《本当に過渡期なんですね、まさにまっただ中》
■データ・デザインの地平[06]
永代使用ポータル、クラウドがつなぐ生者と死者の世界
薬師寺 聖
■クリエイター手抜きプロジェクト[275]Adobe Bridge CS3/CS4/CS5編
WebページをBridgeで開く
古籏一浩
■明日もデザインで食べていこう![14]
CSS3の本が出ます/CSS3で平面の広大な地図を立体回転させよう
秋葉秀樹
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■データ・デザインの地平[06]
永代使用ポータル、クラウドがつなぐ生者と死者の世界
薬師寺 聖
■クリエイター手抜きプロジェクト[275]Adobe Bridge CS3/CS4/CS5編
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古籏一浩
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■データ・デザインの地平[06]
永代使用ポータル、クラウドがつなぐ生者と死者の世界
薬師寺 聖
< https://bn.dgcr.com/archives/20110516140300.html
>
───────────────────────────────────
●ヒトの生きた証は、千のデータになる
東日本大震災では、膨大な思い出の品が、その持ち主とともに海底へと沈みました。抗いようのない力でもって、そこにいたはずの人が失われる辛さ、失われた苦しみは、それが自然災害によるものでなくとも、同様の経験をした人には、了解できるものです。
長い歳月を経て、見送った側が死を目前にするとき、ようやく、胸かきむしられる想いは懐かしい感情に変わるのだと思います。それまでは、失われた生命を想起するトリガとなるものが必要です。もし、思い出の品が失われるなら、せめて、逝った人を表現するデータにアクセスしたいと願うでしょう。
そして、思い出す側も、いずれは、思い出される側の者となります。逆の立場となるまでに、我々は何を遺したいと思うでしょうか。子孫のある人は、形見の品のみ託すかもしれません。が、そのまた次の世代に渡っていくかどうかを確かめる術はありません。子孫のない人には、次世代に託すという選択肢すらありません。
筆者は、昨年秋から、ラフなままの作品群──楽譜や歌詞譜のままの音楽、点在する詩句、プロットのままの自伝的小説、習作のままの絵、アイデア段階の小論など──のデータ化に着手しました。過去の書物の中に同種の人々を見い出すことで生き延びてきたように、私の馬鹿げた悪戦苦闘の記録が、いつか同種の後進の目に触れ、役立つことを願いつつ。
存在した証を必要とする人々は、データを作り、それをクラウドに置くようになります。ヒトは死して千のデータになるのです。
●技術進化が可能にする、全人データの記録と再現
いまや我々は、テキストや写真や動画だけでなく、日々のつぶやきや、執筆した電子書籍までも、デジタルデータとして遺すことができます。加えてインタフェース技術の進化は、「ヒトそのものを表すデータ」の記録を可能にします。それは、従来の自分史とは比べものにならない、はるかに巨大でリアリティを持つ全人データです。
まず、視覚と聴覚の情報については、外見、所作、声のデータから、生前の姿が立体像として再現されます。3Dの歌い踊る初音ミクを思い起こし、それが故人だったらと想像してみてください。また、Microsoft Kinect※を思い起こしてみてください。言葉づかいや訛り、動作のクセを記録して再現することも、不可能ではないと確信できるでしょう。
味覚や嗅覚の情報については、特定の味、特定の臭いを感じた時の脳の働きを再現するトリガとなるデータを送り、端末側では、それをキーとして、脳に働きかけて再現するようになります。身近な例をあげれば、故人の手料理の記憶を伝えることができます。
触覚のデータも蓄積されるなら、たとえば、幼子は、先に逝ったお母さんの再現された感触の中で眠ることができるようになります。
さらには、ブレーン・マシン・インターフェースの進化が、感情の再現、感情に基づく言動の再現を可能にします。パターン化され記録された脳波とテキストのコンテキストから、思い出す側が質問をすると、3Dの故人が目前に現れ、計算機の処理に基づいて答えるでしょう。これはSFではなく、現実味のある話です。
●永続性あるシステム構築における課題
これらの全人データを記録・再現するためには、永代使用の墓地のデータ版のようなシステムが必要です。それは、「永代使用ポータル」といっていいでしょう。永代と銘打つからにはデータの存続が最重要であり、それにはいくつかの課題があります。
まず、データを保管する設備の維持です。データセンターの防災対策とバックアップ、維持のための電力が保証されなければなりません。ハードディスクは消耗品であり、データ爆発も必至ですから、長寿命大容量のメディアが登場する都度、データを引き継いでいくことになります。厳密なセキュリティも要求されます。データが消去されたり書き換えられても故人には確認できないのですから、なおさらです。メンテナンスには、何代にもわたる人材が必要です。
データを記録するためのアプリケーション開発も必要です。ヒトの外見の3D化、五感を表すデータの登録まで、ITエンジニアではない素人でも簡単に実行できなければなりません。思い出を再現する側の端末開発も必要です。歳月を経る間には、使われる言葉も変わりますから、多言語対応だけでなく、言語の変化への対応も必要になります。
そして何より、データ形式が標準化されなければなりません。データは、歳月を経ても読み出し可能な、長期保存に耐えうる形式で記録されなければなりません。仕様のバージョンアップによって再現不可能となったり、度重なる構造変換が必要となる形式は好ましくありません。「永代使用ポータル」が開始される前に、世界標準の策定が望まれます。データ・デザインは、未来を見据えて行われるべきです。
当然のことながら、これらのシステムの開発と維持には、莫大な費用がかかります。一方、ユーザー側には、どれほどの支払い能力があるでしょうか。日本の貨幣価値と墓地の料金から考えるなら、高くとも1年につき1万円、100年以上は一律100万円といった、上限のある従量制が限界でしょう。
このような永続性が必須のシステムは、巨大で安定したグループ企業により、実現されるべきです。データを遺す側、利用する側、どちらのユーザーにとっても、それが最も重要なことです。統廃合や倒産、社名や経営陣や方針の変更が懸念されるようでは、未来を託すことなどできないからです。
ビジネスの側面から見ると、最大のメリットはユーザー数だと思われます。地球全体では人口は増え続けています。地球人すべてがユーザー候補です。なお、本稿ではヒトについてのみ書いていますが、ペットでも同様です。亡くなったペットの思い出をクラウドに置きたい人も少なくないでしょう。
●構築後に表面化する、5つの問題
では、永代使用ポータルが開設されたなら、誰もが、より幸せになれるのでしょうか。否、そんなことはありません。次の5つの問題が生じます。
ひとつは、ユーザーの精神に及ぼす影響という問題です。
データ損失恐怖が、OCDの一症状に追加されます(データセンターを宇宙からの落下物が直撃する可能性まで考えるなら、それを杞憂とはいえないにしても)。また、データ依存症が生じます。それが、家族との関係であるうちはいいのですが、カリスマ・ロックスターとファンの関係ともなれば、深刻な社会現象を引き起こします。
