<"I am OK."と"You are OK."の関係です>
■グラフィック薄氷大魔王[114]
LeopardのMail.appと「どこでもMy Mac」
吉井 宏
■ネタを訪ねて三万歩[34]
自分の中に潜んでいた「それ」に気がついた日
海津ヨシノリ
■イベント案内
デジタルアートフェスティバル東京2007
■グラフィック薄氷大魔王[114]
LeopardのMail.appと「どこでもMy Mac」
吉井 宏
■ネタを訪ねて三万歩[34]
自分の中に潜んでいた「それ」に気がついた日
海津ヨシノリ
■イベント案内
デジタルアートフェスティバル東京2007
■グラフィック薄氷大魔王[114]
LeopardのMail.appと「どこでもMy Mac」
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140300.html
>
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ウィルコムのUSB端末のドライバがLeopard対応と確認できたので、外付けFire wire800 HDDに続いて、MacBookとMacBook Pro本体にもLeopard(ファミリーパック)をインストール。こりゃ便利! と思った点を少し書きます。
●Mail.appの新機能のメモとToDo
新しく追加された「メモ」。単にメモや忘備録として使ってもいいし、ちょっとしたテキスト書きにも普通に使える。何が便利って、.Mac経由で他のMacと同期できるのだ。つまり、テキストエディタのファイル管理みたいなことがMail.appだけで完結できてしまう。なので、テキスト関連は全部「メモ」で書いちゃうつもり。
「ToDo」は、Mail.appとiCal間で連動する。メールの本文に日付や場所があると、そこからToDoを作成でき、iCalにも登録され、相互に参照可能。ここまでは他ソフトにもある機能なんだけど、Mail.app内のメモの中の一行をチェック欄付きTodoにできて、iCalと連動。つまり、紙に仕事の手順を書き出してチェックしていたようなことが、Mail.app内でできちゃう。便利!
ただ、なぜか.Mac syncでメモ内のチェック欄まで同期できないみたい。これが完全に動くようになったら、もう紙はいらないかも。iPod touchの同期がMail.appのメモも含んでくれると便利なんだけどな。
●どこでもMy Mac・画面共有
他のマシンの画面を表示しての遠隔操作は専用のソフトがあったり、XP professionalにもあったので知ってたけど、実際に使ったことはなかった。Leopardの「どこでもMy Mac」はそういう機能を簡単に使えるようにしたものなんだろうけど、簡単にもほどがある(.Macアカウントが必要だけど)。
普通に他のMacと接続して「画面共有」ボタンを押すだけ。すると、接続先のMacの画面がこちらに表示され、普通に作業できる。表示の変更があった部分だけを書き換えているらしく、遅く感じない。高画質表示にしてウインドウ全体をスクロールとか、書き換え部分が多くなる操作をすると、表示が追いつかないこともあるけど、たいていの作業は普通にできる。Photoshopで画像を開いて編集して保存して閉じるくらいあたり前。画面を小さめにすれば、ムービーだって滑らかに再生できる(なぜか音声が来ないけど)。さすがにタブレットの筆圧までは効かないようだ。
試したのは無線LAN経由だけど、Web経由でもこれができるらしい(っていうか、それが主な目的の機能)。家のMacをスリープしないようにしておけば、ネーミングそのまんまに出先でそのへんにあるMacから家のMacを操作できる。もう、どのファイルを持って行くか悩まなくて済む。
っていうか、画面と通信機能さえあれば、持ち歩くのはどんな最低スペックのMacでもオーケーだし、データを持ち歩かないので安全。それどころか、Leopardだけインストールした空っぽのMacでいいんだよね。ああっ! 来年頭に出てくると噂のゼロスピンドル超軽量モバイルMacって、「どこでもMy Mac」を踏まえたものなのかも!
すいません、ちゃんと理解してないかも。また追加で書きますので。しかしこれ、悪意をもってMacを乗っ取っちゃうのも簡単に思えちゃうんだけど、大丈夫かな?
●EGBRIDGE
Leopardとは直接は関係ないけど、日本語入力システムEGBRIDGE。ATOKが原因の「ファイル名変更でFinder不正終了問題」。うっかりリスト表示のままファイル名変更しちゃって、いちいちFinderが不正終了するのに業を煮やし、久々にEGBRIDGE(1ヶ月有効のデモ版)を入れてみた。以前、やはりATOKが原因のトラブルがあり、しばらくEGBRIDGEを使っていたことがあるが、ショートカットキーや辞書を何もいじらないで使っていたこともあり、ATOKを使って大丈夫な状態になったら、すぐ戻してしまった。
今回、EGBRIDGEを入れるとき、辞書ファイルをATOKから読み込み、ショートカットキーをATOK風に設定して使ってみたところ、なかなか良いです。日本語入力そのものはATOKと同等に使えるのはもちろん、外来語を英語の綴りに変換してくれるのは便利。以前使っていたときはここだけ気に入っていた。あと、文字を打ち始めると、文書内から単語を探してきてくれ(スマート予測変換)、全部打たないで済む。また、過去に変換したことがある短い文章も記憶してくれていて、こちらも全部打たなくていい。これはいいなあ。Mac的にはATOKよりも高性能かもしれない。この機会にEGBRIDGEに乗り換えちゃおうかな。
【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
.Macをちゃんと活用すれば、かなりの部分をWebの向こう側に置いておけて便利なんだけど、アクセスの手軽さ、速さから言って、まだまだMac本体にデータがあるほうが便利なのはしかたない。Gmailその他のGoogleのWebアプリやサービスが本当に威力を発揮するのは、公衆無線LANや無線ブロードバンドが全国に普及して格安になり、いつでもどこでも接続できるようにならないと。ところで、先日気がついてびっくりしたのだが、Gmailの容量が大幅に増えてる。現在、5242MBだって!
