[2287] 我が友ハンダゴテ

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<いまのアキバは私の秋葉原ではない>

■音喰らう脳髄[37]
 我が友ハンダゴテ
 モモヨ

■Episode of ガテン系デザイナー[5]
 困った営業さん
 相子達也

■イベント案内
 2007.東京.町工場より -機械部品と工具の展示即売-
 地下室の古書展VOL.10 アンダーグラウンド・ブック・カフェ
 ASIAGRAPH 2007 in Tokyo 〜多様性からの創造〜

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■音喰らう脳髄[37]
我が友ハンダゴテ

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20071009140500.html
>
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急に寒くなった。三十度近くから突然十月下旬の陽気になったのだそうな、ってえことで、暖をとるために、久しぶりにハンダゴテに電気をいれた。ヤニ入りハンダの臭いがひどく懐かしかった。そっと手をかざす……なんてわきゃない。暖をとろうとしたのは嘘っぱちであるけれど、ハンダゴテを引っ張り出したのは本当だ。

何年ぶりだろう……。息子が生まれてシングルファーザーになってから暇もなく、仕事も変わったので試作回路を組んだりチップをいじることもなくなった。

そもそも秋葉原が変わってしまった。なじみの電子部品店がどこもPCパーツばかりを扱うようになり、かつて裏通りを賑わわせていたジャンク屋などめっきり少なくなった。コンデンサーとか抵抗、スペースシャトルで使われる高級ボリュームなどを扱う店も見なくなり、真空管を扱う頑固親父のいた専門店もなくなった。

ついこの間まではその程度で寂しがっていたわけだが、いまや、そのメランコリックな私のノスタルジアのよすがとなるものまでがすべて破壊されてしまった。再開発というのは、時にとんでもなく暴力的に私たちの心にダメージを与えるものである。

整理された街区、今時にふさわしいオシャレな空間、いまのアキバは私の秋葉原ではない。鉄道模型やラジオの制作やアンプや電子音響回路……私が人生の折々に通いこんだ町ではなくなってしまった。神田神保町の古書店街の店全てが、キオスクやツタヤになってしまったような感じすらある。

人の世の流れをみれば、この変化が、ある程度自然な成り行きであることは理解できる。が、こうした一方で政治家は大枚をはたいて日本橋などの景観を再現しようとするのだから不思議だ。

万世橋から柳橋、これは江戸時代末に消失したらしいが柳原土手から大川(隅田川)に至る辺りも今から景観の保全をすればいいのに、なんて思うのだ。幾つか残るJRの赤レンガの高架だって、きちんと保全してくれるものか、どうか……おっと、おとうさん、つい懐旧の念に動かされてしまった。

半世紀を越えて生きてくると、なんだか、永井荷風の、南千住浄閑寺、遊女を悼む石碑に刻まれた懐旧の言葉がわかってくる。断腸の思いという言葉があるが、懐旧の念にそれに近いものがあると知るようになったのは、ここ数年のことだ。

ハンダゴテの話のはずだった。いまさらであるが、話を元にもどそう。

その夜、ハンダゴテを手にしたのはオーディオカード(在庫品)に手を加えてやるためだった。もともと私は、PC用オーディオカードのコレクターで、自慢ではないが、古典的名品ならたいていのものが手元にある。一世代前のオーディオカードは、現今のように、大量にPCに搭載されたメモリーをシェアーするものでなく、オーディオ用にオプションの専用メモリーを搭載するものが多くある。これをまた使ってみようと思ったのである。

あれこれ作業をしつつ音楽の仕事をしていると、途中のアドレスに音楽用、あるりは映像用に振り当てられた番地が、音楽や映像の処理や再生をやめても、虫食い状態でのこり、はなはだマシンにとって不健康であるような気がしているのである。

特にサンプラーとして音響系を使う場合、サンプルとなる音響データを読み込ませたり、それを解消して、あらたな波形を読み込んだりするわけだが、こうした小さなデータを読んだり消したりするのは、長大なメモリー空間にそぐわないように思うのだ。

