とにかく帰途に。しかし暑い。バスは本当に来るのか、、、、、。
省谷(ソンゴク)美術館を出た私達はバス停へ向かいます。もうすでに3時を回っていたので、このまま仁寺洞まで帰り着かなければ、5時の待ち合わせには間に合いません。その約束は、都内の専門学校を卒業し、ソウルに帰って私が韓国に行くきっかけになった学校の連絡役をしてくれている女の子との。名前はイーヒョンギョンです。
実は美術館に行くために降りたバス停は少し離れていて、もっと近くにあったバス停を発見していたのでそちらに向かいました。7月の21日、ソウルは梅雨がなくすでに夏真っ盛りという季候でバス停は緩い坂道を少し登ったところで、西に面している場所、雲もなく、お日様は容赦なく私達を照らし続ける。暑い!!
省谷(ソンゴク)美術館を出た私達はバス停へ向かいます。もうすでに3時を回っていたので、このまま仁寺洞まで帰り着かなければ、5時の待ち合わせには間に合いません。その約束は、都内の専門学校を卒業し、ソウルに帰って私が韓国に行くきっかけになった学校の連絡役をしてくれている女の子との。名前はイーヒョンギョンです。
実は美術館に行くために降りたバス停は少し離れていて、もっと近くにあったバス停を発見していたのでそちらに向かいました。7月の21日、ソウルは梅雨がなくすでに夏真っ盛りという季候でバス停は緩い坂道を少し登ったところで、西に面している場所、雲もなく、お日様は容赦なく私達を照らし続ける。暑い!!
バス停は歩道のない道端に立ち、時折通り過ぎる車と垣根の間に私達は立って待っています。あまりの暑さに飲み物が欲しくなり、先ほどの道をちょっと戻って買ってきて、さらに待ちます。そう、今日は待ち時間ばかりの一日、バスは予定通りの運行をしていれば最高で1時間の待ちになります。そんな日なんですよ、今日は。もう待つことにくたびれて、まわりを観察する気力もありません。
でも、垣根の向こうにちょっと目を向けると、そこにはキムチ壺がゴロゴロ転がっています。キムチ壺はかなりの数の大小サイズの違いがあり、それが縄でまとめられ、まるで捨てられているかのように無数に転がっています。一応入れないように、というか入っちゃだめよというかのようにかこまれてはいるんですが、無頓着というか「ケンチャナヨ」精神がこんな所にも現れています。右側通行だということをのぞけば、バス停の場所は日本の田舎道とさほど変わりはないのですが、こんな所に韓国らしさが見えてきます。まあ、持っている飲み物もハングルだらけなのですがね。
そんなときに思い出したのが南大門市場です。市場には日中あまり店員がいないのですよ。全然いないわけではないのですが、日中は客が少ないので何処かに遊びに行ってしまっているのでしょうか。靴が山積みになった店先、というより道端に靴が山になっているかのように見える店などあたりまえです。下の方にある靴が欲しかったら、それを引っ張り出すのでしょうか。そうすると、上になった靴が山崩れのように転げ落ちてきて、見るも無惨な結果になりそうです。
しかも、よく見ると靴は片方しかないのです。欲しい靴が見つかったら別の片方は店員が探し出してくれるのでしょうか。そういう店員の頭の中の構造は、コンピュータのようになっているのでしょうか。展示の方法としてはよく考えていますよね。片方の靴だけ持ち逃げしてもしかたがないですからね。でも最近分かったことですが、この山の中から欲しい靴を探し出して買ってもらう訳ではなく、本当に売りたい靴は店の中にあり、山積みの靴は売り物ではなく単なるディスプレイということです。
やっと、バスが来ました。ようやくこの暑さから解放されると心の準備をしてバスを見ていると、バスは素通りするのです。え、え、え〜。なに! どういうこと!! バスは行き先によって止まるバス停と止まらないバス停があるようで(日本でもそうなんですが)それを理解しても、バスの前に着いている行き先のハングルが全く読めない。行き同様に不安な心の虫が大騒ぎしはじめます。本当に帰れるのか。ヒョンギョンに電話して迎えに来てもらおうか。
まあ、そうするまでもなく、しばらくするとバスはちゃんとバス停に止まってくれ、無事に仁寺洞に向かうことができました。中には可愛い女の子を連れたオモニ。韓国の子供達を見ていると、はにかみ屋で明るくて可愛いです。オモニも気さくに話しかけてくれたりして、日本の昭和の頃を思い出してしまいます。人と人との絆が希薄に思えるようになってきた、日本の都心との大きな違いを感じます。韓国も日本と同じ道をたどらなければいいのですが。
仁寺洞のそばまで来ると、警備員がやたらに多い地区に入ります。なにかな、と思いカメラを出すとすぐに運転手に制止されてしまいました。ここは景福宮の裏側、ソウル市の北の地区にあたり大統領官邸など重要な建物があるらしいのです。大統領官邸って、撮影してはいけないんですね。知らなかった。