HP < http://www.yoshii.com
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Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
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■ネタを訪ねて三万歩[34]
自分の中に潜んでいた「それ」に気がついた日
海津ヨシノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140200.html
>
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10月末の週、正しくは10月の私のテキストが掲載された前の週は、授業やクローズなセミナーも含めて毎日なんらかのセッションに出ていた関係で、その週は「ほとんど喋りっぱなし」となってしまい、かなり疲れてしまいました。もともと私はそれほど声の通りも良くないので、そろそろ発生練習でもしないと咽を潰してしまうかもしれません。ある方に、そんなアドバイスを受けました。もっとも毎週そんなことが続くわけでもないので、その気は今の所ありませんが、声量のある方が時々うらやましくなることがあります。
●学園祭三昧で考える
ところで、最近は他の方のセッションに参加する機会(タイミング)が皆無で、少々ストレスが溜まっています。他の方のセッションは色々と勉強になるからです。ですから、そんなストレスは主に展示会を中心に出かけることで解消していました。
その究極が、11月1日から4日の学園祭週間というわけです。気になっていたいくつかの学校を、理屈抜きで展示系を中心にはしごしてきました。実は10月開催の学園祭もチェックしていましたが、どこも同じ日に集中するので、スケジュール調整はかなり大変でした。想定外の行動の連続となり、何のために予定を作ったか分らなくなることばかりでした。そのために、知り合いの学生が通っている学校のいくつかは、結果として見学できないという事態に至り、少々辛い思いをしました。
そんなわけで、卒業制作展も含めて学校関係のイベントでは、休憩室は絶対必要だと昔から感じているのですが、ないところが意外と多いですね。少ないサンプル故に的外れかも知れませんが。例えば、学生の祖父母が来校したときの休憩室の必要性を感じていないとしたら、かなり神経を疑ってしまいます。地味な部分に神経を使っているところは、そのセンスの良さは来校者に必ずといっていいほど伝わるものです。そもそも、センスって人前でギラギラと見せびらかすものではないですからね。
●iPodと狐の関係
センスの塊といえばiPod。実は愛用していた初代iPod mini(ピンクの並行輸入品)の調子が悪く、もう一台のiPod Photoにデータを統合しようと再構築していたら、突然iPod Photoが死んでしまいました。正確には、Diskモードからどうやっても戻れず、ハードディスクとしてもうまく設定できないグチャグチャ状態。三台のiPodを、一台のMacintoshで管理していることに混乱の火種があったのは否定できません。仕方がないので、というよりもiPod Videoの確認作業も必要であったことが引き金となり、iPod Classic(80GB)を買うことにしました。
しかし世の中不思議なもので、買ったとたんにiPod Photoの症状が回復し、元に戻ってしまったのです。なんだか狐につままれたような出来事でした。かなり放ったらかしていたので、拗ねていたのかもしれません。あっ、狐といえば、人を化かす妖怪としての狐はなぜかメスなのだそうで、逆に狸はオスなのです。逆のパターンはほとんど見かけないとか。これって、もしかして体形なのですかね。なんて変なことを考えてしまいました。
ちなみに私はうどんが大好きで、好きなメニューは、「きつねうどん」に「おかめうどん」だけ。鍋焼きうどんも好きですが、あれはちょっと意味が違いますからね。ですから「たぬきうどん」はすすんで食べることはありません。
●Leopardに違和感
意味が違っていたといえば、AppleがようやくリリースしたLeopardに、私はかなり違和感を覚えています。ただし、機能ではなくて名称です。私はAppleがさかんにLeopardを宣伝するまで「レオパルド」と発音していました。ですから「レパード」という響きにびっくりしてしまいました。確かに英語発音では「レパード」(どちらかといえば「ラパード」だと思うけど)ですが、中学生の頃から「レオパルド」と信じきっていたので、相当抵抗がありました。
これは、私がドイツ語発音で覚えてしまったことが原因です。なにせ中学の頃から、第二次世界大戦時の軍用車両のプラモデル作りが趣味であった私にとって、当然「レオパルド」の方が正しいわけです。ただし、レオパルドは戦後の西ドイツ軍の主力戦車です。結局、中学から今まで、私は英語でLeopardの正しい発音を聞く機会がなかったことになるわけです。それほど頻繁に出てくる単語ではありませんが、それはそれでかなり不思議かもしれませんね。
ちなみに一番好きな軍事車両は、第二次世界大戦にドイツが開発した最も小型の半装軌車であるケッテンクラート(Kettenkrad)です。
●こども絵画展でワクワク
で、子どもの頃で思い出しましたが、昨年に引き続き、今年もラブリバー多摩川を愛する会主催「第4回ラブリバーたまがわこども絵画展」の審査委員長を任されていましたが、11月18日の表彰式をもって無事に大任を果たしました。昨年と同様に、この審査は本当にワクワクする驚きの連続です。なにより無心な子どもの絵は、いつ見ても心が癒されます。もちろん、審査は真剣勝負。成人の作品を選ぶよりも、何十倍も神経がすり減ります。そして、最後まで迷ったあげく、絞り出すように大賞を決めました。
これだけ沢山の力作を鑑賞していると、小学生の頃に、私も幾つかの賞を頂いた事を思い出してしまい、なんだかあの時に戻ってしまったような錯覚さえ感じます。本当は、この勢いで毎年開催されている「第33回ラブリバー多摩川おそうじ大会」に参加したいのですが、毎年この日は不思議に予定が入っていて断念。そんな不思議な巡り合わせが私には色々とあるので、思い出す毎に少しずつネタにしてみたいと思います。
ラブリバー多摩川を愛する会
< http://www.loveriver.ne.jp/
>
●隠し球(?)をひとつ発見