最近のOSではソフトMIDI音源を採用し、MIDIもサンプラーと同じ方式でメインメモリー中に読み込んでいるので、そのうえにもう一つの似たようなソフトを走らせて、音源のロードなどを繰り返していると、当然だけどメカの動作が不安定になる。そこでPCの一台に旧型のカードを差込み、完全にサンプラー用のメカに改造することにしたわけだ。

何年か前のデジクリでも書いたけど、有名どころのオーディオカードには、実をいうとかつてプロ用機器でのみ採用されていた専用チップが搭載されている。経営が苦しくなったため大資本に買収され、苦労して開発したチップが乱雑な扱いで雑音だらけのヘボシステムに搭載されるに至った、その結果である。

例えばエンソニックだったりE-MUなどが代表的で、いずれも一時期のクリエイティブ社の製品に搭載されている。超高性能の、最高級音響用チップが、雑な、いかにも頼りないハンダ付けで搭載されていたのである。いかにチップが高級であろうと、カードの配線引き回しや基板デザインの際に、担当者のスキルが足りなかったり、配慮がたりなかったりすれば本来の性能を発揮できないのが当然で、そうしたカードはそこそこの性能しか発揮できなかった。

ということで、我がハタンゴテの登場である。個々のパーツのグレイドに注意して上位品に交換してやり、電解コンデンサーの共振を防止するために固定化し、ワイヤー配線によってプリント基板の問題の箇所を変更してやったりする。

また、アースの取り方をアナログ、デジタルできちんとわけてやり、それぞれ一点アース化するなどしてかつ面積の大きい放熱板をつけ、きちんとチップや関連ICの熱を逃がしてやるなどする。これら常識的処理をきちんとこなしてやると、音響回路は驚くほどに性能があがる。

そこまでしないにしても、ハンダ吸いとり線で、もとから使われていた粗悪なハンダや、ボテボテの玉のようになっているハンダを吸い取り、時には、あらたに少々値がはるが電子回路専用ハンダで処置するだけで音がよくなる。悲しい話だが、ほんとうのことだ。

と、まあ、手持ちの音源カードを入れ替える前にワイヤリングを変更するためのハンダゴテであったわけだ。久しぶりの通電だったため、最初はちりちりとホコリが焦げるような臭いが部屋に拡がる。

この電気方式のハンダゴテは、ここ何十年たってもあまり変わらない。私が学校にあがる以前は火鉢やトーチランプでコテをあっためてやる方式だった。建築現場では1970年代までその方式だった。が、私が電気回路をさわるようになった六十年代から、ハンダゴテはハンダゴテ、である。電気式である。外で作業する際には、中にガスライターのようなものが組み込まれたガス式ハンダゴテを使う以外にないが、こうして家で作業する場合は昔馴染みの電気式だ。

ハンダゴテをハンダにあてるとシュッといって紫の煙がたちのぼる。松脂とかペーストという成分がすでに含まれている、いわゆるヤニ入りハンダ特有の煙だ。吸い込むのは健康に悪いとされている。が、その有害な臭いに癒されている私がここにいる。かわらないものがそこにあるからだ。サイバーパンクだのなんだのと粋がってみせても、この臭いを忘れたらおしまいだ、なんて故のないことを漠然と思う一夜だった。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■Episode of ガテン系デザイナー[5]
困った営業さん

相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20071009140400.html
>
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代理店さんと仕事をすると、営業の方が打合せにやってきます。話がツーカーだと打合せは滞りなく進みますが、多くの場合そんなうまくは行きません。もちろん、私もなるべく打ち合わせに同行するようにしてますが、全部に顔を出すのはなかなか難しい。現場経験のある営業さんだと、仕事の流れや制作の手間などを理解しているので問題は起きません。でも、畑違いの仕事経験を持っている営業さんだと面倒な事が起き始めます。

第一案を出した後の修正を営業さんが持ってきます。
「もう少し明るめっていうかすっきりしてほしいって」
「シンプルな感じがいいっていうことなんだけど」
「もっと勢いのあるイメージで」
「ここ、ドカーンって感じで」

よくわかりません。皆さんも日々こんなやり取りをしていると思います。営業さんがその修正依頼に対して、少し具体的な質問をしてきてくれると助かるのですが、大体クライアントが言ったことがそのまま伝達されます。伝書バト?(失礼)

「明るい色に変えてほしいって」どこを?
「文字は小さめでいいみたい」どの文字?
「バックの写真を変えてみたいって」どれに?

