[2739] 「THIS IS IT」の衝撃

投稿:  著者:


《毎日300回の腕立て伏せと腹筋をやっている》

■クリエイター手抜きプロジェクト[223]Adobe InDesign CS3/CS4編
 常用漢字以外が使われているか調べる
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[93]
 「THIS IS IT」の衝撃
 若鶏のソテー・クリームチーズカレー風味ソース
 HAL_

■セミナー案内
 クリエイターのための法務対談スペシャル!
 行政書士×情熱の学校×Photographer×イラストレーター

--PR------------------------------------------------------------------
★DTPの情報なら、まずはここからチェック!『DTPサポート情報ブログ』
│ ≫≫≫ http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
≪≪≪  用語集もあるよ!
└--------------------------------------------------------------------
★印刷見積/印刷企業PRの印刷ビジネスマッチングサイト『PrintJapan.com』
│ ≫≫≫ http://www.printjapan.com/
≪≪≪  無料登録受付中!
└--------------------------------------------------------------------
■運営:株式会社吉田印刷所(TEL:0250-43-6144) http://www.ddc.co.jp/

-----------------------------------------------------------------PR---


■クリエイター手抜きプロジェクト[223]Adobe InDesign CS3/CS4編
常用漢字以外が使われているか調べる

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20091109140300.html
>
───────────────────────────────────
今回はSを小、Mを中、Lを大に置換するスクリプト......ではなく、前々回の流れのまま常用漢字以外が使われているかどうかを調べるスクリプトです。今度はInDesign CS3/CS4用です。

まず、これまで同様に以下のサイトから常用漢字のファイルをダウンロードし、デスクトップとか分かりやすいところに保存してください。すでにダウンロード済みの場合は、新たにダウンロードする必要はありません。

●常用漢字データ
< http://www.openspc2.org/projectX/data/jyouyoukanjidata.txt
>

最初のスクリプトは単純に常用漢字以外が使われているかどうかを調べるものです。常用漢字以外があれば、ダイアログを表示します。ちなみに、このスクリプトはInDesignでもイラストレータでも共通して動作する珍しい(?)パターンです。

function kanjiChecker(txt){
for (var i=0; i<32; i++){
k += String.fromCharCode(i);
}
k += kanjidata;
for(i=0; i< txt.length; i++){
var p = k.indexOf(txt.charAt(i));
if (p < 0){
alert((i+1)+"番目に常用漢字以外の漢字が含まれています。");
break; // 1文字でもあったら以後は処理しません
}
}
}
var kanjidata;
var filename = File.openDialog("常用漢字ファイルを指定してください");
if (filename){
var fileObj = new File(filename);
var flag = fileObj.open("r");
if (flag == true){
kanjidata = fileObj.read();
fileObj.close();
sel = app.activeDocument.selection[0]; // 最初に選択したテキストブロックのみ対象
kanjiChecker(sel.contents);
}else{
alert("ファイルが開けませんでした");
}
}


次のスクリプトは、常用漢字以外であれば該当漢字を赤色にします。checkREDという名前のスウォッチとして登録されます。すでに同名のスウォッチが登録されている場合はそれを使用しますので、赤色以外の色にすることもできます。

このスクリプトも文字属性を変更する前に使用することと、表示されている範囲のみチェックを行います。フレーム外の場合はチェックしないので注意してください。

function kanjiChecker(selObj){
for (var i=0; i<32; i++){
k += String.fromCharCode(i);
}
var txt = selObj.contents;
k += kanjidata;
var result = "";
for(i=0; i< txt.length; i++){
var p = k.indexOf(txt.charAt(i));
if (p < 0){
selObj.characters[i].fillColor = checkColor;
}
}
return result;
}
var kanjidata;
var setColor = [0, 100, 100, 0];
var pageObj = app.activeDocument;
try{
var checkColor = pageObj.colors.add({
name:"checkRED",
model:ColorModel.process,
space:ColorSpace.cmyk,
colorValue:setColor});
}catch(e){
checkColor = pageObj.colors.item("checkRED");
}
var filename = File.openDialog("常用漢字ファイルを指定してください");

if (filename){
var fileObj = new File(filename);
var flag = fileObj.open("r");
if (flag == true){
kanjidata = fileObj.read();
fileObj.close();
sel = pageObj.selection[0]; // 最初に選択したテキストブロックのみ対象
kanjiChecker(sel);
}else{
alert("ファイルが開けませんでした");
}
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