2つ目は、ユーザーの認知と行動の問題です。
データとして記録されるのは、死の直前までの情報に過ぎません。AIが発展しても、計算機は、それらの「死んだ」情報にもとづく処理しか返すことができません。そのヒトが存命し、他者と出会い、五感で感じ、脳を成長させた結果、見送った側のコールに対して返すであろう戻り値、つまり行動、言葉、表情などは、計算できません。計算機の限界を認めたくないユーザーは、意識の計算可能性を全面肯定するシステムへと流れ、不正確な結果に基づいて行動するようになります。
3つ目は、ユーザー側の収入と費用負担の問題です。
貧困のなかで生を終えた詩人や画家たちは、いかに素晴らしい作品を記録したくても、使用料を払うことができません。それだけでなく、世界には、その日の食糧にこと欠く人々も多数います。標準以上の経済力を持つ者の生のみ記録されるのなら、アウトサイダーたちの深い精神性と抒情性に満ちた存在の慟哭、民衆の逞しい土着性は、徐々に失われていきます。もっとも、未来永劫、現在の貨幣経済が存続するわけではないでしょうが。
4つ目は、データの改ざんと悪用の問題です。
記録されたデータが国家の指導者のものであれば、後継者による意図的な美化が考えられます。逆に、それが人民の精神的支柱となることは、利害を異にする者にとって、歓迎できないことでしょう。データはハッカーの攻撃対象となり、消去ともなれば、国家間の争いに発展しかねません。
そして5つ目は、生命ビジネスへの移行という問題です。
永代使用ポータルのデータがクローン技術や故人の人体パーツと結びつくことを想像してください。いや、そんなことは法的に許されるはずがない、技術的にも不可能だと思うでしょうか?人類は、「してはならないはずのこと」その一線を常に超え続けてきているのです。
初期の永代使用ポータルで扱われるのは、思い出というやさしい感情を引き起こす「データ」です。扱うのはあくまで信号であって細胞そのものではないため、人々は抵抗感はなくシステムを受け入れ、慣れ親しみ、許し、気付かぬうちに、故人の再生に必要なデータが記録されるようになり、心の垣根は取りはらわれていくのです。多数の問題のある永代使用ポータルですが、いずれ我々は、リアル世界を終えた後は情報として生き続けることを受け入れるようになります。
そうなると、本連載の過去記事で触れてきた問題が浮かび上がります。永代使用ポータルに蓄積されたデータ、そのデータは一意性を持ちうるでしょうか?そのデータは、誰のものでしょうか?
※Kinectについては、Microsoft社の、Webの未来をフロントエンドから取り上げるカンファレンス「MIX11」(4/12〜4/14)の情報を、ぜひ参考にしてください。このカンファレンスでは、HTML5やCSS3、Silverlight、Internet Explorer、Windows Phoneについて、多彩なセッションが繰り広げられました。
< http://www.visitmix.jp/
>
【薬師寺聖/個人事業所セイザインデザイン】
個人事業所 < http://www.seindesign.net/
>
ブログ < http://blogs.itmedia.co.jp/seindesign/
>
PROJECT KySS < http://www.projectkyss.net/
>
< infosei@seindesign.net >
ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨っている、四国の個人事業主。科学技術や医療・福祉分野のXML案件の企画デザインに実績があり、コラボレーションユニットPROJECT KySS名義で、XML、RIA、.NETに関する書籍や記事、多数。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev
(Oct 2003-Sep 2011)
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■クリエイター手抜きプロジェクト[275]Adobe Bridge CS3/CS4/CS5編
WebページをBridgeで開く
古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20110516140200.html
>
───────────────────────────────────
今回は、Adobe Bridge CS3/CS4/CS5で動作するスクリプトです。Bridgeは最初のバージョンから、内部の機能が大幅に向上しています。HTTP、FTPはもちろん、ビットマップの処理(画像処理)などもできます。メニュー項目の処理などは最初のバージョンとは処理方法が異なっているので、そのままでは動作しません。
あと注意事項がひとつあります。今後説明するBridgeのスクリプトはESTK (ExtendScript ToolKit)から実行するようにしてください。Bridgeから実行すると、一部うまく動作しないものがあります。
最初のスクリプトは、指定されたURLをBridgeのウィンドウで開くものです。
new Document("http://www.openspc2.org/
");
Bridge CS3/CS4にはOperaブラウザのエンジンが搭載されているため、FirefoxやSafari/Google Chromeとは少し異なった表示になる場合があります。
一カ所だけでなく、複数のWebページを開くこともできます。この場合は以下のようにnew Docuement()を列記します(もっとよい方法もありますが、とりあえず簡単なやり方ということで)。
new Document("http://www.openspc2.org/
");
new Document("http://www.google.co.jp/
");
new Document("http://twitter.com/
");
ちなみに、一度上記のようにWebサイトを開くと、ウィンドウ左側のサイドバーにWebページのタイトルが表示されます(フォルダアイコンの横に表示されます)。フォルダアイコンやタイトル名をクリックすれば、すぐにWebページを開くことができます。また、最近使用したファイルとしても登録されるため、Bridgeを終了し再度起動したあとでも、簡単に過去に使用したWebページを開くことができます。
new Document()は、Webページだけでなく特定のフォルダを開くこともできます。例えば、MacOS Xでユーザー名がdgcrのデスクトップフォルダを開くには、以下のようにします。フォルダのパスは絶対パスにしてください。相対パスだとうまくいかないことがあります。
new Document("/Users/dgcr/Desktop");
Bridgeのウィンドウで開くのではなく、Finder/Explorerのウィンドウで開いて欲しい場合もあります。Bridgeはそのような処理も可能で、以下のようにします。
var doc = new Document("/Users/dgcr/Desktop");
doc.chooseMenuItem("Reveal");
doc.close();