ということで、待ち時間の多かった美術館巡りツアーでしたが、その後イーヒョンギョンとの待ち合わせでも、またまた待ち時間を過ごすことになります。でも、この日は真夜中の東大門探訪など楽しいことがまだまだ沢山待ち受けていました。あ、そうそう。東大門の夜も撮影に注意しなければいけません。荷下ろし中の、路上に山と積まれている衣類が入った袋にカメラを向けたとたん、無線機を付けた怖いお兄さんがレンズを塞ぎに来ます。デジタルカメラなので、「消去したよ」という行動を見せれば開放してくれます。もし、夜の東大門に行かれる方はご注意下さいね。
【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/
>
「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
でも、垣根の向こうにちょっと目を向けると、そこにはキムチ壺がゴロゴロ転がっています。キムチ壺はかなりの数の大小サイズの違いがあり、それが縄でまとめられ、まるで捨てられているかのように無数に転がっています。一応入れないように、というか入っちゃだめよというかのようにかこまれてはいるんですが、無頓着というか「ケンチャナヨ」精神がこんな所にも現れています。右側通行だということをのぞけば、バス停の場所は日本の田舎道とさほど変わりはないのですが、こんな所に韓国らしさが見えてきます。まあ、持っている飲み物もハングルだらけなのですがね。
そんなときに思い出したのが南大門市場です。市場には日中あまり店員がいないのですよ。全然いないわけではないのですが、日中は客が少ないので何処かに遊びに行ってしまっているのでしょうか。靴が山積みになった店先、というより道端に靴が山になっているかのように見える店などあたりまえです。下の方にある靴が欲しかったら、それを引っ張り出すのでしょうか。そうすると、上になった靴が山崩れのように転げ落ちてきて、見るも無惨な結果になりそうです。
しかも、よく見ると靴は片方しかないのです。欲しい靴が見つかったら別の片方は店員が探し出してくれるのでしょうか。そういう店員の頭の中の構造は、コンピュータのようになっているのでしょうか。展示の方法としてはよく考えていますよね。片方の靴だけ持ち逃げしてもしかたがないですからね。でも最近分かったことですが、この山の中から欲しい靴を探し出して買ってもらう訳ではなく、本当に売りたい靴は店の中にあり、山積みの靴は売り物ではなく単なるディスプレイということです。
やっと、バスが来ました。ようやくこの暑さから解放されると心の準備をしてバスを見ていると、バスは素通りするのです。え、え、え〜。なに! どういうこと!! バスは行き先によって止まるバス停と止まらないバス停があるようで(日本でもそうなんですが)それを理解しても、バスの前に着いている行き先のハングルが全く読めない。行き同様に不安な心の虫が大騒ぎしはじめます。本当に帰れるのか。ヒョンギョンに電話して迎えに来てもらおうか。
まあ、そうするまでもなく、しばらくするとバスはちゃんとバス停に止まってくれ、無事に仁寺洞に向かうことができました。中には可愛い女の子を連れたオモニ。韓国の子供達を見ていると、はにかみ屋で明るくて可愛いです。オモニも気さくに話しかけてくれたりして、日本の昭和の頃を思い出してしまいます。人と人との絆が希薄に思えるようになってきた、日本の都心との大きな違いを感じます。韓国も日本と同じ道をたどらなければいいのですが。
仁寺洞のそばまで来ると、警備員がやたらに多い地区に入ります。なにかな、と思いカメラを出すとすぐに運転手に制止されてしまいました。ここは景福宮の裏側、ソウル市の北の地区にあたり大統領官邸など重要な建物があるらしいのです。大統領官邸って、撮影してはいけないんですね。知らなかった。
ということで、待ち時間の多かった美術館巡りツアーでしたが、その後イーヒョンギョンとの待ち合わせでも、またまた待ち時間を過ごすことになります。でも、この日は真夜中の東大門探訪など楽しいことがまだまだ沢山待ち受けていました。あ、そうそう。東大門の夜も撮影に注意しなければいけません。荷下ろし中の、路上に山と積まれている衣類が入った袋にカメラを向けたとたん、無線機を付けた怖いお兄さんがレンズを塞ぎに来ます。デジタルカメラなので、「消去したよ」という行動を見せれば開放してくれます。もし、夜の東大門に行かれる方はご注意下さいね。
【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/
>
「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