[2460] ノートルダム寺院の塔に上る

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<装丁ってそういうものでいいのか?>

■装飾山イバラ道[17]パリ旅行記(7)
 ノートルダム寺院の塔に上る
 武田瑛夢

■気になるデザイン[15]
 これは私の知っている『伊豆の踊り子』ではない
 津田淳子

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 2008年版!もうひとつ上を目指す独立クリエイターの営業力アップ塾

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 成安造形大学イラストレーションクラス4年生展2008「A to Y」


■装飾山イバラ道[17]パリ旅行記(7)
ノートルダム寺院の塔に上る

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20080708140500.html
>
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前回の続きで、パリのシテ島にあるノートルダム寺院の塔へ歩いて上るの話。塔へは、寺院の外の塔入り口にできた長い列に並ばなければならなかった。

行列中、ベビーカーで赤ちゃんを連れてきた夫婦がなにやら係員ともめている。どうやらベビーカーは上に運べないし、赤ちゃんを抱いて上るのもダメ、一人は必ず下で赤ちゃんを見ていなさいということらしい。この理由は実際に階段を上り始めるとはっきり分るのだけれど、歴史的建造物は厳しいんだなぁと思って見ていた。

長い列がゆっくりと消化されて、やっと自分たちの番が来た。一列になって階段を上り始める。石造りの階段の幅は思ったよりずっと狭く一方通行だ。しかも、螺旋階段の半径がとても小さくて、カーブが急なので辛い。階段は当時のままの石造りで、人が歩く中央部分が磨り減ってへこんでいる。いったい今まで何人の人が歩いてきたのだろう。

こりゃ思ったより甘くないな、そういえば何段あるんだろう。上る前に調べなかったことを悔やんでも今更遅く、自分の後ろにはどんどん人間の列が続いていく。上る速度もタンタンタンと一定のリズムで行くので、自分の前に空間を作るのは申し訳なくてがんばって上るしかなかった。

タイミングが悪くて最上階へ行けなかった、エッフェルの悪夢がよぎる。細長い筒状の螺旋階段が延々と続き、アリになったような気分。

こんなに厳しい階段上りだとは、たぶん待っていた人のほとんどは知らなかったと思う。話しながらなんてとんでもなく、黙々と行く。途中に灯りが点されているのがせめてもの救いだった。ちょっとした足場で休む人がちらほら出始めたけれど、一人がやっと立てるくらいの場所だし、そんなところで止まってしまったらかえって怖いと思う。だって、あと何段上ったら広い所に出られるのか分らないのだから。

私は軽い閉所恐怖があるので、できるだけそのことは考えずに上へ上へと足を進めた。やっと空気が新鮮になり、自然光が射し込んで広い場所に出た。ちょっと生き返ったような気持ち。

塔の3分の2ほどの高さにあるキマイラの回廊から見られる景色は、家々が絵のように美しくて素晴らしい。手すりの石像ガーゴイルがかっこいい。この怪物像は何種類もあり、ゼルダなどのゲームに出てくるお城のようなムードだ。和で言うと鬼瓦やシャチホコのようにも見えるけれど、元々は排水口の役割もあるという。

・塔の中ほどから見た景色
(手すりの石像ガーゴイル)
< http://www.eimu.com/dgcol/nok1 >
 拡大(640×480)
< http://www.eimu.com/dgcol/nok2 >

この階ではおみやげ屋さんがあって、皆をいったん休ませるらしい。一番上の展望台へ向かう階段も狭いので、人々を消化するのに時間がかかるし。

寺院のショップにはロザイオやゴブラン織りの小物があって、とても趣味が良かった。手作りのような雰囲気のものが多く集められ、大量生産品にはないイメージのもの。素朴でおみやげによさそう。

・ショップに飾られたノートルダム寺院の模型
(二つに分かれた一番高いてっぺん部分を目指している)
< http://www.eimu.com/dgcol/nom1 >
 拡大(640×480)
< http://www.eimu.com/dgcol/nom2 >