BridgeにはchooseMenuItem()という便利な命令があります。これは、ユーザーがメニュー項目を選択した場合と同じ処理を実行します。"reveal"はFinderで開く、Explorerで開くという機能を示すコマンド文字になります(詳しくはBridgeのリファレンスに掲載されているので、興味のある方はどうぞ)。
最後に、以下のスクリプトでURLをお気に入りに登録しておくと、Bridgeのウィンドウで簡単にWebページを表示できます。お試しあれ。
var thumb = new Thumbnail("http://www.openspc2.org/
");
app.favorites.add(thumb);
【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
仕事の都合でAndroid端末(Galaxy S)を購入。iPhoneのように直感的に使えないので、自分用にページを作成。画面キャプチャーに行き着くまでに数時間(笑)時計が表示されている部分を指でなぞって、下まで下ろすというユーザーインターフェースは、そんな方法なのかと驚くよりも腹が立つ。Galaxy Sだとback+Homeで画面キャプチャーできるけど、何度か試してみたものの一回しかうまくキャプチャーできず、職人芸が必要なのかと思うくらい......。で、検証し始めたところで一年間にAndroid 1.6〜3.0まで(もう3.1みたいだけど)盛りだくさん。作る側は数ヶ月に一度チェックしていかないといけないんでしょうか。で、2年近くは古い端末が使われる可能性がありそうだから、かなりひどい状態になりそう......。
・Galaxy S(アンドロイド携帯)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Galaxy_S/
>
・"ソーシャル"なサイト構築のためのWeb API コーディング
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361937/
>
・すべての人に知っておいてほしい WEBデザインの基本原則
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361813
>
・iPhone/iPad×HTML5アプリ制作
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797362618
>
・HTML5+JavaScriptアイデア&実践サンプル
< http://www.amazon.co.jp/dp/4048704486
>
・JavaScriptコーディング ベストプラクティス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361791
>
・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>
・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日もデザインで食べていこう![14]
CSS3の本が出ます/CSS3で平面の広大な地図を立体回転させよう
秋葉秀樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20110516140100.html
>
───────────────────────────────────
えーっと、本を書きました。
5/28に毎日コミュニケーションズから発売される「CSS3デザインプロフェッショナルガイド」という本を共著で、SOY CMS2の開発者、宮澤さんと、東京のWeb制作会社、ピクセルグリッドの小山田さんや外村さん、そしてITプロフェッショナルの蒲生さん、そして弊社とみたと僕、といった豪華(?)メンバーで執筆しました。amazonではすでに公開されています。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839935467/
>
大きく3つの章に分けられていまして、入門的な章と、リファレンス的な章と、ビジュアルサンプルの章。
導入部分は、そもそもCSS3ってどんなものか? とか、どんな場面でうまく使うべきか? などを主に蒲生さんが担当してます。これはどちらかというと、私たちフロント周りの制作をしている人やデザイナーさん向けなので、今までの書籍などを読んで、どうしても難しく考えがちな人に読んでもらいたいです。
そして小山田さんや外村さんはCSS3周りの仕様書などにとても詳しく、リファレンスを担当しています。彼らの実績豊富な知識と、常に新しい情報を発信しているCSS3の最新の動向などを、分かりやすく解説したものです。
そして僕が担当したビジュアルサンプルでは、実際にCSS3で作ったサンプルを公開してます。画像を使わずにボタンを作ったり、アニメーションや3Dゲームの応用を解説したり、商品ギャラリーの見せ方だったり、フォームをカスタマイズしてもっと便利にしたり。出来るだけ分かりやすく、マニアックにならないように作ったつもりです。
実は、執筆途中でFirefoxのバージョンが4になったり、Operaのバージョンが11になったりしまして、書き直しが大変でした。
例えばFirefox、3.6までは遷移(アニメーションのようなもの)を行うtransitionプロパティがサポートされてなかったけれど、4でサポートされだした、とか。OperaではCSS3グラデーションが11から直線グラデーションだけサポートされたとか。対応ブラウザの確認をしたり、不具合やクセがないか確認したり。
そんな中こんどはInternetExploler 10の発表があって、Platform Previewがダウンロード出来るようになってるので、そっちも調べたり。本当に過渡期なんですね、まさにまっただ中。
さてさて、今日はとても簡単なサンプルなんですが、Safariで実装されているCSS3の3Dトランスフォームを試したいと思います。書籍では、3Dカードゲームのサンプルを執筆していますが、これはもっと簡単なもの。
平面の広大な地図を上空に見おろし、視点を回転させるようにしてみましょう。CSS3にカメラオブジェクトなんてないですね。だから地図を立体回転させて、自分が回っているようにみせます。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%882011-05-12%2014.55.15%EF%BC%89.html
>
この画像はちょっと使用上問題があるので、実際のサンプルでは「白地図、世界地図、日本地図が無料【白地図専門店】」さんからダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSS3 地図を上空から眺める</title>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css">
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.5.2/jquery.min.js
"></script>
<script src="3d.js"></script>
</head>
<body>
<div class="world">
<img src="world_ga_kabegami1_1024.gif" alt="地図">