ネタというほどではありませんが、大学の教員としてではなく、デザイナーとして、あるいはイラストレーターとして何か研究してきたことがあっただろうかという問いかけを、一昨年から自分に投げかけていました。それは、仕事に振り回されることだけでよいのかという、疑問符からの始まりでした。
まっ、それほど大袈裟なことではないのですが、何かコツコツと積み上げてきたものが誰にでも必ずあるはずです。私は、自分の中に潜んでいたそのひとつに気がつくことが出来ました。しかも、それは飲み会の席での教授の一言が引き金でした。
とにかく「それ」に気がついた私は、すぐさま何十年もの間フラグメンテーションを行っていなかった「それ」に関する知識の整理に入り、気がつくとそんな作業に半年もかかってしまいました。灯台下暗しとはよく言ったもので、自分で自分が一番分っていなかったというオチです。しかし、それなら私にはまだ隠し球が五つぐらいあることも気がつきました。ということで、意味深な表現ですが、順当に行けば来月分のこの連載で詳しくお話できるのではないかと思っています。
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今月のお気に入りミュージック
"If I Fell" by The Beatles in 1964
"夢で逢えたら" by 大瀧詠一 in 1976
"ブルースカイ" by チューリップ in 1977
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●12月10日(月)19時より のアップルストア銀座のセッション
Made on a Macとして画像処理セッション『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.17 グラフィックデザイナーのための3DCG活用術2』Photoshop CS3 Extended用として新たにリリースされたSTRATA3D[IN]シリーズ(DESIGN、FOTO、LIVE)を使い、素材を100倍(かなり誇張)にして使うグラフィックデザイナーのためのテクスチャー&素材づくりとインタラクティブなデザインへの応用について検証してみます。予約不要、参加無料です。
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
あと一か月あまりで2008年です。いつになく慌ただしかった2007年は、若い方達と接する機会の多かった年であり、想像を絶するほど多量の文章を書いた年でもありました。そして、それは私にとって何ものにもかえがたい貴重な経験の連続だったように感じています。また、大学での聴講で「話を聞いてもらっているときだけ人は生きている」ということを学びました。
"I am OK."と"You are OK."の関係です。
本当に良い勉強ができました。人は経験と年齢を積み上げていくと、自分では気がつかないうちに横柄で傲慢になりやすくなります。できれば、繊細で謙虚な人柄のにじむ風貌になりたいものです。ちょっとした事柄にも反応した若い頃の敏感さはなくなり、鈍感になってしまうのかもしれません。しかし、場を和ませる処世術は山ほど学んできているはず。にもかかわらず、それを生かそうとしないのは、先人として失格なのではないかと感じています。とにかく、自分がそうならないようにすることが肝心ですね。
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com
>
< http://kaizu-blog.blogspot.com
>
< http://efgra.blogspot.com
>
< http://web.mac.com/kaizu
>
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■イベント案内
デジタルアートフェスティバル東京2007
< http://www.daf-tokyo.jp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140100.html
>
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デジタルアートの若き才能を発掘する番組、NHK「デジタル・スタジアム」(通称デジスタ)が中心となって、有明、渋谷、秋葉原の三会場で開催される。今年で5回目を迎える同イベントは、日本発デジタルアートの祭典として、国内外デジタルアートの紹介、新人アーティストの発掘・支援・育成、デジタルアートによる国際交流、アーティストたち及びアーティストと企業の交流を目的とした入場無料のイベントである。
NHKの衛星第2で放送している番組「デジタル・スタジアム」で紹介した優秀作品の展示のほか、今年はドイツやタイから先端メディアアーティストを招聘しパフォーマンスを紹介、さらに会場からの特集番組生放送、参加アーティストによるライブなど、普段デジタルアートに関心のない方でも十分楽しめる内容となっている。
会場1:パナソニックセンター東京(江東区有明2-5-18)
会期:12月7日(金)〜12月11日(火)11:00〜20:00 7日、8日は21時まで、11日は18時まで
6日(木)プレス・関係者内覧会、レセプション
8日(土)「デジスタ・アウォード」生放送
9日(日)広告クリエイティブ講座(事前登録制)
会場2:トーキョーワンダーサイト渋谷(東京都渋谷区神南1-19-8)
会期:12月6日(木)〜12月11日(火)11:00〜19:00
会場3:富士ソフトアキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3)事前登録制
会期:12月7日(金)〜12月11日(火)
・アキバホール
8日(土)「デジスタ・アウォード映像部門公開審査会」
ゲスト=金剛地武志、今野宏美
9日(日)特別シンポジウム「アキバから考えるニッポンポップカルチャーの未来」
出演=東浩紀、井上伸一郎、クワクボリョウタ、森川嘉一郎、森山朋絵
・アキバシアター(7日、10日、11日)
「デジスタ・シアター」(ベストセレクション上映会)
「ニッポンサブカルチャースペシャルトーク」
事前登録および詳細はサイトを参照。
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■編集後記(11/28)