人々が集まってきて、いよいよまた階段上りが始まる。今度はさらに幅の狭くなった階段で、全く人とすれ違うこともできないくらいになった。そういえば、塔というのは上が細くなっているからな。ここまで来たからには上に行かないと、そう思ってがんばる。後で調べたら、階段は全部で387段あるらしい。

とうとうノートルダム寺院の模型写真にある一番上の部分へ出られた。素晴らしい眺めと達成感できもちいい。展望スペースは石造りのバルコニーのような形状で、やはり人が一人づつしか通れない。こんなに狭いのかというくらい。確かにベビーカーは無理だし、階段のことを考えてもとんでもないことだ。

・展望スペースから見た景色
< http://www.eimu.com/dgcol/top1 >
 拡大(640×480)
< http://www.eimu.com/dgcol/top2 >

落下防止のためか、手すりから安全のための金属のネットが張ってあった。何か狭い入り口があったので入ってみると、有名なノートルダムの鐘があった。危うく見逃すところだ。ものすごい厚みの金属製で、手で触ることもできる。

さて、降りましょうと思っても、また同じだけの螺旋階段で降りるんだな。自由がきかないというのは、都会ではなかなか感じないストレスだ。しかし、下りは上りよりもずっと楽で、あっという間に感じた。地面につくとホッとする。

ノートルダムは中の装飾も素晴らしいし、さすがに世界遺産だと思う。塔へ上るのは、ちょっと覚悟がいるけれど、作られた当初のままの建造物という味がある。内部にはステンドグラスを透かして見る外からの光の緻密さがあり、塔の上から見た景色では街全体が何かの細工のように感じられる。人が作るものの美しさを実感できる場所だった。

次回もパリ旅行記がつづきます。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
行方知れずだった商店街のネコが戻ってきたかと思えば、まただんだん太りはじめている。いなかった時の分の愛情をもらってしまっているのだろうな。

装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>

「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/
>

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■気になるデザイン[15]
これは私の知っている『伊豆の踊り子』ではない

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20080708140400.html
>
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昨年の夏、書店に行ってすごく驚いた。集英社文庫版の『人間失格』(太宰治)のカバーが、人気マンガ『DEATH NOTE』の小畑健氏のイラストになっていたのだ。私にとってかなり衝撃的だったので、自分が編集している『デザインのひきだし』の巻末コラムにこのことをこんな風に書いた。

                    ※

…… 太宰治の名作「人間失格」の集英社文庫版(257円)がリニューアルされ、人気マンガ「DEATH NOTE」の小畑健さんが表紙を描き、9万部を突破するヒットとなっている。集英社は今夏、文庫30周年を記念し、名作の新装版を発売しており、小畑さんの起用は、若手編集者のアイデアで実現したもの。同社によると、夏休み期間中の名作の文庫版の出荷数は通常1〜2万部程度で、小畑版「人間失格」は異例の売れ行きという。表紙は、「デスノート」の主人公・夜神月(ライト)を思わせる学生服姿の少年が腕を組んでいすに座り、不適な笑みを浮かべているというデザインで、若者に人気のライトノベル風の仕上がりになっている。
           2007年8月23日 MSN毎日インタラクティブより ……

周りの人やネット上の反応を見てみると賛否両論、みなさん、いろいろ思うところはおありのようだが、私は「このイラスト目的で、今まではこういった古典作品に目も留めなかった若い読者が、『人間失格』を購入する大きなきっかけになった」という意味では、非常にいい装丁だと思う。こうでもしなければ、絶対読まずに終わっていた人は多いと思うので。

私は不勉強ながら『DEATH NOTE』を読んでいないので、この夜神月(ライト)を思わせるイラストが持つイメージが、『人間失格』の内容に合っているものかどうか、正直よくわからないのだが、デスノートの内容を知らない私が見ても、このイラスト自体が、「恥の多い生涯を送ってきました」で始まる『人間失格』にはなかなか合っているような気がするので、そういう点でもいい装丁だと思うのだ。

