が片言くらいは話すことが出来る娘でした。少しでも言葉が通じるのはうれしいことです。私の気持ちもゆるみます。気持ちがゆるんだからと言って、変なお誘いなどは一切しません。これもお仕事なのですから、甘い気持ちを持ってはいけません。ええ、絶対そんな気持ちは起こしませんってばぁ。

この娘は、大きくシャギーを入れた胸元までくる髪をそのまま下ろし、白地にグレーのピンストライプのシャツを着ています。このシャツはVカット左右非対称の胸元をあわせるような形で、襟元に付いた2センチ幅のベルト、これには軽い金具が付き合わせられるように見えるデザイン。

そして、左右にタックの入った大きな胸ポケットがアクセントになったウエストまでの短めの丈。スカートは白地に軽やかな花をあしらった、ひざ上の長さのフレアーの入ったスカート。足元はシルバーのサンダル。やはりメタリックだぞ! どちらもシャープな顔立ちを上品に見せています。

被写体とする女の子選びの条件は、もちろん顔立ちも大切ですが、それ以上にその娘が持っている雰囲気が大切です。単に美人ということではなく、個性のある子がいればどんどん撮影していくつもりでしたが、彼女に関しては顔立ちもよく、持っている雰囲気も個性的な上品さがあり、誰が見ても美人だと思える娘でした。

三人のグループだったのですが、撮影許可を求めると、すぐに他の二人は引き下がってこの子を前に出してきました。他の二人も撮影すれば良かったのですが、こちらもその気に押されて彼女だけの撮影になってしまいました。カメラを向けるとポーズまで取ってくれたことから見ても、自他共に美人だと認められた存在であることがよく分かります。撮影後少し話をし、別れたあと側に止めてあったYAMAHAのスクーターに飛び乗って颯爽と去っていく姿も印象的でした。やはり、お茶でも誘えば良かったかなぁ、、、、。

その後も順調に撮影は進みました。女子大生という枠の中なので強い個性を出した娘は少なかったのですが、楽しい撮影をひとまず終了しました。次は隣の新村駅にある名門・延世大学校を目指します。

◎なんと急ですが、次週16日(日)には再び韓国に行くことが決定しました。今年に入って三度目の韓国旅行になります。前回妙な旅行会社のツアーに引っかかってしまったので、その雪辱戦です。妙な運び屋をやっているわけではありません。きっぱり自費で出かけます。韓国に用事がある方は是非ご連絡ください、用件伝達くらいの用事は果たせますから。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>

新刊「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

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■展覧会案内
小川アリカ作品展「ILLUSTRATION 25th」
< http://www.14thmoon.com/cgi-bin/14/14thmoon.cgi?date=2007.09.18
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070910140100.html
>
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会期:9月18日(火)〜28日(金)12:00〜19:00 土・最終日17時 23・24日休
会場:The 14th.moon(大阪市中央区大手通り1-1-1 TEL.06-6943-5892)
内容:イラストレーターになって25年。粘土を使い、想像の天使の像、楽器が動物へと変化する造型物などの立体オブジェやCGイラストの作品を手掛けています。近年は、動かすことのできる人形を作り、クレイアニメを制作したりして、挑戦したいことは数多く、まだまだ発展途上です。(サイトより。作家談)

小川アリカ:
82年イラストレーター集団(株)スプーン入社。91年からフリーに。高松市「冬のまつり」キャラクターデザイン、阪急イングスや小僧寿しチェーンのCM、ANA(全日空)CAさんキャラクター制作など。アニメーションスタジオ「スプリングボード」をチームで設立。92年ニューヨーク3DイラストレーションアワードUSA銀賞、銅賞、受賞。

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■編集後記(9/10)

・台風が通過していった翌朝、我が家の前の歩道脇の桃の木が三本倒れかかっていた。目立った被害はそんなものだが、「わんぽ」で土手にあがったらさすがに荒川の流れはすごかった。こんな荒れた荒川の姿を見たのは、ここに引っ越してきて以来初めてだ。眺めおろす土手の傾斜の下には道路が走り、その先にススキをはじめとする植物のベルトがあり、その先がコンクリートの護岸である。いつもは護岸の上の通路をよく歩いている。濁った急流は道路まで広がって、植物ベルトはかろうじて島のように切れ切れに頭を出している。さながら二本の荒川である。川向こうを眺めると、ゴルフ場は完全に冠水している。川にはゴミが大量に流れている。家屋の一部のかたちを保ったまま流れていくものもある。それが午後2時ごろである。4時過ぎに、被害状況を見るため自転車で戸田橋を渡ってみた(ひま人だ)。東京側の橋脚の下に何軒もあったブルーシート家が姿を消した。わずかにふたつの家の屋根部分だけが流れる水の中に見えている。南から我が家の方面を眺めると、2時ごろにはまだ芝生が見えていたグランドが完全に水の下になり、いつもの数倍の川幅になった荒川が広がっていた。水量はますます増えている。なかなかすさまじい風景である。シュールな眺めともいえる。まあこの程度の水量ならまだ心配はないが、土手の斜面まで水が迫ったらマジでこわい。見てみたい気もするけど。昨日の「わんぽ」で見渡すと、川は一本に戻り、ゴルフ場以外は水が引いていた。しかし道路脇や植物ベルトには大量のゴミが残されている。すべてを撤去するには時間がかかりそうだ。ところで、暴風雨で大荒れの海岸のようすをテレビで見ると、あの大波を近くで見たらこわいだろうな、しかし見たい、電車乗って行ってみたい、といつも思う。ヘンか?(柴田)

・どうしたんだ阪神。/バレエの先生が地方公演で三ヶ月お休み。代わりの先生が踊られた瞬間、思わず「かっこいい」とつぶやいてしまった。いままで習っていた先生方は娘役だったので、可愛かったり、綺麗な踊りをされたのだが、今度の先生は男役なので、キレがあってダイナミック。スタジオ全体の空気が動くような錯覚を覚え、狭く感じられる。迫力。一緒に習っているお母さんと二人で思わずうっとり、ため息。同じシンプルな動きなのに人によって変わってしまうんだなぁ、表現力って凄いなぁと今さらながら思う。骨格ですら娘役さんと違う気がしてしまうよ。先生のファンサイトを見ていると、踊りに定評のある人らしく、我々初心者達には贅沢すぎるなぁと思うのだが、五歳の子供は「保育所から劇を見てきてん。サインまでしてもらってんで〜。」と先生に自慢していて、この先生もサインをする表現者の側だよと内心苦笑していたりする。その後、鏡に向ってピルエットの練習をしていたのだが、自分のキレのなさ、もっさり加減が悲しくなった。この先生も公演のため休まれたりするので、バレエは苦手とおっしゃるスタジオの先生にも教わることがあるのだが(他の先生方は8歳頃から習っている)、何をおっしゃる先生、私達レベルでは十分すぎますわという感じ。先生方はそれぞれ教え方が違うので勉強になる。アチチュードでも、最初の先生は膝と軸足の話をし、次の先生は角度の話を重点的に教えてくれた。今の先生は、軸足以外に、脇と背中にシワを集める感じ、肩甲骨のすぐ下から足が続いている感じだと教えてくれる。シワ、シワと思いながら足を上げていたら、普段より上がるし維持する時間も長くなるのだ。(hammer.mule)