・こんな「心の通じ合い」なんか、テレビじゃないところで勝手にやってくれ、と思うCMがある。「先生、俺…先生のことが嫌いでした」っていうの。いきなりマジでこのセリフはないだろう。「…だから、俺も嫌われる教師になろうと思います」って、このストーリーのあざといシカケは説明されなくてもわかるが、見るたびにいや〜な気分になるからどこのCMか知りたくもなかったが、ネットで調べたら白鶴だった。サイトに「見どころ」としてこうある。《「同窓会で出会った恩師とかつての教え子」という人間関係を、日本酒を介して二人の心が通じ合う瞬間を描いています。少ない言葉の中に隠された、深い感情の動きをお楽しみください。かつての教え子(福士誠治さん)からのはっとする一言に対し、表情のみで複雑な心境の変化を表現している先生役塩見三省さんの熟練の演技にご注目ください。》 深い感情? 不快感情ではないか。もしかしたらこの「演劇」はとてもうまいのかもしれないが、いわゆる「クサい芝居」にしか見えない。酒場にはこういう見え透いた屈折話法をつかうバカはたしかにいるけど。こんな素直じゃない教師なんかいらない。江川卓と小林繁の出てくる黄桜のCMもいや〜な気分。「空白の一日」なんか、もはや価値のない話題。なんでいまさら。同社プレスリリースにはこうある。《普段の生活の中でお酒を酌み交わすシーンが少なくなり、明るい話題も少ない時代。日本酒を飲みながら語り合い、大人同士のふれあいをより深めていただきたいという願いを「時を結ぶ 人を結ぶ」というメッセージに込めています。江川さんと小林さんを起用するキャスティングは、弊社の松本社長と長年信頼している広告会社・博報堂のクリエイティブディレクターとの間に交わされた、酒を酌み交わしながらの話し合いから生まれました。"人を結ぶ、時を結ぶ"というメッセージにふさわしい、象徴的な存在としてお二人に出演を依頼したものです。》「空白の一日」が明るい話題か? 大人同士のふれあいに象徴的な二人か? そんな話だれも聞きたくもないぞ。なんでこんなバカげた企画が実現したのか、社長と広告屋の酒を飲みながらのバカ話から生まれましたと、自慢げにお知らせしちゃうバカさ加減にあきれた。「小林・江川対談DVD」プレゼント、CF未公開映像も多数収録、だって。そんな憂鬱なもの、ほしがる人がいるのか?(柴田)
< http://www.hakutsuru.co.jp/community/tvcm.shtml
>
白鶴 きらいでした
< http://www.kizakura.co.jp/company/release/20071012.htm
>
黄桜 28年も前のこと
・続き。話は戻るが、メールで最終通告したって、迷惑メールに振り分けられて見られない人はどうするんだと。振り込まないから乗り込むぞ、10万かかるって言っても、読んでない人にそれは通用しないし、そういう時は内容証明を送るなり、最終手段は裁判なわけで、それまでは遅延利息や期日について記載するのがせいぜい。それから先週も書いたけれど、自分の名前や住所がわかっている相手で、しつこく届くようなら請求明細を発行してもらうこと、根拠を示してもらうこと、サイト運営会社はどこなのか、そのサイト会社からの不良債権回収業務(「不良債権」などという回収業務担当と依頼会社間の言葉を、お客さんに使う時点でどうかと思うけど)が変更になった旨を通知してもらうことなどなど証拠らしきものをもらって調べて、じゃあ裁判で戦いますという姿勢を見せれば、本当の請求でない限り面倒なことはやってくれないでしょう。メールで最終通告送ってくるようなところは、一斉配信したら誰かが勝手に振り込んでくれて、寝ているだけで通帳にお金が入ってきてラッキーと思っているようなところだから無視すればいいのだ。いやいや、警察かメール相談センターに連絡入れて〜。/最初はいつもの後記らしく、ふにゃふにゃ書いていたが、こういうメールに騙されたり悩む人が増えてはいけないと書いてみた。わかっている人には蛇足である。身に覚えがなくても、こういうメールが届くといい気持ちにはならないよね。もめるよりは払った方が、とかはあかんで。カモ扱いされて追加請求や、別のところからも請求が来るぞ。メールのもっともらしく書かれた内容は根拠のないでたらめなのだ。ら、友人からメール。「同じのが来てた〜。早速、情報提供窓口に転送しておいたよ。」書いて良かった。/あのCMは「女王の教室」を思い出す。良いドラマであった。(hammer.mule)
< http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/
> 違反メールの情報提供
< http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
> サイバー犯罪相談窓口
< http://www.ntv.co.jp/jyoou/
> 女王の教室
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=16316918
>
スポンサーがロゴ表示を自粛するぐらいの反響があったそうな
LeopardのMail.appと「どこでもMy Mac」
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140300.html
>
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ウィルコムのUSB端末のドライバがLeopard対応と確認できたので、外付けFire wire800 HDDに続いて、MacBookとMacBook Pro本体にもLeopard(ファミリーパック)をインストール。こりゃ便利! と思った点を少し書きます。
●Mail.appの新機能のメモとToDo
新しく追加された「メモ」。単にメモや忘備録として使ってもいいし、ちょっとしたテキスト書きにも普通に使える。何が便利って、.Mac経由で他のMacと同期できるのだ。つまり、テキストエディタのファイル管理みたいなことがMail.appだけで完結できてしまう。なので、テキスト関連は全部「メモ」で書いちゃうつもり。
「ToDo」は、Mail.appとiCal間で連動する。メールの本文に日付や場所があると、そこからToDoを作成でき、iCalにも登録され、相互に参照可能。ここまでは他ソフトにもある機能なんだけど、Mail.app内のメモの中の一行をチェック欄付きTodoにできて、iCalと連動。つまり、紙に仕事の手順を書き出してチェックしていたようなことが、Mail.app内でできちゃう。便利!