コピーの一部はこちらで考えたので、その部分はチェックしてもらえたのか聞くと「あー、忘れた」んじゃもう一回クライアントさんに聞かないとね。

まるで子供を相手に仕事してるような気分になってきます。伝言ゲームの歯がゆさをご想像ください。このあたりは、直接クライアントに聞けば大丈夫なので大きなトラブルにはなりません。じゃあ営業さん居なくても……そんなことはありません。不毛のやり取りが続けられて納品にこぎ着けます。

もっと内容の検討や提案、綿密な打合せをしてきちんとしたスケジューリングをしながら良い仕事の流れをつくりたいと思っても、営業さんの入れ替わりが激しくて実現できません。

「はじめまして。○○に替わって担当になりました○○です。以前は……」
また、一からやり直し。色々なところに問題がありますね。

連絡を受けたくなくなる営業もいます。ムダな話が多くて要点がまったく分らない人。仕事持ってきてやってんだぞ的な威張りモードの人。お金の話ばかりの人。過去の栄光話ばかりの人。制作側のことなど何も考えずに「できますできます」とクライアントに言ってきちゃう人。「OK、OK、大丈夫、大丈夫」と言いながら全然大丈夫じゃない人。

提案ゼロで「まかせるよ」というのも困ります。こちらがどこまで突っ込んでいいやら。「あーんなことやこーんな仕事があるんだけど、予定空けといてね」で仕事が全然発生しない人。

時間のやりくりをして打合せに行っても、予定の時間に平気で遅れる人。
「いやー別件が長引いちゃってさ」
お前に別件などない。

●建設現場報告 底なし沼

前回、重機の話が出ましたが、まるで都市伝説のようなことが起る時があります。残土を低い土地に運んで、埋める作業をしていたときのこと。

一日に大型ダンプ50台ぐらいの残土が搬入されます。それをブルドーザーで押して手前から奥に向かって埋めていきます。このとき、ダンプの通り道には鉄板を敷いておきます。入れたばかりの土だとダンプが沈んで動けなくなるからですね。

ある程度進んだところで大雨が降ってきました。低い部分には水が溜まってしまい、しばらく搬入が中止に。地盤がぬかるんで状態が悪くなってしまいましたが、現場を止めることはできません。残土の搬入を再開してその日の作業が終了。

「地盤が悪いねぇ」なんていいながら帰り、次の日現場に来てみるとブルドーザーがありません。「ん? は? あれ?」これは盗まれたかと連絡をしようとしたとき、ブルドーザーの屋根が置いてあるのに気がつきました。「屋根は盗まないのか?? わざわざ外して??」よく見てみて驚きました。
……沈んでる。

ここは以前、沼だったところで20年前くらいに水が干上がってからは雑草だらけの空き地になっていました。どうやら大型ダンプの出入りやブルドーザーの振動で水が上に上がって来たところに先日の雨、かなり深い位置までぬかるんだ状態(ヘドロ状)になってしまったようです。

悪いことに、ブルドーザーが沈んだそのすぐ後に、別の機械が搬入されてしまい、それも同じ運命に。搬入した業者も「なんでこんなとこにブルの屋根が置いてあるのかと思ったけど」と、水が溜まっていたこともあって気がつかなかったよう。

そのブルドーザーはどうなったかというと、半年後に掘り出されて廃車されました。すぐに掘り出そうにも、救援の機械が沈んでしまうので水が引くまで手が出せなかったのです。まさに底なし沼。