</div>
</body>
</html>
これだけ、つまり地図をdivタグで囲っただけです。
そこでCSSにより、横軸(X軸)を50度回転させます。
div.world {
-webkit-transform: rotateX(50deg);
}
Safariで見るとこんな感じです。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/no_perspective.html
>
これでは、縦がつぶれて見えるだけです。
ではこれに「遠近感」をつけます。
CSS側で、まずbody要素に遠近感をつけます。
body {
-webkit-perspective: 300px;
}
結果、Safariではこう見えます。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%882011-05-12%2016.12.20%EF%BC%89.html
>
気になるのは、300pxという数値ではないでしょうか? この数値、実は大きくなればなるほど、平面的に近づいていきます。ゼロだと、まともに見えることが出来ません、数値が小さければ、遠近感もキツくなります(このあたりは書籍を読んでいただけたら)。
さて、それではキーボードの左右(←と→)で視点を360度回転するようにしましょう。回転させる対象はdiv.worldです。そして回転する軸ですが、これはrotateZになります。
元々地図を真っ正面から見るとZ方向の奥に軸を置いて回転させることになりますよね? それが親のbody要素にperspectiveがかかっているせいで、Y軸と勘違いしそうですが、Z軸を回転させることが正しいのです。
この値を4度ずつ足したり引いたりすると、地図が回ります。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/no_ease.html
>
カクカク動くのは毎回、角度が更新されているからです。瞬間で角度が変わるのではなく、それをつなげるようにアニメーションさせたいので、ここではCSS3のtransitionプロパティを使います。CSSファイルにはdiv.worldに以下を記述します。
div.world {
-webkit-transition: -webkit-transform 0.3s linear;
}
上記は「linear」がポイントです、イージングすると「くいっくいっ」と、変な動きになるので、ここはイージングなしでいきます。今度はカクカクせず、動きます。transitionが効いているからですね。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/ease.html
>
でも、これだとキーを押したタイミングで一回転したら止まります。ここはひとつ、transitionを使わずに、JavaScriptで一定間隔で数値を入れ替えた方が良さそうです。角度が入っている変数に、プラスかマイナスのスピードを都度加算するといいかな? と。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/index.html
>
【あきば・ひでき】
hidetaro7@gmail.com
< http://www.akibahideki.com/blog/
>
テクニカルディレクター・デザイナー。DTP黎明期からグラフィックデザインを学び、東京都営団地下鉄など交通広告を多数手がける。同時に音楽活動も活発に行い、西日本半全国ツアーなどを展開、某専門学校のテーマソングを作詞作曲、編曲から楽器全てを演奏してレコーディングするなど、マルチなクリエイティブ活動も。最近では東京と大阪の教育施設などで講師業をも務める。HTML CSS JavaScript Flash ActionScript 3DCG Movie DTP GraphicDesign...多種スキルを持つ。Web標準技術だけに執着せず、全てのメディアで説得力のある表現にチカラを注ぎたい、そんな仕事をしたい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(5/16)
・浅田次郎「一刀斎夢録」上巻を読んでいる。いきなり登場するのが龍馬暗殺である。一刀斎うしろから読むと斎藤一、近衛師団の梶原中尉に対する彼の語りによれば、実行犯は斎藤一本人だ。手元にある子母澤寛「新選組始末記」でも、綱淵謙錠「人物列伝幕末維新史」でも、司馬遼太郎「竜馬が行く」でも、池波正太郎「近藤勇白書」でも、龍馬暗殺は見廻組の犯行と断じている。当時の龍馬の敵はいくらでもあったから、誰が殺ってもおかしくない。なにがなんでも武力倒幕を目指す薩摩の密命で、暗殺企画は伊東甲子太郎だ。龍馬を切って、新選組の仕業と見せかければ、在京の土佐の勢力が報復に出て、相討ちとなれば武力倒幕への道が拓ける。龍馬が死ねば、彼の考えた談合による政権交代は烏有に帰する、というシンプルな仕組みだ。手が込んだことに、事件当日の午後、伊東は斎藤を伴って龍馬に会い「新選組が狙っているから気をつけよ。この者は新選組に戻っているが、じつはわが配下、用心のために差し遣わす」と忠告する。よって、斎藤は当夜やすやすと龍馬の部屋に入りこめた。その後の進行もじつにリアルで説得力があり、これが真実ではないかとさえ思わされる。斎藤が去ったあと見廻組が龍馬と中岡を切り刻んだという。なんというみごとな話術だ。早々とこんな大きなテーマが語られてしまい、あとはどうなるのか心配になるが、さすが浅田版新選組はおもしろいだけでなく泣ける展開になる。新選組の面々の、偏屈者・斎藤による人物評も読ませる。ああ、一刀斎に天誅をくわえてほしい卑劣な男が数人いるんだがなあ。政界に。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163298401/dgcrcom-22/
>
→アマゾンで見る(レビュー11件)
・昨日は秋葉さんの結婚式。おめでとうございます!/ショッピングサイト。営業日の書かれていないところが、結構多い。「翌営業日に発送します」とあっても、営業日がわからないから、ほかの早く発送してくれそうなところを探す。まぁ土日祝休みなんだろうなぁとは想像できるんだけど、世の中、水曜日休みのところや、完全週休二日制じゃないところも多いわけで。年中無休のところも、年中無休ですとは書かれていないところが多く、問い合わせ電話受付時間は平日の10時〜17時とあるので、それが営業時間なのだろうと推測したら、「ネット銀行だと土日でも入金が確認できます」とあって「?」。確認だけされてもな〜と、一応、発送可能日の記載を探すことになる。もちろん載っていないから、えいやっと注文してみたら、その日のうち、たとえ日曜日でも発送されたりする。翌日の月曜日着だと仕事の場合、ロスタイムが少なく便利。年中無休って強みだと思うから書けばいいのに。営業日カレンダーを載せているところや、アマゾンのように発送可能日が時間によって変わったり、アスクルのようにルールを明示しているところはいいよね。前にも書いたアップルストアの「24時間以内出荷」は、営業日の24時間以内なので、金曜日の夜に注文しても出荷が月曜日になったりして(火曜日着)、なんじゃそりゃー! だったんだよな〜。ちゃんと読まない私が悪いんだけど、パソコンやパソコンメンテナンスツール、メモリなんかは、仕事に大きな支障のない土日や休暇中に触りたいので、月曜日に出荷されても、一週間のロスが発生するのである。ええ、木曜日に注文すればいいのよ。月〜金は仕事漬け。一週間の仕事がほぼ片付き、何かあったら土日に取り返せると思って、ほっこりしてしまう金曜日にやっちゃうんだよな〜。お客さんからの連絡の入りにくい、土日にやっちゃうんだよな〜。(hammer.mule)