ただ、なぜか.Mac syncでメモ内のチェック欄まで同期できないみたい。これが完全に動くようになったら、もう紙はいらないかも。iPod touchの同期がMail.appのメモも含んでくれると便利なんだけどな。
●どこでもMy Mac・画面共有
他のマシンの画面を表示しての遠隔操作は専用のソフトがあったり、XP professionalにもあったので知ってたけど、実際に使ったことはなかった。Leopardの「どこでもMy Mac」はそういう機能を簡単に使えるようにしたものなんだろうけど、簡単にもほどがある(.Macアカウントが必要だけど)。
普通に他のMacと接続して「画面共有」ボタンを押すだけ。すると、接続先のMacの画面がこちらに表示され、普通に作業できる。表示の変更があった部分だけを書き換えているらしく、遅く感じない。高画質表示にしてウインドウ全体をスクロールとか、書き換え部分が多くなる操作をすると、表示が追いつかないこともあるけど、たいていの作業は普通にできる。Photoshopで画像を開いて編集して保存して閉じるくらいあたり前。画面を小さめにすれば、ムービーだって滑らかに再生できる(なぜか音声が来ないけど)。さすがにタブレットの筆圧までは効かないようだ。
試したのは無線LAN経由だけど、Web経由でもこれができるらしい(っていうか、それが主な目的の機能)。家のMacをスリープしないようにしておけば、ネーミングそのまんまに出先でそのへんにあるMacから家のMacを操作できる。もう、どのファイルを持って行くか悩まなくて済む。
っていうか、画面と通信機能さえあれば、持ち歩くのはどんな最低スペックのMacでもオーケーだし、データを持ち歩かないので安全。それどころか、Leopardだけインストールした空っぽのMacでいいんだよね。ああっ! 来年頭に出てくると噂のゼロスピンドル超軽量モバイルMacって、「どこでもMy Mac」を踏まえたものなのかも!
すいません、ちゃんと理解してないかも。また追加で書きますので。しかしこれ、悪意をもってMacを乗っ取っちゃうのも簡単に思えちゃうんだけど、大丈夫かな?
●EGBRIDGE
Leopardとは直接は関係ないけど、日本語入力システムEGBRIDGE。ATOKが原因の「ファイル名変更でFinder不正終了問題」。うっかりリスト表示のままファイル名変更しちゃって、いちいちFinderが不正終了するのに業を煮やし、久々にEGBRIDGE(1ヶ月有効のデモ版)を入れてみた。以前、やはりATOKが原因のトラブルがあり、しばらくEGBRIDGEを使っていたことがあるが、ショートカットキーや辞書を何もいじらないで使っていたこともあり、ATOKを使って大丈夫な状態になったら、すぐ戻してしまった。
今回、EGBRIDGEを入れるとき、辞書ファイルをATOKから読み込み、ショートカットキーをATOK風に設定して使ってみたところ、なかなか良いです。日本語入力そのものはATOKと同等に使えるのはもちろん、外来語を英語の綴りに変換してくれるのは便利。以前使っていたときはここだけ気に入っていた。あと、文字を打ち始めると、文書内から単語を探してきてくれ(スマート予測変換)、全部打たないで済む。また、過去に変換したことがある短い文章も記憶してくれていて、こちらも全部打たなくていい。これはいいなあ。Mac的にはATOKよりも高性能かもしれない。この機会にEGBRIDGEに乗り換えちゃおうかな。
【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
.Macをちゃんと活用すれば、かなりの部分をWebの向こう側に置いておけて便利なんだけど、アクセスの手軽さ、速さから言って、まだまだMac本体にデータがあるほうが便利なのはしかたない。Gmailその他のGoogleのWebアプリやサービスが本当に威力を発揮するのは、公衆無線LANや無線ブロードバンドが全国に普及して格安になり、いつでもどこでも接続できるようにならないと。ところで、先日気がついてびっくりしたのだが、Gmailの容量が大幅に増えてる。現在、5242MBだって!