デザインとは、ある目的を持ってなされるものだと思っている。ただ単にスタイリッシュだったりカッコよかったりすること=デザインだと考えがちな人もいるが、中身を作っている者からすると、それは困ってしまう場合も多い。その商品をどういう目的で、どういう人に届けたいのか、ということを満たしてくれるものがほしいのだから。そういう意味から考えても、決してスマートでスタイリッシュなデザインや考え方の装丁ではないけれど、『人間失格』の装丁は天晴だ。などということを考えているこのごろです。(後略)

                    ※

今でもその考えは変わっていないのですが、この夏、またもや驚いた。そして今年はちょっと「うーむ」と首を傾げてしまった。

集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」の企画として、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦氏が川端康成の『伊豆の踊子』を、『DEATH NOTE』の小畑健氏が夏目漱石『こころ』と芥川龍之介の『地獄変』を、『テガミバチ』の浅田弘幸氏が中原中也の詩集『汚れちまつた悲しみに……』の表紙を手掛け、新装版として6月下旬から一年間限定で発売されているのだが……。

< http://www.oricon.co.jp/news/confidence/55783/full/
>
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087520064/dgcrcom-22/
>
汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087520110/dgcrcom-22/
>
地獄変 芥川龍之介

少年マンガはあまり詳しくない私でも知っている荒木飛呂彦氏だが、この装画は、あまりにも伊豆の踊り子とかけ離れてはいないだろうか。ただこれは荒木氏に対してどうのと思っているわけではなく、元々、荒木氏の画風は誰もが知るところで、この装画はそれを裏切ったものではない。

ということは、荒木氏に依頼した側が、予め意図していた結果ということですよね。うーむ、私は、この『伊豆の踊り子』のカバーイラストを荒木氏に頼もうとした、依頼主の方に一言もの申したい。

画風を確立している作家を、文芸作品のカバーに宛てるなら、それがその文芸作品の雰囲気に合っているのか、届いて欲しい読者の心に響くのか、といったことを考えるべきではないだろうか。私ごときにそんなこと言われなくても十分考えている、と言われるだろうが、この装丁では、『ジョジョの奇妙な冒険』もしくは荒木氏のファンしか買わないのではないだろうか。それでいいのだろうか。

『ジョジョの奇妙な冒険』は累計7000万部を超えるそうなので、それらの読者たちだけをターゲットにしても、こちらの考えが及ばないほどの販売部数なのかもしれないけど、なんか、うまく言葉にできないけど、装丁ってそういうものでいいのか?

一瞬かけ離れているように思える装丁でも、読後、しっくりいったり、合点がいったりするものがある。それはすばらしい装丁だと思う。でも、これは私の知っている『伊豆の踊り子』とあまりにも違いすぎた装丁で、書店で目にするたび、非常に大きな違和感を覚えてしまうのである。うむ。

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
蛍光色の掛け合わせ、2度刷り、OPニスの有無など、必須の印刷見本を、4種類の用紙に各々印刷した、蛍光色見本帳の決定版「標準 印刷見本帳1 蛍光色×CMYK×マット/グロスニス編」が好評発売中です!
他に最近作った本は『デザインのひきだし vol.5』『デザイン事務所の封筒・名刺・ビジネス文具コレクション』『しかけのあるブックデザイン』など。
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PDFは誰もが知っているファイルとなりましたが、その活用度はまだ十分とは言えません。その原因は、なんとなくPDFを使っているだけだったり、間違った使用方法を改めようとしないことにあります。PDFに対する正確な知識を持ち、Adobe Creative SuiteやAdobe Acrobat Professionalを活用すれば、スピードアップもコストダウンも簡単に達成できるのに。

今回のセミナーでは、PDFの基礎知識を押さえた上で実際のワークフローに沿って解説を行ないます。グラフィックコミュニケーションに関わる誰もが身に付けるべきスキルです。

