[2671] メディア芸術について考えてみる

投稿:  著者:


<メディア芸術に必要なのはサーバだ(笑)>

■MKチャット対談
 メディア芸術について考えてみる
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[185]
 iPhone OS 3.0のメモ同期とEvernote
 吉井 宏

■セミナー案内
 DTP Booster 004(Osaka/090717)

■公募案内
 ASIAGRAPH 2009年度 CGアートギャラリー公募展示部門


■MKチャット対談
メディア芸術について考えてみる
笠居トシヒロ&まつむらまきお
< https://bn.dgcr.com/archives/20090708140400.html
>
───────────────────────────────────

かさい: まいどー、笠居です。だいぶご無沙汰でしたねー。ここんとこずーっと忙しかったので世間の流れについて行けてませんが、もう夏だとゆーことだけは分りますw

まきお: どもども、ごぶさた〜。チャットは一ヶ月ぶり? なにもかも皆懐かしい…

かさい: 艦長!

まきお: がくっ(笑)

かさい: 死んだ。。。。というわけで今日はここまで

まきお: いやいやいや(笑)今月から関西JRのホームが全面禁煙になって往生しとります、まつむらです〜

かさい: 生きてんのかw そうそう、灰皿なくなりましたね。それでも心ない輩、そもそも喫煙所の場所無視してホームで吸ってたような奴らは灰皿があろうがなかろうが吸うんでしょうが

まきお: そーゆー連中のおかげで、ルール守ってる人が迷惑すんだよ〜。大阪駅なんかを禁煙にするのは納得するけど、大学のある田舎の駅なんかホームの端、30メートルくらい果てにあったのを撤去だよぉ〜。タバコすう人以外、だれも来ない場所のを撤去せんでもええやんかぁ(泣

かさい: ちょっとの間のたばこくらい我慢しなさい(^_^; 電車が来て30m先からダッシュするのも辛かろうw

まきお: 1時間近く乗るんだからこそ、吸いたいのだ〜(^_^;

かさい: (笑)ま、昔と比べると、いろいろ不便にはなってますな、タバコ以外でも、お仕着せというか、あれこれ押しつけられることが多いというか

まきお: マナーが悪いとか、そういうコトを法律でどうこうしようってのがイヤだよなぁ。健康診断で「腹まわり」測定された時はどうしてくれようかと思ったよ(笑)

かさい: わははははははw あーそういえばメタボ検診行ってないやw

まきお: 変な法律ばっか増えてるような気がするなぁ。そうそう、なんだっけメディア芸術センター?

かさい: あー、麻生首相がご執心の「アニメの殿堂」ってやつね

まきお: あれも、なんだかなぁ。そもそも「メディア芸術」って言葉からしてウソ臭い(笑)

かさい: 芸術もメディアも両方分ってないやつが作った言葉だね(笑)

まきお: 定義としては「映画、マンガ、アニメーション、CGアート、ゲームや電子機器等を利用した新しい分野の芸術の総称」だそうだが…

かさい: っていうかさぁ、芸術をインフラで括ろうって考え方自体がナンセンス。現状の美術館や博物館への資金援助を増やして、そういったインフラを使った芸術も展示できる仕組みにすればいいだけ。なんで新しい箱作らなきゃいけないのかさっぱり分らん

まきお: 映画は国立フィルムセンターがあるし、マンガは国会図書館がすでにある。それらとどう違うのかがわからん

かさい: 現状の、そういった施設に対しては、資金援助をどんどん減らしてるわけで、まぁそのおかげで京都市美術館でSTARWARS展が見れたりしたわけだが…金の使い方、絞り方ってのがむちゃくちゃだわな

まきお: メディア芸術祭って、もう13年もやってるんだ…
    < http://plaza.bunka.go.jp/festival/about/
>
    1回目はimage diveも受賞してるんや〜。そうか、Flash作品も対象なんやね。人ごとちゃうな

かさい: Mastersに勇吾さんの顔も見えるなw ま、芸術祭と直接繋がるかどうかも、現段階では分らんけど、奴らの考える括りの中に、WEB全般も当然入ってるやろなー

まきお: 奴らって…だれ?(^_^;

かさい: 官僚とその周辺だろ

まきお: 官僚が作りたがってるの?

かさい: それ以外に誰がほしがってる? 麻生さんは別として

まきお: 官僚ではないと思うなぁ

かさい: じゃあ誰だ?