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ネタを訪ねて三万歩[34]
自分の中に潜んでいた「それ」に気がついた日
海津ヨシノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140200.html
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10月末の週、正しくは10月の私のテキストが掲載された前の週は、授業やクローズなセミナーも含めて毎日なんらかのセッションに出ていた関係で、その週は「ほとんど喋りっぱなし」となってしまい、かなり疲れてしまいました。もともと私はそれほど声の通りも良くないので、そろそろ発生練習でもしないと咽を潰してしまうかもしれません。ある方に、そんなアドバイスを受けました。もっとも毎週そんなことが続くわけでもないので、その気は今の所ありませんが、声量のある方が時々うらやましくなることがあります。
●学園祭三昧で考える
ところで、最近は他の方のセッションに参加する機会(タイミング)が皆無で、少々ストレスが溜まっています。他の方のセッションは色々と勉強になるからです。ですから、そんなストレスは主に展示会を中心に出かけることで解消していました。
その究極が、11月1日から4日の学園祭週間というわけです。気になっていたいくつかの学校を、理屈抜きで展示系を中心にはしごしてきました。実は10月開催の学園祭もチェックしていましたが、どこも同じ日に集中するので、スケジュール調整はかなり大変でした。想定外の行動の連続となり、何のために予定を作ったか分らなくなることばかりでした。そのために、知り合いの学生が通っている学校のいくつかは、結果として見学できないという事態に至り、少々辛い思いをしました。
そんなわけで、卒業制作展も含めて学校関係のイベントでは、休憩室は絶対必要だと昔から感じているのですが、ないところが意外と多いですね。少ないサンプル故に的外れかも知れませんが。例えば、学生の祖父母が来校したときの休憩室の必要性を感じていないとしたら、かなり神経を疑ってしまいます。地味な部分に神経を使っているところは、そのセンスの良さは来校者に必ずといっていいほど伝わるものです。そもそも、センスって人前でギラギラと見せびらかすものではないですからね。
●iPodと狐の関係
センスの塊といえばiPod。実は愛用していた初代iPod mini(ピンクの並行輸入品)の調子が悪く、もう一台のiPod Photoにデータを統合しようと再構築していたら、突然iPod Photoが死んでしまいました。正確には、Diskモードからどうやっても戻れず、ハードディスクとしてもうまく設定できないグチャグチャ状態。三台のiPodを、一台のMacintoshで管理していることに混乱の火種があったのは否定できません。仕方がないので、というよりもiPod Videoの確認作業も必要であったことが引き金となり、iPod Classic(80GB)を買うことにしました。
しかし世の中不思議なもので、買ったとたんにiPod Photoの症状が回復し、元に戻ってしまったのです。なんだか狐につままれたような出来事でした。かなり放ったらかしていたので、拗ねていたのかもしれません。あっ、狐といえば、人を化かす妖怪としての狐はなぜかメスなのだそうで、逆に狸はオスなのです。逆のパターンはほとんど見かけないとか。これって、もしかして体形なのですかね。なんて変なことを考えてしまいました。
ちなみに私はうどんが大好きで、好きなメニューは、「きつねうどん」に「おかめうどん」だけ。鍋焼きうどんも好きですが、あれはちょっと意味が違いますからね。ですから「たぬきうどん」はすすんで食べることはありません。
●Leopardに違和感
意味が違っていたといえば、AppleがようやくリリースしたLeopardに、私はかなり違和感を覚えています。ただし、機能ではなくて名称です。私はAppleがさかんにLeopardを宣伝するまで「レオパルド」と発音していました。ですから「レパード」という響きにびっくりしてしまいました。確かに英語発音では「レパード」(どちらかといえば「ラパード」だと思うけど)ですが、中学生の頃から「レオパルド」と信じきっていたので、相当抵抗がありました。
これは、私がドイツ語発音で覚えてしまったことが原因です。なにせ中学の頃から、第二次世界大戦時の軍用車両のプラモデル作りが趣味であった私にとって、当然「レオパルド」の方が正しいわけです。ただし、レオパルドは戦後の西ドイツ軍の主力戦車です。結局、中学から今まで、私は英語でLeopardの正しい発音を聞く機会がなかったことになるわけです。それほど頻繁に出てくる単語ではありませんが、それはそれでかなり不思議かもしれませんね。
ちなみに一番好きな軍事車両は、第二次世界大戦にドイツが開発した最も小型の半装軌車であるケッテンクラート(Kettenkrad)です。
●こども絵画展でワクワク
で、子どもの頃で思い出しましたが、昨年に引き続き、今年もラブリバー多摩川を愛する会主催「第4回ラブリバーたまがわこども絵画展」の審査委員長を任されていましたが、11月18日の表彰式をもって無事に大任を果たしました。昨年と同様に、この審査は本当にワクワクする驚きの連続です。なにより無心な子どもの絵は、いつ見ても心が癒されます。もちろん、審査は真剣勝負。成人の作品を選ぶよりも、何十倍も神経がすり減ります。そして、最後まで迷ったあげく、絞り出すように大賞を決めました。
これだけ沢山の力作を鑑賞していると、小学生の頃に、私も幾つかの賞を頂いた事を思い出してしまい、なんだかあの時に戻ってしまったような錯覚さえ感じます。本当は、この勢いで毎年開催されている「第33回ラブリバー多摩川おそうじ大会」に参加したいのですが、毎年この日は不思議に予定が入っていて断念。そんな不思議な巡り合わせが私には色々とあるので、思い出す毎に少しずつネタにしてみたいと思います。
ラブリバー多摩川を愛する会
< http://www.loveriver.ne.jp/
