私は文筆業が主ではないために、文章が書ける日と書けない日があります。文章を書ける日は絵が描けず、絵の描ける日は文章が書けなかったりと、一日の中でひとつのことしか出来ないようなのです。昔はいっぺんに複数の人の話を聞き分け、聞いていないような顔をしていながら返事を返したりしてビックリされたこともあるのに、最近そんな芸当はとんと出来なくなりました。
そして、今日はビデオの編集作業に一日を費やしていたので、それ以外のことは出来ないのですが、スケジュールの都合上、無理矢理文章をひねり出しているというわけです。文章を書き始めたのはテクニカルライティングをはじめた頃で、コンピュータ雑誌のレビュー記事やソフトウェアのハウツー本出版に絡んだところからでした。そして、このデジクリでは大いに編集部のお世話になり、多少はましな文章になってきたのではないかと思います。
コンピュータ上でキーボードを叩きながら文章を作りあげていくのですが、コンピュータがなかったら、私は原稿用紙を数十枚無駄にしているでしょう。そんな文章も当初は散々なもので、ずいぶんとお叱りを受けながら書き上げていました。でも、最近はそのフィルタも穴が大きくなったのか、私の文がきめ細かになったのか分かりませんが大きな修正もなく、まあまあということで公開していただいているようです。
そして、今日はビデオの編集作業に一日を費やしていたので、それ以外のことは出来ないのですが、スケジュールの都合上、無理矢理文章をひねり出しているというわけです。文章を書き始めたのはテクニカルライティングをはじめた頃で、コンピュータ雑誌のレビュー記事やソフトウェアのハウツー本出版に絡んだところからでした。そして、このデジクリでは大いに編集部のお世話になり、多少はましな文章になってきたのではないかと思います。
コンピュータ上でキーボードを叩きながら文章を作りあげていくのですが、コンピュータがなかったら、私は原稿用紙を数十枚無駄にしているでしょう。そんな文章も当初は散々なもので、ずいぶんとお叱りを受けながら書き上げていました。でも、最近はそのフィルタも穴が大きくなったのか、私の文がきめ細かになったのか分かりませんが大きな修正もなく、まあまあということで公開していただいているようです。
月刊WiLLの編集長、花田紀凱(はなだかずよし)氏がサンケイ新聞で「浅田次郎さんが『自分の著作もパソコンで書いた物は荒れている』と言う。手書きだと頭の中で推敲しながら書くが、パソコンだと手が先に動いてしまうからだそうだ。若い作家のミステリー作品は長いものが多く、分厚くて上下巻だったりする。あんなにだらだら書かなくても良いのに……。これもパソコンのせいだと思う」と書いていました。
確かに文章がだらだらとしてしまう傾向はありますが、コンピュータは非常に便利です。漢字はほぼ一発で出てくるわ、多少の打ち間違いもIMが訂正してくれるは、一度書いた文章の一部を入れ替えたり、それどころか段落毎入れ替えたりまでが、瞬時に出来てしまうのですから。私などコンピュータがなければ文章を書くなどということは出来なかった芸当です。きっと、書けるようになった気がしているだけなのかも知れませんが。
私の頭の中にあるものは全てが繋がっているとは限らず、あちらこちらに点在していますので、何となく書き始め、書いた文章自体はバラバラで統一感のないものでも、それが山とつもればどうにかなるもので、あちらこちら入れ替え差し替え、つじつま合わせをしてなんとなく一本に仕上がります。
そして、一見つながりのないようなものでも文章として描き出してみると、それぞれに共通した意味が出てきて、その接点をつなぎ合わせていくと大きなまとまりのある、明確な思考という形が現れることがあります。それがいま、銀座のアップルストアで行っている、タブレットデッサンのワークショップです。
昔からデッサンすること自体が大好きで、デッサンに関する書物も何も見ず、勝手な解釈をもってデッサンしていましたが、いま、あらためて白と黒の世界を突き詰めて行くと、本当に多くのものが見えてきました。デジタルハリウッドで教鞭を執っていて、自分では経験の少ないデザイン作業に関しても、デッサンの考え方がそのまま当てはまる部分が多く見つかり、文章化は非常に役立っています。
