今年最後のデジクリネタも、なぜか前回と同じ条件付きテキストフレーム選択です。前回は色によって選択処理を行いました。今回はテキストフレーム内に特定の文字や単語が含まれていると、該当するテキストフレームを選択するスクリプトです。
function mainProc(){
if (app.documents.length < 1){
alert("ドキュメントを開いてから実行してください");
return;
}
var textObj = app.activeDocument.textFrames;
if (textObj.length < 1){
alert("選択すべきテキストフレームがありません");
return;
}
var findText = prompt("検索したい文字の一部を入れてください", "");
for(var i=0; i<textObj.length; i++){
textObj[i].selected = false;
if(textObj[i].contents.indexOf(findText) > -1){
textObj[i].selected = true;
}
}
}
mainProc();
すでに選択されているパスや、テキストフレームの選択を解除したくない場合には、以下の行を削除してください。
textObj[i].selected = false;
文字が含まれる場合に選択するのではなく、逆に文字が含まれていない場合(例えば「です」が含まれていない)に選択するスクリプトは、以下のようになります。
function mainProc(){
if (app.documents.length < 1){
alert("ドキュメントを開いてから実行してください");
return;
}
var textObj = app.activeDocument.textFrames;
if (textObj.length < 1){
alert("選択すべきテキストフレームがありません");
return;
}
var findText = prompt("選択したくない文字の一部を入れてください", "");
for(var i=0; i<textObj.length; i++){
textObj[i].selected = true;
if(textObj[i].contents.indexOf(findText) > -1){
textObj[i].selected = false;
}
}
}
mainProc();
【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
ということで、今年もご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。早いですけど、それではよいお年を。
来年はIllustratorを使っている人には、役立つ何かが出てくるかもしれません(ほとんどできてはいますが)。
まいどおなじみのASCII.jpの連載もよろしく。ほとんど(まったく?)知られていないAdobe Bridgeの隠れた実力(?)の一部をどうぞ。
・JSでWeb制作を自動化するAdobe Bridge活用入門
< http://ascii.jp/elem/000/000/480/480696/
>
ハイビジョン映像素材のページに、「ソニー HXR-MC1で撮影したフルハイビジョン映像」のサンプルを用意しました。忙しくてサンプルというほど撮影していませんが、多少の参考にでも。Full HDでもビットレートが16MBなので細かい部分はベタっとなっていますが、用途が用途ですから十分かなあと。
・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>
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