>
●隠し球(?)をひとつ発見
ネタというほどではありませんが、大学の教員としてではなく、デザイナーとして、あるいはイラストレーターとして何か研究してきたことがあっただろうかという問いかけを、一昨年から自分に投げかけていました。それは、仕事に振り回されることだけでよいのかという、疑問符からの始まりでした。
まっ、それほど大袈裟なことではないのですが、何かコツコツと積み上げてきたものが誰にでも必ずあるはずです。私は、自分の中に潜んでいたそのひとつに気がつくことが出来ました。しかも、それは飲み会の席での教授の一言が引き金でした。
とにかく「それ」に気がついた私は、すぐさま何十年もの間フラグメンテーションを行っていなかった「それ」に関する知識の整理に入り、気がつくとそんな作業に半年もかかってしまいました。灯台下暗しとはよく言ったもので、自分で自分が一番分っていなかったというオチです。しかし、それなら私にはまだ隠し球が五つぐらいあることも気がつきました。ということで、意味深な表現ですが、順当に行けば来月分のこの連載で詳しくお話できるのではないかと思っています。
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今月のお気に入りミュージック
"If I Fell" by The Beatles in 1964
"夢で逢えたら" by 大瀧詠一 in 1976
"ブルースカイ" by チューリップ in 1977
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●12月10日(月)19時より のアップルストア銀座のセッション
Made on a Macとして画像処理セッション『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.17 グラフィックデザイナーのための3DCG活用術2』Photoshop CS3 Extended用として新たにリリースされたSTRATA3D[IN]シリーズ(DESIGN、FOTO、LIVE)を使い、素材を100倍(かなり誇張)にして使うグラフィックデザイナーのためのテクスチャー&素材づくりとインタラクティブなデザインへの応用について検証してみます。予約不要、参加無料です。
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
あと一か月あまりで2008年です。いつになく慌ただしかった2007年は、若い方達と接する機会の多かった年であり、想像を絶するほど多量の文章を書いた年でもありました。そして、それは私にとって何ものにもかえがたい貴重な経験の連続だったように感じています。また、大学での聴講で「話を聞いてもらっているときだけ人は生きている」ということを学びました。
"I am OK."と"You are OK."の関係です。
本当に良い勉強ができました。人は経験と年齢を積み上げていくと、自分では気がつかないうちに横柄で傲慢になりやすくなります。できれば、繊細で謙虚な人柄のにじむ風貌になりたいものです。ちょっとした事柄にも反応した若い頃の敏感さはなくなり、鈍感になってしまうのかもしれません。しかし、場を和ませる処世術は山ほど学んできているはず。にもかかわらず、それを生かそうとしないのは、先人として失格なのではないかと感じています。とにかく、自分がそうならないようにすることが肝心ですね。
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com
>
< http://kaizu-blog.blogspot.com
>
< http://efgra.blogspot.com
>
< http://web.mac.com/kaizu
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■イベント案内
デジタルアートフェスティバル東京2007
< http://www.daf-tokyo.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071128140100.html
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デジタルアートの若き才能を発掘する番組、NHK「デジタル・スタジアム」(通称デジスタ)が中心となって、有明、渋谷、秋葉原の三会場で開催される。今年で5回目を迎える同イベントは、日本発デジタルアートの祭典として、国内外デジタルアートの紹介、新人アーティストの発掘・支援・育成、デジタルアートによる国際交流、アーティストたち及びアーティストと企業の交流を目的とした入場無料のイベントである。
NHKの衛星第2で放送している番組「デジタル・スタジアム」で紹介した優秀作品の展示のほか、今年はドイツやタイから先端メディアアーティストを招聘しパフォーマンスを紹介、さらに会場からの特集番組生放送、参加アーティストによるライブなど、普段デジタルアートに関心のない方でも十分楽しめる内容となっている。
会場1:パナソニックセンター東京(江東区有明2-5-18)
会期:12月7日(金)〜12月11日(火)11:00〜20:00 7日、8日は21時まで、11日は18時まで
6日(木)プレス・関係者内覧会、レセプション
8日(土)「デジスタ・アウォード」生放送
9日(日)広告クリエイティブ講座(事前登録制)
会場2:トーキョーワンダーサイト渋谷(東京都渋谷区神南1-19-8)
会期:12月6日(木)〜12月11日(火)11:00〜19:00
会場3:富士ソフトアキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3)事前登録制
会期:12月7日(金)〜12月11日(火)
・アキバホール
8日(土)「デジスタ・アウォード映像部門公開審査会」
ゲスト=金剛地武志、今野宏美
9日(日)特別シンポジウム「アキバから考えるニッポンポップカルチャーの未来」