まきお: 各業界の周辺で、利ざやを稼いでる人…

かさい: それって官界からの天下り組が親玉なんだと思ってたんだけど、ちがうの?

まきお: うーん、わからんけど違うんじゃないかな? それならこんなキワモノっぽいコト(笑)じゃなくてもっと美味しい方法がいくらでもあるでしょう。ぼくが考えるに、現場の人はこういう、いわば「権威付け」が欲しいって人はあんまりいないと思うんよね。特にこーいったサブカル系では

かさい: 権威付け。。。まぁ、いらんな。欲しい人が皆無だとは言わないけど

まきお: そういうのに興味がないからサブカルやってるようなところがあるわけで…。ところが、その周辺の人たち、それらでお金を動かしている人たちで、作品の価値を信じていない人たちってのは、権威付けが欲しいんだろうなぁと思うわけよ

かさい: で? 文化庁なんちゃら、みたいな肩書きが欲しいから。。。ってこと?

まきお: ぼくはそういう思考がないから、どういう損得勘定になるのかはわからんけど、どうもね、そのアタリの人たちが役所に働きかけて、っていうパターンじゃないかなぁ。役所は自分でそういうことやろうとは言わないもの、フツー

かさい: うーん、まぁその辺の人たちが、そういうことを考えるのはわからんでもない。けど、それはメディア芸術祭wを筆頭とする、無形のイベントですむ話でしょう? オレが言いたいのは、なんでわざわざ「新しい箱」を作ろうとするのか、それ無理やりでも作って得するのは誰かってことですねん

まきお: 箱はこのさい、どーでもいいんですが、私的には(笑)

かさい: そういわれると話が続かんw

まきお: 芸術祭は文化庁、国立新美術館、CG-ARTS協会の三者が主催なのだがだったら国立新美術館でいいよなぁ、ハコは

かさい: デジイメじゃないんだねw

まきお: TSUTAYAでもないなぁ(笑)TSUTAYAだったら会員なんだけどなぁ…

かさい: いままでどこでやってたか知らないが、ある程度の金が落ちる公的イベントなら、どこの箱でも歓迎すると思うね。新しい箱は必要ない。興行的にも、保存の意味でもね

まきお: そりゃそうだ、メディア芸術に必要なのはサーバだ(笑)

かさい: (笑)もちろん、まつむらさんがいうような「権威」にまつわる部分もあると思うんだけど、やっぱデカいのは、箱作る直接の費用と、できた後その箱を維持する「民間団体」に国から落ちてくる予算じゃないかな

まきお: うん、そういう意味での「周辺の人たち」ですよ

かさい: で、民間団体ってのはホントの意味での民間団体じゃないだろ、と

まきお: それは色々だろうけど

かさい: ま、憶測です

まきお: しかし、メディア芸術って、なんなんだろうねぇ。よくまぁこんな乱暴なくくり方で今まで通して来たもんだなぁ

かさい: 殿堂入りしてる方々を見ると、それぞれに一家言あるんじゃないかと思うんだけどね。なにも、もめたりしなかったのかねえ
    < http://plaza.bunka.go.jp/museum/meister/
>

まきお: うるさそうな人多いよね(笑)

かさい: だろ? まぁ、たいして興味もなくて、「受賞? ああそうですか」的な感じなのかもしれないけどw

まきお: ここに載ってる人たちは受賞者なの?

かさい: あー、違うんかもしれんな。「こういう人も賛同してるんですよ」的な、権威のさらに権威付けのために、有名人の名前借りってのは良くある話だし。。案の定、この人達がどう関わってるか、みたいな記載が見つけられないわ。どこかにあるのかな?

まきお: 審査員とかかな…

かさい: やるかねぇ?