【あいこたつや】aitatz@gmail.com < http://www.ggrafix.jp/
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ここにきてブレーク気味な「Perfume」をご存知ですか? 良いキャラを持った三人組のテクノポップアイドルユニットです。NHKと公共広告機構のリサイクルCMに出演しているというとわかります? サウンドプロデューサーに中田ヤスタカを迎え楽曲の出来も秀逸。娘も大ファンで親子で応援中(笑)オススメです。
ウィキペディア Perfume
< http://ja.wikipedia.org/wiki/Perfume
>
Perfume Official Site
< http://www.amuse.co.jp/perfume/
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■イベント案内
2007.東京.町工場より -機械部品と工具の展示即売-
< http://www.parco-art.com/web/logos/machikouba/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071009140300.html
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会期:10月12日(金)〜10月22日(月)10:00〜21:00 最終日17時
会場:ロゴスギャラリー(東京都渋谷区宇田川町15-1パルコパート1 BIF TEL.03-3496-1287)
内容:本企画展は、廃墟となった実在の都内の工場から、ステーショナリーとして、或いはアート作品の材料としてなど、自由な発想で再び活かせるような機械部品や工具などを、そのフォルムの美しさから厳選し、一般に向けて展示販売する初の試みです。(サイトより)
解体直前の町工場で撮影した、総数およそ300カットに上る写真の展示。
販売商品:工具(ペンチ、レンチ、金槌、糸鋸、スケールほか)機械部品(ギア、歯車、スプリング、螺子、その他用途不明の部品類)その他(木箱、紙箱デッドストック、抽斗、棚ほか)いずれもほとんどが一点もの。関連古書・紙モノ(機械のマニュアルやカタログ建築関係書籍・雑誌、工場・廃墟関係書籍、ジャンク・アート展覧会図録、戦前機械主義関係書籍・雑誌等)関連新刊書籍(工場・廃墟関係写真集ほか)

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■イベント案内
地下室の古書展VOL.10 アンダーグラウンド・ブック・カフェ
「和田誠ミュージアム」&トークショー
< http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071009140200.html
>
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会期:10月14日(日)〜16日(火)10:00〜18:30
会場:東京古書会館地下ホール(東京都千代田区神田小川町3-22)
8つの古書店が参加する古書展 入場無料
◇和田誠ミュージアム
会期:10月14日(日)〜16日(火)10:00〜18:00
会場:東京古書会館2階ギャラリー(東京都千代田区神田小川町3-22)
本好きを魅了してやまない和田誠さんの本、装幀、挿絵、絵本…。どれほどあるか見当もつきません。本展示では、60〜70年代の私家版や絵本を中心に、絵本編集者で、絵本の店「トムズボックス」店主でもある土井章史氏の和田誠コレクションで会場を埋め尽くします。入場無料。
◇展示関連トークショー:和田誠、土井章史(トムズボックス)
日時:10月14日(日)19:00〜
会場:東京古書会館地下ホール
入場料:1,000円
定員:80名 事前予約、先着順。メールchikaten@gmail.com

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■イベント案内
ASIAGRAPH 2007 in Tokyo 〜多様性からの創造〜
< http://www.asiagraph.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071009140100.html
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アジア地域で活躍するCG分野の研究者とクリエイターが集まり、学術発表や作品展示を通してアジア独自のメディア芸術文化について情報発信と交流を行なう、学術性と芸術性を兼ね備えた国際的CGイベント。

会期:10月11日(木)〜14日(日)(11日は招待者デー)10:00〜18:00
最終日は16時まで
会場:秋葉原UDX(JR秋葉原駅より 徒歩2分)
実施内容:記念講演パネル、国際シンポジウム、トーク&上映、CGアートギャラリー、CGアニメーションシアター、セミナー、ワークショップ、クリエイティブファクトリー、プレゼンテーション、先端技術展、適職フェアなど。
主催:アジアグラフ2007実行委員会、経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)
共催:日本バーチャルリアリティ学会

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■編集後記(10/9)