出演=東浩紀、井上伸一郎、クワクボリョウタ、森川嘉一郎、森山朋絵
・アキバシアター(7日、10日、11日)
「デジスタ・シアター」(ベストセレクション上映会)
「ニッポンサブカルチャースペシャルトーク」
事前登録および詳細はサイトを参照。
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■編集後記(11/28)
・こんな「心の通じ合い」なんか、テレビじゃないところで勝手にやってくれ、と思うCMがある。「先生、俺…先生のことが嫌いでした」っていうの。いきなりマジでこのセリフはないだろう。「…だから、俺も嫌われる教師になろうと思います」って、このストーリーのあざといシカケは説明されなくてもわかるが、見るたびにいや〜な気分になるからどこのCMか知りたくもなかったが、ネットで調べたら白鶴だった。サイトに「見どころ」としてこうある。《「同窓会で出会った恩師とかつての教え子」という人間関係を、日本酒を介して二人の心が通じ合う瞬間を描いています。少ない言葉の中に隠された、深い感情の動きをお楽しみください。かつての教え子(福士誠治さん)からのはっとする一言に対し、表情のみで複雑な心境の変化を表現している先生役塩見三省さんの熟練の演技にご注目ください。》 深い感情? 不快感情ではないか。もしかしたらこの「演劇」はとてもうまいのかもしれないが、いわゆる「クサい芝居」にしか見えない。酒場にはこういう見え透いた屈折話法をつかうバカはたしかにいるけど。こんな素直じゃない教師なんかいらない。江川卓と小林繁の出てくる黄桜のCMもいや〜な気分。「空白の一日」なんか、もはや価値のない話題。なんでいまさら。同社プレスリリースにはこうある。《普段の生活の中でお酒を酌み交わすシーンが少なくなり、明るい話題も少ない時代。日本酒を飲みながら語り合い、大人同士のふれあいをより深めていただきたいという願いを「時を結ぶ 人を結ぶ」というメッセージに込めています。江川さんと小林さんを起用するキャスティングは、弊社の松本社長と長年信頼している広告会社・博報堂のクリエイティブディレクターとの間に交わされた、酒を酌み交わしながらの話し合いから生まれました。"人を結ぶ、時を結ぶ"というメッセージにふさわしい、象徴的な存在としてお二人に出演を依頼したものです。》「空白の一日」が明るい話題か? 大人同士のふれあいに象徴的な二人か? そんな話だれも聞きたくもないぞ。なんでこんなバカげた企画が実現したのか、社長と広告屋の酒を飲みながらのバカ話から生まれましたと、自慢げにお知らせしちゃうバカさ加減にあきれた。「小林・江川対談DVD」プレゼント、CF未公開映像も多数収録、だって。そんな憂鬱なもの、ほしがる人がいるのか?(柴田)
< http://www.hakutsuru.co.jp/community/tvcm.shtml
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白鶴 きらいでした
< http://www.kizakura.co.jp/company/release/20071012.htm
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黄桜 28年も前のこと
・続き。話は戻るが、メールで最終通告したって、迷惑メールに振り分けられて見られない人はどうするんだと。振り込まないから乗り込むぞ、10万かかるって言っても、読んでない人にそれは通用しないし、そういう時は内容証明を送るなり、最終手段は裁判なわけで、それまでは遅延利息や期日について記載するのがせいぜい。それから先週も書いたけれど、自分の名前や住所がわかっている相手で、しつこく届くようなら請求明細を発行してもらうこと、根拠を示してもらうこと、サイト運営会社はどこなのか、そのサイト会社からの不良債権回収業務(「不良債権」などという回収業務担当と依頼会社間の言葉を、お客さんに使う時点でどうかと思うけど)が変更になった旨を通知してもらうことなどなど証拠らしきものをもらって調べて、じゃあ裁判で戦いますという姿勢を見せれば、本当の請求でない限り面倒なことはやってくれないでしょう。メールで最終通告送ってくるようなところは、一斉配信したら誰かが勝手に振り込んでくれて、寝ているだけで通帳にお金が入ってきてラッキーと思っているようなところだから無視すればいいのだ。いやいや、警察かメール相談センターに連絡入れて〜。/最初はいつもの後記らしく、ふにゃふにゃ書いていたが、こういうメールに騙されたり悩む人が増えてはいけないと書いてみた。わかっている人には蛇足である。身に覚えがなくても、こういうメールが届くといい気持ちにはならないよね。もめるよりは払った方が、とかはあかんで。カモ扱いされて追加請求や、別のところからも請求が来るぞ。メールのもっともらしく書かれた内容は根拠のないでたらめなのだ。ら、友人からメール。「同じのが来てた〜。早速、情報提供窓口に転送しておいたよ。」書いて良かった。/あのCMは「女王の教室」を思い出す。良いドラマであった。(hammer.mule)
< http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/
> 違反メールの情報提供
< http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
> サイバー犯罪相談窓口
< http://www.ntv.co.jp/jyoou/
> 女王の教室
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=16316918
>
スポンサーがロゴ表示を自粛するぐらいの反響があったそうな
- 女王の教室 DVD-BOX
- 天海祐希 羽田美智子 原沙知絵
- バップ 2005-12-21
- おすすめ平均
- めちゃくちゃ厳しいけど、とても強くて、優しい先生
- ライオン
- 神田和美の独特なオーバーリアクションが魅力的
- 賛否両論出て当然
- いいえ世間に負けたのよ
by G-Tools , 2007/11/28