3連続で同じネタ。まあ、同じネタでもアプリケーションごとに違うので(汗)InDesign CS2は実行環境がないので動作確認できませんが、多分動くのではないかと思います。

IllustratorのJavaScriptプログラム、リファレンスどおりに動かないものも結構あります......。Labカラーオブジェクトがあるのに指定するとエラー(生成はできる)。他にも、いろいろやってみると、いきなり落ちたり不安定な部分がまだあるようです。

FinalCut Pro 7にしましたが、64bitアプリじゃないんですねぇ。H264エンコードはCPU300%くらい使うけど、これだと全体の負荷からすれば1/4くらい。マシンパワー余っているんだから、もっと使って欲しいと思うんですが......。街道を走るネタもエンコードが間に合わず次回へ少し持ち越し。でも、予想よりもアクセスがあり見る人も多いようです。

・毎度おなじみASCII.jpの連載もよろしく
JSで超ド派手なアニメが作れる「UIZE Framework」入門
< http://ascii.jp/elem/000/000/466/466515/
>

・ハイビジョン映像素材もいろいろ追加
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■電子浮世絵版画家の東西見聞録[93]
「THIS IS IT」の衝撃
若鶏のソテー・クリームチーズカレー風味ソース

HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20091109140200.html
>
───────────────────────────────────
話題の映画「THIS IS IT」を見てきました。二週間限りの上映だということでしたが、もう二週間上映延長なのだそうですね。なんだか、上手く乗せられたみたいな気もしますが、130分という上映時間はとても短く感じました。
< http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/
>

この映画を見て泣けるという人が多いし、マイケル・ジャクソン(以下MJ)はすごく優しい人でとても愛を感じたと言う人が多くいますが、私はそれを前面に訴える映画としては感じられませんでした。作品自体はプライベート映像を繋いだだけのもので、まるでMTVのように上手く編集されています。内容も特筆する部分もなく、淡々とコンサートへ向けてのメンバーの行動記録で構成されています。

元々、私はさほどMJに興味があるわけでもなく、CDも一枚も持っていませんしmp3もダウンロードしたことはありません。幼いMJのポップなイメージが強く、その後スリラー等もとてもリズム感とメロディーが現代風にマッチした曲だなぁと感じるくらいで、その後のネバーランドの話や結婚離婚に絡む訴訟問題、幼児虐待疑惑とかの噂が耳を通り過ぎて行きましたが、特に耳を傾けることもなく傍観していました。

日本のTVで出てくるMJの姿は醜さを強調するような報道ばかり、音楽性の話をする人はほとんどいなかったような気がします。特に曲を聞くこともありませんでしたが、私はMJの音作りの良さは認めていました。全てはプロデュースする人の手にあり、かれはマリオネットなのだと勝手に判断していました。

しかし、この映画「THIS IS IT」を見て、私の考えは全く間違いだったということに気がつきました。映像中のマイケルは、とても厳しい目を持った人だったのです。MJの最後のコンサートリハーサルの中で、私は背筋が凍るほどのMJの厳しさを目の当たりにしたのです。逆に私は、自分がいかに楽をしようとして生きているのかということを考えさせられたのです。

MJのネバーランドは、結局のところ失敗したのだと思いますが、ネバーランドはMJそのものを表しているのではないかと思います。MJは、彼の頭の中にある世界を常に作り続けているのです。リハーサル映像の中でもMJが刻々と変化し続け、新しい世界をメンバーと共有しようとしている姿が多くあります。その時その時に感じる、MJのエンターテイメント性を共有したいと願うスタッフの姿が、とてもキラキラしているんです。そんな燦めきを固定したかったのがネバーランドだったのでしょう。

睡眠不足不眠症による睡眠不足が彼のパワーを損なっていったようですが、それも彼の完璧主義から来るものではないかと思います。世の中の全てに完璧なものはなく、完璧ではないからこそ人が生きるための希望を持つことが出来る。私はそう考えていますが、MJは違ったのでしょう。頭の中に次々に浮かび上がる光るものを、その時に形にしなければならないと思い込み、現実とのギャップに苦しんだのでしょう。映画中の彼の行動からもそれがわかります。

もうひとつ、この映像を見て感じたことはMJの肉体です。ダンサーとして一流の動きと、Billie Jeanで見せたムーンウォークはさらに冴えを増しています。このコンサートのバックダンサーは、相当数のダンサーの中からメインダンサーとして選ばれた人達です。肉体的にも鍛え上げられた強靱な身体も、一曲を終えると肩で息をしている姿がみられますが、声を出しながらダンスをしているMJはいつでもクールなのです。「毎日300回の腕立て伏せと腹筋をやっている」という話にも嘘がないことがわかります。