まきお: わからんが(笑)いや、マジメな話、作るならさぁ、ちゃんとマンガはマンガ、アニメはアニメで、小さくてもいいから独立したモノを作るべきだと思うんだよね。それならわかるんだけど、メディア芸術っていうのがあまりにもわけわからんくくり方で胡散臭すぎるんだよなぁ。今、あちこちで、賛否両論聞こえるんだけど、みんな自分のテリトリーの部分で語るばかりで、全体論が見えてこないのがすごく気になる。わざと全体が見えなくしているようにすら思えちゃう

かさい: 実際に関わる人は、寄せ集めの全体については語りようがないんじゃないかな。で、細かく分けると落とせる金も小さくなるし、マンガとかアニメとか個別だと「芸術」って権威付けがやりにくいからでしょ

まきお: 権威付けしにくい、って考えがおかしいわっ。国立ゲーム博物館とかね、そういうのはあってもいい。でも賞はいらない。あ、そうそう、賞が先にあって、ハコが後ってのも気にくわないんだよ、美術館、博物館はもっとたくさんあっていいと思うから、それに税金使うのもいいけど、本来美術館とか博物館は、権威づけたりするために収蔵したり展示したりするもんじゃないよねぇ

かさい: 純粋に「将来に残すべき」作品を収蔵するための「文化の金庫」だと思うよ。そこに収蔵された作品に対して箔が付くのは当然だと思うけど、順序はそうあるべきだわな

まきお: でしょう? 社会的な、作品作者への評価なんてさぁ、発表されてすぐに定まるもんじゃなし。でね、ゲームやらCGやらって、ほんと、ハコ作るなら作らないとヤバイと思うんですよ

かさい: 何がヤバい?

まきお: 初期のファミコンしかり、Directorで作られたCD-ROMしかり、どんどん、再生できなくなってるのよ。やばいでしょう? 特にMacのOS X以前の作品はもう、壊滅的

かさい: 消耗品ですからねぇ、世の扱いとしては。昔同じようなことを言ってたね。CDに焼いてバックアップしても、それが未来永劫再生できるわけじゃない、とか

まきお: そうそう。

かさい: こないだ、Flash 10周年で昔の作品掘り起こしてたとき、MOにバックアップしたデータをどうしようってw まだMOドライブは売ってるからよかったけど、あのときJAZZとかZIPとかにバックアップしてたらもう取り出せなかったかもね

まきお: そうだよぉ(笑)映画の「交渉人 真下正義」でも古い記録がJAZZで出てきて唖然とするってシーンがありましたが(笑)ゲーム、デジタル系はほんと、早急にやるべきだと思うなぁ

かさい: あー、ひょっとして「メディア芸術」ってのは「(記録)メディアに保存しなきゃいけない芸術」って意味かもなぁw

まきお: Flashだって昔作ったもの、今のプレイヤーだと、プライバシーポリシーがらみで、見れない、動かないってのも多いはずだよねぇ

かさい: たしかに

まきお: もっとも、それらを先に「芸術」なんて、これまた胡散臭い(笑)くくりでやりはじめるとまた、話がこじれるけど(笑)

かさい: そもそもさぁ、最初に言ったように、マンガが芸術だとかアニメが芸術だとか、そういう括りで考えること自体、変だと思わないのかね?マンガもアニメも、油絵だの彫塑だのの「技法」としての括りでしかないのに、芸術という「域」の話の括りとして使うことがナンセンスだと思わないのか知らん? あたまわるーい

まきお: そこよね。たぶんコレは美大なんかのコース分けとね、混同しちゃってるんだと思うんだけど、モノを作るのには技術が必要だから、教育(弟子入り)は技法くくりになるけど、それと、作られたものが芸術なのかどうかはまったく無関係。でも教育という組織は社会の基盤なので、そのくくり方が社会的に、「=芸術のカテゴライズ」と誤解されているような気がする

かさい: だね。芸術はゴール、技法はルート。全然違うものを一緒くたにしてるし、「メディア芸術」なんてもう「デジタルクリエイター」より奇天烈な造語ですよw

まきお: デジクリ負けてるやん(笑)そういえば、ぼくは出身は美大、今教えているのは造形大、で、全然芸術たり得なくてOKと自分では思っているのだけど、笠居さんは芸術大出身だよねぇ

かさい: そこんとこの命名法も、今となってはどうかなと思うんだけどねw

まきお: 単に美大と音大くっつけてるから芸大、なんだよね?(笑)

かさい: そうそう。美大とも音大とも名乗れないんで芸大。それだけの理由なんでねw

まきお: 名乗れないのか(笑)まぁ、その「美術」も「造形」も「芸術」も、日本では明確にわけずにいーかげんにやってきたものねぇ。笠居さんなら芸術とはなにか? という教育を受けてきたのかと思ったのだが(笑)

かさい: 「芸術とは?」みたいな議論は、結構学生の間では交わされてたよ。いま考えると的外れな話が多かったけど(笑)