主な対象者:プリプレススタッフ、デザイナー、アートディレクター、印刷営業、広告営業、編集者、フォトグラファー、イラストレーター、画像作成スタッフ

◎プログラム
「PDFとAdobe Acrobatの正しい使い方」13:30〜(60分)
「PDFをフォーマットとするデジタル送稿」14:40〜(60分)
「PDF/X-4による理想的なワークフローと最新規格PDF/VT」15:50〜(60分)
講師:株式会社グラファイン 赤羽紀久生(JPC理事長)

日時:7月23日(水)13:30〜16:50(13:00受付開始)
会場:アップルジャパン株式会社 セミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティータワー32F)京王新線「初台駅東口」直結
参加費:JPC会員無料、一般5,000円

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■イベント案内
扇町クリエイティブクラスターセミナー2008[Vol.2]
2008年版!もうひとつ上を目指す独立クリエイターの営業力アップ塾
< http://www.mebic.com/seminar/749.html
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独立クリエイターにぜひ聞いてほしい。好評のセミナー今年も開催。
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講師:エサキヨシノリ氏(情熱の学校)
情熱の学校 学長!&情熱メイキング・プロデューサー。純日本系&外資系、両方の広告代理店営業マンとして各種企業のコミュニケーション活動をプロデュース。その後、05年に独立し、中小企業のブランド力向上を通じて、自社の想いをちゃんと伝えられる会社を一社でも多く創りだす為のコンサル&セミナー事業を大阪を拠点に展開中。

開講日程:2008年7月25日(金)〜10月3日(金)
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No.9 プレゼンテーション・スタジアム
※プレゼンテーション準備日:9月24日(水)、10月1日(水)18:30〜21:30
両日共、メビック扇町会議室を開放します。(参加費無料/講師在駐)

対象:創業後まもないクリエイター、デザイナー起業家(経営者)、これから創業しようとするクリエイター、デザイナー
※原則として全9回出席できる方
定員:30名(各回)
受講料:2,000円×9回(税込)
会場:メビック扇町2F(大阪府大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎 TEL.06-6316-8780)

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■展覧会案内
成安造形大学イラストレーションクラス4年生展2008「A to Y」
< http://www.seian-illust.net/atoy.php
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< https://bn.dgcr.com/archives/20080708140100.html
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こんにちわ、まつむらまきおです。僕が教えている滋賀県の小さな美術大学「成安造形大学」イラストレーションクラス4年生全員参加のグループ展「A to Y」が7月8日から2週間、京都河原町の2会場で開催されます。総勢76名の若きイラストレーターたちがペインティング、デジタル、絵本、コミック、インスタレーションなど様々なスタイルで思い思いのイメージを表現いたします。また、前期後期入れ替えとなる7月13日(日)16:30〜18:00、ささやかなパーティを開催いたします。ぜひご高覧ください。

前期:7月8日(火)〜13日(日)
後期:7月15日(火)〜20日(日)

第一会場:同時代ギャラリー&コラージュ(京都市中京区三条御幸町南東角1928ビル1階 TEL.075-256-6155)地下鉄東西線市役所前下車徒歩6分
12:00〜19:00(日曜日は18:00まで)
第二会場:ギャラリーマロニエ(京都市中京区河原町通四条上る塩屋町332 TEL.075-221-0117)阪急京都線四条河原町下車徒歩5分
12:00〜20:00(日曜日は18:00まで)
会場間の移動は徒歩7分です

◇成安造形大学について
琵琶湖という恵まれた自然環境の中での少人数教育を特色とする美術大学です。イラストレーションクラスではデッサンや色彩といった基礎力をベースとし、デジタルや立体表現、コミック、アニメーションなど技法・表現にこだわらない様々なイラストレーション表現に取り組んでいます。

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■編集後記(7/8)