前記したように、特に大きな流れも作らずに淡々としてはいますが、その中にMJという要があり、MJを中心に新しい世界を作り出そうとする、ワクワクした気持ちが伝わってくる映画です。世界は自分のためだけならず、いま目の前にいる人だけではなく、後につながる人々に大きな意志を伝えることが大切なのだとあらためて教えられる映画でした。彼はまさにKING OF POPという称号にふさわしい人でした。期間はあと二週間、是非見に行って彼の夢見る何かを掴んで下さい。

───────────────────────────────────
◇本日のお薦めYouTube Music
ロン・カーター(Ron Carter,1937年5月4日─)

ちょっと年を召した方は、1980年代サントリーホワイトのTVCMを見て知った人も多いと思います。ロンカーターは、古いスタイルの穏やかで暖かい音を持ち味としたJazzベーシストです。この音はクラッシック畑の彼の音楽歴から導き出され、1音聞いただけでロンの音だとわかるような響きは、決まった楽器と弦から作られているということです。前回のマーカス・ミラー同様、ロンもマイルス・デイビスに見出された人です。夕闇迫る頃、落ち着いた気分を味わいたい方は、今すぐに彼の公式サイトに行くだけで、彼の世界に浸りきることが出来ます。
< http://www.roncarter.net/
>

Miles Davis - Herbie Hancock - Wayne Shorter - Ron Carter -
<
>
Ron Carter - Little Walts
<
>
Ron Carter - Blues For D.P 1 (to be cont.)
<
>
サントリーウィスキーホワイトCM ロン・カーター
<
>

───────────────────────────────────
◎若鶏のソテー・クリームチーズカレー風味ソース

鶏料理はかなりバラエティーがありますが、今日紹介するこの料理は何風と言ったらいいのでしょうか。カレーを使っているからインド風ということもなく、クリームチーズを使っているのでフレンチかというとそれでもない、イタリアンでもない。何だろうかと考えながら、鶏肉に旬はあるのだろうかとよけいなことまで気になったので、Web検索してみました。鶏肉は出てきませんでしたが、鴨肉が12月から2月までだそうなので、鶏肉も似たようなものかと勝手に判断してしまいました。

鶏肉の料理と言えば、鍋料理やお正月料理、焼鳥屋もすこし寒くなった頃が美味しいような気がするので満更でもないかもしれません。冬の鶏は冷たい風を受け、肉に脂が乗って美味しいのかも知れませんよ。

若鶏のソテー・クリームチーズカレー風味ソース
〈材料〉
鳥もも肉 300グラムまたは胸肉
クリームチーズ 50グラム
ブルーチーズ 10グラム(なくても)
塩と胡椒、適宜
パセリのみじん切り 大さじ1
カレーパウダー 大さじ1
ブイヨン 100CC(100ccのお湯でブイヨンキューブを溶かしたもの)
カレーパウダー 大さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ半分
塩とコショー 適宜

冷蔵庫に入っていたクリームチーズやブルーチーズは室温に戻し、やわらかくなったら調味料を加え、パセリのみじん切りを練り合わせておきます。

鳥もも肉は余分な油身を取り除き、一口大にカットして塩、胡椒しておきます。フライパンにサラダオイルをひき、皮目がパリパリになるまで焼き、取り出します。余分な油を拭き取ったらブイヨン100ccと香辛料を加え、煮詰めてソースを作ります(クリームチーズがなかったら、このソースだけでも美味しく頂けます)。

皿に鶏肉を盛り、先ほどのチーズクリームをのせて周りにソースを流し、付け合わせの野菜を添えて出来上がりです。今回は人参のグラッセとブロッコリーを付け合わせに添えましたが、お好みでアスパラやミニトマトなど季節の野菜を使うと良いでしょう。
< https://bn.dgcr.com/archives/2009/11/09/01 >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>

soft CREAM ─Creativity for soft Art and soft Media.
(ヨコハマ赤レンガ倉庫・国際映像祭)
見って、触って、体感する! 新世界を創るメディアアート・フェスティバル!
11月27/28/29の三日間はsoftCREAMで。
< http://www.jointworks.net/softcream/
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
クリエイターのための法務対談スペシャル!
行政書士×情熱の学校×Photographer×イラストレーター
< http://www.dhw.co.jp/ef/gs/event/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20091109140100.html
>
───────────────────────────────────
おかだよういち氏登場!!
クリエイティブの現場で活躍中のゲストをお迎えし、行政書士・高木泰三氏が、お三方からの法務相談に答えつつ、それぞれの分野とからめてクリエイターのための法律についてお話します。

