電子浮世絵版画家の東西見聞録[52]MacBook暗転ジャンとテンメンジャン
── HAL_ ──

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●MacBook液晶が真っ暗!

9月27日(土)朝、Mail確認のためMacBookを立ち上げる。今日はこの中の書類と一緒に外出して講義を行う予定、MacBookは常にモバイルパソコンになっています。起動画面が出て、しばらくすると液晶画面は真っ暗になってしまいました。また設定が変わってしまったのかと、明るさのコントロールをしてみましたが、真っ暗のまま。何とか復旧させなければと、何度か強制終了と再起動を繰り返しますが症状は全く変わりません。額に汗が流れるぅ。

もしかして、マシン自体はちゃんと生きているのではないかと考え、よく見ると起動後の液晶画面にはうっすらとウインドウなどが見える状態です。そこで外部モニターを接続してみることにしました。我が家が日常使っているEIZOの24inchモニターは二系統の入力ケーブルを刺せるようになっているので、Mac Book Proとの兼用で常に使用できるように設定されています。早速接続し、起動してみたところ、やはりマシンは生きているようです。

モニターはデュアルにして外部モニターは作業用、メニューは本体に設定してあるため上部メニューが見えません。という事で、機能拡張パネルが開けないのです。ここで焦ってしまいました。メイン画面のカーソルがまるで見えないので操作不能なのですから。



実はMacBookはキーを押すだけでミラーリングが出来るのですが、その時は時間もないし余裕もない。そこまで頭が回らずテンパッてしまっていました。そこで何を考えたかというと、MacBookとMacBook Proの両方を持ち出すというプラン。早速、外部出力用のDVI-BNCケーブルを用意して、その他の付属品と共にキャリーバッグに詰め込み、さっそうととはいかない重さの荷物をえっちらおっちら、駅へと急ぎました。

さて出先での事、MacBook ProにDVI-BNCケーブルを接続して外部モニターへ繋ぐつもりだったのですが、BNC側がオスだったのです。そして相手側もオス。人間ではその様な組み合わせが出来るらしいですが、当然のことながらデジタル環境はこのままで繋がるはずがありません。ケーブルを別に用意する時間もないので、同じ書類を両方のマシンで開き、外部へはMacBookから出力、自分はProを見ながらの講義となってしまいました。これでどうにかこなした後の安堵感はいかばかりか。

講義は無事終わり、その足でZietZライブでお馴染みの銀座アップルストアへ出向きました。土曜日なのでストア内はかなりの混雑です。早速、二階のジーニアスバーへ行ったのですが、相談者で一杯の状態です。しばらく待って予約係に話をしましたが、今日はもう目一杯で予約できないとの事でした。何じゃそりゃ!! ま、受付の女の子の応対が良かったので今日のところは許してあげる事にしました。

●高いぞApple修理代!

アップルストアのジーニアスバーとは修理の受付や相談をする所、しかしここに来てからでないと予約できません。あとの相談窓口といえば電話でしか行えません。簡単なサポートは電話で済んでしまいますが、どう見てもハードウェアのトラブルだと分かっている時には持ち込んだ物を受付だけでもして欲しいぞ。しかたがないので、そのまま持ち帰り電話サポートを利用しましたが、家に着いたのは5時15分。土日は5時を過ぎると無人の応対だけになってしまうのです。これで良いのだろうかサポートって、、、。

さて、翌日曜日には電話受付をしてもらいましたが、どう考えてもシステムは動いているわけです。データが消え去る事はないとは分かっていても、修理に出すしかない状態の中でアップルサポートの人に「HDの初期化を覚悟して下さい」と言われるたのは怖い話です。バックアップを完全に取った後に再度連絡するように、その場では「お問い合わせ番号」だけをもらって、速攻でアップルストアでNew MacBookを購入してしまいました。通信環境のメインはMac Bookにしているので、たいした仕事もしていないのに一日でも空いてしまうと不安なのです。これってネットワーク依存症?

翌々日、到着した新MacBookにシステム丸ごとバックアップ、そしてAdobe等のアクティベートを解除して、新しいMacBookで再登録。このアクティベートって何とかならないのでしょうかねぇ。めんどくさいったらありゃしない。そして、お古は修理に出すために再びサポートに電話です。私は今までAppleの製品を保証期間が過ぎて修理に出すのははじめてなのですが、値段を聞いてぶっ飛びました。ちょこっと直しても、大きく直しても価格は一定、MacBookの場合は一律45,150円なり!!

「一応、全ての箇所をメンテナンスします」という事ですが、こちらとしてはランプの交換か接点不良箇所のメンテナンスだけして欲しいのに、そういった受付は一切無視され、修理方法も一律なんですって。こちらは修理に出すしかしかたがないわけで、う〜ん、電話中に変な汗が額と脇の下から流れ出るぅ〜。「どうにかならないのか、このサポートはぁ〜」と叫んだところで仕方ありません。結局10月3日に引き取りに来てもらう事になりました。おかしくなってから一週間が経過したわけですが、この記事が掲載された頃には戻ってくるでしょう、きっと。(という事で、つづく。)

●手作りテンメンジャン

気分の悪い時には美味しいものを食べるに限る。というわけで、さて今日は頭部に刺激を与える「テンメンジャン」の作り方。これは辛い物好きな私にはたまらない万能調味料なのです。まず材料です。八丁味噌200グラム、酒50cc、味醂100cc、砂糖60グラム、水100cc、醤油大さじ1。

作り方は簡単で、鍋に味噌、酒、味醂、砂糖を入れ、コンロにかけ混ぜ合わせ、水、醤油を加え弱火で20分から30分位練り上げます。これは保存容器にいれ冷蔵で一か月は持ちます。麻婆豆腐や炒めもの、田楽味噌などに応用でき重宝します。これからの季節はふろふき大根などに使っても、身体も心も温まる一品になりますね。

横浜の中華街で美味しい麻婆豆腐の店があるというので、友達に連れて行ってもらいました。お昼の定食だったのですが、これがまたフォアジャが沢山使ってあり辛くて美味しい。辛み好きの私が、最後にほんのちょっと食べ残した辛さです。その友人の女性は三分の一も食べられませんでした、中華街に行く予定の人は是非チャレンジして下さい。
< http://fukumanen.jp/japanese/index.html
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我が家の麻婆豆腐も豆板醤とフォワジャを使って痺れる辛さを堪能します。

肉なし家常豆腐

四川風で使用する豆腐は、小さく切って素揚げにして使用します。でも、意外に水切りした豆腐をそのまま使うところも多いようです。我が家で使うのはその中間で厚揚げを使います。材料はそれに、干し椎茸、キャベツにピーマンとパプリカ、薬味としてはネギに生姜にテンメンジャンです。竹の子やキクラゲでも入れば最高ですが、あり合わせの野菜でも十分堪能できます。鍋に入れるのは豆腐から、あとは火の通りにくい野菜から順番に投入、そして最後は水溶き片栗でとろみ付けをして完成。

ついでの逸品、我が家の餃子。以上三品はある日の夕飯メニューでした。

秋はやっぱり味覚の王様がそろう季節ですね、テンメンジャンや中華の話を書いて、その後にこれはないだろうという声も聞こえてきそうですが、ここのところ秋の味覚の到来物が重なり大満足、日本の秋ですね。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
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