■データ・デザインの地平[06]
永代使用ポータル、クラウドがつなぐ生者と死者の世界
薬師寺 聖
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●ヒトの生きた証は、千のデータになる
東日本大震災では、膨大な思い出の品が、その持ち主とともに海底へと沈みました。抗いようのない力でもって、そこにいたはずの人が失われる辛さ、失われた苦しみは、それが自然災害によるものでなくとも、同様の経験をした人には、了解できるものです。
長い歳月を経て、見送った側が死を目前にするとき、ようやく、胸かきむしられる想いは懐かしい感情に変わるのだと思います。それまでは、失われた生命を想起するトリガとなるものが必要です。もし、思い出の品が失われるなら、せめて、逝った人を表現するデータにアクセスしたいと願うでしょう。
そして、思い出す側も、いずれは、思い出される側の者となります。逆の立場となるまでに、我々は何を遺したいと思うでしょうか。子孫のある人は、形見の品のみ託すかもしれません。が、そのまた次の世代に渡っていくかどうかを確かめる術はありません。子孫のない人には、次世代に託すという選択肢すらありません。
筆者は、昨年秋から、ラフなままの作品群──楽譜や歌詞譜のままの音楽、点在する詩句、プロットのままの自伝的小説、習作のままの絵、アイデア段階の小論など──のデータ化に着手しました。過去の書物の中に同種の人々を見い出すことで生き延びてきたように、私の馬鹿げた悪戦苦闘の記録が、いつか同種の後進の目に触れ、役立つことを願いつつ。
存在した証を必要とする人々は、データを作り、それをクラウドに置くようになります。ヒトは死して千のデータになるのです。
●技術進化が可能にする、全人データの記録と再現
いまや我々は、テキストや写真や動画だけでなく、日々のつぶやきや、執筆した電子書籍までも、デジタルデータとして遺すことができます。加えてインタフェース技術の進化は、「ヒトそのものを表すデータ」の記録を可能にします。それは、従来の自分史とは比べものにならない、はるかに巨大でリアリティを持つ全人データです。
まず、視覚と聴覚の情報については、外見、所作、声のデータから、生前の姿が立体像として再現されます。3Dの歌い踊る初音ミクを思い起こし、それが故人だったらと想像してみてください。また、Microsoft Kinect※を思い起こしてみてください。言葉づかいや訛り、動作のクセを記録して再現することも、不可能ではないと確信できるでしょう。
味覚や嗅覚の情報については、特定の味、特定の臭いを感じた時の脳の働きを再現するトリガとなるデータを送り、端末側では、それをキーとして、脳に働きかけて再現するようになります。身近な例をあげれば、故人の手料理の記憶を伝えることができます。
触覚のデータも蓄積されるなら、たとえば、幼子は、先に逝ったお母さんの再現された感触の中で眠ることができるようになります。
さらには、ブレーン・マシン・インターフェースの進化が、感情の再現、感情に基づく言動の再現を可能にします。パターン化され記録された脳波とテキストのコンテキストから、思い出す側が質問をすると、3Dの故人が目前に現れ、計算機の処理に基づいて答えるでしょう。これはSFではなく、現実味のある話です。
●永続性あるシステム構築における課題
これらの全人データを記録・再現するためには、永代使用の墓地のデータ版のようなシステムが必要です。それは、「永代使用ポータル」といっていいでしょう。永代と銘打つからにはデータの存続が最重要であり、それにはいくつかの課題があります。
まず、データを保管する設備の維持です。データセンターの防災対策とバックアップ、維持のための電力が保証されなければなりません。ハードディスクは消耗品であり、データ爆発も必至ですから、長寿命大容量のメディアが登場する都度、データを引き継いでいくことになります。厳密なセキュリティも要求されます。データが消去されたり書き換えられても故人には確認できないのですから、なおさらです。メンテナンスには、何代にもわたる人材が必要です。
データを記録するためのアプリケーション開発も必要です。ヒトの外見の3D化、五感を表すデータの登録まで、ITエンジニアではない素人でも簡単に実行できなければなりません。思い出を再現する側の端末開発も必要です。歳月を経る間には、使われる言葉も変わりますから、多言語対応だけでなく、言語の変化への対応も必要になります。
そして何より、データ形式が標準化されなければなりません。データは、歳月を経ても読み出し可能な、長期保存に耐えうる形式で記録されなければなりません。仕様のバージョンアップによって再現不可能となったり、度重なる構造変換が必要となる形式は好ましくありません。「永代使用ポータル」が開始される前に、世界標準の策定が望まれます。データ・デザインは、未来を見据えて行われるべきです。
当然のことながら、これらのシステムの開発と維持には、莫大な費用がかかります。一方、ユーザー側には、どれほどの支払い能力があるでしょうか。日本の貨幣価値と墓地の料金から考えるなら、高くとも1年につき1万円、100年以上は一律100万円といった、上限のある従量制が限界でしょう。
このような永続性が必須のシステムは、巨大で安定したグループ企業により、実現されるべきです。データを遺す側、利用する側、どちらのユーザーにとっても、それが最も重要なことです。統廃合や倒産、社名や経営陣や方針の変更が懸念されるようでは、未来を託すことなどできないからです。
ビジネスの側面から見ると、最大のメリットはユーザー数だと思われます。地球全体では人口は増え続けています。地球人すべてがユーザー候補です。なお、本稿ではヒトについてのみ書いていますが、ペットでも同様です。亡くなったペットの思い出をクラウドに置きたい人も少なくないでしょう。
●構築後に表面化する、5つの問題
では、永代使用ポータルが開設されたなら、誰もが、より幸せになれるのでしょうか。否、そんなことはありません。次の5つの問題が生じます。
ひとつは、ユーザーの精神に及ぼす影響という問題です。
データ損失恐怖が、OCDの一症状に追加されます(データセンターを宇宙からの落下物が直撃する可能性まで考えるなら、それを杞憂とはいえないにしても)。また、データ依存症が生じます。それが、家族との関係であるうちはいいのですが、カリスマ・ロックスターとファンの関係ともなれば、深刻な社会現象を引き起こします。
2つ目は、ユーザーの認知と行動の問題です。
データとして記録されるのは、死の直前までの情報に過ぎません。AIが発展しても、計算機は、それらの「死んだ」情報にもとづく処理しか返すことができません。そのヒトが存命し、他者と出会い、五感で感じ、脳を成長させた結果、見送った側のコールに対して返すであろう戻り値、つまり行動、言葉、表情などは、計算できません。計算機の限界を認めたくないユーザーは、意識の計算可能性を全面肯定するシステムへと流れ、不正確な結果に基づいて行動するようになります。
