電子浮世絵版画家の東西見聞録[10]美女探しはやはり大学が良い-4
── HAL_ ──

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9月16日の韓国旅行の旅を書きたいのですが、それはまたあとのお楽しみとして、今回も引き続き美女狩りの、、あ!、、前回行った韓女撮影の旅の続きとなります。

さて、さて、延世大学校(新村キャンパス)ヨンセテハッキョ(シンチョンキャンパス)は韓国の慶応大学とも言われる名門です。学校は山の麓から山腹まで広がるという広大な敷地が広がり、3万8千人もの学生がいるマンモス校です。さぞモデルになってくれる人は多くいることでしょう。

駅から大学までは10分くらいの道のり、その中で不思議だったのが薬局の多さです。梨大はファッションストリートという感じでしたが、この新村の大学近くに行くと、ここには病人がひしめいて、大挙して薬を買いに来ているのではないかと思われるくらいに薬局が続いています。それとも、大学生に病人が多いのかな。韓国特異の受験地獄による精神的ダメージの回復用途薬?


もちろん、ファーストフードの店や喫茶店もあるのですが、大学近くの一角に入ると薬局の大きな看板がいきなり目に付きはじめます。ちなみにハングンマルでは薬は「ヤクッ」と発音します。薬局は「ヤックッ」。なんか、日本語をちょっと短く詰まらせた感じですね。寒い土地柄と早口だから詰まってしまうのでしょうか。

さて、薬局通りを抜け大きな信号を越えると延世大学校です。もうすでに夕方で、校門から出てくる学生が通りの向こうに群衆になって見えます。そうか、もう下校時間なのか。

ともあれ、正門を入ると目の前に広がるのが広い道。車道の両側の歩道、そしてその回りの緑、そして、緑。校舎らしき建物は左右に見えることは見えますが、大学というよりどこかの公園に入ったような視界です。そして、ずう〜っと続く広い道。

たしか、この大学は奥が深く初めて入った人は迷子になるという噂も聞いています。迷子になって出てこれなくなってしまったら、どうしよう。富士の樹海じゃあるまいし、どうにかなるさ、ケンチャナヨ!! しかし、大学生は忙しそうに帰り足。いったい撮影はどうなるんだろうか?

や、や、前から超ド派手なカップルがやってくる。最近で言えば鬼派手か、ギザ派手か!! これを見逃したら末代までの笑いもの。カメラの準備を整えて、書類を用意して、あたふた、あたふた。そして「アニョハセヨ!」「サジンチゴド トゥエヨ」「イルボンマル ケンチャナヨ!」と立て続けに話しかけ自書を手渡そうとすると、ネイティブな日本語が帰ってきた、、(前回、日本語が話せる韓国人はほとんどいなかったと書いたくせに、等と言わないでくださいよぉ)

この大学は男女共学、それならばカップルを撮影してみようと、はじめから考えて来たので目の前のド派手なカップルは条件適合者。彼女は真っ赤な地に白いバラの花のプリントが入った、ひざ上と言うより股下から計った方が早い丈のミニワンピース。胸元は大きくあき、胸半分が出ているというか隠れている方が少ないぃぃ!! そして、大きなリボンの付いた真っ赤な光沢のある大きめのショルダーを下げ、紫色のスリッポン。そして、肩から少し下がったセミロングの茶髪。

それだけなら、さほど派手には感じられないでしょうが、それ以上に目を引いたのがタトゥー。右胸のふくらみには大きなバラの花が。ミニスカートから出た両の足にもタトゥーが点々と、話をしている時に見た手の甲にもバラの花が。もちろんプリントではない本物。韓国ではタトゥーが流行っているとは聞いていたけれど、儒教の国。若い婦女子にまで広がるとは、なんと凄いことか。

そして男子学生はと言うと、やせ形の体型にコッパンとハワイプリント風のTシャツ。肩からは迷彩柄のズタ袋が下がり、ごく普通の学生姿。どう見ても不釣り合い。足元に至ってはビーチサンダルもどきを履き、整えられてはいるが口髭と短めの顎髭を蓄えている。

え!!しかしですよ、髭!
こ、これは!!

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
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