21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)・うちのさなぎちゃんは枯れ枝色して静かなままだ。/この三連休でマンガ「20世紀少年」と「21世紀少年」24冊を読破した。一巻から全部読み通してから、買ったままでページを開いていなかった最後の巻を読んだ。そしたら、二番目の「ともだち」の正体は××××だという。最初の「ともだち」はフクベエだというのはちゃんと明かされてきたが、××××って……。なんだよ、意外と言うか、肩すかしというか、あんまりな結末ではないか。「思い出せよ。おまえこそ悪の大王じゃないか」と「ともだち」から責められ、「俺、全然忘れたことなんかないよ…」「ずっと後悔してた…、ずっと心の奥で決着つかないままだった…、ごめんな…」と神妙な、主役のケンヂ。彼は少年時代にどんな悪亊を働いたのか? 長じて「ともだち」になる少年が「こんな世の中いらない」とまで思い詰めた理由は? 原因はケンヂにあるのか? これこそ最大の謎と思っていたのだが、悪の大王の所業って……。そもそも人類滅亡を導く「ともだち」の大陰謀の動機が弱いというか、わたしには結局よくわからない。伏線はりまくりの謎だらけの展開で8年間引きずり回されてきたが、なるほど納得の完結であったかというといささか疑問だ。いや、むしろ不満がむくむくとわきあがる。「20世紀少年」については何度かここで書いた。<すべての謎を解き明かしてくださいね。「MONSTER」みたいのはいやですよ。ましてや、度々怒りまくっていますが「ドラゴンヘッド」みたいな結末だったら、全巻捨てちゃいますからね。オネガイ>と書いたのは第十巻ごろだった。捨てるのはともかく、わたしにとって永久保存版にはならないマンガであると評価した。こうなると同じ作者の「PLUTO」も心配になる。正体を明かすネタバレを書いたら、まだ読んでいないというデスクにえらい剣幕で叱られたので伏せ字にした、、、、コワイ、、、(柴田)

SIAM SHADE XI COMPLETE BEST~HEART OF ROCK~(DVD付)・小橋が12/2に復帰決定!/友人がインディーズの頃から応援していたバンドが一日だけ復活する。解散前はずっとファンクラブに入っていて、解散後も個々のメンバーの動きを追っていた彼女。復活は複雑な心境だとは言いつつ、チケットを購入しようとしていた。私も含め友人らは、彼女をライブに行かせてあげたいとは思うものの、数ある先行予約で購入できず。今って発売方法が分散しているから、一見チャンスが多いように見えて、買える人(チケットゲッター)だけが複数枚買えているって印象がある。半ば諦めの境地。一般発売時にはネットでの購入を頼まれた。重く、レスポンスが遅い。プレイガイドに並んだ友人のひとりから、一番前に並んでいたのに購入できなかったとの報告あり。それでもとトライしていたら残り8枚との表示。申し込むがエラーが出て進まない。瞬差で残り0枚になってしまい、購入できなかったのかと思いつつも再度トライするが、発売から数時間経っても購入可能ボタンはそのままだし、他ブラウザから見ても残り8枚の表示は変わらない。これは残り8枚時点で何らかのシステムトラブルがあって、購入できなくなっているのだと推測。プレイガイドに電話しても誰も出ずメールする。エラー内容や購入ボタンがいまだにクローズしないことから残っていると推測していること、なのでこの問い合わせメールでの購入はできないか、できるのであれば1枚、できないのであれば再開時間をと書いた。ヤフオクにはチケットが並び、高値高騰。値上がりを見越しての転売目的購入者には腹が立つし、お金さえ出せば敗者復活戦があるのはマシなのかもしれないと思ったりと複雑な気分。こっちは復活を知った当初は同行を考えたが、どうしても行きたい人たちが行かないとなぁと遠慮したぐらいなのにな。夜になって返事があり、お詫びとともに1枚確保してある旨が。たぶん1枚だけというのも、転売目的ではないのがわかって良かったのだと思う。思わず友人に電話を入れる。真正面ではあるものの、会場の一番後ろの席のそのまた後ろの立ち見席だけどと伝えたら、見られるだけで嬉しいと喜んでくれた。メールしてみるもんだなぁと満足しながらベッドに入ったのであった。機転をきかせてくれたプレイガイドさんに感謝。(hammer.mule)
< http://www.noah.co.jp/
> 復帰戦決定
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=15386452
> ノリックまでが