3つ目は、ユーザー側の収入と費用負担の問題です。
貧困のなかで生を終えた詩人や画家たちは、いかに素晴らしい作品を記録したくても、使用料を払うことができません。それだけでなく、世界には、その日の食糧にこと欠く人々も多数います。標準以上の経済力を持つ者の生のみ記録されるのなら、アウトサイダーたちの深い精神性と抒情性に満ちた存在の慟哭、民衆の逞しい土着性は、徐々に失われていきます。もっとも、未来永劫、現在の貨幣経済が存続するわけではないでしょうが。
4つ目は、データの改ざんと悪用の問題です。
記録されたデータが国家の指導者のものであれば、後継者による意図的な美化が考えられます。逆に、それが人民の精神的支柱となることは、利害を異にする者にとって、歓迎できないことでしょう。データはハッカーの攻撃対象となり、消去ともなれば、国家間の争いに発展しかねません。
そして5つ目は、生命ビジネスへの移行という問題です。
永代使用ポータルのデータがクローン技術や故人の人体パーツと結びつくことを想像してください。いや、そんなことは法的に許されるはずがない、技術的にも不可能だと思うでしょうか?人類は、「してはならないはずのこと」その一線を常に超え続けてきているのです。
初期の永代使用ポータルで扱われるのは、思い出というやさしい感情を引き起こす「データ」です。扱うのはあくまで信号であって細胞そのものではないため、人々は抵抗感はなくシステムを受け入れ、慣れ親しみ、許し、気付かぬうちに、故人の再生に必要なデータが記録されるようになり、心の垣根は取りはらわれていくのです。多数の問題のある永代使用ポータルですが、いずれ我々は、リアル世界を終えた後は情報として生き続けることを受け入れるようになります。
そうなると、本連載の過去記事で触れてきた問題が浮かび上がります。永代使用ポータルに蓄積されたデータ、そのデータは一意性を持ちうるでしょうか?そのデータは、誰のものでしょうか?
※Kinectについては、Microsoft社の、Webの未来をフロントエンドから取り上げるカンファレンス「MIX11」(4/12〜4/14)の情報を、ぜひ参考にしてください。このカンファレンスでは、HTML5やCSS3、Silverlight、Internet Explorer、Windows Phoneについて、多彩なセッションが繰り広げられました。
< http://www.visitmix.jp/
>
【薬師寺聖/個人事業所セイザインデザイン】
個人事業所 < http://www.seindesign.net/
>
ブログ < http://blogs.itmedia.co.jp/seindesign/
>
PROJECT KySS < http://www.projectkyss.net/
>
< infosei@seindesign.net >
ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨っている、四国の個人事業主。科学技術や医療・福祉分野のXML案件の企画デザインに実績があり、コラボレーションユニットPROJECT KySS名義で、XML、RIA、.NETに関する書籍や記事、多数。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev
(Oct 2003-Sep 2011)
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■クリエイター手抜きプロジェクト[275]Adobe Bridge CS3/CS4/CS5編
WebページをBridgeで開く
古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20110516140200.html
>
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今回は、Adobe Bridge CS3/CS4/CS5で動作するスクリプトです。Bridgeは最初のバージョンから、内部の機能が大幅に向上しています。HTTP、FTPはもちろん、ビットマップの処理(画像処理)などもできます。メニュー項目の処理などは最初のバージョンとは処理方法が異なっているので、そのままでは動作しません。
あと注意事項がひとつあります。今後説明するBridgeのスクリプトはESTK (ExtendScript ToolKit)から実行するようにしてください。Bridgeから実行すると、一部うまく動作しないものがあります。
最初のスクリプトは、指定されたURLをBridgeのウィンドウで開くものです。
new Document("http://www.openspc2.org/
");
Bridge CS3/CS4にはOperaブラウザのエンジンが搭載されているため、FirefoxやSafari/Google Chromeとは少し異なった表示になる場合があります。
一カ所だけでなく、複数のWebページを開くこともできます。この場合は以下のようにnew Docuement()を列記します(もっとよい方法もありますが、とりあえず簡単なやり方ということで)。
new Document("http://www.openspc2.org/
");
new Document("http://www.google.co.jp/
");
new Document("http://twitter.com/
");
ちなみに、一度上記のようにWebサイトを開くと、ウィンドウ左側のサイドバーにWebページのタイトルが表示されます(フォルダアイコンの横に表示されます)。フォルダアイコンやタイトル名をクリックすれば、すぐにWebページを開くことができます。また、最近使用したファイルとしても登録されるため、Bridgeを終了し再度起動したあとでも、簡単に過去に使用したWebページを開くことができます。
new Document()は、Webページだけでなく特定のフォルダを開くこともできます。例えば、MacOS Xでユーザー名がdgcrのデスクトップフォルダを開くには、以下のようにします。フォルダのパスは絶対パスにしてください。相対パスだとうまくいかないことがあります。
new Document("/Users/dgcr/Desktop");
Bridgeのウィンドウで開くのではなく、Finder/Explorerのウィンドウで開いて欲しい場合もあります。Bridgeはそのような処理も可能で、以下のようにします。
var doc = new Document("/Users/dgcr/Desktop");
doc.chooseMenuItem("Reveal");
doc.close();
BridgeにはchooseMenuItem()という便利な命令があります。これは、ユーザーがメニュー項目を選択した場合と同じ処理を実行します。"reveal"はFinderで開く、Explorerで開くという機能を示すコマンド文字になります(詳しくはBridgeのリファレンスに掲載されているので、興味のある方はどうぞ)。
最後に、以下のスクリプトでURLをお気に入りに登録しておくと、Bridgeのウィンドウで簡単にWebページを表示できます。お試しあれ。
var thumb = new Thumbnail("http://www.openspc2.org/
");
app.favorites.add(thumb);