日時:2009年11月21日(土)14:00〜16:00
会場:デジタルハリウッド大阪校(大阪市北区西天満6-5-17 デジタルエイトビル)
参加費:無料

出演者:
高木泰三(行政書士)< http://www.takagi-office.biz/
>
エサキヨシノリ(情熱の学校 学長)< http://www.jounetsu.jp/
>
おかだよういち(Photographer)< http://s-style-arts.info/
>
サエキエイジ(イラストレーター)< http://www.rush-net.com/
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(11/9)

・昨日の読売巨人新聞は1面から盛り上がっていた。もちろんスポーツ欄は見開きで「G満願 日本一奪還 全員野球 維新達成」なんて時代がかった大仰な見出し。MVPの阿部慎之助が「足の治療で試合後のハイタッチに出て来なかった松本に、『何様だ、この野郎!』ってどなったこともあった。巨人の選手である以上、人間的にきちんとしてほしいと思った。『野球がうまければいいだろ』みたいな雰囲気にしたくなかった」とかなんとか長文コメントしていたが、おまえが言えた義理かよ。第5戦でサヨナラホームランを打って、ヒーローインタビューに応じた阿部はなんとガムをかみかみ、だらしなくしゃべっていた。この男、前々からインタビューで「そうですね」の連発で、視聴者やインタビュアを舐め切った態度をとっていたが、加えてガムくわえてかい。何様だ、この野郎! 見苦しい下品な顔がアップで全国放送されて非難殺到。あとで、興奮していてガムのこと忘れてたと弁解したようだが、にわかには信じ難い。それが証拠に、2008プロ野球日本シリーズで錦織健が国歌独唱しているときに、巨人・西武の選手が厳粛な面持ちでいるなかで、ひとりバカ面の阿部だけがガムをかみながらニヤニヤしているではないか。見ている方が恥ずかしい。巨人軍は紳士たれ、と昔は言われていた。いまはキャプテンからしてこんなざまである。野球がうまければいいだろ、そんな思いが全開の男を野放し。人間的にきちんとさせてほしいわ。一方サッカーでは、ナビスコ杯で準優勝に終わった川崎Fの選手が表彰式で非常識な態度をとった問題で、幹部が平謝り、賞金も返上している。えらい違いだ。ますます巨人がきらいになった。(柴田)
<
>
見たくもないでしょうが、問題のガムかみインタビュー
<
>
2008プロ野球日本シリーズで錦織健が国歌独唱しているときも
< http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091107_michael_vs_mr_bean/
>
マイケル・ジャクソンとMr.ビーンが激しいダンス対決を繰広げる「Jackson
vs Bean」──フィギュアを使ったストップ・モーション・アニメ(Gigazine)

・宝塚歌劇を退団されて15年。男役の美学を体現している人の一人、元トップ紫苑ゆうさん(シメさん)がソロリサイタルをされるというので、在団時代に熱烈なファンだった友人に連れられて行ってきた。チケットは3分程度で売り切れ。よくとれたね〜と友人に話す。友人も驚いていた。シメさんは全然変わってらっしゃらなくて、というか、在団時代より若くかっこよくなられていたような気がする。手足長くて頭小さくて、キリッ、スラッ、軍服やマントが似合う。歳とってくると太るよね〜という言い訳ができなくなるわ......。さすがに踊りは在団時代のキレはないものの、歌や演技は若手にはできない巧さ。構成は、愛が消えてしまったこの世の中に愛をと、墓堀り(未央一)が墓を掘り、掘り当てると愛=過去の映像を含めたシメさんのリサイタル。新曲込み、エリザベートからの曲目あり、代表曲メドレーにTAKARAZUKA Forever。それらをすべて男役の姿で。閉演後は出待ちをする長蛇の列。15年経ってまだこんなに人気があるのか〜!/振り付けに同じく元トップ安寿ミラさん。パンフには、今どき練習に袖無し燕尾にエナメルの短靴で来られるのはあなたぐらいよ〜というようなことが書かれてあった。/未央さんがいい味出してらした〜。(hammer.mule)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/紫苑ゆう
>  Wikipedia
< http://homepage2.nifty.com/yu-shion/
>  紫苑ゆう
< http://ja.wikipedia.org/wiki/未央一
>  ウルさん
< http://ja.wikipedia.org/wiki/安寿ミラ
>
ヤンさんは真矢みきと良いコンビであった