まきお: いや、教育として、さぁ

かさい: そんなのは自分で考えろ、って思ってたんじゃないかねw>教育

まきお: (笑)でまぁ、話を戻すとですね

かさい: はいはい

まきお: 結局、メディア芸術なんて言葉でくくって、なんやらされるってのはそういう活動をしている人たちが、かなり甘く見られているってことだよねぇ? お上か権威かなんかしらんけど

かさい: 嘗められてるといってもいいね

まきお: 嘗められているってことには怒った方がいいよねぇ

かさい: 怒った方がいいねぇ、石でも投げに行こうか

まきお: よし、怒ったぞう(`_´)

かさい: 緊縛…じゃない、緊迫感がないねえ(^_^;

まきお: そこなんですよ(笑)美術系ってさぁ、個人活動が主体だから、組織力が弱いんだよねぇ

かさい: だから嘗められるわけね

まきお: そうそう。教育界なんか、体育会系強いみたいよぉ。一番弱いのが美術系(笑)

かさい: ダメだねえ(^_^; 搾取されっぱなしだねえ

まきお: それもくやしい…あ、そうだ、Flashの殿堂作ってくれんかね、国で

かさい: 何すんの? そこで

まきお: 日々失われつつあるFlash芸術を保存、展示し、その事務室の窓際でお茶を飲んで老後を過ごしたい(笑)

かさい: うらぎりものーw

まきお: もう、審査員なんていいません、なんでもやりますからー(笑)

かさい: もし実現したらオレも引っぱってくれw

【笠居 トシヒロ/WEBクリエイター・デザイナー、デジハリ大学院客員教授】
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >

ウィンブルドン、終わりました。女子の決勝はつまらんかったけど、男子決勝は、ウィンブルドン史に残る壮絶とも言える名勝負でした。それにもましてオレの目を引いたのは、老いてなおスタイリッシュで渋いビヨン・ボルグ(53)と、コイツ誰?的に見事な老けっぷりを晒していたピート・サンプラス(37)という、往年の名プレイヤー2名でした orz

【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授・
TSUTAYA会員】
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >

月曜日にHAL_さんが書いてたSketchPad、いいですよね、これ。ハイパーカードを思い出します。でもなぜか、レイヤーの入れ替えが出来ない…あとうちのマシンではちょっとスペック不足なのか、素早いストロークに付いてこない。そろそろMac買い換え時期かなぁ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■グラフィック薄氷大魔王[185]
iPhone OS 3.0のメモ同期とEvernote

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20090708140300.html
>
───────────────────────────────────
Mail.appの「メモ」がiPhone/iPod touchの「メモ」アプリと同期できるようになった。これ、ずっと待ち望んでいた改良点なんですけどね……。せっかくEvernoteを使い慣れたのに〜、同期が実現した今となっては「メモ」のほうが手軽で便利に思えてしまう。Evernoteを知って以来、Mail.appの「メモ」はほとんど使ってなかったんですよ。メモも原稿書きも全部Evernote。

EvernoteにもiPhoneアプリがあり、本家サーバーといつでも同期できるのです。っていうか、ネットに接続してさえいれば、パソコンからでもiPhone/iPod touchからでも、書いた端からサーバーに上がって同期される。ポケット一個的メモ機能としては完璧。

ただし、いくつか難点がある。iPhone/iPod touch(以下iPod touchと書きます)内のEvernoteには、メールアプリと同じく、過去にウェブからiPod touchに読み込んだ内容しか保存されていない。オフラインで全ての情報をiPod touchで見るには、あらかじめ読み込んでおかなくてはならない。動作も重い。iPhone OS 3.0から搭載された全検索機能でEvernote内が検索されないらしいのも残念(Evernoteにも検索機能はあるので致命的ではないけど)。

また、Evernoteを本格的に情報倉庫として使っている人なら、ウェブページ丸ごと保存とか画像をどんどん放り込んで保存とかしてると思います。何しろ有料のプレミアム会員なら一ヶ月最大500MBの情報をアップできるのです。iPodtouchじゃ容量が心許ない。

その点、必要最低限の機能しかないシンプルな「メモ」ならそういった心配がない。Macで「メモ」に貼り付けたJPG画像さえ表示されないし。

ところで、「メモ」の同期が実現とはいっても、MobileMe経由で同期されるわけじゃないようです。あくまでMacにiPod touchをUSB接続しておいてiTunesで同期させないとダメなようです。なんか中途半端な気もしますが、MobileMe会員でなきゃ「メモ」を同期できないってのも変だしね。「パソコンとUSB接続して同期」ってことがはっきりしていれば、それで十分。