【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
仕事の都合でAndroid端末(Galaxy S)を購入。iPhoneのように直感的に使えないので、自分用にページを作成。画面キャプチャーに行き着くまでに数時間(笑)時計が表示されている部分を指でなぞって、下まで下ろすというユーザーインターフェースは、そんな方法なのかと驚くよりも腹が立つ。Galaxy Sだとback+Homeで画面キャプチャーできるけど、何度か試してみたものの一回しかうまくキャプチャーできず、職人芸が必要なのかと思うくらい......。で、検証し始めたところで一年間にAndroid 1.6〜3.0まで(もう3.1みたいだけど)盛りだくさん。作る側は数ヶ月に一度チェックしていかないといけないんでしょうか。で、2年近くは古い端末が使われる可能性がありそうだから、かなりひどい状態になりそう......。
・Galaxy S(アンドロイド携帯)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Galaxy_S/
>
・"ソーシャル"なサイト構築のためのWeb API コーディング
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361937/
>
・すべての人に知っておいてほしい WEBデザインの基本原則
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361813
>
・iPhone/iPad×HTML5アプリ制作
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797362618
>
・HTML5+JavaScriptアイデア&実践サンプル
< http://www.amazon.co.jp/dp/4048704486
>
・JavaScriptコーディング ベストプラクティス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361791
>
・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>
・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/
>
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■明日もデザインで食べていこう![14]
CSS3の本が出ます/CSS3で平面の広大な地図を立体回転させよう
秋葉秀樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20110516140100.html
>
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えーっと、本を書きました。
5/28に毎日コミュニケーションズから発売される「CSS3デザインプロフェッショナルガイド」という本を共著で、SOY CMS2の開発者、宮澤さんと、東京のWeb制作会社、ピクセルグリッドの小山田さんや外村さん、そしてITプロフェッショナルの蒲生さん、そして弊社とみたと僕、といった豪華(?)メンバーで執筆しました。amazonではすでに公開されています。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839935467/
>
大きく3つの章に分けられていまして、入門的な章と、リファレンス的な章と、ビジュアルサンプルの章。
導入部分は、そもそもCSS3ってどんなものか? とか、どんな場面でうまく使うべきか? などを主に蒲生さんが担当してます。これはどちらかというと、私たちフロント周りの制作をしている人やデザイナーさん向けなので、今までの書籍などを読んで、どうしても難しく考えがちな人に読んでもらいたいです。
そして小山田さんや外村さんはCSS3周りの仕様書などにとても詳しく、リファレンスを担当しています。彼らの実績豊富な知識と、常に新しい情報を発信しているCSS3の最新の動向などを、分かりやすく解説したものです。
そして僕が担当したビジュアルサンプルでは、実際にCSS3で作ったサンプルを公開してます。画像を使わずにボタンを作ったり、アニメーションや3Dゲームの応用を解説したり、商品ギャラリーの見せ方だったり、フォームをカスタマイズしてもっと便利にしたり。出来るだけ分かりやすく、マニアックにならないように作ったつもりです。
実は、執筆途中でFirefoxのバージョンが4になったり、Operaのバージョンが11になったりしまして、書き直しが大変でした。
例えばFirefox、3.6までは遷移(アニメーションのようなもの)を行うtransitionプロパティがサポートされてなかったけれど、4でサポートされだした、とか。OperaではCSS3グラデーションが11から直線グラデーションだけサポートされたとか。対応ブラウザの確認をしたり、不具合やクセがないか確認したり。
そんな中こんどはInternetExploler 10の発表があって、Platform Previewがダウンロード出来るようになってるので、そっちも調べたり。本当に過渡期なんですね、まさにまっただ中。
さてさて、今日はとても簡単なサンプルなんですが、Safariで実装されているCSS3の3Dトランスフォームを試したいと思います。書籍では、3Dカードゲームのサンプルを執筆していますが、これはもっと簡単なもの。
平面の広大な地図を上空に見おろし、視点を回転させるようにしてみましょう。CSS3にカメラオブジェクトなんてないですね。だから地図を立体回転させて、自分が回っているようにみせます。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%882011-05-12%2014.55.15%EF%BC%89.html
>
この画像はちょっと使用上問題があるので、実際のサンプルでは「白地図、世界地図、日本地図が無料【白地図専門店】」さんからダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSS3 地図を上空から眺める</title>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css">
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.5.2/jquery.min.js
"></script>
<script src="3d.js"></script>
</head>
<body>
<div class="world">
<img src="world_ga_kabegami1_1024.gif" alt="地図">
</div>
</body>
</html>
これだけ、つまり地図をdivタグで囲っただけです。
そこでCSSにより、横軸(X軸)を50度回転させます。
div.world {
-webkit-transform: rotateX(50deg);
}
Safariで見るとこんな感じです。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/no_perspective.html