元々デッサン(dessin)とデザイン(design)は語源が同じであり“計画を記号に表す”という意味のラテン語だということ。なるほどなぁと感心します。「デッサンとは簡単に言えば鉛筆や木炭で描く素描のことです」などと言う人も多くいますが、これをデッサンの軸にしてしまっては大きな間違いをおかします。デッサンとは、右脳と左脳を上手に利用した能力増強剤なのです。まるで私が作る文章のように、バラバラのキーワードを組み立て新しいつながりを構築していく。これこそがデザインでありデッサンだったのです。
「何を言っているの?」と思った方は、ぜひ7月8日(水)の銀座アップルストアへお出かけ下さい。第3回目は、ついにデッサンの実演を開始いたします。
◇Macで楽しいタブレットデッサン:Painter ワークショップ 第3回目
日時:7月8日(水)19:00〜20:00
会場:アップルストア銀座
第1回目は「デッサンとは?」と題して、デッサンの基本的な考え方を学び、第2回目は「絵に対する苦手意識」。そして、第3回目で「デッサン事始め」として、いよいよ本格的にデッサンをはじめます。描く物はリンゴ、前回までの2回に参加された皆様、そしてBlogをご覧の皆様も是非リンゴを描いてArtist HAL_に送って下さい。当日、コメントを挟ながらご紹介したいと思います。デッサンで遊んでみたい、デッサンを研究したいなどデッサンに興味のある方、是非ご参加下さい。
mailto:hal-artist@hal-i.com
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◇本日のお薦めYouTube Music──トム・ウェイツ(Tom Waits 1949.12.7─)
ブルースシンガーと言っていいのでしょう。作詞作曲そしてピアノの弾き語り。この人はとにかく格好いいのです。酒と煙草で潰れたような歌声、ダークでラフなスーツにハット、何時も紫煙とウイスキーグラスを共にして生きている、ダーティーイメージのトム・ウェイツ。でも、彼は30を前にして禁煙しているのですから、結構健康的なのかも知れません。下記ダウンタウントレインとてもいいですよ。そしてポエトリー・リーディングを取り入れたSmall Changeは本当にしびれます。
Tom Waits - Downtown Train -1985
< >
Tom Waits - Small Change
< >
YouTubeではありませんがこのBette Midlerとの競演した曲も洒落ていて大好きです。
I never talk to strangers
< http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=33:0cftxq9dldte
>
●牛筋肉カレーとクスクス
カレーを作る時は、玉葱を飴色になるまでしっかり炒め、甘みを出すのがポピュラーな作り方です。TBSテレビ「はなまるマーケット」からの情報ですが、冷凍した玉葱のスライスをフライパンで炒めると、甘みの際立つ炒め玉葱が通常の時間より短縮して出来るとのことです。早速その方法を使い、牛筋カレー用の焦がし玉葱をつくりました。
牛筋肉は熱湯でさっとアク抜きして、水できれいに洗い流し、圧力鍋でボイルしておきます。ボイルした牛筋肉はいったん取り出します。煮込んだスープはあら熱が取れたら、氷を沢山入れたポリ袋をスープの中に入れ、冷え固まった油を除くとコラーゲンたっぷりのスープだけが残ります。その鍋に炒め玉葱と炒めた人参、ジャガイモの順に入れ煮込みます。野菜が柔らかくなったら一旦火を止めて、取り出しておいた牛筋肉、シナモンスティック、ローリエを加え、好みのカレールーを入れて溶かします。ルーがすっかり溶けたら、火を付けて煮込み完成させます。
今日は、この牛筋肉カレーにクスクスを添えて食卓に出してみました。クスクスは鍋にオリーブオイルを熱して炒め、クスクスの倍量の水を加えて良くかき混ぜながら水分を吸わせます。水分がなくなって来たら火を止め蓋をして蒸らし、好みで塩少々して出来上がりです。クスクスはスプーンで自分の器に入れ、好みの量のカレーをかけていただきます。濃厚なカレーがクスクスに絡んでとても美味しいですよ。
【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
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