だいたい、外出先でiPod touchに情報を書き込む機会などほとんどないのです。iPod touchのiCalを見ながら、紙にメモるほうが現実的。どうせ、外出直前にiPod touchをMacにUSBで繋いで同期させるわけだし。

というわけで、「メモ」とEvernoteの使い分けをどうしようか悩みそうだったのですが、割と自然な決着となりました。どうするかというと、「メモ」には未整理や書きかけを含む一時的なメモを、Evernoteには整理済みの情報や完成テキストや画像を放り込んでおく、といった具合です。以前なら出かけるときにプリントしていたマップなどもEvernoteに入れておきます。「メモ」に書き、Evernoteに保存、です。

余談。iPod touchとMobileMeとの同期について。iPod touchを購入した当初から、USBでMacに接続しないと同期しないもんだと思い込んでました。プッシュも効かないなあ、と。先日ようやく気がついた。iPod touchの設定でMobileMeのアカウントを追加してなかったのでした。それじゃあ同期できないのも当然。設定後は、時間帯サポートがクパティーノになってて、iCalの表示が変だったことを除いて、普通にプッシュ同期できるようになりました。

◎特報! YANS! GANS! [MEAT OR DIE]
僕がキャラクターデザインを担当しているショートアニメーションシリーズ、
"YANS! GANS![MEAT OR DIE]"が進行中〜。第一作が完成。
続きも続々制作中〜。脚本・監督は、秋元きつねさんです。
< http://www.youtube.com/yansgans
> YouTube

【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com

iPhone/iPod touchアプリ、最近は楽器関連ソフトすらどんなのが出てるかチェックしてなかったんだけど、「FastFinga」って手書きメモアプリ、すごいです。「画面に指で小さい字で素早くメモ」ってことを、独自のインターフェイスできちんと実現しちゃってる。まあ、紙に書くほうが早いんだけどね。

HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
DTP Booster 004(Osaka/090717)
< http://www.dtp-booster.com/vol04/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090708140200.html
>
───────────────────────────────────
日時:2009年7月17日(金)19:00〜20:30
会場:アップルストア心斎橋2F(大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋)
費用:無料
定員:30名(立見可)
申込:不要

内容:「CS以降のIllustratorでの文字組版」鷹野雅弘(株式会社スイッチ、DTP Transit)
Illustratorは、CSから文字組版に関する機能が一新されました。必ずおさえておきたいベーシックな機能から、ニュースレターなどを組版するために覚えておきたいテクニックまで、時間の限りご紹介します。
・フォント指定をスピーディに行うには
・行数が増えてもずれないように表組みを行うには
・アピアランスを使ったグラデーション、フチ文字とグラフィックスタイルとの併用
・多彩になったカーニングと文字組みアキ量設定について
・段落スタイル/文字スタイルの作成と適用について

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公募案内
ASIAGRAPH 2009年度 CGアートギャラリー公募展示部門 募集中
< http://www.asiagraph.jp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090708140100.html
>
───────────────────────────────────
〈主催者情報〉
ASIAGRAPHでは、優秀なCG作家と作品が国を越えて交流し、新たな創造と産業がアジアから生れ出ることを目指し、作品展示の場として「CGアートギャラリー」を開催して参りました。今年度も、以下4部門の公募展示を行います。

●第1部門/CGアート作品公募部門「CGアートギャラリー」
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。CGが主要な表現手法となっているオリジナルのアート作品(動画以外)
●第2部門/動画(アニメ)作品公募部門「CGアニメーションシアター」
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。オリジナルのCGアニメーション作品(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)
●第3部門/学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門
日本に在住、もしくは日本国籍を保有する学生及び卒業生で、応募時の年齢が25歳以下の者(大学院、大学、専門学校生が主な対象。高校生以下も応募可)オリジナルのCGアニメーション作品。(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)
●第4部門/こどもCGコンテスト部門
アジア地域で出生、通学、もしくは国籍を持つ中学生以下のこどもを対象に静止画、動画作品。CGを主要な表現手法とするオリジナル作品。