>
これでは、縦がつぶれて見えるだけです。
ではこれに「遠近感」をつけます。
CSS側で、まずbody要素に遠近感をつけます。
body {
-webkit-perspective: 300px;
}
結果、Safariではこう見えます。
< http://www.akibahideki.com/blog/2011/05/12/log_images/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%882011-05-12%2016.12.20%EF%BC%89.html
>
気になるのは、300pxという数値ではないでしょうか? この数値、実は大きくなればなるほど、平面的に近づいていきます。ゼロだと、まともに見えることが出来ません、数値が小さければ、遠近感もキツくなります(このあたりは書籍を読んでいただけたら)。
さて、それではキーボードの左右(←と→)で視点を360度回転するようにしましょう。回転させる対象はdiv.worldです。そして回転する軸ですが、これはrotateZになります。
元々地図を真っ正面から見るとZ方向の奥に軸を置いて回転させることになりますよね? それが親のbody要素にperspectiveがかかっているせいで、Y軸と勘違いしそうですが、Z軸を回転させることが正しいのです。
この値を4度ずつ足したり引いたりすると、地図が回ります。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/no_ease.html
>
カクカク動くのは毎回、角度が更新されているからです。瞬間で角度が変わるのではなく、それをつなげるようにアニメーションさせたいので、ここではCSS3のtransitionプロパティを使います。CSSファイルにはdiv.worldに以下を記述します。
div.world {
-webkit-transition: -webkit-transform 0.3s linear;
}
上記は「linear」がポイントです、イージングすると「くいっくいっ」と、変な動きになるので、ここはイージングなしでいきます。今度はカクカクせず、動きます。transitionが効いているからですね。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/ease.html
>
でも、これだとキーを押したタイミングで一回転したら止まります。ここはひとつ、transitionを使わずに、JavaScriptで一定間隔で数値を入れ替えた方が良さそうです。角度が入っている変数に、プラスかマイナスのスピードを都度加算するといいかな? と。
●サンプル(Safariで見ましょう)
< http://akibahideki.com/css3/20110512/index.html
>
【あきば・ひでき】
hidetaro7@gmail.com
< http://www.akibahideki.com/blog/
>
テクニカルディレクター・デザイナー。DTP黎明期からグラフィックデザインを学び、東京都営団地下鉄など交通広告を多数手がける。同時に音楽活動も活発に行い、西日本半全国ツアーなどを展開、某専門学校のテーマソングを作詞作曲、編曲から楽器全てを演奏してレコーディングするなど、マルチなクリエイティブ活動も。最近では東京と大阪の教育施設などで講師業をも務める。HTML CSS JavaScript Flash ActionScript 3DCG Movie DTP GraphicDesign...多種スキルを持つ。Web標準技術だけに執着せず、全てのメディアで説得力のある表現にチカラを注ぎたい、そんな仕事をしたい。
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■編集後記(5/16)
・浅田次郎「一刀斎夢録」上巻を読んでいる。いきなり登場するのが龍馬暗殺である。一刀斎うしろから読むと斎藤一、近衛師団の梶原中尉に対する彼の語りによれば、実行犯は斎藤一本人だ。手元にある子母澤寛「新選組始末記」でも、綱淵謙錠「人物列伝幕末維新史」でも、司馬遼太郎「竜馬が行く」でも、池波正太郎「近藤勇白書」でも、龍馬暗殺は見廻組の犯行と断じている。当時の龍馬の敵はいくらでもあったから、誰が殺ってもおかしくない。なにがなんでも武力倒幕を目指す薩摩の密命で、暗殺企画は伊東甲子太郎だ。龍馬を切って、新選組の仕業と見せかければ、在京の土佐の勢力が報復に出て、相討ちとなれば武力倒幕への道が拓ける。龍馬が死ねば、彼の考えた談合による政権交代は烏有に帰する、というシンプルな仕組みだ。手が込んだことに、事件当日の午後、伊東は斎藤を伴って龍馬に会い「新選組が狙っているから気をつけよ。この者は新選組に戻っているが、じつはわが配下、用心のために差し遣わす」と忠告する。よって、斎藤は当夜やすやすと龍馬の部屋に入りこめた。その後の進行もじつにリアルで説得力があり、これが真実ではないかとさえ思わされる。斎藤が去ったあと見廻組が龍馬と中岡を切り刻んだという。なんというみごとな話術だ。早々とこんな大きなテーマが語られてしまい、あとはどうなるのか心配になるが、さすが浅田版新選組はおもしろいだけでなく泣ける展開になる。新選組の面々の、偏屈者・斎藤による人物評も読ませる。ああ、一刀斎に天誅をくわえてほしい卑劣な男が数人いるんだがなあ。政界に。(柴田)
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・昨日は秋葉さんの結婚式。おめでとうございます!/ショッピングサイト。営業日の書かれていないところが、結構多い。「翌営業日に発送します」とあっても、営業日がわからないから、ほかの早く発送してくれそうなところを探す。まぁ土日祝休みなんだろうなぁとは想像できるんだけど、世の中、水曜日休みのところや、完全週休二日制じゃないところも多いわけで。年中無休のところも、年中無休ですとは書かれていないところが多く、問い合わせ電話受付時間は平日の10時〜17時とあるので、それが営業時間なのだろうと推測したら、「ネット銀行だと土日でも入金が確認できます」とあって「?」。確認だけされてもな〜と、一応、発送可能日の記載を探すことになる。もちろん載っていないから、えいやっと注文してみたら、その日のうち、たとえ日曜日でも発送されたりする。翌日の月曜日着だと仕事の場合、ロスタイムが少なく便利。年中無休って強みだと思うから書けばいいのに。営業日カレンダーを載せているところや、アマゾンのように発送可能日が時間によって変わったり、アスクルのようにルールを明示しているところはいいよね。前にも書いたアップルストアの「24時間以内出荷」は、営業日の24時間以内なので、金曜日の夜に注文しても出荷が月曜日になったりして(火曜日着)、なんじゃそりゃー! だったんだよな〜。ちゃんと読まない私が悪いんだけど、パソコンやパソコンメンテナンスツール、メモリなんかは、仕事に大きな支障のない土日や休暇中に触りたいので、月曜日に出荷されても、一週間のロスが発生するのである。ええ、木曜日に注文すればいいのよ。月〜金は仕事漬け。一週間の仕事がほぼ片付き、何かあったら土日に取り返せると思って、ほっこりしてしまう金曜日にやっちゃうんだよな〜。お客さんからの連絡の入りにくい、土日にやっちゃうんだよな〜。(hammer.mule)