・「詐欺まがいネット広告、ブログで増殖…成功報酬型が特徴」という新聞記事を読む。長期休職中でローン返済に困っていた会社員女性が、ネット上で見つけた商材のおいしい成功体験談にひかれ、約1万円で買ってみると中身は「広告メールをクリックしてポイントを集め換金する」というお粗末なもの。その後も、この人は約30種類(計約60万円)の商材を購入したが「消費者金融で金を借りまくって自己破産する」「出会い系サイトのサクラをする」「売春の元締になる」など、実行に移せる内容はなく、結局借金が膨らんだだけだったという。「商材」正しくは「情報商材」、そんな言葉すら知らなかったが、ゴミ箱のメールをチェックしてみたら「用途はご自由・保証人いらず─最大ご融資800万円」「毎月あと10万以上欲しい方! 朗報です! 今日からその収入が得られるようになります!」「サラ金から過払金467万円を返してもらう方法」「競馬で確実に勝つための情報」「ほとんどの人が知らない成功するのに必要な条件とは?」「タダであなたの商品がバカバカ売れる方法」「絶対儲かりますよ、金も女も不自由しません」といったメールがゾロゾロ出てきた。こいつか。いくつかのサイトを初めて見たが、ヘタで怪しいデザインとくどいコピー、みんなよく似ている。詐欺じゃないかと思うのが普通だ。溺れる者は藁をも掴む、といってもこんなものにひっかかるとは。検索すると、「詐欺商材を告発します」「ネットの詐欺商材に気をつけろ」「情報商材を購入者の立場からレビュー&評価」なんてブログがわんさか出て来る。しかし、これらのほとんどが同じ穴のムジナ、詐欺商材のアフィリエイトだ。新聞にはエビ養殖の投資詐欺も報道されている。うまい話なんか、この世の中に存在しないって。ひっかかる方がおかしいと"偽関西人"の妻はいつもせせら笑う。(柴田)
< http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20080707nt05.htm
>
読売新聞の記事

iRex iLiad・「iLiad」(か類似する電子書籍ビューア)が欲しいけれど、実機を触る前に購入というギャンブルしたくないなぁ。そういや今みたいにどうしても欲しい〜と思ったものがあったよ。パソコンもそうだったけれど、思い出したのはシャープの「ハイパー電子システム手帳DB-Z、PA-9500」。「Zaurus」の前身シリーズ。調べてみたら発売されたのは90年。漢字表示領域が広がり、スタイラスで手書きメモが初めてできるようになったというので飛びついた。別売ICカードでゲーム類ができ、BASIC関数カードを入れるとBASIC言語が使えたりしたらしい。久しぶりに取り出してみると、独立したキーに「AM」「PM」ボタンが! 今じゃあり得ないな。あと「人名地名変換」ボタンとか「音訓変換」ボタンとか。これは実機を見る前に買う気になってお店に向った覚えがある。価格は48,000円。18年前でこの値段のものを買う気になったんなら「iLiad」は安いはずなんだよねぇ。PA-9500はどうしても自分に必要な気がして買ったのだが、同じものが雑誌のプレゼントで当たってしまい……当たるなんて思わないし応募したことすら覚えてなくて、結局弟のものに。というか、18年経っても価格感覚基準が変わらないのって……そして以前はギャンブルできたのに今その勇気がないなんて。「iLiad」より良さそうなのを日本メーカーが開発してくれる気がして待ちたい気持ちもあるんだよ〜。(hammer.mule)
< http://www.sharp.co.jp/support/e_calc/supply.html
>  消耗品一覧
< http://homepage2.nifty.com/fumik/enote/enote.htm#PA9500
>  PA-9500
< http://www.netwave.or.jp/%7Ewbox/kydensit.htm
>  患者管理に
< http://www.uriu.jp/pugo_log/log/pugo49.html
>
Palm以外のPDAを見てみよう
< http://mantaroh-photo.ddo.jp/cgi-bin/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?action=day&year=2008&month=06&day=15
>
山村美紗サスペンス
< http://www.areanine.gr.jp/%7Enyano/zauhistory.html
>  Zaurus博物館
< http://www.atmarkit.co.jp/news/200807/07/iliad.html
>
上陸待ちするより、日本から黒船輸出してもらいたいなぁ