ASIAGRAPHの作品公募部門は、従来のコンペティションとは異なり「アジア独自のCG表現」を積極的に評価します。ただし、これはモチーフやテーマが「アジア的」なものを指しているのではなく、既存のアートや映像産業の評価対象にはならないような表現でも「独創的」で「視覚的な美しさ」を備えているならば積極的に評価する。ということを意味します。入選作品は、ASIAGRAPH CGアートギャラリーにて、展示・上映されます。

応募期間:2009年6月10日(水)〜8月10日(月)
課題:自由
応募料:無料
応募方法:それぞれの応募部門ページから、Web上で応募手続きを行っていただきます。その後画面の指示に従い、作品や提出資料のアップロードや送付作業をお願いします。各部門毎の詳細な応募規約や応募手続きなどは、サイトを参照。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(7/8)

リアル鬼ごっこ スタンダード・エディション [DVD]・映画「リアル鬼ごっこ」DVDを見る。原作はあの“有名な”山田悠介「リアル鬼ごっこ」だ。小説はベストセラーになったのだが、あまりの文章力の貧困ぶりに、いまも圧倒的な酷評にさらされている。幻冬舍文庫版を立ち読みしたが、まあガマンできないでもなかったのは、徹底的な改訂が行われたからだ。さて、その映画版の舞台は原作の西暦3000年とは違って、現在の日本と王制下の日本というパラレルワールドの設定だ。そのパラレルワールドのルールはご都合主義のいい加減なもので、そもそも主人公はそのルールから逸脱した存在なのだ。こんな脚本よく採用したもんだ。違う日本では、独裁者の国王が鬼に佐藤姓の人間を追わせ、捕まえて抹殺するという「リアル鬼ごっこ」ゲームを実行中。原作では全国の500万余の佐藤が100万の鬼に追われるという、スケールの大きな、そして収拾のつかないホラ話のはずだが、映画で描かれる世界はご近所の日常みたいで緊張感がない。しかも、鬼に追われるというリアルな恐怖をまったく感じられないのだから致命的だ。みんな芝居はヘタな上、ヘタなこじつけに終始したC級映画だが、その分野のマニアであるわたしにはそこそこ楽しめた。その後、幻冬舍コミックスのマンガ版(作画・杉山敏)を読んだ。こっちも原作とは結末などを変えている。しかし、これは想像を絶するマンガだった。ストーリーのくだらなさはひとまずおいといて、この絵の異様なヘタさ、汚さはなんだ。人物の表情や身体の動きがまったく描けていない。背景もひど過ぎる。素人に毛が生えた、という表現さえはばかられるほどの稚拙さだ。かろうじていいのはカバーのみ。こんなクズ本、105円で買っても腹が立つんだから、定価の660円+税で買っちゃった人は怒り心頭だろう。こんなマンガをよくも商品化したものだ。「マンガ立国ニッポン」の恥だ。それにしても、幻冬舍って本当にあんまりな出版社である。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B4LQE8/dgcrcom-22/
>
アマゾンで見る(レビュー36件)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344803833/dgcrcom-22/
>
アマゾンで見る(レビュー33件)

・「DTP Booster 004(Osaka/090717)」緊急決定! ぜひ来てくださいね!/他でたまったTポイントが、TSUTAYAで本を買う時に使えて何となく得した気分に。って経費で落とせるのに……。/えー、幻冬舍ってあかん? そうかなぁ。/Apple MacBook Pro 2.26GHz 13.3インチ MB990J/AMacMini買うぞ〜と意気込んでいたのにタイミングを逃す。最近外出が続くのでMacBook Proにした方がいいのだろうかと考える今日この頃。「どちらも買えばいいじゃない。」(マリーアントワネット2009)うう……。バレエで一緒に練習しているお母さんに頼まれて、デジカムからDVDに編集することになった。iMovieで吸い出してちょちょいと編集してタイトルとメニューつけたらいいだろうと気安く引き受けたら、渡されたデジカムにはiLinkがない。どころか拡張子が.MOD。調べるとmpeg2らしく、拡張子を.mpegにしてフリーツールでmpeg4に変換すればiMovieに取り込めるとわかる。が、変換に時間かかりまくり。iLife'08のiMovieだとUSBからでも吸い出せるらしい。が、いま使っているG4だとインストールすらできない。ああもっと早く買っておけば…。(hammer.mule)
< http://discus-hamburg.cocolog-nifty.com/mac_de_oracle/2007/09/2_1ffb.html
>
体験談